JP4114955B2 - Atmスイッチングを用いた移動ネットワーク - Google Patents
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Description
本発明は、テレコミュニケーションネットワークに係り、より詳細には、ATM(非同期転送モード)転送システムを用いた移動ネットワークに係る。本発明は、更に、ATMシステムにおける移動体の制御及びコール制御機能にも係る。
先行技術の説明
テレコミュニケーションにおける現在の開発傾向の2つは、移動通信及び広帯域ネットワークである。「広帯域」という用語は、通常、2Mビット/sより高いビットレートを指す。一方、「狭帯域」は、64kビット/s以下のビットレートを指す。64kビット/sから2Mビット/sまでのビットレートを広帯域と称することもある。広帯域ネットワークは、少なくとも2つの(両立する)理由で、魅力的である。
1)複数のユーザ(その中に帯域巾全体を単独で必要とする者は皆無であるか又は僅かである)間で分割された単一の広帯域ネットワークベアラが転送システムの融通性及び構築に関して効果を与えることができる。
2)別々の転送チャンネルに転送されるべき情報は、おそらく、広帯域チャンネルを必要とする。ユーザは、質の高い新たなサービスを必要とし、これは、次いで、高いビットレートを必要とする。このようなサービスは、例えば、ビデオ会議、高速データ送信、等々を含む。これらのサービスに対する共通の呼称は、映像、音声及びデータを1つのサービスに合成したマルチメディアである。
ATM(非同期転送モード)は、その多数の効果により、種々の標準化されたB−ISDN(広帯域サービス総合デジタル網)プロトコル構造体における送信技術として選択されている。この点について、「送信」という用語は、エンドユーザトラフィックをソースからネットワーク内の行先へ中継するデータリンクレイヤ(即ちOSIレイヤ2、以下、ATMレイヤと称する)におけるATMスイッチング及びマルチプレクシング技術の使用を指す。ソースと行先との間には仮想接続が確立され、これは、ネットワークがスイッチング機能をもつことを必要とする。信号及びユーザ情報は、通常、ATMレイヤにおいて異なる仮想接続により搬送される。仮想接続は、ATMレイヤにおいて、仮想経路識別子VPI及び仮想チャンネル識別子VCIにより識別される。
ATMにおいては、情報が固定長さのセルにセグメント化されて搬送され、単位時間内におけるセル数は、ユーザの所要帯域巾に比例する。各53オクテットのセルが、図2に示すように、5オクテットのヘッダと、48オクテットの情報フィールドとに分割される。
ヘッダの主たる目的は、特定コールに対する仮想チャンネルを与えるセルシーケンスのための接続番号を識別することである。ATMレイヤにおいてマルチプレクスされる複数の仮想経路を1つの同じ物理的レイヤ(即ちOSIレイヤ1)に接続することができ、各経路は、ユーザ対ネットワークインターフェイスUNIでは8ビットVPIによりそしてネットワーク対ノードインターフェイスでは12ビットVPIにより識別される。各経路は、16ビットVCIで各々識別される複数の仮想チャンネルを含むことができる。又、ヘッダは、ヘッダエラー制御HEC、汎用流れ制御GFC、セルロス優先順位CLP、及びペイロード形式PTのような他のフィールドを含むこともできる。
ATMユーザターミナルとATMスイッチとの間のユーザ対ネットワークインターフェイスUNI(専用UNI)、並びに専用及び公衆ATMネットワーク間のユーザ対ネットワークインターフェイスUNI(公衆UNI)、そしてそれに関連したUNI信号(及びATMセル)は、少なくとも次の推奨仕様で定義される。
[1]ATMユーザ対ネットワークインターフェイス仕様、バージョン3.1、ATMフォーラム、1994年;
[2]ATMユーザ対ネットワークインターフェイス(UNI)信号仕様、バージョン4.0、ATMフォーラム、1994年6月;
[3]ITU−T推奨勧告Q.2931(1994年)、広帯域サービス統合デジタル網(B−ISDN)、デジタル信号システムNo.2(DSS2)、基本的コール/接続制御のためのユーザ対ネットワークインターフェイス(UNI)レイヤ3使用、ITU−T。
移動ネットワークにおいて、無線インターフェイスは、これまで、狭帯域のものである。移動ネットワーク送信システムは、これまで、スター又はツリーネットワーク構成を用いた回路交換接続で実施されている。送信システムの容量及び融通性を高めるために、例えば、WO9319559、WO9400959及びEP0366342において、移動ネットワーク用の異なる広帯域パケット交換送信システムも提案されている。EP0426269は、ベースステーションがルータを経てATMネットワークスイッチに接続された移動システムを開示している。ベースステーションにより制御される仮想接続は、ベースステーション間でATNネットワークを経て確立される。基本的な移動体管理は、ルートテーブルをベースとするもので、ルートテーブルは、ベースステーション及びATMスイッチに維持されそして加入者が移動するときに更新される。GB2268359及びEP679042は、ベースステーションと移動ネットワークインターフェイスとの間に永久的なATM仮想接続(コール設定を加速するための)が存在し、これら接続が各コールに対して別々に割り当てられるようなATMアクセスネットワークについて開示している。
