JP4107822B2 - Grease composition - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車エンジン用スタータ用グリース組成物に関する。詳しくは、低温摺動性、耐摩耗性、耐焼き付き性に優れ、かつ長寿命が要求される自動車エンジン用スタータのヘリカルギヤ部、減速ギヤ部、ドライブシャフト部、レバー部等の各摺動部に使用しうるグリース組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
マリンエンジン、航空機エンジン又は自動車エンジンを起動するスタータは一般的に、電動機の駆動軸よりオーバーランニングクラッチを介して駆動されるピニオンギヤを備え、該ピニオンギヤは前記電動機の始動時のスイッチ投入動作により、電磁コイルの励磁を利用して、レバーを介してオーバーランニングクラッチがリングギヤ方向に摺動させられ、エンジンの出力軸に設けたリングギヤに噛み合わされてエンジンを回転させ始動させる。
マリンエンジン、航空機エンジン又は自動車エンジン用スタータには、各摺動部が存在し、その潤滑には、潤滑油基油とリチウム石けん等の増ちょう剤とからなる基グリースに、二硫化モリブデン、モリブデンジチオカーバメート等の添加剤を配合したグリースが主に使用されている。
マリンエンジン、航空機エンジン又は自動車エンジン用スタータに用いるグリースには、低温条件下におけるスムーズな始動性(低温摺動性)、耐摩耗性、耐焼き付き性、耐熱性、低摩擦性等の性能が要求される。また、最近の地球環境問題から、各種エンジンから排出されるエミッションを低減するため、特に自動車のアイドリングストップが行われ、それに伴う自動車エンジン用スタータの使用回数の増加により従来使用されてきたグリースでは性能不足となってきており、特に長寿命の面から耐摩耗性、耐焼き付き性の向上が強く望まれている。
また、マリンエンジン、航空機エンジン又は自動車エンジン用スタータなどは、電気接点部を有しており、この用途に用いられるグリースには電気接点部に悪影響を及ぼさないものが求められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、耐摩耗性、耐焼き付き性に優れ、寿命が長く、電気接点部に悪影響を及ぼさず、かつ低温摺動性に優れた、電気接点部及び摺動部を有する、自動車エンジン用スタータ用グリース組成物を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明は、(A)40℃における動粘度が10〜60mm2/sである珪素を含有しない、ポリα−オレフィン、ジエステル、ポリオールエステルまたはこれらの混合物からなる合成油、(B)ウレア系増ちょう剤、(C)メラミンシアヌレート及び(D)ポリテトラフロロエチレンを含有する、電気接点部及び摺動部を有する、自動車エンジン用スタータ用グリース組成物を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に用いる(A)成分は、珪素を含有しない特定動粘度の合成油である。このような合成油は、ポリブテン、1−オクテンオリゴマー、1−デセンオリゴマー等のポリα−オレフィン、;ジトリデシルグルタレート、ジ2−エチルヘキシルアジペート、ジイソデシルアジペート、ジトリデシルアジペート、ジ3−エチルヘキシルセバケート等のジエステル;トリメチロールプロパンカプリレート、トリメチロールプロパンペラルゴネート、ペンタエリスリトール−2−エチルヘキサノエート、ペンタエリスリトールペラルゴネート等のポリオールエステルまたはこれらの混合物である。珪素を含有する合成油、例えばシリコーン油等は、電気接点部に悪影響を及ぼすことから好ましくない。
【0006】
(A)成分の40℃における動粘度は、高温条件下での蒸発量を抑え、グリースの固化を防止し充分な潤滑寿命を得るために、10mm2/s以上が必要であり、15mm2/s以上が好ましい。また、低温条件下での充分な潤滑性を得るために、60mm2/s以下が必要であり、50mm2/s以下が好ましい。
なお、(A)成分として2種以上の合成油を使用した場合には、これら複数の合成油を混合した後の動粘度が上記範囲を満たしていれば良く、個々の合成油については上記動粘度範囲を必ずしも満たす必要はない。しかし、低温時における流動性の点から、2種以上の合成油を使用する場合においても、個々の合成油の動粘度が上記範囲を満たしていることが好ましい。
【0007】
本発明において(A)成分の含有割合は特に限定されないが、グリースとして硬くなりすぎて十分な潤滑性能が発揮されない恐れがある点から、グリース組成物全量を基準として50質量%以上が好ましく、60質量%以上がより好ましい。また、通常グリース組成物全量を基準として95質量%以下が好ましく、90質量%以下がより好ましい。
