JP4106706B2 - トレー機構および光ディスク装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はトレー機構および光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ディスク装置には、一般に、光ディスクを載置するトレーが、筐体の開口部を通して筐体の内部と外部にわたって出没可能に設けられている。トレーは、光ディスクを載置するためのトレー本体と、該トレー本体の前部に設けられたトレー蓋とを備えている。そして、トレー本体が筐体内に引込まれた状態で、トレー蓋で筐体の開口部を覆うようにしている。
このような光ディスク装置においては、前記トレー蓋と開口部との間から、塵埃が筐体の内部へ侵入したり、筐体内の音が筐体外部に漏れることが考えられる。
そこで、このような事態を防止するため、トレー本体が筐体内に引込まれた状態で、トレー蓋で筐体の開口部を覆うとともにトレー蓋を開口部の周囲の筐体箇所に当接させ、トレー蓋を前記引込方向に付勢した構成が提供されている(特許文献1)。
この構成によれば、トレー本体が筐体内に引込まれたときにトレー蓋が筐体に当接する方向に付勢されるため、この付勢力によりトレー蓋による開口部の閉塞状態が保持されることになる。
【0003】
【特許文献1】
実開平3−115939号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上述の構成では、トレー蓋を引込方向に付勢するためにコイルばねや該コイルばねを保持するための専用部材が、トレー本体やトレー蓋とは別に新たに必要となり、構成が複雑となり、低コスト化や小型化を図る上で不利であった。
また、コイルばねと専用部材をトレー本体やトレー蓋に取り付ける作業が煩雑となり、簡単に組み立てることができない不具合があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされ、その目的とするところは、構成を簡素化して低コスト化、小型化を図るとともに、組み立て時の作業性を向上する上で有利なトレー機構および光ディスク装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明のトレー機構は、前記目的を達成するため、筐体に設けられた細長形状の開口部を介して該筐体の内部と外部にわたって出没可能に設けられトレー本体と、前記トレー本体の前端に取着され前記開口部に対応した細長形状のトレーベースと、前記トレーベースに前記トレー本体の前記出没する方向に移動可能に取着され前記トレー本体が前記筐体内に引込まれた状態で前記開口部を覆うとともに該開口部の周囲の筐体箇所に当接する細長形状のトレー蓋とを備え、前記トレーベースにはばね部がトレーベースと一体に設けられ、前記ばね部は、前記トレーベースから突出する基部と、前記基部に連結され前記トレーベースの長手方向に細長形状を呈して延在しこの延在方向と直交する方向に弾性変形可能な細長形状部とで構成され、前記トレー蓋には前記細長形状部と係合する係合部が設けられ、前記トレーベースと前記トレー蓋とは、前記細長形状部と前記係合部とが係合されることにより前記トレー蓋と前記トレーベースとが互いに近接する方向に付勢された状態で取着されていることを特徴とする。
また、本発明の光ディスク装置は、光ディスクを回転駆動する駆動手段と、前記駆動手段によって回転駆動する光ディスクに対し光を照射し前記光ディスクからの反射光を検出する光ヘッドと、前記駆動手段および光ヘッドを収容する筐体とを有し、前記筐体の内部と外部にわたって前記光ディスクの出し入れを行なうトレー機構を設けた光ディスク装置において、前記トレー機構は、前記筐体に設けられた細長形状の開口部を介して該筐体の内部と外部にわたって出没可能に設けられ光ディスクが載置されるトレー本体と、前記トレー本体の前端に取着され前記開口部に対応した細長形状のトレーベースと、前記トレーベースに前記トレー本体の前記出没する方向に移動可能に取着され前記トレー本体が前記筐体内に引込まれた状態で前記開口部を覆うとともに該開口部の周囲の筐体箇所に当接する細長形状のトレー蓋とを備え、前記トレーベースにはばね部がトレーベースと一体に設けられ、前記ばね部は、前記トレーベースから突出する基部と、前記基部に連結され前記トレーベースの長手方向に細長形状を呈して延在しこの延在方向と直交する方向に弾性変形可能な細長形状部とで構成され、前記トレー蓋には前記細長形状部と係合する係合部が設けられ、前記トレーベースと前記トレー蓋とは、前記細長形状部と前記係合部とが係合されることにより前記トレー蓋と前記トレーベースとが互いに近接する方向に付勢された状態で取着されていることを特徴とする。
