JP4107091B2 - 車両用操作デバイス - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両用操作デバイスに関するもので、特に、空調装置やオーディオ装置あるいはナビゲーション装置等の車載機器の操作を行うデバイスに用いて好適である。
【0002】
【従来の技術】
近年、車両のIT化および運転支援ニーズなどにより、車載機器の操作スイッチの数が増加する傾向にあるが、これらの操作スイッチを限られた大きさのインパネ上へレイアウトすることが困難になっている。このため、ディスプレイ装置への表示画面と連動する集中操作スイッチが用いられ、これにより各車載機器の操作スイッチを分かりやすく、また、ユーザに親しみやすくしている。
【0003】
しかし、車載機器とそれを操作する乗員との間のインターフェース、特に乗員の車載機器からの情報認識の容易性の面ではまだ不十分であり、改善の余地があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記点に鑑みて、車載機器の操作を行うための操作入力部(スイッチ)自体に、乗員に対して視覚的な情報伝達機能を持たせることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、車両の乗員の操作入力部(11)に対する操作に基づき車載機器(36、37、38、39)を操作する操作デバイス(10)であって、前記操作入力部を少なくとも1自由度の運動方向に駆動する駆動部(15、19、100、201、202、203、204、206、207、208、209)と、前記操作入力部への前記乗員による操作の非入力状態において前記操作入力部に所定パターンの運動を行わせるように前記駆動部を制御する制御装置(30、31、32、34)と、を備えることを特徴とする。
【0006】
この発明によれば、車載機器を操作するための操作入力部を、乗員により操作されていない非入力状態において少なくとも1自由度の運動方向に移動するよう駆動するので、乗員からは操作入力部の動きとして車載機器の状態を容易に把握でき、情報の認知性を高めることができる。すなわち、本発明は、操作入力部の動きにより乗員に情報を与えるので、乗員が例えば運転操作中に操作入力部を注視していない状態であっても、乗員は視界内に操作入力部の動きを捉えやすいという人間の生理能力を効果的に利用している。
また、請求項2に記載の発明では、車両の乗員の操作入力部(11)に対する操作に基づき車載機器(36、37、38、39)を操作する操作デバイス(10)であって、前記操作入力部を少なくとも1自由度の運動方向に駆動する駆動部(15、19、100、201、202、203、204、206、207、208、209)と、前記操作入力部への前記乗員による操作の非入力状態において前記駆動部を制御する制御装置(30、31、32、34)と、を備え、前記車載機器は複数の機器により構成され、前記制御装置には、前記複数の車載機器の作動状態を前記車載機器毎に切り替えて表示する表示装置(35)が接続され、前記制御装置は、前記表示の切り替えに同期して前記駆動部の制御を切り替えることを特徴とする。この発明によれば、車載機器が複数ある場合には、表示装置により各車載機器の状態を切り替えて表示させるとともに、この表示の切り替えに同期して操作入力部の駆動制御を切り替えて行うことにより、各車載機器毎にその車載機器の状態を乗員に伝達することができる。
また、請求項3に記載の発明では、車両の乗員の操作入力部(11)に対する操作に基づき車載機器(36、37、38、39)を操作する操作デバイス(10)であって、前記操作入力部を少なくとも1自由度の運動方向に駆動する駆動部(15、19、100、201、202、203、204、206、207、208、209)と、前記操作入力部への前記乗員による操作の非入力状態において前記駆動部を制御する制御装置(30、31、32、34)と、を備え、前記制御装置は、前記車載機器の作動状態に応じて前記操作入力部に所定パターンの運動を行わせることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明では、車両の乗員の操作入力部(11)に対する操作に基づき車載機器(36、37、38、39)を操作する操作デバイス(10)であって、前記操作入力部を少なくとも1自由度の運動方向に駆動する駆動部(15、19、100、201、202、203、204、206、207、208、209)と、前記操作入力部への前記乗員による操作の非入力状態において前記駆動部を制御する制御装置(30、31、32、34)と、を備え、前記制御装置は、前記車両が停車状態もしくは所定速度以下の低速走行状態であるとき前記操作入力部に所定パターンの運動を行わせることを特徴とする。
【0007】