将来的に考えられる開発傾向は、移動システムが広帯域無線インターフェイスを有することである。この場合に、移動システムの送信システムも広帯域であって、潜在的な変形がATM技術によって与えられねばならない。
第3の開発傾向は、ワイヤレスデータ送信(ワイヤレスATM)及び移動体管理をATMネットワークに導入することである。しかしながら、これに伴う問題は、現在のB−ISDN及びATM規格が、移動通信に必要な移動体管理、加入者認証、コール制御等をサポートする方法がないことである。それ故、移動通信に必要なこのような補足的特性をATMネットワークに導入するためには、既存のATMシステムの顕著な開発及び標準化、並びにその著しい変更が必要となると思われる。従って、ワイヤレスATMの実施は、低速で且つ高価なプロセスとなる。
発明の要旨
本発明の目的は、回路交換送信システムを従来使用する移動ネットワークアーキテクチャーにおいてこれまでより融通性の高いやり方でATM送信又はATMアクセスネットワークを実施することである。
本発明の別の目的は、既存のATMネットワーク及び標準を著しく変更することなく、ワイヤレス送信及び移動体管理をATMネットワークに追加することである。
本発明の特徴は、移動ステーションと、ベースステーションと、コール制御及びスイッチングを実行する少なくとも1つのスイッチングネットワーク要素と、上記ベースステーションと上記少なくとも1つのスイッチングネットワーク要素との間で仮想ATM送信接続を動的にスイッチングするATMスイッチングファンクションとを備えた移動ネットワークのようなテレコミュニケーションネットワークにある。本発明は、上記ATMスイッチングファンクションが上記少なくとも1つのスイッチングネットワーク要素に配置されそしてネットワーク要素のコール制御により内部インターフェイスを経て制御されることを特徴とする。
本発明の別の特徴は、移動ステーションと、ベースステーションがネットワーク対ユーザインターフェイスUNIを経て接続される少なくとも1つのATMスイッチとを備えたワイヤレスATMネットワークにある。本発明は、ATMネットワークが、移動ネットワークのような別のテレコミュニケーションネットワークの少なくとも1つのスイッチングネットワーク要素を有していて、コール制御及びスイッチング制御を行い、そして上記スイッチングネットワーク要素には、そのネットワーク要素のコール制御により内部インターフェイスを経て制御されるATMスイッチングファンクションが設けられていて、ベースステーションと上記少なくとも1つのスイッチングネットワーク要素との間で仮想ATM送信接続を動的にスイッチングすることを特徴とする。
本発明の更に別の特徴は、移動ネットワークのスイッチングネットワーク要素にある。本発明は、ネットワーク要素が、ベースステーションに対し仮想ATM送信接続の動的スイッチングを行うためのATMスイッチングファンクションを備え、そしてネットワーク要素のコール制御で内部インターフェイスを経てATMスイッチングファンクションを制御することを特徴とする。
本発明の更に別の特徴は、請求項11に記載の方法にある。
本発明によれば、従来のテレコミュニケーションネットワークアーキテクチャーにおいて回路交換接続のスイッチングを実行する移動ネットワークのようなテレコミュニケーションネットワークのネットワーク要素に、ATMスイッチングファンクションが設けられる。ATMスイッチングファンクションは、例えば、PLMNネットワーク要素においてTDMスイッチングフィールドを制御するために従来使用された同じコール制御及びスイッチング制御ファンクションによって制御される。最小限の構成において、適当な制御インターフェイスが設けられたATMスイッチングフィールドは、単にTDMスイッチングフィールドに代わって配置されるか又はそれと並列に配置される。その結果、スイッチングネットワーク要素は、物理的及び論理的接続レイヤの観点から、ATMネットワークのノードポイントの1つである。例えば、PLMNレベルの信号、移動体管理及びコール制御については、変更が透過的であり、従って、上記ファンクションは、若干の変更を伴うだけで既存の移動ネットワーク及びPLMNネットワーク要素に基づく解決策となるよう実行することができる。これは、コストを減少すると共に、既存のPLMNネットワークにATM送信システムを設けることもできる。又、本発明は、テレコミュニケーションネットワークにおける送信システムの継続的な進化を可能にする。というのは、より高いレベルのシステム解決策への変更を必要とせずに、ATM送信の使用を他のネットワーク要素へ更に拡張できるからである。
本発明のテレコミュニケーションネットワーク要素は、従来のTDMスイッチングフィールド及び新規なATMスイッチングフィールドの両方を互いに並列に含むことができる。これは、例えば、テレコミュニケーションネットワークが、回路交換送信及びATM送信の両方を用いるベースステーション又は他のネットワーク要素を含むネットワーク進化段階において、効果的な解決策を与える。スイッチングネットワーク要素は、この状態において、ベースステーション又は他のネットワーク要素がATM送信をサポートするか否かに基づいて、仮想ATM接続又は回路交換接続をベースステーション又は他のネットワーク要素にスイッチするように構成することができる。
