JP4108632B2 - レーダシステム - Google Patents
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実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるレーダシステムの構成を示すブロック図である。このレーダシステムは、レーダの電波を送受信するアンテナ11、電波を送信する送信部13と電波を受信する受信部14のアイソレーションをとるサーキュレータ12、受信部14によって受信されたレーダエコーから偽像エコーを抑圧し航空機等の目標エコーに置き換える偽像エコー抑圧・置換部15、偽像エコー抑圧・置換部15からのレーダエコーのレーダビデオ振幅信号により航空機等の目標エコーを自動検出する目標検出処理部16、目標検出処理部16で検出された目標エコーの位置追尾を行い追尾した目標エコーの予測位置を示す予測位置信号101を偽像エコー抑圧・置換部15に出力する追尾処理部17、追尾処理部17からのレーダビデオと追尾された目標エコーを表示する表示処理部18、表示処理部18に表示されるレーダ画像から偽像エコー抑圧・置換部15に対して偽像エコー抑圧領域指定信号102により偽像エコー抑圧領域を指定するユーザインタフェース部19を備えている。
図2はこの実施の形態1の原理を説明する図であり、表示処理部18に表示されるレーダ画像と、レーダ画像上のA−A’方向に切り出したレーダエコーの振幅変化を示している。図2(a)は空港内の誘導路に偽像エコーが発生している状態を示し、図2(b)は発生した偽像エコーを強制的に抑圧している状態を示し、図2(c)は航空機が偽像エコー抑圧領域内に侵入したとき、抑圧された偽像エコーと記憶している航空機等の侵入前の目標エコーとを合成させた状態を示している。
図3はこの発明の実施の形態2によるレーダシステムの構成を示すブロック図である。このレーダシステムは、実施の形態1の図1に示すレーダシステムに、自サイトのレーダシステムのみ送信の1スキャン分のレーダエコーである背景エコーを記憶する背景エコーメモリ部21を追加して、表示処理部18から偽像エコー抑圧・置換部15への偽像エコー抑圧領域指定信号102を削除したもので、その他の構成は図1に示す構成と同じである。
背景エコーメモリ部21は自サイトのレーダシステムのみ動作時の1スキャン分の受信部14によって受信されたレーダエコーである背景エコーを記憶する。この背景エコーとしては、例えば、空港面に移動している航空機等が無い場合の空港内に存在する施設等の固定物による背景エコーが記憶される。
図4はこの発明の実施の形態3によるレーダシステムの構成を示すブロック図である。このレーダシステムは、実施の形態2の図3に示すレーダシステムに、例えば空港内のマップ上の各領域毎に偽像エコーが発生しやすい領域と発生しにくい領域で重み付けの数値を変えた重み付けマップ103を記憶している重み付けマップ記憶部22を追加したものであり、その他の構成は図3に示す構成と同じである。
まず、重み付けマップ103の作成動作について説明する。偽像エコー抑圧・置換部15は、実施の形態2と同様に、自サイトのレーダシステムと他サイトの複数のレーダシステムが動作したときの受信部14によって受信された偽像エコーを含むレーダエコーと、背景エコーメモリ部21に記憶されている背景エコーの差分を求めて、発生している偽像エコーを抽出して偽像エコー抑圧領域を自動的に設定し、設定した偽像エコー抑圧領域に発生している偽像エコーを、実施の形態1と同様に減衰させて抑圧する。
図5はこの発明の実施の形態4によるレーダシステムの構成を示すブロック図である。このレーダシステムは、実施の形態2の図3に示すレーダシステムに、受信部14からのレーダエコーを入力し、MTI(Moving Target Indicator)処理を行うことにより、移動している目標エコーのみを検出するMTIフィルタ部23を追加したもので、その他の構成は図3に示す構成と同じである。
図6はこの実施の形態4の動作原理を説明する図である。図6(a)は受信部14からのレーダエコーを示す図であり、航空機の目標エコーと偽像エコーが出力されている。MTIフィルタ部23は、受信部14からのレーダエコーを入力し、MTI処理を行うことにより、図6(b)に示すように、空港内の施設や、固定点に発生している偽像エコーを消去して、移動している航空機等の目標エコーのみを検出する。
図7はこの発明の実施の形態5によるレーダシステムの構成を示すブロック図である。このレーダシステムは、実施の形態2の図3に示すレーダシステムに、アンテナ11の仰角方向の角度制御を行う仰角制御部24を追加したもので、その他の構成は図3に示す構成と同じである。実施の形態2では、自サイトのレーダシステムのみ送信の1スキャン分の背景エコーが背景エコーメモリ部21に記憶されるが、アンテナ11の仰角によって電波伝搬の経路が変化することにより、背景エコーメモリ部21に記憶される背景エコーに偽像エコーが発生する可能性があり、この場合、偽像エコー抑圧・置換部15が、偽像エコーが発生している背景エコーを使用すると、自サイトのレーダシステムと他サイトの複数のレーダシステムが動作したときに発生する偽像エコーを精度良く抽出できないことがある。