【0008】
本発明において(A)成分は基油として用いられるが、本発明のグリース組成物においては所望の目的を損なわない範囲で、合成油である(A)成分の他に、パラフィン系又はナフテン系等の鉱油を含有させることもできる。
上記鉱油の配合割合は、電気接点部に悪影響を及ぼす恐れがあること、低温での流動性に悪影響を及ぼす恐れがあることから、グリース組成物全量を基準として20質量%以下が好ましく、10質量%以下がより好ましく、鉱油を含まないことがさらに好ましい。
上記鉱油の動粘度は特に制限はないが、高温条件下での蒸発量を抑え、グリースの固化を防止し充分な潤滑寿命を得るために、40℃における動粘度が、10mm2/s以上が好ましく、15mm2/s以上がより好ましい。また、低温条件下での充分な潤滑性を得るために、100mm2/s以下が好ましく、80mm2/s以下がより好ましい。
【0009】
本発明に用いる(B)成分は、ウレア系増ちょう剤である。ここでいうウレア系増ちょう剤としては、ウレア化合物、ウレア・ウレタン化合物、ウレタン化合物またはこれらの混合物が挙げられる。
ウレア化合物、ウレア・ウレタン化合物及びウレタン化合物としては、例えば、ジウレア化合物、トリウレア化合物、テトラウレア化合物、ポリウレア化合物(ジウレア化合物、トリウレア化合物及びテトラウレア化合物は除く)、ウレア・ウレタン化合物、ジウレタン化合物又はこれらの混合物等が挙げられる。好ましくはジウレア化合物、ウレア・ウレタン化合物、ジウレタン化合物又はこれらの混合物が挙げられる。
【0010】
具体的には、例えば式(1)で表される化合物単独もしくはこれらの混合系が好ましい。
A−CONH−R1−NHCO−B (1)
式(1)中、R1は2価の炭化水素基を示し、A及びBは同一でも異なっていてもよく、それぞれ−NHR2、−NR3R4又は−OR5を示す。ここでR2、R3、R4及びR5は同一でも異なっていてもよく、それぞれ炭素数6〜20の炭化水素基を示す。
式(1)中のR1は、好ましくは炭素数6〜20、特に好ましくは炭素数6〜15の2価の炭化水素基である。2価の炭化水素基としては、直鎖状又は分枝状のアルキレン基、直鎖状又は分枝状のアルケニレン基、シクロアルキレン基、芳香族基等が挙げられる。R1の具体例としては、エチレン基、2,2−ジメチル−4−メチルへキシレン基又は下記式で表される基が挙げられる。
【0011】
【化1】
【0012】
これらの中でも以下に表される基が特に好ましい。
【化2】
【0013】
上記R2、R3、R4及びR5としては、例えば、直鎖状又は分枝状のアルキル基、直鎖状又は分枝状のアルケニル基、シクロアルキル基、アルキルシクロアルキル基、アリール基、アルキルアリール基、アリールアルキル基等が挙げられる。具体的には、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デシル基、ウンデシル基、ドデシル基、トリデシル基、テトラデシル基、ペンタデシル基、ヘキサデシル基、ヘプタデシル基、オクタデシル基、ノナデシル基、イコシル基等の直鎖状又は分枝状のアルキル基;ヘキセニル基、ヘプテニル基、オクテニル基、ノネニル基、デセニル基、ウンデセニル基、ドデセニル基、トリデセニル基、テトラデセニル基、ペンタデセニル基、ヘキサデセニル基、ヘプタデセニル基、オクタデセニル基、ノナデセニル基、エイコセニル基等の直鎖状又は分枝状のアルケニル基;シクロヘキシル基;メチルシクロヘキシル基、ジメチルシクロヘキシル基、エチルシクロヘキシル基、ジエチルシクロヘキシル基、プロピルシクロヘキシル基、イソプロピルシクロヘキシル基、1−メチル−3−プロピルシクロヘキシル基、ブチルシクロヘキシル基、アミルシクロヘキシル基、アミルメチルシクロヘキシル基、ヘキシルシクロヘキシル基、ヘプチルシクロヘキシル基、オクチルシクロヘキシル基、ノニルシクロヘキシル基、デシルシクロヘキシル基、ウンデシルシクロヘキシル基、ドデシルシクロヘキシル基、トリデシルシクロヘキシル基、テトラデシルシクロヘキシル基等のアルキルシクロアルキル基;フェニル基、ナフチル基等のアリール基;トルイル基、エチルフェニル基、キシリル基、プロピルフェニル基、クメニル基、メチルナフチル基、エチルナフチル基、ジメチルナフチル基、プロピルナフチル基等のアルキルアリール基;ベンジル基、メチルベンジル基、エチルベンジル基等のアリールアルキル基等が挙げられる。これらの中でもシクロヘキシル基、オクタデシル基又はトルイル基が特に好ましい。
【0014】
上記(B)成分としてのジウレア化合物、ウレア・ウレタン化合物又はジウレタン化合物を製造するには、例えば、式OCN−R1−NCOで表されるジイソシアネートと、式R2NH2、R3R4NH又はR5OHで表される化合物もしくはこれらの混合物とを、基油中で10〜200℃で反応させることにより得られる。この際R1、R2、R3、R4及びR5は、前記式(1)のR1、R2、R3、R4及びR5と同一である。
