JP4106908B2

JP4106908B2 - Elevator equipment

Info

Publication number: JP4106908B2
Application number: JP2001526454A
Authority: JP
Inventors: 満坂井; 実小野寺; 昭宏佐藤
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1999-09-29
Filing date: 1999-09-29
Publication date: 2008-06-25
Anticipated expiration: 2019-09-29
Also published as: WO2001023293A1

Description

技術分野
本発明は、エレベータに係り、特にエレベータのドアの制御に関する。
背景技術
一般にエレベータのドアには、ドアの前縁より突出された状態でセーフティーシューが設けられており、このセーフティーシューを手で押した場合等によりセーフティーシューが後退すると、エレベータのドアが開く（又はドア閉しない）ことがよく知られている。
このセーフティーシューは、エレベータのドアが全開位置でも、ドアの前縁より突出した状態となっている。そのため、荷物等を搬入，搬出の際、荷物等がセーフティーシューに接触する可能性が高く、セーフティーシューの機構が変形され、故障してしまう可能性があった。
エレベータのドア全開位置付近で、このセーフティーシューを後退させる従来技術として、例えば、特開昭５１−８１３４０号公報，特開昭５４−１０８４４５号公報に開示されている従来技術がある。
ドア全開位置付近で強制的にセーフティーシューを後退させると、セーフティーシューの後退を検出するスイッチの動作に応動して、ドア閉ができない状態となってしまう。そこで、上記従来技術は、この状態を防ぐ為、なおかつ、セーフティーシューの機能（セーフティーシューの後退によってドアが開く（ドア閉しない）機能）を無効とさせない為に、ドア全開位置付近で、前記スイッチ位置の変位に従ってセーフティーシューが後退する構成とさせていた。
そのため、上記従来技術はドア全開位置付近で前記スイッチの位置を変位させる機構が複雑となり、セーフティーシューがドア全開位置付近で後退するように調整することが難しかった。
発明の開示
本発明の第１の目的は、ドア全開位置付近でセーフティーシューを後退させる機構が簡単で、上記調整が容易なエレベータ装置を提供することにある。
また、本発明の第２の目的は、更に安全性を向上したエレベータ装置を提供することにある。
本発明のある一面においては、エレベータのドアの前縁より突出され、後退によりドア閉阻止又はドア開させる機能を持つセーフティーシューと、ドア全開位置付近で前記セーフティーシューを後退させる手段と、ドアの全開位置付近で前記セーフティーシューの機能を無効とする手段を備える。
これは、ドア全開位置付近で、前記セーフティーシューの機能を積極的に無効とさせるものである。従って、上記従来技術のように、セーフティーシューの後退を検知するスイッチの位置を変位させるといった複雑な機構を設けなくとも、その無効とさせる手段（上記前記セーフティーシューの機能を無効とする手段）を用いるだけで、ドア閉できる状態で、ドア全開位置付近でのセーフティーシューの後退が可能となる。
つまり、ドア全開位置付近でセーフティーシューを後退させる機構が簡単となるので、セーフティーシューがドア全開位置付近で後退するように調整することが容易となる。
また、本発明の他の一面においては、エレベータのドアの前縁より突出し、後退によりドア閉阻止又はドア開させる機能を持つセーフティーシューと、ドア全開位置付近で前記セーフティーシューを後退させる手段と、ドアの全開位置付近で前記セーフティーシューの機能を無効とする手段と、前記後退させる手段により後退されたセーフティーシューの後退距離よりも大きく前記セーフティーシューが後退したときに、前記セーフティーシューの機能を回復させる手段を備える。
これにより、ドア全開付近でセーフティーシューの機能を無効とした場合でも、ドア全開位置ではセーフティーシューの機能を回復させているので、全開位置で、セーフティーシューが手などにより押込まれている場合には、ドアが閉じず、安全性の向上を図ることができる。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明の実施例を図面により説明する。
第１図は、本発明の一実施例に係るエレベータ装置を示す全体構成図である。
第１図において、本実施例のエレベータ装置は、ドア１をベルト２，プーリ３，４を介して開閉駆動する３相誘導電動機（モータ）５，単相交流電源６を整流器７により直流に変換し、整流後の直流電圧のリップルをコンデンサ８により平滑し、インバータ９により直流電圧を交流に変換し、インバータ９の出力によってモータ５を速度制御するモータ駆動回路１０，インバータ９を構成しているＩＧＢＴのゲートを駆動するゲートドライバ１１，エレベータ制御装置１２からのドア開閉指令とエンコーダ１３からの信号、ドアの開端検出スイッチ１４，閉端検出スイッチ１５，ドア開時の減速点検出スイッチ１６，ドア閉時の減速点検出スイッチ１７の信号を処理し、ドア１の速度指令を演算し、ゲートドライバ１１を介してインバータ９のゲートに駆動信号を出力するマイクロコンピューター（マイコン）１８から構成する。ここで、エンコーダ１３はモータ５の回転数に比例した出力パルスを発生する。また、ドア１にはカムスイッチ１９を取り付け、カムスイッチ１９の移動により、ドアの開端検出スイッチ１４，閉端検出スイッチ１５，ドア開時の減速点検出スイッチ１６，ドア閉時の減速点検出スイッチ１７を作動する。
