JP4107596B2 - プラズマ処理装置 - Google Patents

プラズマ処理装置

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Description

本発明は,プラズマ処理装置にかかり,特に高周波アンテナに高周波電力を印加することにより,誘電体を介して処理室内に誘導プラズマを励起する誘導結合プラズマ処理装置に関する。
近年,半導体デバイスやLCDの超高集積化に伴って,サブミクロン単位,さらにサブハーフミクロン単位の超微細加工を行う必要が生じている。そして,かかるプロセスをプラズマ処理装置により実施するためには,高真空雰囲気(例えば1〜70mTorr)において,高密度のプラズマを高い精度で制御することが重要であり,しかもそのプラズマは大口径半導体ウェハや大型のLCD用ガラス基板にも対応できるように,大面積で高均一なものであることが必要である。
このような技術的要求に対して,新しいプラズマソースを確立すべく,多くのアプローチがなされている。例えば,欧州特許公開明細書第379828号には,高周波アンテナを用いる高周波誘導結合プラズマ処理装置が開示されている。この高周波誘導プラズマ処理装置10は,図8に示すように,被処理体12を載置する載置台14と対向する処理室16の一面(天井面)を石英ガラスなどの誘電体18で構成して,その外壁面に,例えば渦巻きコイルから成る高周波アンテナ20を設置し,この高周波アンテナ20に高周波電源22よりマッチング回路24を介して高周波電力を印加することにより処理室16内に高周波による電界を形成し,この電界内を流れる電子を処理ガスの中性粒子に衝突させてガスを電離させ,プラズマを生成するように構成されている。なお,載置台14には,被処理体12の処理面へのプラズマ流の入射を促進するように,高周波電源26よりバイアス用の高周波電力を印加することが可能である。また,処理室16の底部には,処理室16内を所定の圧力雰囲気にするように不図示の排気手段に連通する排気口28が設けられるとともに,処理室16の天井面を成す誘電体18の中央部には所定の処理ガスを処理室16内に導入するための処理ガス導入口30が設けられている。
欧州特許出願公開第379828号明細書
ところで,上記のような従来の高周波誘導結合プラズマ処理装置においては,高周波アンテナから励起された高周波を誘電体を介して処理室内に導入して電界を形成させ,この電界によって処理室内に導入されている処理ガス中の電子およびイオンを加速し,それら電子およびイオンがお互いに衝突することによりプラズマが励起される構成となっている。従って,高密度で均一なプラズマを生成させるためには,処理ガスを処理室内に均一に導入し,かつ電界を均一にしなければならない。
このように,処理ガスを処理室内に均一に導入するためには,載置台上に載置される被処理体の被処理面に対向する位置に処理ガス供給手段,例えばいわゆるシャワーヘッドを備え,被処理体の被処理面に対して均一にガスを吹き出すように構成することが好ましい。一般的なシャワーヘッドは,シャワーヘッド内にバッファ部を構成する中空状の拡散室内を形成し,この拡散室内にガス導入口から導入される処理ガスを一旦蓄えた後,その処理ガスを拡散室と処理室を連通する略シャワー状の多数の小孔(ガス吐出孔)を介して,被処理体の処理面方向に吐出するように構成されている。
しかしながら,誘導結合プラズマ処理装置に上記シャワーヘッド構造を採用した場合には,高周波アンテナと処理室との間に拡散室が介在することになる。その結果,高周波アンテナから発振される高周波エネルギ(電界)の一部によって拡散室内の処理ガスがプラズマ化し,処理室内に導入される高周波エネルギが減少してしまう。拡散室内でプラズマが励起された場合でも,そのプラズマが処理室内に供給されれば,処理室内のプラズマ密度が低下することがないが,ガス吐出孔は,非常に小径であるため,拡散室内で励起されたプラズマがガス吐出孔内を通過することができない。その結果,当該装置にシャワーヘッド構造を適用した場合には,処理室内に伝達される高周波エネルギの減少に伴ってプラズマ密度が低下してしまう。