【0015】
本発明において(B)成分の含有割合は特に限定されないが、増ちょう剤としての効果を発揮させるために、グリース組成物全量を基準として2質量%以上が好ましく、5質量%以上がより好ましい。また、グリースとして十分な潤滑性能を発揮させるために、グリース組成物全量を基準として30質量%以下が好ましく、20質量%以下がより好ましい。
【0016】
本発明に用いる(C)成分はメラミンシアヌレートである。
(C)成分は、メラミン1モルと、シアヌル酸又はイソシアヌル酸1モルとの付加物であり、6員環構造のメラミン分子と、シアヌル酸又はイソシアヌル酸分子とが水素結合で強力に結合して平面状に配列し、その平面が互いに弱い結合力で層状に重なり合って、二硫化モリブデンやグラファイトのごとくへき開性を有している白色微粉末である。白色微粉末の一次粒子径は、通常0.5〜5μmである。
(C)成分の製造法は任意であるが、例えば、メラミン水溶液と、シアヌル酸又はイソシアヌル酸との水溶液を混合することにより容易に白色沈殿として析出生成させて得ることができる。別の方法としては、メラミンと、シアヌル酸又はイソシアヌル酸の一方または両方とを水中に固相として分散させたものを用いて反応させることにより容易に得られる。
(C)成分の含有割合は特に限定されないが、グリース組成物全量を基準として0.1〜20質量%が好ましく、0.5〜10質量%がより好ましい。
【0017】
本発明に用いる(D)成分はポリテトラフロロエチレンである
(D)成分は、炭素原子とフッ素原子とが高い結合エネルギーで結びついており、−(CF2−CF2)n−で表される構造を有する白色粉末である。
このような(D)成分としては、各種成形品、パイプ、シート等の素材に成形できるモールディングパウダー、懸濁重合あるいは乳化重合により得られるファインパウダー等があり、耐熱性、化学的不活性、低摩擦性等に優れる。
(D)成分の含有割合は特に限定されないが、グリース組成物全量を基準として0.1〜20質量%が好ましく、0.5〜10質量%がより好ましい。
【0018】
本発明のグリース組成物は、その性質を損ねることがない限り、またさらに性能を向上させるために、必要に応じて固体潤滑剤、極圧剤、酸化防止剤、金属不活性剤、油性剤、さび止め剤、粘度指数向上剤等を含有させることができる。
固体潤滑剤としては、例えば、黒鉛、フッ化黒鉛、アルカリ(土類)金属ほう酸塩、酸化マグネシウム、酸化亜鉛等が挙げられる。
極圧剤としては、例えば、ホスフェート、ホスファイト類等が挙げられる。
酸化防止剤としては、例えば、2,6−ジ−t−ブチルフェノール、2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール等のフェノール系化合物;ジアルキルジフェニルアミン、フェニル−α−ナフチルアミン、p−アルキルフェニル−α−ナフチルアミン等のアミン系化合物;フェノチアジン系化合物等が挙げられる。
金属不活性剤としては、例えば、ベンゾトリアゾール、ベンゾチアゾール、亜硝酸ソーダ等が挙げられる。
【0019】
油性剤としては、例えば、ラウリルアミン、ミリスチルアミン、パルミチルアミン、ステアリルアミン、オレイルアミン等のアミン類;ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、パルミチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール等の高級アルコール類;ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸等の高級脂肪酸類;ラウリン酸メチル、ミリスチン酸メチル、パルミチン酸メチル、ステアリン酸メチル、オレイン酸メチル等の脂肪酸エステル類;ラウリルアミド、ミリスチルアミド、パルミチルアミド、ステアリルアミド、オレイルアミド等のアミド類等が挙げられる。
さび止め剤としては、例えば、中性又は過塩基性カルシウムスルフォネート、中性又は過塩基性バリウムスルフォネート、中性又は過塩基性亜鉛スルフォネート等の中性又は過塩基性の石油系又は合成油系金属スルフォネート;金属石けん類;ソルビタン脂肪酸エステル等の多価アルコール部分エステル類;アミン類;リン酸;リン酸塩等が挙げられる。
粘度指数向上剤としては、例えば、ポリメタクリレート、ポリイソブチレン、ポリスチレン等が挙げられる。
【0020】
上記必要に応じて配合できる添加剤としては、当然のことながら、電気接点部に悪影響を及ぼすような添加剤の使用は好ましくない。