本発明のテレコミュニケーションネットワーク要素は、ATM規格に基づくATMレイヤにおいて、例えば、UNI信号に基づき他のATMデバイス(ユーザターミナル又はATMスイッチ)と信号をやり取りするよう機能する。従って、本発明は、ATMネットワークの信号及びその動作に何ら変更を必要としない。
又、本発明のPLMNネットワーク要素は、移動体管理及びコール制御をワイヤレスATMネットワークに導入するのに使用することもできる。1つ以上のPLMNネットワーク要素がATMネットワークの一部分として構成され、そしてコール制御信号がATMネットワークを経て透過的に送信される。又、仮想接続のスイッチングは、PLMNネットワーク要素において行なわれるので、ATMネットワークの他部分は、移動体管理に関連した特徴をもつ必要がない。
本発明の好ましい実施形態では、PLMN要素は、UNIインターフェイスを経てATMネットワークに接続される。ベースステーションは、対応的に、UNIインターフェイスを経てATMネットワークに接続される。ATMネットワークの構成は著しく変化し得る。例えば、各ベースステーションはATMスイッチングファンクションによりUNIインターフェイスを経て移動サービス交換センターへ直接接続されることが考えられる。従って、移動サービス交換センターに対し、ベースステーションは、仮想接続をスイッチングできるところのATMユーザターミナルである。又、ベースステーション及び移動サービス交換センターはATMスイッチングファンクションによりUNIインターフェイスを経てベースステーションコントローラへ接続されることも考えられる。従って、ベースステーションコントローラに対し、ベースステーション及び移動サービス交換センターは、仮想接続をスイッチングできるところのATMユーザターミナルである。移動サービス交換センター及びベースステーションコントローラは、両方とも、ATMスイッチングファンクションを同時に含むことができる。
本発明は、従来設計されたネットワーク要素及び解決策を用いるセルラー無線ネットワークに対し、ワイヤレス通信に関連した全ての特殊なネットワーク要素及び特殊なファンクションを実施できるようにする。従って、ワイヤレスATMのための特殊な解決策の設計が回避される。関連するセルラーネットワーク要素は、標準的なUNIインターフェイスを経てATMネットワークに接続されるが、セルラーネットワーク要素間の信号伝達は、ATMネットワークを経、上記永久的な仮想接続又は個別の信号接続を経て透過的に行なわれる。従って、ワイヤレス通信に関連した信号は、標準的ATM UNIプロトコルに何ら変化を生じさせない。
【図面の簡単な説明】
以下、添付図面を参照して本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明を適用できるテレコミュニケーションシステムの基本的アーキテクチャーを示す図である。
図2は、ATMセルの構造を示す図である。
図3は、本発明のスイッチングネットワーク要素を示すブロック図である。
図4ないし6は、ATM技術が適用される異なるGSMネットワークアーキテクチャーを示す図である。
図7、8及び9は、本発明のATM接続のスイッチングを示す信号図である。
好ましい実施形態の詳細な説明
本発明は、広帯域ATM技術を用いる全てのネットワークに適用して、それらネットワークにワイヤレス通信及び移動体管理を導入することができる。本発明は、対応的に、ATM技術を使用することによりネットワーク要素間に送信システムを実施するいかなるテレコミュニケーションネットワークにも適用できる。以下、本発明は、移動システムを用いて一例として説明する。
ワイヤレスATMを実施するために全体として又はそのネットワーク要素として使用される移動通信システムは、いかなるセルラー無線システムでもよく又は他の無線システムでもよい。異なるセルラーシステムは、異なる形式のネットワーク要素の数及び機能に関して互いに相違してもよい。セルラーシステムは、例えば、移動サービス交換センター及びベースステーションのみを含んでもよいし、又はベースステーションコントローラも含むようにしてもよい。又、信号は、異なるセルラーシステム間で著しく変化してもよい。しかし、このような相違は、本発明にとって重要ではない。というのは、本発明により与えられる効果の1つは、特に、ATMスイッチングファンクションを1つ以上のネットワーク要素に追加することを除いて、信号及びネットワーク要素を不変に維持できることだからである。本発明によるATMスイッチングの制御は、コール設定と同じ段階にそして関連システムに規定された同じネットワーク要素により内部制御インターフェイスを経て実行することができる。
又、ベースステーションと移動ステーションとの間の無線インターフェイスの形式も、本発明にとって重要ではない。無線インターフェイスは、狭帯域、広帯域、TDMA又はCDMA、衛星、現行の規格(例えば、GSM)に基づくインターフェイス、或いは将来の規格(例えば、UMTS)に基づくインターフェイスである。
