JP4106131B2 - エンジン調速機構 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、走行駆動伝達経路の伝動軸上に配置されるエンジンの調速機構の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の運搬車や農作業車等の走行車両において、エンジンの動力をミッションケース内に伝達して、主変速装置や副変速装置等によって変速して、走行輪を駆動するようにしており、一方、エンジンにはアクセルレバーの回動に比例して開閉されるスロットルバルブや、出力軸の回転数及び負荷に応じて燃料噴射量を調整する調速機が配置され、該調速機は例えばカムシャフトに取り付けたフライウェイトの遠心力を利用して調速作用を行っていたのである。また、負荷をコントローラにより演算して、該コントローラより燃料噴射量を制御する電気式ガバナ機構も公知となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の調速機はエンジンの出力軸の回転数の低下を負荷と判断して、その回転数に応じて燃料噴射量を調整するようにしていたので、走行輪側からの負荷トルクは検出していないのである。よって、走行速度が落ちてからでないと、スロットルバルブが開かれず、反応が遅れてしまうのである。つまり、例えば、坂道にさしかかったときに、負荷が増加して回転数が減少して、調速機によってスロットルバルブを開くように作動させてエンジンの回転数が上がるようにしていたので、タイムラグが生じていた。また、エンジンの回転数の低いときの走行時と、エンジンの回転数が高い時の走行時で、負荷が変動した場合、遠心力を利用した調速機では、回転数が高い場合は調速できるが、回転数が低いと調速できずエンストしてしまうことがあった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するための手段を説明する。
エンジンの動力を変速装置を介して走行輪へ伝達する動力伝達経路途中の入力軸(10)において、該入力軸(10)をエンジン側入力軸(64)と走行輪側入力軸(65)とに分割し、該両軸(64・65)を同一軸心上に配置するとともに、ミッションケース(1)内において、該エンジン側入力軸(64)の走行輪側入力軸(65)側端部には、デ ィスク状に構成した固定体(64a)を固定し、該走行輪側軸(65)の中途部に止め板(57)を固設し、該止め板(57)に対して、該エンジン側入力軸(64)側には、ディスク状に構成した摺動回転体(58)を走行輪側軸(65)上に軸芯方向に摺動自在でかつ相対回転不能に配置し、該摺動回転体(58)と止め板(57)の間には、バネ(59)を介装し、該摺動回転体(58)と固定体(64a)との間にカムを介装し、前記エンジン側入力軸(64)より走行輪側入力軸(65)へ伝達するトルクの大きさに応じて、該カムにより摺動回転体(58)を止め板(57)側へ移動させ、該摺動回転体(58)をエンジンの推力調整手段に連動連係し、該カムは、該エンジン側入力軸(64)と走行輪側入力軸(65)の間にトルクの差が生じず、所定の伝達トルクに達するまでは動かない構成としたものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の調速機構を装備したミッションケースの後面断面図、図2は同じく側面断面図、図3は副変速装置部分の拡大後面断面図、図4は本発明の調速機構の拡大後面断面図、図5は同じく側面断面図、図6は本発明の調速機構のエンジン側入力軸と走行輪側入力軸との連動状態を示す後面図一部断面図、図7は軸間にトルク差が生じた場合を示す後面図一部断面図である。
【0006】
まず、本発明の調速機構を装備したミッションケース1の内部構成について図1、図2を用いて説明する。前記ミッションケース1は、図1の紙面に向かって左側のケース部1Lと右側のケース部1Rとより左右に二つ割に形成され、重ね合わせた内部にトランスミッション等が収納されている。前記ミッションケース1の上下途中部に左右方向に沿う入力軸10が軸支されている。該入力軸10の一側(本実施例では左側)をケース1Lの左側面より外方に突出させ、該入力軸10上に従動プーリー11を嵌合している。該従動プーリー11は主変速装置を構成するベルト式無段変速装置の従動側に配置した割プーリーであり、エンジンからの動力がこのベルト式無段変速装置で変速された後の回転が入力軸10よりミッションケース1内に伝達される。このベルト式無段変速装置はエンジン61の回転数の上昇に伴って、自動的に増速側へ無断にシフトするように構成されている。
【0007】
