JP4117836B2 - ヤーン、ファイバー及びフィラメントの製造方法 - Google Patents

ヤーン、ファイバー及びフィラメントの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、ポリアミドベースのヤーン、ファイバー及びフィラメントの製造方法、並びにその製造方法から得られるヤーン、ファイバー及びフィラメントに関する。
ポリアミドベースのヤーン、ファイバー及びフィラメントは、ポリアミド又はポリアミドベースの組成物の溶融紡糸により製造される。溶融紡糸は、ポリアミド又は組成物を口金を通して押出し、口金の出口で冷却する。その製品は多くの分野で使用されるために製造され、例えば繊維産業用マルチフィラメントヤーン、紡糸処理用又は不織布製造用繊維、フロック加工される短繊維形成のための切断用ケーブル並びに特定用途、特に産業用のモノフィラメント及びマルチフィラメント等が挙げられる。
ヤーン、ファイバー及びフィラメントの製造方法は、特に紡糸速度に関して非常に多様化しており、製造方法の種類により、得られる製品は異なった特性を有する。
ヤーン、ファイバー及びフィラメントの製造方法では、様々な種類が公知である。例えば、POY(Partially Oriented Yarn)(半延伸糸)高速紡糸法(3500m/分を超える速度)、FOY(Fully Oriented Yarn)(超高速紡糸)として知られているISD(Integrated Spinning-Drawing)直接延伸紡糸法、及びHOY(Highly Oriented Yarn)(5500m/分を超える速度)(超高速紡糸)法が挙げられる。又、LOY(Low Oriented Yarn)低速紡糸法(3500m/分未満の速度)も挙げられる。これらの製造方法、特にLOY製造法は、その製品の機械的性質を改良するための延伸工程を含む。この延伸工程は、モノフィラメントの製造のためにも行なわれる。更に用途に応じて、延伸操作は、上記記載の製造法により得られる全ての種類のヤーンに適用できる。このように、POY製造方法により得られたヤーンの多くは、紡糸工程から直接延伸されるか、分離されたヤーンの引き取りを含む工程により延伸される。
これらの製造方法は、当業者に公知である。これらは例えば、紡糸速度、口金の出口での冷却方法、及び実行可能な延伸操作において互いに異なる。更に、得られた製品は、通常、特殊加工(texturizing)、ラッチング(ratching)、撚り加工(twisting)及び固定化(setting)等の種々の特別な処理を受ける。
使用される製造方法及びこれらの製造方法の技術的限界は、使用されるポリアミド又はポリアミドベースの組成物の性質にかなりの範囲で左右される。従って使用可能な紡糸速度、温度及び圧力は、例えば熱安定性及び溶融粘度等の紡糸されるポリマー又は組成物の性質により決定される。
これらの製造方法の製造効率を改良する、即ち単位時間当りで製造可能なヤーンを最も長くするために、更に研究がなされた。
これらの紡糸法の製造効率、特に紡糸速度を改良するため、紡糸される組成物へ改質剤を添加することによりその組成物の流動学的特性を改質することが提案された。
例えば、米国特許第5962131号には、ポリエチレンテレフタレートベースの予備延伸されたヤーンの製造において、ベースポリマー中に少量の含有物となるように非混和性コポリマーの溶融状態での添加が記載されている。
又、フランス特許第FR2677376号には、ポリアミドベースの予備延伸されたヤーンの製造において、ナノメーターサイズの無機性粒子の添加が記載されている。これらの粒子の存在により紡糸速度は増加するが、紡糸中の切断発生間隔が大きくなる程度に粒子を均一に分散させることは困難である。
本発明の目的の一つは、紡糸法全体の製造効率を改良することのできる、特に製造されるヤーンの延伸性の改良により、例えば同一の紡糸速度で紡糸して製造されるヤーン長さが時間単位当りより長くすることが可能となるような、分子構造を有するポリアミド組成物ベースのヤーン、ファイバー及びフィラメントの製造方法を提供することである。
従って、本発明は、合成ポリアミドベースのヤーン、ファイバー及びフィラメントの製造方法であり、下記操作(i)及び(ii)、又は(i)〜(iii)を含む製造方法を提供する:
