JP4105557B2 - 油圧式無段変速装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、油圧式無段変速装置に関する。より詳細には、油圧式無段変速装置の急激な変速操作をしたときの油圧の急激な立ち上がりを緩和するための機構に関し、例えば、油圧式無段変速装置が車両に搭載されている場合は、車両の急激な発進による身体に感じるショックの低減や、また、そのショックが大きい場合に車両の安定性を欠くことのないようにするための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
操作レバーや操作ペダル等の変速操作具によって変速操作される変速装置を搭載した車両では、変速操作具を急激に操作することによって、車両の発進時や停止時にショックが発生したり、車体の前部又は後部が浮き上がるような状態が生じる現象(ジャーキー現象)が発生したりすることを防止するために、出力変化緩和機構を備えた構造が公知である。例えば、特許文献1に示す如く、油圧式無段変速装置の外部において、変速操作具にダンパ等の緩和装置が設けられているものがある。しかし、変速装置を内装するハウジングの外側に緩和装置が設けられているため、緩和装置と変速操作具の間の連結構造が複雑になりがちであった。また、緩和装置には油を封入しているため、油の漏洩防止のための構造が必要であり、さらに、ゴミや水等の付着防止や、錆止め等の処理を施さねばならずコストが嵩んでしまっていた。そこで、油圧式無段変速装置を内装するハウジング内に緩和機構を備えた構造が提案されている。例えば、特許文献2に示す如く、油圧式無段変速装置の油圧ポンプと油圧モータを接続するセンタセクションに、油圧式無段変速装置を内装するハウジング内に満たされた作動油を利用して作動するオイルダンパ備え、該ダンパを変速操作具に連動する部材に連結した構造である。
【0003】
また、特許文献3に記載の技術では、油圧式無段変速装置の油圧ポンプと油圧モータを接続する閉回路に、変速操作具により開閉操作可能なバルブを設け、該バルブを開き操作することにより、変速操作具が微量に移動したとしても油圧式無段変速装置は中立位置を保持し、車両の停止状態を維持できるようにされた構造が公開されている。
【0004】
【特許文献1】
実開昭61−32653
【特許文献2】
実開平3−69755
【特許文献3】
特開昭59−216733
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明では、上記従来技術に鑑み、変速操作具の急激な操作を緩和するための緩和機構を、油圧式無段変速装置を内装するハウジング内に構成し省スペース及び低コストを図るとともに、油圧式無段変速装置の油圧ポンプと油圧モータを接続する閉回路内の作動油を逃がすことにより発生する出力の急激な変化を抑制する構成として、変速操作具の急激な操作に対してのみ作動する出力変化緩和機構であり、操作力の不要に増大させることのない構造を提案する。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
【0007】
請求項1においては、油溜りを形成するハウジング(33)に内装した、少なくとも一方を可変容積型とした油圧ポンプ(37)及び油圧モータ(36)と、これらの間の閉油路を形成するセンタセクション(38)とで構成され、車体の前後進及び変速操作する前後進変速操作具の操作によって、可変容積用の可動斜板(45)の変速操作部材(50)を連動操作し、前後進及び変速操作する油圧式無段変速装置において、該閉油路は、開閉可能なリークバルブ(68)を介してドレン油路を連通し、前記前後進変速操作具の前進及び後進への急激な操作に対して、該リークバルブ(68)を開いて、閉油路の作動油を前記油溜りにリークし、該閉油路の圧力の急激な変化を抑制し、該油圧モータ(36)の出力の急激な変化を抑制するように構成し、前記リークバルブ(68)は、前後進変速操作具の緩やかな操作及び操作停止に対しては、閉じるように構成したものである。
【0008】
請求項2においては、請求項1記載の油圧式無段変速装置において、前記リークバルブ(68)を、バルブシリンダ(58)と、該バルブシリンダ(58)内に摺動可能に内装され、バルブシリンダ(58)との間で相対的に変位させることにより、ドレン油路を遮断した状態から開通した状態とするピストンバルブ(62)と、該ピストンバルブ(62)内部に形成され作動油で満たされたピストンシリンダ室(62c)内に摺動可能に内装され、前記変速操作部材(50)に係動するピストン(64)と、該ピストン(64)により分割されるピストンシリンダ室(62c)内を連通するオリフィス(64a)とで構成し、前記オリフィス(64a)をピストン(64)に形成したものである。
【0009】
請求項3においては、請求項2記載の油圧式無段変速装置において、前記オリフィス(64a)の、ピストン(64)摺動方向のうち少なくとも一側に、オリフィス(64a)を閉塞可能とするリードバルブ(63)を設け、該リードバルブ(63)により前後進変速操作具の緩やかな操作及び操作停止に対しては、閉じるように構成したものである。
【0010】
請求項4においては、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の油圧式無段変速装置において、前記リークバルブ(68)を前記センタセクション(38)に挿設固定したものである。
【0011】
請求項5においては、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の油圧式無段変速装置において、前記リークバルブ(68)を、前記ピストン(64)の摺動方向が略上下方向となるように配置したものである。
【0012】
請求項6においては、請求項2乃至請求項5記載のいずれか一項に記載の油圧式無段変速装置において、前記ピストンバルブ(62)を遮断位置に付勢する復帰付勢部材(59)を設けたものである。
【0013】
