JP4110070B2 - 除塵機 - Google Patents

除塵機 Download PDF

Info

Publication number
JP4110070B2
JP4110070B2 JP2003346101A JP2003346101A JP4110070B2 JP 4110070 B2 JP4110070 B2 JP 4110070B2 JP 2003346101 A JP2003346101 A JP 2003346101A JP 2003346101 A JP2003346101 A JP 2003346101A JP 4110070 B2 JP4110070 B2 JP 4110070B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
chain
arm
drive
rake
screen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003346101A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005113418A (ja
Inventor
英明 半田
Original Assignee
株式会社丸島アクアシステム
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社丸島アクアシステム filed Critical 株式会社丸島アクアシステム
Priority to JP2003346101A priority Critical patent/JP4110070B2/ja
Publication of JP2005113418A publication Critical patent/JP2005113418A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4110070B2 publication Critical patent/JP4110070B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Filtration Of Liquid (AREA)

Description

本発明は、スクリーンで捕捉された塵芥をレーキで掻き揚げる除塵機に関する。
従来、用水路や取水口等に設置されたスクリーンの前方に、このスクリーンで捕捉された塵芥を掻き揚げるレーキが設けられた除塵機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
このような除塵機としては、図9(b)に示すように、架台1にヒンジ2で支持されたガイド筒3によりレーキ付きビーム4を上下動可能に支持して、上記ガイド筒3に取付けた減速機付き電動モータ5のラックをビーム4のチェーンラックに噛合させて、電動モータ5でビーム4を上動させることにより、用水路等6のスクリーン7で捕捉された塵芥をレーキ4aで掻き揚げて除去するとともに、上記ガイド筒3に連結した電動シリンダー8でガイド筒3を上揺動させて、レーキ4aをスクリーン7から遠ざけた後に(二点鎖線参照)、電動モータ5でビーム4を下動させて、電動シリンダー8でガイド筒3を下揺動させることにより、レーキ4aをスクリーン7の下端位置に復帰させるようになっている(ビームラックレーキ式)。
特開平10−121440号公報
しかしながら、上記のようなビームラックレーキ式の除塵機では、上動時にビーム4が上方に大きく飛び出すので、地上高T2が高くなって景観が悪くなるとともに、壁や建屋等の障害物9にビーム4が接触しないようにするために、設置スペースS2を広くとる必要がある。
また、レーキ付きビーム4を上動させるための掻揚荷重が大きいので、容量の大きな大型の電動モータ5が必要となって、消費電力も多くなる。
さらに、ビーム4の最上動位置でレーキ4aが略垂直状態とならないので、レーキ4aで掻き揚げた塵芥を掻き落とすためのワイパー10を設ける必要がある。
さらにまた、ガイド筒3を上揺動させるための電動シリンダー8ではビーム4の揺動角度が小さいので、点検時にビーム4を地上まで引き上げたり、掻き揚げ作業以外の時や洪水時に、水流を阻害しない高さまでビーム4を引き上げたりすることができなかった。
また、ビーム4にはレーキ4aを1個しか付けられないので、塵埃が多すぎる場合には、掻き揚げられなかった。
本発明は、上記問題を解消するためになされたもので、景観の向上、設置スペースの縮小、省エネ等を実現化できる除塵機を提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために、本発明は、用水路等に設置されたスクリーンの前方に、このスクリーンで捕捉された塵芥を掻き揚げるレーキが設けられた除塵機であって、上記スクリーンの前面に対向する対向部と、この対向部の上端から後方に湾曲する湾曲部とを有するアームが設けられ、このアームの湾曲部の回動軸が水路天端スラブの上部の架台に設けた軸受台で上下回動自在に支持され、この回動軸に、架台に設置したアーム回動用モータが連結されており、上記アームの対向部と湾曲部とに跨って形成された駆動部ガイドレールでガイドされるストレート状のチェーンが設けられ、このチェーンの下端部にレーキが取付けられ、上記チェーンの中間部は、上記回動軸の中心穴に同軸で嵌合されて支持されている駆動軸の駆動ホイールに掛け回されて、この駆動軸に、架台に設置したチェーン駆動用モータが連結されており、上記駆動ホイールが位置するアームの湾曲部の駆動部ガイドレールは、駆動ホイールに沿った形状に形成されるとともに、アームの対向部の駆動部ガイドレールは、相互に接近した形状に形成されており、上記スクリーンの上端に連続して後方に湾曲するエプロンが設けられ、このエプロンの後端位置で上記レーキが略垂直状態となるように上記アームの湾曲部が湾曲されていることを特徴とする除塵機を提供するものである。