本発明は,従来の高周波誘導結合プラズマ処理装置が有する上記のような問題点に鑑みて成されたものであり,本発明の第1の目的は,高周波アンテナから処理室内に伝達される高周波エネルギを均一化し,処理室内に均一な密度のプラズマを励起することが可能な新規かつ改良された高周波誘導結合プラズマ処理装置を提供することである。
また,上記従来の装置では,高周波アンテナを誘電体壁を介して処理室の外部に設置しているため,処理室内の減圧雰囲気と処理室外の大気圧雰囲気との圧力差に抗するために,誘電体壁の肉厚を厚くせねばならなかった。このような肉厚の誘電体壁の下面側に処理ガス供給手段を設置するような構成は,高周波アンテナにより励起された電界がさらに弱まることになり,高周波エネルギの利用効率が悪化する点において採用が困難であった。そして,かかる問題は,特に大口径半導体ウェハや大面積LCD用ガラス基板を処理するための大型のプラズマ処理装置において顕著であった。
本発明は,従来の高周波誘導結合プラズマ処理装置が有する上記のような問題点に鑑みて成されたものであり,本発明の第2の目的は,処理室内に生じる電界に影響を与えることなく処理室内に均一な処理ガスを導入することにより,高密度で均一なプラズマを発生させることが可能な新規かつ改良された高周波誘導結合プラズマ処理装置を提供することである。
上記課題を解決するため,本発明は,高周波アンテナに高周波電力を印加することにより,誘電体を介して処理室内に誘導結合プラズマを励起し,処理室内の被処理体に対して所定のプラズマ処理を施すように構成されたプラズマ処理装置を提供するものである。そして,上記プラズマ処理装置は,誘電体の被処理体に対する対向面側にガス供給手段が形成され,このガス供給手段は,誘電体本体と,ガス供給インレットと,そのガス供給インレットから誘電体本体内を略水平方向に延伸する1または2以上のガス経路と,そのガス経路から分岐して被処理体に対する対向面側に開口するとともにガス経路よりも小径の1または2以上のガス供給口とを具備している。
かかる構成によれば,ガス供給手段は,誘電体本体内に形成されているため,高周波アンテナから励起される高周波,あるいは処理室内に生じる電界に影響を与えることなく,均一な処理ガスを処理室内に導入することが可能となるため,高密度で均一なプラズマにより,被処理体に対して均一なプラズマ処理を施すことができる。
また,誘電体は,導電性材料から成り接地された処理室の内壁面に接するように配置することができ,さらに高周波アンテナは,誘電体の内部に埋設することができる。
かかる構成によれば,処理室内に誘電体を配置し,さらにこの誘電体内に高周波アンテナが形成されるため,処理室内外の圧力差を考慮することなく,誘電体の厚さを適宜設定することができる。その結果,誘電体の高周波アンテナ側面と被処理体側面との間の厚さを薄くすることにより,処理室内に相対的に強い電界を形成することができ,高密度プラズマを励起することができる。
また,ガス経路は,高周波アンテナから励起され処理室内に至る電界経路を妨げないように,誘電体本体内に巡らすことができるため,電界を弱めるなど,電界を不均一にすることなく処理室内に均一な処理ガスを導入することができる。
さらに,ガス経路は,高周波アンテナから励起され処理室内に至る電界経路を制御して,処理室内の電界密度を均一化するように,誘電体本体内に巡らすことができるため,処理室内に均一な密度のプラズマが励起され,被処理体の被処理面の全面に渡って均一な処理を施すことができる。
また,高周波アンテナは,密に配される領域と粗に配される領域を有し,少なくともガス経路は,高周波アンテナが粗に配される領域に対応する誘電体本体内に巡らすことができる。
かかる構成によれば,ガス経路は,高周波アンテナが粗に配される領域,すなわち高周波アンテナが密に配される領域よりも相対的に高い電界が形成される領域に対応する誘電体本体内に設けられるため,ガス経路内でプラズマを励起させることにより,高周波アンテナが粗に配される領域から処理室内に伝達される電界を減衰させることができる。その結果,高周波アンテナが密に配される領域と粗に配される領域から各々処理室内に伝達される電界を均一にすることができるため,処理室内に均一な高密度プラズマを安定して励起することができる。