請求項7においては、請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の油圧式無段変速装置において、前記変速操作部材(50)を、中立操作位置に復帰させる中立復帰付勢部材(53)を設けたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
次に、発明の実施の形態を説明する。
【0015】
図1は本発明に係る出力変化緩和機構を備えた油圧式変速装置を搭載したモアトラクタを示す全体側面図、図2は油圧式無段変速機構の構成を示す平面図である。
【0016】
図3は油圧式無段変速機構の油圧ポンプを含む側面断面図、図4は図2におけるA−A矢視断面図、図5はリークバルブを示す側面断面図である。
【0017】
図6はピストンの構造を示す拡大断面図、図7はリークバルブ上部の構造を示す図5におけるX−X矢視断面図、図8はリークバルブ下部の構造を示す図5におけるY−Y矢視断面図、図9は油圧式無段変速機構の油圧回路図である。図10は前進時のリークバルブの動作を示す図、図11は後進時のリークバルブの動作を示す図である。
【0018】
本実施例では、本発明に係る油圧式無段変速装置25を採用した車両の一例としてモアトラクタを採用し、説明する。但し、車両はモアトラクタに限定されるものではなく、油圧式無段変速装置25を搭載した車両であって、変速操作具により変速操作する構造のものであれば構わない。また、本発明に係る油圧式無段変速装置の出力変化緩和機構を備える変速装置は、本実施例の油圧式無段変速装置25に限定されるものではなく、例えば、油圧式無段変速機構を変速装置内に組み込んだ、油圧−機械式無段変速装置等にも応用させることができる。
【0019】
図1に示す如く、モアトラクタ10の車体の前部左右には操舵輪15・15が配設され、後部左右に駆動輪16・16が配設されている。車体前部には原動機としてのエンジン11が配置されており、該エンジン11より略鉛直下方に延出された出力軸12に嵌装されたプーリ13と、車体後部に配置された油圧式無段変速装置25の入力軸24に嵌装されたプーリ23との間に巻回された伝動ベルト17を介して、エンジン11の出力が油圧式無段変速装置25に入力される。そして、油圧式無段変速装置25に伝達された動力は、該油圧式無段変速装置25において変速された後、該油圧式無段変速装置25の後部から左右に延出されている車軸35に伝達され、該車軸35に嵌装された駆動輪16・16が回転駆動される。
【0020】
前記モアトラクタ10の車体の前後進及び変速操作する変速操作具である前後進操作ペダル26が車体の運転部のステップ上に設けられている。該前後進操作ペダル26には、車体進行方向前後にそれぞれペダル26a・26bが設けられており、前部のペダル26aを踏込操作することによって車体を前進させ、後部のペダル26bを踏込操作することによって車体を後進させることができる。該前後進操作ペダル26の支承軸27には、前後進操作ペダル26の回動に伴って回動するアーム28が設けられている。該アーム28は、ロッド29を介して油圧式無段変速装置25の左側方に延出された操作軸31に嵌装され該操作軸31と一体的に回動する変速レバー30に連結されている。従って、前後進操作ペダル26の操作が油圧式無段変速装置25の操作軸31に伝達される。
【0021】
また、前記モアトラクタ10の車体の中央部下にはモアデッキ22が配設され、該モアデッキ22には草や他の植物を切るために用いられる回転刃21が装着されている。エンジン11の出力軸12に嵌装されたプーリ14と、モアデッキ22の上方に延出されたモアデッキ22への入力軸である作業入力軸20に嵌装されたプーリ19との間に嵌装された伝動ベルト18により、エンジン11の動力がモアデッキ22へ伝達され、この動力により回転刃21が回転駆動される。
【0022】
次に、前記油圧式無段変速装置25の構成について説明する。図2乃至図4に示す如く、油圧式無段変速装置25は、上部材33aと下部材33bとに分割構成されたハウジング33内に配置され、油圧ポンプ37、油圧モータ36、センタセクション38等により構成されている。該ハウジング33内には、油圧式無段変速装置25に加え、制動機構80、機械式減速機構81、デフ機構82が構成されている。
【0023】
ハウジング33の上部には、入力軸24が延出されており、該入力軸24のハウジング33上方への延出部に、上から順にプーリ23と冷却ファン32とが嵌装されている。該プーリ23と、エンジン11の出力軸12に嵌装されたプーリ13と、これらのプーリ13・23間に巻回されたベルト17とで構成されるベルト式伝動機構を介して、入力軸24にエンジン11の動力が伝達され、入力軸24が回転駆動される。
【0024】
前記入力軸24は油圧ポンプ37に挿嵌されており、入力軸24の回動により作動油が油圧モータ36へ供給される。油圧ポンプ37は、シリンダブロック44と、該シリンダブロック44に挿嵌され略垂直方向に摺動する複数のピストン43・43・・・と、可動斜板45と、該可動斜板45とピストン43・43・・・との間に介装されるベアリング46とで構成され、可変容積型の油圧ポンプとされている。ピストン43・43・・・は付勢バネにより可動斜板45を押圧するよう付勢されている。
【0025】
可動斜板45には、操作軸31に嵌装された変速操作部材である変速カム50の斜板操作突起50aの端部が嵌入されており、変速レバー30の回動により、操作軸31と変速カム50が一体的に回動することによって、可動斜板45の斜板角が変更される。可動斜板45の斜板角の変更により油圧ポンプ37の容積が変更されて油圧モータ36への作動油の吐出量が調節される。なお、油圧ポンプ37の可動斜板45の中立位置は、ハウジング33に装着されたアジャスタ51により調節することができる。アジャスタ51によって変速カム50の中立位置を調節することにより、可動斜板45の中立位置が調節される。
【0026】