本発明の好ましい実施形態の以下の説明においては、ヨーロピアンデジタルセルラー移動通信システムGSM(移動通信用のグローバルシステム)が一例として使用される。GSMシステムの基本的な構造部分は、GSM推奨勧告に規定されている。GSMシステムの最も重要な説明に関しては、GSM推奨勧告、及びM.モーリ及びM.ポーテット著の「移動通信用のGSMシステム」、パライゼウ、フランス、1992年、ISBN:2−9507190−07−7を参照されたい。
図1は、移動ステーションMS、ベースステーションBTS、ベースステーションコントローラBSC及び移動サービス交換センターMSCを含む従来のGSMネットワークを示す。コール制御、移動体管理及び無線リソースの制御のような移動ネットワークの特殊なファンクションは、PLMNネットワーク要素BTS、BSC及びMSCで実施される。MSCは、コール設定、コール交換及びコール制御を実行する。ベースステーションシステムは、ベースステーションコントローラBSC及びベースステーションBTSを備えている。ベースステーションコントローラBSCは、複数のベースステーションを制御するのに使用される。又、BSCは、それに接続された2つのベースステーション間のハンドオーバーも制御できる。BSCについては、MSCへのAインターフェイス、及びベースステーションBTSへのAbisインターフェイスが定義される。これらインターフェイスは、GSM推奨勧告に規定されている。ベースステーションBTSは、移動ステーションMSがBSC及びMSCへスイッチングされるときに通る無線インターフェイスを与える。
移動ネットワークPLMNへは、図1に示されていない他のネットワーク要素、例えば、加入者データベースHLR(ホーム位置レジスタ)及びVLR(ビジター位置レジスタ)や、オペレーション・メンテナンスセンターOMCもスイッチングされる。ホーム位置レジスタHLRには、加入者データが永久的に記憶されると共に、特定の時間に移動ステーションが位置するエリアのビジター位置レジスタVLRに関するデータ記憶される。VLRのエリアを訪問する加入者の加入者データは、ビジター位置レジスタVLRに一時的にコピーされる。少なくとも1つのMSCは、PSTNのような別のネットワークへのゲートウェイを与える。この形式のMSCは、ゲートウェイMSCと称する。又、図1は、種々のスピーチトランスコード化及び速度調整オペレーションを実行するトランスコーダTCのような個別の要素も示している。トランスコーダTCは、BSCとMSCとの間で動作するが、物理的には、しばしばMSCに関連して構成される。トランスコーダTCは、本発明にとって重要でないが、異なるネットワーク構成を例示するためにここでの説明に含ませる。トランスコーダTCは、MSCのような別のネットワーク要素の一部分であるのも任意である。
GSMネットワーク要素は、ネットワーク要素の特性に基づき、スイッチングネットワーク要素と、送信ネットワーク要素とに分類することができる。スイッチングネットワーク要素は、送信ネットワーク要素間で接続を動的に且つ選択的にスイッチングする能力(スイッチングフィールド)を有する。送信ネットワーク要素は、ユーザ情報を送信及び受信する送信ターミナルとして機能する。MSC及びBSCは、通常、その性質がスイッチングネットワーク要素であり、一方、MS、BTS及びTCは、通常、その性質が送信ターミナルである。
図1に示す従来のGSMネットワークでは、BTS−BSC間の送信リンク11、BSC−TC間の送信リンク12、TC−MSC間の送信リンク13、及び交換機間の(トランク)送信リンク14(例えば、MSC−GMSC)は、回路交換PCMリンクである。BSC、MSC及びGMSCは、異なるPCMリンクの回路を互いに選択的にスイッチングするための時分割マルチプレクス型(TDM)スイッチングフィールドを含む。上述したように、移動ネットワークの送信システムの能力及び融通性を高めるために、移動ネットワークにATM技術を使用することも提案されている。その提案された解決策において、図1の送信リンク11ないし14は、異なるネットワーク要素間で仮想接続をスイッチングするためにそれ自身のATMスイッチ(1つ又は複数)が設けられたATM送信ネットワークに置き換えられる。
本発明の基本的な原理によれば、PLMNネットワークのスイッチングネットワーク要素、例えば、MSC又はBSCには、ATMスイッチングフィールドが設けられ、これは、従来のTDMスイッチングフィールドに取って代わるか、又はそれと並列に動作する。図3は、本発明によるMSC又はBSCを示す。従来のMSC/BSCから、図3はコール制御31を示し、これは、一般に、コール制御、移動体管理、無線リソース管理等のコールスイッチングに関係し得る全てのリソースを表わす機能的ブロックとしてのみ説明する。コール制御31は、他のネットワーク要素への信号接続33(例えばSS7)を有する。この信号接続は完全にATMレイヤの外部に延び得る。しかしながら、信号接続33は、永久的なATM仮想接続であって、これを通してPLMN信号がATMセルのペイロードにおいて透過的に転送されるのが好ましい。以下の例で示すように、本発明の好ましい実施形態において、信号接続33を通る全てのPLMN信号は、完全に、GSM推奨勧告に従う。