また,ガス経路は,複数の分岐路から構成され,さらに各分岐路に1または2以上のガス供給口が備えられる構成において,ガス供給インレットから各第2ガス経路の各開口部に至るガス流通長さは,それぞれ実質的に同一に構成することができる。
かかる構成によれば,各ガス供給口の各開口部から処理室内に導入される処理ガスのコンダクタンスがそれぞれ実質的に同一となるため,その各開口部から処理室内に均一な処理ガスを導入することができる。
以下に,添付図面を参照しながら,本発明にかかるプラズマ処理装置をLCD用ガラス基板用の高周波誘導結合プラズマエッチング装置に適用した実施の一形態について詳細に説明する。なお,以下の説明において,略同一の機能及び構成を有する構成要素については,同一符号を付することにより,重複説明を省略する。
図1に示すプラズマエッチング装置100は,導電性材料,例えば表面に陽極酸化処理が施されたアルミニウムやステンレスなどからなる円筒あるいは矩形の角筒状に成形された処理容器102を有しており,所定のエッチング処理は,この処理容器102内に形成される処理室102a内で行われる。
前記処理容器102は接地されており,さらにその底部には,被処理体,例えばLCD用ガラス基板(以下,「LCD基板」と称する。)Lを載置するための略矩形状の載置台106が設けられている。載置台106は,例えば表面に陽極酸化処理が施されたアルミニウムやステンレスなどの導電性材料からなる電極部106aと,その電極部106aの載置面以外の部分を覆うセラミックスなどの絶縁材料から成る電極保護部106bとから構成されている。載置台106は,処理容器102の底部に貫装された昇降軸106c上に取り付けられている。この昇降軸106cは,不図示の昇降機構により昇降自在であり,必要に応じて載置台106全体を昇降させることができる。また昇降軸106cの外周部には,処理室102a内を気密に保持するための収縮自在のベローズ108が設けられている。
載置台106の電極部106aには,マッチング回路110を介して高周波電源112が電気的に接続されており,プラズマ処理時に,所定の高周波,例えば2MHzの高周波電力を印加することにより,バイアス電位を生じさせ,処理室102a内に励起されたプラズマをLCD基板Lの処理面に効果的に引き込むことが可能である。なお図1に示す装置では,載置台106にバイアス用の高周波電力を印加する構成を示したが,単に載置台106を接地させる構成を採用することもできる。
さらに載置台106の電極部106aには,冷却ジャケット114が内設されている。この冷却ジャケット114内には,たとえばチラーにより温調されたエチレングリコールなどの熱媒を,熱媒導入管114aを介して導入可能であり,導入されたエチレングリコールは同冷却ジャケット114内を循環して冷熱を生じる。かかる構成により,エチレングリコールの冷熱が冷却ジャケット114から載置台106を介してLCD基板Lに対して伝熱し,LCD基板Lの処理面を所望する温度まで温調することが可能である。なお,冷却ジャケット114を循環したエチレングリコールは熱媒排出管114bより容器外へ排出される。なお,図1に示す装置では省略しているが,載置台106に加熱ヒータなどの加熱手段を設け,LCD基板Lの処理面の温調を行うように構成してもよい。また,載置台106の載置面には多数の孔115aが穿設されており,ガス供給管115から,所定の伝熱ガス,例えばヘリウムガスを載置台106の載置面とLCD基板Lの裏面との間に供給することにより伝熱効率を高め,減圧雰囲気下であっても,効率的にLCD基板Lの温調を行うことが可能である。
また,載置台106の上部には,LCD基板Lの外縁部をクランプすることが可能なクランプフレーム116が設けられている。このクランプフレーム116は,載置台106の周囲に立設された,例えば4本の支持柱116aにより支持されており,LCD基板Lが載置された載置台106を上昇させ,LCD基板Lの外縁部にクランプフレーム116を当接させることにより,LCD基板Lを載置台106上に載置固定することが可能である。なお,載置台106には,不図示のプッシャピンも設けられており,このプッシャピンを昇降させることにより,LCD基板Lを載置台106上に載置したり,載置台106から持ち上げたりすることが可能である。