前記油圧ポンプ37の下部にはセンタセクション38が接続されている。センタセクション38はハウジング33の底部と離間するように該ハウジング33に対してボルト固定されており、該センタセクション38の下方であってハウジング33との間にはオイルフィルタ47が配設されている。センタセクション38には、油圧ポンプ37から、該センタセクション38に接続された油圧モータ36へ作動油を供給するための二本の油路が形成されている。図9にも示す如く、二本の油路の一方(油路70)は、前進時に高圧側油路となり、後進時に低圧側油路となる。また、二本の油路の他方(油路71)は、前進時に低圧側油路となり、後進時に高圧側油路となる。これらの油路にはそれぞれチェックバルブ69・69が設けられている。そして、前進時に高圧側油路となる方の油路70に、リークバルブ68が設けられている。該リークバルブ68については後述する。
【0027】
前記油圧モータ36は、油圧ポンプ37の前方においてセンタセクション38の側方に接続されている。そして、油圧ポンプ37の回転軸と油圧モータ36の回転軸は直交する位置に配設されている。油圧モータ36は、シリンダブロック40と、該シリンダブロック40に挿嵌され略水平方向に摺動する複数のピストン39・39・・・と、固定斜板41と、該固定斜板41とピストン39・39・・・との間に介装されるベアリング42とで構成され、固定容積型の油圧モータとされている。ピストン39・39・・・は付勢バネにより固定斜板41を押圧するよう付勢されている。
【0028】
油圧モータ36の出力軸74の一側端部にはギア75が挿嵌されており、該ギア75は出力軸74と一体的に回動し、これにより、油圧モータ36の出力がギア75に伝達される。該ギア75には摩擦板95が一体的に構成されており、制動機構80により出力軸74に制動力が作用するように構成されている。摩擦板95の近傍には、静止制動板99と押圧部材96とカム97とが配設されており、押圧部材96に当接しているカム97が回動されることにより、押圧部材96を介して摩擦板95が静止制動板99に押し付けられて、出力軸74に制動力が作用する。
【0029】
前記出力軸74に挿嵌されたギア75には、ハウジング33の外壁および内部隔壁とに支持された支軸79に遊嵌されたギア76が噛合されている。そして、ギア76のボス部に形成されたギア77には、ギア78が噛合しており、ギア78の回転は、デフ機構82を介して車軸35に伝達される。このようにして、油圧モータ36の出力が車軸35に伝達される間に、ギア75・76・77・78により構成される機械式減速機構81により、油圧モータ36の出力は減速される。
【0030】
車軸35は左右に分割されて、デフ機構82によりそれぞれ独立した速度で回転することが可能とされている。該車軸35はハウジング33の後部において該ハウジング33に回動可能に支承されており、ハウジング33の左右側方に延出され、この延出部分に駆動輪16・16が嵌装されている。前述の如く、エンジン11の出力は、油圧式無段変速装置25により変速され、機械式減速機構81により減速され、デフ機構82により左右の車軸35・35に伝達される回転動力が調整されたうえで車軸35に伝達され、これにより駆動輪16・16が回転駆動される。
【0031】
次に、リークバルブ68の構造について説明する。リークバルブ68は、変速操作具である前後進操作ペダル26の急激な操作(ある設定操作速度以上の操作)により、変速レバー30が急激に操作されて、油圧式無段変速装置25によって動力が急激に変速されることを防止し、緩やかに変速されるようにするためのバルブである。そして、該リークバルブ68は、油圧式無段変速装置25の油圧ポンプ37と油圧モータ36とを繋ぐ閉じられた油路を構成する二本の油路70・71のうち、前進時に高圧側となる油路70に対して設けられ、急激な変速操作時に該油路70から作動油をリークするようにしている。但し、本実施例においては、油圧式無段変速装置25の油圧ポンプ37と油圧モータ36とを繋ぐ二本の油路70・71のうち、前進時に高圧側となる油路70に対して、リークバルブ68を設けているが、前進時に低圧側となる油路71に対してリークバルブ68を設けたり、二本の油路70・71の両方にそれぞれ同構成のリークバルブ68・68を設けたりすることもできる。
【0032】
以下に、図2乃至図5を用いて、リークバルブ68とその作動構造について説明する。図5では、中立状態であるときのリークバルブ68が示されている。変速レバー30の回動支点軸であり該変速レバー30と一体的に回動する操作軸31には、ハウジング33内部において変速操作部材である変速カム50が外嵌固定されている。変速カム50には、操作軸31を挿通するボス部50cと、該ボス部50cの上方に位置するとともにハウジング33内側へ突出している斜板操作突起50aと、該ボス部50cの側方に位置するとともにピン54が挿通されたアーム部50bとが、一体的に形成されている。
【0033】
そして、操作軸31上には、中立復帰付勢部材53が巻回されており、該中立復帰付勢部材53は、前記変速カム50に挿設されたピン54と、ハウジング33内部に設けられ、ハウジング33の外側に設けられたアジャスタ51により操作される中立調整ピン52とに巻架されている。本実施例では、中立復帰付勢部材53はバネとしている。このような構成において、アジャスタ51を操作して中立調整ピン52の位置を調節することにより、油圧モータ36の可動斜板45の中立位置に対応する変速カム50の中立操作位置を設定することができる。また、変速操作部材である変速カム50は、中立復帰付勢部材53により中立操作位置に復帰するように付勢され、該変速カム50と一体的に回動する変速レバー30や該変速レバー30に連結されている前後進操作ペダル26も中立操作位置に復帰するように付勢される。
【0034】
