JP4114387B2 - 輝尽性蛍光体プレート用包装体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、防湿袋で包装された輝尽性蛍光体プレートを収納した輝尽性蛍光体プレート用包装体(以下、単に包装体ともいう)に関する。
【0002】
【従来の技術】
X線画像のような放射線画像は病気診断用などに多く用いられている。このX線画像を得るために被写体を通過したX線を輝尽性蛍光体(蛍光スクリーン)に照射し、これにより生じた可視光を通常の写真をとるときと同じように銀塩を使用したフィルムに照射して現像した、いわゆる放射線写真が利用されている。しかし、近年、銀塩を塗布したフィルムを使用しないで輝尽性蛍光体から直接画像を取り出す方法が工夫されるようになった。
【0003】
画像を取り出す方法としては、被写体を透過した放射線を輝尽性蛍光体に吸収させた後、光又は熱エネルギー等で輝尽性蛍光体を励起することにより、輝尽性蛍光体が蓄積している放射線エネルギーを蛍光として放射し、この蛍光を検出し画像化する方法が挙げられる。具体的には、例えば米国特許3,859,527号及び特開昭55−12144号等にフィルム支持体上に輝尽性蛍光体層を形成した輝尽性蛍光体シートを使用した放射線画像変換方法が記載されている。
【0004】
これらの方法は、輝尽性蛍光体シートの輝尽性蛍光体層に被写体を透過した放射線を当てて被写体各部の放射線透過密度に対応する放射線エネルギーを蓄積させて、その後に輝尽性蛍光体層を可視光線、赤外線などの電磁波(励起光)で時系列的に励起することにより、該輝尽性蛍光体層中に蓄積されている放射線エネルギーを輝尽発光として放出させ、この光の強弱による信号をたとえば光電変換し、電気信号を得て、この信号を感光フィルムなどの記録材料、CRTなどの表示装置上に可視像として再生するものである。
【0005】
この放射線像記録再生方法によれば、従来の放射線写真フィルムと増感紙との組合せを用いる放射線写真法による場合に比較して、はるかに少ない被曝線量で情報量の豊富な放射線画像を得ることができるという利点がある。
【0006】
このような輝尽性蛍光体は、放射線を照射した後、励起光を照射すると輝尽発光を示す輝尽性蛍光体であるが、実用上では、波長が400〜900nmの範囲にある励起光によって300〜500nmの波長範囲の輝尽発光を示す輝尽性蛍光体が一般的に利用される。
【0007】
輝尽性蛍光体シートとしては、フィルム支持体上に輝尽性蛍光体層を塗設した塗設タイプが、取り扱い易く、作り易く、性能が安定していることから多く使用されている。輝尽性蛍光体シートは輝尽性蛍光体が湿度により分解しやすく、画像の劣化が起こりやすい欠点を有しているため、輝尽性蛍光体シートを防湿性のフィルムで封止し、湿度による画像劣化を防止することが一般的に採られている。本発明では、輝尽性蛍光体シートを封止フィルムで封止した封止体を平板上(トレー)に取り付けた状態を輝尽性蛍光体プレートと言う。
【0008】
次に防湿袋で包装された輝尽性蛍光体プレートの従来の包装体につき図5、図6を参照しながら説明する。図5は従来の包装体の概略図である。図5の(a)は従来の包装体の概略斜視図である。図5の(b)は図5の(a)のC−C′に沿った概略断面図である。
【0009】
図中、8は防湿袋7で包装された輝尽性蛍光体プレートを示し、9は輝尽性蛍光体プレート8を保護するために輝尽性蛍光体プレート8に巻き回されたた緩衝シートを示す。10は包装体を示し、11は防湿袋7で包装された輝尽性蛍光体プレート8を収納する外箱を示す。11aは外箱の収納部を示し、11bは収納部11aに被せるキャツプを示す。
【0010】
図6は図5に示される輝尽性蛍光体プレートの拡大概略斜視図である。図中、12はフィルム支持体12aに輝尽性蛍光体層12bを設けた輝尽性蛍光体シートを示し、13は輝尽性蛍光体シート12を封止する封止フィルムを示す。13aは輝尽性蛍光体層12b側を封止する封止フィルムを示し、13bは支持体12a側を封止する封止フィルムを示す。14は封止フィルム13により封止した輝尽性蛍光体シート12を固定するトレーを示す。