そのため、本発明によれば、トレーベースに一体に設けたばね部の細長形状部と、トレー蓋の係合部とが係合されることによりトレー蓋とトレーベースとが互いに近接する方向に付勢された状態で取着されるため、トレー機構および光ディスク装置を簡素な構成で実現できる。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるトレー機構および光ディスク装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態における光ディスク装置の構成を示すブロック図である。
光ディスク装置100は、スピンドルモータ102、光ヘッド104、送りモータ106、サーボ制御部108、信号処理部110、インターフェース部112、操作手段114、表示手段116、トレー10、トレー駆動手段22、制御部124などを備えて構成されている。
前記スピンドルモータ102は、光ディスク101を回転駆動する駆動手段を構成するものである。
前記光ヘッド104は、回転する光ディスク101の信号記録面に対して光照射を行うことにより光ディスク101の信号記録面に対するに対する記録、再生を行うように構成されている。
前記送りモータ106は、前記光ヘッド104を光ディスク101の半径方向に駆動する駆動手段を構成している。
前記サーボ制御部108は、前記スピンドルモータ102の回転制御、光ヘッド104におけるフォーカスサーボ制御およびトラッキングサーボ制御、光ヘッド104の光ビームの出力制御などを行なうように構成されている。
【0007】
前記信号処理部110は、信号の変調、復調及びECC(エラー訂正符号)の付加などの処理を行う。この信号処理部110の指令に従って、前記光ヘッド104による前記記録、再生が行われる。
前記インターフェース部112は、前記信号処理部110から供給される復調された再生信号を前記光ディスク装置100の外部に送出するように構成されている。
前記操作手段114は、前記光ディスク装置100に対する操作を行なうためのものであり、前記トレー10の突出や引込の操作を行なうための操作ボタンなどを有して構成されている。
前記表示手段116は、前記光ディスク装置100の動作状態を表示するためのものであり、LEDランプや文字表示器などを有して構成されている。
前記トレー10は、光ディスク装置100の筐体の外部と内部の間で光ディスク101の受け渡しを行なうように構成されている。
前記トレー駆動手段22は、前記トレー10を突出方向および引込方向に駆動するように構成されている。
前記制御部126は、上述したスピンドルモータ102、サーボ制御部108、信号処理部110、インターフェース部112、操作部114、表示部116、トレー駆動手段22などの制御を司るものである。
なお、本実施の形態では前記光ディスク装置が記録および再生の双方の動作を行なうものとして説明するが、本発明は前記光ディスク装置が記録および再生の少なくとも一方を行なうように構成されたものであればよい。
【0008】
図2は本発明の実施の形態における光ディスク装置のトレーが収容された状態を示す斜視図、図3はトレーが突出された状態を示す斜視図である。
図2に示すように、光ディスク装置100は、高さと、左右方向の幅と、前後方向の長さを有する矩形板状の筐体130を有している。
前記筐体130の前部には、矩形状の前面132と、前記前面132の上方でかつ後方に位置し斜め上方に向いた矩形状の傾斜面134と、前面132の上縁と傾斜面132の下縁を接続し上方に向いた上面136とが形成されている。
前記前面132の上部で左右方向の中央箇所には、高さよりも大きな寸法の幅を有する細長形状の凹部138が設けられている。
前記凹部138は、前記前面132よりも後方に位置し前記前面132と平行する底面133を有し、前記底面133には、前記凹部138の外縁よりも一回り小さな細長形状の開口部139が設けられている。
前記上面136には、複数の操作ボタン140が左右方向に並べて設けられており、これら操作ボタン140は、この光ディスク装置100の電源のオンオフを行なう電源スイッチ、前記トレー駆動手段22によるトレー10の突出動作および引込動作を指示するためのトレー操作ボタン、光ディスクに対する記録、再生、早送り、早戻しなどを指示するための各種操作ボタンなどを含んで構成され、前記操作手段114を構成している。
前記傾斜面134には、文字や記号などを表示する表示器142、動作状態や操作状態を表示するLEDランプ144などが配置され、これらは前記表示手段116を構成している。
