JP4111887B2 - 工具ホルダの締結装置 - Google Patents

工具ホルダの締結装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4111887B2
JP4111887B2 JP2003207909A JP2003207909A JP4111887B2 JP 4111887 B2 JP4111887 B2 JP 4111887B2 JP 2003207909 A JP2003207909 A JP 2003207909A JP 2003207909 A JP2003207909 A JP 2003207909A JP 4111887 B2 JP4111887 B2 JP 4111887B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fastener
wedge
fastening
fastening device
tool holder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003207909A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004209627A (ja
Inventor
章男 白岩
Original Assignee
サンドビック株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by サンドビック株式会社 filed Critical サンドビック株式会社
Priority to JP2003207909A priority Critical patent/JP4111887B2/ja
Priority to ES03445118T priority patent/ES2426419T3/es
Priority to EP03445118.7A priority patent/EP1413375B1/en
Priority to US10/688,998 priority patent/US6962468B2/en
Publication of JP2004209627A publication Critical patent/JP2004209627A/ja
Priority to US10/918,455 priority patent/US6916137B2/en
Application granted granted Critical
Publication of JP4111887B2 publication Critical patent/JP4111887B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B29/00Holders for non-rotary cutting tools; Boring bars or boring heads; Accessories for tool holders
    • B23B29/04Tool holders for a single cutting tool
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23BTURNING; BORING
    • B23B29/00Holders for non-rotary cutting tools; Boring bars or boring heads; Accessories for tool holders
    • B23B29/24Tool holders for a plurality of cutting tools, e.g. turrets
    • B23B29/26Tool holders in fixed position
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T407/00Cutters, for shaping
    • Y10T407/22Cutters, for shaping including holder having seat for inserted tool
    • Y10T407/2222Tool adjustable relative to holder
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T407/00Cutters, for shaping
    • Y10T407/22Cutters, for shaping including holder having seat for inserted tool
    • Y10T407/2222Tool adjustable relative to holder
    • Y10T407/2252Rectilinearly
    • Y10T407/2256Rectilinearly including wedge clamp element
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T407/00Cutters, for shaping
    • Y10T407/22Cutters, for shaping including holder having seat for inserted tool
    • Y10T407/2272Cutters, for shaping including holder having seat for inserted tool with separate means to fasten tool to holder
    • Y10T407/2282Cutters, for shaping including holder having seat for inserted tool with separate means to fasten tool to holder including tool holding clamp and clamp actuator
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T407/00Cutters, for shaping
    • Y10T407/22Cutters, for shaping including holder having seat for inserted tool
    • Y10T407/2272Cutters, for shaping including holder having seat for inserted tool with separate means to fasten tool to holder
    • Y10T407/2282Cutters, for shaping including holder having seat for inserted tool with separate means to fasten tool to holder including tool holding clamp and clamp actuator
    • Y10T407/2284Wedge clamp element

