JP4105929B2 - オートクレーブ養生設備 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、オートクレーブの蓋を開閉するに際して中継レールを退避させる中継レール退避装置を備えたオートクレーブ養生設備に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、電柱やALC/建築材等のコンクリート二次製品は、オートクレーブ(完全密閉の鋼製タンク)の中で、高温・高圧をかけて固化させるという最後の仕上げ工程を経て製品に仕上げられる。例えば、コンクリート二次製品を養生する場合には、このコンクリート二次製品を、軌道を走行する走行台車に積載して、走行台車ごとオートクレーブに収容して養生を行っている。そして、コンクリート二次製品の養生終了後には、走行台車をオートクレーブから引き出し、所定の位置に移動させた後に、例えばフォークリフト等の運搬手段により製品を所定の個所に移送している。
【0003】
ところで、オートクレーブ内に走行台車を収容し、またオートクレーブ内から走行台車を引き出す場合には、このオートクレーブの出入り口の蓋を開閉する必要がある。オートクレーブの蓋の開閉方式としては、垂直なヒンジピンで蓋を支持して横方向に開閉する横開閉方式、および蓋を昇降機で昇降させて開閉する昇降開閉方式の2通りの開閉方式が知られている。前者の横開閉方式のオートクレーブ養生設備の場合には、蓋の開閉に支障のない位置に中継レールを退避させるレール退避装置が必要である。一方、後者の昇降開閉方式のオートクレーブ装置の場合には、門型フレ−ムを、少なくとも蓋の直径の2倍を越える高さにする必要があって、高さ方向のスペースが高くなるのに加えて、昇降装置を必要とする等、前者の横開閉方式のオートクレーブ養生設備に比較して高コストであるため、前者の横開閉法式のオートクレーブ養生設備が多用されている。
【0004】
横開閉方式のオートクレーブ養生設備としては、例えば後述する構成になるものが公知である。この横開閉方式のオートクレーブ養生設備は、オートクレーブ2内に内部固定レールが敷設されると共に、オートクレーブの外方に外部固定レールが敷設されている。さらに、これら内外部固定レールを中継する前記内外部固定レールよりもゲージ幅の狭い中継レールを、これら内外部固定レールを中継し得る位置と、オートクレーブの蓋を開閉し得る前記外部固定レール側の退避位置との間で往復移動するレール移動台車の上に敷設されている。また、被養生物を積載する走行台車には、内外部レールを転動する外部車輪部と前記中継レールを転動する内部車輪部とを有する走行輪が設けられている。
【0005】
前記レール移動台車は、前記走行台車に自動的に連結されて前記内外部固定レールを中継し得る位置と、オートクレーブの蓋を開閉し得る前記外部固定レール側の退避位置との間で往復移動されるようになっている。そして、このレール移動台車は、前記内外部固定レールを中継し得る位置と、オートクレーブの蓋を開閉し得る前記外部固定レール側の退避位置との所定位置に移動したときに、前記走行台車から自動的に切り離されると共に、自動的に所定位置に固定されるように構成されている(例えば、特許文献1参照。)。
【0006】
【特許文献1】
特開2002−144320号公報(第2−5頁、第3−9図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
特許文献1に記載された横開閉方式のオートクレーブ養生設備の場合には、上記のとおり、このオートクレーブの出入り口の蓋の開閉に支障のない位置にレール移動台車を退避させる構成であるから、レール移動台車の退避スペースが必要である。しかしながら、オートクレーブ養生設備を設置する場所に制限がある場合(場所が狭い)には、このような構成のオートクレーブ養生設備を設置することができないという問題があった。
【0008】
また、特許文献1に記載された横開閉方式の横開閉方式のオートクレーブ養生設備によれば、レール移動台車は駆動車により駆動される構成であって、動力源を必要としないという利点がある。しかしながら、駆動車とレール移動台車との連結、連結解除装置、レール移動台車の所定位置における固定、固定解除装置、およびレール移動台車の位置決め装置等が必要であるから、オートクレーブ養生設備が複雑であるばかりでなく、運転方案も複雑であるから、高コストにならざるを得ないという問題もあった。
【0009】