請求項2のように、上記アームは複数本が設けられて、各アームのチェーンに跨ってレーキが取付けられている構成とすることが好ましい。
請求項3のように、上記チェーンには、上記駆動部ガイドレールでガイドされるローラが設けられている構成とすることが好ましい。
請求項4のように、上記レーキは、チェーンの駆動方向に複数本が設けられている構成とすることが好ましい。
請求項5のように、上記レーキには、上記スクリーンの前面に当接するローラが設けられている構成とすることが好ましい。
請求項6のように、上記回動軸のホイールとアーム回動用モータのホイールとはチェーンで連結されているとともに、上記駆動軸のホイールとチェーン駆動用モータのホイールとはチェーンで連結されている構成とすることが好ましい。
本発明によれば、チェーン駆動用モータで駆動軸とともに駆動ホイールを正転駆動することにより、アームの駆動部ガイドレールでガイドされながらチェーンが正転方向に移動されて、レーキがアームの上方向に上動しながら用水路等のスクリーンで捕捉された塵芥を掻き揚げて除去し、その後にアーム回動用モータで回動軸を正転駆動することにより、アームが上回動されてレーキがスクリーンから遠ざけられ、ついでチェーン駆動用モータで駆動ホイールを逆転駆動することにより、チェーンが逆転方向に移動されてレーキがアームの下方向に下動し、その後にアーム回動用モータを逆転駆動することにより、アームが下動されてレーキがスクリーンの下端位置に復帰するようになる(アームレーキ式)。
したがって、アームの駆動部ガイドレールでガイドされるチェーンでレーキが上動するから、従来のようなビームが上方に大きく飛び出すことがないので、地上高が低くなって景観が向上するとともに、壁や建屋等の障害物に従来のようなビームが接触することもないので、設置スペースを縮小できるようになる。
また、レーキはチェーンで上動されるので、掻揚荷重が小さくなって、容量の小さな小型の電動モータで良くなり、消費電力も少なくなって省エネ化できるようになる。
さらに、アームの湾曲部でレーキを略垂直状態にして塵芥を自重で落下させることができるので、従来のようなレーキで掻き揚げた塵芥を掻き落とすためのワイパーを設ける必要がなくなって、設備コストが安くになる。
さらにまた、アームの回動にアーム回動用モータを用いているので、アームの回動角度を大きくできて、点検時にアームを地上まで引き上げたり、掻き揚げ作業以外の時や洪水時に、水流を阻害しない高さまでアームを引き上げたりすることができる。
また、駆動軸を回動軸の中心穴に同軸で嵌合して支持しているから、回動軸の中心穴を駆動軸の軸受けとして利用できるので、構造が簡単になる。
さらに、スクリーンの上端に連続して後方に湾曲するエプロンの後端位置でレーキが略垂直状態となるようにアームの湾曲部が湾曲させているから、エプロンの後方位置に塵芥を正確に自重で落下させることができる。
請求項2によれば、複数本のアームを設けて、各アームのチェーンに跨ってレーキを取付けているから、スクリーン幅に合わせてレーキ幅を広くしても、レーキが傾いたりすることがない。
請求項3によれば、チェーンにローラを設けているから、チェーンが駆動部ガイドレールでスムーズにガイドされるようになる。
請求項4によれば、チェーンの駆動方向に複数本のレーキを設けているから、従来のようなビームではレーキを1個しか付けられないので、塵埃が多すぎる場合には、掻き揚げられないという不具合があったが、チェーンには複数本のレーキを付けられるから、塵埃が多くても充分な掻き揚げ能力を持たせることができる。
請求項5によれば、スクリーンの前面に当接するローラをレーキに設けているから、スクリーンの前面に沿ってレーキがスムーズに上動するようになる。
請求項6によれば、回動軸とアーム回動用モータ、駆動軸とチェーン駆動用モータとを、それぞれチェーンとホイールとで連結しているから、スリップ等することなく、アームやチェーンを正確に駆動制御できるようになる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は第1実施形態の除塵機13Aの側面図、図2は平面図、図3は正面図、図4(a)は図1のB−B線拡大断面図、図4(b)は(a)の要部正面図、図5(a)は図1のA−A線拡大断面図、図5(b)は図1の要部拡大図、(c)(d)はチェーンの模式的側面図である。
用水路等14には、底部と水路上部の水路天端スラブ15の上部との間に、縦バー状のスクリーン16が傾斜状態(例えば底部に対して75度傾斜)で設置され、上記水路天端スラブ15の上部には架台17が取付けられている。
側面視(図1参照)で略逆L字形状の中空状のアーム20は、上記スクリーン16の前面に一定の隙間tを隔てて対向する直線状の対向部20Aと、この対向部20Aの上端から後方に湾曲する湾曲部20Bとで構成されている。上記アーム20は、スクリーン16の左右方向に一定の間隔を隔てて複数本(本例では2本)が設けられ、各アーム20は、連結棒21によって一体的に連結されている。