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、旋盤、NC旋盤及び自動盤などの種々の工作機械に、工具ホルダ取り付けるための締結装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の工具ホルダの締結装置は、複数の締結ボルトと一つのジャッキアップボルトとを設けた楔形ホルダ締結具を備え、この楔形ホルダ締結具の長さは、締結される工具ホルダのシャンクの長さとほぼ同一の長さを有する。この従来の締結装置においては、楔形ホルダ締結具の複数の締結ボルトを締結装置に締付けることによって、楔形ホルダ締結具と締結装置との互いの楔面の相互作用を介して、工具ホルダは締結装置に装着することができる。また、工具ホルダを締結装置から取り外すときは、複数の締結ボルトを緩めた後に予め緩めておいたジャッキアップボルトを締結装置に締付けることによって、楔形ホルダ締結具と締結装置との互いの楔面が離間するので工具ホルダを取り外すことができる。
【0003】
工具ホルダの取り付け取り外しを簡素化する種々の装置が既知である。特開昭第2000−190110号には、工具ホルダシャンクを工作機械に保持する装置を開示する。この装置は、切削インサートを装着するツールホルダのホルダシャンクと、ベース部材に備わるロックロッドとを解除可能に保持する装置であるが、ホルダシャンクとロックロッドとの着脱耕造が複雑であり、且つ小型化するのに難点がある。
【0004】
特開昭第2001−300802号は、NC旋盤らの工作機械のくし歯刃物台に用いられる切削工具の着脱可能固定機構を開示する。この固定機構は、複数の工具を配列配置で支持する支持部材を備え、この支持部材を複数の取り付けボルトを締付けることによって、切削工具を工作機械のくし歯刃物台に装着する。
【0005】
しかしながら、上記従来技術の工具ホルダの締結装置は、工具ホルダの着脱には、複数の締結ボルトを締め付けまたは緩めることを必要とするので、着脱にかなりの時間を必要とし、構造的にかなり複雑であり小形化すること、及び簡素にすることに課題がある。また、切削ホルダを所定の位置に配置は目視により行なうので、刃先位置を繰り返し正確に設定することが困難である。
【0006】
【特許文献1】
特開昭2000−190110号公報(特許請求の範囲、第1図)
【特許文献2】
特開昭2001−300802号公報(特許請求の範囲、第1図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記従来技術を考慮して、旋盤、NC旋盤及び自動盤らの工作機械に一本または複数の工具ホルダ特に小形工具ホルダを着脱する際に、着脱時間を短縮すること、及び工具ホルダの位置決め精度を向上させることを可能にする締結具を備えた工具ホルダの締結装置の改良を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の1本または複数の工具ホルダ5を装着する締結装置1においては、工具ホルダ5を締結装置1に締付ける楔形ホルダ締結具4の全長を従来のものより短くし、且つ楔形ホルダ締結具に備わる締め付けボルト7を1本とする。それによって、この1本の締め付けボルト7を作動回転させることによって、楔形ホルダ締結具4を工具ホルダ5の締結装置1への取り付け、及び締結装置1からの取り外しを可能にする。このような構成によって、本発明の工具ホルダ5の締結装置1は、締め付けボルト7の削減及びジャッキアップボルト113(図1参照)の削除ができ楔形ホルダ締結具4の小型化及び簡素化を達成することができる。さらに、現在一般的に使用されている工具ホルダを改良することなく、締結装置への工具ホルダの着脱時間の短縮を達成することができる。
【0009】
さらに、本発明の1本または複数の工具ホルダ5を装着する締結装置1においては、工具ホルダ5の締結装置1とともに工具ホルダ5の切刃後方の後端部にストッパーブロック2と、ストッパーブロック2を所定位置に固定する楔形ストッパー締結具3とを備える。それによって、工具ホルダの締結装置への取り付けの際に、工具ホルダの配置位置を正確に制御することがでる。
【0010】
さらに、本発明の楔形ホルダ締結具4は取り付けボルトを備えることによって、工具ホルダを締結装置に安定に取り付けることができる。この取り付けボルトは弾性取り付け具または弾性取り付け具付き取り付けボルトに代えることで、さらに工具ホルダを締結装置に安定に取り付けできる。
【0011】
【発明の実施の形態、及び実施例】
本発明の1本または複数の工具ホルダ5を装着する締結装置1は、上記構成を備えることによって、それぞれの1本の締め付けボルト6、7を、締め付け方向に作動回転させることによって、楔形ストッパー締結具3と楔形ホルダ締結具4とのそれぞれを締結装置1に締め付け、且つ離間方向に作動回転させることによって楔形ストッパー締結具3と楔形ホルダ締結具4とのそれぞれを締結装置から離間させ、工具ホルダを締結装置に着脱可能にしたことを特徴とする。
【0012】
図1の(a−1)及び(a−2)に示す締結装置1は(以下の実施例は、1本の工具ホルダを装着する場合を例として示す)、楔形ホルダ締結具4の側面13と、工具ホルダ2の側面14とが互いに締結装置1の溝底15に対して直角に締結される場合を示す。図1の(b−1)及び(b−2)に示す締結装置1は、楔形ホルダ締結具4の側面13が、工具ホルダ2の側面14に対して角度16を成して互いに締結される場合を示す。この場合、工具ホルダの側面の一部に、楔形ホルダ締結具4の側面13の角度16に対応する角度を形成する必要がある。
【0013】