従って、本発明の目的は、狭い場所にも設置することができ、構造が簡単で運転方案が簡単なオートクレーブ養生設備を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであって、従って上記課題を解決するために、本発明の請求項1に係るオートクレーブ養生設備が採用した手段は、内部に内部固定レールが敷設されたオートクレーブを備え、このオートクレーブの外方に敷設された外部固定レールを備え、前記内部固定レールと前記外部固定レールとを中継する中継レールを備え、被養生物または養生物を積載して前記各レール上を往復移動する走行台車を備えると共に、この走行台車を押し引きして往復移動させる駆動車を備えたオートクレーブ養生設備において、前記オートクレーブの蓋を開閉するに際して前記中継レールを退避させる中継レール退避装置は、前記中継レールの下方に設けられ、この中継レールと平行な支持軸と、先端側に前記中継レールが敷設され、前記支持軸を回動中心として、起立姿勢と、倒伏姿勢とになるように動力手段によって往復回動されるレール支脚とからなり、前記動力手段は、伸縮力によって前記レール支脚の起立姿勢を保持し得る電動シリンダまたは流体圧シリンダであることを特徴とする。
【0011】
本発明の請求項2に係るオートクレーブ養生設備が採用した手段は、内部に内部固定レールが敷設されたオートクレーブを備え、このオートクレーブの外方に敷設された外部固定レールを備え、前記内部固定レールと前記外部固定レールとを中継する中継レールを備え、被養生物または養生物を積載して前記各レール上を往復移動する走行台車を備えると共に、この走行台車を押し引きして往復移動させる駆動車を備えたオートクレーブ養生設備において、前記オートクレーブの蓋を開閉するに際して前記中継レールを退避させる中継レール退避装置は、前記中継レールの下方に設けられ、この中継レールと平行な支持軸と、先端側に前記中継レールが敷設され、前記支持軸を回動中心として、起立姿勢と、倒伏姿勢とになるように往復回動されるレール支脚とからなり、前記支持軸は、前記中継レールを介してレール支脚に伝達される走行台車からの垂直方向の荷重作用点よりも内側に偏心した位置に配設されてなることを特徴とする。
【0012】
本発明の請求項3に係るオートクレーブ養生設備が採用した手段は、請求項2に記載のオートクレーブ養生設備において、前記レール支脚の基端部に、起立姿勢のレール支脚が前記走行台車からの垂直方向の荷重による回動を規制するストッパを設けると共に、前記内外部固定レールの相対する端面側と、前記中継レールの相反する端面側とのそれぞれに、前記レール支脚が起立姿勢になったときに当接し得る傾斜面が形成されてなることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態に係るオートクレーブ養生設備を、添付図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施の形態に係るオートクレーブ養生設備の一部省略全体平面図、図2は本発明の実施の形態に係るオートクレーブ養生設備の一部省略全体側面図、図3は中継レール退避装置の平面図、図4は図3のA−A線断面図、図5は図4のB部拡大図である。
【0014】
図1,2に示す符号1は、粉粒体からなる被養生物を養生する、本実施の形態に係るオートクレーブ養生設備である。このオートクレーブ養生設備1は、オートクレーブ2を備えると共に、このオートクレーブ2の内側から外方に延設された、真直状の後述する構成になるレール3を備えている。このレール3は複数の固定支脚3aの上に水平に支えられたレール敷設盤3bの上と、後述する構成になる中継レール退避装置6の上に敷設されており、そしてこのレール3の上を粉粒体からなる被養生物を収容する養生容器が搭載されてなる複数台の走行台車4が、駆動車5により押し引きされて往復移動されるように構成されている。
【0015】
前記レール3は、前記オートクレーブ2内に敷設された内部固定レール31と、この内部固定レール31から予め定めた所定距離隔てた外方位置に敷設された外部固定レール32と、前記中継レール退避装置6の上に敷設され、前記内外部固定レール31,32と同ゲージ幅の中継レール33とから構成されている。
前記中継レール退避装置6は、中継レール33を、前記内部固定レール31と前記外部固定レール32とを中継する中継位置と、下方の退避位置との間で往復移動させる働きをするものである。
【0016】
