JP4115401B2 - 斜板式流体圧機器 - Google Patents

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本発明は、ポンプ又はモータ等として使用される、斜板式流体圧機器に関し、特に、作動流体として水のような粘度が低い流体が用いられた場合であっても、シール性能が低下することがない斜板式流体圧機器に関する。
図7は、従来の斜板式流体圧機器の一例である斜板型アキシャルピストンポンプの構成を示す断面図であって、同図中符号1はケーシング、2はエンドプレート、3はグレードル、4は回転軸、5はシリンダブロック、6はピストン、7はピストンシュー、8は斜板、9はバルブプレートである。
エンドプレート2はケーシング1の一端部に、また、グレードル3はエンドプレート2の他端部に夫々装着され、これらの中央部に個別に設けた軸受11によって回転軸4が回転自在に軸支されている。エンドプレート2には、作動流体である水の出入り口をなす吸入口12と吐出口13とが夫々設けられている。これらケーシング1とエンドプレート2とグレードル3とで囲まれる空間は、作動流体室15として利用される。
回転軸4の一端部は、グレードル3を貫通しており、外部の図示しないモータや原動機などの駆動機器に接続される。複数本のピストン6が嵌合された金属製のシリンダブロック5は、作動流体室15内において回転軸4にスプライン係合してこの軸4と一緒に回転されるように取付けられている。斜板8は、グレードル3に支持されて回転軸4の軸線に対して斜めに交差する姿勢で作動流体室15に内蔵されており、この斜板8には、円環形のスラストプレート14が取付けられている。このプレート14には、各ピストン6のピストンシュー7が夫々摺動されるようになっている。
バルブプレート9は、エンドプレート2に固定されて、このプレート2とシリンダブロック5との間に挟まれている。そして、シリンダブロック5が摺動するバルブプレート9は、全体をステンレスで形成されているとともに、吸入口12と連通する低圧ポート16と、吐出口13に連通する高圧ポート17を有している。
こうした構成の斜板型アキシャルピストンポンプは、その回転軸4を駆動することによりポンプ動作を営むことができる。つまり、回転軸4が駆動されると、この軸4と一緒にシリンダブロック5が回転されるに伴い、ピストンシュー7が斜板8のスラストプレート14を摺動して、ピストン6と斜板8との相対位置が変わると同時に、シリンダブロック5がバルブプレート9を摺動する。
そのため、斜板8の傾斜角度に従ってピストン6がその軸方向に移動されるから、それに伴って吸入口12からバルブプレート9の低圧ポート16を通ってシリンダブロック5内に作動流体である水が吸込まれ、こうして吸込まれた水が圧縮されてバルブプレート9の高圧ポート17を通って吐出口13から高圧水として吐出される。
なお、以上のポンプ構成は、そのバルブプレート9の形状変更の上、圧水を作動液の出入り口12、13に上記と逆に通すことで、圧水によって回転軸4に回転運動を発生させて仕事を行わせる斜板型のアキシャルピストンモータとしても使用できる。
シリンダブロック5とエンドプレート2との間には、バルブプレート9が挟設され、バルブプレート9はエンドプレート2に固定されている。このバルブプレート9は、シリンダブロック5の最大外径と同径をなす円板である。バルブプレート9の構成について、図8及び図9を参照して説明する。
図8は、図7のA−A線断面図である。図9は、図8のB−B線断面図である。図8は、バルブプレート9におけるシリンダブロック5との摺動面90を示している。図8及び図9に示すように、バルブプレート9には、その中心から同じ半径で描かれる線上に位置して円弧状に連続する低圧ポート16と、円弧状に配設される複数個の高圧ポート17とが、夫々厚み方向に貫通して設けられている。
図7に示されるように、バルブプレート9は、その低圧ポート16を吸入口12における作動流体室15側の開口に連続させるとともに、高圧ポート17を吐出口13における作動流体室15側の開口に連続させてエンドプレート2に固定されている。また、これら両ポート16、17には、シリンダブロック5の回転に伴い、その各シリンダ室5aの出入口5bが連通される。
バルブプレート9の外周部には、厚み方向に貫通して設けられたピン穴(図示せず)が設けられ、そのピン穴には、エンドプレート2に設けた図示しない位置決めピンが嵌合される。その嵌合により、シリンダブロック5との摺動摩擦等によるバルブプレート9の移動を抑制して、シリンダブロック5との相対的な孔位置のずれを防止できるようにしてある。