【0009】
図3に示すように、前記トレー10は、光ディスクが載置される矩形板状のトレー本体12と、該トレー本体12の前端に着脱可能に取着されるトレーベース14と、該トレーベース14の前面に着脱可能に取着されるトレー蓋16とを備えている。
以下、トレー本体12、トレーベース14、トレー蓋16について説明する。
図4はトレー本体の前部を前方から見た斜視図、図5はトレーベースとトレー蓋の分解斜視図、図6は図5のA部拡大図、図7はトレーベースとトレー蓋とを組み立てた状態の斜視図、図8は図7のB部拡大図、図9はトレー蓋とトレーベースの断面平面図、図10(A)、(B)はトレー蓋とトレーベースの断面側面図、図11(A)はトレーが突出した状態を示す説明図、(B)はトレーが引込まれた状態を示す説明図である。
【0010】
前記トレー本体12は、前記開口部139を介して該筐体130の内部と外部にわたって出没可能に設けられている。
図4に示すように、前記トレー本体12の上部中央には前記光ディスクが載置される円形の凹部1202が設けられ、前記トレー本体12の前面1204には左右方向に延在する板状部1206が膨出され、該板状部1206の前部には左右方向に間隔をおいて3つの矩形板1208が設けられている。
前記矩形板1208の上端面はトレイ本体12の上端面よりも低く形成され、板状部1206の上端面は矩形板1208の上端面よりも低く形成されている。
また、3つの矩形板の間の板状部1206部分は、図10(B)に示すように係合凸部1210として形成されている。
また、図9に示すように、前記矩形板1208の左右端面は板状部1206の左右端面よりも外方に突出するように設けられ、トレイ本体12の前面1204の左右両側においてトレイ本体12の前面1204と矩形板1208の後面により側方に開放状の係合溝1212が形成されている。
【0011】
前記トレーベース14は、合成樹脂から構成され、図5、図6に示すように、上基板1402と前基板1404により断面がL字状を呈して前記開口部139の長手方向に延在している。
前記上基板1402および前基板1404の長手方向の両端はそれぞれ側板1406で連結され、これら側板1406の後部には、図10(A)、(B)に示すように、上基板1402の後端がトレー本体12の前面1204に当接した状態で、図9に示すように、前記係合溝1212に係合する係合片1408が設けられている。
前記上基板1402の下面で長手方向の両側部にはばね部1410がそれぞれ設けられている。
前記ばね部1410は例えばモールド成形などによって前記トレーベース14と一体に設けられている。
前記ばね部1410は、前記上基板1402から下方に突出する基部1410Aと、前記基部1410に連結され上基板1402の長手方向に細長形状を呈して延在しこの延在方向と直交する方向に弾性変形可能な細長形状部1410Bとで構成され、全体としてL字状を呈している。本実施の形態では、前記細長形状部1410Bの基部1410Aとは反対側の端部はトレーベース14から離れた自由端1412として形成されている。
前記細長形状部1410Bは、前記トレー本体12の前記出没する方向に変形することで前記出没する方向に弾性力を発揮するように構成されている。より詳細には、前記細長形状部1410Bは、その延在方向と直交する何れの方向にも弾性変形し弾性力を発揮するように構成されている。
前記細長形状部1410Bの自由端1412には凸部1413が形成され、細長形状部1410Bの自由端1412に対応する前記前基板1404箇所には切欠1414が形成されている。
【0012】
前記上基板1402の下面で前記切欠1414よりも外側の箇所にはそれぞれ係合爪1416が下方に突設されている。前記係合爪1416は、図10(B)に示すように、上基板1402の後端がトレー本体12の前面1204に当接した状態で前記係合凸部1210に係合するように構成されている。
前記前基板1404の前記係合爪1416よりも両外側の箇所には開口1418がそれぞれ設けられ、開口1418の縁部には係合部1420がそれぞれ形成されている。
前記前基板1404の前記係合部1420よりも両外側の箇所には、案内孔1422がそれぞれ形成されている。
【0013】
前記トレー蓋16は、合成樹脂から構成され、図5、図7に示すように、前記開口部139の長手方向に延在する正面板1602と、この正面板1602の上下の縁に設けられた上板1604Aおよび下板1604Bと、正面板1602の左右の縁に設けられた左右の側板1604Cとを備えている。これら上板1604A、下板1604B、左右の側板1604Cの後端は、トレー蓋16による開口部139の閉塞時に、開口部139の周囲の底面133に当接するように構成されている。