上記各アーム20の湾曲部20Bの後端には、図4に詳細に示すように、水平方向に延在する回動軸22が取付けられ、各アーム20の両側から外方に突出する回動軸22の両端部22aが上記架台17の前上部に設けられた軸受け台23でそれぞれ回動自在に支持されている。これにより、図1に二点鎖線a,bで示したように、湾曲部20Bとともにアーム20が回動軸22で上下回動自在に支持されることになる。
上記回動軸22の中心穴22bには駆動軸24が同軸で遊嵌されて、この駆動軸24は、回動軸22の両端部22aに設けられたベアリング25に回転自在に嵌合されて両端支持されていて、この駆動軸24には、各アーム20の湾曲部20Bの内部に位置する駆動ホイール26が固定されている。
上記各アーム20の対向部20Aと湾曲部20Bの内部には、チェーン28の両端ローラ29をそれぞれガイドする駆動部ガイドレール30が対向部20Aと湾曲部20Bとに跨って形成されている。図1、図1のB−B線拡大断面図である図4(a)と図4(b)および図1のA−A線拡大断面図である図5(a)から明らかなように、駆動ホイール26が位置するアーム20の湾曲部20Bの駆動部ガイドレール30は、駆動ホイール26に沿った形状に形成されるとともに、アーム20の対向部20Aの駆動部ガイドレール30は、相互に接近した形状に形成されている。
上記チェーン28は、図5(c)(d)に示したように、エンドレス状では無く、ストレート状であって、中間部分が駆動ホイール26に掛け回されている。上記チェーン28の上端部28aは駆動部ガイドレール30でフリーにガイドされるようになる。
上記各アーム20のチェーン28の下端部28bには、各チェーン28に跨って、上記スクリーン16の前面側で幅方向に延在するレーキ31が取付けられている。このレーキ31には、スクリーン16の縦バー間に嵌り込む櫛歯部31aが形成されるとともに、スクリーン16の前面に当接するフロントローラ32が設けられている。
上記水路天端スラブ15の上部には、上記架台17の前部との間のスペースに、上記スクリーンの16上端に連続して後方に湾曲するエプロン33が設けられ、このエプロン33の後端位置で上記レーキ31の櫛歯部31aが略垂直状態となるように(図1の31a´参照)、上記各アーム20の湾曲部20Bが湾曲されている。
上記架台17の後上部には、アーム回動用電動モータ35が設置され、この電動モータ35の減速機出力軸のホイール35aと、上記各アーム20の間の回動軸22の外周に固定したホイール36とをチェーン37で連結している。
また、上記架台17の後上部には、チェーン駆動用電動モータ38が設置され、この電動モータ38の減速機出力軸のホイール38aと、上記駆動軸24の一端部(図2では左端部)に固定したホイール39とをチェーン40で連結している。
上記のように構成した除塵機13Aの作用を次に説明する。図1〜図3の使用状態では、アーム20は下動位置であるとともに、レーキ31はスクリーン16の下端位置にある〔図5(c)参照〕。
そして、チェーン駆動用モータ38で駆動軸24とともに駆動ホイール26を正転駆動すると、アーム20の駆動部ガイドレール30でガイドされながらチェーン28が正転方向(図1において反時針方向)に移動されて、レーキ31の櫛歯部31aがアーム20の上方向に上動しながらスクリーン16で捕捉された塵芥を掻き揚げるようになる〔図5(d)参照〕。
上記レーキ31の櫛歯部31aは、スクリーン16の上端に連続するエプロン33の後端位置で、アーム20の湾曲部20Bの湾曲によって略垂直状態となるので、エプロン33の後方位置に掻き揚げた塵芥を正確に自重で落下させて除去することができる。このように、従来のようなレーキで掻き揚げた塵芥を掻き落とすためのワイパーを設ける必要がなくなって、設備コストが安くになる。
このレーキ31の櫛歯部31aが略垂直状態となった位置(図1の31a´参照)で、チェーン駆動用モータ38の正転駆動を停止させる。
その後、アーム回動用モータ35で回動軸22を正転駆動すると、アーム20が図1に二点鎖線aで示す位置まで上回動され、レーキ31の櫛歯部31aがスクリーン16から抜けて遠ざけられるようになる。
ついで、チェーン駆動用モータ38で駆動ホイール26を逆転駆動すると、チェーン28が逆転方向(図1において時針方向)に移動されて、レーキ31がアーム20の下方向に下動する。
その後、アーム回動用モータ35を逆転駆動すると、アーム20が図1に実線で示す位置まで下動され、レーキ31がスクリーン16の下端位置に復帰するようになる。
上記工程を繰り返すことにより、スクリーン16で捕捉された塵芥が次々と掻き揚げられながら除去されるようになる。
上記アーム20を上回動させた状態でレーキ31をアーム20の下方向に下動させるのは、アーム20を下回動させた状態でレーキ31をアーム20の下方向に下動させると、掻き揚げた後にスクリーン16で新たに捕捉された塵芥を押し下げてしまうことになるからである。
上記除塵機13Aであれば、アーム20の駆動部ガイドレール30でガイドされるチェーン28でレーキ31が上動するから、従来のようなビームが上方に大きく飛び出すことがないので、図9(a)に示すように、地上高T1(T1<T2)が低くなって景観が向上するとともに、壁や建屋等の障害物に従来のようなビームが接触することもないので、設置スペースS1(S1<S2)を縮小できるようになる。
また、レーキ31はチェーン28で上動されるので、掻揚荷重が小さくなって、容量の小さな小型の電動モータ38で良くなり、消費電力も少なくなって省エネ化できるようになる。