図3のMSC/BTSには、更に、コール制御31がインターフェイスユニット30を経て制御するところのATMスイッチングフィールド(マトリクス)301が設けられる。図3の実施形態におけるインターフェイスユニット30は、次の機能的要素、即ちマネージメント情報ベースMIB、ATM信号制御SIGN.CTRL、及びスイッチングマトリクス301へのオペレーション・メンテナンスインターフェイスO&Mを備えている。ATM信号制御SIGN.CTRLは、上記参照文献[1]及び[2]に基づくUNI信号を保証し、そしてO&Mインターフェイスを経てスイッチングマトリクス302のスイッチングオペレーションを制御する。マネージメント情報ベースMIBには、ATMスイッチのUNIインターフェイスにおいて使用される仮想経路及び仮想チャンネル接続に関する状態及び構成情報(マネージメント情報)が維持される。MIBにおいて得られるマネージメント情報の形式は、例えば、物理的レイヤ、ATMレイヤ、ATMレイヤ統計情報、仮想経路接続VPC、仮想チャンネル接続VCC、及びアドレス記録情報である。
ATMスイッチングマトリクス301と他のネットワーク要素(BTS、BSC、MSC、TC及び/又はATMネットワークスイッチ)との間の全てのインターフェイスは、ユーザ対ネットワークインターフェイスUNIである。UNIインターフェイスは、参照文献[1]、[2]及び[3]に関連して規定されている。従って、ATMスイッチングマトリクスの場合には、UNIインターフェイスを経てそれに接続されたPLMNネットワーク要素は、UNIインターフェイスを経てそれが到達し得る従来のATMデバイス(ユーザ)又はATMスイッチを表わす。ATMスイッチングファンクションをもたないPLMNネットワーク要素には、ATMインターフェイスデバイスが設けられ、これは、ATMネットワーク3へのUNIインターフェイス、及びネットワーク要素へのPLMNインターフェイスを与える。
本発明のMSC/BSCは、ATMスイッチングマトリクス301に加えて、図3に破線で示す従来のTDMスイッチングマトリクス32を含むこともできる。この解決策は、例えば、他のネットワーク要素が回路交換接続及びATM技術の両方でMSC/BSCに接続されそしてMSC/BSCが両方の技術を使用してコールをスイッチングできるべきときに、適用することができる。MSC/BSCは、他のネットワーク要素がATM技術をサポートするか否かに基づき特定の時間に使用されるべきスイッチング技術を選択する。
図4ないし6は、ATM技術が適用されるときのGSMネットワークアーキテクチャーの異なる進化段階を示す。図4において、ATM技術は、交換機(仮想トランクATMを用いる)間の送信接続に使用される。換言すれば、図1の送信リンク14がATM技術に置き換えられる。図5において、ベースステーションコントローラBSCとベースステーションBTSとトランスコーダTCとの間の回路交換送信リンク11及び12(図1)が仮想ATM接続に置き換えられる。BSCにはATMスイッチングファンクションが設けられる。図6において、全ての送信リンク11ないし14(図1)が仮想ATM接続に置き換えられる。又、図6は、本発明に用いられる解決方法を最も良く示している。ベースステーションコントローラBSC及びスイッチングセンターMSC(その性質がスイッチングネットワーク要素)には、ATMスイッチング特徴が設けられ、ベースステーションBTSとトランスコーダTCと他の送信形式のネットワーク要素との間で仮想ATM接続をスイッチングできるようにする。又、図6は、データサポート61をネットワーク要素として示しており、このデータサポートは、通常、データネットワーク62へのある種のルータ、ゲートウェイ等を表わす。当該オペレーションは、例えば、GSMネットワークに汎用パケット無線システム(GPRS)ネットワークを接続することである。図4ないし6におけるATM送信ネットワーク40、50又は60は、実際のATMスイッチも含む通常のATMネットワークでよい。又、ATMネットワーク60は、B−ISDNのような他のATMネットワーク2に接続することもできるし、N−ISDN、PSDN(例えば、X.25)又はインターネットのような他のデータネットワーク4に接続することもできる。
ATMネットワーク40、50及び60は、本発明のATMスイッチング能力が与えられたネットワークアーキテクチャー及びPLMNネットワーク要素を用いてワイヤレスATMの概念が形成された標準的なATMネットワークであるのが効果的である。考えられるワイヤレスATMネットワークのアーキテクチャーは、図6の形式である。
更に図3を参照すれば、コール制御31は、ATMレイヤ及び物理的レイヤのパラメータに関連したマネージメント情報をインターフェイスユニット30において操作することによりスイッチングマトリクスを制御する。インターフェイスユニット30は、仮想接続の確立、維持及び解除を完全にUNI信号に基づいて実行する。
以下、図7を参照してコールスイッチングの一例を説明する。このスイッチングは、ATMスイッチングファンクションが設けられた本発明のテレコミュニケーションネットワーク要素を用いて実行される。この例は、例えば、ATMスイッチングファンクションが設けられたネットワーク要素がBSCである図5のネットワークアーキテクチャーに適用できる。この例は、いつハンドオーバーを実行すべきか判断する(GSMシステムの場合と同様に)1つの同じBSCへスイッチングされる2つのBTS間のハンドオーバー(コールの)を示す。ここに示す移動ネットワーク信号は、GSM信号に基づく。しかしながら、この例は、本発明によるネットワーク要素が2つのポイント間で仮想ATM接続をいかにスイッチングできるかの方法を説明するものに過ぎないことを理解されたい。本発明は、本発明が適用されるテレコミュニケーションシステム又はネットワーク要素、或いはネットワーク信号の形式に依存しない。