前記正面板1602の背面の長手方向の両側部には係合部1608がそれぞれ突設され、図11(A)に示すように、正面板1602の背面とトレーベース14の前基板1404の前面を合わせた際に、前記係合部1608は、図8に示すように、前記開口1414からトレーベース14の前基板1404を貫通して前基板1404の背面に至り前記細長形状部1410Bの自由端1412に係合するように構成され、このように係合した状態で前記凸部1413が係合部1608に係合することで細長形状部1410Bと係合部1608との係合が外れにくいようになっている。なお、正面板1602の背面とトレーベース14の前基板1404の前面を合わせ、前記係合部1608を細長形状部1410Bの自由端1412に係合した状態で、細長形状部1410Bは正面板1602と前木番1404とを合わせる方向に弾性変形しており、トレー蓋16の正面板1602とトレーベース14の前基板1404とを近づける方向に付勢している。
【0014】
また、前記正面板1602の背面で前記両係合部1608の外側の箇所には、それぞれ係合爪1610が突設されている。この係合爪1610は、図11(A)に示すように、正面板1602の背面とトレーベース14の前基板1404の前面を合わせた際に、図8に示すように、前記開口1414からトレーベース14の前基板1404を貫通して前基板1402の背面側に至り、前記係合部1420から離れた箇所で係合部1420に臨んだ箇所に位置する。そして、前記トレー蓋16と前記トレーベース14とが相対的に離れる方向に所定の距離移動すると前記係合爪1610と前記係合部1420とが係合するように構成され、このように前記係合爪1610と前記係合部1420とが係合することでそれ以上の離れる方向の動きが規制されるように構成されている。
また、前記正面板1602の背面で前記両係合爪1610の外側の箇所にはそれぞれ案内軸1612が突設され、前記案内軸1612は、図8に示すように、前記トレーベース14の案内孔1422にスライド可能に結合されるように構成されている。
【0015】
次に、前記トレー10の組立てについて説明する。
まず、図7、図8に示すように、前記トレーベース14と前記トレー蓋16を取り付ける。
すなわち、前記トレーベース14の前基板1404の前面に前記トレー蓋16の正面板1602の背面を臨ませ、前記各案内孔1422に前記各案内軸1612を挿入し、前記各開口1418に前記係合爪1610を挿入し、前記各切欠1414に前記係合部1608を挿入する。
そして、前記各開口1418に前記係合爪1610を挿入することで、前記係合爪1610が前記係合部1420に係脱可能に臨み、前記係合爪1610と前記係合部1420が係合することにより、前記トレーベース14の前基板1404の前面と前記トレー蓋16の正面板1602の背面とが合わされた状態から前記トレー蓋16と前記トレーベース14とが所定の距離以上に離れる方向の動きが規制される。
また、前記細長形状部1410Bを変形させ、前記係合部1608を前記細長形状部1410Bの自由端1412に係合させる。この場合、細長形状部1410Bはその長手方向と直交する何れの方向にも弾性変形可能であるので、指先などで係合部1608を細長形状部1410Bに簡単に係合させることができる。これにより、前記トレー蓋16と前記トレーベース14とが互いに近接する方向に付勢される。本実施の形態では、このようにばね部1410により付勢されることで、トレーベース14の前基板1404とトレー蓋16の正面板1602の背面とが当接した状態に保持される。
【0016】
このように前記トレーベース14とトレー蓋16が組付けられたならば、次に、図9、図10に示すように、前記トレーベース14およびトレー蓋16を前記トレー本体12に取り付ける。
すなわち、前記トレー本体12の前面1204の左右両側の係合溝1212に前記各係合片1408を挿入しつつトレーベース14を下方に押込み、前記トレー本体12の矩形板1208の前面にトレーベース14の前基板1404の背面を臨ませる。
前記各係合溝1212に前記各係合片1408が係合することで、前記トレー本体12に対する前記トレーベース14の幅方向および前後方向の動きが規制される。
また、図10(A)に示すように、トレーベース14の前記上板1402の下面が前記矩形板1208の上端面に当接し、かつ、図10(B)に示すように、前記係合爪1416が前記係合凸部1210の下面に係合することで、前記トレー本体12に対する前記トレーベース14の上下方向の動きが規制される。
