JP4112489B2 - ガスから二酸化硫黄を分離する方法および装置 - Google Patents

ガスから二酸化硫黄を分離する方法および装置 Download PDF

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Description

本発明は、水性吸収液体を使用してガスから二酸化硫黄を分離する方法に関し、この方法では、ガスが、開口部を有する実質的に水平な板を通って上方向に運ばれ、板の上に吸収液体の流動層がある。
本発明は、水性吸収液体を使用してガスから二酸化硫黄を分離する装置にも関し、該装置は、二酸化硫黄含有ガスの入口および二酸化硫黄を分離したガスの出口、該入口と出口の間にある、開口部を有する実質的に水平な板(該開口部を有する板は、二酸化硫黄含有ガスを下から通し、該板の上側に吸収液体の流動層を支持する様に配置されている)、吸収液体の容器、該容器を、該開口部を有する板の上側に接続する少なくとも一個の入口ダクト、および該容器から、該入口ダクトを通し、該開口部を有する板の上側に、該開口部を有する板に沿って、該吸収液体を運ぶための少なくとも一個の手段を含んでなる。
二酸化硫黄は、硫黄含有物質、例えば石炭、石油、天然ガス、工業および家庭の廃棄物、泥炭、等、の酸化で生じるガスである。二酸化硫黄は、化学的工程、例えば冶金工程、における残留物質としても形成される。通常、大量の二酸化硫黄を大気中に放出することは禁じられている、すなわちある種の浄化が必要である。この一例は、発電所、その他の燃焼設備における煙道ガス浄化である。その様な設備における燃焼で生じる煙道ガスは、とりわけ、二酸化硫黄を吸収液体中に吸収させることにより、通常浄化される。吸収液体は、例えば、水および一種以上の、二酸化硫黄の吸収に好適な物質、例えば石灰、石灰石、ドロマイト、水酸化ナトリウム溶液、および類似の物質、を含むことができる。煙道ガスは、例えばヨーロッパ特許第0162536号に記載されている様に噴霧塔で、あるいは例えば米国特許第5,246,471号に記載されている様に穴の開いたトレーを使用して浄化することができる。しかし、ガス、特に煙道ガス、を二酸化硫黄から浄化するためのこれらの装置は、大量の吸収液体を比較的高い圧力でポンプ輸送するので、膨大なエネルギーを必要とする。
米国特許第4,099,925号、第5,660,616号、第4,239,515号、および国際特許第WO96/00122号は、低エネルギー消費の浄化装置を開示している。煙道ガスは、開口部を有する板を通して運ばれ、板の上には吸収液体の流動層がある。
煙道ガスが水蒸気で飽和されていない場合、浄化処理の際に水は吸収液体から蒸発し、煙道ガスに加えられる。この蒸発は、煙道ガスが開口部を有する板を通過する時に部分的に起こることが分かっている。問題の一つは、吸収液体の中に溶解または懸濁している、石灰、石灰石、セッコウ、亜硫酸カルシウム、硫酸ナトリウム、等の物質が蒸発し、開口部を有する板の下側および開口部を有する板の穴の中に析出する傾向があることである。この析出により、開口部を有する板を横切る圧損が増大し、開口部を有する板の全面にわたって圧損を変動させる。このために、圧損増大によるエネルギー消費が増加し、開口部を有する板の上の吸収液体の層における煙道ガス分布が不均質になるために、二酸化硫黄の吸収が低下する。この問題に対する先行技術の解決策は、開口部を有する板を備えた浄化装置の前に、別の噴霧塔の形態にある、例えば米国特許第5,753,012号に開示されている型の、冷却装置を配置している。煙道ガスが最初に導入される別の噴霧塔では、水性液体が、液体流量と煙道ガス流量の、典型的には煙道ガス1mあたり液体約0.2〜1リットルの比(L/Gとも呼ばれる)で、液体が霧になる様な高い圧力で注入され、煙道ガスが水蒸気で飽和される。水蒸気で飽和された後、煙道ガスは、固体が析出する危険性無しに、開口部を有する板を通過する。しかし、別の噴霧塔は、ポンプ、パイプ、タンク、制御装置および別の塔を含んでなる、複雑で、エネルギーを消費する解決策である。さらに、その様な噴霧塔を使用すると、半乾燥粒子が形成され、開口部を有する板の下側に付着することがある。従って、場合により、開口部を有する板の下側を間欠的に洗浄する機構を配置する必要がある
米国特許第4,099,925号明細書 米国特許第5,660,616号明細書 米国特許第4,239,515号明細書 国際特許出願第96/00122号明細書 米国特許第5,753,012号明細書
そこで、本発明の目的は、先行技術の上記欠点を排除または大幅に低減する、二酸化硫黄を効率的に分離する方法を提供することである。
本発明により、この目的は、冒頭に記載した種類の方法であって、吸収液体が開口部を有する板の上を入口区域から出口区域に運ばれ、該出口区域で吸収液体が集められ、吸収液体の容器に向かって下方に流され、ガスは先ず接触区域を通って運ばれ、該接触区域でガスは、出口区域から容器に向かって下方に流れる吸収液体と接触し、次いでガスは開口部を有する板およびその上にある、二酸化硫黄を分離するための流動層を通って上方向に運ばれることを特徴とする方法により解決される。接触区域は、ガスを水蒸気で実質的に飽和し、それによって開口部を有する板上への析出の危険性を低減する。接触区域は、二酸化硫黄も吸収させる。二酸化硫黄の吸収が2工程で起こると、すなわち先ず接触区域で、次いで開口部を有する板の上にある吸収液体の層で起こると、二酸化硫黄の全体的な吸収が改善される。吸収液体は先ず開口部を有する板の上を流れ、次いで接触区域に到達するので、吸収に好ましい向流が与えられる。
