JP4105544B2 - 流体ディスペンサ装置 - Google Patents
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Description
そうして、本発明は、弁の定量チャンバ充填する際の状態が、完全かつ信頼性の高い形で定量チャンバが充填されることを確実にするのに適したものとなる、と保証できるような流体ディスペンサ装置を提供することを目的とする。
本発明はさらに、製造および組立が簡単かつ低コストであるような流体ディスペンサ装置を提供することを目的とする。
また、前記ブレーキ装置は機械的なものであり、前記固定用部材に接続された移動部材を有し、当該移動部材は、1つ以上のブレーキ部材に接して、あるいは、それらの間を、摩擦を伴う形でスライド移動すること、とするのが効果的である。
また、車の各々は、それぞれ変形可能アームに固定され、ロッドが前記車の間をスライド移動する際は、各アームが前記車を互いに接近させるように変形するようになっており、それによって、前記ロッドに加わる摩擦を大きくしてブレーキ効果を生じさせること、とするのが効果的である。
また、前記ブレーキ装置は、前記固定用部材に接続されたピストンを有し、前記ピストンはチャンバ内を耐漏洩様態でスライド移動し、前記チャンバまたは前記ピストンは小さい開口部を備え、それによって、気体または液体は、低速でしか前記チャンバに出入りできないこととなり、その結果、前記ピストンの移動も低速となること、とするのが効果的である。
また、本発明の第4の実施の形態として、前記弁部材解放システムは遅延システムを有し、当該遅延システムは、弁部材が投与位置に達してから予め定められた遅延時間の後に定量弁の弁部材を解放するように作られていること、とする。
本発明は、全ての種類の呼吸駆動式吸入器(BAI)に適用できる。また、ここで説明する複数の実施の形態についても、こうした吸入器(内部で、呼吸駆動式トリガシステムのスプリングが弁部材に作用するもの)を参照して説明しているが、スプリングが貯蔵器の端壁に作用する型の装置にも本発明を適用できることは明らかである。弁を駆動させるための弾性力が弁部材に加えられるか貯蔵器に加えられるかは、本発明に対して直接的な影響はない。本発明はいずれの場合にも適用できるものである。これは、呼吸駆動式トリガシステムが有する前記スプリングの位置や状態に関わりなく弁部材をその休止位置に戻すことを可能にする、というのが本発明の働きだからである。
先ず、図1、2を参照しながら、本発明の第1の実施の形態について説明する。この第1の実施の形態では、弁部材を解放するためのシステムとして、弁部材がその投与位置に達したタイミングで自動的に動作する、というものが設けられておいる。なお、この投与位置において、弁部材は、定量チャンバ内に入っている1回分の量の流体を送り出す。
ここでの空気ブレーキの例については、吸引によるシステム動作と関連付けて説明しているが、図8乃至11の空気ブレーキについては、圧縮によって動作する形で実装できることは明らかである。その場合、ピストン61は、休止位置ではチャンバ62の端壁から離れており、装置が駆動されると、弾性的に前記端壁に対して押し付けられて、チャンバ62内部に入っている空気は、前記径の小さい開口部63を通る以外に外に出ることはできない状態となる。そして、外に出るにしても低速度となるので、所望のブレーキ効果が実現されることになる。
また、変形例では、所望のブレーキ機能を実現することのできるギアシステムを用いることも可能である。
Claims (16)
- 流体ディスペンサ装置であって、
流体および推進ガスが格納された貯蔵器(1)と、前記貯蔵器に設置された定量弁(2)であって、投与位置と休止位置との間を移動するように設置された弁部材(3)と定量チャンバとを有する前記定量弁(2)と、そして、前記弁を駆動するための自動トリガシステムであって、ユーザの吸引動作によって駆動される前記トリガシステムと、有し、
前記トリガシステムはスプリングに形成または、これに固定された弾性部材(10)を有し、前記弾性部材はユーザの手によって移動させられて準備完了の状態(cocked position)になり、この状態では張力を持たされた状態に保持され、ここからトリガシステムの駆動によって前記弾性部材(10)は解放され、そこから、当該弾性部材は、弁(2)の弁部材(3)をその投与位置方向に移動させるように調整された力を加えながら、駆動位置に移動し、その後、前記弾性部材(10)はユーザの手によって駆動位置から休止位置に戻され、当該休止位置においてはもはや、前記弁部材をその投与位置方向に押しやることはしておらず、
特徴となるのは、