図2の(a)、(b)及び(c)は、締結具締め付けボルト7とを示す。これらの図には締結具締め付けボルト7のみを示すが、ストッパー締め付けボルト6も締結具締め付けボルトと同一形状とすることができる。図2の(a)は、楔形ホルダ締結具4に締結具締め付けボルト7を装着した図であり、締め付けボルトは、例えばロックワッシャー、スプリングワッシャーのような弾性リング17が備わる。この弾性リングは、楔形ストッパー締結具3または楔形ホルダ締結具4を締結装置から取り外す場合、締め付けボルトを緩めることによって、弾性リングが楔形ストッパー締結具3または楔形ホルダ締結具4を締結装置から押し戻す方向に作用する。したがって、弾性リングを備えた締め付けボルトのみによって、楔形ストッパー締結具3または楔形ホルダ締結具4を締結装置に着脱可能にすることができる。締め付けボルトに弾性リングを装着するために、締め付けボルトには図2の(b)に示すようにスリット10が設けられ、このスリット内に図2の(c)に示すように弾性リングが取り付けられる。
【0014】
さらに、上記弾性リング17を備えた締め付けボルト6、7に代えて、図3に示すように、一方の端部に左ネジ7'−1を有し、もう一方の端部に右ネジ7'−2を有する左右両ネジ付き締め付けボルト6'、7’を備えた左右両ネジ付き締め付けボルト6'、7’を使用することができる。この左右両ネジ付き締め付けボルトに代えた場合、楔形ストッパー締結具3と楔形ホルダ締結具4のそれぞれのボルト貫通穴8'、9'に代えて、ネジ込まれる左右両ネジ付き締め付けボルト6'、7’のネジピッチに相当するネジ穴8、9に変更する。例えば、従来の締結装置1(例えば、自動盤などの刃物台)の締結ボルトのネジ穴8、9は、右ネジが使用されているので、楔形ホルダ締結具3、4のネジ穴8、9は左ネジとする。これによって、例えば工具ホルダ5を装着する場合、左右両ネジ付き締め付けボルト7'を取り付け方向に回転すると、楔形ホルダ締結具4が工具ホルダ5を押し付ける方向に移動して工具ホルダ5を締結装置1に締結することができる。一方、左右両ネジ付き締め付けボルト7’を取り外し方向に回転すると、楔形ホルダ締結具4は工具ホルダ5から離間する方向に移動し工具ホルダ5を締結装置1から取り外すことができる。なお、ストッパーブロック2を楔形ストッパー締結具3で固定する場合も、左右両ネジ付き締め付けボルト6’を用いて上記と同様に取り付け取り外しができる。すなわち、左右両ネジ付き締め付けボルトのみによって、楔形ストッパー締結具3または楔形ホルダ締結具4を締結装置に着脱可能にすることができ、締め付けボルトはネジ部の直径以上の太さ部分を備えないので、装置をさらに小形にすることができ、すなわち、小さなシャフトの工具ホルダに適用することができる。
【0015】
次に、工具ホルダを締結装置に安定に取り付ける楔形ホルダ締結具について示す。工具ホルダを締結装置にさらに安定に取り付けるためには、図4の(a〜c)に示すように、楔形ホルダ締結具4が、工具ホルダ5の側面14、上面、またはコーナ19を押し付ける押し付けボルト18−1、18−2、18−3を備える。図4の(a)と図4の(b)は側面を押し付ける押し付けボルトを示し、図4の(c)はコーナを押し付ける押し付けボルトを示す。このように楔形ホルダ締結具に押し付けボルトを備えることによって、締結装置の溝の側面及び底面に工具ホルダを安定且つ適正に装着することができた。
【0016】
工具ホルダ5を軸方向にさらに正確に位置決めするために、本発明においては、図5の(a)及び(b)に示すようなストッパーブロック2に調整手段として調整ボルト20または位置決め棒23を備えることができる。第1の調整ボルト20は、図5の(a)に示すように、ストッパーブロック2の軸方向中心を貫通してストッパーブロックの全長より長いボルトとする。この調整ボルトが工具ホルダの後端部に接触する端部面は、この調整ボルトの直径より小さくする。この第1の調整ボルト20は、楔形ストッパー締結具3によりストッパーブロックを予め所望の位置に位置決めをしておく。さらに、このストッパーブロック2に備わる調整ボルト20によって工具ホルダを所望の位置に位置出しをする。また、第2の位置決め棒23は、図5の(b)に示すように、ストッパーブロック2内の軸方向中心を貫通する穴内に挿入された位置決め棒23である。この位置決め棒23は、ストッパーブロックの一面に設けたネジ穴にねじ込まれる固定ボルト21と位置決めネジ22によって固定及び位置決めをする。この第2の位置決め棒23の場合も、楔形ストッパー締結具3によりストッパーブロックを予め所望の位置に位置決めをしておく。さらに、図5の(b)に示すように、このストッパーブロック2に備わる位置決めネジ22によって、工具ホルダに対面する側に位置する位置決め棒23の面取り端部を押し付けて位置決めをして、その後固定ボルト21によって位置決め棒23を固定する。上記第1及び第2の調整手段によって、本発明においては、工具ホルダを所望の位置に非常に正確に位置出しすることができる。
【0017】
工具ホルダ5を軸方向に位置決めする別の手段を示す。この手段は、図6に示すように、工具ホルダ5の長さ軸方向のコーナにV字状の切込み24をもうけ、さらに、楔形ホルダ締結具に少なくとも一つの押し付けボルト18−1(図6の(a))、18−2(図6の(b)),18−3(図6の(c))を設ける。この手段においては、少なくとも一つの押し付けボルト18−1、18−2,18−3を、V字状の切込み24の斜面(ストッパーブロックに近い斜面)を押し付けることによって、工具ホルダ5をストッパーブロック2に一定圧力で押し付けることができる。図6の(a)の押し付けボルト18−1は、締結装置の側面に向かうボルトであり、図6の(b)の押し付けボルト18−2は、締結装置の溝底面に向かうボルトであり、且つ図6の(c)の押し付けボルト18−3は、締結装置の溝底面及び側面に対して所定の角度を成すボルトであるが、いずれ押し付けボルトを使用しても工具ホルダは締結装置の側面と溝底面の双方に押し付けることができる。また、V字状の切込み24に当接する押し付けボルト18−1、18−2,18−3の先端部は、球形またはV字状の切込みに対応する円錐形とするが、切込みを付けない場合は平らな先端部とすることもできる。
【0018】