(i)溶融状態での、下記化合物A及びBの混合操作:
化合物A:直鎖状ポリアミド、
化合物B:1以上の核及び、その核に結合された、アミノ酸及び/若しくはラクタムモノマーから得られた、少なくとも3つのポリアミド分枝若しくは3つのポリアミドセグメントを有する、星形又はH形高分子鎖を含有するポリアミド又はポリアミド組成物、又は更にアミノ酸及び/若しくはラクタムモノマーから得られた直鎖状ポリアミド高分子鎖を含有するポリアミド又はポリアミド組成物であり、ISO規格1133に準拠して、275℃、100g荷重で測定されたメルトフローインデックスが20g/10分を超えるもの;並びに
少なくとも3つの同一の酸又はアミン基を有する多官能化合物;から選ばれた一種、
(ii)溶融混合状態での紡糸操作、
(iii)上記で得られたヤーン、ファイバー又はフィラメントの延伸操作。
本発明には多くの利点があり、これらは特に使用されるプロセスに依存する。これらの利点は、紡糸操作及び特に次に続く延伸等の操作において発揮される。これらの利点は、製造方法の製造効率の改良を可能とし、非常に低い番手のヤーン又はファイバー等の特殊製品の製造を可能とする。
「紡糸」とは、口金を通して溶融状態の材料を押出す操作、及び続いて行なわれる口金及び少なくとも最初の引き取り点間での冷却操作を表す。「ヤーン、ファイバー及びフィラメントの製造方法」とは、ヤーン、ファイバー及びフィラメントを得ることとなる工程の組み合わせを表す。この製造方法は特に紡糸操作を含むが、紡糸された製品の機械的性質を改良し、例えばこれらの製品を使用するプロセス及びそれらを処理するプロセスに適用できる破壊係数及び残留破断点伸びを得ることを可能とする延伸工程(連続式又は反復式)等の、紡糸操作後に行なわれる他の操作も含む。紡糸された製品の処理プロセスとして、リラックス処理、カーリング(curling)、特殊加工、ヒートセッティング及び染色処理が挙げられる。
本発明の製造方法は、少なくとも2の化合物、化合物A及び化合物Bの溶融混合操作を含む。この2つの化合物は、熱可塑性である。混合は、2種の熱可塑性化合物の混合物を製造するために従来使用されている装置、例えば単軸スクリュー又は二軸スクリュー及び/又はバリヤ−スクリュー押出機により行なうことができる。例えば粒子状化合物Bを溶融状態の化合物Aへ添加することも、粒子状の化合物A及び化合物Bを共に混合してから粒子の混合物を溶融することもできる。又、顔料、艶消し剤、紡糸調整剤(dull-spinning agents)、触媒、熱及び/又は光安定剤、抗菌剤及び防カビ剤等の他の添加物を、混合物へ添加することもできる。例えば紡糸調整剤として、例えば二酸化チタン又は硫化亜鉛粒子が挙げられる。
溶融混合に続き、固体化及び粒子化が行なわれ、固体化された混合物は次に紡糸操作の為に再溶融されてもよい。好ましくは、中間での固体化及び粒子化なしに、溶融混合操作の次に直接紡糸操作が行なわれる。
化合物の混合物は、溶融紡糸される。この操作は、適切に選択された温度及び圧力下で口金を通す押出により行なわれる。公知の全ての紡糸装置が使用できる。
本発明において化合物Aは、直鎖状ポリアミド又は直鎖状ポリアミドベースの組成物である。使用できるポリアミドとして、好ましくはラクタム及び/又はアミノ酸から得られる種類のポリアミドが挙げられる。特に好ましくは、ナイロン−6、ナイロン−11、ナイロン−12及びそのブレンド並びにこれらのポリアミドをベースとするコポリマーが挙げられる。直鎖状ポリアミドは、単体又は上記添加物の一種等との組成物の形で混合操作に使用できる。