図8及び図9中、符号91はバルブプレート9の表面に形成された内周シールランド、同じく92は外周シールランド、同じく93は中間シールランドである。内周と外周のシールランド91、92間の中間シールランド93が設けられる領域内には、両ポート16、17がいずれも配設されている。これらのシールランド91〜93は、バルブプレート9とこれに摺動するシリンダブロック5との間からの作動流体の漏れを防止するシール面として機能する。図9に示すように、内周と外周のシールランド91、92は、同じ高さ(フラット)に設定されており、更には、中間シールランド93とも同じ高さに設定されている。
上記の斜板式流体圧機器における液漏れは、特に、高圧が作用するバルブプレート9とシリンダブロック5との接触(摺動)面において生じ易い。このことから、シリンダブロック5をバルブプレート9に強く押さえ付けて、上記接触面での隙間を極力小さくするようにしている。
特開平9−209918号公報
上記の斜板式流体圧機器の容積効率は、摺動部分からの液漏れが多い程低下する。即ち、斜板式流体圧機器の性能は、作動流体のシール性能によって大きく左右される。斜板式流体圧機器の漏れ流量は次の一般式で表される。
Q=[(h3×P)/μ]×K
なお、上記一般式において、Qは漏れ流量、hは隙間、Pは圧力、Kは定数、μは作動流体の粘度である。この一般式から、漏れ量Qは、圧力Pが高いとき、隙間hが大きいときに、多くなることが分かる。
ここで、特に、何らかの理由により、高圧ポート側にて、バルブプレートとシリンダブロックの間が相対的に開いた場合(口開き)には、漏れ流量が多くなり、斜板式流体圧機器の性能の低下を招く。
また、特に、作動流体として水のような粘度μの低い流体が使用された場合にあっては、摺動部分の僅かな隙間に対しても水の漏れ量が多くなり、性能の低下につながってしまう。
本発明の目的は、特に高圧側にて口開きを生じたときに、シリンダブロックとバルブプレートとの間からの作動流体の漏れを抑制可能な斜板式流体圧機器を提供することを目的としている。
本発明の斜板式流体圧機器は、回転自在に設けられたシリンダブロックと、前記シリンダブロック内に往復動可能に設けられ一端にピストンシューを有するピストンと、前記ピストンシューが摺動する斜板部と、相対的に低圧の流体の流路となる低圧ポートと相対的に高圧の流体の流路となる高圧ポートとを有し、前記シリンダブロックと摺動して前記シリンダブロック内の流体をシール面にてシールするバルブプレートとを備えた斜板式流体圧機器であって、前記バルブプレートのシール面において前記高圧ポート側に設けられた高圧側外周シールランドの高さは、前記低圧ポート側に設けられた低圧側外周シールランドよりも低く設定されていることを特徴としている。
上記本発明では、バルブプレートのシール面において高圧ポート側外周シールランドの高さは、低圧ポート側よりも低く設定されているため、通常時においても、バルブプレートの高圧ポート側外周シールランドとシリンダブロックとの間の隙間はもともと相対的に大きく、何らかの理由により、バルブプレートのシール面の高圧ポート側とシリンダブロックが開いたときには、瞬間的(一時的)に漏れ流量が大きくなるが、高圧ポート側シールランドのすきまが高圧ポート側シールランドよりも大きいために漏れた流体がバルブプレート外に排出するのを阻害することがなく、バルブプレートと外周側での圧力発生を抑制できる。
さらに、上記本発明では、バルブプレートのシール面において低圧ポート側の高さは、高圧ポート側よりも高く設定されているため、通常時においても、シリンダブロックとの隙間は小さく設定される。この場合、何らかの理由により、バルブプレートのシール面の高圧ポート側とシリンダブロックが開いた場合には、バルブプレートのシール面において低圧ポート側は、相対的にシリンダブロックとの隙間が更に小さくなる方向に傾く。すると、バルブプレートのシール面において低圧ポート側とシリンダブロックとの間の作動流体の圧力が上昇し、バルブプレートのシール面において高圧ポート側を閉じる方向の反力が発生し、大きなモーメントが発生する。これにより、バルブプレートのシール面において高圧ポート側の口開きが解消され、高圧側での漏れ流量が抑制される。以上のことから、シール性能が向上し、効率が上がる。