また,載置台106のLCD基板Lの載置面とほぼ対向する処理容器102の天板部102bに接するように,高周波アンテナ120が埋設された誘電体118が設けられている。この誘電体118は,積層構造を有しており,図示の例では,それぞれ誘電体部材から成る4層構造を成している。すなわち,天板部102b側から,パイレックス(登録商標)層118a,石英層118b,マイカなどの誘電体材料中に高周波アンテナ120が埋設された高周波アンテナ層118c,そして本実施の形態にかかる,石英中に処理ガス経路が内設された処理ガス供給層118dから構成されている。なお,積層される誘電体材料は,高周波電力の印加により高周波アンテナ120が加熱した場合に,その熱により剥離等の現象が生じないように,熱膨張率が等しい材料を用いることが好ましい。また,図示の例では,加工性およびコストに鑑みマイカやパイレックス(登録商標)を利用しているが,もちろんすべてを石英層から構成することも可能である。また,積層する数も4層に限定されず,数の誘電体層を積層することも可能である。あるいは,積層構造にせずに,単に誘電体材料中に高周波アンテナを埋設するように構成することも可能である。
なお,処理容器102の天板部102bは,誘電体118および高周波アンテナ120とともに取り外し自在であり,誘電体118および高周波アンテナ120のメンテナンスを容易に行うことが可能なように構成されている。
高周波アンテナ層118cは,図2に示すように,マイカなどの誘電体層118c中に帯状の導電体,例えば銅板,アルミニウム板,ステンレス板などを高周波アンテナ120として挟み込んだ構造を有している。ここで,マイカなどの誘電体層118cと高周波アンテナ120の熱膨張率は相違するため,高周波アンテナ120に高周波電力が印加され,高周波アンテナ120およびその周囲が加熱された場合に,高周波アンテナ120の熱膨張によりひずみが生じ,剥離等の現象が生じるおそれがある。この点,本実施の形態にかかる装置では,高周波アンテナ120のところどころに切欠き部120aが設けられているので,この切欠き部120aにより高周波アンテナ120の熱膨張分が吸収され,ひずみが生じにくく,剥離等の好ましくない現象を未然に防止することが可能である。
また,高周波アンテナ120は,載置台106上のLCD基板Lの中心点と対向する部分を中心として帯状導電体が略渦巻き状に数ターンの巻かれた内周部120bと,この内周部120bから所定の間隔を隔てて配され,内周部120bと同様にして帯状導電体が略渦巻き状に数ターン巻かれた外周部120cから構成されている。さらに,高周波アンテナ120が密に配される内周部120bと外周部120cの間には,高周波アンテナ120が粗に配される中間部120dが形成され,この中間部120dに配置される帯状導電体により,内周部120bと外周部120cが接続されている。なお,図示の例では,高周波アンテナ120は,数ターンの渦巻き状に構成されているが,この高周波アンテナ120はプラズマを発生するためのアンテナ作用を呈する機能があればよく,周波数が高くなれば巻き数を減少させても良い。
再び,図1を参照すると,パイレックス(登録商標)層118aおよび石英層118bを貫通し,さらにマイカ層118c中の高周波アンテナ120に至るまで,給電経路122aおよび接地経路122bが設けられている。給電経路122aには,マッチング回路124を介して高周波電源126が接続されており,処理時には,この高周波電源126から所定の周波数,例えば13.56MHzの高周波電力を高周波アンテナ120に印加し,処理室102a内に誘導プラズマを励起することが可能である。
上記のような構成により,本実施の形態にかかるエッチング装置100の誘電体118および高周波アンテナ120は,処理容器102の内部に一体的に設けられているので,大気圧と処理室内との圧力差にかかわらず,高周波アンテナ120からLCD基板L側の誘電体層の肉厚を薄く構成することができる。従って,高周波電源126より高周波アンテナ120に印加される高周波電力により,より強い電界を処理室102a内に形成することができるので,高周波エネルギの有効利用が図れる。