本発明において化合物Aは、二塩基酸モノマー及びジアミンモノマーから得られた、直鎖状ポリアミド又は直鎖状ポリアミドベースの組成物でも好ましい。二塩基酸モノマーの例として、好ましい酸であるアジピン酸、その他デカン酸又はセバシン酸、ドデカン酸、並びにテレフタル酸及びイソフタル酸等のフタル酸が挙げられる。ジアミンモノマーとして、ヘキサメチレンジアミン、メチルペンタメチレンジアミン、4,4’−ジアミノジシクロヘキシルメタン、ブタンジアミン及びメタキシリレンジアミンが挙げられる。これらのモノマーから得られるポリアミドは、特にナイロン−6,6(ポリヘキサメチレンジアミンアジペート)、ナイロン−4,6及びナイロン−6,12である。中でも本発明に好ましい直鎖状ポリアミドは、上記ポリアミドに相当する繰り返し単位を少なくとも90mol%含有し、他の繰り返し単位は二塩基酸、ジアミン、アミノ酸又はラクタムモノマー由来であってもよいコポリアミドである。コポリアミドとして、特にナイロン−6単位を5mol%未満で含有するナイロン−6,6/6コポリアミドが挙げられる。本発明に好ましいポリアミドは又、これらのポリマーの製造に従来使用されている単官能性モノマーを、分子量調節剤(chain-limiter)として含んでもよい。
本発明の化合物Bの第一の例は、星形又はH形高分子鎖及び、適当な場合には直鎖状高分子鎖を含有するポリマー又はポリマー組成物である。このような星形又はH形高分子鎖を含有するポリマー又はポリマー組成物は、例えばフランス特許第FR2743077、FR2779730号、米国特許第5959069号、欧州特許第EP0632703、EP0682057及びEP0832149号に記載されている。これらの化合物は、直鎖状ポリアミドと比較して改良されたメルトインデックスを有することが知られている。本発明で使用される化合物Bのポリマー又はポリマー組成物は、ISO規格1133に準拠して、275℃、100g荷重で測定されたメルトインデックスが、20g/10分を超えるものである。
星形又はH形高分子鎖は、少なくとも3つの反応性官能基を有し、全ての反応性官能基は同一である多官能化合物を使用して得ることができる。この化合物は、重合プロセスにおいて他のモノマー存在下でコモノマーとして使用できる。又、押出操作中にポリアミドに接触させておくこともできる。
星形又はH形高分子鎖は、核及び少なくとも3つのポリアミド分枝を有する。分枝は、核にアミド基又は他の機能性基による共役結合を通して結合されている。核は、有機性又は有機金属化合物、好ましくは炭化水素ベースの化合物であり、ヘテロ原子を含有してもよく、分枝が結合しているものである。分枝はポリアミド鎖である。それらは、特にH形構造の場合分枝している。分枝を構成するポリアミド鎖は、好ましくはラクタム又はアミノ酸の重合により得られる種類であり、例えばナイロン−6型である。
化合物Bは、星形又はH形鎖に加え任意で更に直鎖状ポリアミド高分子鎖を含有してもよい。星形又はH形高分子鎖の、星形又はH形高分子鎖及び直鎖の合計に対する化合物B中の重量比は、0.1以上1以下であり、好ましくは0.5〜1である。
本発明の製造方法において、化合物Bの第1の好ましい例は、星形ポリアミド、即ち星形高分子鎖を含有し、下記(a)及び(b)、又は(a)〜(c)を含有するモノマーブレンドを使用する共重合により得られるポリアミドである:
(a)アミン、カルボン酸及びそれらの誘導体から選ばれた少なくとも3つの、全て同一の反応性官能基を含有する多官能化合物、
(b)下記一般式(IIa)及び/又は(IIb)で表されるモノマー:
X−R2−Y ・・・式(IIa)
Figure 0004117836
(c)下記一般式(III)で表されるモノマー:
Z−R3−Z ・・・式(III)
但し;R2及びR3は同一又は異なり、置換又は非置換の、脂肪族、環状脂肪族又は芳香族の、ヘテロ原子を含有してもよい、2〜20の炭素原子を含有する炭化水素ベースの基を表し、Yは、Xがカルボキシル基を表す時は第1級アミン基であり、Xが第1級アミン基を表す時はカルボキシル基であり、Zは多官能化合物の反応性官能基と同一の官能基を表す。
このような製造プロセスは、フランス特許第FR2743077及びFR2779730号に記載されている。
コモノマー(c)が使用される場合、重合(重縮合)反応は熱力学平衡に達するまで有利に行われる。
このモノマーブレンドは、分子量調節剤、触媒系又は添加物などの他の化合物を含んでもよい。
この製造方法は、星形高分子鎖を形成する一方、直鎖状高分子鎖も形成する。鎖の合計数に対する星形高分子鎖の割合(パーセンテージ)PSは、下式で定まる。
(多官能化合物が4反応性官能基を含有する場合)
Figure 0004117836
但し、反応性官能基が酸基の場合;
Figure 0004117836
反応性官能基がアミン基の場合;