電気接点部に悪影響を及ぼすような添加剤としては、例えば、二硫化モリブデン;モリブデンジチオカーバメート、亜鉛ジチオカーバメート等の金属ジチオカーバメート;モリブデンジチオフォスフェート、亜鉛ジチオフォスフェート等の金属ジチオフォスフェート;ポリサルファイド;硫化油脂等の硫黄系極圧剤、シリコーン系消泡剤等が挙げられる。
【0021】
本発明のグリース組成物の調製方法は特に制限はないが、例えば(A)成分の潤滑油基油に、(B)成分、(C)成分及び(D)成分と、さらに必要に応じてその他の添加剤を混合攪拌し、ロールミル等を通すことにより得ることができる。また、(A)成分の潤滑油基油に(B)成分の増ちょう剤の原料成分を予め添加、溶融し、混合攪拌させて、(B)成分を調製した後に、(C)成分および(D)成分、さらに必要に応じてその他の添加剤を混合攪拌し、ロールミル等を通すことにより製造することもできる。
【0022】
本発明のグリース組成物は、自動車エンジン用スタータのヘリカルギヤ部、減速ギヤ部、ドライブシャフト部、レバー部等の各摺動部に好適に使用される。
【0023】
【発明の効果】
本発明のグリース組成物は、(A)特定動粘度の珪素を含有しない合成油、(B)ウレア系増ちょう剤、(C)メラミンシアヌレート及び(D)ポリテトラフロロエチレンを含有するので、耐摩耗性、耐焼き付き性に優れ、寿命が長く、電気接点部に悪影響を及ぼさず、かつ低温摺動性に優れ、特に、自動車エンジン用スタータに有用である。
【0024】
【実施例】
以下本発明を、実施例及び比較例によりさらに具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1、2及び比較例1〜5
ジフェニルメタン−4,4'−ジイソシアネートを表1に記載の基油に加熱溶解させ、これに表1に記載の各種アミンを同基油に加熱溶解させたものを加えた。生成したゲル状物質に表1に示すメラミンシアヌレート、ポリテトラフロロエチレン及び各種添加剤を加え、攪拌した後にロールミルに通し、各々のグリース組成物を調製した。
得られたグリース組成物に対して以下の評価を行った。結果を表1に示す。
【0025】
(高速四球試験)
ASTM D2596に従い、規定荷重で1800rpm、10秒間回転させたときの焼き付き荷重(Weld Load:WLと略す)を求めた。
(SRV摩擦試験)
荷重100Nで直径10mmのボール(上側試験片)を円筒プレート(下側試験片)に押し付け、周波数10Hz、振幅2mmの往復運動を30分間行い、試験後のボールの摩耗痕径を求めた。
(低温摺動試験)
自動車エンジンスタータのクラッチ軸受及びドライブシャフトにグリースを塗布して組み立て、−40℃の恒温槽に入れ、2時間冷却した後に静かに取り出し、専用の治具に固定して、ドライブシャフトを始動させるに必要な荷重を求めた。
(薄膜試験)
縦80mm、横60mmの鉄板にグリースを塗布し、120℃の恒温槽に入れ、200時間後に取り出し、蒸発量を下記式により求めた。
【0026】
【数1】
【0027】
(電気接点部の接触電圧降下)
ガラス容器に接点とグリースを入れて密封し、150℃の恒温槽に入れて500時間後に接点を取り出し、200Aで接触電圧降下を求めた。
【0028】
【表1】
【0029】
表1の結果から明らかなように、(D)成分を含有しない比較例1のグリース組成物、(C)成分を含有しない比較例2のグリース組成物は耐焼き付き性に劣る。(A)成分の40℃動粘度が60mm2/sを超える比較例3のグリース組成物は低温摺動性に劣る。(A)成分の40℃動粘度が10mm2/sに満たない比較例4のグリース組成物は耐熱性に劣る。(A)成分以外の潤滑油基油を用いた比較例5のグリース組成物は電気接点部の接触電圧降下に劣る。これらの比較例に比べ、本発明のグリース組成物は、耐焼き付き性、耐摩耗性、低温摺動性及び耐熱性に優れ、かつ電気接点部に悪影響を及ぼさないことが判る。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a grease composition for a starter for an automobile engine . Specifically, low temperature slidability, wear resistance, excellent galling resistance, and a helical gear portion of the automobile engine Yosu starter long life that is required, the reduction gear unit, the drive shaft, each sliding such lever The present invention relates to a grease composition that can be used for a moving part.