ここで,本実施の形態にかかる,処理ガス供給層118dについて,図3を参照しながら説明する。処理ガス供給層118dは,前述したように誘電体,例えば石英から成り,その内部には,例えば断面が略長方形状で複数本,例えば6本の第2ガス経路150が,処理室102a側壁付近からその略反対方向に向かって略梯子状に形成されている。また,処理ガス供給層118dの載置台106側の面には,この第2ガス経路150に連通する多数のガス供給孔150aが穿設されている。
そして,第2ガス経路150の両端には,この第2ガス経路150よりも実質的に断面積が大きい第1ガス経路152が接続されており,各第2ガス経路150と第1ガス経路152とはお互いに連通している。さらに,第1ガス経路152の第2ガス経路150が接続されている面の略対称面の略中央部には,後述の処理ガス源130から所定の処理ガスを第1ガス経路152内に導入するためのガス供給インレット154が接続されている。
従って,処理ガス源130から流量制御装置(MFC)132,ガス供給インレット154を介して,所定の処理ガス,例えば酸化膜処理の場合にはCF4ガス,アルミニウム膜処理の場合にはBCl3+Cl2の混合ガスが第1ガス経路152内に供給された後,各第2ガス経路150に供給され,その各第2ガス経路150に設けられている各ガス供給孔150aからシャワー状に処理室102a内に吹き出すことにより,処理室102a内の処理ガス濃度を均一化し,従って均一な密度のプラズマを処理室102a内に励起することが可能である。
また,処理ガス供給層118dは,誘電体から構成されているが,上述の如く処理ガス供給層118dの内部には,ガス経路151が形成されている。従って,高周波アンテナ120から発振される高周波エネルギ(電界)を,処理ガス供給層118dを介して処理室102a内に十分に伝達するためには,ガス経路151でのエネルギ損失を考慮する必要がある。そこで,発明者の知見によれば,載置台106の載置面の平面外輪郭内に対する処理ガス供給層118dの誘電体部119,すなわちガス経路151が形成されていない部分の投影面積(A1)と,ガス経路151の投影面積(A2)は,A2/(A1+A2)が0.4未満,好ましくは0.15〜0.25となるように設定されることが望ましい。
次に,図4を参照しながら,処理室102a内でのプラズマの生成過程について説明する。まず,所定の減圧雰囲気等の諸条件が整えられている処理室102a内に,前述のようにして第2ガス経路150から所定の処理ガス,例えばBCl3+Cl2の混合ガスが導入された後,前述のように,高周波アンテナ120に所定の高周波電力が印加されると高周波が励起され,その高周波により,誘電体,例えば石英から成る処理ガス供給層118dを介して,処理室102a内に電界が生じる。そして,この電界により,処理室102a内に導入されている所定の処理ガス中の電子が,処理ガス中の中性粒子に衝突することにより,プラズマが励起される。この際,高周波は,処理ガス供給層118d内に設けられている各第1ガス経路152と各第2ガス経路150との間の誘電体部分から処理室102a内に導入されるため,高密度で均一なプラズマを生成することができる。
ところで,高周波アンテナ120から励起される高周波により,第1ガス経路152内と第2ガス経路150内にも電界が生じるため,その内部の処理ガスが解離してプラズマが生成される。その結果,高周波アンテナ120から発振された高周波エネルギがガス経路151内に進入した場合には,その高周波エネルギは処理室102a内へ実質的に伝達されない。しかしながら,処理ガス供給層118dには,高周波アンテナ120から発振される高周波エネルギを十分に透過することができる誘電体部119が相対的に多く存在するため,処理室102a内に十分なプラズマを生成させることができる。
なお,上記誘電体118中に冷却水が循環する経路を内設し,冷却水を循環させることにより,高周波電力の印加により加熱した高周波アンテナ120を冷却し,高周波アンテナ120および誘電体118の寿命を延ばすように構成することも可能である。