【0011】
図5、図6で示される従来の包装体10の場合、外箱11に収納されている輝尽性蛍光体プレート8の外部からの圧力、衝撃等に対する保護は、緩衝シート9と外箱11とにより行っている。
【0012】
このため、輸送中に包装体を落下した場合の衝撃を緩和する機能及び包装体10の上部から押圧を受けた場合も緩和する機能が不足した構造になっているので、輸送中の取り扱いは十分に注意する必要がある。
【0013】
輝尽性蛍光体プレートの使用方法は、使用する医療機関の状況、放射線画像記録装置の種類により異なっている。例えば、多くの被検者を撮影する病院では、放射線画像記録装置に輝尽性蛍光体プレートを直接取り付け、撮影後放射線画像記録装置に組み込まれた放射線画像再生装置により可視像として再生・保存し、輝尽性蛍光体プレートの記録は消去し、次の被検者を撮影している。撮影する被検者が少ない病院では、放射線画像記録装置に輝尽性蛍光体プレートを装填したカセッテを装着し、撮影後カセッテを放射線画像再生装置にセットし可視像として再生する方法を行なっている。
【0014】
通常、カセッテを使用する放射線画像記録装置の場合は、撮影毎にカセッテを交換し撮影するため、輝尽性蛍光体プレートを装填した複数のカセッテを用意しているので、カセッテの数に合わせ、輝尽性蛍光体プレートを保管している。このため、万一、カセッテに装填する輝尽性蛍光体プレートがヒビ、欠け等で使用できなくなった場合は他の輝尽性蛍光体プレートに交換して使用ことが可能である。
【0015】
しかし、放射線画像記録装置に輝尽性蛍光体プレートを取り付ける放射線画像記録装置の場合、輝尽性蛍光体プレートが高価であることから、一般的に予備の輝尽性蛍光体プレートを持たないで、輝尽性蛍光体プレートの使用期限に応じて購入している。また、交換頻度が1〜2年に1回と非常に少ないため、輝尽性蛍光体プレートの一枚を、図5、図6に示す様な包装体として製造元の倉庫から病院まで輸送している。万一、輸送途中に事故(特に落下事故)が発生して、輝尽性蛍光体プレートを交換する段階で、ヒビ、欠け等で使用できないことが判った場合、代わりがないため、新たな輝尽性蛍光体プレートが届かない間、放射線画像記録装置が使用できなくなる危険が高い。
【0016】
この様な状態になることを避けるため、図5、図6に示す様な包装体を、輸送中での落下事故等が発生しないように慎重に取り扱っている。また、製造元の倉庫から医療機関までの輸送は他の荷物と混載されて輸送される場合が多いので、輸送する側でも非常に気を使わなければならない荷物となっており、通常の取り扱いができる包装体の開発が望まれている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記状況に鑑みなされたものであり、その目的は、特別に注意することなく一般の荷物と同じ取り扱いで輸送が可能な安全性の高い、包装体を提供することである。
【0018】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、下記の構成により達成された。
【0019】
1)防湿袋で包装された輝尽性蛍光体プレートを収納した内箱を、第1保護部材に収納し、更に、それを外箱である第2保護部材に収納した該輝尽性蛍光体プレート用包装体において、該記第1保護部材は上下に開口部と該開口部を構成する4つの側壁とを有する矩形の筒形状をなし、該内箱には該輝尽性蛍光体プレートの輝尽性蛍光体層が下向きになるように収納され、該側壁の内側に前記内箱を載置する棚部を設け、該棚部に前記内箱を載置し、前記第1保護部材の上側の開口部を構成する前記側壁の内側に沿って押さえ部材を嵌め込み、前記内箱を前記第1保護部材の前記棚部に固定することを特徴とする輝尽性蛍光体プレート用包装体。
【0021】