これらにより、前記トレーベース14は前記トレー本体12に対してがたつくことなく安定した状態で取着される。
【0017】
次に、上述のように構成されたトレー機構の動きについて図11を参照して説明する。
図11(A)に示すように、前記トレー10が突出された状態では、前記トレー蓋16の正面板1602は、前記ばね部1410の付勢力によって前記トレーベース14の前基板1404に当接した状態となっている。
前記トレー10上に光ディスクが載置され、前記トレー操作ボタンによって引込動作の操作がなされると、図11(B)に示すように、トレー本体12が筐体130の内部に引込まれ、前記トレー蓋16の上板1604A、下板1604B、両側板1604Cの後端面が前記底面133に当接し、トレー蓋16により筐体130の開口部139が塞がれる。
前記トレー本体12は、前記上板1604A、下板1604B、各側板1604Cの各後端面が底面133に当接した状態の前記トレー蓋16から筐体130側に所定距離離されて停止する。
この状態で、前記トレー蓋16は前記ばね部1410の付勢力により前記トレーベース14に近接する方向に付勢されるため、前記トレー蓋16の上板1604A、下板1604B、両側板1604Cの後端面と前記底面133とが隙間なく接触した状態に保持され、開口部139が確実に閉塞される。
これにより、前記トレー蓋16と開口部139との隙間から塵埃が筐体130内部に入ることや前記隙間から筐体130内の音が筐体130外部に漏れることが防止される。
【0018】
以上説明したように、本実施の形態によれば、トレーベース14に一体に設けたばね部1410の細長形状部1410Bと、トレー蓋16の係合部1608とが係合されることによりトレー蓋16とトレーベース14とが互いに近接する方向に付勢された状態で取着されるようにした。
したがって、トレー本体12が筐体130内に引込まれたときにトレー蓋16と筐体130の底面133とを確実に閉塞することができるトレー機構および光ディスク装置を従来よりも簡素な構成で実現でき、組み立てを容易化するとともに、低コスト化や小型化を図る上で極めて有利となる。
なお、前記の実施の形態では、本発明を光ディスク装置に適用した場合について説明したが、トレイを扱う光ディスク装置以外のその他の機器にも本発明は無論適用される。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、構成を簡素化して低コスト化、小型化を図るとともに、組み立て時の作業性を向上する上で有利なトレー機構および光ディスク装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における光ディスク装置の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態における光ディスク装置のトレーが収容された状態を示す斜視図である。
【図3】トレーが突出された状態を示す斜視図である。
【図4】トレー本体の前部を前方から見た斜視図である。
【図5】トレーベースとトレー蓋の分解斜視図である。
【図6】図5のA部拡大図である。
【図7】トレーベースとトレー蓋とを組み立てた状態の斜視図である。
【図8】図7のB部拡大図である。
【図9】トレー蓋とトレーベースの断面平面図である。
【図10】(A)、(B)はトレー蓋とトレーベースの断面側面図である。
【図11】(A)はトレーが突出した状態を示す説明図、(B)はトレーが引込まれた状態を示す説明図である。
【符号の説明】
10……トレー、12……トレー本体、14……トレーベース、16……トレー蓋、1410……ばね部、1608……係合部、100……光ディスク装置、130……筐体、133……底面、139……開口部。

Claims (14)

  1. 筐体に設けられた細長形状の開口部を介して該筐体の内部と外部にわたって出没可能に設けられトレー本体と、
    前記トレー本体の前端に取着され前記開口部に対応した細長形状のトレーベースと、
    前記トレーベースに前記トレー本体の前記出没する方向に移動可能に取着され前記トレー本体が前記筐体内に引込まれた状態で前記開口部を覆うとともに該開口部の周囲の筐体箇所に当接する細長形状のトレー蓋とを備え、
    前記トレーベースにはばね部がトレーベースと一体に設けられ、
    前記ばね部は、前記トレーベースから突出する基部と、前記基部に連結され前記トレーベースの長手方向に細長形状を呈して延在しこの延在方向と直交する方向に弾性変形可能な細長形状部とで構成され、