[0002]
[Prior art]
A starter that starts a marine engine, an aircraft engine, or an automobile engine generally includes a pinion gear that is driven by an overrunning clutch from a drive shaft of an electric motor, and the pinion gear is electromagnetically switched by a switch-on operation at the time of starting the electric motor. Using the excitation of the coil, the overrunning clutch is slid in the ring gear direction via the lever, and meshed with the ring gear provided on the output shaft of the engine to rotate and start the engine.
Each starter for marine engine, aircraft engine or automobile engine has sliding parts. For lubrication, base grease consisting of lubricant base oil and thickener such as lithium soap, molybdenum disulfide, molybdenum Grease containing additives such as dithiocarbamate is mainly used.
Grease used for starters for marine engines, aircraft engines or automobile engines requires performance such as smooth startability (low temperature slidability), wear resistance, seizure resistance, heat resistance, and low friction properties under low temperature conditions. Is done. In addition, due to recent global environmental problems, in order to reduce emissions emitted from various engines, in particular, the idling of automobiles has been stopped, and as a result of increasing the number of use of starters for automobile engines, performance has been improved with conventional grease. In particular, from the viewpoint of long life, improvement of wear resistance and seizure resistance is strongly desired.
Further, marine engines, aircraft engines, starters for automobile engines, and the like have an electrical contact portion, and grease used for this application is required to have no adverse effect on the electrical contact portion.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
An object of the present invention is an automobile engine having an electrical contact portion and a sliding portion that has excellent wear resistance and seizure resistance, has a long life, does not adversely affect the electrical contact portion, and is excellent in low-temperature slidability. It is providing the grease composition for starters .
[0004]
[Means for Solving the Problems]
That is, the present invention relates to (A) a synthetic oil composed of a poly α-olefin, a diester, a polyol ester or a mixture thereof containing no silicon having a kinematic viscosity at 40 ° C. of 10 to 60 mm 2 / s, (B) a urea system The present invention provides a grease composition for a starter for an automobile engine having an electrical contact part and a sliding part, containing a thickener, (C) melamine cyanurate and (D) polytetrafluoroethylene.
[0005]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
The component (A) used in the present invention is a synthetic oil having a specific kinematic viscosity that does not contain silicon. Such synthetic oils, Po Ributen, 1-octene oligomer, 1-decene oligomer of poly α- olefin emissions; di tridecyl glutarate, di-2-ethylhexyl adipate, diisodecyl adipate, ditridecyl adipate, di 3- diesters such as ethylhexyl sebacate; trimethylolpropane caprylate, trimethylolpropane pelargonate, pentaerythritol-2-ethylhexanoate, polyol ester luma other such pentaerythritol pelargonate is mixtures thereof. Synthetic oil containing silicofluoride-containing, for example, silicone oil or the like is undesirable since it adversely affects the electrical contact portion.
[0006]
The kinematic viscosity of the component (A) at 40 ° C. needs to be 10 mm 2 / s or more in order to suppress the amount of evaporation under high temperature conditions, prevent solidification of the grease and obtain a sufficient lubrication life, and 15 mm 2 / s or more is preferable. Further, in order to obtain sufficient lubricity under low temperature conditions, 60 mm 2 / s or less is necessary, and 50 mm 2 / s or less is preferable.
When two or more kinds of synthetic oils are used as the component (A), the kinematic viscosity after mixing these plural synthetic oils only needs to satisfy the above range. It is not always necessary to satisfy the viscosity range. However, from the viewpoint of fluidity at low temperatures, even when two or more synthetic oils are used, it is preferable that the kinematic viscosity of each synthetic oil satisfies the above range.