さらにまた、アーム20の回動にアーム回動用電動モータ35を用いているので、アーム20の回動角度を大きくできて(図1の二点鎖線b参照)、点検時にアーム20を地上まで引き上げたり、掻き揚げ作業以外の時や洪水時に、水流を阻害しない高さまでアーム20を引き上げたりすることができる。
また、駆動軸24を回動軸22の中心穴22bに同軸で嵌合して支持しているから、回動軸22の中心穴22bを駆動軸24の軸受けとして利用できるので、構造が簡単になる。
さらに、アーム20を複数本設けて、各アーム20のチェーン28に跨ってレーキ31を取付けているから、スクリーン幅に合わせてレーキ幅を広くしても、レーキ31が傾いたりすることがない。
また、チェーン28にローラ29を設けているから、チェーン28が駆動部ガイドレール30でスムーズにガイドされるようになる。
さらに、スクリーン16の前面に当接するフロントローラ32をレーキ31に設けているから、スクリーン16の前面に沿ってレーキ31がスムーズに上動するようになる。
また、回動軸22とアーム回動用モータ35、駆動軸24とチェーン駆動用モータ38とを、それぞれチェーン37,40とホイール36,39とで連結しているから、スリップ等することなく、アーム20やチェーン28を正確に駆動制御できるようになる。
上記第1実施形態の除塵機13Aは、チェーン28に1本のレーキ31を設けたものであるが、図6〜図8に示す第2実施形態の除塵機13Bのように、チェーン28の駆動方向に複数本(本例では3本)のレーキ31(A〜C)を設けることもできる。
この第2実施形態によれば、図6〜図8の使用状態では、アーム20は下動位置であるとともに、最下段のレーキ31(C)がスクリーン16の下端位置にある。
そして、チェーン駆動用モータ38で駆動軸24とともに駆動ホイール26を正転駆動すると、アーム20の駆動部ガイドレール30でガイドされながらチェーン28が正転方向(図6において反時針方向)に移動されて、各レーキ31(A〜C)の櫛歯部31aがアーム20の上方向に上動しながらスクリーン16で捕捉された塵芥を掻き揚げるようになる。
上記各レーキ31(A〜C)の櫛歯部31aは、スクリーン16の上端に連続するエプロン33の後端位置で、アーム20の湾曲部20Bの湾曲によって略垂直状態となるので、エプロン33の後方位置に掻き揚げた塵芥を正確に自重で落下させて除去することができる。
この各レーキ31(A〜C)の内、最下段のレーキ31(C)の櫛歯部31aが略垂直状態となった位置(図6の31a´参照)で、チェーン駆動用モータ38の正転駆動を停止させる。なお、最上段のレーキ31(A)は、駆動ホイール26を周回して、アーム20の湾曲部20Bの上方まで移動されることになる。
その後、アーム回動用モータ35で回動軸22を正転駆動すると、アーム20が図6に二点鎖線aで示す位置まで上回動され、各レーキ31の櫛歯部31aがスクリーン16から抜けて遠ざけられるようになる。
ついで、チェーン駆動用モータ38で駆動ホイール26を逆転駆動すると、チェーン28が逆転方向(図6において時針方向)に移動されて、各レーキ31(A〜C)がアーム20の下方向に下動する。
その後、アーム回動用モータ35を逆転駆動すると、アーム20が図1に実線で示す位置まで下動され、最下段のレーキ31(C)がスクリーン16の下端位置に復帰するようになる。
上記工程を繰り返すことにより、スクリーン16で捕捉された塵芥が次々と掻き揚げられながら除去されるようになる。
上記除塵機13Bであれば、第1実施形態の除塵機13Aの効果に加えて、チェーン28の駆動方向に複数本のレーキ31を設けているから、従来のようなビームではレーキを1個しか付けられないので、塵埃が多すぎる場合には、掻き揚げられないという不具合があったが、チェーン28には複数本のレーキ31を付けられるから、塵埃が多くても充分な掻き揚げ能力を持たせることができる。
なお、第2実施形態の除塵機13Bでは、最上段のレーキ31(A)は、駆動ホイール26を周回して、アーム20の湾曲部20Bの上方まで移動され、中段のレーキ31(B)は、駆動ホイール26の後方に突出することになるから、これらのレーキ31(A,B)の移動を阻害しないように、回動軸22と駆動軸24とは、レーキ幅よりも長くするとともに、各電動モータ35,38は、架台17の後上部で、回動軸22と駆動軸24の端部近くに設置して、アーム回動用電動モータ35は、減速機出力軸のホイール35aと、回動軸22の端部(図7では右端部)のホイール36とをチェーン37で連結し、チェーン駆動用モータ38は、減速機出力軸のホイール38aと、駆動軸24の端部(図7では左端部)に固定したホイール39とをチェーン40で連結している。
第1実施形態の除塵機の側面図である。 図1の除塵機の平面図である。 図1の除塵機の正面図である。 (a)は図1のB−B線拡大断面図、(b)は(a)の要部正面図である。 (a)は図1のA−A線拡大断面図、(b)は図1の要部拡大図、(c)(d)はチェーンの模式的側面図である。 第2実施形態の除塵機の側面図である。 図6の除塵機の平面図である。 図6の除塵機の正面図である。 (a)は第1実施形態の除塵機の略画的側面図、(b)は従来の除塵機の略画的側面図である。
符号の説明
13A,13B 除塵機
14 用水路等
16 スクリーン
20 アーム
20A 対向部
20B 湾曲部
22 回動軸
22b 中心穴
26 駆動ホイール
28 チェーン
29 ローラ
30 駆動部ガイドレール
31(A〜C) レーキ
32 フロントローラ
33 エプロン
35 アーム回動用電動モータ
38 チェーン駆動用電動モータ