前記変速カム50に挿設されたピン54は、リークバルブ68の構成部材であるピストン64をその一側(下側)端部に設けたピストンロッド55の他側(上側)端部に固設された環状体の内部に形成された挿通孔55aに挿通されている。そして、該挿通孔55aは長丸孔状として、変速カム50が操作軸31を中心として回動したときに、ピストンロッド55が傾くような力がかからないようにピン54が挿通孔55a内を移動して、ピストン64を略上下方向に摺動させることができるようにされている。
【0035】
前記リークバルブ68は、リードバルブ63により閉塞可能なオリフィス64aを備えたピストン64と、該ピストン64を摺動可能に内挿するピストンシリンダ室62cを内部に形成したピストンバルブ62と、ピストンバルブ62を摺動可能に内挿するバルブシリンダ58とで構成されている。リークバルブ68は、センタセクション38に貫設固定されており、ピストン64及びピストンバルブ62の摺動方向は略上下方向とされている。リークバルブ68をセンタセクション38に設けることにより、油路を短く構成することができ、コンパクトな構成とすることができる。
【0036】
前記ピストンロッド55の一側端部には、上方から順に、可撓性部材で構成されたリードバルブ63と、上面がリードバルブ63と僅かに離間して配置されたピストン64と、該ピストン64の抜け止めとして機能する止め輪72とが外嵌されている。該ピストン64は、ピストンバルブ62の内部に形成されたピストンシリンダ室62cに摺動可能に内挿されている。図6にも示す如く、ピストン64には該ピストン64の上下を連通する連通孔を開口して、その上部にオリフィス64aが形成されており、該オリフィス64aはリードバルブ63がピストン64側に撓むことにより閉じられる。なお、ピストンバルブ62にピストンシリンダ室62cの上下を連通する油路を形成してオリフィスとして機能させることもできるが、ピストン64にオリフィス64aを形成することによって、加工が容易となり、さらに、単純な構成にて閉塞可能なオリフィス64aとすることができる。
【0037】
前記ピストンバルブ62は、センタセクション38に形成されたバルブ孔38aに挿通されたバルブシリンダ58に摺動可能に内挿されている。固定プレート56がセンタセクション38にボルト57によって螺結されることによって該センタセクション38より抜け止めされ、バルブシリンダ58はセンタセクション38に対して相対位置不動に固定されている。センタセクション38は、ハウジング33の底面と離間して配置されており、バルブシリンダ58もハウジング33の底面と離間している。これにより、バルブシリンダ58の下方にピストンバルブ62が突出した状態となっても、ピストンバルブ62がハウジング33に当接することなく、また、バルブシリンダ58の下方からの作動油の流入及びバルブシリンダ58の下方への作動油の流出が可能な状態とされている。
【0038】
バルブシリンダ58には、その外周に環状の溝58aが形成されており、該溝58aには、前進時に高圧側となる油路70と連通された接続油路70aと、バルブシリンダ58内周側とを連通させるための上下の連通油路58b・58cの入口が設けられている。これらの連通油路58b・58cはバルブシリンダ58の外周側と内周側を連通しており、バルブシリンダ58の内周側に形成された環状の溝58d・58eに該連通油路58b・58cの出口が設けられている。
【0039】
前記ピストンバルブ62は、筒状であって内部にピストンシリンダ室62cを形成したシリンダ部と、該シリンダ部の下部に一体的に形成されたヘッド部62aとで構成されている。ピストンシリンダ室62cにはピストン64が内挿され、該ピストンシリンダ室62cの内周と前記ピストン64の外周が面接したうえ摺動可能な状態とされている。ピストンシリンダ室62cの上部はピストンロッド55が摺動可能に貫通された閉塞板66で閉じられ、該閉塞板66は止め輪65により抜け止めされている。すなわち、ピストンシリンダ室62c内部の作動油はピストンシリンダ室62cの上方に抜け難い状態とされている。
【0040】
ピストンシリンダ室62cの下部であって、ピストン64の摺動可能範囲より下方には、ピストンシリンダ室62cの内外を連通する油路62bが設けられている。すなわち、ピストン64が内挿されるピストンシリンダ室62cには、油路62bよりハウジング33内部に充填されている作動油が供給され、ピストンシリンダ室62cは作動油が充填された状態とされている。従って、油圧式無段変速装置25のための作動油とリークバルブ68のための作動油とを別途備える必要がなく、空間の有効利用やコストの低減が図られている。
【0041】
ピストンバルブ62のシリンダ部の下部には、付勢部材受け押圧面62fが形成され、また、ヘッド部62aには付勢部材受け止め輪62gが外嵌されている。そして、該付勢部材受け押圧面62fと、付勢部材受け止め輪62gとの間には、バルブシリンダ58の内周に摺動可能に嵌入された上下の付勢部材受け67・61と、これらの付勢部材受け67・61に介装された復帰付勢部材59とが介設されている。本実施例では、復帰付勢部材59はバネとしている。さらに、上方の付勢部材受け67は、バルブシリンダ58内周の下部に形成された段差面58fにより、上方への移動が規制され、また、下方の付勢部材受け61は、バルブシリンダ58内周の下部に嵌入された止め輪60により、下方への移動が規制されている。復帰付勢部材59の弾性力により、ピストンバルブ62がバルブシリンダ58に対して上方又は下方に移動した状態にあるときに、ピストンバルブ62はリークバルブ68が中立状態にあるときの操作位置である中立位置に復帰するように付勢されている。すなわち、復帰付勢部材59はピストンバルブ62を中立位置に復帰させる付勢部材として作用している。
【0042】
図5及び図8に示す如く、下方の付勢部材受け61とバルブシリンダ58内周の下部に嵌入された止め輪60との間には、間隙が形成され、該間隙はバルブシリンダ58内部から外部へ抜け出るための油路85とされている。また、上方の付勢部材受け67が当接しているピストンバルブ62の付勢部材受け押圧面62fの上方であって、該ピストンバルブ62の外周には環状、または、円周を切り欠いた形状の溝62hが形成されている。該溝62hは、ピストンバルブ62がバルブシリンダ58内を上方へ摺動し、ピストンバルブ62が中立位置よりも上方に位置する状態となると、バルブシリンダ58内周に形成された溝58eと連通される。これにより、油路70→接続油路70a→溝58a→連通油路58c→溝58e→溝62h→油路85、という経路のドレン油路が形成されることとなる。