より具体的には、前記中継レール退避装置6は、図3,4に示すように、中継レール33の下方位置に、この中継レール33と平行な一対の支持軸63,63を備えている。これら一対の支持軸63,63それぞれの両端部は、基台51に取付けられてなる2個ずつの軸受ユニット62の軸受に嵌合、固着されることにより回動可能に支持されている。これら2個ずつの前記軸受ユニット62の間のそれぞれに、基端部に設けられてなる穴が嵌合されることによりレール支脚65が固着されている。そして、前記支持軸63のレール支脚65の間には回動用レバー64が固着されており、この回動用レバー64の先端に、電動シリンダ67の伸縮ロッドの先端が枢着されている。
【0017】
つまり、前記レール支脚65は、前記電動シリンダ67の伸縮ロッドの伸縮作動により回動用レバー64を介して回動される支持軸63によって、起立姿勢と、相対する方向に倒伏する倒伏姿勢になるように往復回動されるように構成されている。そして、前記支持軸63の両端部に基端側が固着されてなるレール支脚65の先端側には、レール支持フレーム66が架設されており、このレール支持フレーム66の上面に前記中継レール33が敷設されている。なお、前記電動シリンダ67を、例えば油圧シリンダや空圧シリンダ等の流体圧シリンダに置換することができる。
【0018】
前記支持軸63は、図4に示すように、前記中継レール33を介してレール支脚65に伝達される走行台車4からの垂直方向の荷重作用点よりも内側に偏心した位置に配設されている。つまり、このレール支脚65が起立姿勢になったときには、常に相反する方向の外側に倒れようとする力がこのレール支脚65に作用するように構成されている。従って、前記電動シリンダ67のロッドの伸縮力によって前記レール支脚65を起立姿勢に保持し続ける必要がなく、小型の電動シリンダ67でよいから、この中継レール退避装置6のコスト低減に寄与することができる。
【0019】
前記レール支脚65の基端部であって、かつ前記支持軸63より上位位置には、このレール支脚65の起立姿勢より相反する方向、つまりこのレール支脚65が外側に倒れるのを規制するストッパ68が設けられている。このストッパ68は、前記基台61のレール支脚65の外側に突設されてなるストッパ取付けブラケット69に取付けられており、ボルト68aとロックナット68bとから構成されている。なお、前記ストッパ取付けブラケット69の前記レール支脚65に相対する面に固着され、前記ボルト68aの先端が通る穴を有してなるものは隙間調整板68cである。また、前記ストッパ取付けブラケット69の相反する側面に取付けられ、前記レール支脚65の基端部の側面が摺接するものは、前後方向(中継レールの長手方向)のレール支脚65同士の間の間隔を保持するための間隔保持板69aである。
【0020】
さらに、前記内外部固定レール31,32の相対する端面側に傾斜面31a,32aが形成されると共に、前記中継レール33の相反する端面側のそれぞれに傾斜面33aが形成されている。そして、これら傾斜面31aと傾斜面33a、傾斜面32aと33aとは、前記レール支脚65が起立姿勢になったときに当接し得るように形成されている。つまり、これら傾斜面31a,32a,33aも起立姿勢のレール支脚65が外側へ倒れるのを規制するストッパとしての働きをするようになっている。これにより、内外部固定レール31,32と中継レール33とのゲージ幅が変わるようなことがなく、そしてゲージ幅が相違するレールを走行する必要がないから、走行台車4や駆動車5の走行綸の形状も簡単になり、これら走行台車4や駆動車5のコストに関しても有利になる。
【0021】
そして、前記駆動車5には、前記走行台車4を連結し、かつ連結を解除する連結装置が設けられている。また、前記オートクレーブ2の内部であって、かつ走行台車4の出入り口付近の前記内部固定レール31の1側には、駆動車5から切り離された走行台車4をオートクレーブ2内の所定位置に固定する台車ロック装置が設けられている。さらに、前記走行台車4の底には、養生物を排出する底蓋が設けられており、この底蓋は養生物を排出するに際して、前記中継レール退避装置6よりもオートクレーブ2から離れた位置に設けられてなる底蓋開閉装置7により開閉されるように構成されている。
【0022】
以下、本実施の形態に係るオートクレーブ養生設備1の作用態様を説明する。即ち、駆動車5により走行台車4を押してオートクレーブ2内に走行台車4を収納する前に、電動シリンダ67の伸縮ロッドを縮小作動させて、レール支脚65を内側に倒伏させる。これにより、中継レール33が蓋2aを開けるのに支障のない位置に退避するため、オートクレーブ2の蓋2aを開ける。なお、既にレール支脚65が内側に倒伏させてあって、オートクレーブ2の蓋2aが開けられている場合には、レール支脚65を内側に倒伏させる作業やオートクレーブ2の蓋2aを開ける作業は不要である。
【0023】