    前記トレー蓋には前記細長形状部と係合する係合部が設けられ、
    前記トレーベースと前記トレー蓋とは、前記細長形状部と前記係合部とが係合されることにより前記トレー蓋と前記トレーベースとが互いに近接する方向に付勢された状態で取着されている、
    ことを特徴とするトレー機構。
  2. 前記ばね部は前記トレーベースの長手方向の両側部にそれぞれ設けられ、前記係合部は前記トレー蓋の長手方向の両側部にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項1記載のトレー機構。
  3. 前記細長形状部の前記基部とは反対側の端部は前記トレーベースから離れた自由端に形成されていることを特徴とする請求項1記載のトレー機構。
  4. 前記トレー蓋には、前記細長形状部に係合する前記係合部が前記トレーベース方向に突出して設けられていることを特徴とする請求項1記載のトレー機構。
  5. 前記トレー蓋には、前記トレーベース方向に突出する案内軸が設けられ、前記トレーベースには前記案内軸がスライド可能に結合される案内孔が設けられていることを特徴とする請求項1記載のトレー機構。
  6. 前記トレー蓋には、前記トレーベース方向に突出する係合爪が設けられ、前記トレーベースには前記係合爪に係脱可能な係合部が設けられ、前記トレー蓋と前記トレーベースとが相対的に離れた際に前記係合爪と係合部が係合しそれ以上の離れる方向の動きが規制されることを特徴とする請求項1記載のトレー機構。
  7. 前記トレー蓋およびトレーベースは共に合成樹脂製であることを特徴とする請求項1記載のトレー機構。
  8. 光ディスクを回転駆動する駆動手段と、
    前記駆動手段によって回転駆動する光ディスクに対し光を照射し前記光ディスクからの反射光を検出する光ヘッドと、
    前記駆動手段および光ヘッドを収容する筐体とを有し、
    前記筐体の内部と外部にわたって前記光ディスクの出し入れを行なうトレー機構を設けた光ディスク装置において、
    前記トレー機構は、
    前記筐体に設けられた細長形状の開口部を介して該筐体の内部と外部にわたって出没可能に設けられ光ディスクが載置されるトレー本体と、
    前記トレー本体の前端に取着され前記開口部に対応した細長形状のトレーベースと、
    前記トレーベースに前記トレー本体の前記出没する方向に移動可能に取着され前記トレー本体が前記筐体内に引込まれた状態で前記開口部を覆うとともに該開口部の周囲の筐体箇所に当接する細長形状のトレー蓋とを備え、
    前記トレーベースにはばね部がトレーベースと一体に設けられ、
    前記ばね部は、前記トレーベースから突出する基部と、前記基部に連結され前記トレーベースの長手方向に細長形状を呈して延在しこの延在方向と直交する方向に弾性変形可能な細長形状部とで構成され、
    前記トレー蓋には前記細長形状部と係合する係合部が設けられ、
    前記トレーベースと前記トレー蓋とは、前記細長形状部と前記係合部とが係合されることにより前記トレー蓋と前記トレーベースとが互いに近接する方向に付勢された状態で取着されている、
    ことを特徴とする光ディスク装置。
  9. 前記ばね部は前記トレーベースの長手方向の両側部にそれぞれ設けられ、前記係合部は前記トレー蓋の長手方向の両側部にそれぞれ設けられていることを特徴とする請求項8記載の光ディスク装置。
  10. 前記細長形状部の前記基部とは反対側の端部は前記トレーベースから離れた自由端に形成されていることを特徴とする請求項8記載の光ディスク装置。
  11. 前記トレー蓋には、前記細長形状部に係合する前記係合部が前記トレーベース方向に突出して設けられていることを特徴とする請求項8記載の光ディスク装置。
  12. 前記トレー蓋には、前記トレーベース方向に突出する案内軸が設けられ、前記トレーベースには前記案内軸がスライド可能に結合される案内孔が設けられていることを特徴とする請求項8記載の光ディスク装置。
  13. 前記トレー蓋には、前記トレーベース方向に突出する係合爪が設けられ、前記トレーベースには前記係合爪に係脱可能な係合部が設けられ、前記トレー蓋と前記トレーベースとが相対的に離れた際に前記係合爪と係合部が係合しそれ以上の離れる方向の動きが規制されることを特徴とする請求項8記載の光ディスク装置。
  14. 前記トレー蓋およびトレーベースは共に合成樹脂製であることを特徴とする請求項8記載のトレー機構。
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