なお、請求項に記載のように、前記操作入力部と前記駆動部とを連結部材(13)により連結し、前記駆動部が前記連結部材を駆動することにより、前記操作入力部が運動するようにすれば、操作入力部の動きをより大きくすることができる。
【0010】
なお、前記駆動部は、請求項に記載のように、前記操作入力部を2自由度の運動方向、すなわち、2次元方向に駆動することにより、操作入力部は複雑な動きが可能になり、乗員に対して豊富な情報を与えることができる。
【0011】
請求項に記載の発明は、前記操作入力部は、前記駆動部により該操作入力部が駆動されているときに発光する発光素子(12、120)を備えていることを特徴とする。
【0012】
この発明によれば、操作入力部が駆動中に発光可能な発光素子を備えているので、乗員の操作入力部の動きの認識を容易にすることができる。特に、夜間等、車室内が暗い状態で効果が大きい。
【0014】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の操作デバイスの実施形態について図面を参照して説明する。図1は、操作デバイス10の外観斜視図であり、図2は操作デバイス10の駆動部の機構を表す斜視図である。
【0016】
操作デバイス10は、図示しない車室内のインパネの適宜箇所に配置され、乗員が操作入力部としてのノブ11を動かすことにより、後述する車載機器に対して操作入力が与えられる。なお、操作デバイス10の可動機構は、従来よりゲーム機用のジョイスティックなどでよく知られている構造を備えたものであり、以下では簡単に説明する。
【0017】
ノブ11は操作デバイス10が備える可動プレート14より立設する連結部材としてのレバー13の先端に結合されている。ノブ11の頂上部分には発光素子(LED)12が設けられている。
【0018】
レバー13の下端部にはレバー13およびノブ11をx方向およびy方向にそれぞれ駆動する駆動部としてのDCモータ15、19およびギア16a、16b、20a、20bが配置されている。DCモータ15はギア16aおよび16bを介してx方向駆動軸18を回転し、これによりレバー13およびノブ11はx方向駆動軸18を回転中心としてx方向に駆動される。このとき、ロータリーエンコーダ17がx方向駆動軸18の回転角、すなわちノブ11のx座標を検出する。
【0019】
同様に、DCモータ19はギア20aおよび20bを介してy方向駆動軸22を回転し、これによりレバー13およびノブ11はy方向駆動軸22を回転中心としてy方向に駆動される。このとき、ロータリーエンコーダ21がy方向駆動軸22の回転角、すなわちノブ11のy座標を検出する。
【0020】
このようなノブ11の駆動は、乗員がノブ11を操作しない状態、すなわち車載機器の操作の非入力状態で行われる(ノブ移動モード)。
【0021】
これに対し、乗員が車載機器を操作するためにノブ11にx方向または/およびy方向の力(操作力)を与えるとき、ロータリーエンコーダ17、21で検出されるxy座標に応じてDCモータ15および19のトルクを制御して、乗員が与える操作力に対する反力を発生すること(反力発生モード)ができる。すなわち、DCモータ15および19はノブ11の反力発生装置としても機能させることができる。
【0022】
なお、ノブ移動モードと反力発生モードとの切り替えは、次のように行われる。乗員がノブ11に触れるまでの間、すなわち乗員による非入力状態の間、ノブ移動モードが保持される。そして、乗員が一旦ノブ11に触れると、反力発生モードに移行し、乗員がノブ11より手を離して後所定時間経過すると再びノブ移動モードに移行する。
【0023】
図3は、本実施形態の機能ブロック図である。本実施形態の操作デバイス10は制御マイコン32を備えている。制御マイコン32には、ノブ11のx座標およびy座標を出力するロータリーエンコーダ17および21が接続されている。また、制御マイコン32は、x軸の駆動回路30およびy軸の駆動回路31に指令値を与え、さらに駆動回路30および31はそれぞれ指令値に基づきDCモータ15および19を駆動する。
【0024】
制御マイコン32には、通信I/F部33が接続され、この通信I/F部33を介して描画ECU34との間でノブ11の座標値およびノブ11の駆動パターンの送受信を行う。
【0025】
また、制御マイコン32には、LED12が接続され、LED12は、制御マイコン32により、少なくともノブ移動モードの間、点灯し、ノブ11の移動状態をより視覚的に乗員に伝達する。なお、制御マイコン32には、車速信号(図示せず)が入力され、車両の停止状態の判断ができるようになっている。
【0026】
描画ECU34には、車載機器としてのナビゲーション装置を制御するナビECU36、オーディオ装置を制御するオーディオECU37、空調装置を制御するエアコンECU38、自動料金収受装置を制御するETC39、などが接続されている。
【0027】