次に、第２図を用いてドア１付近の構成について説明する。
第２図は通常時（ドア全開位置付近以外）のドア１付近の構成を示す図である。
ドア１の上方には、ハンガー２０が固定され、このハンガー２０に回転可能に取り付けられたローラ２１は、レール枠２２に固定されたドアレール２３上を水平方向に転動してドア１を開閉するように構成されている。
ドア１の下端には案内シュー２４が取り付けられ、この案内シュー２４は、床に設けられたシル２５の溝内を摺動している。
レバー２６ａの中央部付近を回転支持部２７ａ，レバー２６ｂのドア開側の端部を回転支持部２７ｂによりドア１に固定され、レバー２６ａ，２６ｂには、この回転支持部２７ａ，２７ｂを中心に回転できるようにドア１に固定されている。そして、このレバー２６ａ，２６ｂのドア閉側の端部（上端部）は、回転支持部２８ａ，２８ｂによって、セーフティーシュー２９と接続されている。セーフティーシュー２９は、レバー２６ａ，２６ｂ、回転支持部２７ａ，２７ｂ、回転支持部２８ａ，２８ｂの構成とセーフティーシュー２９の重みによって、ドア前縁より突出している。また、これら構成によりセーフティーシュー２９はドア開方向へ後退可能となっている。
回転支持部２７ａの下方で、レバー２６ａを挾むように、ストッパー３０ａ，３０ｂが設けられている。このストッパー３０ａ，３０ｂは、レバー２６ａの回転を制限することによって、セーフティーシュー２９の突出寸法を制限している。本実施例では、セーフティーシュー２９のドア１の前縁からの（ドア閉方向の）最大突出寸法を３０ｍｍとしている。
回転支持部２７ａの左下方でレバー２６ａの左側には、セーフティーシュー２９の後退を検出する検出スイッチ３１がドア１に設けられている。この検出スイッチ３１は、通常時レバー２６ａと接触する位置に設けられ、ＯＮ状態となっている。
セーフティーシュー２９が、利用者によって手で押されたような外的要因によりドア開方向に後退すると、レバー２６ａ，２６ｂが回転支持部２７ａ，２７ｂを中心に半時計方向に回転する。この回転により、レバー２６ａと検出スイッチ３１との接触は開放され、検出スイッチ３１はＯＦＦとなる。このとき、エレベータ装置は、ドア閉できない状態にするか又はドア開制御（反転制御）が行われるのである。
ところで、本実施例のエレベータ装置は、上記構成のほかに、レバー２６ａを下方へ伸ばし、その下端部（ドア開側の端部）に、ドア開端でセーフティーシュー２９を後退させる（引き上げる）ためのローラ３２と、カム３３が設けられている。そして、シルの一端にはストッパーブラケット３３が設けられており、ドア１に伴って動かないようにドア１とは独立に設けられている。そして、このストッパーブラケット３３には、検出スイッチ３５が設けられている。この検出スイッチ３５は、通常時のＯＦＦ状態となっている。
上記検出スイッチ３１，３５のそれぞれの状態（ＯＮ又はＯＦＦ）を示す信号ｓ１，ｓ２は、第１図に示すように、マイクロコンピュータ１８に入力される構成となっている。
また、マイクロコンピュータ１８では、上記検出スイッチ３１，３５の状態を示す信号ｓ１，ｓ２とエレベータ制御装置１２からの開指令ｏ１又は閉指令ｃ１に基づいて開動作の指令ｏ２又は閉動作の指令ｃ１を出力する論理部１８１と、この論理部１８１の出力を基に速度指令を生成し、その生成された速度指令に応じてゲートドライバ１１にパルスｐを出力する速度制御部１８２を備えている。上記論理部１８１の詳細な内容（第６図）は後述するが、検出スイッチ３１，３５が共にＯＦＦのとき開動作（又はドア閉阻止）の指令ｏ２を出力するように論理が組まれている。つまり、いずれか１つの検出スイッチが、ＯＮ状態であれば、ドア開制御又はドア閉阻止の制御は行われず、ドア閉制御が可能となるのである。
通常、レバー２６ａは、ストッパー２７ａ及び検出スイッチ３１と接触した状態となっており、検出スイッチ３１はＯＮ状態となっている。
また、ローラ３２とストッパーブラケット３４が離れた状態となっている。このとき、検出スイッチ３５はカム３３と接触していないのでＯＦＦ状態となっている。
このときの検出スイッチ３１はＯＮなので、エレベータ装置は、ドア閉制御できる状態となっている。また、通常状態のドア１とセーフティーシュー２９の位置関係は第７図に示したようになっており、セーフティーシュー２９は、ドア１の前縁より３０ｍｍ突出した状態となっている。
次に、第３図〜第５図を用いて、本実施例のエレベータ装置のドア位置が通常状態からドア全開状態になるときの動作について説明する。
第３図は、ドア１の位置が通常状態で、ドア全開位置付近となる手前の本実施例のエレベータ装置を示す部分拡大図である。
第４図は、ドア１の位置が全開状態の本実施例のエレベータ装置を示す部分拡大図である。
第５図は、ドア１の位置が全開状態で、外的要因により更にセーフティーシュー２９が後退した状態の本実施例のエレベータ装置を示す部分拡大図である。
第２図に示した状態から、ドア１が開動作し、ドア全開付近となる直前になると、第３図に示した状態となる。
このときのスイッチ３１，３５の状態は、第２図に示した状態と同じで、検出スイッチ３１はＯＮ、検出スイッチ３５はＯＦＦとなっている。ローラ３２は、ストッパーブラケット３５と接触寸前となっており、カム３３とスイッチ３５も接触寸前となっている。この状態からドア全開になると本実施例のエレベータ装置は第４図に示した状態となる。この間の本実施の動作について説明する。
エレベータのドアが全開位置（ドア開端）の付近になると、ローラ１９がストッパーブラケット２１と接触し、検出スイッチ３５もカム３３と接触してＯＮとなる。