2)前記棚部に載置された内箱は、内箱の裏面と第1保護部材の上面との距離が10〜20mmであることを特徴とする1)に記載の輝尽性蛍光体プレート用包装体。
【0022】
3)前記棚部に載置された内箱は、内箱の表面と第1保護部材の底面との距離が10〜20mmであることを特徴とする1)又は2)に記載の輝尽性蛍光体プレート用包装体。
【0023】
4)前記第2保護部材の外箱が、平面圧縮強さが85〜110N/32.25cm2である段ボールを使用した段ボール箱であることを特徴とする1)〜3)の何れか1項に記載の輝尽性蛍光体プレート用包装体。
【0024】
【発明の実施の形態】
本発明に係わる実施の形態を図1〜図4を参照し説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0025】
図1は包装体の分解概略斜視図である。図中、1は包装体を示す。包装体1は、内箱4を収納した第1保護部材3と、第1保護部材3を収納する第2保護部材である外箱2とを有している。内箱4には防湿袋で包装された輝尽性蛍光体プレートが収納されている。第1保護部材3は、上部に開口部6aと下部に開口部6b(図2を参照)と長辺側の側壁301a、301bと、短辺側の側壁302a、302bとを有する矩形の筒形状をしている。301a1、301b1は長辺側の各側壁301a、301bの上面を示し、302a1、302b1は短辺側の各側壁302a、302bの上面を示す。
【0026】
201は外箱2の蓋部を示し、202は封緘用のテープを示す。401は内箱4の裏面を示す。
【0027】
5は第1保護部材3に収納された内箱4の上部の第1保護部材3の各側壁の内面に沿って嵌め込まれた押さえ部材を示す。押さえ部材5は第1保護部材3の両長辺側用の押さえ部材501a、501bと、第1保護部材3の短辺側用の押さえ部材502a、502bとを有している。尚、この時押さえ部材の表面5aと第1保護部材3の各側壁の表面は同一表面になっていることが好ましい。内箱4は、押さえ部材5により第1保護部材3の内側に固定された状態となっている。
【0028】
開口部6aは内箱4の裏面401と第1保護部材3の各側壁の内面に沿って嵌め込まれた押さえ部材5とにより一部塞がれた状態となっている。開口部6aを設けることで第1保護部材3に内箱4を収納した状態で、第1保護部材3を外箱2に収納したとき、外箱2の外部から圧力が掛けられた場合でも開口部6aが緩衝域となり、収納されている輝尽性蛍光体プレートを保護することが可能となる。
【0029】
図2は図1に示される内箱4を収納した状態の第1保護部材3の概略分解斜視図である。
【0030】
図中、301a2は第1保護部材3の長辺側の側壁301aの内面を示し、302b2は短辺側の側壁302bの内面を示す。
【0031】
301a3は第1保護部材3の長辺側の側壁301aの内面301a2に設けられた棚部を示す。302b3は第1保護部材3の短辺側の側壁302bの内面302b2に設けられた棚部を示す。
【0032】
第1保護部材3の長辺側の側壁301b及び短辺側の側壁302aの内面にも同様な棚部301b3、302a3(図3を参照)が設けられている。
【0033】
第1保護部材3の各側壁の内面に設けられている各棚部は、各側壁の内面全長に渡り設けても良いし、第1保護部材3の側壁の角部の内側にのみ設けてもかまわない。又、各側壁の内面に設けられている各棚部は、各側壁と一体に設けても良いし、別部材を接着して設けてもかまわない。
【0034】
402は防湿袋で包装された輝尽性蛍光体プレートを収納した内箱4の蓋部の表面を示す。内箱4を第1保護部材3の棚部に載置するとき、内箱4の中に収納されている輝尽性蛍光体プレートの輝尽性蛍光体層は下側になる様にすることが好ましい。この様な形態にすることで、異物が落下してきたとき輝尽性蛍光体層の損傷を防止することが可能となる。
【0035】