好ましい実施態様では、石灰、石灰石、およびその懸濁液から選択された吸収材が吸収液体に加えられる。石灰および石灰石は、二酸化硫黄を煙道ガスの大量の流れから分離するので、経済的な観点から有利な吸収材である。石灰石、セッコウおよび亜硫酸カルシウムの様な化合物の溶解度は限られているので、石灰または石灰石を含む吸収液体は、固体の懸濁液の形態で存在する。本発明の方法では、該懸濁液中の固体が開口部を有する板に付着し、その目詰まりを引き起こす危険性はほとんど無い。
容器中の吸収液体の表面は接触区域より低いレベルに位置し、吸収液体の表面と出口区域の間には、ガスが中を通って運ばれる通路があり、吸収液体の表面レベル、従って通路の高さ、を代表するパラメータは、通路中のガスの平均速度が5〜35m/sになる様に制御するのが好適である。この範囲は、ガスと吸収液体を効果的に接触させ、ガス中の水蒸気含有量に対して十分な飽和度を与えると共に、圧損を低くすることが分かった。通路の高さを調整することにより、様々なガス流量で、ガスの速度を該所望の範囲内に維持することができる。
好ましい方法では、出口区域は、出口区域から容器に流れる液体を接触区域中で分配するための少なくとも一つの分配手段を備えた出口ボックスを含んでなり、出口ボックス中の静水圧と、接触区域直前の第一地点と開口部を有する板上の吸収液体の流動層の上の第二地点との間のガスの圧力差の比が、該静水圧がガス中の該圧力差よりも大きくなる様に調整される。これによって確実に、ガスは出口ボックス中には流れ込まず、液体は分配手段から流れ出し、接触区域中のガスと接触する様になる。静水圧とガス中の該圧力差の該比は、分配手段から出る吸収液体に0.2〜3m/sの速度が与えられる様に調整されるのがさらに好ましい。吸収液体がこの速度を有する場合、ガスと吸収液体が接触区域で効率的に接触する。これらの速度を得るのに必要な静水圧は比較的低いので、電力消費が低くなる。これは、出口ボックス中の静水圧が高いと、容器から入口区域に戻すべき吸収液体を引き上げる高さが大きくなるためである。
好ましい実施態様では、ガスは、接触区域に導入される前は飽和されておらず、ガスは、接触区域で下方に流れる吸収液体と接触する時に水蒸気で実質的に飽和される。水蒸気で飽和することにより、吸収液体中に溶解または懸濁した物質が開口部を有する板の下側に析出し、開口部を有する板における圧損増加の問題を引き起こす危険性が著しく低くなる。
本発明のもう一つの目的は、先行技術の上記の欠点を排除または大幅に軽減する、二酸化硫黄を分離するための簡単な装置を提供することである。本発明により、この目的は、冒頭に記載した型の装置であって、開口部を有する板の上を流れる吸収液体を集めるための少なくとも一個の出口ボックス、および入口を通して装置に供給されるガスを、ガスが開口部を有する板を通過する前に、出口ボックスから容器に流れる液体と接触させる様に配置された少なくとも一個の分配手段を含んでなることを特徴とする装置により達成される。
分配手段は、少なくとも一個のノズルを含んでなるのが好適である。様々な様式に設計できるノズルは、吸収液体の噴流を造り出し、噴流の主要部分が容器に到達し、少量部分がガス中に取り込まれ、吸収液体をガスと効率的に接触させるのに好適であることが多い。ほとんどの型のノズルは、圧損を低くし、液体を効果的に分配すると共に、目詰まりの危険性を低くする様に設計される。ノズルの特徴的な寸法、例えば最小穴直径または最小隙間幅、は1〜8cmである。これらのノズルサイズにより、良好な分配、低い圧損、および吸収液体との接触で生じる液滴の好適なサイズが得られる。該吸収液体との接触では、液滴は広範囲なサイズで形成される。このサイズ範囲は、水蒸気で飽和されていないガスとの接触で迅速に蒸発する一定量の液滴を含む。しかし、液体の主要部分はガス中には取り込まれず、容器中に落下するべきである。
出口ボックスは、開口部を有する板の上側のレベルよりも低い所に位置する底部を有するのが有利である。この様に配置された底部は、分配手段から所望の液体速度を得るのに十分に高い静水圧を効率的に与える。
好ましい実施態様では、容器中の液体の表面は出口ボックスの下に位置し、吸収液体の表面と出口ボックスとの間に通路が与えられる。この実施態様により、容器中にある吸収液体の表面レベルを変えることにより、通路を変化させることができる。同時に、通路を通過した吸収液体が容器中に容易に集められる都合の良い収集装置が得られる。吸収液体の表面は、分配手段から下方に流れる吸収液体と共に、通路を効率的に密封し、ガスが吸収液体と接触せずに通過する危険性を少なくする。容器中にある吸収液体の表面も、開口部を有する板の実質的に全体の下に伸びているのが特に好ましい。これには、容器が、分配手段から流れ出る吸収液体および開口部を有する板の穴を通して下方に流れることができる吸収液体の両方を集めるという利点がある。特に、ガスの流量が、本装置の設計された流量よりも低い場合、開口部を有する板の上を流れる層の大部分が開口部を有する板の穴を通して下方に流れる。容器中にある液体の表面が開口部を有する板全体の表面の下に伸びている場合、これによって、分配手段を通して、および開口部を有する板の穴を通して下方に流れるすべての吸収液体が、補助的な手段、例えばポンプおよびパイプ、の必要無しに、容器中に集められる。