更にドア開が行われると、このドア開の動作に伴って、レバー２６ａが反時計方向に回転する。この回転により、セーフティーシュー２９は後退させられ、第８図に示したようにセーフティーシュー２９が通常より５ｍｍ後退した（ドア１からの突出が２５ｍｍの）とき、検出スイッチ３１はＯＦＦとなる。しかし、検出スイッチ３５がＯＮ状態となっているので、セーフティーシューの後退によってドア開又はドア閉阻止されない。つまり、セーフティーシューの機能は無効化されておりドア閉できる状態となっている。
そして、完全にドア全開となると、第４図に示した状態となる。
このときも、レバー２６ａは、ストッパー３０ａ及び検出スイッチ３１と離れた状態となっており、検出スイッチ３１はＯＦＦ状態となっている。
ローラ３２とストッパーブラケット３４は接触した状態となっており、検出スイッチ３５はカム３３と接触し、ＯＮ状態となっている。
つまり、ドア全開位置付近では、セーフティーシュー２９を後退させたいため、検出スイッチ３５のＯＮ動作により、スイッチ３１のＯＦＦ動作に伴うドア閉阻止（又はドア開）たるセーフティーシューの機能を無効としているのである。
第４図に示したドア全開位置での状態から、セーフティーシュー２９を更に手などの外的要因により押したとき本実施例のエレベータ装置は第５図に示した状態となる。
この間の本実施例の動作について説明する。
ドア全開位置で更にセーフティーシュー２９が後退し、第９図に示したようにセーフティーシュー２９が更に５ｍｍ後退した（ドア１からの突出が０ｍｍの）とき、レバー１２ａの更なる反時計方向の回転により、ローラ３２とストッパーブラケット３４が分離され、検出スイッチ３５とカム３３は互いに開放された状態となり、検出スイッチ３５はＯＦＦ状態となる。
このときの検出スイッチ３１，３５は、共にＯＦＦ状態となる。つまり、検出スイッチ３５がＯＦＦ状態になることにより、ドア閉阻止又はドア開させるセーフティーシューの機能が回復するのである。
次に第６図を用いて、マイクロコンピュータ１８の論理部１８１について説明する。
第６図は、論理部１８１の処理内容を示すフロー図である。
以下、このフロー図について説明する。
（Ａ）ステップ６０１ａ：
エレベータ制御装置１２から開指令ｏ１が出力されたか否か判断する。開指令ｏ１があると判断されれば、開動作の指令ｏ２を速度制御部１８２に出力する。
（Ｂ１）ステップ６０１ｂ：
エレベータ制御装置１２から閉指令ｃ１が出力されたか否かを判断する。閉指令ｃ１があると判断されればステップ６０２ｂに移行する。
（Ｂ２）ステップ６０２ｂ：
セーフティーシュー２９のドア１の前縁からの突出位置が通常か否か判断する。検出スイッチ３１がＯＮであれば通常、ＯＦＦであれば通常でないと判断される。通常と判断されれば、ドアは障害物がないとみなして閉動作の指令ｃ２をパルス発生器１８２に出力する。通常でないと判断されれば、ステップ６０３ｂに移行する。
（Ｂ３）ステップ６０３ｂ：
ドア１は全開位置付近か否か判断する。検出スイッチ３５がＯＮであれば全開位置付近、ＯＦＦであれば全開位置付近でない（通常位置）と判断される。全開位置付近でないと判断されれば、障害物がドア付近にあるとして開動作指令（ドア閉阻止の指令）ｏ２が速度制御部１８２に出力される。全開位置付近と判断されれば、ステップ６０４ｂに移行する。
（Ｂ４）ステップ６０４ｂ：
セーフティーシュー２９は、ドア１の開動作に伴う後退か否か（自動的なセーフティーシューの後退か否か）を判断する。検出スイッチ３５がＯＮ、継続で検出スイッチ３１がＯＦＦであれば、開端付近での自動的なセーフティーシュー２９の後退と判断する。自動的なセーフティーシュー２９の後退と判断されれば、セーフティーシュー２９の後退は、障害物による後退でないと判断して、閉動作指令ｃ２が速度制御部１８２に出力される。自動的なセーフティーシュー２９の後退でないと判断されれば、ステップ６０５ｂに移行する。
（Ｂ５）ステップ６０５Ｂ：
セーフティーシュー２９は、ドア全開位置で外的要因により後退させられたか（開端強制押込み位置か）否か判断する。スイッチ３５がＯＦＦ、スイッチ３１がＯＦＦのとき、開端強制押込み位置と判断する。開端強制押込み位置と判断されれば、ドア開端で障害物があるとして、開動作指令ｏ２が速度制御部１８２に出力される。開端強制押込み位置でないと判断されれば、ドア開端で障害物がないとして、閉動作指令ｃ２が速度制御部１８２に出力される。
以上のように、本実施例によれば、従来の機構に、下方に伸ばしたレバー２６ａと、このレバー２６ａの下端に設けられたローラ３２と、ドア全開位置付近で、ローラ３２と接触するストッパーブラケット３４を設けるといった簡単な機構で、ドア開端でのセーフティーシュー２９の後退（引き上げ）を可能としている。
また、レバー２６ａの下端部にカム３３と、ドア全開位置付近でこのカム３３と接触する位置を検出スイッチ３５を設けてドア全開位置付近を検出し、この検出スイッチ３５の動作に応動して、ドア閉阻止又はドア開するセーフティーシューの機能を無効にしている。つまり、通常の検出スイッチ３１とは別個に、セーフティーシューのドア全開位置付近での後退を検出する検出スイッチ３５を設け、これら２つの検出スイッチが共にＯＦＦとなるときに上記セーフティーシューの機能を無効とする論理をマイクロコンピュータ１８に組み込ませるといった簡単な構成で、ドア閉可能な状態での、全開位置付近でのセーフティーシュー２９の後退を可能としている。
ところで、全開位置付近でセーフティーシューを後退させた場合、上記セーフティーシューの機能を単に無効とすると、ドア開端で利用者が手でセーフティーシューを押さえてドアが閉じてこないようにした場合等、一度ドアが閉じ始め、その後検出スイッチ（本実施例においては検出スイッチ３１）が有効となりドアが反転することになる。これが、繰り返されるとドアが閉じたり開いたりのノッキングが発生し、安全上好ましくなく、乗客に不快感を与えることになる。