本発明の斜板式流体圧機器において、更に、前記バルブプレートのシール面において前記低圧ポート側に設けられた低圧側外周シールランドは、前記シリンダブロックの回転方向上流側の高さよりも前記回転方向下流側の高さの方が高く設定されている。ここで、バルブプレートのシール面の低圧ポート側において、シリンダブロックの回転方向上流側の高さよりも下流側の高さの方が高く設定される構成は、テーパ又はステップであることができる。
上記本発明では、シリンダブロックの回転方向上流側の高さよりも下流側の高さの方が高く設定されたバルブプレートのシール面の低圧ポート側では、そのくさび効果又はせき止め効果等により、バルブプレートのシール面の低圧ポート側とシリンダブロックとの間の作動流体の圧力が上昇し、バルブプレートのシール面の高圧ポート側を閉じる方向の大きな反力が発生することから、大きなモーメントが発生し、バルブプレートのシール面の高圧ポート側の口開きが解消される。
また、作動流体が水である場合には、水は粘度が低く摩擦面での潤滑性能に劣ることから、摩擦面での焼付き、磨耗が問題となるが、上記本発明では、バルブプレートのシール面の低圧ポート側がシリンダブロックの回転方向上流側の高さよりも下流側の高さの方が高く設定されることにより、発生する圧力が大きくなり、焼付きの防止に有効である。
本発明の斜板式流体圧機器は、回転自在に設けられたシリンダブロックと、前記シリンダブロック内に往復動可能に設けられ一端にピストンシューを有するピストンと、前記ピストンシューが摺動する斜板部と、相対的に低圧の流体の流路となる低圧ポートと相対的に高圧の流体の流路となる高圧ポートとを有し、前記シリンダブロックと摺動して前記シリンダブロック内の流体をシール面にてシールするバルブプレートとを備えた斜板式流体圧機器であって、前記バルブプレートのシール面において前記高圧ポート側に設けられた高圧側外周シールランドは、径方向外側に向かって高さが低くなるテーパ面が設けられていることを特徴としている。
上記本発明では、バルブプレートのシール面の高圧ポート側は、径方向外側に向かって高さが低く設定されているため、バルブプレートのシール面の高圧ポート側とシリンダブロックが開いたときには、バルブプレートのシール面の高圧ポート側外周側での圧力の上昇が抑制され、これにより、バルブプレートのシール面の高圧ポート側での口開きが解消される。
本発明の斜板式流体圧機器は、回転自在に設けられたシリンダブロックと、前記シリンダブロック内に往復動可能に設けられ一端にピストンシューを有するピストンと、前記ピストンシューが摺動する斜板部と、相対的に低圧の流体の流路となる低圧ポートと相対的に高圧の流体の流路となる高圧ポートとを有し、前記シリンダブロックと摺動して前記シリンダブロック内の流体をシール面にてシールするバルブプレートとを備えた斜板式流体圧機器であって、前記バルブプレートのシール面において前記高圧ポート側に設けられた高圧側外周シールランドには、径方向に連通する凹部が前記シリンダブロックの回転方向に沿って複数形成されていることを特徴としている。
上記本発明では、通常時(バルブプレートのシール面の高圧ポート側が口開きしていないとき)において、シリンダブロックの回転方向に沿って複数形成された径方向に連通する凹部を持ったバルブプレートの高圧ポート側外周シールランドは、スパイラルグルーブ型の流体軸受と同様に、凹部とシリンダブロックとの狭い隙間に作動流体の圧力が相対的に大きく生じるため、フラット面のみである場合に比べて、シリンダブロックを支持する力が大きい。その為、焼き付きが防止される。
一方、バルブプレートのシール面の高圧ポート側が口開きした場合には、凹部とシリンダブロックとの隙間が広がるため、バルブプレートのシール面の高圧ポート側での作動流体の水はけが良くなるとともに、その高圧側シールランド部での隙間の作動流体の圧力が低下する。これにより、バルブプレートのシール面の高圧ポート側の口開きが抑制される。また、シリンダブロックとバルブプレートとの摺動により発熱した作動流体が他の凹部内の作動流体によって、冷却されるため、焼き付きが防止される。
本発明の斜板式流体圧機器は、回転自在に設けられたシリンダブロックと、前記シリンダブロック内に往復動可能に設けられ一端にピストンシューを有するピストンと、前記ピストンシューが摺動する斜板部と、相対的に低圧の流体の流路となる低圧ポートと相対的に高圧の流体の流路となる高圧ポートとを有し、前記シリンダブロックと摺動して前記シリンダブロック内の流体をシール面にてシールするバルブプレートとを備えた斜板式流体圧機器であって、前記バルブプレートの負荷のバランスは、前記シール面における前記高圧ポート側に設けられた高圧側外周シールランドの方が前記低圧ポート側に設けられた低圧側外周シールランドよりも小さくなるように構成されていることを特徴としている。