Claims (6)

  1. 用水路(14)等に設置されたスクリーン(16)の前方に、このスクリーン(16)で捕捉された塵芥を掻き揚げるレーキ(31)が設けられた除塵機であって、
    上記スクリーン(16)の前面に対向する対向部(20A)と、この対向部(20A)の上端から後方に湾曲する湾曲部(20B)とを有するアーム(20)が設けられ、このアーム(20)の湾曲部(20B)の回動軸(22)が水路天端スラブ(15)の上部の架台(17)に設けた軸受台(23)で上下回動自在に支持され、この回動軸(22)に、架台(17)に設置したアーム回動用モータ(35)が連結されており、
    上記アーム(20)の対向部(20A)と湾曲部(20B)とに跨って形成された駆動部ガイドレール(30)でガイドされるストレート状のチェーン(28)が設けられ、このチェーン(28)の下端部(28b)にレーキ(31)が取付けられ、上記チェーン(28)の中間部は、上記回動軸(22)の中心穴(22b)に同軸で嵌合されて支持されている駆動軸(24)の駆動ホイール(26)に掛け回されて、この駆動軸(24)に、架台(17)に設置したチェーン駆動用モータ(38)が連結されており、
    上記駆動ホイール(26)が位置するアーム(20)の湾曲部(20B)の駆動部ガイドレール(30)は、駆動ホイール(26)に沿った形状に形成されるとともに、アーム(20)の対向部(20A)の駆動部ガイドレール(30)は、相互に接近した形状に形成されており、
    上記スクリーン(16)の上端に連続して後方に湾曲するエプロン(33)が設けられ、このエプロン(33)の後端位置で上記レーキ(31)が略垂直状態となるように上記アーム(20)の湾曲部(20B)が湾曲されていることを特徴とする除塵機。
  2. 上記アーム(20)は複数本が設けられて、各アーム(20)のチェーン(28)に跨ってレーキ(31)が取付けられている請求項1に記載の除塵機。
  3. 上記チェーン(28)には、上記駆動部ガイドレール(30)でガイドされるローラ(29)が設けられている請求項1または2に記載の除塵機。
  4. 上記レーキ(31)は、チェーン(28)の駆動方向に複数本が設けられている請求項1〜3のいずれか1項に記載の除塵機。
  5. 上記レーキ(31)には、上記スクリーン(16)の前面に当接するローラ(32)が設けられている請求項1〜4のいずれか1項に記載の除塵機。
  6. 上記回動軸(22)のホイール(36)とアーム回動用モータ(35)のホイール(35a)とはチェーン(37)で連結されているとともに、上記駆動軸(24)のホイール(39)とチェーン駆動用モータ(38)のホイール(38a)とはチェーン(40)で連結されている請求項1〜5のいずれか1項に記載の除塵機。
JP2003346101A 2003-10-03 2003-10-03 除塵機 Expired - Lifetime JP4110070B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003346101A JP4110070B2 (ja) 2003-10-03 2003-10-03 除塵機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003346101A JP4110070B2 (ja) 2003-10-03 2003-10-03 除塵機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005113418A JP2005113418A (ja) 2005-04-28
JP4110070B2 true JP4110070B2 (ja) 2008-07-02