【0043】
一方、図5及び図7に示す如く、ピストンバルブ62の上部の外周部には、環状、または、円周を切り欠いた形状の溝62eが形成されており、ピストンバルブ62外周と、バルブシリンダ58内周との間に間隙が形成され、該間隙はバルブシリンダ58内部から外部へ抜け出るための油路84とされている。前記溝62eは、ピストンバルブ62がバルブシリンダ58内を下方へ摺動し、ピストンバルブ62が中立位置よりも下方に位置する状態となると、バルブシリンダ58内周に形成された溝58dと連通される。これにより、油路70→接続油路70a→溝58a→連通油路58b→溝58d→溝62e→油路84という経路のドレン油路が形成されることとなる。
【0044】
上述の如く形成される二経路のドレン油路におけるリークバルブ68からの排出油路である、油路84及び油路85は、それぞれバルブシリンダ58の上下に設けられ、特に、油路84は略上方に向かって開口されることにより、ドレン油路を通って作動油が抜けやすい状態を形成するとともに、ドレン油路内に発生した気泡が抜けやすい状態を形成している。
【0045】
上述の如く構成されたリークバルブ68は、図5及び図9乃至図11に示す如く、油圧式無段変速装置25が中立状態にあるとき、すなわち、油圧ポンプ37の可動斜板45が中立操作位置にあるときには、中立状態(S21)にあり、このときのピストン64及びピストンバルブ62の位置を中立位置とする。リークバルブ68は、ピストンバルブ62が中立位置にあるときには閉じられた状態にあり、ピストンバルブ62がバルブシリンダ58内を上下に摺動して中立位置から上下に位置移動することにより開かれた状態となる。
【0046】
ピストンバルブ62が上方へ移動して開放状態となったリークバルブ68(図10のS22、図11のS34)では、バルブシリンダ58内周に形成された溝58eと、ピストンバルブ62外周に形成された溝62hとが連通され、油路70から油路85に繋がるドレン油路が開放されて、前進時に高圧側(後進時に低圧側)となる油路70のリークバルブが開かれた状態となる。そして、ピストンバルブ62が上方へ移動して開放状態となったリークバルブ68では、復帰付勢部材59の作用によりピストンバルブ62に下方へ移動しようとする力が働き、ピストンシリンダ室62cの作動油がオリフィス64aを通ってピストン64上方から下方に徐々に移動する。これにより、時間の経過に伴って、ピストン64はその位置を保持されたままで、ピストンバルブ62のみが徐々にバルブシリンダ58内を下方に摺動して中立位置まで復帰する。
【0047】
ピストンバルブ62が下方へ移動して開放状態となったリークバルブ68(図10のS24、図11のS32)では、バルブシリンダ58内周に形成された溝58dと、ピストンバルブ62外周に形成された溝62eとが連通され、油路70から油路84に繋がるドレン油路が開放されて、前進時に高圧側(後進時に低圧側)となる油路70のリークバルブが開かれた状態となる。そして、ピストンバルブ62が下方へ移動して開放状態となったリークバルブ68では、復帰付勢部材59の作用によりピストンバルブ62に上方へ移動しようとする力が働き、作動油がオリフィス64aを通ってピストン64下方から上方に徐々に移動する。これにより、時間の経過に伴って、ピストン64はその位置を保持されたままで、ピストンバルブ62のみが徐々にバルブシリンダ58内を下方に摺動して中立位置まで復帰する。
【0048】
上述の如く構成されたリークバルブ68の、前後進操作ペダル26の急激な踏込及び踏込解除操作に対する動作について、それぞれ前進時と後進時に分けて、図5及び図9乃至図11を用いて説明する。
【0049】
まず、前進時における急激な踏込操作時のリークバルブ68の動作から説明する。前進時には、油路70は高圧側油路となり、油路71は低圧側油路となる。図5、図9及び図10に示す如く、リークバルブ68が閉じられた中立状態(S21)であるときに、前後進操作ペダル26が前進方向に急激に踏込操作されると、変速レバー30と変速カム50とが一体的に操作軸31を中心として前進方向(F方向)に急激に回転され、これに伴って急激にピストンロッド55が上方へ牽引される。
【0050】
ピストンロッド55の動きに伴って、ピストン64が急激にピストンバルブ62内部に形成されたピストンシリンダ室62cを上方へ摺動しようとするが、ピストン64の上方に位置する作動油の圧を受けてリードバルブ63がピストン64側へ撓んでオリフィス64aが閉塞される。これにより、ピストンシリンダ室62c上部内の作動油の逃げ場がなくなりピストン64の上方への摺動が抑制され、ピストン64とピストンバルブ62とが略一体となって、バルブシリンダ58内を上方に摺動し、リークバルブ68はピストンバルブ62が上方に移動した開放状態(S22)となる。これにより、前進時に高圧となる油路70の作動油が逃がされて、油路70の圧が急激に変化することが防止され、油圧モータ36の出力が急激に変速されることが防止される。
【0051】
ピストン64の動きが停止されると、リードバルブ63はその弾性により復帰してオリフィス64aが開かれ、復帰付勢部材59の付勢力が勝りピストンバルブ62は下方へ摺動しようとし、ピストンバルブ62のみが中立位置に復帰し、前進時中立復帰状態(S23)となる。
【0052】
次に、前進時における急激な踏込解除操作時のリークバルブ68の動作を説明する。前後進操作ペダル26の踏込解除操作は、前後進操作ペダル26の踏込力を解除する操作である。変速レバー30及び該変速レバー30と一体的に回動する変速カム50は、中立復帰付勢部材53により、油圧式無段変速装置25が中立状態となるように付勢されているため、踏込解除操作を行うと、最終的には、変速レバー30及び変速カム50は中立操作位置にある状態になり、従って、該変速カム50に連動するピストンロッド55に操作されるピストン64は、中立位置に復帰することとなる。