[0007]
In the present invention, the content ratio of the component (A) is not particularly limited, but is preferably 50% by mass or more based on the total amount of the grease composition, since it may be too hard as a grease to exhibit sufficient lubricating performance. The mass% or more is more preferable. Moreover, 95 mass% or less is preferable normally based on the grease composition whole quantity, and 90 mass% or less is more preferable.
[0008]
In the present invention, the component (A) is used as a base oil. However, in the grease composition of the present invention, in addition to the component (A), which is a synthetic oil, a paraffinic or naphthenic compound, etc. Mineral oil can also be included.
The blending ratio of the mineral oil is preferably 20% by mass or less based on the total amount of the grease composition because it may adversely affect the electrical contact portion and may adversely affect the fluidity at low temperatures. % Or less is more preferable, and it is more preferable that mineral oil is not included.
The kinematic viscosity of the mineral oil is not particularly limited, but the kinematic viscosity at 40 ° C. is 10 mm 2 / s or more in order to suppress the evaporation amount under high temperature conditions, prevent the grease from solidifying and obtain a sufficient lubrication life. Preferably, 15 mm 2 / s or more is more preferable. Moreover, in order to obtain sufficient lubricity under a low temperature condition, 100 mm 2 / s or less is preferable, and 80 mm 2 / s or less is more preferable.
[0009]
The component (B) used in the present invention is a urea thickener. Examples of the urea-based thickener herein include urea compounds, urea / urethane compounds, urethane compounds, and mixtures thereof.
Examples of urea compounds, urea / urethane compounds and urethane compounds include diurea compounds, triurea compounds, tetraurea compounds, polyurea compounds (excluding diurea compounds, triurea compounds and tetraurea compounds), urea / urethane compounds, diurethane compounds or mixtures thereof. Etc. Preferably, a diurea compound, a urea / urethane compound, a diurethane compound or a mixture thereof is used.
[0010]
Specifically, for example, the compound represented by the formula (1) alone or a mixed system thereof is preferable.
A-CONH-R 1 -NHCO- B (1)
In formula (1), R 1 represents a divalent hydrocarbon group, and A and B may be the same or different and each represent —NHR 2 , —NR 3 R 4 or —OR 5 . Here, R 2 , R 3 , R 4 and R 5 may be the same or different and each represents a hydrocarbon group having 6 to 20 carbon atoms.
R 1 in the formula (1) is preferably a divalent hydrocarbon group having 6 to 20 carbon atoms, particularly preferably 6 to 15 carbon atoms. Examples of the divalent hydrocarbon group include a linear or branched alkylene group, a linear or branched alkenylene group, a cycloalkylene group, and an aromatic group. Specific examples of R 1 include an ethylene group, 2,2-dimethyl-4-methylhexylene group, or a group represented by the following formula.
[0011]
[Chemical 1]
[0012]
Among these, the groups represented below are particularly preferable.
[Chemical 2]
[0013]
Examples of R 2 , R 3 , R 4 and R 5 include a linear or branched alkyl group, a linear or branched alkenyl group, a cycloalkyl group, an alkylcycloalkyl group, and an aryl group. , Alkylaryl group, arylalkyl group and the like. Specifically, hexyl, heptyl, octyl, nonyl, decyl, undecyl, dodecyl, tridecyl, tetradecyl, pentadecyl, hexadecyl, heptadecyl, octadecyl, nonadecyl, icosyl, etc. A linear or branched alkyl group of hexenyl, heptenyl, octenyl, nonenyl, decenyl, undecenyl, dodecenyl, tridecenyl, tetradecenyl, pentadecenyl, hexadecenyl, heptadecenyl, octadecenyl , Nonadecenyl group, eicocenyl group or other linear or branched alkenyl group; cyclohexyl group; methylcyclohexyl group, dimethylcyclohexyl group, ethylcyclohexyl group, diethylcyclohexyl group, propylcyclohexyl group, isopropyl group Rucyclohexyl group, 1-methyl-3-propylcyclohexyl group, butylcyclohexyl group, amylcyclohexyl group, amylmethylcyclohexyl group, hexylcyclohexyl group, heptylcyclohexyl group, octylcyclohexyl group, nonylcyclohexyl group, decylcyclohexyl group, undecylcyclohexyl group Group, alkyl cycloalkyl group such as dodecylcyclohexyl group, tridecylcyclohexyl group and tetradecylcyclohexyl group; aryl group such as phenyl group and naphthyl group; toluyl group, ethylphenyl group, xylyl group, propylphenyl group, cumenyl group, methyl group Alkylaryl groups such as naphthyl group, ethylnaphthyl group, dimethylnaphthyl group, propylnaphthyl group; benzyl group, methylbenzyl group, ethylbenzyl group, etc. Arylalkyl group and the like. Among these, a cyclohexyl group, an octadecyl group or a toluyl group is particularly preferable.