Figure 0004117836
ここで、T0は、多官能化合物のモル数を表す。N0は、式(IIa)又は(IIb)のモノマーの初期モル数を表す。R0は、式(III)のモノマーの初期モル数を表す。
(多官能化合物が3反応性官能基を含有する場合)
Figure 0004117836
但し、反応性官能基が酸基の場合;
Figure 0004117836
反応性官能基がアミン基の場合;
Figure 0004117836
ここで、T0は、多官能化合物のモル数を表す。N0は、式(IIa)又は(IIb)のモノマーの初期モル数を表す。R0は、式(III)のモノマーの初期モル数を表す。
本発明の製造方法において、化合物Bの第2の好ましい例は、H形ポリアミド、即ち下記(a)〜(d)を含有するモノマーブレンドを使用した共重合により得られるH形高分子鎖を有するポリアミドである:
(a)アミン、カルボン酸及びそれらの誘導体から選ばれた少なくとも3つの、全て同一の反応性官能基を含有する多官能化合物を、マトリックス1g当り1〜50μmol、
(b)ラクタム及び/又はアミノ酸、
(c)ジカルボン酸及びジアミンから選ばれた二官能性化合物、
(d)アミン、カルボン酸及びそれらの誘導体から選ばれた官能基を有する多官能化合物。
但し;(a)の官能基が酸の場合に(c)及び(d)の官能基はアミンであり、
(a)の官能基がアミンの場合に(c)及び(d)の官能基は酸であり、
(a)の官能基と(c)及び(d)の官能基の合計との当量比は1.5〜0.66であり、
(c)の官能基と(d)の官能基との当量比は0.17〜1.5である。
このような製造方法及びポリマーは、米国特許第5959069号に記載されている。
本発明の製造方法において、化合物Bの第3の好ましい例は、ラクタム及び/又はアミノ酸の重合により得られる種類のポリアミドと、アミン及びカルボン酸基から選ばれる少なくとも3つの同一の反応性官能基を有する多官能化合物との、例えば押出機を使用した溶融混合により得られる。この様なポリアミドとしては、例えばナイロン−6が挙げられる。
この製造プロセスは、欧州特許第EP0682070及びEP0672703号に記載されている。
本発明の製造方法において、化合物Bのその他の例は、上記及び下記星形ポリアミド及び/又はH形ポリアミドの合成用の核として使用される多官能化合物である。この化合物は、直接溶融状態の化合物Aへ、星形ポリアミド又はH形ポリアミド型の化合物Bの導入プロセスと同様の方法で添加される。
使用される多官能化合物は、分枝構造又は樹枝状構造を有する化合物から選ばれてもよい。それらは又、式(I)で表される化合物から選ばれてもよい。
1−[−A−z]m ・・・式(I)
但し;R1は、少なくとも2の炭素原子を含有し、ヘテロ原子を含有してもよい直鎖状又は環状、芳香族又は脂肪族炭化水素ベースの基であり、
Aは共役結合又は1〜6の炭素原子を含有する脂肪族炭化水素ベースの基であり、
Zは第1級アミン基又はカルボキシル基を表し、
mは3〜8の整数である。
好ましいR1基は、4価のシクロヘキサノイル基等のシクロ脂肪族基、又は1,1,1−トリイルプロパン若しくはl,2,3−トリイルプロパン基のいずれかである。
又、本発明のR1基として、置換又は非置換の;3価のフェニル及びシクロヘキサニル基;EDTA(エチレンジアミンテトラ酢酸)由来の基等の、好ましくは2〜12の数のメチレン基を有する4価のジアミノポリメチレン基;8価のシクロヘキサノイル又はシクロヘキサジノニル基;並びに、グリコール、ペンタエリスリトール、ソルビトール又はマンニトール等のポリオールとアクリロニトリルとの反応により得られる化合物由来の基も挙げられる。
更に、基Aとして、メチレン性又はポリメチレン性基、例えばエチル、プロピル若しくはブチル基;ポリオキシエチレン性基等のポリオキシアルキレン性基も好ましく挙げられる。
数mは、好ましくは3以上であり、更に好ましくは3又は4である。
多官能化合物のX−Hで表される反応性基は、アミド基を形成できる基である。
式(I)の多官能性化合物の例として、2,2,6,6−テトラ(β−カルボキシエチル)シクロヘキサノン、及び下式で表されるジアミノプロパン−N,N,N’,N’−テトラ酢酸が挙げられる。
Figure 0004117836