押さえ部材5の形状は内箱4の裏面全面を抑えることなく、裏面の周辺部を抑えることが出来れば特に限定はなく、例えば内箱4の両長辺側を抑える押さえ部材501a、501bと両短辺側を抑える押さえ部材502a、502bが個別であっても良いし、各押さえ部材が一体となった枠型構造をしていてもかまわない。本図は4辺が一体となった枠型構造の場合を示している。他の符号は図1と同義である。
【0036】
図3は図2に示される第1保護部材の概略断面図である。図3の(a)は図2のC−C′に沿った概略断面図である。図3の(b)は図2のD−D′に沿った概略断面図である。
【0037】
図中、302a2は第1保護部材3の短辺302aの内面を示し、301b2は長辺301bの内壁を示す。302a3は側壁302aの内面302a2に設けられた棚部を示し、301b3は側壁301bの内面301b2に設けられた棚部を示す。
【0038】
301a4は側壁301aの底面を示し、301b4は側壁301bの底面を示し、302a4は側壁302aの底面を示し、302b4は側壁302bの底面を示す。他の符号は図2と同義である。
【0039】
本図に示されるように、第1保護部材3の各側壁の内面に設けられた各棚部は各側壁の底面から各内面と一体に設けられている。各棚部の各側壁の内面への取り付け位置は特に限定はなく、例えば各辺の底面から離れた各内壁に設けてもかまわく、第1保護部材3の製造方法により選択することが可能である。
【0040】
図4は図1に示される内箱4を保持した第1保護部材3の概略断面図である。図4の(a)は図1のA−A′に沿った概略断面図である。図4の(b)は図1のB−B′に沿った概略断面図である。
【0041】
図中、Eは第1保護部材3の内面から棚部302b3の幅を示す。幅Eは10〜50mmが好ましい。10mm未満では内箱の大きさによっては、内箱に内装されている輝尽性蛍光体プレートが棚部に掛からず内箱のみで受ける場合があり、輸送状態によって輝尽性蛍光体プレートが損傷する危険がある。50mmを越えた場合は、輝尽性蛍光層の位置に棚部がくるため、輸送状態によって輝尽性蛍光体層が損傷する危険がある。各棚部の幅Eは全て同じであることが好ましい。
【0042】
Fは押さえ部材502bの幅を示す。幅Fは10〜100mmが好ましい。10mm未満の場合は、輸送中の振動等により第1保護部材から外れ、輝尽性蛍光体プレートが損傷する危険がある。100mmを越えた場合は、外部からの圧力の緩衝効果が減少し、輝尽性蛍光体プレートに損傷を与える危険がある。各押さえ部材の幅Fは全て同じであることが好ましい。
【0043】
Gは押さえ部材502bの高さ(内箱の裏面と第1保護部材の側壁の上面までの距離に相当する)を示す。高さGは10〜20mmが好ましい。10mm未満の場合、内箱の上部と第1保護部材の各側壁の上面との距離が近くなり、外箱から圧が加えられた場合、外箱の種類によっては緩衝作用が不足し輝尽性蛍光体プレートが損傷を受ける場合がある。20mmを越えた場合は、第1保護部材が高くなることに伴い、第2保護部材を大きくする必要が生じ、第2保護部材の材料によってはコストが高くなる場合がある。各押さえ部材の高さGは全て同じであることが好ましい。
【0044】
Hは棚部材302b3の高さ(内箱の表面と第1保護部材の底面までの距離に相当する)を示す。高さHは10〜20mmが好ましい。10mm未満の場合、第1保護部材の材質によっては落下等により外圧が加えられた時に圧縮する場合があり、内箱にまで力が加わり輝尽性蛍光体プレートが損傷する場合がある。20mmを越えた場合は、第2保護部材の材質によってはコストが高くなる場合がある。棚部材の高さHは全て同じであることが好ましい。
【0045】
Iは第1保護部材3の高さを示し、押さえ部材及び棚部材の高さから、Iは40〜80mmが好ましい。
【0046】