ユーザインタフェース部19は、レーダ操作員の指示に基づき、アンテナ11の仰角値104を指定し仰角制御部24に出力する。仰角制御部24は指定された仰角値104に基づきアンテナ11の仰角を制御すると共に、指定された仰角値104を背景エコーメモリ部21に出力する。
この発明の実施の形態6によるレーダシステムの構成を示すブロック図は、実施の形態2の図3と同じである。
背景エコーメモリ部21には、任意に設定した所定時間毎に1スキャン分の受信部14からの背景エコーが記憶されている。偽像エコー抑圧・置換部15は、背景エコーメモリ部21に記憶されている所定時間毎にサンプリングした背景エコーの特徴を平均化することにより、背景エコーメモリ部21に記憶されている急激な変化を受けて突出したスパイク状の背景エコーを平均化する。
Claims (5)
- 同一周波数の電波を送受信し他のサイトのレーダシステムと同時に運転して目標エコーを検出するレーダシステムにおいて、
受信されたレーダエコーより目標エコーを検出する目標検出処理部と、
上記目標検出処理部により検出された目標エコーの位置追尾を行い追尾した目標エコーの予測位置を示す予測位置信号を出力する追尾処理部と、
自サイトのみ送信の1スキャン分のレーダエコーである背景エコーを記憶する背景エコーメモリ部と、
受信された偽像エコーを含むレーダエコーを入力し、上記背景エコーメモリ部に記憶されている背景エコーとの差分を求めて、発生している偽像エコーを抽出して偽像エコー抑圧領域を設定し、設定した偽像エコー抑圧領域に発生している偽像エコーを抑圧し、上記追尾処理部からの予測位置信号により上記偽像エコー抑圧領域内に進入する前の目標エコーを追尾して記憶しておき、上記目標エコーが上記偽像エコー抑圧領域に進入したとき、抑圧した偽像エコーを含むレーダエコーと記憶している目標エコーを合成することにより、発生している偽像エコーを目標エコーに置換したレーダエコーを上記目標検出処理部に出力する偽像エコー抑圧・置換部とを備えたことを特徴とするレーダシステム。 - 偽像エコー発生可能性の程度に応じた重み付けの数値と各偽像エコー抑圧領域とを対にした重み付けマップを記憶している重み付けマップ記憶部を備え、
偽像エコー抑圧・置換部は、上記重み付けマップ記憶部に記憶されている重み付けの数値を考慮して、設定した各偽像エコー抑圧領域に発生している偽像エコーを抑圧することを特徴とする請求項1記載のレーダシステム。 - 電波を送受信するアンテナの仰角を制御する仰角制御部を備え、
上記仰角制御部により制御されたアンテナの各仰角で得られた各背景エコーを背景エコーメモリ部に記憶し、
偽像エコー抑圧・置換部は、上記背景エコーメモリ部に記憶されている背景エコーの中で、偽像エコーが発生していない背景エコーを使用して偽像エコー抑圧領域を設定することを特徴とする請求項1記載のレーダシステム。 - 所定時間毎に1スキャン分の背景エコーを背景エコーメモリ部に記憶し、
偽像エコー抑圧・置換部は、上記背景エコーメモリ部に記憶されている所定時間毎の背景エコーの特徴を平均化し、平均化された背景エコーを使用して偽像エコー抑圧領域を設定することを特徴とする請求項2記載のレーダシステム。 - 同一周波数の電波を送受信し他のサイトのレーダシステムと同時に運転して目標エコーを検出するレーダシステムにおいて、
受信されたレーダエコーより目標エコーを検出する目標検出処理部と、
上記目標検出処理部により検出された目標エコーの位置追尾を行い追尾した目標エコーの予測位置を示す予測位置信号を出力する追尾処理部と、
自サイトのみ送信の1スキャン分のレーダエコーである背景エコーを記憶する背景エコーメモリ部と、
受信された偽像エコーを含むレーダエコーを入力し、MTI(Moving Target Indicator)処理を行うことにより移動している目標エコーのみを検出するMTIフィルタ部と、
受信された偽像エコーを含むレーダエコーを入力し、上記背景エコーメモリ部に記憶されている背景エコーとの差分を求めて、発生している偽像エコーを抽出して偽像エコー抑圧領域を設定し、設定した偽像エコー抑圧領域に発生している偽像エコーを抑圧し、上記追尾処理部からの予測位置信号により上記偽像エコー抑圧領域内に進入する前の目標エコーを追尾し、上記目標エコーが上記偽像エコー抑圧領域に進入したとき、抑圧した偽像エコーを含むレーダエコーと上記MTIフィルタ部により検出された目標エコーを合成することにより、発生している偽像エコーを目標エコーに置換したレーダエコーを上記目標検出処理部に出力する偽像エコー抑圧・置換部とを備えたことを特徴とするレーダシステム。
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