又、トリメチロールプロパン又はグリセロールとプロピレンオキシドとの反応、及び得られた反応物のヒドロキシル末端基のアミノ化から得られる化合物も挙げられる。この化合物は、ハンツマン(Huntsman)社から商標Jeffamines Tとして市販されており、下記一般式で表される。
Figure 0004117836
但し;R1は、1,1,1−トリイルプロパン又はl,2,3−トリイルプロパン基を表し、Aは、ポリオキシエチレン性基を表す。
好ましい多官能化合物として、例えば米国特許第5346984、米国特許第5959069号、国際公開第96/35739号並びに欧州特許第EP672703号に記載されているものが挙げられる。
多官能化合物として、好ましくはニトリロトリアルキルアミン、更に好ましくはニトリロトリエチルアミン;好ましくはジアルキレントリアミン、更に好ましくはジエチレントリアミン;トリアルキレンテトラミン及びテトラアルキレンペンタミン;アルキレン、好ましくはエチレン又は4−アミノエチル−l,8−オクタンジアミンが挙げられる。
好ましい多官能化合物として、例えば式(II)で表されるデンドリマーも挙げられる。
(R2N−(CH2)n)2−N−(CH2)x−N−((CH2)n−NR2)2 ・・・式(II)
但し;Rは水素原子又は基−(CH2n−NR1 2、ここでR1は水素原子又は基−(CH2n−NR2 2、ここでR2は水素原子又は基−(CH2n−NR3 2、ここでR3は水素原子又は基−(CH2n−NH2であり、nは2〜6の整数であり、xは2〜14の整数である。
nは、好ましくは3又は4の整数、更に好ましくは3である。xは、好ましくは2以上6以下の整数、更に好ましくは2、3又は4、特に好ましくは2である。基Rは、それぞれその他から独立して選ばれ、好ましくは水素原子又は基−(CH2n−NH2である。
本発明の多官能化合物として、例えば3〜10、好ましくは3又は4のカルボン酸基を含有する多官能化合物が挙げられる。これらの中で、好ましくはベンジル、ナフチル、アントラセニル、ビフェニル及びトリフェニル基等の芳香族環及び/又はヘテロ環を含有する化合物;又はピリジン、ビピリジン、ピロール、インドール、フラン、チオフェン、プリン、キノリン、フェナントレン、ポルフィリン、フタロシアニン及びナフタロシアニン等のヘテロ環化合物が挙げられる。更に好ましくは、3,5,3’,5’−ビフェニルテトラカルボン酸、フタロシアニン由来の酸、ナフタロシアニン由来の酸、3,5,3’,5’−ビフェニルテトラカルボン酸、1,3,5,7−ナフタレンテトラカルボン酸、2,4,6−ピリジントリカルボン酸、3,5,3’,5’−ビピリジルテトラカルボン酸、3,5,3’,5’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸及び1,3,6,8−アクリジンテトラカルボン酸であり、最も好ましくはトリメシン酸及び1,2,4,5−ベンゼンテトラカルボン酸である。
核が対称点を有するヘテロ環状である多官能化合物も挙げられ、例えば1,3,5−トリアジン、1,4−ジアジン、メラミン;2,3,5,6−テトラエチルピペラジン、1,4−ピペラジン及びテトラチアフルバレン由来の化合物が挙げられる。中でも1,3,5−トリアジン−2,4,6−トリアミノカプロン酸(TTAC)が好ましい。
化合物Bの、化合物A及びBの合計重量に対する混合物(ブレンド)中の重量割合は、好ましくは30%未満、更に好ましくは20%未満、特に好ましくは15%未満である。ここにおいて、存在する可能性のある他の添加物は勘定に入れない。
化合物A及びBのブレンドから得られるヤーン、ファイバー及びフィラメントは、星形又はH形ポリアミド高分子鎖及び直鎖状ポリアミド鎖を含有する。星形又はH形高分子鎖の、星形又はH形高分子鎖及び直鎖状高分子鎖の合計重量に対する重量割合は、好ましくは25%未満、更に好ましくは15%未満である。
本発明の製造方法の第1の例として、3500m/分を超える速度でのマルチフィラメントヤーン製造用の、POY、HOY若しくはFEI型高速紡糸法、又はファイバー製造用LOY製造方法が使用できる。