しかしながら、本実施例では、ドア全開位置で、セーフティーシュー機能を無効化するための検出スイッチ３５を用い、外的要因によりセーフティーシュー２９が更に後退したことに応動して前記セーフティーシューの機能を回復させているので、ドア全開位置付近でセーフティーシュー２９を通常より後退させた状態においても、上述したドアのノッキヤグが発生せず、安全性が向上し、利用者に不快感を与えることがない。
また、本実施例によれば、全開位置付近でセーフティーシューを後退させないエレベータにおいても、そのエレベータ装置に、ドア全開位置付近でセーフティーシューを後退させる構成（レバー２６ａ，ローラ３２，カム３３，ストッパーブラケット３４）と、ドア全開付近でセーフティーシューの機能を無効する構成（検出スイッチ３８，論理部１８１）を追加するだけでいいので、簡単に、そのエレベータ装置を全開位置付近でセーフティーシューを後退させるエレベータ装置とすることができる。
なお、本実施例においては、ドア全開位置付近でのセーフティーシュー２９の後退を検出するスイッチ３５が、ドア全開位置での外的要因によるセーフティーシュー２９の後退をも検出することとしたが、ドア全開位置での外的要因によるセーフティーシュー２９の後退を検出する検出スイッチを別個に設けても良い。
なお、上記実施例では、２つの検出スイッチ３１，３５の状態をマイクロコンピュータに入力し、これら２つの検出スイッチ３１，３５の状態に基づいて、セーフティーシューの機能を無効又は回復させていた。
しかし、第１０図〜第１２図に示すように検出スイッチ３１と検出スイッチ３５を並列に接続し、エレベータ制御装置１２から出力される閉指令ｃ１が上記検出スイッチの並列体を介してマイクロコンピュータ１８に入力されるように構成して、セーフティーシューの機能を無効及び回復させるようにしても良い。
検出スイッチ３１，３５の動作は上記実施例と同様であり、いずれか一方の検出スイッチがＯＮであればエレベータ制御装置１２からの閉指令がマイクロコンピュータ１８に入力され閉制御することが出来、検出スイッチ３１，３５が共にＯＦＦであればエレベータ制御装置１２からの閉指令がマイクロコンピュータ１８に入力されずに、閉制御できない状態となる。なお、第１０図は通常状態の検出スイッチ３１，３５の状態を示し、第１１図は、ドア全開付近の検出スイッチ３１，３５の状態を示し、第１２図は、ドア全開で外的要因により更にセーフティーシュー２９が後退したときの検出スイッチ３１，３５の状態を示している。
以上、上述の本実施例では、セーフティーシューの後退によりドア閉阻止又はドア開させる安全装置を、ドア全開付近で無効とするようにした。つまり、安全装置は、ドア全開位置付近を除く領域では、セーフティーシューの後退によってドア閉阻止又はドア開させるものとした。
従って、本実施例では、ドア全開位置付近でもセーフティーシューの後退によるドア閉阻止又はドア開をさせる為に、ドア全開位置付近でセーフティーシューの後退を検出するスイッチの位置変位に従ってセーフティーシューを後退させるといった複雑な構成としなくても良く、簡単な構成でドア全開位置付近でのセーフティーシューの後退が可能となる。これに伴い、セーフティーシューがドア全開位置付近で後退するように調整することが容易となる。
さらに、本実施例では、ドア全開位置付近でドアの開動作に連動したセーフティーシューの後退距離よりも大きくセーフティーシューが後退したときに、前記安全装置の無効を解除するよう構成した。つまり、本実施例において、ドア全開位置付近を除く領域では、セーフティーシューの後退によってドア閉阻止又はドア開させる安全装置と、全開位置付近でドアの開動作に連動したセーフティーシューの後退距離よりも大きく前記セーフティーシューが後退したときに、ドア閉阻止又はドア開させる機構を設けた。
従って、本実施例では、ドア全開時でも更にセーフティーシューが後退したことを検知しているので、ドア全開付近で安全装置を無効とした場合に生じるノッキングの問題、つまり、ドア開端で利用者が手でセーフティーシューを押さえてドアが閉じてこないようにした場合等に、ドアが閉じたり開いたりするノッキングの発生を防ぐことができ、乗客に不快感を与えることがなく、安全性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第１図は、本発明の一実施例に係るエレベータ装置を示す全体構成図である。第２図は、本実施例に係るエレベータ装置の通常時のドア１付近の構成を示す図である。第３図は、ドア１の位置が通常状態で、ドア全開位置付近となる手前の本実施例のエレベータ装置を示す部分拡大図である。第４図は、ドア１の位置が全開状態の本実施例のエレベータ装置を示す部分拡大図である。第５図は、ドア１の位置が全開状態で、外的要因により更にセーフティーシュー２９が後退した状態の本実施例のエレベータ装置を示す部分拡大図である。第６図は、第１図に示した論理部１８１の処理内容を示すフロー図である。第７図は、通常のドアとセーフティーシューとの位置関係を示す図である。第８図は、ドア全開位置におけるドアとセーフティーシューとの位置関係を示す図である。第９図は、ドア全開位置でセーフティーシューが外的要因により後退した状態におけるドアとセーフティーシューとの位置関係を示す図である。第１０図は、通常状態の検出スイッチ３１，３５の状態を示す図である。第１１図は、ドア全開付近の検出スイッチ３１，３５の状態を示す図である。第１２図は、ドア全開位置で外的要因により更にセーフティーシュー２９が後退したときの検出スイッチ３１，３５の状態を示す図である。TECHNICAL FIELD The present invention relates to an elevator, and more particularly to control of an elevator door.