上記本発明では、バルブプレートの低圧ポート側のシール面でもつ荷重支持能力の割合が相対的に大きいことで、バルブプレートの高圧ポート側のシール面においてシリンダブロックとの隙間が開いたときに、バルブプレートの高圧ポート側のシール面での圧力の発生が抑制され、バルブプレートの低圧ポート側のシール面において大きな反力が発生する。
本発明によれば、高圧側にて口開きを生じたときに、口開きを解消するように力が働きすみやかに口開きが解消されるためシリンダブロックとバルブプレートとの間からの作動流体の漏れが結果として抑制される。
以下、本発明の斜板式流体圧機器の一実施形態として、作動流体として水が用いられる、斜板式水圧ポンプにつき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、上記従来技術と共通する構成要素については、同じ又は対応関係が明確な符号を付してその詳細な説明は省略し、本実施形態の特徴部分を中心に説明する。
図1−1及び図1−2を参照して、第1実施形態の斜板式水圧ポンプについて説明する。図1−1は、第1実施形態の斜板式水圧ポンプのバルブプレートにおけるシリンダブロックとの摺動面を示している。図1−2は、図1−1のC−C線断面図である。
図1−1及び図1−2において、図8及び図9に対応する部材については、各符号にAが追記されている。即ち、バルブプレート9Aには、その中心から同じ半径で描かれる線上に位置して円弧状に連続する低圧ポート16Aと、円弧状に配設される複数個の高圧ポート17Aとが、各々厚み方向に貫通して設けられている。バルブプレート9Aの摺動面90Aにおいて、符号91Aはバルブプレート9Aの表面に形成された内周シールランド、同じく93Aは中間シールランドである。
符号92ALは、低圧ポート16Aの側(以下、低圧側と称する)に設けられた外周シールランド(以下、低圧側外周シールランドと称する)であり、同じく92AHは、高圧ポート17Aの側(以下、高圧側と称する)に設けられた外周シールランド(以下、高圧側外周シールランドと称する)である。
内周と外周のシールランド91A、92AL・92AH間の中間シールランド93Aが設けられる領域内には、両ポート16A、17Aがいずれも配設されている。これらのシールランド91A〜93Aは、バルブプレート9Aとこれに摺動するシリンダブロック5との間からの作動流体の漏れを防止するシール面として機能する。
図1−2に示すように、高圧側外周シールランド92AHは、低圧側外周シールランド92ALよりも低く設定されている。その高低差(段差)Dは、10〜数百μm程度である。作動流体の粘度が水のように低い場合には、その高低差Dは相対的に小さく設定され、油のように粘度が高い場合には、その高低差Dは相対的に大きく設定される。
図9に示した従来と同等に、中間シールランド93Aと内周シールランド91Aとは同じ高さ(フラット)とされ、その高さよりも高圧側外周シールランド92AHは低く、低圧側外周シールランド92ALは高く設定されている。即ち、高圧側外周シールランド92AHは、従来よりも低く設定され、低圧側外周シールランド92ALは、従来よりも高く設定されている。
低圧側外周シールランド92ALと高圧側外周シールランド92AHとの間の高低差Dは、斜板式水圧ポンプの規模や、バルブプレート9Aの大きさや、回転軸4の回転数などによって適宜設定される。
次に、第1実施形態の作用について説明する。
何らかの理由により、例えば、回転軸4の回転にぶれが生じたときなどには、バルブプレート9の高圧側とシリンダブロック5が相対的に開くこと(口開き)がある。従来の斜板式流体圧機器のように、高圧側外周シールランド92の高さが特に低く設定されていない場合には、通常時(口開きしていないとき)には、バルブプレート9の高圧側とシリンダブロック5との間は、上記第1実施形態における高圧側外周シールランド92AHとシリンダブロック5との間に比べて、相対的に小さい。このように従来の高圧側外周シールランド92は、シリンダブロック5との隙間が相対的に小さいため、何らかの理由により、バルブプレート9の高圧側とシリンダブロック5が開くと、その開いた箇所において、バルブプレート9の面方向に広い面積の範囲で作動流体の圧力が高くなるとともに、漏れ流量が大きくなる。この場合、漏れ流量が大きいと、作動流体の圧力によるシリンダブロック5を押す力が大きくなり、バルブプレート9の高圧側がシリンダブロック5に対してますます開き、漏れ流量は更に増大する。