従来から知られているように、MSは、それにサービスするベースステーションに加えて、隣接ベースステーションの特定グループからのダウンリンク信号も測定する。MSは、測定結果をベースステーションコントローラBSCへ規則的に報告し、そしてBSCは、その測定結果に基づいてハンドオーバーの判断を行う。図7は、MSが現在それにサービスしているベースステーションBTS_o(以下、古いベースステーションと称する)に測定報告を測定報告メッセージにおいて送信する状態を示す。BTS_oは、永久的な仮想接続PVC2を経てATMセルにおいてBSCへ測定報告を送信する。
ここで、MSにより送られた測定結果に基づき(及び使用するハンドオーバーアルゴリズムに基づき)、BSCは、古いベースステーションBTS_oから新たなベースステーションBTS_nへコールをハンドオーバーすべきかどうか判断を行うと仮定する。
BSCは、必要な無線リソースを接続に割り当て、そしてCHANNEL_ACTIVATIONメッセージでトラフィック/無線チャンネルをアクチベートするように新たなベースステーションBTS_nに指令する。本発明の好ましい実施形態では、ベースステーションBTSの各無線チャンネルは、所定のアドレスを有すると共に、ベースステーションのATM調整要素及びUNIインターフェイスにポートを有する。従って、BTS_nは、割り当てられたトラフィック/無線チャンネルを正しいATM接続にスイッチすることができる。このようにして割り当てられたトラフィック/無線チャンネルのアドレスは、addr_1、即ち関連する所定のVPI/VCI値であり、これに対して、BTS_nは、メッセージCHANNEL_ACTIVATION_ACKを送信することにより確認する。
BSCは、古いベースステーションBTS_oに、新たなベースステーションBTS_nに関する情報を含むHANDOVER_COMMANDメッセージを送信する。次いで、GSM推奨勧告に基づくハンドオーバーが古いベースステーションから新たなベースステーションへ実行される。ハンドオーバーの結果として、新たなベースステーションBTS_nにおいてコールに割り当てられた無線インターフェイストラフィックチャンネルは、BSCと新たなベースステーションBTS_nとの間に確立される論理接続へとスイッチングされる。ハンドオーバーに関連したGSM信号は、本発明にとって重要ではなく、ここでは詳細に説明しない。図7に示すメッセージの詳細な説明については、上記文献及びGSM推奨勧告を参照されたい。
ハンドオーバーが無線経路において完了したという情報(HANDOVER_COMPLETE)をBSCが新たなベースステーションBTS_nから受信した後に、BSCは、古いベースステーションBTS_oの仮想接続から新たなベースステーションBTS_nの仮想接続へコールをスイッチングし、そして古いベースステーションBTS_oの仮想接続を解除する。その関連ATM信号は、図7において、破線のブロック70及び80で示されている。ブロック70及び80の信号は、図8にも示されており、そして対応的に、図9にも示されている。これらの図は、図3のBSC内部の要素間で交換されるメッセージの例を示す。しかしながら、BSCの内部機能及び構造は、自由に実施することができ、そして図3、8及び9に示す例に何ら限定されるものでないことに注意されたい。
図7及び8を参照すれば、BSCのコール制御31(図3)は、ベースステーションBTS_nとBSCとの間の仮想回路としてトラフィックチャンネルをスイッチングするためのコマンドをインターフェイスユニット30へ発生する。より詳細には、コール制御31は、信号制御ユニットSIGN−CTRLへ接続コマンドを送信する。この接続コマンドは、新たなベースステーションBTS_nのアドレスaddr_1及び他の当事者(例えば、TC)のaddr_2をパラメータとして含む。これらのアドレスは、ATM又はE.164アドレスである。信号制御ユニットSIGN−CTRLは、次いで、コマンドget_infoでMIPデータベースに問合せを発し、そのポート(ATMスイッチングマトリクス301の)には、アドレスaddr_1及びaddr_2が接続される。MIPは、info応答に、ポート番号と、接続に使用すべきVPI/VCI値とを与える。次いで、信号制御ユニットSIGN−CTRLは、通常のATM接続設定手順を実行する。換言すれば、信号ユニットSIGN−CTRLは、新たなベースステーションBTS_nにメッセージATM_UNI_Setupを送信する。BTS_nは、メッセージATM_UNI_Connectを送信することによりコールを受け入れる。他の当事者への仮想接続が既に存在するので、この例ではそれを再び確立する必要はない。信号ユニットSIGN−CTRLは、O&Mインターフェイスを経てスイッチングマトリクス301に新たなベースステーションBTS_nのVPI/VCIを他の当事者のVPI/VCIへスイッチングするように指令する(スイッチコマンドで)。SIGN−CTRLは、次いで、コール制御31へ確認connect_okを発生する。