また、工具ホルダを締結装置にさらに安定に取り付ける楔形ホルダ締結具について以下に説明する。工具ホルダを締結装置にさらに安定に取り付けるためには、楔形ホルダ締結具4が、図6に示し押し付けボルトに代えて弾性押し付け具、または弾性押し付け具付き押し付けボルトを備え、弾性押し付け具または弾性押し付け具付き押し付けボルトが工具ホルダ5の側面14、上面、またはコーナ19を押し付ける。このように楔形ホルダ締結具に弾性押し付け具または弾性押し付け具付き押し付けボルトを備えることによって、締結装置の溝の側面及び底面に工具ホルダを安定且つ適正に装着することができる。弾性押し付け具及び弾性押し付け具付き押し付けボルトとしては、スプリングコイル、弾性ゴム、板バネ、スプリングワッシャー、皿バネ、及びスプリングプランジャースクリューらを使用する。図9に弾性押し付け具及び弾性押し付け具付き押し付けボルトの一例として、スプリングプランジャースクリューを示す。このスプリングプランジャースクリュー26は、工具ホルダーを締結装置の溝に押し付けるネジ部26−1と、工具ホルダに当接する先端部(丸型または平型先端を有する)26−2と、スプリングを固定するプラグネジ26−3と、先端部を介して工具ホルダを押し付けるスプリング26−4を備える。
【0019】
上記押し付けボルトに代えて弾性押し付け具または弾性押し付け具付き押し付けボルトを用いて、工具ホルダ5を軸方向に位置決めする手段を以下に示す。この手段は、図6に示す工具ホルダ5の長さ軸方向のコーナにV字状の切込み24をもうけ、さらに、図6に示す押し付けボルトに代えて楔形ホルダ締結具に少なくとも一つの弾性押し付け具付き押し付けボルト(例えば図9に示すスプリングプランッジャースクリュー)を備える。この手段においては、図6に示す押し付けボルトに代えて少なくとも一つの弾性押し付け具付き押し付けボルトを、V字状の切込み24の一つの斜面(ストッパーブロックに近い斜面)に押し付けることによって、工具ホルダ5をストッパーブロック2に一定圧力で押し付けることができる。図6の(a)に示す押し付けボルトに代わる弾性押し付け具付き押し付けボルトは、締結装置の側面に向かうボルトであり、図6の(b)に示す押し付けボルトに代わる弾性押し付け具付き押し付けボルトは、締結装置の溝底面に向かうボルトであり、且つ図6の(c)に示す押し付けボルトに代わる弾性押し付け具付き押し付けボルトは、締結装置の溝底面及び側面に対して所定の角度を成すボルトであるが、いずれ弾性押し付け具(スプリングプランジャースクリュー、スプリングコイル、弾性ゴム、板バネ、スプリングワッシャー、及び皿バネ等)を備えた押し付けボルトを使用しても工具ホルダは締結装置の側面と溝底面の双方に押し付けることができる。また、V字状の切込み24に当接する弾性押し付け具の先端部は、球形またはV字状の切込みに対応する円錐形とするが、切込みを付けない場合は平らな先端部とすることもできる。
【0020】
図6の(a)に示す押し付けボルトに代わる弾性押し付け具は、締結装置の側面に向かう押し付け具であり、図6の(b)に示す押し付けボルトに代わる弾性押し付け具は、締結装置の溝底面に向かう押し付け具であり、且つ図6の(c)に示す押し付けボルトに代わる弾性押し付け具は、締結装置の溝底面及び側面に対して所定の角度を成す押し付け具であるが、いずれの押し付け具(スプリングプランジャースクリュー、スプリングコイル、弾性ゴム、板バネ、スプリングワッシャー、皿バネら)を使用しても工具ホルダは締結装置の側面と溝底面の双方に押し付けることができる。また、V字状の切込み24に当接する弾性押し付け具の先端部は、球形またはV字状の切込みに対応する円錐形とするが、切込みを付けない場合は平らな先端部にすることもできる。
【0021】
さらに、本発明においては工具ホルダ5を一部加工改良することによって、さらに工具ホルダ5の装着効率及び位置出しを改良することができる。図7に示すように、工具ホルダ5の装着効率を改良するために、工具ホルダの後端部を面取り25(バックテーパ、円錐台形、球面形状または複数のバックテーパと球面形状と円錐台形との組合せ)を設け、工具ホルダを締結装置1に取り付け容易にすることができる。
【0022】
さらに、本発明の締結装置においては、ストッパーブロック2を取り外して、楔形ストッパー締結具3と楔形ホルダ締結具4の双方を使用して、従来型の長い工具ホルダを取り付けることもできる。
【0023】
次ぎに、本発明の楔形ホルダ締結具からの締結具締め付けボルトの脱落防止手段、及び締結装置への工具ホルダの仮留め手段を説明する。
【0024】
本発明の締結具締め付けボルトを備えた楔形ホルダ締結具4は、図10、11に示すように、締結具締め付けボルト7が締結状態でなくても、楔形ホルダ締結具4のボルト貫通穴9’から締結具締め付けボルト7が脱落することなくに仮留め状態にしておくことができる。また、本発明の楔形ホルダ締結具4は、図12〜16に示すように、工具ホルダ5を締結装置1に取り付ける前後に、工具ホルダ5を締結装置1から脱落することなくに仮留め状態にしておくことができる。本発明の楔形ホルダ締結具が、上記のような構成を備えることによって、工具ホルダ5の締結装置に1への取り付け及び取り外しが非常に簡便且つ容易にすることができる。
【0025】
以下に図10、11を参照して、楔形ホルダ締結具4のボルト貫通穴9’’から締結具締め付けボルト7が脱落することなくに仮留め状態にしておくことができる楔形ホルダ締結具4を具体的に説明する。
【0026】
図10に示すように、本発明の工具ホルダの締結装置にいては、工具ホルダ5を締結装置1に締結する楔形ホルダ締結具4が、スプリングナット121を装着した締結具締め付けボルト7を備える。そして、スプリングナット121を、締結具締め付けボルト7に、楔形ホルダ締結具7を回動可能に挟んでネジ締結することができるので、締結具締め付けボルト7を、楔形ホルダ締結具4から脱落を回避する。
【0027】