Jは第1保護部材3の側壁302bの厚さを示す。厚さJは10〜50mmが好ましい。10mm未満の場合は、第1保護部材の材質によっては落下等により外圧が加えられた時に圧縮する場合があり、内箱にまで力が加わり輝尽性蛍光体プレートが損傷する場合がある。50mmを越えた場合は、第1保護部材が大きくなることに伴い、第2保護部材を大きくする必要が生じ、第2保護部材の材料によってはコストが高くなる場合がある。第1保護部材3の各側壁の厚さは全て同じであることが好ましい。
【0047】
Kは第1保護部材3の外側の長さを示し、収納する輝尽性蛍光体プレートの大きさにより変更することが可能である。Lは第1保護部材3の内側の長さを示し、収納する輝尽性蛍光体プレートの大きさにより変更することが可能である。Mは第1保護部材3の外側の幅を示し、収納する輝尽性蛍光体プレートの大きさにより変更することが可能である。Nは第1保護部材3の内側の幅を示し、収納する輝尽性蛍光体プレートの大きさにより変更することが可能である。他の符号は図1、図3、図6と同義である。
【0048】
本図に示す如く、内箱4は第1保護部材3の各側壁の内面に設けられた棚部に内箱4が載置され、押さえ部材5により第1保護部材3の内側に固定された状態で収納されている。
【0049】
この様に矩形の筒形状の第1保護部材3の内側に内箱を収納することで、内箱の表面側には開口部6b及び裏面側には開口部6aが閉塞されずに存在するため、外箱2に第1保護部材を収納したとき、外箱の内側と各開口部の間に空間ができる。この空間ができたことで、外部から衝撃を受けた場合も、空間が緩衝帯となり内箱4への衝撃を緩和することができ、更に、内箱4に収納されている輝尽性蛍光体プレートの輝尽性蛍光体層を下向きにして保持していることで、輝尽性蛍光体層の保護性が向上した。又、輸送中の落下に対する衝撃は第1保護部材により緩和され、内箱4は直接影響を受けにくい構造となっている。
【0050】
図1〜図4に示す如き包装形態で輝尽性蛍光体プレートを保護することで輝尽性蛍光体プレートの保護性は向上し、特別に注意することなく一般の荷物と同じ取り扱いで輸送が可能となり、輝尽性蛍光体プレートの交換時期に合わせ購入することができ、管理が容易になった。
【0051】
以下、本発明の輝尽性蛍光体プレート用包装体に使用する材料につき説明する。本発明の第1保護部材に使用する材料は、輸送途中の落下、振動等の外部からの衝撃から輝尽性蛍光体プレートを保護する必要及び作り易いことから、例えば発泡ポリエチレン、発泡スチレン、発泡ウレタン等の発泡樹脂材料が好ましい。
【0052】
本発明の第2保護部材である外箱に使用する材料は、JIS Z 0401に従って測定した平面圧縮強さが85〜110N/32.25cm2を有する材料であれば特に限定はなく、例えばプラスチック製又は紙製の段ボールが挙げられる。紙製の段ボールの場合は、Aフルート又はBフルートの複両面ダンボールが好ましい。
【0053】
外箱の形状は特に限定はなく、例えば「最新 紙加工便覧 テックタイムス編」の827〜832ページに記載されている段ボール箱が挙げられる。
【0054】
本発明に使用する輝尽性蛍光体シートの支持体としては、セルロースアセテートフィルム、ポリエステルフィルム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリアミドフィルム、ポリイミドフィルム、トリアセテートフィルム、ポリカーボネートフィルム等のプラスティックフィルム、アルミニウム箔、アルミニウム合金箔などの金属シート、一般紙及び例えば写真用原紙、コート紙、若しくはアート紙のような印刷用原紙、バライタ紙、レジンコート紙、ベルギー特許第784,615号明細書に記載されているようなポリサッカライド等でサイジングされた紙、二酸化チタンなどの顔料を含むピグメント紙、ポリビニールアルコールでサイジングした紙等の加工紙等が挙げられる。
【0055】