そこで、第1実施形態では、高圧側外周シールランド92AHは、低圧側外周シールランド92ALよりも低く設定する。これにより、通常時においても、高圧側外周シールランド92AHとシリンダブロック5との間の隙間はもともと相対的に大きく、何らかの理由により、バルブプレート9Aの高圧側とシリンダブロック5が開いたときには、瞬間的(一時的)に漏れ流量が大きくなるが、高圧ポート側シールランドのすきまが高圧ポート側シールランドよりも大きいために漏れた流体がバルブプレート外に排出するのを阻害することがなく、バルブプレートと外周側での圧力発生を抑制できる。
また、第1実施形態では、低圧側外周シールランド92ALが高圧側外周シールランド92AHよりも(また、従来のフラット面よりも)高く設定されているため、通常時においても、シリンダブロック5との隙間は小さく設定される。この場合、何らかの理由により、バルブプレート9Aの高圧側とシリンダブロック5が開いた場合には、低圧側外周シールランド92ALは、相対的にシリンダブロック5との隙間が更に小さくなる方向に傾く。すると、低圧側外周シールランド92ALとシリンダブロック5との間の作動流体の圧力が上昇し、バルブプレート9Aの高圧側を閉じる方向の反力が発生し、大きなモーメントが発生する。これにより、バルブプレート9Aの高圧側の口開きが解消され、高圧側での漏れ流量が抑制される。
本実施形態では、高圧側のシールランド及び低圧側のシールランドのそれぞれでもつ負荷(圧力)のバランスを変える。低圧側のシールランドでもつ負荷の割合を相対的に大きくすることで、高圧側のシールランドでシリンダブロック5との隙間が開いたときに、高圧側のシールランドでの圧力の発生を抑制し、低圧側のシールランドにおいて大きな反力を発生させる。高圧側のシールランド及び低圧側のシールランドのそれぞれでもつ負荷(圧力)のバランスを変える手段として、高圧側外周シールランド92AHと低圧側外周シールランド92ALの高さを変えている。
以上のことから、第1実施形態のバルブプレート9Aを用いた斜板式水圧ポンプでは、シール性能が向上し、効率が上がる。
従来一般の場合には、高圧側でバルブプレート9とシリンダブロック5の間が開くと漏れ流量が増加する。すると、高圧側の外周シールランド92がシールとなり圧力が発生し、更に口開きし漏れを止めることができなくなる。これに対して、第1実施形態では、高圧側外周シールランド92AHを低圧側外周シールランド92ALより下げることによって、高圧側外周シールランド92AHでの圧力発生を抑制する。さらに、低圧側外周シールランド92ALでは、隙間が極端に小さくなり大きな反力が発生することから、大きなモーメントが発生し、高圧側の口開きが解消される効果が得られる。
本実施形態において、高圧側外周シールランド92AH、及び低圧側外周シールランド92ALにおいて、高低差がつけられるのは、高圧側、低圧側のそれぞれ全て(図1−1において、3つずつ)であってもよいし、低圧ポート16A、高圧ポート17Aの中心に位置する(図1−1において、C−C線が描かれた)高圧側、低圧側の1つずつであってもよい(以下の実施形態において同様)。
なお、上記においては、バルブプレート9Aの外周シールランド92AL、92AHのみの高さに高低差を設けたが、更に、高圧側と低圧側の内周シールランド91Aにも高低差を設けることができる。この場合、各シールランドの高さは、高圧側の外周側、高圧側の内周側、低圧側の内周側、低圧側の外周側の順に高く設定され、これら全体として単一の傾きのテーパ状に形成されることができる。この場合、上記モーメントの効果は、力が作用する点の半径(バルブプレート9Aの中心点からの距離)に大きく関係することから、高圧側及び低圧側の外周側シールランド92AH、92ALに高低差を設けることが特に有効である。
上記第1実施形態においては、作動流体として水を用いる斜板式水圧ポンプについて説明したが、第1実施形態の技術を、作動流体として油を用いる斜板式油圧ポンプに適用しても、同様に、シリンダブロックとバルブプレートとの間からの作動流体の漏れの抑制の点で有効である。また、上記第1実施形態においては、斜板式水圧ポンプについて説明したが、斜板型のアキシャルピストンモータとして用いた場合にも有効である。