前記入力軸10はエンジン側入力軸64と走行輪側入力軸65からなり、同一軸線上に配置されて、エンジン側入力軸64の右端に走行輪側入力軸65の左端が回転自在に嵌合支持され、両エンジン側入力軸64と走行輪側入力軸65の間に後述する本発明の調速機構55が配置されている。前記ミッションケース1内には、入力軸10、変速出力軸14、アイドル軸20、シフター軸30、後輪駆動軸26・26が左右平行に横架され、走行輪側入力軸65上に右側より高速ギヤ11、低速ギヤ12、後進ギヤ13が固設されている。前記変速出力軸14上に右側より高速従動ギヤ16、低速従動ギヤ17、後進従動ギヤ18が回動自在に支持され、高速従動ギヤ16と高速ギヤ11とが常時噛合され、低速従動ギヤ17と低速ギヤ12とが常時噛合されている。
【0008】
また、前記高速従動ギヤ16と低速従動ギヤ17の間に、前進変速用のスライダー19が、スプラインハブを介して変速出力軸14上に相対回転不能で、かつ軸方向摺動自在に配置されている。図3に示す位置をスライダー19の中立位置とし、この中立位置より紙面右方向へスライダー19を摺動操作すると、スライダー19右側面に形成した凸部19aが高速従動ギヤ16左側面に形成した凹部16aと係合され、高速回転が変速出力軸14に伝達される。スライダー19を中立位置より紙面左方向へ摺動操作すると、スライダー19左側面に形成した凸部19bが低速従動ギヤ17右側面に形成した凹部17aと係合され、低速回転が変速出力軸14に伝達される。
【0009】
また、前記アイドル軸20上に回動自在にアイドルギヤ021を遊嵌し、該アイドルギヤ021は前記後進ギヤ13と前記変速出力軸14上に遊嵌した後進従動ギヤ18とに噛合させる。前記アイドルギヤ021は左右幅が広く形成され、前記後進従動ギヤ18と後進ギヤ13とを左右に位置をずらして配置でき、後進従動ギヤ18と後進ギヤ13との外周端部を側面視でラップさせて、コンパクトな配置構成としている。
【0010】
また、前記後進従動ギヤ18の側面にも凹部形成され、該後進従動ギヤ18の左側方に後進用スライダー23がスプラインハブを介して変速出力軸14上に相対回転不能でかつ軸方向摺動自在に配置され、該後進用スライダー23の側面には凸部が形成されて、図示の中立位置より紙面右側に摺動させて前記凹部と凸部を係合することによって、後進ギヤ13からアイドル軸20上のギヤ21及び後進従動ギヤ18を介し、変速出力軸14を逆転駆動できるようにしている。
【0011】
そして、前記スライダー19・23はシフター31・32の先端にそれぞれ係合され、該シフター31・32はシフター軸30上に摺動自在に外嵌され、該シフター31・32は突起38・39、変速アーム34、変速軸35を介して副変速レバーと連結されている。このようにして副変速装置が構成されている。
【0012】
更に、後進用スライダー23の左隣りの前記変速出力軸14上にギヤ24が固設され、該ギヤ24に差動装置25のリングギヤ28が噛合され、該差動装置25を介して変速出力軸14の動力が左右の後輪駆動軸26・26に伝達される。前記リングギヤ28は差動装置25を構成するデフケース80外周面に固設され、リングギヤ28と逆側のデフケース80のボス部上に左右に摺動自在にデフロックスライダー82が遊嵌されている。該デフロックスライダー82にロックピン81が固設され、該ロックピン81がデフケース80一側面に左右方向に摺動自在に挿入され、後輪駆動軸26端部上のデフギア83に形成した凹部に、前記ロックピン81端部が挿入自在に支持されている。
【0013】
前記デフロックスライダー82の外周に凹部が形成され、図2に示すデフシフトフォーク84のフォーク爪が係合され、デフシフトフォーク84を介してデフロックスライダー82が図1の紙面左方に摺動操作され、ロックピン81端部がデフギア83側部の凹部内に挿入され、デフケース80がデフギア83を介して後輪駆動軸26に対して回動不能となり差動装置25がロックされ、左右の後輪駆動軸26・26が差動されることなく同一回転数で駆動される。
【0014】
また、前記後輪駆動軸26・26の途中部には、ディスクブレーキ装置を構成する摩擦板27・27・27がスプライン嵌合されている。該摩擦板27外周側とミッションケース1側面との間には押動板72が配置されている。該押動板72はミッションケース1下部に軸支した支軸71の途中部に連動されており、ブレーキ操作に連動してブレーキ操作アーム70が引っ張られ、支軸71が回転すると、支軸71途中部に係合した押動板72が回転され、カム73を乗り越えようと押動板72が摩擦板27側に移動して、押動板72とミッションケース1内に形成した壁面との間に摩擦板27が押圧され、後輪駆動軸26が制動される。
【0015】
また、前記変速出力軸14の右端はミッションケース1より突出してベベルギア46を固設し、該ベベルギア46を前輪出力ケース45内に収納したベベルギア49・48・51や伝動軸47等を介して前輪出力軸50に動力を伝える構成としている。
【0016】