【0053】
リークバルブ68が前進時中立復帰状態(S23)であるときに、前後進操作ペダル26が急激に踏込解除操作されると、変速レバー30と変速カム50とが一体的に操作軸31を中心として後進方向(中立方向・R方向)に急激に回転され、これに伴って急激にピストンロッド55が下方へ押し込まれる。
【0054】
このとき、ピストンロッド55の動きに伴って、ピストン64がピストンシリンダ室62cを下方へ摺動しようとするが、ピストン64の下方にある作動油はリードバルブ63が開かれてもオリフィス64aから少量しか流出できないので、ピストン64とピストンバルブ62とが略一体となってバルブシリンダ58内を下方に摺動する。これにより、リークバルブ68は、ピストンバルブ62が下方に移動した開放状態(S24)となり、油路70の作動油が閉油路より流出される。これにより、前進時に高圧となる油路70の油圧が急激に減少変化することが抑制され、油圧モータ36の出力が急激に減速されることが防止される。
【0055】
そして、ピストン64が中立位置まで復帰されると、前述の如く、ピストンバルブ62が下方に移動した開放状態(S24)にあるリークバルブ68は、その後復帰付勢部材59の付勢力によりピストンバルブ62は上方へ摺動しようとし、リードバルブ63にオリフィス64a側から圧がかかり開かれ、ピストン64はその位置を保持したままピストンバルブ62が中立位置に復帰する。こうして、リークバルブ68が、中立状態(S21)に復帰する。
【0056】
次に、後進時における急激な踏込操作時のリークバルブ68の動作を説明する。後進時には、油路70は低圧側油路となり、油路71は高圧側油路となる。図5、図9及び図11に示す如く、リークバルブ68が中立状態(S31)であるときに、前後進操作ペダル26が後進方向に急激に踏込操作されると、変速レバー30と変速カム50とが一体的に操作軸31を中心として後進方向(R方向)に急激に回転され、これに伴って急激にピストンロッド55が下方へ押し込まれ、ピストン64が下方へ移動される。
【0057】
このとき、オリフィス64aの口径がオリフィスとしての効果を有するのであれば、ピストン64とピストンバルブ62は略一体となってバルブシリンダ58内を下方に摺動し、リークバルブ68はピストンバルブ62が下方に移動した開放状態(S32)となる。そして、前述の如く、時間の経過に伴い、復帰付勢部材59の付勢力によりピストンバルブ62は上方へ摺動しようとし、リードバルブ63にオリフィス64a側から圧が掛かり開かれ、ピストン64はその位置を保持したままピストンバルブ62のみがバルブシリンダ58内を上方に摺動して中立位置に復帰し、リークバルブ68は後進時中立復帰状態(S33)となる。
【0058】
一方、オリフィス64aの口径がオリフィスとしての効果を有さないときには、作動油は抵抗なくオリフィス64aを通過してピストンバルブ62は中立位置を保持したまま、ピストン64がピストンシリンダ室62cを下方へ摺動し、後進時中立復帰状態(S33)となる。
【0059】
次に、後進時における急激な踏込解除操作時にリークバルブ68の動作を説明する。リークバルブ68が後進時中立復帰状態(S33)にあるときに、後進方向に踏込操作されている前後進操作ペダル26が急激に踏込解除操作されると、変速レバー30と変速カム50とが一体的に操作軸31を中心として前進方向(F方向)に急激に回転され、これに伴って急激にピストンロッド55が上方へ牽引される。
【0060】
このとき、ピストンロッド55の上方への牽引に伴ってピストン64が上方へ移動しようとすれば、ピストン64の上方に位置する作動油の圧を受けて、リードバルブ63が下方(ピストン64)側に撓み、ピストン64に形成されたオリフィス64aが閉塞される。これにより、ピストン64の上下の作動油が移動できなくなり、ピストン64とピストンバルブ62は略一体となってバルブシリンダ58内を上方へ摺動し、リークバルブ68はピストンバルブ62が上方に移動した開放状態(S34)となる。これにより、後進時に低圧側となる油路70の作動油が閉回路から逃がされ、高圧側油路の作動油の流動抵抗が大きくなり、油圧モータ36の出力が急激に変速されることが防止される。
【0061】
そして、ピストン64が中立位置に復帰してその動きが停止されると、リードバルブ63上方にある作動油の圧が低減されて、リードバルブ63が元の状態に復帰し、オリフィス64aが開通されてピストン64の上方から下方へ作動油が移動可能な状態となる。オリフィス64aが開通されると、前述の如く、ピストンバルブ62が上方に移動した開放状態にあるリークバルブ68は、ピストン64の位置を保持したままピストンバルブ62のみがバルブシリンダ58内を下方に摺動し中立位置まで復帰する。このようにして、リークバルブ68は中立状態(S31)に復帰する。
【0062】
なお、前後進操作ペダル26の、緩やかな踏込及び踏込解除操作に対しては、ピストン64の上方に位置する作動油はリードバルブ63とピストン64上面との間の隙間からオリフィス64aを介してピストン64の下方へ移動し、また、ピストン64の下方に位置する作動油はリードバルブ63とピストン64上面との間の隙間からオリフィス64aを介してピストン64の上方へ移動することができる。従って、前進時には、図10に示す如く、中立状態(S21)から前進時中立復帰状態(S23)へ移行し、油路70から作動油は流出されず、また、後進時には、図11に示す如く、中立状態(S31)から後進時中立復帰状態(S33)へ移行し、油路70から作動油は流出されない。このように、緩やかな踏込及び踏込解除操作に対しては、リークバルブ68は閉じられた状態を保持することとなる。
【0063】