好ましい実施態様により、開口部を有する板と出口ボックスの間にオーバーフローリムを配置する。このオーバーフローリムにより、開口部を有する板の上を流れる層に一定の最小厚さを与えることができる。これは、ガスの流量が低い場合に、出口ボックスが層全体を排出してしまうという危険性があるので、特に有利である。
別の好ましい実施態様により、出口ボックスは、分配手段を通る液体流の速度を調整するための制御手段、例えばオリフィスプレート、を含んでなる。制御手段を使用し、様々なガス流量で装置が最も効率的に運転される様に、出口ボックスの機能を現在の運転様式に調節することができる。
好ましくは、開口部を有する板の上側に吸収液体を供給するための該手段は、マンモスポンプを含んでなる。マンモスポンプにより、吸収液体を搬送し、吸収液体中に存在することがある酸化され得る物質、例えば亜硫酸塩、を同時に酸化することができる。本発明の装置におけるマンモスポンプの特別な優位性は、ガスの流れが大きい場合、通路の高さを大きくし、同時に亜硫酸塩の酸化を高度に行うことが通常必要になることである。マンモスポンプの特性により、通路の高さを大きくするのに必要な大量の吸収液体流で大きな酸化能力が得られる。
開口部を有する板と分配手段の間に、吸収液体に通気するための通気区域を配置する。この通気により、吸収液体の密度が増加し、出口ボックス中の静水圧が増加する。静水圧の増加は、分配手段を通る液体の速度を増加するのに利用できる。通気により、一定静水圧における出口ボックスの深さを下げることもできる。
以下に、添付の図面を参照しながら、幾つかの実施態様により本発明をより詳細に説明する。
図1は、本発明の装置1を示す。装置1は、ボイラー(図には示していない)から来る煙道ガス4の入口2を有する。装置1の下部は、吸収液体8を収容する様に配置したタンク6である。装置1は、タンク6から入口ダクト12を通して入口区域14に吸収液体8を搬送するためのマンモスポンプ10を有する。マンモスポンプ10は、圧縮空気容器(図には示していない)から圧縮空気を搬送するパイプ16、および圧縮空気を吸収液体8の中に分配する複数の圧縮空気ノズル18から構成される。入口区域14は開口部を有する板20と連絡している。開口部を有する板20は、その上側22に、上側22の上を流れる吸収液体8の層24を支持する様に配置されている。開口部を有する板20は、一様に配分された、煙道ガス4が通過する複数の穴26を有する。開口部を有する板20の水平表面全体はタンク6の壁の内側に位置しているので、開口部を有する板20の穴26を通して滴り落ちる吸収液体8はタンク6の中に効率的に集められる。その上、装置1は、開口部を有する板20の上側22と連絡する出口区域28を有する。出口区域28は、開口部を有する板20の、入口区域14と反対側の末端に、入口区域から距離Lの所に位置する。出口区域28は、開口部を有する板20の上を層24の形態で流れる吸収液体8を集めるための出口ボックス30を含んでなる。出口ボックス30は、ノズル34の形態にある分配手段を備えた底部32を有する。出口ボックス30の底部32と、タンク6中の吸収液体の表面36との間に、隙間38の形態にある通路があり、その通路を煙道ガス4が通過できる。装置1を通過したガス40は、ガスの出口42を通して後処理工程(図には示していない)に搬送されるが、その後処理工程は、例えば、ガスから液滴を分離し、ガスを水蒸気の飽和温度より高い温度に再加熱することを含むことができる。吸収液体8は、実質的に水、石灰石懸濁液の容器(図には示していない)からタンクに供給される石灰石、および二酸化硫黄を煙道ガス4から分離する時に形成されるセッコウと亜硫酸カルシウムの混合物である。吸収液体8は、例えば国際特許第WO96/00122号に記載されている様式により製造することができる。
本発明の方法では、煙道ガス4はこの様に入口ダクト2を通して隙間38に搬送される。隙間38に関連して、吸収液体8はノズル34を通して加えられる。次いで吸収液体8は、煙道ガス4と接触し、混合され、それによって接触区域44が形成される。接触区域44で、吸収液体8が部分的に蒸発し、煙道ガス4が水蒸気で実質的に飽和される。この様に、接触区域44にある煙道ガス4が、開口部を有する板20の上側22を流れる吸収液体8の実質的にすべての量と接触すると、ガス中の飽和度が十分になる。次いで煙道ガス4は、吸収液体の表面36と開口部を有する板20の間にある空間46にさらに運ばれる。隙間38を通過した後に実質的に飽和している煙道ガス4は、接触区域44から取り込んだ吸収液体8の液滴も含む、これらの取り込まれた液滴は、開口部を有する板の下側47で洗い流し効果を発揮し、それによって開口部を有する板20の下側および穴26の中に固体が析出する危険性が低下する。煙道ガス4は続いて開口部を有する板20の穴26を通過し、分散しながら、開口部を有する板20の上側22を流れる吸収液体8の層24と接触し、二酸化硫黄が煙道ガス4から分離され、吸収液体8中に溶解する。次いで、二酸化硫黄が分離されたガス40は、ガス出口42を通って装置から出て行く。