Background Art Generally, an elevator door is provided with a safety shoe that protrudes from the front edge of the door, and when the safety shoe is retracted, for example, when the safety shoe is pushed by hand, the elevator door opens ( Or the door is not closed).
This safety shoe protrudes from the front edge of the door even when the door of the elevator is in the fully open position. For this reason, there is a high possibility that the load or the like will come into contact with the safety shoe when the load or the like is loaded or unloaded, and the mechanism of the safety shoe may be deformed and may break down.
As conventional techniques for retracting the safety shoe in the vicinity of the elevator door fully open position, for example, there are conventional techniques disclosed in Japanese Patent Laid-Open Nos. 51-81340 and 54-108445.
If the safety shoe is forcibly retracted in the vicinity of the fully open position of the door, the door cannot be closed in response to the operation of the switch that detects the reverse of the safety shoe. Therefore, in order to prevent this state, the above-mentioned conventional technology does not invalidate the function of the safety shoe (the function of opening the door by opening the safety shoe (the door does not close)), and the switch is located near the fully open position of the door. The safety shoe was configured to retreat according to the displacement of the position.
For this reason, the prior art has a complicated mechanism for displacing the position of the switch in the vicinity of the door fully open position, and it has been difficult to adjust the safety shoe so that the safety shoe moves backward in the vicinity of the door fully open position.
DISCLOSURE OF THE INVENTION A first object of the present invention is to provide an elevator apparatus that has a simple mechanism for retracting a safety shoe in the vicinity of a fully open position of the door and that can be easily adjusted.
The second object of the present invention is to provide an elevator apparatus with further improved safety.
In one aspect of the present invention, a safety shoe that protrudes from a front edge of an elevator door and has a function of blocking or opening the door by retreating, means for retracting the safety shoe near the door fully open position, Means for disabling the function of the safety shoe in the vicinity of the fully open position.
This actively invalidates the function of the safety shoe in the vicinity of the door fully open position. Therefore, as in the prior art, there is provided means for disabling the function (means for disabling the function of the safety shoe) without providing a complicated mechanism for displacing the position of the switch for detecting the backward movement of the safety shoe. The safety shoe can be retracted in the vicinity of the fully open position of the door while the door can be closed simply by using it.
That is, since the mechanism for retracting the safety shoe near the door fully open position is simplified, it is easy to adjust the safety shoe to retract near the door fully open position.
Further, in another aspect of the present invention, a safety shoe that protrudes from the front edge of the door of the elevator and has a function of preventing or closing the door by retreating, and means for retreating the safety shoe in the vicinity of the fully open position of the door; The function of the safety shoe is restored when the safety shoe is retracted larger than the retracting distance of the safety shoe retracted by the means for disabling the function of the safety shoe near the fully open position of the door and the means for retracting. Means are provided.
As a result, even if the function of the safety shoe is disabled near the door fully open, the function of the safety shoe is restored at the fully open position of the door, so if the safety shoe is pushed in by hand etc. at the fully open position. The door does not close and safety can be improved.
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
FIG. 1 is an overall configuration diagram showing an elevator apparatus according to an embodiment of the present invention.
In FIG. 1, the elevator apparatus of this embodiment is a three-phase induction motor (motor) 5 that drives the door 1 to open and close via a belt 2, a pulley 3, and 4, and a single-phase AC power source 6 is converted into direct current by a rectifier 7. Then, the DC voltage ripple after rectification is smoothed by the capacitor 8, the DC voltage is converted into AC by the inverter 9, and the motor drive circuit 10 and the inverter 9 are configured to control the speed of the motor 5 by the output of the inverter 9. Gate driver 11 for driving the gate of the IGBT, door opening / closing command from the elevator control device 12 and signal from the encoder 13, door open end detection switch 14, closed end detection switch 15, deceleration point detection switch 16 when the door is opened, door The signal of the deceleration point detection switch 17 when closed is processed, the speed command of the door 1 is calculated, and the inverter 9 is connected via the gate driver 11. And it outputs a drive signal to the gate consist microcomputer (microcomputer) 18. Here, the encoder 13 generates an output pulse proportional to the rotational speed of the motor 5. Also, a cam switch 19 is attached to the door 1, and when the cam switch 19 is moved, the door open end detection switch 14, the closed end detection switch 15, a deceleration point detection switch 16 when the door is opened, and a deceleration point detection switch when the door is closed 17 is activated.
Next, the configuration near the door 1 will be described with reference to FIG.
FIG. 2 is a diagram showing a configuration in the vicinity of the door 1 at a normal time (other than near the door fully open position).
A hanger 20 is fixed above the door 1, and a roller 21 rotatably attached to the hanger 20 rolls horizontally on a door rail 23 fixed to the rail frame 22 to open and close the door 1. It is configured as follows.
A guide shoe 24 is attached to the lower end of the door 1, and the guide shoe 24 slides in a groove of a sill 25 provided on the floor.