また、図11に示すように、本発明の工具ホルダの締結装置においては、工具ホルダ5を締結装置1に締結する楔形ホルダ締結具4が、ボルト貫通穴9’’の短軸方向の径より大きな直径の頭部123を有する頭部付きスリーブナット122とネジ締結される締結具締め付けボルト7を備える。この締結具締め付けボルト7と、頭部付きスリーブナット122とが、楔形ホルダ締結具を回動可能に挟んで締結することにより、締結具締め付けボルト7が、楔形ホルダ締結具4から脱落を回避する。
【0028】
すなわち、上記に図10、11を参照して説明したいずれの構成によっても、本発明の工具ホルダの締結装置1においては、楔形ホルダ締結具4のボルト貫通穴8’から締結具締め付けボルト7が脱落することなくに仮留め状態にしておくことができる。
【0029】
以下に図12〜16を参照して、締結具締め付けボルト7が楔形ホルダ締結具4から脱落することなく、且つ工具ホルダ5を締結装置1に取り付け及び取り外しする状態で、工具ホルダ5を締結装置1から脱落することなくに仮留め状態にしておくことができる楔形ホルダ締結具4を具体的に説明する。
【0030】
図12に示すように、本発明の工具ホルダの締結装置においては、工具ホルダ5を締結装置1に締結する楔形ホルダ締結具4が、スプリングナット121でネジ締結される前記締結具締め付けボルト7を備えるとともに、楔形ホルダ締結具4のボルト貫通穴9’’の短軸方向のいずれか一方の側面に上向きバネ装着スリット127が設けられ、且つ上向きバネ装着スリット内に上向きバネ126が装着される。この構成を備えることによって、締結装置1に工具ホルダ5を締結する前後の締結具締め付けボルト7を緩めた状態において、上向きバネの端部126−1が、締結装置1と楔形ホルダ締結具の楔形側面12と間隔を広げる方向に弾性的に作用して、工具ホルダ5を締結装置に仮留めする。
【0031】
図13に示すように、本発明の工具ホルダの締結装置においては、工具ホルダ5を締結装置1に締結する楔形ホルダ締結具4が、スプリングナット121でネジ締結される締結具締め付けボルト7を備えるとともに、楔形ホルダ締結具4のボルト貫通穴9’’の短軸方向のいずれか一方の側面に上向きバネ装着スリット127が設けられ、且つ上向きバネ装着スリット内に上向きバネ128が装着される。この構成を備えることによって、締結装置1に工具ホルダ5を締結する前後の締結具締め付けボルト7を緩めた状態において、上向きバネの端部128−1が、締結具締め付けボルト7と楔形ホルダ締結具の楔形側面12と間隔を広げる方向に弾性的に作用して、工具ホルダ5を締結装置1に仮留めする。
【0032】
図14に示すように、本発明の工具ホルダの締結装置においては、工具ホルダ5を締結装置1に締結する楔形ホルダ締結具4が、頭部付きスリーブナット122とネジ締結される締結具締め付けボルト7を備えるとともに、頭付きスリーブナット122と楔形ホルダ締結具の楔形側面12との間の楔形ホルダ締結具4内に備わり、且つ工具ホルダ5を締結装置に仮留めする板バネ124とを備える。それによって、この締結装置1に工具ホルダ5を取り付け及び取り外しする状態の締結具締め付けボルト7を緩めた状態において、板バネ124の弾性力が、楔形側面12と頭付きスリーブナット121との間隔を広げる方向に作用して、工具ホルダ5を締結装置に仮留めする。
【0033】
また、図15に示すように、本発明の工具ホルダの締結装置においては、板バネ124の代わりに、固定端付きコイルバネ125を備える。それによって、締結装置1に工具ホルダ5を取り付け及び取り外しする状態の締結具締め付けボルト7を緩めた状態において、固定端付きコイルバネ125の弾性力が、楔形側面12と頭付きスリーブナット121との間隔を広げる方向に作用して、工具ホルダ5を締結装置に仮留めする。
【0034】
さらに、図16に示すように、本発明の工具ホルダの締結装置においては、工具ホルダ5を締結装置1に締結する楔形ホルダ締結具4が、頭部付きスリーブナット122と、頭部付きスリーブナットでネジ締結される前記締結具締め付けボルト7とを備えるとともに、楔形ホルダ締結具4のボルト貫通穴9’’の短軸方向のいずれか一方の側面に横バネ装着スリット131が設けられ、且つ横バネ装着スリット内に横バネ129が装着される。横バネ129の一方の端部は、横バネ装着スリット内の穴132に挿入され、横バネ129のもう一方の端部が、締結具締め付けボルト7と楔形側面12との間に存在するようにする。この構成を備えることによって、締結装置1に工具ホルダ5を締結する前後の締結具締め付けボルト7を緩めた状態において、横バネ129の弾性力が楔形側面12と頭付きスリーブナット121との間隔を広げる方向に作用して、工具ホルダ5を締結装置に仮留めする。
【0035】
すなわち、上記に図12〜16を参照して説明したいずれの構成によっても、本発明の工具ホルダの締結装置1においては、締結具締め付けボルト7が楔形ホルダ締結具4から脱落することなく、しかも工具ホルダ5を締結装置1に取り付け及び取り外しする状態で、工具ホルダ5を締結装置1から脱落することなくに仮留め状態にしておくことができる。
【0036】
なお、図10に示すスプリングナット121を有する締結具締め付けボルト7を備えた楔形ホルダ締結具4に、図14に示す板バネ124、図15に示す固定端付きコイルバネ125、及び図16に示す横バネ129を備えることによっても、工具ホルダ5を締結装置1から脱落することなくに仮留め状態にしておくことができるという同様の効果を得ることができる。さらに、図11に示す頭付きスリーブナット122を有する締結具締め付けボルト7を備えた楔形ホルダ締結具4に、図12に示す上向きバネ126、及び図13に示す上向きバネ128を備えることによっても、工具ホルダ5を締結装置1から脱落することなくに仮留め状態にしておくことができるという同様の効果を得ることができる。
【0037】
【発明の効果】