マンモスポンプ10のノズル18により形成された圧縮空気の気泡は、入口ダクト12中の吸収液体8の密度を下げる。これによって吸収液体8は入口ダクト12の中を上方向に流れ、入口区域14に到達し、開口部を有する板20の上側22を流れ、そこで煙道ガス4から二酸化硫黄を吸収する。二酸化硫黄の吸収で、亜硫酸塩イオンが吸収液体8中に形成される。高濃度の亜硫酸塩イオンは、亜硫酸カルシウムの析出および堆積(incrustation)の危険性が増大するので、好ましくない。マンモスポンプ10は空気を供給するので、入口ダクト12中で亜硫酸塩イオンの強力な酸化が起こり、同時に吸収液体8が上方向に搬送される。さらに酸化させる必要がある場合、圧縮空気容器(図には示していない)から圧縮空気の供給を受ける酸化装置48をタンク6の底部付近に設置することができる。吸収液体が開口部を有する板20全体の上を流れると、吸収液体は出口区域28に運ばれる。出口区域28では、煙道ガス4が吸収液体8を通して発泡しないので、吸収液体8は多かれ少なかれ排気され、密度の増加を引き起こす。吸収液体は出口ボックス30の中に集められ、次いでノズル34から流出し、煙道ガス4と接触し、部分的に蒸発する。ノズル34から流出する吸収液体8の蒸発しなかった部分は、液体表面36と衝突し、タンク6中の吸収液体に合流する。
その結果、吸収液体8は開口部を有する板20の上側22の上を搬送され、次いで接触区域44を経由してタンク6に戻され、空気処理により亜硫酸塩が酸化されてから、吸収液体8は開口部を有する板20の上側22に再度搬送される。こうして、開口部を有する板20の上側22で二酸化硫黄を吸収し、浄化されたガス40と接触したばかりの吸収液体8が接触区域44に搬送され、そこで浄化されていない煙道ガス4と接触する向流工程が形成される。浄化されていない煙道ガス4は、浄化されたガス40より大量の二酸化硫黄を含むので、吸収液体8は開口部を有する板20の上で大量の二酸化硫黄をすでに吸収しているにも関わらず、接触区域44でも向流工程により二酸化硫黄がさらに大量に吸収される。この向流工程により、先行技術と比較して、同等量の吸収液体が開口部を有する板20の上を流れる場合に、装置1の二酸化硫黄を吸収する能力が向上する。
図2は、図1の部分IIを拡大して示す。この図から明らかな様に、煙道ガス4は液体の表面に影響を及ぼし、煙道ガス4の入口2の近くで下方に湾曲した表面50を形成する。この表面の正確な外観はガス4の流動速度および装置1の正確な設計によって異なるので、図1に示す表面50の外観は図式的に示す例として考えるべきである。煙道ガス4は、ノズル34を離れる吸収液体8の流れ35にも影響し、この流れ35が垂直ではなく、その下部で逸れる様になる。流れ35は液滴のサイズおよび流量に関して非常に強力であり、吸収液体8の緻密なカーテンが出口ボックス30から吸収液体の表面36までの全体に形成されることが重要である。吸収液体の表面36と出口ボックス30の間の隙間は、ノズル34の所で高さHを有し、この高さはタンク6中の吸収液体のレベル、すなわち液体表面36のレベルにより制御される。煙道ガス4の特定流量で、特定の高さHが隙間38におけるガス4の特定の速度を与える。このガス速度は約35m/sを超えるべきではないことが分かっている。ガス速度が高い程、隙間38中での圧損が増加する。高速度におけるより重要な欠点は、煙道ガス4が、ノズル34を離れる吸収液体8の主要部分を取り込むことである。これによって空間46における圧損が増加し、穴26が吸収液体で充填され、圧損が穴の中でも増大する。隙間38中のガス速度は、約5m/sを超え、煙道ガス4と、ノズル34により分配される吸収液体8の良好な接触を確保するべきである。図2に示す、タンク6中の液体の表面36が開口部を有する板20と同じ水平表面上に伸びている場合、高さHは、床の長さ、すなわち入口区域14から出口区域28までの長さL、の少なくとも約10%であるのが好適であることが分かった。マンモスポンプ10への圧縮空気の流量を調整し、高さHを現在の運転様式に好適な値に調節する。煙道ガス4の流量が増加した場合、マンモスポンプ10への空気の流量を増加し、入口区域14への吸収液体8の流量を増加する。これによって、層24の厚さが増加し、タンク6中の液体の量が減少し、高さHが増加する。これによって隙間38中のガス速度は所望の範囲内に維持される。同時に、層24がより厚くなることにより、より高い煙道ガス4の流量でも十分な二酸化硫黄を吸収することができる。
出口ボックス30は、吸収液体8がノズル34から所望の流量で流出する様に設計する。煙道ガス4が、穴26を通る代わりにノズル34を通過するのを阻止するために、出口ボックスは一定の静水圧Pを有する必要がある。煙道ガス中の圧力差dPは、接触区域44の直前に位置するA地点、および層24のすぐ上に位置するB地点で測定することができる。次いで、出口ボックス30中の静水圧Pは、出口ボックス30の底部32から、底部32のちょうど上に位置する吸収液体8の表面上の地点Sまでとして計算される高さhに出口ボックス30中の液体の密度および重力の加速度gを掛けることにより計算することができる。
ノズル34を離れる吸収液体8は、この液体と接触区域44中の煙道ガス4の間に良好な接触を造り出すために、特定の速度を有する必要がある。液体速度は0.2〜3m/sであるのが好都合であることが分かっている。この液体速度を得るために、出口ボックス30中の静水圧Pは、dPよりも著しく大きくなければならない。dPにちょうど適合するのに必要な高さより少なくとも約100mm高い高さhが該液体速度を与えるのに好適であることが分かっている。高さHが小さい場合、隙間38における圧損が高くなり、圧力差dPを増大させ、そのために出口ボックス30で大きな高さhが必要になることも分かる。