上述の如く、リークバルブ68は、前後進操作ペダル26の急激な操作に対してバルブを開き、前進時には高圧側油路を、後進時には低圧側油路をドレン油路に接続して、作動油の一部を該ドレン油路から逃がし、また、前後進操作ペダル26の緩やかな操作に対してはバルブを閉じた状態を保持するように構成されている。
【0064】
すなわち、変速レバー30及び変速カム50が急激に操作されたときには、ピストン64に設けられたオリフィス64aを通ってピストン64の上下間を移動しようとする作動油の流動抵抗や、掛かる圧に応じてオリフィス64aを塞ぐリードバルブ63の作用を利用して、ピストン64と該ピストン64を内挿しているピストンバルブ62とを一体的にバルブシリンダ58内を上方又は下方に摺動させることによって、ピストンバルブ62とバルブシリンダ58の相対位置を変化させ、リークバルブ68を開いて、油圧式無段変速装置25の油圧モータ36と油圧ポンプ37とを繋ぐ閉油路をドレン油路に開放するようにされている。
【0065】
そして、上述の如く、油圧式無段変速装置25の閉じられた油路の作動油をリークすることにより、油路の圧力の急激な変化を抑制して、油圧モータ36の出力の急激な変化を抑制している。これにより、前後進操作ペダル26の操作時に急激に車速が変更されて車両の前部が浮き上がるような状態が生じる現象(ジャーキー現象)を、緩和することができる。
【0066】
さらに、リークバルブ68では、該リークバルブ68が開かれて油路70の作動油を逃がす状態にあっても、経過の時間に伴って、リークバルブ68が自動的に閉じられる。これは、ピストン64に形成されたオリフィス64aを通って作動油がピストン64の上下間を徐々に移動可能とされ、また、ピストンバルブ62を中立位置に復帰させる方向に付勢している復帰付勢部材59が備えられることによって、ピストン64の位置にかかわらず、ピストン64の位置を保持した状態でピストンバルブ62のみが徐々に中立位置に復帰されるためである。このようにして、時間の経過に伴って、ピストンバルブ62を自動的に中立位置に復帰させてリークバルブ68を閉じた状態とし、油圧式無段変速装置25の出力を無駄なく利用できる状態としている。
【0067】
なお、ピストン64に形成されたオリフィス64aが閉塞されている場合には、ピストン64の動きが停止されることによりオリフィス64aを塞ぐリードバルブ63に掛かる圧が低減されて、該リードバルブ63が元の位置に復帰することによって、オリフィス64aが開通されたのち、ピストンバルブ62が中立位置に復帰できる状態となる。
【0068】
【発明の効果】
本発明は、以上のように構成したので、以下に示すような効果を奏する。
【0069】
請求項1に示す如く、油溜りを形成するハウジング(33)に内装した、少なくとも一方を可変容積型とした油圧ポンプ(37)及び油圧モータ(36)と、これらの間の閉油路を形成するセンタセクション(38)とで構成され、車体の前後進及び変速操作する前後進変速操作具の操作によって、可変容積用の可動斜板(45)の変速操作部材(50)を連動操作し、前後進及び変速操作する油圧式無段変速装置において、該閉油路は、開閉可能なリークバルブ(68)を介してドレン油路を連通し、前記前後進変速操作具の前進及び後進への急激な操作に対して、該リークバルブ(68)を開いて、閉油路の作動油を前記油溜りにリークし、該閉油路の圧力の急激な変化を抑制し、該油圧モータ(36)の出力の急激な変化を抑制するように構成し、前記リークバルブ(68)は、前後進変速操作具の緩やかな操作及び操作停止に対しては、閉じるように構成したので、変速操作具が急激に操作されたときに油路が急激に高圧になることが抑制されて、出力の急激な変化が抑制される。
【0070】
また、前記リークバルブを、変速操作具の緩やかな操作及び操作停止に対して閉じるように構成したので、変速操作具の緩やかな操作及び操作停止時には油圧式無段変速装置の出力を無駄なく利用することができる。
【0071】
請求項2に示す如く、請求項1記載の油圧式無段変速装置において、前記リークバルブ(68)を、バルブシリンダ(58)と、該バルブシリンダ(58)内に摺動可能に内装され、バルブシリンダ(58)との間で相対的に変位させることにより、ドレン油路を遮断した状態から開通した状態とするピストンバルブ(62)と、該ピストンバルブ(62)内部に形成され作動油で満たされたピストンシリンダ室(62c)内に摺動可能に内装され、前記変速操作部材(50)に係動するピストン(64)と、該ピストン(64)により分割されるピストンシリンダ室(62c)内を連通するオリフィス(64a)とで構成し、前記オリフィス(64a)をピストン(64)に形成したので、急激な変速操作具の操作に対して、ピストンとピストンバルブが一体的にバルブシリンダ内を摺動し、緩やかな変速操作具の操作に対して、ピストンがピストンバルブに形成されたピストンシリンダ室内を摺動することができ、急激な変速操作具の操作に対してバルブを開き閉油路とドレン油路とを連通した状態とすることができる。これにより、油路が急激に高圧になることが抑制されて、出力の急激な変化が抑制される。
【0072】
また、前記オリフィスをピストンに形成したので、オリフィスの加工が簡易となる。また、絞りを別経路に設ける構成に比べて構成を簡単にすることができる。
【0073】
請求項3に示す如く、請求項2記載の油圧式無段変速装置において、前記オリフィス(64a)の、ピストン(64)摺動方向のうち少なくとも一側に、オリフィス(64a)を閉塞可能とするリードバルブ(63)を設け、該リードバルブ(63)により前後進変速操作具の緩やかな操作及び操作停止に対しては、閉じるように構成したので、ピストンの動きに応じてオリフィスを閉塞させたり開放させたりすることができる。リードバルブの弁体は弾性体のプレート等で簡単に構成できる。
【0074】
請求項4に示す如く、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の油圧式無段変速装置において、前記リークバルブ(68)を前記センタセクション(38)に挿設固定したので、油路を短く構成することができ、リークバルブを省スペースに配置することができる。また、リークバルブの作動油として油圧式無段変速装置の作動油を利用することができるようになる。