次に、本発明の調速機構55の構成について図1、図4、図5より説明する。前記入力軸10を構成するエンジン側入力軸64の右端部の軸心位置には凹部64cが設けられ、走行輪側入力軸65左端部が回動自在に挿入され、走行輪側入力軸65がエンジン側入力軸64と同一軸芯上に相対回動自在に支持されている。
【0017】
また、前記エンジン側入力軸64の右端部には、ディスク状に構成した固定体64aが形成され、該固定体64aの右側面には、複数の半球状の凹部64b・64b・・・・が同一円周上に均等に形成される。
【0018】
一方、前記走行輪側入力軸65の左側途中部に、止め板57が固設され、該止め板57の左側にディスク状に構成した摺動回転体58が走行輪側入力軸65上に軸芯方向に摺動自在で、かつ相対回転不能にスプライン嵌合されている。前記摺動回転体58と止め板57との間位置に、弾性付勢部材としての皿バネ59・59が介装され、摺動回転体58を紙面左側、即ち、固定体64の方向に摺動するように付勢している。
【0019】
前記摺動回転体58の左側面に、前記固定体64aの凹部64b・64b・・・・と位置を合わせてカム溝58a・58a・・・・が形成されている。該カム溝58aは、図5、図6に示すように、走行輪側入力軸65の軸芯を中心した円弧状の溝であり、該カム溝58a・58a・・・・の逆転回転方向側を凹部64bと等しい半球状とし、正転回転方向側を徐々に細くした、略三角形状の溝としている。さらに、凹部64bの溝深さも正転回転方向側に向かうに従って浅くした傾斜状としている。
【0020】
そして、前記カム溝58a・58a・・・・と前記凹部64b・64b・・・・の間にカム体としての鋼球56・56・・・が位置され、前記皿バネ59・59の付勢力によって摺動回転体58が左側に付勢され、カム溝58aの深部と凹部64b内に鋼球56が完全に埋没し、摺動回転体58が固定体64aに接近する。前記鋼球56はカム溝58aと凹部64bとの間に挟持されることで係合状態となり、エンジン側入力軸64の動力が、鋼球56・56・・・を介して、摺動回転体58、走行輪側入力軸65に伝達される。尚、前記鋼球56は、カム溝58aと凹部64bとの間に挟持されているが、鋼球56を固定体64aに固設して凸部とすることもできる。
【0021】
また、前記摺動回転体58の外端部には、レリーズベアリング60の内輪が固設され、摺動回転体58と一体的に軸方向に移動できるようにしている。更に、前記レリーズベアリング60外輪の左側面には、図5に示す側面視で二股状のコントロールアーム61の遊端部が係合されている。該コントロールアーム61のボス部がミッションケース1に回動自在に枢支した縦軸62に固設されている。該縦軸62の上部はミッションケース1外部に突設され、上端部にアーム63が固設されている。該アーム63端部には、ワイヤーやリンク等よりなる連動手段の一端が連結され、該連動手段の他端はエンジンの推力調整手段、つまり、スロットルレバーに連結されている。
【0022】
このような構成において、走行車両平地等を走行している場合には、走行輪から大きな負荷がかかっておらず、従って、エンジン側入力軸64と走行輪側入力軸65との間にトルクの差が生じず、図6に示すように、鋼球56がカム溝58aの深部と凹部64b内に完全に埋没し、コントロールアーム61は回動されていない。
【0023】
また、機体が登り坂や圃場等のぬかるんだ悪路にさしかかり、走行輪に負荷がかかると、その負荷が副変速装置を介して走行輪側入力軸65に伝達され、エンジンの動力が伝えられるエンジン側入力軸64との間にトルクの差が生じる。この差はエンジン側入力軸64より走行輪側入力軸65の回転が遅れて、図7に示すように、鋼球56がカム溝58a内の傾斜面に沿って浅部方向に移動し、摺動回転体58及びレリーズベアリング60が紙面右側(矢印A方向)に移動され、コントロールアーム61が縦軸62まわりに回動される。該コントロールアーム61の回動に連動してアーム63が回動され、連動手段を介してエンジンのスロットルレバーがその負荷トルクに応じてエンジンの回転数を増加するように変更される。
【0024】
よって、走行輪に負荷がかかると、その負荷トルクに応じて調速機構55が変化して、その変化が燃料噴射量調整手段を変更して、負荷トルクに応じてエンジンが調速され、下り坂等では減速する度合いが小さく、作業時においては速度変化が小さく、また、低回転で走行しているときにはエンストが生じることがないのである。
【0025】