層24における吸収液体8は、比較的大量の気泡を含むことになる。高さhは、上記の条件を満たしながら、できるだけ小さいことが望ましい。というのは、これによって、隙間38中に所望の高さHを得るためにマンモスポンプ10により発生させる、開口部を有する板20の下側47と液体の表面36間のレベルの差H1が小さくなり、マンモスポンプ10の圧縮空気の消費量が少なくなるためである。出口ボックス30中の静水圧Pが、出口ボックス30中の高さhと吸収液体8の密度の積と比例する場合、同じ静水圧を得るためには、高さhが減少する時には密度を増加させる必要がある。このために、出口ボックス30における下方に向かう垂直液体速度は約0.1〜1m/sが好適であり、好ましくは約0.5m/sである。その様な速度は、液体に十分な通気を与えるのに好適であることが分かっており、これによって液体の密度が増加する。同じ目的に、層24の流れ方向Pで見て、開口部を有する板20の最後の穴である穴27と、出口ボックス30との間に、通気区域51が配置されている。吸収液体8が通気区域51の上を流れる時、気泡が吸収液体8から離れ、これによって吸収液体の密度が増加する。
開口部を有する板20の上を流れる吸収液体の流れ全体が、接触区域44中の煙道ガス4との接触に使用される。開口部を有する板20上の吸収液体の、層24の形態にある流れと、開口部を有する板20の上にある層24を通る煙道ガス4との好適な比(L/Gとも呼ばれる)は、煙道ガス1mあたり吸収液体10〜50リットルである。吸収液体のこの比較的大きな流れが接触区域44で煙道ガス4と接触する時、水蒸気による十分な飽和および二酸化硫黄の大量の吸収が接触区域44で得られる。
図3aは、図2の線III−IIIに沿って見た出口ボックス30の底部32を示す。底部32は、煙道ガス4の水平流れ方向で見て第一のノズル列52、および同じ流れ方向で見て第二のノズル列54を備えている。これらのノズルは、それぞれ円形穴55および56の形態にある。円形穴55、56は、円筒形を有するか、または一端で丸めてある、面取りしてある、あるいはノズルに好適な他のいずれかの形状を有することができる。最小の直径D、すなわち穴55、56の最小断面は、約1〜8cm、好ましくは約1〜5cmである。この直径が約1cmより小さい場合、吸収液体8が煙道ガス4と接触する時に液滴が生じるが、これらの液滴は非常に小さいので、煙道ガス4により大量に取り込まれ、空間46および穴26の中で上記の圧損増大を引き起こす。約8cmより大きな穴55、56を使用すると、吸収液体8と煙道ガス4の接触が不十分になり、煙道ガスが水蒸気で十分に飽和されなくなる。図3aから明らかな様に、列52における穴55は、列54における穴56からずれて配置されている。これは、水蒸気の供給を受けなかった煙道ガス4の筋が接触区域44を通過しない様に、煙道ガス4を吸収液体8で十分に覆い、相互接触させるためである。
図3bは、図3aに示す出口ボックス30の別の実施態様を示す。図3bに示す出口ボックス130は、底部132を有し、その底部に、煙道ガス4の水平流れ方向で見て第一の隙間152、および同じ流れ方向で見て第二の隙間154を備えている。吸収液体8と接触しなかった煙道ガス4の筋が接触区域44を通過しない様に、2個の隙間152、154は互いに重なり合っている。隙間152、154は、断面が長方形でも、あるいはそれらの入口および/または出口で丸めてあっても、面取りしてあっても、あるいはノズルに好適な他のいずれかの形状を有していてもよい。最小の隙間幅V、すなわち隙間152、154の最小断面は、円形穴55、56に関して上に記載した内容と同じ理由から、約1〜5cmにすべきである。
図4aは、図2に示す出口ボックスの別の実施態様を示す。低負荷運転では、すなわち煙道ガス4の流量が装置1に決められた流量よりも低い場合、層24が開口部を有する板20の上を流れる速度が高くなり過ぎることがある、という問題がある。これは、ガスの流量が減少すると、圧力差dPも低下するためである。その結果、ノズル34における流れ速度が増加し、そのために層24が出口ボックス30を経由して急速に排出される。これらの状況下で、必要な二酸化硫黄の吸収に十分な厚さを有する層24を得るには、マンモスポンプ10における圧縮空気の流量を増加しなければならないが、これは低負荷運転における運転コストを増加させる。これが、図4aに示す出口ボックス230の実施態様がオーバーフローリム258を有する理由である。通常負荷運転では、すなわち煙道ガス4の流量が通常である場合、層24の通常レベル224はオーバーフローリム258により全く影響されない。低負荷運転では、すなわち煙道ガス4の流量が小さい場合、層24の低負荷レベル225は、オーバーフローリム258のために、出口ボックス230におけるレベル227よりも著しく高くなる。出口ボックス230における低レベル227は静水圧も下げ、そのために吸収液体8が出口ボックス230から流れ出る速度も低下する。その結果、バランスが生じ、出口ボックス230からでる液体の流量がレベル227と釣り合う様になる。オーバーフローリム258のために層24がレベル225に到達できるために、低負荷運転時にマンモスポンプ10中の圧縮空気の消費量を下げることができる。
図4bは、図3aに示す底部の別の実施態様を示す。図4bに示す、上から見た出口ボックス430は、図3aに示す様式と類似の様式で円形穴455、456を備えた底部432を有する。出口ボックス430の底部432のすぐ上にオリフィスプレート458が配置されている。このオリフィスプレート458は、底部432に対してずらして配置することができ、それぞれ穴455および456に対応する円形穴459および460を有する。オリフィスプレート458をずらして配置することにより、穴455および456のそれぞれの開口部を多かれ少なかれ縮小することができる。これによって、低負荷運転では穴455および456を縮小し、出口ボックス430からの吸収液体8の流出を低減させることができる。