また、描画ECU34は、インパネ(図示せず)に配置されたディスプレイ35が接続され、ディスプレイ35が表示すべき画像情報を与えて、ディスプレイ35に描画する。この画像情報は、各車載機器の作動状態や操作スイッチなどを表示する操作パネル画像であり、各車載機器からの情報に基づき所定時間毎、あるいは割込みにより、切り替えて表示される。
【0028】
したがって、各車載機器の操作は、このディスプレイ35に描画される操作パネル画像上で、乗員によるノブ11の移動、操作と連動して行われる。例えば、エアコン操作パネル画像では、エアコンECU38に対して目標温度、吹出し口、吹出し風量などを設定できるとともに、現在の空調装置の作動状態が表示される。また、ディスプレイ35の表示は、例えばエアコン操作パネル画像から、ナビECU36による地図画像などに適宜切り替えられる。
【0029】
さらに描画ECU34は、制御マイコン32より送信されるノブ11の座標情報に基づき、ディスプレイ35の画面内のどのスイッチが操作されたかを判断し、その操作内容に基づき各車載機器に対して各種制御の実行を要求する。
【0030】
また、描画ECU34には、ディスプレイ35に描画される画面毎に、予めノブ移動モードにおけるノブ11の駆動パターンが設定されており、描画ECU34はこの駆動パターンを制御マイコン32に送信する。
【0031】
制御マイコン32は命令を受け取ると予めプログラムされたノブ移動モードにおける駆動パターンに基づき、ノブ11を動かす指令値を駆動回路30、31へ出力する。
【0032】
次に、本実施形態のノブ移動モードにおける作動手順について、図4および図5のフローチャートに基づき説明する。図4は、本実施形態の操作デバイス10の制御マイコン32の作動手順を示している。
【0033】
初期化(ステップS100)後、ステップS110でロータリーエンコーダ17よりノブ11のx座標を読み込み、ステップS120でロータリーエンコーダ21よりノブ11のy座標を読み込む。ステップS130で、読み込んだxy座標を描画ECU34へ送信する。この座標送信は常時行われている。
【0034】
ステップS140で、描画ECU34からのノブ11の駆動パターンを受信し、ステップS150およびS160でこの駆動パターンを実現するためのx方向の移動量および移動速度、y方向の移動量および移動速度をそれぞれ計算する。そして、ステップS170で、計算された移動量および移動速度に基づき駆動回路30、31に対して指令値を出力する。
【0035】
一方、描画ECU34は、図5のフローチャートに示される手順で作動する。初期化(ステップS200)後、ステップS210で、制御マイコン32から送信されるノブ11のx、y座標を受信する。ステップS220では、各車載機器からの情報に基づきディスプレイ35の描画制御を行う。ステップS230で、ディスプレイ35に描画する画面が、別の画面に更新されたか否かを判定し、更新がなければステップS210へ戻って操作を繰り返し、更新があればS240へ移行する。
【0036】
ステップS240では、更新された画面に対応して予め設定されているノブ11の駆動パターンを制御マイコン32へ送信したのち、ステップS210へ戻って操作を繰り返す。
【0037】
次に、ノブ移動モードにおけるノブ11の駆動パターンについて説明する。図6は、駆動パターンの例を示しており、同図(a)はxy面上で大きく円旋回するパターンであり、同(b)はx方向(またはy方向)のみに往復運動するパターン、また同(c)は八の字(∞形状)の軌跡で運動するパターンである。これらの駆動パターンは、x方向およびy方向の駆動軸18および22をそれぞれ回転するDCモータ15および19の駆動信号を、それぞれ図7(a)〜(c)に示すパターンとして設定することにより実現できる。なお、図7に例示するパターンにおいて、時間tに対するx、y座標の変化速度を変化させることにより、緩やかな運動から素早い運動までノブ11の移動速度を変化させることができる。
【0038】
これらの駆動パターンは、乗員に対して提示すべき車載機器の状態に関する情報に応じて、次のように設定することができる。
【0039】
ナビECU36等が音声認識機能を有しているような場合、乗員が予め設定した機器の名称を呼びかけて音声認識システムが応答したことを、ノブ11を大きく回転させることにより乗員に提示する。あるいは、ノブ11を八の字や星形(☆形状)のような一筆書き模様のパターンで駆動してもよい。
【0040】
また、車載機器の入力待ち状態を提示する場合や操作入力に対する車載機器の応答を提示する場合には、旋回運動や八の字軌跡をゆっくりした動きで提示するのが望ましく、一方、乗員に対して警告やエラーを提示する場合には、星形軌跡や左右首振り運動を素早く行わせることが望ましい。
【0041】