本発明の工具ホルダの締結装置は、工具ホルダの締め付けボルトの削減及びジャッキアップネジの削除ができ、楔形ホルダ締結具の小型化及び簡素化を達成でき、現在使用されている工具ホルダ及び工具ホルダの締結装置を改良することなく、工具ホルダの着脱時間の短縮を達成できる。
【0038】
さらに、本発明の工具ホルダの締結装置は、工具ホルダを正確な位置に配置することができ、工具交換時にも繰り返し正確な位置に再配置することを達成できる。また、本発明の工具ホルダの締結装置においては、締結具締め付けボルトが楔形ホルダ締結具から脱落することなく、しかも工具ホルダを締結装置に取り付け及び取り外しする状態で、工具ホルダを締結装置から脱落することなくに仮留め状態にしておくことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、工具ホルダを取り付け本発明に締結装置を示す図であり、図の(a)は、工具ホルダの側面とが互いに締結装置の溝底に対して直角に締結される場合を示し、図の(b)は、楔形ホルダ締結具の側面が工具ホルダの側面に対して角度を成して互いに締結される場合を示す。
【図2】図2の(a)は、本発明のストッパー締め付けボルトと締結具締め付けボルトとを楔形ホルダ締結具に取り付けた図であり、(b)は締め付けボルトを示す図であり、(c)は、弾性リングを備えた締め付けボルトを示す図である。
【図3】図3は、本発明の別の締め付けボルトである左右両ネジ付き締め付けボルトを示す図である。
【図4】図4は、工具ホルダの側面またはコーナを押し付ける押し付けボルトを備える本発明の楔形ホルダ締結具を示す図であり、図(a)及び図(b)は、側面を押し付ける押し付けボルトを示し、図の(c)はコーナを押し付ける押し付けボルトを示す。
【図5】図5は、本発明のストッパーブロックに備わる調整手段を示す図であり、図5の(a)は、第1の調整手段である調節ネジ手段を備えたストッパーブロックを示し、図5の(b)は、第2の調節手段である位置決め棒を備えたストッパーブロックを示す。
【図6】図6は、工具ホルダ5を軸方向に位置決めする本発明の別の手段を示す図であり、図6の(a)の押し付けボルトは、締結装置の側面に向かうネジであり、図6の(b)の押し付けボルトは、締結装置の溝底面に向かうネジであり、且つ図6の(c)の押し付けボルトは、締結装置の溝底面及び側面に対して所定の角度を成すネジである。
【図7】図7は、本発明の締結装置に装着を容易にした後端部を面取りした工具ホルダを示す図である。
【図8】図8は、工具ホルダを装着した従来の締結装置を示す図である。
【図9】図9は、弾性押し付け具及び弾性押し付け具付き押し付けボルトの一例としてのスプリングプランジャースクリューを示し、図9の(a)は、プラグネジ側の端部示し、図9の(b)はスプリングプランジャースクリューの側部断面を示し、且つ図9の(c)は工具ホルダに当接する先端部を示す。
【図10】図10は、スプリングナットを有する締結具締め付けボルトを用い、楔形ホルダ締結具を仮留め状態にしておく楔形ホルダ締結具の分解模式図を示す。
【図11】図11は、頭部付きスリーブナットを有する締結具締め付けボルトを用い、楔形ホルダ締結具を仮留め状態にしておく楔形ホルダ締結具の分解模式図を示す。
【図12】図12は、楔形ホルダ締結具を仮留め状態にして、且つ上向きバネを備えた楔形ホルダ締結具を用い、工具ホルダを締結装置から脱落することなくに仮留め状態にしておく楔形ホルダ締結具の分解模式図を示す。
【図13】図13は、楔形ホルダ締結具を仮留め状態にして、且つ別の上向きバネを備えた楔形ホルダ締結具を用い、工具ホルダを締結装置から脱落することなくに仮留め状態にしておく楔形ホルダ締結具の分解模式図を示す。
【図14】図14は、楔形ホルダ締結具を仮留め状態にして、且つ板バネを備える楔形ホルダ締結具を用い、工具ホルダを締結装置から脱落することなくに仮留め状態にしておく楔形ホルダ締結具の分解模式図を示す。
【図15】図15は、楔形ホルダ締結具を仮留め状態にして、且つ固定端付きコイルバネを備える楔形ホルダ締結具を用い、工具ホルダを締結装置から脱落することなくに仮留め状態にしておく楔形ホルダ締結具の分解模式図を示す。
【図16】図16は、楔形ホルダ締結具を仮留め状態にして、且つ横バネを備えた楔形ホルダ締結具を用い、工具ホルダを締結装置から脱落することなくに仮留め状態にしておく楔形ホルダ締結具の分解模式図を示す。
【符号の説明】
1…締結装置
2…ストッパーブロック
3…楔形ストッパー締結具
4…楔形ホルダ締結具
5…工具ホルダ
6…ストッパー締結具の締め付けボルト
7…ホルダ締結具の締め付けボルト
6’…ストッパー締結具の左右両ネジ付き締め付けボルト
7’…ホルダ締結具の左右両ネジ付き締め付けボルト
8…ネジ穴
8’…ボルト貫通穴
9…ネジ穴
9’…ボルト貫通穴
9’’…ボルト貫通穴9’’
10…スリット
11…締結装置の支持側面
12…締結装置及び楔形ホルダ締結具の楔形側面
13…楔形ホルダ締結具の側面
14…工具ホルダの側面
15…締結装置の溝底
16…楔形ホルダ締結具の角度
17…弾性リング
18…押し付けボルト、弾性押し付け具、または弾性押し具付き押し付けボルト
19…工具ホルダのコーナ
20…調整ボルト
21…固定ボルト
22…位置決めボルト
23…位置決め棒
24…工具ホルダのV字状の切込み
25…工具ホルダの面取り
26…スプリングプランジャースクリュー
101…従来の締結装置
111…従来の工具ホルダ
112…従来の楔形ホルダ締結具
113…従来のジャッキアップボルト
114…従来のホルダ締結具の締め付けボルト
121…スプリングナット
122…頭付きスリーブナット
123…頭付きスリーブナットの頭部
124…板バネ
125…固定端付きコイルバネ
126…上向きバネ
126−1…上向きバネの端部
127…上向きバネ装着スリット
128…別種の上向きバネ
128−1…別種の上向きバネの端部
129…横バネ
130…横バネ装着スリット
131…横バネ装着スリットの穴