これらの支持体の上に塗設される輝尽性蛍光体層は、バインダーと輝尽性蛍光体粒子とから構成されている。輝尽性蛍光体層を形成している「輝尽性蛍光体」とは、最初の光または高エネルギー放射線が照射された後に、光的、熱的、機械的、科学的または電気的等の刺激(輝尽励起)により、最初の光または高エネルギー放射線の照射量に対応した輝尽発光を示す輝尽性蛍光体をいう。実用的な面からは、光刺激(輝尽励起)により輝尽発光を示す輝尽性蛍光体が好ましく、波長が500nm以上、1μm以下の輝尽励起光によって輝尽発光を示す輝尽性蛍光体が好ましい。
【0056】
輝尽性蛍光体層8bを構成する輝尽性蛍光体の具体例としては、例えば、特開平2−58593号、特開昭61−72087号、特開昭55−12145号、特開昭55−160078号に記載の輝尽性蛍光体が挙げられる。
【0057】
本発明の輝尽性蛍光体プレートを封止する封止フィルムとしては、ASTMD−1003に記載の方法により測定したヘイズ率が5%以上60%未満、モコン法にて30℃、70%RH環境下で測定した酸素透過率は、4.0ml/m2・day以下、モコン法にて40℃、90%RH環境下で測定した透湿度は5.0g/m2・day以下であることが好ましい。
【0058】
これらのフィルムとしては、例えばポリエステルフィルム、ポリメタクリレートフィルム、ニトロセルロースフィルム、セルロースアセテートフィルム等が使用できるが、ポリエチレンテレフタレートフィルムやポリエチレンナフタレートフィルム等の延伸加工されたフィルムが、透明性、強さの面で保護層として好ましく、更には、防湿性の面からこれらのポリエチレンテレフタレートフィルムやポリエチレンテレフタレートフィルム上に無機物蒸着層を少なくとも一層含んだ材料がより好ましい。これら無機物蒸着膜としては薄膜ハンドブックp879〜p901(日本学術振興会)、真空技術ハンドブックp502〜p509、p612、p810(日刊工業新聞社)、真空ハンドブック増訂版p132〜p134(ULVAC 日本真空技術K.K)に記載されている如き無機膜があげられる。
【0059】
例えば、Cr2O3、SixOy(x=1、y=1.5〜2.0)、Ta2O3、ZrN、SiC、TiC、PSG、Si3N4、単結晶Si、アモルファスSi、W、AI2O3等が用いられる。
【0060】
これらの封止フィルムは、必要とされる防湿性にあわせて、樹脂フィルムや樹脂フィルムに金属酸化物などを蒸着した蒸着フィルムを複数枚積層することで最適な防湿性とすることができる。樹脂フィルムの積層方法としては、特に制限はなく、公知のいずれの方法を用いても良い。尚、積層した場合は輝尽性蛍光体蛍光体プレートに接する側は熱熱融着性を有する樹脂フィルムとすることが好ましい。また、積層された樹脂フィルム間に励起光吸収層を設けることによって、励起光吸収層が物理的な衝撃や化学的な変質から保護され安定したプレート性能が長期間維持でき好ましい。また、励起光吸収層は複数箇所設けてもよいし、積層する為の接着剤層に色材を含有して、励起光吸収層としても良い。
【0061】
輝尽性蛍光体プレートを封止するにあたっては、公知のいずれの方法でもよいが、輝尽性蛍光体プレートよりも大きな封止フィルムを輝尽性蛍光体プレートの上下に配置し、輝尽性蛍光体プレートの周囲の封止フィルムをインパルスシーラー等で加熱、融着して封止構造とすることで、輝尽性蛍光体プレートの外周部からの水分の進入も阻止でき好ましい。
また、さらには、輝尽性蛍光体プレートの支持体面側の封止フィルムが1層以上のアルミ箔をラミネートした積層防湿フィルムとすることで、より確実に水分の進入を低減できることから好ましい。
【0062】
本発明に使用するトレーとしては、軽量化、平面性、剛性が重要であり、トレーに使用する材質としては例えばアルミニウム(Al)、アルミニウム合金が挙げられる。アルミニウム合金としては、例えばAl−Mg系合金、Al−マグネシウム(Mg)−ケイ素(Si)系合金、Al−銅(Cu)系合金、Al−Si系合金及びAl−亜鉛(Zn)−Mg系合金、カーボン繊維−発泡アクリル板−カーボン繊維等が挙げられる。
【0063】