オートクレーブ2の蓋2aが開けられると,今度は、電動シリンダ67の伸縮ロッドを伸長作動させて、レール支脚65を起立させて起立姿勢にする。
これにより、中継レール33が前記内部固定レール31と外部固定レール32とを中継する位置に移動するので、駆動車5により走行台車4を押してオートクレーブ2内に走行台車4を収納することができる。
【0024】
走行台車4を台車ロック装置によりオートクレーブ2内に固定し、走行台車4との連結を解除した駆動車5を外部固定レール32側に移動させる。次いで、電動シリンダ67の伸縮ロッドを縮小作動させて、レール支脚65を内側に倒伏させて、オートクレーブ2の蓋2aを閉める。これにより、オートクレーブ2により被養生物の養生作業を開始する。
【0025】
所定時間後に被養生物の養生作業が終了すると、 オートクレーブ2の蓋2aを開けると共に、電動シリンダ67の伸縮ロッドを伸長作動させて、レール支脚65を起立させて起立姿勢にして、中継レール33を前記内部固定レール31と外部固定レール32とを中継する位置に移動させる。そして、外部固定レール32側に位置している駆動車5をオートクレーブ2の方向に移動させ、駆動車5と走行台車4とを連結すると共に、台車ロック装置による走行台車4のロックを解除する。
【0026】
次いで、駆動車5の外部固定レール32側への移動、移動停止の繰返しにより走行台車4に搭載されている養生容器内の養生物を排出し、排出に被養生物を投入する。このようにして、全ての走行台車4に搭載されている養生容器からの養生物の排出作業と、被養生物の投入作業とが終了すると一連の養生作業が終了すると共に、次の被養生物の養生準備が完了する。
【0027】
本実施の形態に係るオートクレーブ養生設備1によれば、上記のようにして被養生物の養生作業が行われるが、本実施の形態に係るオートクレーブ養生設備1では中継レール33を下方に退避させる構成であり、特許文献1に記載された従来例に係る横開閉方式のオートクレーブ養生設備のように、外部固定レール側に中継レール33を退避させるスペースを必要としない。従って、オートクレーブ養生設備をコンパクトにすることができるから、従来例に係るオートクレーブ養生設備を設置し得ないような狭い場所であっても容易に設置することができる。
【0028】
また、本実施の形態に係るオートクレーブ養生設備1によれば、動力源を必要とするものの、特許文献1に記載された従来例に係る横開閉方式の横開閉方式のオートクレーブ養生設備のように、駆動車とレール移動台車との連結、連結解除装置、レール移動台車の所定位置における固定、固定解除装置、およびレール移動台車の位置決め装置等が不要であるから、オートクレーブ養生設備の構成が簡単で、運転方案も単純になるから設備コストに関して従来よりも有利になるという経済効果がある。
【0029】
さらに、メインテナンスも簡単になりランニングコストに関して有利になるのに加えて、駆動車とレール移動台車との連結、連結解除装置、レール移動台車の所定位置における固定、固定解除装置、およびレール移動台車の位置決め装置等の操作が不要になるから、養生作業所要時間も短縮され、生産性が向上するという優れた効果が得られる。
【0030】
なお、以上では、中継レール退避装置6のレール支脚65を相対する方の内側に倒す場合を説明したが、レール支脚65を相反する外方の内側に倒す構成にすることができる。また、支持軸63の回動によりレール支脚65を垂直状態と先端側が相対する位置との間で回動させる場合を説明したが、支持軸を固定し、この支持軸に軸受を介してレール支脚65を嵌着し、レール支脚だけを回動させる構成にすることもできる。従って、上記実施の形態に係る構成に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内における設計変更等は自由自在である。
【0031】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の請求項1乃至3に係るオートクレーブ養生設備によれば、中継レールを下方に退避させる構成であり、特許文献1に記載された従来例に係る横開閉方式のオートクレーブ養生設備のように、外部固定レール側に中継レールを退避させるスペースを必要としない。従って、オートクレーブ養生設備をコンパクトにすることができるから、従来例に係るオートクレーブ養生設備を設置し得ないような狭い場所であっても容易に設置することができる。
【0032】