得られるヤーンは、驚くべきことにその機械的性質として、従来使用されてきたナイロン−6,6等の直鎖状ポリアミドから得られるヤーンよりも大きな延伸性を示し、繊維産業等の種々の用途での従来品に比べても遜色なく使用できる。特に、本発明の製造方法で得られた製品は、ナイロン−6,6ヤーンで示されるのと同一の破壊係数及び残留破断点伸びを示す。
従って、本発明により改良された延伸性は、紡糸速度の増加、得られたヤーンに適用される延伸倍率の増加、並びにこれら2つの増加が共に生じることによって、ヤーンの製造方法の製造効率の改良を可能とする。即ち、本発明の製造方法により、本発明で得られるヤーンの破壊係数及び残留破断点伸びが同程度の直鎖状ポリアミドヤーンに適用される延伸倍率より大きな全体延伸倍率(紡糸工程及び延伸工程の合計延伸倍率)を適用して、ヤーン、ファイバー又はモノフィラメントを製造することができる。
又、本発明の製造方法は、例えば0.8dtex未満、好ましくは0.6dtex未満の非常に細かい番手のヤーンを、溶融紡糸及び延伸で製造することができる。特に、本発明の製造方法では、直鎖状ポリアミドを得るのと同様の方法で、同様の装置を使用して、細かい番手のヤーンを口金の出口で製造することができる。しかし、本発明の製造方法で得られるヤーンにはより高い延伸倍率を適用できるため、本発明で得られるヤーンの最終番手を、同じ機械的性質を有する従来品よりも小さくできることは容易に理解できる。この(高い延伸倍率を適用できる)可能性は、非常に小さい番手のファイバーを製造する場合に特に有利である。
本発明の第2の例として、本発明の製造方法を使用して、高分子量の直鎖状ポリアミドを出発物質としてヤーン、ファイバー及びフィラメントを製造できる。これらのポリアミドは、通常、耐摩耗性等の機械的性質及び/又は耐薬品性又は耐熱特性の改良のために使用され、特に抄紙機用フェルト繊維の製造に使用される。化合物Bの使用により、化合物B無しの場合よりもより低い温度及び/又は圧力で紡糸することが可能となる。従って、より自由度の高いプロセスで、ポリアミドの分子量が高いためにより耐摩耗性であるヤーンを得ること又は同じ程度の特性のファイバーを得ることが可能となる。直鎖状ポリアミドとして、例えば0.01g/ml濃度の96%硫酸溶液中、25℃で測定された相対粘度が3.5を超え、好ましくは3.8を超えるナイロン−6が挙げられる。
化合物A及びBの混合操作中、これら化合物は、好ましくは水分含有量0.3%未満のドライ状態で導入され、ポリアミドの重縮合の触媒作用をすることのできる化合物が、好ましくは0.005%〜5%の重量濃度で添加されてもよい。この触媒化合物は、リン酸又はトリス(2,4−ジ−tert−ブチルフェニル)フォスファイト(CIBA社から商標Irgafos168として単体で市販されており、N,N−ヘキサメチレン−ビス(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシヒドロシンナミド)とのブレンドが商標IrganoxB1171として市販されている)等のリン化合物から選ばれてもよい。この化合物は、粉状又は濃縮物の状態でポリアミドマトリックス(マスターバッチ)へ添加することができる。種々の化合物の混合は、単軸スクリュー又は二軸スクリュー押出機で行なうことができる。
抄紙機フェルト用不織布として使用される繊維の製造では、紡糸は通常1000m/分未満の適度な速度で行なわれ、次に延伸操作が行なわれる。
本発明の他の詳細又は効果は、下記実施例により更に明らかにされるが、下記実施例は本発明を制限するものではない。
下記化合物A〜Cが使用された。
化合物A:0.01g/ml濃度の90%ギ酸溶液中、25℃で測定した粘度が136ml/g、ポリマーの酸末端基(GTA)濃度55meq/g及びポリマーのアミン末端基(GTC)濃度66meq/gのナイロン−6、6。
化合物B:フランス特許第FR2743077号に記載されている製造方法により、0.5mol%の2,2,6,6−テトラ(カルボキシエチル)シクロヘキサノン存在下でカプロラクタムを使用する共重合で得られる星形ポリアミドであり、約80%の星形高分子鎖及び20%の直鎖状高分子鎖を含有し、上記記載の方法により測定した粘度が98.2ml/g、GTA13.9meq/g、GTC165.3meq/g及び溶融状態のメルトインデックスは、275℃、100g荷重で、55g/10分である星形ポリアミド。