本発明に使用する防湿袋としては、輝尽性蛍光体プレートを封止する封止フィルムと同じ物理化学特性を有していることが好ましく、同じ材料を使用することが可能である。
【0064】
【実施例】
以下に、本発明の効果を実施例で示すが、勿論この実施例は一例を示すものであり、本発明が限定されるものではない。
【0065】
実施例1
試料としての包装体を作製するために以下に示す各部材を用意した。
【0066】
(第2保護部材の外箱)
第2保護部材の外箱として、平面圧縮強さが98N/32.5cm2であるAフルートの複両面段ボールを用いてA−3型の段ボール箱を作製し、使用した。
【0067】
(第1保護部材)
第1保護部材の材料として、旭化成(株)製 サンテックホーム25を使用し、図2に示す第1保護部材を射出成形法で棚部の高さを変えて作製し、101〜104とした。この時、第1保護部材の底面と一体に側壁の内面に設けた棚部の幅は30mm、高さは50mm、外側の長さは586mm、外側の幅586mm、保護部材の各側壁の厚さ30mm、内側の長さ526mm、内側の幅526mmとした。
【0068】
(押さえ部材)
押さえ部材は第1保護部材と同じ材料を用い、図2に示す押さえ部材を射出成形で作製し使用した。この、押さえ部材の高さは15mm、幅は60mmとした。
【0069】
(内箱)
Bフルートの段ボールを用いて作製されたA−3型の段ボール箱を作製し使用した。
【0070】
(防湿袋)
ナイロン(15μm)/アルミニウム箔(12μm)/ナイロン(15μm)/線状低密度ポリエチレン(30μm)の層構成の多層構成の材料を用い防湿袋を作製し使用した。尚、酸素透過率は、0.0ml/m2・day、透湿度は0.0g/m2・dayであった。酸素透過率はモコン法にて30℃、70%RH環境下で測定した値であり、透湿度はモコン法にて40℃、90%RH環境下で測定した値である。
【0071】
(緩衝シート)
ミラマット(株)JSP製 高発泡ポリエチレンシートを用い、輝尽性蛍光体パネルを巻き回す大きさに断裁し使用した。
【0072】
(輝尽性蛍光体シート)
コニカ(株)製 レジウス330用輝尽性蛍光体プレートを使用した。
【0073】
(封止フィルム)
輝尽性蛍光体層側
アルミナ蒸着PET(12μm)/接着層(2μm)/アルミナ蒸着PET(12μm/接着層(2μm))/青着色層PET(12μm)/OPP(30μm)の層構成の多層構成の材料を用いた。尚、酸素透過率は、0.2ml/m2・day、透湿度は0.16g/m2・day以下であった。
支持体側
OPP(30μm)/接着層(1.7μm)/アルミニウム箔(9μm)/接着層(1.7μm)/PET(100μm)の層構成の多層構成の材料を用いた。尚、酸素透過率は、0.0ml/m2・day、透湿度は0.0g/m2・dayであった。
【0074】
酸素透過率はモコン法にて30℃、70%RH環境下で測定した値であり、透湿度はモコン法にて40℃、90%RH環境下で測定した値である。
【0075】
(トレー)
厚さ4.0mm、大きさ500×509mmのカーボン繊維/発泡アクリル板/カーボン繊維の構成を有する厚さ4.0mm、大きさ500×509mmのトレーを使用した。
【0076】
(輝尽性蛍光体パネル)
上に述べた輝尽性蛍光体シートを封止フィルムで封止した封止体をトレーに貼着し輝尽性蛍光体パネルを作製し使用した。
【0077】
(試料の作製)
作製した第1保護部材101〜104と、上述の各部材とを用いて包装体を作製し、試料101〜104とした。
【0078】
(評価)
作製した試料101〜104をJIS200−1995に規定した落下試験法(JISレベル1)に従い落下試験を行った後、各試料を解体し、輝尽性蛍光体プレートを取り出し、目視により損傷の有無を確認し結果を表1に示す。尚、損傷が無い場合は○とし、画像に影響がある損傷が一つでもある場合は×とした。
【0079】
【表1】
【0080】
以上の結果より本発明の有効性が確認された。
実施例2
試料としての包装体を作製するために以下に示す各部材を用意した。