次に、図2−1から図2−3を参照して、第2実施形態の斜板式水圧ポンプについて説明する。第2実施形態において、上記と共通する構成要素については、同じ又は対応関係が明確な符号を付してその詳細な説明は省略し、本実施形態の特徴部分を中心に説明する。
図2−1及び図2−3に示すように、単一の又は複数の低圧側外周シールランド92BLには、周方向に、回転軸4の回転方向Y1に従ってシリンダブロック5との間の隙間が小さくなるテーパ面101が設けられている。そのテーパの深さ101dは、10数μmから数100μm程度である。それ以外の構成については、図2−1及び図2−2に示すように、上記第1実施形態と同様である。
第2実施形態によれば、上記第1実施形態に加えて以下の作用が生じる。
低圧側外周シールランド92BLは、高圧側外周シールランド92BHよりも(また、従来のフラット面よりも)高く設定されているため、何らかの理由により、バルブプレート9Bの高圧側とシリンダブロック5が開いた場合には、低圧側外周シールランド92BLとシリンダブロック5との隙間は、更に小さくなり、また、テーパ面101が形成された低圧側外周シールランド92BLでは、テーパのくさび効果により、低圧側外周シールランド92BLとシリンダブロック5との間の作動流体の圧力が更に上昇し、バルブプレート9Bの高圧側を閉じる方向の大きな反力が発生することから、大きなモーメントが発生し、高圧側の口開きが解消される効果が得られる。
斜板式水圧ポンプでは、作動流体である水によって、摩擦面の潤滑を行っているが、水は粘度が低く摩擦面での潤滑性能に劣ることから、摩擦面での焼付き、磨耗が問題となる。第2実施形態では、テーパ面101を設けることにより、発生する圧力が大きくなることから、焼付きの防止に有効である。
なお、テーパ面101は、低圧側外周シールランド92BLのみならず、低圧側の内周シールランドに設けられることができる。
上記においては、テーパ面101が形成されるのは、低圧側のシールランドのみであり、高圧側のシールランドには設けられない例について説明した。これに対して、低圧側及び高圧側のシールランドの両方にテーパ面101が形成されることもできる。但し、このように高圧側と低圧側の両方にテーパが設けられる場合には、低圧側のシールランドにて、相対的に大きな反力が発生するように、低圧側のシールランドは、相対的に大きな圧力(負荷)が生じるようなテーパ角度(テーパの深さ)に設定される。
次に、図3−1から図3−3を参照して、第3実施形態の斜板式水圧ポンプについて説明する。第3実施形態において、上記と共通する構成要素については、同じ又は対応関係が明確な符号を付してその詳細な説明は省略し、本実施形態の特徴部分を中心に説明する。
図3−1及び図3−3に示すように、単一の又は複数の低圧側外周シールランド92CLには、周方向に、回転軸4の回転方向Y1にシリンダブロック5との間の隙間が小さくなるステップ102が設けられている。そのステップの深さ102dは、10数μmから数100μm程度である。それ以外の構成については、図3−1及び図3−2に示すように、上記第1実施形態と同様である。
第3実施形態によれば、上記第1実施形態に加えて以下の作用が生じる。
低圧側外周シールランド92CLは、従来よりも高く設定されているため、何らかの理由により、バルブプレート9Cの高圧側とシリンダブロック5が開いた場合には、低圧側外周シールランド92CLとシリンダブロック5との隙間は、更に小さくなり、また、ステップ102が設けられた低圧側外周シールランド92CLでは、ステップ102でのせき止め効果により、低圧側外周シールランド92CLとシリンダブロック5との間の作動流体の圧力が更に上昇し、バルブプレート9Cの高圧側を閉じる方向の大きな反力が発生することから、大きなモーメントが発生し、高圧側の口開きが解消される効果が得られる。また、ステップ102を設けることにより、発生する圧力が大きくなることから。焼付きの防止に有効である。
なお、ステップ102は、低圧側外周シールランド92CLのみならず、低圧側の内周シールランドに設けられることができる。
次に、図4−1から図4−3を参照して、第4実施形態の斜板式水圧ポンプについて説明する。第4実施形態において、上記と共通する構成要素については、同じ又は対応関係が明確な符号を付してその詳細な説明は省略し、本実施形態の特徴部分を中心に説明する。