化合物C:0.01g/ml濃度の96%硫酸溶液中、25℃で測定された相対粘度が約3.8の、BASF社から商品番号B4000として市販されているナイロン−6。
ヤーンの残留破断点伸び及び破壊応力特性は、50%RH及び23℃に空気調節された室内に設置されたエリクセン試験機(Erichsen tensile testing machine)により、ヤーンを72時間これらの条件下で放置した後に検査された。ヤーンの初期長は50mmであり、運転速度は、50mm/分であった。これらの測定は、ISO規格2062又はAFNOR規格07−002に準拠して行なわれた。
(実施例1〜4)
化合物を、一軸スクリュー押出機を使用して溶融混合し、次に溶融体を紡出の開始点での速度(紡糸速度)4200m/分で紡糸して、34フィラメントからなる、下記表1に記載されている下記合計番手を有する連続ヤーンを得た。紡糸条件を下記表1に記載し、得られたヤーンの性質を表2に記載した。
Figure 0004117836
Figure 0004117836
速度4200m/分で得られたヤーンを延伸台上で延伸し、得られたヤーンの性質を下記表3に記載した。
Figure 0004117836
これらの試験により、(ナイロン−6、6ヤーンより)高い延伸倍率を本発明のヤーンに適用して、ナイロン−6、6ヤーンと同一の5%伸び時の破壊係数を有し、かつより高い破断点伸びを有するヤーンを得ることが可能であることが明らかである。この高い破断点伸び特性は、ヤーンの加工性を改良することができる。
(実施例5)
化合物を、二軸スクリュー押出機を使用して溶融混合し、次に溶融体を紡出の開始点での速度3300m/分で紡糸して、10フィラメントあたり55dtexの連続マルチフィラメントヤーンを得た。温度、圧力及び紡糸速度並びに得られたヤーンの性質を、下記表4に記載した。
(比較例6)
化合物Cのみを使用して実施例5と同様にヤーンを調製した。温度、圧力及び紡糸速度並びに得られたヤーンの性質を、下記表4に記載した。
Figure 0004117836

Claims (19)

  1. 合成ポリアミドベースのヤーン、ファイバー及びフィラメントの製造方法であり、下記操作(i)及び(ii)、又は(i)〜(iii)を含む製造方法:
    (i)溶融状態での、下記化合物A及びBの混合操作、但し化合物Bの、化合物A及びBの合計重量に対する混合物中の重量割合は0を超え30%未満である
    化合物A:直鎖状ポリアミド、
    化合物B:有機性化合物又は有機金属化合物であり、少なくとも3つの反応性官能基を有しかつ全ての反応性官能基は同一である多官能化合物を使用して得られる1以上の核及び、その核に結合された、アミノ酸及び/若しくはラクタムモノマーから得られた、少なくとも3つのポリアミド分枝若しくは3つのポリアミドセグメントを有する、星形又はH形高分子鎖を含有するポリアミド又はポリアミド組成物、又は更にアミノ酸及び/若しくはラクタムモノマーから得られた直鎖状ポリアミド高分子鎖を含有するポリアミド又はポリアミド組成物であり、
    ISO規格1133に準拠して、275℃、100g荷重で測定されたメルトフローインデックスが20g/10分を超えるもの、
    (ii)溶融混合状態での紡糸操作、
    (iii)上記で得られたヤーン、ファイバー又はフィラメントの延伸操作。
  2. 星形又はH形高分子鎖の、星形又はH形高分子鎖及び直鎖の合計に対する化合物B中の重量比が0.1〜1である請求項1の製造方法。
  3. 化合物Bは下記(a)及び(b)、又は(a)〜(c)を含有するモノマーブレンドを使用した共重合により得られる星形ポリアミドである請求項1又は2の製造方法:
    (a)アミン、カルボン酸及びそれらの誘導体から選ばれた少なくとも3つの、全て同一の反応性官能基を含有する多官能化合物、
    (b)下記一般式(IIa)及び/又は(IIb)で表されるモノマー:
    X−R2−Y ・・・式(IIa)
    Figure 0004117836
    (c)下記一般式(III)で表されるモノマー:
    Z−R3−Z ・・・式(III)