以上のように,本実施の形態にかかるエッチング装置100においては,高周波アンテナ120が処理容器102の内部の誘電体118内に一体的に設けられているので,大気圧と処理室102a内との圧力差にかかわらず,高周波アンテナ120からLCD基板L側の誘電体層の肉厚を薄く構成することができ,処理室102a内に強い電界を形成することができる。このため,高周波アンテナ120とLCD基板Lとの間の処理ガス供給層118d内に,処理ガスの供給手段であるガス供給インレット154,第1ガス経路152および第2ガス経路150を設けても,処理室102a内に生じる電界に影響を与えることはない。そして,その第2ガス経路150aのガス供給孔150aから処理ガスが処理室102a内に均一に導入されるため,従来,困難であった高密度で均一なプラズマの生成が可能となり,LCD基板Lに対して均一なプラズマ処理を施すことができる。
また,処理ガス供給層118dは,上述の如くガス経路151が形成されている部分と,ガス経路151が形成されていない誘電体部119から構成されているため,それら各部分で高周波アンテナ120から発振される高周波エネルギの処理室102a内への透過率が異なる。従って,処理室102a内に励起されるプラズマの均一性を考慮すると,ガス経路151と高周波アンテナ120を,載置台106の載置面の中心に対して略線対称状または略点対称状に配置することが好ましい。
また,高周波アンテナ120から処理室102a内に供給される電界エネルギ強度分布は,図5に示したように,高周波アンテナ120が粗に配される中間部120dで最も強くなる。そこで,本実施の形態では,図6に示したように,電界エネルギが最も高い中間部120dの下方の処理ガス供給層118d内に第1ガス経路152と第2ガス経路150を形成し,該部分から処理室102a内に供給される電界エネルギを相対的に低下させるように構成されている。その結果,処理室102a内に形成される電界強度分布が均一化されるため,プラズマ密度の均一性を向上させることができる。
再び図1に戻り,前記処理容器102の底部には排気管136が接続されて,この処理室102a内の雰囲気を不図示の排気手段,例えば,真空ポンプにより排出し得るように構成されており,処理室102aの雰囲気を任意の減圧度にまで真空引きすることが可能である。
なお,前記処理容器102の側部にはゲートバルブ138が設けられており,隣接して設置されるロードロック室より,搬送アームなどを備えた搬送機構により,未処理のLCD基板Lを処理室102a内に搬入するとともに,処理済みのLCD基板Lを搬出することができる。
次に,以上のように構成された実施の形態に係るプラズマエッチング装置の動作について説明する。
まず,ゲートバルブ138を介してLCD基板Lを,不図示の搬送アームにより処理室102a内に収容する。この時,載置台106は,下方位置にあり,不図示のプッシャピンが上昇しており,不図示の搬送アームは,LCD基板Lをこの不図示のプッシャピン上に置き,ゲートバルブ138から処理容器102外に待避する。次いで,不図示のプッシャピンが下降し,LCD基板Lは載置台106の載置面に載置される。次いで,不図示の昇降機構により,載置台106が上昇し,クランプ106の下面にLCD基板Lの周縁部が押圧され,LCD基板Lが載置台106に固定される。
この処理室102a内は,排気管136に接続される不図示の真空ポンプにより真空引きされ,同時に本実施の形態にかかる処理ガス供給層118d内の各第2ガス経路150に設けられている各ガス供給孔150aより所定の処理ガス,例えば,酸化膜処理の場合にはCF4ガス,アルミニウム膜処理の場合にはBCl3+Cl2の混合ガスが処理室102a内に均一に導入され,処理室102a内は,例えば30mTorr程度の高真空状態に保持される。
そして,高周波電源126よりマッチング回路124を介して,例えば13.56MHzの高周波エネルギを誘電体118の高周波アンテナ層118cに埋設された高周波アンテナ120に印加する。すると,高周波アンテナ120のインダクタンス成分の誘導作用により処理室102a内に電界が形成される。その際,本実施の形態にかかる各ガス供給孔150aより処理室102a内に均一な処理ガスが導入されているため,高密度で均一なプラズマを処理室102a内に生成することが可能となり,LCD基板Lに対して均一なプラズマ処理を施すことができる。