図4−1及び図4−3に示すように、単一の又は複数の高圧側外周シールランド92DHには、径方向に広がるテーパ面103が設けられている。テーパ面103は、バルブプレート9Dの内周側から外周側に向かって、その高さが低くなるように形成されている。そのテーパの深さ103dは、10数μmから数100μm程度である。第4実施形態では、上記第1〜第3実施形態のように、高圧側外周シールランド92DH、及び低圧側外周シールランド92DLにおいて、高低差がつけられていない。
第4実施形態では、高圧側外周シールランド92DHは、外周側に向かってその高さが低くなるように形成されているため、何らかの理由により、バルブプレート9Dの高圧側とシリンダブロック5が開いたときには、高圧側外周シールランド92DHでの圧力の上昇が抑制され、これにより、バルブプレート9Dの高圧側での口開きが解消される。バルブプレート9Dの高圧側での口開きが生じた場合には、シリンダブロック5の回転によって遠心力により径方向外側に流れる作動流体が径方向に広がるテーパ面103上を流れるため、高圧側外周シールランド92DHでの圧力の上昇が抑制される。このように、第4実施形態においても、高圧側のシールランドでもつ負荷(圧力)の割合が低圧側に比べて小さく設定されている。
なお、テーパ面103は、高圧側外周シールランド92DHのみならず、高圧側の内周シールランドに設けられることができる。
次に、図5−1から図6を参照して、第5実施形態の斜板式水圧ポンプについて説明する。第5実施形態において、上記と共通する構成要素については、同じ又は対応関係が明確な符号を付してその詳細な説明は省略し、本実施形態の特徴部分を中心に説明する。
図5−1及び図5−3に示すように、単一の又は複数の高圧側外周シールランド92EHには、回転軸4の回転方向Y1に、複数の溝104が密に設けられている。それらの溝(段差)104の深さは、数μmから数十μm程度である。第5実施形態では、図5−2に示すように、上記第1〜第3実施形態のように、高圧側外周シールランド92EH、及び低圧側外周シールランド92ELにおいて、高低差がつけられていない。
次に、第5実施形態の作用について説明する。
通常時(バルブプレート9Eの高圧側が口開きしていないとき)において、高圧側外周シールランド92EHの複数の溝104は、スパイラルグルーブによる流体軸受と同様に、溝104の凹部105とシリンダブロック5との狭い隙間に作動流体の圧力(負荷)が相対的に大きく生じるため、溝104に代えてフラット面である場合に比べて、軸受としてシリンダブロック5を支持する力が大きい。このため焼き付きが防止される。図6に示すように、溝104の段差がある場合には、フラットで段差が無い場合に比べて、通常時において、バルブプレートとシリンダブロック5との間の隙間が狭いときに、発生する圧力が高い。
一方、バルブプレート9Eの高圧側が口開きした場合には、溝104の凹部105とシリンダブロック5との隙間が広がるため、高圧側での作動流体の水はけが良くなるとともに、その高圧側での隙間の作動流体の圧力が低下する。これにより、図6に示すように、溝104が無い場合に比べて、バルブプレート9Eの高圧側の口開きが抑制される。
また、シリンダブロック5とバルブプレート9Eとの摺動により発熱した作動流体が他の溝104の凹部105の作動流体によって、冷却されるため、焼き付きが防止される。
なお、溝104は、高圧側外周シールランド92EHのみならず、高圧側の内周シールランドに設けられることができる。
以上述べたように、第1〜第5実施形態においては、高圧側でバルブプレートの口開きを生じたときに、高圧側の圧力を下げ、低圧側の圧力を上げることで、バルブプレートの口開きを抑制する。そのために、上記のように、高圧側のシールランド及び低圧側のシールランドのそれぞれでもつ負荷(圧力)のバランスを変えている。低圧側のシールランドでもつ負荷の割合を相対的に大きくすることで、高圧側のシールランドでシリンダブロック5との隙間が開いたときに、高圧側のシールランドでの圧力の発生を抑制し、低圧側のシールランドにおいて大きな反力を発生させる。