The end of the lever 26a is fixed to the door 1 by the rotation support portion 27a and the end of the lever 26b on the door opening side is fixed by the rotation support portion 27b. The levers 26a and 26b are centered on the rotation support portions 27a and 27b. It is fixed to the door 1 so that it can rotate. The end portions (upper end portions) of the levers 26a and 26b on the door closing side are connected to the safety shoe 29 by the rotation support portions 28a and 28b. The safety shoe 29 protrudes from the door front edge due to the configuration of the levers 26a and 26b, the rotation support portions 27a and 27b, and the rotation support portions 28a and 28b and the weight of the safety shoe 29. Moreover, the safety shoe 29 can be retracted in the door opening direction by these configurations.
Stoppers 30a and 30b are provided below the rotation support portion 27a so as to sandwich the lever 26a. The stoppers 30a and 30b limit the projecting dimension of the safety shoe 29 by limiting the rotation of the lever 26a. In this embodiment, the maximum projecting dimension (in the door closing direction) of the safety shoe 29 from the front edge of the door 1 is 30 mm.
A detection switch 31 for detecting the backward movement of the safety shoe 29 is provided on the door 1 on the lower left side of the rotation support portion 27a and on the left side of the lever 26a. The detection switch 31 is provided at a position in contact with the normal lever 26a and is in an ON state.
When the safety shoe 29 retreats in the door opening direction due to an external factor such as being manually pressed by the user, the levers 26a and 26b rotate counterclockwise around the rotation support portions 27a and 27b. By this rotation, the contact between the lever 26a and the detection switch 31 is released, and the detection switch 31 is turned off. At this time, the elevator apparatus is brought into a state where the door cannot be closed or door opening control (reversal control) is performed.
By the way, in addition to the above-described configuration, the elevator apparatus of the present embodiment extends the lever 26a downward, and retracts (lifts) the safety shoe 29 to the lower end portion (end portion on the door opening side) at the door opening end. A roller 32 and a cam 33 are provided. A stopper bracket 33 is provided at one end of the sill, and is provided independently of the door 1 so as not to move with the door 1. The stopper bracket 33 is provided with a detection switch 35. The detection switch 35 is normally OFF.
Signals s1 and s2 indicating the respective states (ON or OFF) of the detection switches 31 and 35 are input to the microcomputer 18 as shown in FIG.
Further, in the microcomputer 18, an opening operation command o2 or a closing operation command c1 is generated based on the signals s1, s2 indicating the states of the detection switches 31, 35 and the opening command o1 or the closing command c1 from the elevator control device 12. A logic unit 181 for outputting, and a speed control unit 182 for generating a speed command based on the output of the logic unit 181 and outputting a pulse p to the gate driver 11 in accordance with the generated speed command are provided. Although the detailed contents of the logic unit 181 (FIG. 6) will be described later, the logic is set to output an opening operation (or door closing prevention) command o2 when both the detection switches 31 and 35 are OFF. . That is, if any one of the detection switches is in the ON state, the door opening control or the door closing prevention control is not performed, and the door closing control is possible.
Normally, the lever 26a is in contact with the stopper 27a and the detection switch 31, and the detection switch 31 is in the ON state.
Further, the roller 32 and the stopper bracket 34 are in a separated state. At this time, since the detection switch 35 is not in contact with the cam 33, it is in an OFF state.
Since the detection switch 31 at this time is ON, the elevator apparatus is in a state where the door closing control can be performed. Further, the positional relationship between the door 1 and the safety shoe 29 in the normal state is as shown in FIG. 7, and the safety shoe 29 protrudes 30 mm from the front edge of the door 1.
Next, the operation when the door position of the elevator apparatus according to the present embodiment is changed from the normal state to the door fully opened state will be described with reference to FIGS.
FIG. 3 is a partially enlarged view showing the elevator apparatus of this embodiment just before the door 1 is in the normal state and near the door fully open position.
FIG. 4 is a partially enlarged view showing the elevator apparatus of the present embodiment in which the position of the door 1 is fully opened.
FIG. 5 is a partially enlarged view showing the elevator apparatus of the present embodiment in a state where the position of the door 1 is fully opened and the safety shoe 29 is further retracted due to an external factor.
When the door 1 opens from the state shown in FIG. 2 and immediately before the door is fully opened, the state shown in FIG. 3 is obtained.
The state of the switches 31 and 35 at this time is the same as the state shown in FIG. 2, the detection switch 31 is ON, and the detection switch 35 is OFF. The roller 32 is just before contact with the stopper bracket 35, and the cam 33 and the switch 35 are also just before contact. When the door is fully opened from this state, the elevator apparatus of this embodiment is in the state shown in FIG. The operation of this embodiment during this period will be described.
When the elevator door is in the vicinity of the fully open position (door open end), the roller 19 comes into contact with the stopper bracket 21 and the detection switch 35 also comes into contact with the cam 33 and turns on.
When the door is further opened, the lever 26a rotates counterclockwise as the door is opened. As a result of this rotation, the safety shoe 29 is retracted, and when the safety shoe 29 is retracted 5 mm from the normal position (the protrusion from the door 1 is 25 mm) as shown in FIG. 8, the detection switch 31 is turned OFF. However, since the detection switch 35 is in the ON state, the door is not prevented from being opened or closed by the backward movement of the safety shoe. That is, the function of the safety shoe is disabled and the door can be closed.
When the door is fully opened, the state shown in FIG. 4 is obtained.
Also at this time, the lever 26a is separated from the stopper 30a and the detection switch 31, and the detection switch 31 is in an OFF state.
The roller 32 and the stopper bracket 34 are in contact with each other, and the detection switch 35 is in contact with the cam 33 and is in the ON state.
In other words, in the vicinity of the fully open position of the door, since the safety shoe 29 is desired to be retracted, the ON function of the detection switch 35 disables the function of the safety shoe that prevents the door from closing (or opens the door) associated with the OFF operation of the switch 31. is there.