Claims (13)

  1. 工具ホルダを着脱可能に取り付ける締結装置であって、
    前記締結装置(1)は、
    前記締結装置(1)の支持側面(11)と楔形側面(12)との間の溝に装着して、前記工具ホルダ(5)を位置決めするストッパーブロック(2)、
    前記締結装置(1)の楔形側面(12)側のネジ穴(8)にストッパー締め付けボルト(6)を介して締結され、前記ストッパーブロック(2)を位置決めした位置に締結するボルト貫通穴(8’)を有する楔形ストッパー締結具(3)、及び
    前記工具ホルダ(5)の少なくとも全長以下の長さを有する楔形ホルダ締結具(4)であり、前記締結装置(1)の支持側面(11)と楔形側面(12)との間の溝に装着され、前記締結装置(1)の楔形側面(12)側のネジ穴(9)に締結具締め付けボルト(7)を介して締結され、前記工具ホルダ(5)を締結するボルト貫通穴(9’)を有する楔形ホルダ締結具(4)、
    を備え、且つ
    それぞれの1本の前記ストッパー締め付けボルト(6)及び締結具締め付けボルト(7)を、締め付け方向に作動回転させることによって、前記楔形ストッパー締結具(3)と前記楔形ホルダ締結具(4)のそれぞれを前記締結装置(1)に締め付け、且つ離間方向に作動回転させることによって前記楔形ストッパー締結具(3)と前記楔形ホルダ締結具(4)のそれぞれを前記締結装置(1)から離間させ、工具ホルダを前記締結装置に着脱可能にしたこと、且つ
    前記工具ホルダ(5)を前記締結装置(1)に締結する楔形ホルダ締結具(4)が、
    スプリングナット(121)でネジ締結される前記締結具締め付けボルト(7)を備えるとともに、前記楔形ホルダ締結具(4)の前記ボルト貫通穴(9’’)の短軸方向のいずれか一方の側面に上向きバネ装着スリット(127)が設けられ、且つ前記上向きバネ装着スリット内に上向きバネ(126)が装着され、且つ
    前記締結装置(1)に前記工具ホルダ(5)を締結する前後の前記締結具締め付けボルト(7)を緩めた状態において、前記上向きバネの端部(126−1)が、前記締結装置(1)と前記楔形ホルダ締結具の楔形側面(12)と間隔を広げる方向に弾性的に作用して、前記工具ホルダ(5)を前記締結装置に仮留めする上向きバネを備えること、
    を特徴とする工具ホルダの締結装置。
  2. 前記締め付けボルト(6、7)は、前記ボルトの頭部とネジ溝部の間に弾性リング(17)を備えたことを特徴とする請求項1記載の工具ホルダの締結装置。
  3. 前記弾性リング(17)を備えた締め付けボルト(6、7)に代えて、一方の端部に左ネジ(7'−1)を有し、もう一方の端部に右ネジ(7'−2)を有する左右両ネジ付き締め付けボルト(6'、7’)を備え、且つ
    前記楔形ストッパー締結具(3)と前記楔形ホルダ締結具(4)のそれぞれのボルト貫通穴(8'、9')に代えて、ネジ込まれる前記左右両ネジ付き締め付けボルト(6'、7’)のネジピッチに相当するネジ穴にしたことを特徴とする請求項1記載の工具ホルダの締結装置。
  4. 前記楔形ホルダ締結具が、前記工具ホルダの側面(14)またはコーナ(19)を押し付ける押し付けボルト(18−1、18−2、18−3)を備えることを特徴とする請求項1記載の工具ホルダの締結装置。
  5. 前記ストッパーブロック(2)が、前記ストッパーブロックの軸方向中心を貫通して前記工具ホルダ(5)の位置を調整する調整ボルト(20)を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1に記載の工具ホルダの締結装置。
  6. 前記ストッパーブロックが、前記ストッパーブロックの軸方向中心を貫通して前記工具ホルダ(5)の位置を調整する位置決め棒(23)を備え、且つ前記ストッパーブロックが、前記位置決め棒の位置を調整する位置決めボルト(22)及び前記位置決め棒を固定する固定ボルト(21)を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1に記載の工具ホルダの締結装置。
  7. 前記工具ホルダを締結及び位置出しするために、前記工具ホルダは、前記工具ホルダの側面に円錐くぼみ、または側面が互いに交わるコーナにV字状の溝が備わることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1に記載の工具ホルダの締結装置。
  8. 前記工具ホルダ(5)を前記締結装置(1)に締結する楔形ホルダ締結具(4)が、スプリングナット(121)と、前記スプリングナットでネジ締結される前記締結具締め付けボルト(7)とを備え、
    前記スプリングナット(121)を、前記締結具締め付けボルト(7)に、前記楔形ホルダ締結具(7)を回動可能に挟んでネジ締結することにより、前記締結具締め付けボルト(7)が、前記楔形ホルダ締結具(4)から脱落を回避すること、
    を特徴とする請求項1〜6のいずれか1に記載の工具ホルダの締結装置。
  9. 前記工具ホルダ(5)を前記締結装置(1)に締結する楔形ホルダ締結具(4)が、
    スプリングナット(121)でネジ締結される前記締結具締め付けボルト(7)を備えるとともに、
    前記楔形ホルダ締結具(4)の前記ボルト貫通穴(9’’)の短軸方向のいずれか一方の側面に上向きバネ装着スリット(127)が設けられ、且つ前記上向きバネ装着スリット内に上向きバネ(128)が装着され、
    前記締結装置(1)に前記工具ホルダ(5)を締結する前後の前記締結具締め付けボルト(7)を緩めた状態において、前記上向きバネの端部(128−1)が、前記締結具締め付けボルト(7)と前記楔形ホルダ締結具の楔形側面(12)と間隔を広げる方向に弾性的に作用して、前記工具ホルダ(5)を前記締結装置に仮留めする上向きバネ、
    を特徴とする請求項8記載の工具ホルダの締結装置。
  10. 前記工具ホルダ(5)を前記締結装置(1)に締結する楔形ホルダ締結具(4)が、
    前記ボルト貫通穴(9’’)の短軸方向の径より大きな直径の頭部(123)を有する頭部付きスリーブナット(122)と、前記頭部付きスリーブナットでネジ締結される前記締結具締め付けボルト(7)を備え、
    前記締結具締め付けボルト(7)と、頭部付きスリーブナット(122)とが、前記楔形ホルダ締結具を回動可能に挟んで締結されることにより、前記締結具締め付けボルト(7)が、前記楔形ホルダ締結具(4)から脱落を回避する前記頭部付きスリーブナット(122)、
    を特徴とする請求項1〜6のいずれか1に記載の工具ホルダの締結装置。
  11. 前記工具ホルダ(5)を前記締結装置(1)に締結する楔形ホルダ締結具(4)が、
    頭部付きスリーブナット(122)と、前記頭部付きスリーブナットでネジ締結される前記締結具締め付けボルト(7)とを備えるとともに、前記頭付きスリーブナット(122)と前記楔形ホルダ締結具の楔形側面(12)との間の楔形ホルダ締結具(4)内に備わり、且つ前記工具ホルダ(5)を前記締結装置に仮留めする板バネ(124)とを備え、
    前記締結装置(1)に前記工具ホルダ(5)を締結する前後の前記締結具締め付けボルト(7)を緩めた状態において、前記板バネ(124)の弾性力が前記楔形側面(12)と前記頭付きスリーブナット(121)との間隔を広げる方向に作用して、前記工具ホルダ(5)を前記締結装置に仮留めする板バネ、
    を特徴とする請求項10記載の工具ホルダの締結装置。
  12. 前記板バネ(124)の代わりに、固定端付きコイルバネ(125)を備えることを特徴とする請求項11記載の工具ホルダの締結装置。
  13. 前記工具ホルダ(5)を前記締結装置(1)に締結する楔形ホルダ締結具(4)が、
    頭部付きスリーブナット(122)と、前記頭部付きスリーブナットでネジ締結される前記締結具締め付けボルト(7)とを備えるとともに、前記頭付きスリーブナット(122)と前記楔形ホルダ締結具の楔形側面(12)との間の楔形ホルダ締結具(4)内に備わり、且つ前記工具ホルダ(5)を前記締結装置に仮留めする横バネ(129)とを備え、
    前記締結装置(1)に前記工具ホルダ(5)を締結する前後の前記締結具締め付けボルト(7)を緩めた状態において、前記横バネ(129)の弾性力が前記楔形側面(12)と前記頭付きスリーブナット(121)との間隔を広げる方向に作用して、前記工具ホルダ(5)を前記締結装置に仮留めする横バネ、
    を特徴とする請求項10記載の工具ホルダの締結装置。
JP2003207909A 2002-10-25 2003-08-19 工具ホルダの締結装置 Expired - Lifetime JP4111887B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003207909A JP4111887B2 (ja) 2002-10-25 2003-08-19 工具ホルダの締結装置
ES03445118T ES2426419T3 (es) 2002-10-25 2003-10-21 Dispositivo de enclavamiento para portaherramientas
EP03445118.7A EP1413375B1 (en) 2002-10-25 2003-10-21 Clamping device for tool holder
US10/688,998 US6962468B2 (en) 2002-10-25 2003-10-21 Clamping device for tool holder
US10/918,455 US6916137B2 (en) 2003-08-19 2004-08-16 Clamping device for tool holder