[0014]
In order to produce the diurea compound, urea-urethane compound or diurethane compound as the component (B), for example, a diisocyanate represented by the formula OCN-R 1 -NCO and the formula R 2 NH 2 , R 3 R 4 NH Alternatively, it can be obtained by reacting a compound represented by R 5 OH or a mixture thereof in a base oil at 10 to 200 ° C. In this case R 1, R 2, R 3 , R 4 and R 5 are the same as R 1, R 2, R 3 , R 4 and R 5 in the formula (1).
[0015]
In the present invention, the content ratio of the component (B) is not particularly limited, but is preferably 2% by mass or more, more preferably 5% by mass or more based on the total amount of the grease composition in order to exert the effect as a thickener. Further, in order to exhibit sufficient lubricating performance as a grease, it is preferably 30% by mass or less, more preferably 20% by mass or less, based on the total amount of the grease composition.
[0016]
The component (C) used in the present invention is melamine cyanurate.
Component (C) is an adduct of 1 mol of melamine and 1 mol of cyanuric acid or isocyanuric acid, and a 6-membered ring melamine molecule and cyanuric acid or isocyanuric acid molecule are strongly bonded by hydrogen bonding. It is a white fine powder that is arranged in a plane, and the planes overlap each other with a weak bonding force, and have cleavage properties like molybdenum disulfide and graphite. The primary particle diameter of the white fine powder is usually 0.5 to 5 μm.
Although the manufacturing method of (C) component is arbitrary, it can be easily made to precipitate as white precipitation by mixing the aqueous solution of melamine aqueous solution and the aqueous solution of cyanuric acid or isocyanuric acid, for example. As another method, it can be easily obtained by reacting melamine with one or both of cyanuric acid and isocyanuric acid dispersed in water as a solid phase.
Although the content rate of (C) component is not specifically limited, 0.1-20 mass% is preferable on the basis of the grease composition whole quantity, and 0.5-10 mass% is more preferable.
[0017]
The component (D) used in the present invention is polytetrafluoroethylene.
The component (D) is a white powder having a structure represented by — (CF 2 —CF 2 ) n— in which carbon atoms and fluorine atoms are bonded with high binding energy.
Examples of such component (D) include molding powders that can be molded into raw materials such as various molded products, pipes, sheets, fine powders obtained by suspension polymerization or emulsion polymerization, etc., heat resistance, chemical inertness, low Excellent frictional properties.
Although the content rate of (D) component is not specifically limited, 0.1-20 mass% is preferable on the basis of the grease composition whole quantity, and 0.5-10 mass% is more preferable.
[0018]
The grease composition of the present invention has a solid lubricant, an extreme pressure agent, an antioxidant, a metal deactivator, an oily agent, if necessary, in order to further improve the performance as long as the properties thereof are not impaired. Rust inhibitors, viscosity index improvers and the like can be included.
Examples of the solid lubricant include graphite, graphite fluoride, alkali (earth) metal borate, magnesium oxide, and zinc oxide.
Examples of extreme pressure agents include phosphates and phosphites.
Examples of the antioxidant include phenolic compounds such as 2,6-di-t-butylphenol and 2,6-di-t-butyl-p-cresol; dialkyldiphenylamine, phenyl-α-naphthylamine, and p-alkylphenyl. Examples include amine compounds such as -α-naphthylamine; phenothiazine compounds.
Examples of the metal deactivator include benzotriazole, benzothiazole, sodium nitrite and the like.
[0019]
Examples of the oily agent include amines such as laurylamine, myristylamine, palmitylamine, stearylamine and oleylamine; higher alcohols such as lauryl alcohol, myristyl alcohol, palmityl alcohol, stearyl alcohol and oleyl alcohol; lauric acid, Higher fatty acids such as myristic acid, palmitic acid, stearic acid, oleic acid; fatty acid esters such as methyl laurate, methyl myristate, methyl palmitate, methyl stearate, methyl oleate; laurylamide, myristylamide, palmityl Amides such as amide, stearylamide, oleylamide and the like can be mentioned.
Examples of rust inhibitors include neutral or overbased petroleum-based or neutral or overbased calcium sulfonate, neutral or overbased barium sulfonate, neutral or overbased zinc sulfonate, or Synthetic oil-based metal sulfonates; metal soaps; partial alcohol esters such as sorbitan fatty acid esters; amines; phosphoric acid;
Examples of the viscosity index improver include polymethacrylate, polyisobutylene, polystyrene and the like.