さらに、ナビECU36に対してナビゲーション装置の目標地設定がなされている場合に、例えば次の交差点で車両が曲がるべき方向へノブ11を傾けるといったノブ移動を行うことで、認知性の向上とエンターテインメント性の向上が可能となる。なお、このような情報提示は、運転操作の妨げにならないよう、信号待ちなどの車両停車状態もしくは所定速度(たとえば時速5km)以下の低速走行状態中に行うことが効果的である。
【0042】
以上のように本実施形態は、車載機器への操作入力部であるノブ11が非入力状態にあるとき、すなわち乗員がノブ11に触れていない間に、ディスプレイ35に表示された車載機器の状態を示す画像に応じた駆動パターンでノブ11を運動させるので、乗員にとって車載機器の状態を容易に把握でき、情報の認知性を高めることができる。このように、本実施形態は、ノブ11の動きにより乗員に情報を与えるので、乗員が例えば運転操作中にノブ11やディスプレイ35を注視していない状態であっても、乗員は視界内にノブ11の動きを的確に捉えることができる。
【0043】
更に、ノブ11の頂上部には、少なくともノブ移動モードにおいて点灯するLED12を設けているので、LED12の光によりノブ11の動きを更に認識しやすくすることができる。特に、夜間など車室内が暗い状態でノブ11の動きを認識する上で効果が大きい。
【0044】
また、ノブ移動モードにおけるノブ11の駆動パターンは、ディスプレイ35に描画される画像毎に軌跡形状や動きの速度を種々に変えて設定できるので、乗員に豊富な情報を提示することができる。
【0045】
そして、操作デバイス10の反力発生モードにおける乗員への触覚を通しての情報伝達とあいまって、乗員に豊富な情報伝達を可能にしている。
【0046】
(他の実施形態)
操作デバイスとして、次のような実施形態のものを用いることができる。
【0047】
図8は、1自由度の操作デバイスの例を示している。ノブ11はレバー13の先端に設けられている。レバー13は、ロータリーエンコーダ102の回転軸に一体に設けられている。またロータリーエンコーダ102の軸にはギア101bが設けられている。このロータリーエンコーダ102のギア101bを回転駆動するギア101aがDCモータ100の軸に設けられている。DCモータ100は、操作デバイスの制御マイコン32によりレバー13が所定の回転角となるよう回転駆動される。なお、LED120は、ノブ11の頂上部の回転中心より偏心した位置に設けることにより、ノブ11が回転していることを視覚的に認識しやすくしている。
【0048】
なお、図8の1自由度操作デバイスでは、反力発生モードにおいて、乗員によるノブ11の回転量(ロータリーエンコーダ102により検出される)に応じて、この操作力に抵抗するトルクをDCモータ100により発生させることができる。例えば、図9に示すように、パターン1ではノブ11を回転すると操作力が重くなったり軽くなったりを回転角に応じて繰り返すよう設定できる。また、パターン2では、特定の回転角の位置で操作量が重くなるよう設定できる。
【0049】
このように、ノブ11の回転方向に自由な反力を返すことにより、乗員に対して触覚を用いた情報の認知性を高め、例えばディスプレイ35に表示される操作画面を見ずにブラインド操作を行うことを補助することができる。
【0050】
図10は、上記実施形態と同様、2自由度の操作デバイスの他の例を示している。固定プレート205上に、4枚の正方形板状磁石206、207、208、209を図10のように、交互に磁化方向を変えてx方向およびy方向に田の字形に規則的に並べる。
【0051】
一方、固定プレート205と対向して移動可能な可動プレート14の表面にはレバー13が立設し、このレバー13の先端にノブ11が設けられている。また、可動プレート14の裏面には、コイル201、202、203、204が固定され、可動プレート14と固定プレート205とは、各コイルおよび磁石間にわずかな一定間隙が生ずるよう配置される。
【0052】
各コイルは、可動プレート14および固定プレート205に垂直な磁束を発生するよう構成される。さらに、可動プレート14の中立位置(非入力状態あるいは、作動していない状態)において、コイル201は磁石206と209との間、コイル202は磁石206と207との間、コイル203は磁石207と208との間、およびコイル204は磁石208と209との間に位置するように配置される。
【0053】
このように構成される操作デバイスでは、制御マイコン32が各コイル201〜204に流す電流の向きと大きさを決めることにより、可動プレート14、すなわちノブ11を図10に示すxy平面上で、ノブ移動モードにおいては自由に移動させることができるとともに、反力発生モードにおいてはxy方向に自由に反力を発生させることができる。
【0054】
上述の図8および図10に示した操作デバイスにおいても、ノブ移動モードにおいて、それぞれの自由度でノブ11を移動させることにより、乗員に対して車載機器の状態等の情報伝達を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の操作デバイスの外観斜視図である。