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002311444 2002-10-25
JP2002329837 2002-11-13
JP2003207909A JP4111887B2 (ja) 2002-10-25 2003-08-19 工具ホルダの締結装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004209627A JP2004209627A (ja) 2004-07-29
JP4111887B2 true JP4111887B2 (ja) 2008-07-02

Family

ID=32074165

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003207909A Expired - Lifetime JP4111887B2 (ja) 2002-10-25 2003-08-19 工具ホルダの締結装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6962468B2 (ja)
EP (1) EP1413375B1 (ja)
JP (1) JP4111887B2 (ja)
ES (1) ES2426419T3 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006075978A (ja) * 2004-08-16 2006-03-23 Sandvik Intellectual Property Hb 工具ホルダのための締結装置
KR100784153B1 (ko) * 2006-07-12 2007-12-10 주식회사 포스코 형강 압연기의 플라잉 쉬어용 멀티 나이프 홀더 구조
CA2792530A1 (en) * 2010-03-10 2011-09-15 Tungaloy Corporation Clamp assistant member and cutting tool including clamp assistant member
JP5815461B2 (ja) * 2012-04-26 2015-11-17 京セラ株式会社 固定部材および切削工具
CN102825275A (zh) * 2012-08-30 2012-12-19 无锡易通精密机械股份有限公司 一种用于排刀的筒夹工装
CH707123A2 (de) 2012-10-25 2014-04-30 Utilis Ag Klemmvorrichtung mit einem Kühlmittelkanal zur Kühlung spanabhebender Werkzeuge in Drehmaschinen.
CN104128631A (zh) * 2013-12-20 2014-11-05 柳州万众汽车部件有限公司 数控车床刀具夹持装置
CN103639452A (zh) * 2013-12-23 2014-03-19 重庆望江工业有限公司 一种加工箱体深内孔的多刃组合镗刀及方法
DE202016105061U1 (de) * 2016-09-13 2017-12-14 Baum Gmbh Zerspanungstechnik & Werkzeugbau Werkzeug, insbesondere für die spanabhebende Werkstückbearbeitung
DE202017000616U1 (de) * 2017-02-06 2017-04-03 Karl-Heinz Arnold Gmbh Schneidvorrichtung zur spanabhebenden Bearbeitung von Werkstücken
JP7024963B2 (ja) * 2017-11-24 2022-02-24 エヌティーツール株式会社 工具保持装置
EP3976298A1 (en) 2019-05-29 2022-04-06 Big Kaiser Präzisionswerkzeuge AG Boring head with a mechanism for clamping a displaceable tool carrier
CN114474795A (zh) * 2021-05-28 2022-05-13 江苏大屯电力工程有限责任公司 一种皮带胶结夹持架

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US106248A (en) * 1870-08-09 Improvement in shade-cord retainer
US2716799A (en) * 1951-12-06 1955-09-06 Wesson Multicut Company Tool holder
US3214825A (en) * 1963-12-18 1965-11-02 O K Tool Co Inc Tool and bit
CH528943A (de) * 1971-03-16 1972-10-15 Bay Otto Klemmhalterung für einen spanabhebenden Schneidstahl
DE2208687B1 (de) * 1972-02-24 1973-06-14 Hombak Maschinenfab Kg Messerwelle für Holzbearbeitungsmaschinen
US4599923A (en) 1985-05-30 1986-07-15 Chur-Ian, Ltd. Tool bit and holder assembly
ES2009169A6 (es) * 1988-01-28 1989-09-01 Villagrasa Ferrer Francisco Sistema de sujecion de utiles y herramientas a maquinas-herramienta.
US5209610A (en) * 1991-02-14 1993-05-11 Mitsubishi Materials Corporation Throwaway milling cutter
SE502243C2 (sv) * 1991-12-17 1995-09-25 Sandvik Ab Skivfräs med skärkassetter
US5415066A (en) 1994-04-08 1995-05-16 Kennametal Inc. Apparatus for holding a toolholder shank
SE9501341L (sv) * 1995-04-11 1996-08-05 Sandvik Ab Fastspänningsanordning för skärverktyg
JP4480223B2 (ja) 2000-04-24 2010-06-16 シチズンホールディングス株式会社 くし歯刃物台及び工作機械

Also Published As

Publication number Publication date
EP1413375A2 (en) 2004-04-28
JP2004209627A (ja) 2004-07-29
EP1413375B1 (en) 2013-08-21
EP1413375A3 (en) 2009-09-30
US6962468B2 (en) 2005-11-08
ES2426419T3 (es) 2013-10-23
US20040136793A1 (en) 2004-07-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4111887B2 (ja) 工具ホルダの締結装置
JP4399150B2 (ja) スローアウェイチップを有する切削工具
AU625805B2 (en) Captive self-locking mechanism
KR100944917B1 (ko) 회전 절삭 공구
JP5588460B2 (ja) 着脱可能に締め付け固定される切削体を備えた工具
SE523286C2 (sv) Verktyg för spånavskiljande bearbetning med ställmekanism för skäret
US3885282A (en) Machining tool
US6916137B2 (en) Clamping device for tool holder
JP2010508166A (ja) 工具ホルダ
US4721422A (en) Boring bar
JP2002144112A (ja) 円板状のスローアウェイチップのクランプ機構
JPH10263967A (ja) 被加工物の保持装置
JPH0839330A (ja) スローアウェイチップ固定用カートリッジおよびこれを用いたカッタ
JP2000000702A (ja) スローアウェイチップのクランプ機構
JPH1177411A (ja) 工具保持装置
JP3314136B2 (ja) スローアウェイバイト
US20210323075A1 (en) Cutting tool
JP2006075978A (ja) 工具ホルダのための締結装置
JPH0123683Y2 (ja)
JP2000158213A (ja) 工作機械の工具の固定構造
JP3510972B2 (ja) ルータ
JP2000254806A (ja) スローアウェイ式バイトのクランプ構造
JPH08150504A (ja) 工具ホルダのコレット抜き装置
JP2005144572A (ja) 加工物を機械加工する工具及び方法
US20190105719A1 (en) Cutting tool comprising a cutting element releasably attached to a support member by means of a clamping jaw

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050526

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061219

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070612

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070810

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071009

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071207

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071207

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20080117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080311

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080408

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4111887

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110418

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120418

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130418

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140418

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term