図5aは、本発明の装置の円形実施態様501を示す。図5bは、図5aの装置501を線V−Vに沿って見た断面図で示す。装置501は、煙道ガス504の中央入口502を有する。装置501の下部は、吸収液体508を収容する様に配置されたタンク506である。装置501は、タンク506から入口ダクト512を通して入口区域514に吸収液体508を搬送するためのマンモスポンプ510を有する。入口区域514は、吸収液体508を上記の型の開口部を有する板520に運ぶ8本のパイプを有する。開口部を有する板520は、複数の一様に配分された穴526(その中の一部だけを図5bに示す)を有し、それらの穴を煙道ガス504が通過できる。装置501は、開口部を有する板520の上側と連絡する出口区域528をさらに有する。出口区域528は、開口部を有する板520の上を流れる吸収液体508を集めるための出口ボックス530を含んでなる。入口502の周りに伸びる出口ボックス530は、出口ボックスに関して上に説明した様式で適宜設計する。出口ボックス530の底部と、タンク506中の吸収液体の表面536の間には、隙間538の形態にある通路があり、その中を煙道ガス504が通過することができる。装置501を通過したガス540は、ガス出口542を通り、後処理工程(図には示していない)に運ばれる。中央に配置されたダクト512およびパイプ515は、代案として、開口部を有する板520の外側周辺部に沿って配置された複数の、例えば6基の、マンモスポンプで置き換えることができる。
図6aは、本発明の装置のさらに別の実施態様601を示す。図6bは、図6aの装置601を線VI−VIに沿って見た断面図で示す。装置601は、煙道ガス604用の横方向に配置した入口602を有する。装置601の下部は、吸収液体608を収容する様に配置されたタンク606である。装置601は、タンク606から中央の入口ダクト612を通して入口区域614に吸収液体608を搬送するためのマンモスポンプ610を有する。入口区域614は、吸収液体608を上記の型の開口部を有する板620に運ぶ。開口部を有する板620は、複数の一様に配分された穴626(その中の一部だけを図6bに示す)を有し、それらの穴を煙道ガス604が通過できる。装置601は、開口部を有する板620の上側と連絡する出口区域628をさらに有する。出口区域628は、開口部を有する板620の上を流れる吸収液体608を集めるための出口ボックス630を含んでなる。出口ボックス630は、出口ボックスに関して上に説明した様式で適宜設計する。出口ボックス630の底部と、タンク606中の吸収液体の表面636の間には、隙間638の形態にある通路があり、その中を煙道ガス604が通過することができる。装置601を通過したガス640は、中央のガス出口642を通り、後処理工程(図には示していない)に運ばれる。
無論、本発明の上記実施態様の、付随する請求項に規定する様な多くの変形が本発明の範囲内で可能である。
二酸化硫黄の吸収は、多くの異なった吸収液体を使用して行うことができる。水と混合した時に二酸化硫黄の分離に好適な物質の例は、石灰石、石灰、ドロマイト、水酸化ナトリウム、等である。この様に、本装置は吸収液体の特定の組成物に限定されるものではない。
本発明の装置は、様々な様式で設計することができる。上記の円形デザインに加えて、長方形、正方形および扇形の装置が考えられる。
マンモスポンプは、様々な形のポンプ、例えばプロペラポンプ、で置き換えることができる。しかし、マンモスポンプは、同時に酸化する効果のために好ましい。複数のマンモスポンプを使用して開口部を有する板に吸収液体を供給することもできる。これは、本装置の幾つかの実施態様では、開口部を有する板の上側に吸収液体がより均一に分配されるので、好ましい。
開口部を有する板は、様々な異なった様式で設計し、多くの異なった材料で製造することができる。開口部を有する板の特に好ましい製造方法は、国際特許第WO96/00122号に記載されている。重合体材料から製造された開口部を有する板を使用する場合、進入するガスは、開口部を有する板を損傷しない様に低い温度を有する必要があり、これは本発明により達成できる。接触区域には、ガスと液体の間の接触を改善する装置を備えることができる。その様な装置は、例えば、垂直グリッドまたは静止ミキサーでよい。しかし、開放設計、すなわち接触区域が、目詰まりを引き起こし、そのために出口ボックスとタンク中の吸収液体の表面との間の隙間における圧損を増加することがある部品は一切含まない設計、を使用するのが好ましいことが多い。
上記の実施態様は、石炭燃焼ボイラーから出る煙道ガスの浄化に使用する。無論、本発明は、ガスから二酸化硫黄を分離する他の処理にも使用できる。その様な処理の例は、油、泥炭、生物燃料および廃棄物、例えば工業および家庭の廃棄物、を使用する燃焼、冶金工程、例えば鋼および銅の製造工程、コンクリート製造工程および精製工程、例えば精油および天然ガス精製である。本装置は、他の物質を二酸化硫黄と共に吸収することにも使用できる。その様な物質の例は、ハロゲン化水素、例えば塩化水素、フッ化水素、臭化水素およびヨウ化水素、臭素、重金属、例えば水銀、その他の化合物である。