さて,このようにして処理室102a内に励起されたプラズマは,載置台106に印加されるバイアス電位により載置台106上のLCD基板Lの方向に移動し,処理面に対して所望のエッチング処理を施すことが可能である。そして,所定のエッチング処理が終了した後,処理済みのLCD基板Lは不図示の搬送アームによりゲートバルブ138を介してロードロック室に搬出され,一連の動作が終了する。
以上,添付図面を参照しながら,本発明にかかるプラズマ処理装置をLCD基板用のエッチング装置に適用した実施の一形態について説明したが,本発明はかかる例に限定されない。特許請求の範囲に記載された技術的思想の範囲内において,当業者であれば,各種の修正および変更を施すことが可能であり,これらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば,上記実施の形態においては,第2ガス経路の形状を略梯子状とした例を挙げて説明したが,本発明はかかる構成に限定されない。例えば図7に示したように,誘電体118の処理ガス供給層118d内に,処理室102aの略中心方向に向かうガス供給インレット200に,その略垂直方向に向かって延びる第1ガス経路202を接続し,さらにその第1ガス経路202の両端部に,例えば4方向の略放射状に向かって延びる第2ガス経路204を接続して,その第2ガス経路204の端部にガス供給孔204aを設けるように構成できる。その際,ガス供給インレット200と各ガス供給孔204aとの間の距離がそれぞれ同じになるように構成されているため,ガス供給インレット200から各ガス供給孔204aに至るまでのコンダクタンスが略同一となり,その結果,処理ガスを処理室102a内に均一に分散させることができる。
また,上記実施の形態においては,高周波アンテナ120を誘電体118内に設けた構成を例に挙げて説明したが,本発明はかかる構成に限定されず,高周波アンテナを処理容器上部の誘電体壁外部に設けたプラズマ処理装置においても適用が可能である。
さらに,上記実施の形態においては,第2ガス経路150を高周波アンテナ120間の下方付近に設けた構成を例に挙げて説明したが,本発明はかかる構成に限定されず,第2ガス経路を高周波アンテナの下方に設けた構成としても実施可能である。
さらにまた,上記実施の形態においては,LCD基板Lを被処理体として処理する例を示したが,本発明は,半導体ウェハを被処理体とする処理装置に対しても適用できる。また,上記実施の形態では,本発明をエッチング装置に適用した例を示したが,本発明は,プラズマを利用した各種装置,例えばアッシング装置やプラズマCVD装置に対しても適用することが可能である。
以上説明したように,本発明にかかるプラズマ処理装置によれば,高周波アンテナが処理容器の内部の誘電体内に一体的に設けられているので,大気圧と処理室内との圧力差にかかわらず,高周波アンテナから被処理体側の誘電体層の肉厚を薄く構成することができ,処理室内に強い電界を形成することができる。このため,高周波アンテナと被処理体との間の誘電体内に,処理ガスの供給手段であるガス供給インレット,ガス経路およびガス供給孔を設けても,処理室内に生じる電界に影響を与えることはない。また,そのガス供給孔から処理ガスが処理室内に均一に導入されるため,従来,困難であった高密度で均一なプラズマの生成が可能となり,被処理体に対して均一なプラズマ処理を施すことができる。さらに,各ガス経路の各ガス供給口の各開口部から処理室内に導入される処理ガスのコンダクタンスがそれぞれ実質的に同一となるため,その各開口部から処理室内に均一な処理ガスを導入することができる。
また,高周波アンテナが粗に配される領域,すなわち相対的に高い電界が形成される領域の処理室側にガス経路が形成されるため,ガス経路内でプラズマを励起させることにより,当該領域から処理室内に供給される電界を減衰させることができる。その結果,処理室内に均一な電界を形成することができるため,高密度プラズマを均一かつ安定して励起することができる。