When the safety shoe 29 is further pushed by an external factor such as a hand from the state of the door fully opened position shown in FIG. 4, the elevator apparatus of this embodiment is in the state shown in FIG.
The operation of this embodiment during this period will be described.
When the safety shoe 29 is further retracted in the fully open position of the door and the safety shoe 29 is further retracted 5 mm as shown in FIG. 9 (the protrusion from the door 1 is 0 mm), the lever 12a is further rotated counterclockwise. As a result, the roller 32 and the stopper bracket 34 are separated, the detection switch 35 and the cam 33 are opened, and the detection switch 35 is turned off.
At this time, the detection switches 31 and 35 are both turned off. That is, when the detection switch 35 is turned off, the function of the safety shoe for preventing or closing the door is restored.
Next, the logic unit 181 of the microcomputer 18 will be described with reference to FIG.
FIG. 6 is a flowchart showing the processing contents of the logic unit 181.
Hereinafter, this flowchart will be described.
(A) Step 601a:
It is determined whether or not an opening command o1 is output from the elevator control device 12. If it is determined that there is an open command o 1, an open operation command o 2 is output to the speed control unit 182.
(B1) Step 601b:
It is determined whether or not a closing command c1 is output from the elevator control device 12. If it is determined that there is a close command c1, the process proceeds to step 602b.
(B2) Step 602b:
It is determined whether or not the protruding position of the safety shoe 29 from the front edge of the door 1 is normal. If the detection switch 31 is ON, it is determined that it is normal, and if it is OFF, it is determined that it is not normal. If it is determined as normal, the door is regarded as having no obstacle, and a closing operation command c2 is output to the pulse generator 182. If it is determined that it is not normal, the process proceeds to step 603b.
(B3) Step 603b:
It is determined whether the door 1 is near the fully open position. If the detection switch 35 is ON, it is determined that it is near the fully open position, and if it is OFF, it is not near the fully open position (normal position). If it is determined that the position is not near the fully open position, an opening operation command (door closing prevention command) o2 is output to the speed control unit 182 because the obstacle is in the vicinity of the door. If it is determined that the position is near the fully open position, the process proceeds to step 604b.
(B4) Step 604b:
The safety shoe 29 determines whether or not the door is retracted due to the opening operation of the door 1 (whether or not the safety shoe is automatically retracted). If the detection switch 35 is ON, and if the detection switch 31 is OFF continuously, it is determined that the safety shoe 29 is automatically retracted near the open end. If it is determined that the safety shoe 29 is automatically retracted, it is determined that the safety shoe 29 is not retracted by an obstacle, and a closing operation command c2 is output to the speed control unit 182. If it is determined that the safety shoe 29 is not automatically retracted, the process proceeds to step 605b.
(B5) Step 605B:
It is determined whether the safety shoe 29 has been retracted due to an external factor at the door fully open position (open end forced pushing position). When the switch 35 is OFF and the switch 31 is OFF, it is determined as an open end forced pushing position. If it is determined that the position is the open end forced pushing position, an opening operation command o2 is output to the speed control unit 182 because there is an obstacle at the door open end. If it is determined that the position is not the open end forced pushing position, it is determined that there is no obstacle at the door open end, and a closing operation command c2 is output to the speed control unit 182.
As described above, according to the present embodiment, the lever 26a extended downward, the roller 32 provided at the lower end of the lever 26a, and the stopper that contacts the roller 32 in the vicinity of the door fully open position are added to the conventional mechanism. With a simple mechanism such as providing the bracket 34, the safety shoe 29 can be retracted (lifted) at the door open end.
In addition, a detection switch 35 is provided at the lower end portion of the lever 26a to detect the position of the cam 33 and the position of contact with the cam 33 in the vicinity of the door fully open position to detect the vicinity of the door fully open position, and in response to the operation of the detection switch 35, The function of the safety shoe that prevents or closes the door is disabled. In other words, separately from the normal detection switch 31, a detection switch 35 for detecting the backward movement of the safety shoe in the vicinity of the fully open position of the door is provided, and the function of the safety shoe is disabled when both of these two detection switches are turned off. The safety shoe 29 can be retracted in the vicinity of the fully open position in a state where the door can be closed with a simple configuration in which the logic is incorporated into the microcomputer 18.
By the way, when the safety shoe is retracted in the vicinity of the fully open position, if the function of the safety shoe is simply disabled, once the user presses the safety shoe with the hand at the door open end so that the door does not close, etc. The door begins to close, and then the detection switch (detection switch 31 in this embodiment) becomes effective and the door is inverted. If this is repeated, knocking such as closing or opening of the door occurs, which is not preferable for safety, and gives passengers discomfort.
However, in the present embodiment, the detection switch 35 for invalidating the safety shoe function is used in the fully opened position of the door, and the function of the safety shoe is restored in response to the safety shoe 29 being further retracted due to an external factor. Therefore, even when the safety shoe 29 is retracted from the normal position in the vicinity of the fully open position of the door, the above-described knocking of the door does not occur, the safety is improved, and the user does not feel uncomfortable.
Further, according to this embodiment, even in an elevator in which the safety shoe is not retracted in the vicinity of the fully open position, the elevator device is configured to retract the safety shoe in the vicinity of the door fully open position (lever 26a, roller 32, cam 33, stopper bracket). 34) and a configuration that invalidates the function of the safety shoe near the door fully open (detection switch 38, logic unit 181), an elevator that easily retreats the safety shoe near the fully open position. It can be a device.
In this embodiment, the switch 35 for detecting the backward movement of the safety shoe 29 near the door fully open position also detects the backward movement of the safety shoe 29 due to an external factor at the door fully open position. A detection switch for detecting the backward movement of the safety shoe 29 due to an external factor in the fully opened position may be provided separately.