図7及び9を参照すれば、BSCのコール制御31は、古いベースステーションBTS_oとBSCとの間の仮想接続を解除するコマンドをインターフェイスユニット30へ発生する。より詳細には、コール制御31は、信号制御ユニットSIGN−CTRLへ解除コマンドを送信する。接続コマンドは、古いベースステーションBTS_oに割り当てられたトラフィック/無線チャンネルのアドレスaddr_3をパラメータとして含む。次いで、信号制御ユニットSIGN−CTRLは、コマンドget_infoでMIPデータベースに問合せを発し、そのポート(ATMスイッチングマトリクス301の)には、アドレスaddr_3が接続される。MIPは、info応答に、ポート番号と、接続に使用すべきVPI/VCI値とを与える。次いで、信号制御ユニットSIGN−CTRLは、通常のATM接続解除手順を実行する。換言すれば、信号ユニットSIGN−CTRLは、古いベースステーションBTS_oにメッセージATM_UNI_Releaseを送信し、そしてBTS_oは、メッセージATM_UNI_Release_Completedを送信することにより確認を行う。SIGN−CTRLは、他の当事者への接続から古いベースステーションBTS_oの仮想接続を解除する解除コマンドをATMスイッチングマトリクス301へ発生する。次いで、SIGN−CTRLは、確認release_okをコール制御31へ発生する。
BSCは、ハンドオーバーが行なわれることをMSCに通知し、次いで、GSMメッセージRF_CHANNEL_RELEASEを送信することにより無線チャンネルリソースを解除するように古いBTS_oに指令する。BTS_oは、確認メッセージRF_CHANNEL_RELEASE_ACKを送信する。これで、ハンドオーバーが完了となる。
MSC/BSCが、スイッチングの前に、両当事者に対して仮想接続を設定する必要があるときには(例えば、コール設定に関連して)、上記メッセージATM_UNI_Setupを両当事者へ送信し、両当事者は、メッセージATM_UNI_Connectで応答する。他の当事者は、PLMNネットワーク要素に加えて、ATMスイッチ又はATMターミナルである。
添付図面及びそれを参照した以上の説明は、本発明を単に例示するものに過ぎない。請求の範囲に記載した本発明の精神及び範囲内で本発明の細部を種々変更し得ることを理解されたい。
Claims (20)
- 移動局(MS)と、基地局(BTS)と、移動体通信ネットワークの呼制御と移動体管理シグナリングとを実行する呼制御ユニット(31)を具備する少なくとも1つのスイッチングネットワーク要素(BSC,MSC)と、上記基地局と上記少なくとも1つのスイッチングネットワーク要素との間で仮想ATM送信接続を動的にスイッチングするATMスイッチングファンクション(301)と、を備えたテレコミュニケーションネットワークであって、
上記ATMスイッチングファンクション(301)が、上記少なくとも1つのスイッチングネットワーク要素(MSC,BSC)に配置され、
上記スイッチングネットワーク要素が、上記呼制御ユニット(31)と上記ATMスイッチングファンクション(301)とに接続された内部インタフェースユニット(30)であって、上記呼制御ユニット(31)の呼制御ファンクションにより当該インタフェースユニットを介して上記ATMスイッチングファンクション(301)を制御する内部インタフェースユニット、をさらに具備する、ことを特徴とするテレコミュニケーションネットワーク。 - ワイヤレスATMネットワークである、請求項1に記載のテレコミュニケーションネットワーク。
- 移動体通信ネットワークである、請求項1に記載のテレコミュニケーションネットワーク。
- 上記スイッチングネットワーク要素(BSC,MSC)と各基地局(BTS)との間に、呼制御及び移動体管理シグナリングのためのシグナリング接続を設け、これらシグナリングが、永久的なものであって上記ATMファンクションに対して透過的である、請求項1から請求項3のいずれかに記載のテレコミュニケーションネットワーク。
- 上記シグナリング接続が、上記基地局(BTS)と上記スイッチングネットワーク要素(BSC,MSC)との間の永久的ATM仮想チャネルである、請求項4に記載のテレコミュニケーションネットワーク。
- 上記基地局(BTS)と上記スイッチングネットワーク要素(BSC,MSC)との間にユーザ対ネットワークインタフェース(UNI)を設ける、請求項1から請求項5のいずれかに記載のテレコミュニケーションネットワーク。
- 上記テレコミュニケーションネットワークが、時分割多重型の送信リンクにより上記スイッチングネットワーク要素(BSC,MSC)に接続された基地局又は他のネットワーク要素を含み、上記スイッチングネットワーク要素(BSC,MSC)が、更に、回路交換接続をスイッチングするための時分割多重型スイッチングフィールド(32)を含む、請求項1から請求項6のいずれかに記載のテレコミュニケーションネットワーク。