本発明を適用可能なエッチング装置を示した概略的な断面図である。 図1に示すエッチング装置の誘電体に埋設される高周波アンテナの概略構成を示す概略的な説明図である。 図1に示すエッチング装置の処理ガス供給経路の実施の一形態を示す概略的な説明図である。 図1に示すエッチング装置における処理室内のプラズマの生成過程を示す概略的な説明図である。 図1に示したエッチング装置の高周波アンテナから処理室内に発振される電界エネルギの強度分布を説明するための概略的な説明図である。 図1に示したエッチング装置の高周波アンテナと処理ガス供給経路の配置を説明するための概略的な説明図である。 本発明にかかるプラズマ処理装置におけるガス供給経路の他の実施の一形態を示す概略的な説明図である。 従来の高周波誘導結合プラズマ処理装置の概略構成を示す断面図である。
符号の説明
100 エッチング装置
102a 処理室
106 載置台
118 誘電体
118c 高周波アンテナ層
118d 処理ガス供給層
120 高周波アンテナ
120b 内周部
120c 外周部
120d 中間部
150 第2ガス経路
150a ガス供給孔
152 第1ガス経路
154 ガス供給インレット

Claims (6)

  1. 高周波アンテナから誘電体を介して処理室内に供給された高周波電力により、ガス供給手段から前記処理室内に供給されたガスを励起させて誘導結合プラズマを生成し、被処理体に所定のプラズマ処理を施すプラズマ処理装置において、
    前記高周波アンテナは、前記被処理体の中心点と対向する部分を中心として導電体が渦巻き状に巻かれた内周部と、前記内周部から所定の間隔を隔てて導電体が渦巻き状に巻かれた外周部と、前記内周部と前記外周部とを接続する導電体が前記内周部および前記外周部より疎に配された中間部とを有し、
    前記ガス供給手段は、前記誘電体本体内であって前記高周波アンテナの中間部近傍に1または2以上のガス経路を有し、前記ガス経路に設けられたガス供給孔から処理ガスを供給し、
    前記高周波アンテナの前記内周部、前記中間部および前記外周部に設けられた帯状の導電体は、W字が連続して現れるように配置され、かつ、前記連続したW字に含まれる角の内側部分に切欠き部が設けられた状態にて前記誘電体本体内に埋設されていることを特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 前記1または2以上のガス経路は、被処理体に対して略水平方向に前記誘電体内を延伸することを特徴とする、請求項1に記載されたプラズマ処理装置。
  3. 前記誘電体は、前記処理容器内に配置されていることを特徴とする、請求項1または2のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  4. 前記ガス経路および前記高周波アンテナは、載置台の載置面の中心に対して線対称状または点対称状に配置されていることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
  5. 前記ガス経路は、前記誘電体内であって前記高周波アンテナと前記被処理体との間に設けられることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載されたプラズマ処理装置。
  6. 前記ガス経路は、第1のガス経路および第2のガス経路を有し、
    前記第2のガス経路の両端は、前記第2のガス経路よりも断面積が大きい前記第1のガス経路と連通する複数のガス経路から構成され、
    前記ガス供給孔は、記第2のガス経路に複数設けられ、
    前記ガス供給手段は、ガスを前記第1のガス経路を経由して前記複数の第2のガス経路の両端から各第2のガス経路に通し、前記各第2のガス経路に設けられた複数のガス供給孔から処理室に向けてシャワー状に導入することを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載のプラズマ処理装置。
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