[0020]
As an additive that can be blended as necessary, it is naturally not preferable to use an additive that adversely affects the electrical contact portion.
Examples of additives that adversely affect the electrical contact portion include molybdenum disulfide; metal dithiocarbamates such as molybdenum dithiocarbamate and zinc dithiocarbamate; metal dithiophosphates such as molybdenum dithiophosphate and zinc dithiophosphate; polysulfide; Examples thereof include sulfur-based extreme pressure agents such as sulfurized fats and oils, silicone-based antifoaming agents, and the like.
[0021]
The method for preparing the grease composition of the present invention is not particularly limited. For example, the lubricating base oil of component (A), (B) component, (C) component and (D) component, and other if necessary These additives can be obtained by mixing and stirring and passing through a roll mill or the like. Further, after adding the raw material component of the thickener of component (B) to the lubricant base oil of component (A), melting and mixing and stirring to prepare component (B), (C) component and ( It can also be produced by mixing and stirring the component D) and, if necessary, other additives and passing through a roll mill or the like.
[0022]
The grease composition of the present invention, helical gear portion of the automobile engine Yosu starters, the reduction gear unit, the drive shaft, is preferably used in the sliding portions such as a lever.
[0023]
【The invention's effect】
The grease composition of the present invention contains (A) a synthetic oil not containing silicon having a specific kinematic viscosity, (B) a urea-based thickener, (C) melamine cyanurate, and (D) polytetrafluoroethylene. wear resistance, excellent resistance seizure resistance, long life, without adversely affecting the electrical contact portion, and excellent low-temperature slidability, especially useful in an automobile engine for starters.
[0024]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described more specifically with reference to Examples and Comparative Examples, but the present invention is not limited thereto.
Examples 1 and 2 and Comparative Examples 1 to 5
Diphenylmethane-4,4′-diisocyanate was dissolved by heating in the base oil described in Table 1, and various amines described in Table 1 were dissolved in the base oil by heating. Melamine cyanurate, polytetrafluoroethylene and various additives shown in Table 1 were added to the resulting gel material, stirred, and then passed through a roll mill to prepare each grease composition.
The following evaluation was performed on the obtained grease composition. The results are shown in Table 1.
[0025]
(High-speed four-ball test)
In accordance with ASTM D2596, a seizure load (weld load: abbreviated as WL) when rotated at 1800 rpm for 10 seconds at a specified load was determined.
(SRV friction test)
A ball having a diameter of 10 mm (upper test piece) was pressed against a cylindrical plate (lower test piece) with a load of 100 N, and a reciprocating motion with a frequency of 10 Hz and an amplitude of 2 mm was performed for 30 minutes to determine the wear scar diameter of the ball after the test.
(Low temperature sliding test)
Applying grease to the clutch bearing and drive shaft of an automobile engine starter, assembling it, putting it in a -40 ° C constant temperature bath, cooling it for 2 hours, gently removing it, fixing it to a dedicated jig, and starting the drive shaft The required load was determined.
(Thin film test)
Grease was applied to an iron plate having a length of 80 mm and a width of 60 mm, placed in a constant temperature bath at 120 ° C., taken out after 200 hours, and the evaporation amount was determined by the following formula.
[0026]
[Expression 1]
[0027]
(Contact voltage drop at electrical contacts)
The glass container was sealed with contacts and grease, placed in a thermostatic bath at 150 ° C., taken out after 500 hours, and contact voltage drop was determined at 200A.
[0028]
[Table 1]
[0029]
As is apparent from the results in Table 1, the grease composition of Comparative Example 1 that does not contain the component (D) and the grease composition of Comparative Example 2 that does not contain the component (C) have poor seizure resistance. The grease composition of Comparative Example 3 in which the 40 ° C. kinematic viscosity of component (A) exceeds 60 mm 2 / s is inferior in low-temperature slidability. The grease composition of Comparative Example 4 in which the 40 ° C. kinematic viscosity of the component (A) is less than 10 mm 2 / s is inferior in heat resistance. The grease composition of Comparative Example 5 using a lubricating base oil other than the component (A) is inferior in the contact voltage drop at the electrical contact portion. Compared with these comparative examples, it can be seen that the grease composition of the present invention is excellent in seizure resistance, abrasion resistance, low-temperature slidability and heat resistance and does not adversely affect the electrical contact portion.
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