    但し;R2及びR3は同一又は異なり、置換又は非置換の、脂肪族、環状脂肪族又は芳香族の、ヘテロ原子を含有してもよい、2〜20の炭素原子を含有する炭化水素ベースの基を表し、
    Yは、Xがカルボキシル基を表す時は第1級アミン基であり、Xが第1級アミン基を表す時はカルボキシル基であり、
    Zは多官能化合物の反応性官能基と同一の官能基を表す。
  4. 化合物Bは、下記(a)〜(d)を含有するモノマーブレンドを使用した共重合により得られるH形ポリアミドである請求項1又は2の製造方法:
    (a)アミン、カルボン酸及びそれらの誘導体から選ばれた少なくとも3つの、全て同一の反応性官能基を含有する多官能化合物である化合物Bを、ポリマー1g当り1〜50μmol、
    (b)ラクタム及び/又はアミノ酸、
    (c)ジカルボン酸及びジアミンから選ばれた二官能性化合物、
    (d)アミン、カルボン酸及びそれらの誘導体から選ばれた官能基を有する多官能化合物。
    但し;(a)の官能基が酸の場合に(c)及び(d)の官能基はアミンであり、
    (a)の官能基がアミンの場合に(c)及び(d)の官能基は酸であり、
    (a)の官能基と(c)及び(d)の官能基の合計との当量比は1.5〜0.66であり、
    (c)の官能基と(d)の官能基との当量比は0.17〜1.5である。
  5. 化合物Bは、アミン、カルボン酸及びそれらの誘導体から選ばれた少なくとも3つの、全て同一の反応性官能基を含有する多官能化合物と、ラクタム及び/又はアミノ酸との重合により得られる種類のポリアミドの押出により得られる請求項1又は2の製造方法。
  6. 多官能化合物は、分枝構造又は樹枝状構造を有する請求項3〜5いずれかの製造方法。
  7. 多官能化合物は、式(I)で表される請求項3〜5いずれかの製造方法:
    1−[−A−z]m ・・・式(I)
    但し;R1は、少なくとも2の炭素原子を含有し、ヘテロ原子を含有してもよい直鎖状又は環状、芳香族又は脂肪族炭化水素ベースの基であり、
    Aは共役結合又は1〜6の炭素原子を含有する脂肪族炭化水素ベースの基であり、
    Zは第1級アミン基又はカルボキシル基を表し、
    mは3〜8の整数である。
  8. 多官能化合物は2,2,6,6−テトラ(β−カルボキシエチル)シクロヘキサノン、トリメシン酸、2,4,6−トリ(アミノカプロン酸)−1,3,5−トリアジン及び4−アミノエチル−1,8−オクタンジアミンから選ばれる請求項7の製造方法。
  9. 化合物Bの、化合物A及びBの合計重量に対する混合物中の重量割合は20%未満である請求項1〜8いずれかの製造方法。
  10. 化合物Bの、化合物A及びBの合計重量に対する混合物中の重量割合は15%未満である請求項の製造方法。
  11. 星形又はH形高分子鎖の、化合物A及びBの合計重量に対する混合物中の重量割合は25%未満である請求項1〜10いずれかの製造方法。
  12. 星形又はH形高分子鎖の、化合物A及びBの合計重量に対する混合物中の重量割合は15%未満である請求項11の製造方法。
  13. 化合物Aは、ナイロン−6、ナイロン−11、ナイロン−12及びそのブレンド並びにこれらのポリアミドをベースとするコポリマーから選ばれたポリアミドである請求項1〜12いずれかの製造方法。
  14. 化合物Aは、3.5を超える相対粘度を有するナイロン−6である請求項13の製造方法。
  15. 化合物Aは、二塩基酸モノマー及びジアミンモノマーから得られた直鎖状ポリアミドである請求項1〜12いずれかの製造方法。
  16. 化合物Aは、アジピン酸及びヘキサエチレンジアミンから得られたナイロン−6,6である請求項15の製造方法。
  17. 化合物Aは、ヘキサメチレンジアミン−アジピン酸繰り返し単位を90mol%以上含有するコポリアミドである請求項15又は16の製造方法。
  18. ポリアミドの重縮合の触媒活性を有する化合物が、乾燥状態の化合物A及びBに添加される請求項1〜17いずれかの製造方法。
  19. 紡糸は、3500m/分を超える紡糸速度で行なわれる請求項1〜18いずれかの製造方法。
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