上記の様に、接触区域44は、煙道ガス4を水蒸気で飽和させると共に、煙道ガス4から二酸化硫黄を吸収することができる。本発明は、接触区域44で煙道ガス4を水蒸気で飽和させることだけが望ましい場合、煙道ガス4が水蒸気ですでに飽和されている場合、および接触区域44における二酸化硫黄の吸収だけが望ましい場合、および接触区域44で煙道ガス4を水蒸気で飽和させ、同時に二酸化硫黄を煙道ガス4から吸収することが望ましい場合に使用できる。
この例は、図1〜2および3aによる上記の型の装置を使用するパイロット試験である。
装置の床の長さLは約3メートルであった。ポリプロピレン製の開口部を有する板20は厚さが30mmで、開いている穴の面積が約3.6%で、穴26は直径が22mmである。穴26は、開口部を有する板20の下側47で面取りした。約96%がメッシュサイズ44μmを通過する粒子径の石灰石を25重量%水性懸濁液の形態でタンク6に供給した。より多くの水をタンクに加えた。操作の際、タンク中の吸収液体8は固体約13重量%を含み、pHが約4.5であった。
石油燃焼発電所から出る煙道ガス4を浄化したが、導入したガスは水蒸気で飽和されておらず、温度が約191℃、二酸化硫黄濃度が約732ppmであった。煙道ガス4は入口2を通して隙間38に導いた。タンク6中にある液体の表面36は、隙間38中のガス速度が12m/sになる様なレベルに調節した。このガス速度で、高さHは床の長さLの15%であった。地点Aと地点Bの間の圧力差は4600Paと査定された。出口ボックス30における高さhは700mmであり、これは静水圧約6000Paに相当した。出口ボックスの底部にある円形穴55、56は直径が約2cmであった。円形穴55、56の数は、現在の静水圧で穴55、56を離れる液体の速度が約1.5m/sになる様に選択した。目視検査により判定できた限り、ガス4は、出口ボックス30の底部で円形穴55、56を離れる吸収液体の約10%を取り込んだのに対し、吸収液体の残りは液体の表面36に到達した。試験中、開口部を有する板20の穴26の目詰まりおよび開口部を有する板20の下側47における堆積は検出できなかった。ガス4に取り込まれた吸収液体により与えられた明らかな洗浄効果は、下側47でも観察された。測定により、ガス4の温度は開口部を有する板20のすぐ下で約57℃であり、水蒸気により実質的に飽和されていることが分かった。装置1を離れるガス40は、温度が約55℃で、約6ppmの二酸化硫黄を含んでいた。
本発明の装置を図式的に示す側方断面図である。 図1の部分IIを拡大して示す側方断面図である。 図1および2に示す出口ボックスの底部を示す上面図である。 図3aに示す底部の別の実施態様を示す上面図である。 オーバーフローリムを備えた出口ボックスを示す側方断面図である。 図3aに示す、オリフィスプレートを備えた底部の上面図である。 円形装置の形態にある本発明の実施態様を示す側方断面図である。 図5aに示す装置の線V−Vに沿って上から見た断面図である。 円形装置の形態にある本発明のさらに別の実施態様を示す側方断面図である。 図6aに示す装置の線VI−VIに沿って上から見た断面図である。

Claims (15)

  1. 水性吸収液体(8、508、608)を使用してガス(4、504、604)から二酸化硫黄を分離する方法[前記方法では、ガス(4、504、604)が、水平な開口部を有する板(20、520、620)を通って上方向に運ばれ、前記水平な開口部を有する板の上に吸収液体(8、508、608)の流動層(24)がある]であって、
    前記吸収液体(8、508、608)が前記水平な開口部を有する板(20、520、620)の上を前記水平な開口部を有する板に並列する位置関係で上流に位置する入口区域(14、514、614)から前記水平な開口部を有する板に並列する位置関係で下流に位置する出口区域(28、528、628)に運ばれ、前記出口区域で前記吸収液体(8、508、608)が集められ、前記吸収液体(8、508、608)の容器(6、506、606)に向かって下方に流され、前記出口区域(28、528、628)が、前記出口区域(28、528、628)から前記容器(6、506、606)に流れる液体を接触区域(44)中で分配するための少なくとも一つの分配手段(34)を備えた出口ボックス(30、530、630)を含んでなり、前記ガス(4、504、604)が先ず前記接触区域(44)を通って運ばれ、前記接触区域で前記ガスが、前記出口区域(28、528、628)から前記容器(6、506、606)に向かって下方に流れる前記吸収液体(8、508、608)と接触し、次いで前記ガス(4、504、604)が前記水平な開口部を有する板(20、520、620)、および前記水平な開口部を有する板の上にある、二酸化硫黄を分離するための流動層(24)を通って上方向に運ばれ
    前記出口ボックス(30、530、630)中の静水圧と、前記接触区域(44)直前の第一地点(A)と前記水平な開口部を有する板(20、520、620)上の前記吸収液体(8、508、608)の流動層(24)の上の第二地点(B)との間のガスの圧力差との比が、前記静水圧が前記ガス中の前記圧力差よりも大きくなる様に調整される、方法。