また、動力源を必要とするものの、特許文献1に記載された従来例に係る横開閉方式の横開閉方式のオートクレーブ養生設備のように、駆動車とレール移動台車との連結、連結解除装置、レール移動台車の所定位置における固定、固定解除装置、およびレール移動台車の位置決め装置等が不要であるから、オートクレーブ養生設備の構成が簡単で、運転方案も単純になるから、設備コストに関して従来よりも有利になるという経済効果がある。さらに、メインテナンスも簡単になりランニングコストに関して有利になるのに加えて、駆動車とレール移動台車との連結、連結解除装置、レール移動台車の所定位置における固定、固定解除装置、およびレール移動台車の位置決め装置等の操作が不要になるから、養生作業所要時間も短縮され、生産性が向上する。
【0033】
また、請求項2および3に係るオートクレーブ養生設備によれば、レール支脚が起立姿勢になったときには、走行台車からの垂直方向の荷重作用点側に倒れようとする力がこのレール支脚に作用するが、ストッパにより起立姿勢が保持される。従って、動力手段によりレール支脚を起立姿勢に保持し続ける必要がなく、小型の動力手段でよいから、この中継レール退避装置のコスト低減に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るオートクレーブ養生設備の一部省略全体平面図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るオートクレーブ養生設備の一部省略全体側面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係り、中継レール退避装置の平面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】図4のB部拡大図である。
【符号の説明】
1…オートクレーブ養生設備
2…オートクレーブ、2a…蓋
3…レール、3a…固定支脚、3b…レール敷設盤、31…内部固定レール、31a…傾斜面、32…外部固定レール、32a…傾斜面、33…中継レール、33a…傾斜面
4…走行台車
5…駆動車
6…中継レール退避装置、61…基台、62…軸受ユニット、63…支持軸、64…回動用レバー、65…レール支脚、66…レール支持フレーム、67…電動シリンダ、68…ストッパ、68a…ボルト、68b…ロックナット、68c…隙間調整板、69…ストッパ取付けブラケット、69a…間隔保持板
7…底蓋開閉装置

Claims (3)

  1. 内部に内部固定レールが敷設されたオートクレーブを備え、このオートクレーブの外方に敷設された外部固定レールを備え、前記内部固定レールと前記外部固定レールとを中継する中継レールを備え、被養生物または養生物を積載して前記各レール上を往復移動する走行台車を備えると共に、この走行台車を押し引きして往復移動させる駆動車を備えたオートクレーブ養生設備において、前記オートクレーブの蓋を開閉するに際して前記中継レールを退避させる中継レール退避装置は、前記中継レールの下方に設けられ、この中継レールと平行な支持軸と、先端側に前記中継レールが敷設され、前記支持軸を回動中心として、起立姿勢と、倒伏姿勢とになるように動力手段によって往復回動されるレール支脚とからなり、前記動力手段は、伸縮力によって前記レール支脚の起立姿勢を保持し得る電動シリンダまたは流体圧シリンダであることを特徴とするオートクレーブ養生設備。
  2. 内部に内部固定レールが敷設されたオートクレーブを備え、このオートクレーブの外方に敷設された外部固定レールを備え、前記内部固定レールと前記外部固定レールとを中継する中継レールを備え、被養生物または養生物を積載して前記各レール上を往復移動する走行台車を備えると共に、この走行台車を押し引きして往復移動させる駆動車を備えたオートクレーブ養生設備において、前記オートクレーブの蓋を開閉するに際して前記中継レールを退避させる中継レール退避装置は、前記中継レールの下方に設けられ、この中継レールと平行な支持軸と、先端側に前記中継レールが敷設され、前記支持軸を回動中心として、起立姿勢と、倒伏姿勢とになるように往復回動されるレール支脚とからなり、前記支持軸は、前記中継レールを介してレール支脚に伝達される走行台車からの垂直方向の荷重作用点よりも内側に偏心した位置に配設されてなることを特徴とするオートクレーブ養生設備。
  3. 前記レール支脚の基端部に、起立姿勢のレール支脚が前記走行台車からの垂直方向の荷重による回動を規制するストッパを設けると共に、前記内外固定レールの相対する端面側と、前記中継レールの相反する端面側とのそれぞれに、前記レール支脚が起立姿勢になったときに当接し得る傾斜面が形成されてなることを特徴とする請求項2に記載のオートクレーブ養生設備。
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