【0081】
(第1保護部材)
第1保護部材の材料として、旭化成(株)製 サンテックホーム25を使用し、図2に示す第1保護部材を射出成形法で棚部の高さ15mm、底面と一体に側壁の内面に設けた棚部の幅は30mm、高さは50mm、外側の長さは586mm、外側の幅586mm、保護部材の各側壁の厚さ30mm、内側の長さ526mm、内側の幅526mmとした。
【0082】
(押さえ部材)
押さえ部材は第1保護部材と同じ材料を用い、図2に示す押さえ部材を射出成形で作製し、この時押さえ部材の高さを変えて作製し、201〜204とした。幅は60mmとした。
【0083】
その他の部材は実施例1に記載と同じ部材を使用し、包装体を作製し試料201〜204とした。
【0084】
(評価)
作製した試料201〜204を実施例1と同じ方法で評価し、結果を表2に示す。
【0085】
【表2】
【0086】
以上の結果より本発明の有効性が確認された。
実施例3
試料としての包装体を作製するために以下に示す各部材を用意した。
【0087】
(第2保護部材の外箱)
第2保護部材の外箱として、平面圧縮強さが異なる複両面段ボールを用いてA−3型の段ボール箱を作製し301〜304とした他は全て実施例1に記載の各部材を使用して包装体を作製し、試料301〜304とした。
【0088】
(評価)
作製した試料301〜304につき、実施例1と同じ評価を行い結果を表3に示す。
【0089】
【表3】
【0090】
以上の結果より本発明の有効性が確認された。
【0091】
【発明の効果】
特別に注意することなく一般の荷物と同じ取り扱いで輸送が可能な安全性の高い包装体を提供することができ、輝尽性蛍光体プレートの交換時期に合わせ購入することが可能となり、管理が容易になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】包装体の分解概略斜視図である。
【図2】図1に示される内箱を収納した状態の第1保護部材の概略分解斜視図である。
【図3】図2に示される第1保護部材の概略断面図である。
【図4】図1に示される内箱を保持した第1保護部材の概略断面図である。
【図5】従来の包装体の概略図である。
【図6】図5に示される輝尽性蛍光体プレートの拡大概略斜視図である。
【符号の説明】
1、10 包装体
2、11 外箱
3 第1保護部材
301a3、302b3、301b3 棚部
4 内箱
5 押さえ部材
7 防湿袋
8 輝尽性蛍光体プレート
9 緩衝シート
13 封止フィルム
14 トレー
Claims (4)
- 防湿袋で包装された輝尽性蛍光体プレートを収納した内箱を、第1保護部材に収納し、更に、それを外箱である第2保護部材に収納した該輝尽性蛍光体プレート用包装体において、該記第1保護部材は上下に開口部と該開口部を構成する4つの側壁とを有する矩形の筒形状をなし、該内箱には該輝尽性蛍光体プレートの輝尽性蛍光体層が下向きになるように収納され、該側壁の内側に前記内箱を載置する棚部を設け、該棚部に前記内箱を載置し、前記第1保護部材の上側の開口部を構成する前記側壁の内側に沿って押さえ部材を嵌め込み、前記内箱を前記第1保護部材の前記棚部に固定することを特徴とする輝尽性蛍光体プレート用包装体。
- 前記棚部に載置された内箱は、内箱の裏面と第1保護部材の上面との距離が10〜20mmであることを特徴とする請求項1に記載の輝尽性蛍光体プレート用包装体。
- 前記棚部に載置された内箱は、内箱の表面と第1保護部材の底面との距離が10〜20mmであることを特徴とする請求項1又は2に記載の輝尽性蛍光体プレート用包装体。
- 前記第2保護部材の外箱が、平面圧縮強さが85〜110N/32.25cm 2 である段ボールを使用した段ボール箱であることを特徴とする請求項1〜3の何れか1項に記載の輝尽性蛍光体プレート用包装体。
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