本発明の斜板式流体圧機器の第1実施形態のバルブプレートのシール面を示す図である。 図1−1のC−C断面図である。 本発明の斜板式流体圧機器の第2実施形態のバルブプレートのシール面を示す図である。 図2−1のD−D断面図である。 図2−1のE−E断面図である。 本発明の斜板式流体圧機器の第3実施形態のバルブプレートのシール面を示す図である。 図3−1のF−F断面図である。 図3−1のG−G断面図である。 本発明の斜板式流体圧機器の第4実施形態のバルブプレートのシール面を示す図である。 図4−1のH−H断面図である。 本発明の斜板式流体圧機器の第5実施形態のバルブプレートのシール面を示す図である。 図5−1のI−I断面図である。 図5−1のJ−J断面図である。 本発明の斜板式流体圧機器の第5実施形態のバルブプレートの隙間と圧力の特性を示すグラフである。 従来の斜板式流体圧機器の構成を示す断面図である。 図7のA−A線断面図である。 図8のB−B線断面図である。
符号の説明
4 回転軸
5 シリンダブロック
6 ピストン
7 ピストンシュー
8 斜板
9A バルブプレート
12 吸込口
13 吐出口
15 作動流体室
16A 低圧ポート
17A 高圧ポート
90A 摺動面
91A 内周シールランド
92A 外周シールランド
92AH 高圧側外周シールランド
92AL 低圧側外周シールランド
93A 中間シールランド
D 高低差

Claims (5)

  1. 回転自在に設けられたシリンダブロックと、
    前記シリンダブロック内に往復動可能に設けられ一端にピストンシューを有するピストンと、
    前記ピストンシューが摺動する斜板部と、
    相対的に低圧の流体の流路となる低圧ポートと相対的に高圧の流体の流路となる高圧ポートとを有し、前記シリンダブロックと摺動して前記シリンダブロック内の流体をシール面にてシールするバルブプレートと
    を備えた斜板式流体圧機器であって、
    前記バルブプレートのシール面において前記高圧ポート側に設けられた高圧側外周シールランドの高さは、前記低圧ポート側に設けられた低圧側外周シールランドよりも低く設定されている
    ことを特徴とする斜板式流体圧機器。
  2. 請求項1記載の斜板式流体圧機器において、
    更に、
    前記バルブプレートのシール面において前記低圧ポート側に設けられた低圧側外周シールランドは、前記シリンダブロックの回転方向上流側の高さよりも前記回転方向下流側の高さの方が高く設定されている
    ことを特徴とする斜板式流体圧機器。
  3. 回転自在に設けられたシリンダブロックと、
    前記シリンダブロック内に往復動可能に設けられ一端にピストンシューを有するピストンと、
    前記ピストンシューが摺動する斜板部と、
    相対的に低圧の流体の流路となる低圧ポートと相対的に高圧の流体の流路となる高圧ポートとを有し、前記シリンダブロックと摺動して前記シリンダブロック内の流体をシール面にてシールするバルブプレートと
    を備えた斜板式流体圧機器であって、
    前記バルブプレートのシール面において前記高圧ポート側に設けられた高圧側外周シールランドは、径方向外側に向かって高さが低くなるテーパ面が設けられている
    ことを特徴とする斜板式流体圧機器。
  4. 回転自在に設けられたシリンダブロックと、
    前記シリンダブロック内に往復動可能に設けられ一端にピストンシューを有するピストンと、
    前記ピストンシューが摺動する斜板部と、
    相対的に低圧の流体の流路となる低圧ポートと相対的に高圧の流体の流路となる高圧ポートとを有し、前記シリンダブロックと摺動して前記シリンダブロック内の流体をシール面にてシールするバルブプレートと
    を備えた斜板式流体圧機器であって、
    前記バルブプレートのシール面において前記高圧ポート側に設けられた高圧側外周シールランドには、径方向に連通する凹部が前記シリンダブロックの回転方向に沿って複数形成されている
    ことを特徴とする斜板式流体圧機器。
  5. 回転自在に設けられたシリンダブロックと、
    前記シリンダブロック内に往復動可能に設けられ一端にピストンシューを有するピストンと、
    前記ピストンシューが摺動する斜板部と、
    相対的に低圧の流体の流路となる低圧ポートと相対的に高圧の流体の流路となる高圧ポートとを有し、前記シリンダブロックと摺動して前記シリンダブロック内の流体をシール面にてシールするバルブプレートと
    を備えた斜板式流体圧機器であって、
    前記バルブプレートの負荷のバランスは、前記シール面における前記高圧ポート側に設けられた高圧側外周シールランドの方が前記低圧ポート側に設けられた低圧側外周シールランドよりも小さくなるように構成されている
    ことを特徴とする斜板式流体圧機器。
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