このようにエンジンの調速機構は、エンジンの動力を変速装置を介して走行輪へ伝達する動力伝達経路途中の伝動軸において、該伝動軸をエンジン側軸と走行輪側軸とに分割して、該両軸を同一軸心上に配置するとともに、エンジン側軸から走行輪側軸へ伝達するトルクの大きさに応じて移動する移動体を設け、該移動体をエンジンの推力調整手段に連動連係したものである。よって、走行輪にかかる負荷が大きくなるにつれて、エンジン側軸から走行輪側軸へ伝達されるトルクが大きくなると、該トルクに応じて該移動体が移動し、その移動量に応じてエンジンの推力調整手段が変更されて、エンジン回転が増加され、下り坂等では減速する度合いが小さくオーバーランが阻止されるようになり、また、作業時においては速度変化が小さく、精度良く作業ができるようになる。また、低回転で走行しているときにはエンストが生じることが殆どなくなり、低回転から高回転までの広い範囲で負荷変動に対して調速することができるようになったのである。但し、前記調速機構55は機械的な連動手段を介してエンジンの推力調整手段を変更する構成としているが、摺動回転体58の移動量をセンサーで検知し、該センサーをコントローラと接続し、該コントローラにはスロットルバルブを変更するアクチュエーターと接続して、電気的に負荷に応じて推力を調整する構成とすることもできる。また、本実施例では調速機構55を入力軸10上に配置しているが、エンジンから差動装置までの間の動力伝達経路途中の軸であればどこでも良く、変速出力軸14上に配置することも可能である。
【0026】
【発明の効果】
本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するのである。
エンジンの動力を変速装置を介して走行輪へ伝達する動力伝達経路途中の入力軸(10)において、該入力軸(10)をエンジン側入力軸(64)と走行輪側入力軸(65)とに分割し、該両軸(64・65)を同一軸心上に配置するとともに、ミッションケース(1)内において、該エンジン側入力軸(64)の走行輪側入力軸(65)側端部には、ディスク状に構成した固定体(64a)を固定し、該走行輪側軸(65)の中途部に止め板(57)を固設し、該止め板(57)に対して、該エンジン側入力軸(64)側には、ディスク状に構成した摺動回転体(58)を走行輪側軸(65)上に軸芯方向に摺動自在でかつ相対回転不能に配置し、該摺動回転体(58)と止め板(57)の間には、バネ(59)を介装し、該摺動回転体(58)と固定体(64a)との間にカムを介装し、前記エンジン側入力軸(64)より走行輪側入力軸(65)へ伝達するトルクの大きさに応じて、該カムにより摺動回転体(58)を止め板(57)側へ移動させ、該摺動回転体(58)をエンジンの推力調整手段に連動連係し、該カムは、該エンジン側入力軸(64)と走行輪側入力軸(65)の間にトルクの差が生じず、所定の伝達トルクに達するまでは動かない構成としたので、走行輪にかかる負荷に応じてエンジンの回転数を増加させることができ、下り坂等では減速する度合いが小さくオーバーランが阻止されるようになり、また、作業時においては速度変化が小さく、精度良く作業ができるようになる。
また、低回転で走行しているときにはエンストが生じることが殆どなくなり、低回転から高回転までの広い範囲で負荷変動に対して調速することができるようになったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の調速機構を装備したミッションケースの後面断面図である。
【図2】 同じく側面断面図である。
【図3】 副変速装置部分の拡大後面断面図である。
【図4】 本発明の調速機構の拡大後面断面図である。
【図5】 同じく側面断面図である。
【図6】 本発明の調速機構のエンジン側入力軸と走行輪側入力軸との連動状態を示す後面図一部断面図である。
【図7】 軸間にトルク差が生じた場合を示す後面図一部断面図である。
【符号の説明】
1 ミッションケース
64 エンジン側入力軸
65 走行輪側入力軸
56 鋼球(凸部)
58 摺動回転体
58a カム溝

Claims (1)

  1. エンジンの動力を変速装置を介して走行輪へ伝達する動力伝達経路途中の入力軸(10)において、該入力軸(10)をエンジン側入力軸(64)と走行輪側入力軸(65)とに分割し、該両軸(64・65)を同一軸心上に配置するとともに、ミッションケース(1)内において、該エンジン側入力軸(64)の走行輪側入力軸(65)側端部には、ディスク状に構成した固定体(64a)を固定し、該走行輪側軸(65)の中途部に止め板(57)を固設し、該止め板(57)に対して、該エンジン側入力軸(64)側には、ディスク状に構成した摺動回転体(58)を走行輪側軸(65)上に軸芯方向に摺動自在でかつ相対回転不能に配置し、該摺動回転体(58)と止め板(57)の間には、バネ(59)を介装し、該摺動回転体(58)と固定体(64a)との間にカムを介装し、前記エンジン側入力軸(64)より走行輪側入力軸(65)へ伝達するトルクの大きさに応じて、該カムにより摺動回転体(58)を止め板(57)側へ移動させ、該摺動回転体(58)をエンジンの推力調整手段に連動連係し、該カムは、該エンジン側入力軸(64)と走行輪側入力軸(65)の間にトルクの差が生じず、所定の伝達トルクに達するまでは動かない構成としたことを特徴とするエンジン調速機構。
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