  2. 石灰、石灰石、およびその懸濁液から選択された吸収材が前記吸収液体に加えられる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記容器(6、506、606)中の前記吸収液体の表面(36、536、636)が前記接触区域(44)より低いレベルに位置し、前記吸収液体の前記表面(36、536、636)と前記出口区域(28、528、628)の間に、前記ガス(4、504、604)が中を通って運ばれる通路(38、538、638)があり、前記吸収液体の前記表面(36、536、636)のレベル、従って前記通路(38、538、638)の高さ(H)、を代表するパラメータが、前記通路(38、538、638)中の前記ガス(4、504、604)の平均速度が5〜35m/sになる様に制御される、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記静水圧と前記ガス中の前記圧力差の前記比が、前記分配手段(34)から出る前記吸収液体(8、508、608)に0.2〜3m/sの速度が与えられる様に調整される、請求項に記載の方法。
  5. 前記ガスが、前記接触区域(44)に導入される前は飽和されておらず、前記ガスが、前記接触区域(44)で下方に流れる前記吸収液体(8)と接触する時に水蒸気で実質的に飽和される、請求項1〜のいずれか一項に記載の方法。
  6. 水性吸収液体(8、508、608)を使用してガス(4、504、604)から二酸化硫黄を分離する装置であって、
    a)二酸化硫黄含有ガス(4、504、604)の入口(2、502、602)および二酸化硫黄を分離したガス(40、540、640)の出口(42、542、642)、
    b)前記入口(2、502、602)と前記出口(42、542、642)の間に、前記入口は前記水平な開口部を有する板に並列する位置関係で上流であり前記出口は前記水平な開口部を有する板に並列する位置関係で下流であるように位置す、水平な開口部を有する板(20、520、620)[前記水平な開口部を有する板は、二酸化硫黄含有ガスを下から通し、前記水平な開口部を有する板の上側(22)に前記吸収液体(8、508、608)の流動層(24)を支持する様に配置されている]、
    c)前記吸収液体(8、508、608)の容器(6、506、606)、
    d)前記容器(6、506、606)を、前記水平な開口部を有する板(20、520、620)の前記上側(22)に接続する少なくとも一個の入口ダクト(12、512、612)
    e)前記容器(6、506、606)から、前記入口ダクト(12、512、612)を通し、前記水平な開口部を有する板(20、520、620)の前記上側(22)に、前記水平な開口部を有する板(20、520、620)に沿って、前記吸収液体(8、508、608)を運ぶための少なくとも一個の手段(10、510、610)
    f)前記水平な開口部を有する板(20、520、620)の上を流れる前記吸収液体(8、508、608)を集めるための少なくとも一個の出口ボックス(30、530、630)、および
    g)前記入口(2、502、602)を通して前記装置に供給される前記ガス(4、504、604)を、前記ガス(4、504、604)が前記水平な開口部を有する板(20、520、620)を通過する前に、前記出口ボックス(30、530、630)から前記容器(6、506、606)に流れる前記液体(8、508、608)と接触させる様に配置された少なくとも一個の分配手段(34)
    を含んでなる、装置。
  7. 前記分配手段(34)が、少なくとも一個のノズル(55、56、152、154)を含んでなる、請求項に記載の装置。
  8. 前記少なくとも一個のノズルの最小穴直径(D)の寸法または最小隙間幅(V)の寸法が1〜8cmである、請求項に記載の装置。
  9. 前記出口ボックス(30、530、630)が、前記開口部を有する板(20、520、620)の前記上側(22)のレベルよりも低い所に位置する底部(32)を有する、請求項6〜8のいずれか一項に記載の装置。
  10. 前記容器(6、506、606)中の前記液体の表面(36、536、636)が前記出口ボックス(30、530、630)の下に位置し、前記吸収液体の表面(36、536、636)と出口ボックス(30、530、630)との間に通路(38、538、638)が与えられる、請求項6〜9のいずれか一項に記載の装置。
  11. 前記容器(6、506、606)中にある前記吸収液体の前記表面(36、536、636)が、前記開口部を有する板(20、520、620)の実質的に全体の下に伸びている、請求項10に記載の装置。
  12. 前記開口部を有する板(20)と前記出口ボックス(230)の間にオーバーフローリム(258)が配置されている、請求項6〜11のいずれか一項に記載の装置。
  13. 前記出口ボックス(430)が、前記分配手段(459、460)を通る液体流の速度を調整するための制御手段、例えばオリフィスプレート(458)、を含んでなる、請求項6〜12のいずれか一項に記載の装置。
  14. 前記開口部を有する板(20、520、620)の上側(22)に吸収液体(8、508、608)を供給するための前記手段がマンモスポンプ(10、510、610)を含んでなる、請求項6〜13のいずれか一項に記載の装置。
  15. 前記開口部を有する板(20)と前記分配手段(34)の間に、前記吸収液体(8)に通気するための通気区域(51)が配置されている、請求項6〜14のいずれか一項に記載の装置。
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