In the above embodiment, the states of the two detection switches 31 and 35 are input to the microcomputer, and the function of the safety shoe is invalidated or restored based on the states of the two detection switches 31 and 35.
However, as shown in FIGS. 10 to 12, the detection switch 31 and the detection switch 35 are connected in parallel, and the close command c1 output from the elevator control device 12 is sent to the microcomputer 18 via the parallel body of the detection switches. The function of the safety shoe may be invalidated and restored.
The operation of the detection switches 31 and 35 is the same as that in the above embodiment. If either one of the detection switches is ON, the closing command from the elevator control device 12 can be input to the microcomputer 18 to perform the closing control. If both the switches 31 and 35 are OFF, the closing command from the elevator control device 12 is not input to the microcomputer 18 and the closing control cannot be performed. 10 shows the state of the detection switches 31 and 35 in the normal state, FIG. 11 shows the state of the detection switches 31 and 35 in the vicinity of the door fully open, and FIG. 12 shows that the door is fully open due to external factors. Further, the state of the detection switches 31 and 35 when the safety shoe 29 is retracted is shown.
As described above, in the above-described embodiment, the safety device that prevents or closes the door by retreating the safety shoe is disabled in the vicinity of the door fully opened. In other words, the safety device is configured to prevent the door from closing or to open the door by retreating the safety shoe in a region other than the vicinity of the door fully open position.
Therefore, in the present embodiment, in order to prevent the door from closing or to open by closing the safety shoe even in the vicinity of the door fully open position, the safety shoe is moved back in accordance with the position displacement of the switch that detects the reverse of the safety shoe in the vicinity of the door fully open position. It is not necessary to have a complicated configuration such as that, and the safety shoe can be retracted in the vicinity of the door fully open position with a simple configuration. Along with this, it becomes easy to adjust the safety shoe so as to retract in the vicinity of the fully open position of the door.
Furthermore, in this embodiment, the safety device is configured to be disabled when the safety shoe is retracted by a distance larger than the retracting distance of the safety shoe interlocked with the opening operation of the door near the door fully open position. In other words, in this embodiment, in the region excluding the vicinity of the door fully open position, the safety shoe that prevents the door from closing or opens by the retraction of the safety shoe and the retreat distance of the safety shoe linked to the door opening operation near the fully open position. A mechanism is provided for preventing the door from closing or opening the door when the safety shoe is largely retracted.
Therefore, in this embodiment, it is detected that the safety shoe has further retracted even when the door is fully open, so that the problem of knocking that occurs when the safety device is disabled near the door fully open, that is, the user at the door open end, When the safety shoe is pressed by hand so that the door does not close, etc., it is possible to prevent the knocking that the door closes and opens, and to improve safety without causing passengers discomfort. Can be planned.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is an overall configuration diagram showing an elevator apparatus according to an embodiment of the present invention. FIG. 2 is a diagram showing a configuration in the vicinity of the door 1 at the normal time of the elevator apparatus according to the present embodiment. FIG. 3 is a partially enlarged view showing the elevator apparatus of this embodiment just before the door 1 is in the normal state and near the door fully open position. FIG. 4 is a partially enlarged view showing the elevator apparatus of the present embodiment in which the door 1 is in the fully opened position. FIG. 5 is a partially enlarged view showing the elevator apparatus of the present embodiment in a state where the position of the door 1 is fully opened and the safety shoe 29 is further retracted due to an external factor. FIG. 6 is a flowchart showing the processing contents of the logic unit 181 shown in FIG. FIG. 7 is a diagram showing a positional relationship between a normal door and a safety shoe. FIG. 8 is a diagram showing the positional relationship between the door and the safety shoe in the door fully open position. FIG. 9 is a diagram showing the positional relationship between the door and the safety shoe when the safety shoe is retracted due to an external factor at the door fully opened position. FIG. 10 is a diagram showing the states of the detection switches 31 and 35 in the normal state. FIG. 11 is a diagram showing the state of the detection switches 31 and 35 near the door fully open. FIG. 12 is a diagram showing the state of the detection switches 31 and 35 when the safety shoe 29 is further retracted due to an external factor at the door fully opened position.

Claims

A safety shoe protruding from the front edge of the elevator door, a mechanism for retracting the safety shoe in conjunction with the opening operation of the door near the door fully open position, and a first detector for detecting the safety shoe retracting In an elevator apparatus comprising a safety device that prevents or closes the door in response to the operation of the first detector,
A second detector for detecting the vicinity of the fully open position of the door; a third detector for detecting further retraction of the safety shoe from a position where the safety shoe has retreated by the retreat mechanism; and the second detector An elevator apparatus configured to invalidate the safety device in response to an operation of a detector and to cancel the invalidation of the safety device in response to the third detector.

In claim 1,
The elevator device according to claim 1, wherein the first detector detects a displacement associated with the backward movement of the safety shoe, and the third detector detects a displacement associated with the further backward movement of the safety shoe.

A safety shoe protruding from the front edge of the door of the elevator, a lever whose end is rotatably connected to the safety shoe, a support that is connected to the door and rotatably supports the central portion of the lever; In an elevator apparatus comprising a first detection switch for detecting that the safety shoe has retracted in the door opening direction, and a safety device for blocking or opening the door in response to the operation of the first detection switch,
A stopper provided independently of the door and in contact with the other end of the lever in the vicinity of the door fully open position, and the safety shoe due to contact between the stopper and the other end of the lever accompanying the opening operation of the door An elevator apparatus comprising: a second detection switch for detecting a reverse movement of the vehicle, wherein the safety device is disabled in response to an operation of the second detection switch.