【図2】操作デバイスの駆動部の機構を表す斜視図である。
【図3】本実施形態の機能ブロック図である。
【図4】ノブ移動モードにおける制御マイコンの作動手順を示すフローチャートである。
【図5】ノブ移動モードにおける描画ECUの作動手順を示すフローチャートである。
【図6】(a)、(b)、(c)はいずれも、ノブの駆動パターンを示す図である。
【図7】(a)、(b)、(c)はそれぞれ、図6に示す駆動パターンに対するxy座標の時間線図である。
【図8】操作デバイスの他の実施形態を示す斜視図である。
【図9】反力の発生パターンを示す図である。
【図10】操作デバイスの他の実施形態を示す斜視図である。
【符号の説明】
10…操作デバイス、11…ノブ、12…LED、13…レバー、
15、19…DCモータ、17、21…ロータリーエンコーダ、
32…制御マイコン、34…描画ECU、35…ディスプレイ、
36…ナビECU、37…オーディオECU、38…エアコンECU、
39…ETC。

Claims (7)

  1. 車両の乗員の操作入力部(11)に対する操作に基づき車載機器(36、37、38、39)を操作する操作デバイス(10)であって、
    前記操作入力部を少なくとも1自由度の運動方向に駆動する駆動部(15、19、100、201、202、203、204、206、207、208、209)と、
    前記操作入力部への前記乗員による操作の非入力状態において前記操作入力部に所定パターンの運動を行わせるように前記駆動部を制御する制御装置(30、31、32、34)と、
    を備えることを特徴とする車両用操作デバイス。
  2. 車両の乗員の操作入力部(11)に対する操作に基づき車載機器(36、37、38、39)を操作する操作デバイス(10)であって、
    前記操作入力部を少なくとも1自由度の運動方向に駆動する駆動部(15、19、100、201、202、203、204、206、207、208、209)と、
    前記操作入力部への前記乗員による操作の非入力状態において前記駆動部を制御する制御装置(30、31、32、34)と、を備え、
    前記車載機器は複数の機器により構成され、
    前記制御装置には、前記複数の車載機器の作動状態を前記車載機器毎に切り替えて表示する表示装置(35)が接続され、
    前記制御装置は、前記表示の切り替えに同期して前記駆動部の制御を切り替えることを特徴とする車両用操作デバイス。
  3. 車両の乗員の操作入力部(11)に対する操作に基づき車載機器(36、37、38、39)を操作する操作デバイス(10)であって、
    前記操作入力部を少なくとも1自由度の運動方向に駆動する駆動部(15、19、100、201、202、203、204、206、207、208、209)と、
    前記操作入力部への前記乗員による操作の非入力状態において前記駆動部を制御する制御装置(30、31、32、34)と、を備え、
    前記制御装置は、前記車載機器の作動状態に応じて前記操作入力部に所定パターンの運動を行わせることを特徴とする車両用操作デバイス。
  4. 車両の乗員の操作入力部(11)に対する操作に基づき車載機器(36、37、38、39)を操作する操作デバイス(10)であって、
    前記操作入力部を少なくとも1自由度の運動方向に駆動する駆動部(15、19、100、201、202、203、204、206、207、208、209)と、
    前記操作入力部への前記乗員による操作の非入力状態において前記駆動部を制御する制御装置(30、31、32、34)と、を備え、
    前記制御装置は、前記車両が停車状態もしくは所定速度以下の低速走行状態であるとき前記操作入力部に所定パターンの運動を行わせることを特徴とする車両用操作デバイス。
  5. 前記操作入力部と前記駆動部とは連結部材(13)により連結され、前記駆動部が前記連結部材を駆動することにより、前記操作入力部が運動することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の車両用操作デバイス。
  6. 前記駆動部は、前記操作入力部を2自由度の運動方向に駆動することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の車両用操作デバイス。
  7. 前記操作入力部は、前記駆動部により該操作入力部が駆動されているときに発光する発光素子(12、120)を備えていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1つに記載の車両用操作デバイス。
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