【0075】
請求項5に示す如く、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の油圧式無段変速装置において、前記リークバルブ(68)を、前記ピストン(64)の摺動方向が略上下方向となるように配置したので、リークバルブから作動油や発生した気泡がドレン油路に流出し易い状態とすることができる。
【0076】
請求項6に示す如く、請求項2乃至請求項5記載のいずれか一項に記載の油圧式無段変速装置において、前記ピストンバルブ(62)を遮断位置に付勢する復帰付勢部材(59)を設けたので、開放された状態にあるリークバルブは、ピストンの位置にかかわらず、すなわち、変速操作状態にかかわらず、時間の経過に伴って、自動的に閉じられる。
【0077】
請求項7に示す如く、請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の油圧式無段変速装置において、前記変速操作部材(50)を、中立操作位置に復帰させる中立復帰付勢部材(53)を設けたので、変速操作具の操作を解除すれば、変速操作部材が中立操作位置となってピストンの動きが停止することに伴って、リードバルブに掛かる圧が低減されてオリフィスが開かれた状態とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る出力変化緩和機構を備えた油圧式変速装置を搭載したモアトラクタを示す全体側面図。
【図2】 油圧式無段変速機構の構成を示す平面図。
【図3】 油圧式無段変速機構の油圧ポンプを含む側面断面図。
【図4】 図2におけるA−A矢視断面図。
【図5】 リークバルブを示す側面断面図。
【図6】 ピストンの構造を示す拡大断面図。
【図7】 リークバルブ上部の構造を示す図5におけるX−X矢視断面図。
【図8】 リークバルブ下部の構造を示す図5におけるY−Y矢視断面図。
【図9】 油圧式無段変速機構の油圧回路図。
【図10】 前進時のリークバルブの動作を示す図。
【図11】 後進時のリークバルブの動作を示す図。
【符号の説明】
24 入力軸
26 前後進操作ペダル(変速操作具)
30 変速レバー
33 ハウジング
35 車軸
36 油圧モータ
37 油圧ポンプ
38 センタセクション
50 変速カム(変速操作部材)
55 ピストンロッド
58 バルブシリンダ
59 復帰付勢部材
62 ピストンバルブ
62c ピストンシリンダ室
63 リードバルブ
64 ピストン
64a オリフィス
68 リークバルブ
70・71 油路

Claims (7)

  1. 油溜りを形成するハウジング(33)に内装した、少なくとも一方を可変容積型とした油圧ポンプ(37)及び油圧モータ(36)と、これらの間の閉油路を形成するセンタセクション(38)とで構成され、車体の前後進及び変速操作する前後進変速操作具の操作によって、可変容積用の可動斜板(45)の変速操作部材(50)を連動操作し、前後進及び変速操作する油圧式無段変速装置において、該閉油路は、開閉可能なリークバルブ(68)を介してドレン油路を連通し、前記前後進変速操作具の前進及び後進への急激な操作に対して、該リークバルブ(68)を開いて、閉油路の作動油を前記油溜りにリークし、該閉油路の圧力の急激な変化を抑制し、該油圧モータ(36)の出力の急激な変化を抑制するように構成し、前記リークバルブ(68)は、前後進変速操作具の緩やかな操作及び操作停止に対しては、閉じるように構成したことを特徴とする油圧式無段変速装置。
  2. 請求項1記載の油圧式無段変速装置において、前記リークバルブ(68)を、バルブシリンダ(58)と、該バルブシリンダ(58)内に摺動可能に内装され、バルブシリンダ(58)との間で相対的に変位させることにより、ドレン油路を遮断した状態から開通した状態とするピストンバルブ(62)と、該ピストンバルブ(62)内部に形成され作動油で満たされたピストンシリンダ室(62c)内に摺動可能に内装され、前記変速操作部材(50)に係動するピストン(64)と、該ピストン(64)により分割されるピストンシリンダ室(62c)内を連通するオリフィス(64a)とで構成し、前記オリフィス(64a)をピストン(64)に形成したことを特徴とする油圧式無段変速装置。
  3. 請求項2記載の油圧式無段変速装置において、前記オリフィス(64a)の、ピストン(64)摺動方向のうち少なくとも一側に、オリフィス(64a)を閉塞可能とするリードバルブ(63)を設け、該リードバルブ(63)により前後進変速操作具の緩やかな操作及び操作停止に対しては、閉じるように構成したことを特徴とする油圧式無段変速装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の油圧式無段変速装置において、前記リークバルブ(68)を前記センタセクション(38)に挿設固定したことを特徴とする油圧式無段変速装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の油圧式無段変速装置において、前記リークバルブ(68)を、前記ピストン(64)の摺動方向が略上下方向となるように配置したことを特徴とする油圧式無段変速装置。
  6. 請求項2乃至請求項5記載のいずれか一項に記載の油圧式無段変速装置において、前記ピストンバルブ(62)を遮断位置に付勢する復帰付勢部材(59)を設けたことを特徴とする油圧式無段変速装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載の油圧式無段変速装置において、前記変速操作部材(50)を、中立操作位置に復帰させる中立復帰付勢部材(53)を設けたことを特徴とする油圧式無段変速装置。
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