- 上記スイッチングネットワーク要素(BSC,MSC)が、上記基地局又は他のネットワーク要素がATM送信をサポートするか否かに基づいて、上記基地局又は別のネットワーク要素に仮想ATM接続又は回路交換接続のいずれかをスイッチングするように構成された、請求項7に記載のテレコミュニケーションネットワーク。
- 上記少なくとも1つのスイッチングネットワーク要素(BSC,MSC)が、移動サービス交換センタ(MSC)及び/又は基地局コントローラ(BSC)を含む、請求項1から請求項3のいずれかに記載のネットワーク。
- 上記ATMスイッチングファンクション(301)が、上記スイッチングネットワーク要素(BSC,MSC)の制御に応答して、前記ATMスイッチングファンクション、すなわち、呼に対する論理的な仮想チャネルを設定、解放又は再スイッチングするために用いられる上記基地局(BTS)と上記他のポイントとの間における標準的なUNIシグナリング手順を実行する手段(30)を具備する、請求項1から請求項9のいずれかに記載のネットワーク。
- 移動局(MS)と、基地局(BTS)と、移動体通信ネットワークの呼制御と移動体管理シグナリングとを実行する呼制御ユニット(31)を具備する少なくとも1つのスイッチングネットワーク要素(BSC,MSC)と、上記基地局(BTS)と上記少なくとも1つのスイッチングネットワーク要素(BSC,MSC)との間における仮想ATM送信接続を動的にスイッチングするATMスイッチングファンクション(301)と、を備えたテレコミュニケーションネットワークにおいて移動体管理及び呼制御を行う方法であって、
上記移動体通信ネットワークの呼制御及び移動体管理に関連したファンクションを上記スイッチングネットワーク要素(BSC,MSC)において実行する段階と、
上記基地局(BTS)と上記スイッチングネットワーク要素(BSC,MSC)との間の永久的な論理的仮想チャネルにおいて上記移動体管理及び呼制御に関連したシグナリングを、ATMネットワークを介して透過的に送信する段階と、
UNIシグナリングを使用して、上記ATMスイッチングファンクションにより基地局(BTS)と上記スイッチングネットワーク要素と及び/又は他の通信相手との間において、呼特有の論理的仮想チャネルを確立する段階と、
上記スイッチングネットワーク要素(BSC,MSC)の呼制御ユニット(31)の呼制御ファンクションにより内部インターフェイスを介して上記ATMスイッチングファンクション(301)を制御する段階と、
を含むことを特徴とする方法。 - ワイヤレスATMネットワークにおいて実行される、請求項11に記載の方法。
- 移動体通信ネットワークにおいて実行される、請求項11に記載の方法。
- 移動体通信ネットワークの呼制御及び移動体管理シグナリングを実行する呼制御ユニット(31)を具備する、移動体通信ネットワークにおけるスイッチングネットワーク要素であって、
基地局に対して仮想ATM送信接続を動的にスイッチングするためのATMスイッチングファンクションと、
上記呼制御ユニット(31)と上記ATMスイッチングファンクション(301)とに接続された内部インタフェースユニット(30)であって、上記呼制御ユニット(31)の呼制御ファンクションにより当該インタフェースユニット(30)を介して上記ATMスイッチングファンクションを制御する内部インタフェースユニット(30)と、
を具備することを特徴とするスイッチングネットワーク要素。 - 回路交換接続をスイッチングするための時分割多重型スイッチングフィールドも備えた、請求項14に記載のスイッチングネットワーク要素。
- 上記基地局又は他のネットワーク要素がATM送信をサポートするか否かに基づいて、仮想ATM接続又は回路交換接続のいずれかを上記基地局(BTS)又は他のネットワーク要素にスイッチングするように構成される、請求項15に記載のスイッチングネットワーク要素。
- 移動サービス交換センタ及び/又は基地局コントローラを備えた、請求項14に記載のスイッチングネットワーク要素。
- 移動体通信ネットワークにおけるスイッチングネットワーク要素のためのインタフェースユニットであって、
上記スイッチングネットワーク要素が、移動体通信ネットワークの呼制御及び移動体管理シグナリングを実行するための呼制御ユニット(31)と、基地局に対して仮想ATM送信接続を動的にスイッチングするためのATMスイッチングファンクション(301)と、を具備し、
上記インタフェースユニット(30)が、上記スイッチングネットワーク要素に備えられ、上記呼制御ユニット(31)と上記ATMスイッチングファンクション(301)とに接続され、上記呼制御ユニット(31)の呼制御ファンクションにより当該インタフェースユニット(30)を介して上記ATMスイッチングファンクション(301)を制御する、
ことを特徴とするインタフェースユニット。 - 上記スイッチングネットワーク要素が移動サービス交換センタ(MSC)及び/又は基地局コントローラ(BSC)を具備する、請求項18に記載のインタフェースユニット。
- コンピュータ又はプロセッサ上で実行されたときに、請求項11から請求項13のいずれかに記載の方法における段階を実行するように構成されたプログラムコード手段を具備することを特徴とするコンピュータプログラム製品。
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