Family

ID=34539169

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003346101A Expired - Lifetime JP4110070B2 (ja) 2003-10-03 2003-10-03 除塵機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4110070B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100911346B1 (ko) 2008-12-24 2009-08-07 주식회사삼영이앤티 이동식 제진기
KR100956129B1 (ko) * 2009-08-31 2010-05-06 안종철 로터리식 제진기
KR101120863B1 (ko) * 2009-12-16 2012-03-19 김동수 제진기 및 제진기의 협잡물 제거방법
KR101049987B1 (ko) 2009-12-16 2011-07-19 김동수 제진기

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005113418A (ja) 2005-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100885050B1 (ko) 사각 침전조의 스컴-슬러지 제거장치
CN111877651B (zh) 一种房顶斜面三自由度自动除雪设备
JP4110070B2 (ja) 除塵機
CN2789315Y (zh) 翻转耙齿型往复式清污机
CN218566618U (zh) 一种水尺自动清洗装置
CN219547887U (zh) 一种土方挖掘装置
CN210827386U (zh) 一种水利水电施工用排水渠
CN216640527U (zh) 一种水坝闸道清污用的移动抓耙装置
JP4911360B2 (ja) 掻寄装置
JP2008260005A5 (ja)
JP7077039B2 (ja) モルタル充填機
JP2007056472A (ja) 除塵機
CN213114449U (zh) 一种桥梁施工用清洁装置
CN108403030B (zh) 建筑物表面清洁设备的工作方法
JPH0629606U (ja) 汚泥掻寄装置
CN218059737U (zh) 一种掏砟装置
CN210561887U (zh) 一种多用途围栏
CN217680090U (zh) 一种冬季蔬菜大棚除雪设备
JP2002069975A (ja) 除塵機
JPH07207646A (ja) 多段式除塵機
CN216379919U (zh) 清淤装置
JP2000070612A (ja) 汚泥掻寄装置
CN212896363U (zh) 一种便于清理上料口的水下浇筑用混泥土灌浆泵
CN212427489U (zh) 一种水利工程用管道疏通装置
CN218911556U (zh) 一种多角度坡面削坡机

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060809

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080110

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080115

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080401

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080407

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110411

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4110070

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110411

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150411

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term