貯蔵器(1)または弁(2)の有する弁部材(3)と協働する弁部材解放システムを有し、それによって、弁の定量チャンバ内に入っている流体が投与された後には、前記弁部材(3)は、トリガシステムの前記弾性部材(10)から加わる力から解放され、さらに、装置が駆動された後には、前記弁部材(3)が、弁の戻しスプリングによって、前記弾性部材の位置に関わりなく、休止位置に戻されるようになっている、という点である、
という前記流体ディスペンサ装置。 - 前記弁部材解放システムは、弁部材(3)および流体貯蔵器(1)のうち一方と協働する固定用部材(20)を有し、
前記固定用部材(20)は固定位置と非固定位置との間を移動するように設置されており、前記固定用部材が固定位置にある際、弁部材(3)はトリガシステムの前記弾性部材(10)によって投与位置に運び込まれることができ、前記固定用部材が非固定位置にある際、弁部材(3)は前記弾性部材(10)の位置に関わりなく、休止位置に運び込まれ、
前記固定用部材(20)は、トリガシステムが駆動された後に、非固定位置に押しやられること、
を特徴とする請求項1に記載の装置。 - 弁部材解放システムは、保持位置および非保持位置から移動させることの可能な保持部材(30)を有し、
当該保持部材は、前記保持位置においては前記固定用部材(20)をその固定位置に保持し、前記非保持位置においては前記固定用部材(20)をその固定位置に保持せず、
前記保持部材(30)は、弁部材(3)がその投与位置に達した際に、非保持位置に向かって移動させられること、
を特徴とする請求項2に記載の装置。 - 前記弁部材解放システムは制御部材(40)を有し、当該制御部材(40)は一方で弁部材(3)と、他方で保持部材(30)と協働し、それによって、弁部材(3)がその投与位置に達する際には、制御部材(40)は保持部材(30)をその非保持位置に移動させることを可能とし、その結果、固定用部材(20)は移動させられて非固定位置に入り、弁部材は弁の戻しスプリングによって休止位置に戻されること、
を特徴とする請求項3に記載の装置。 - 前記保持部材(30)は弾性変形可能であり、前記制御部材は第1の内径(41)を有する部分と第2の内径(42)を有する部分とを有し、
前記第1の内径の部分は保持手段(30)と協働して、これが変形することを防ぎ、さらにこれを、その保持位置に留め、
第2の内径(42)は前記第1の内径(41)よりも大きく、弁部材(3)がその投与位置に達するタイミングで前記保持部材(30)と協働し、それから、前記保持部材(30)をその非保持位置方向に変形させることを可能とすること、
を特徴とする請求項4に記載の装置。 - 前記固定用部材(20)はブレーキ装置(50,60)を有し、当該ブレーキ装置は、トリガシステムが駆動された後、前記固定用部材(20)の非固定位置の方向への移動の速度を下げるように作られていること、
を特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載の装置。 - 前記ブレーキ装置(50)は機械的なものであり、前記固定用部材(20)に接続された移動部材(55)を有し、当該移動部材は、1つ以上のブレーキ部材(51,52)に接して、あるいは、それらの間を、摩擦を伴う形でスライド移動すること、
を特徴とする請求項6に記載の装置。 - 前記移動部材は歯付きロッド(55)であり、前記ブレーキ部材はエラストマー製の2つの車(51,52)で成り、前記ロッド(55)は前記車(51,52)の間を、摩擦を伴う形でスライド移動すること、
を特徴とする請求項7に記載の装置。 - 車(51,52)の各々は、それぞれ変形可能アーム(53,54)に固定され、ロッド(55)が前記車の間をスライド移動する際は、各アーム(53,54)が前記車(51,52)を互いに接近させるように変形するようになっており、それによって、前記ロッド(55)に加わる摩擦を大きくしてブレーキ効果を生じさせること、
を特徴とする請求項8に記載の装置。 - 前記ブレーキ装置(60)は、空気式および/または水圧式であること、
を特徴とする請求項6に記載の装置。 - 前記ブレーキ装置(60)は、前記固定用部材(20)に接続されたピストン(61)を有し、前記ピストン(61)はチャンバ(62)内を耐漏洩様態でスライド移動し、
前記チャンバ(62)または前記ピストン(61)は小さい開口部(63)を備え、それによって、気体または液体は、低速でしか前記チャンバ(62)に出入りできないこととなり、その結果、前記ピストン(61)の移動も低速となること、
を特徴とする請求項10に記載の装置。 - 弁部材解放システムは、第1の固定用部材(20a)と第2の固定用部材(20b)とを有し、前記第1の固定用部材は、弁部材(3)が投与位置に達した際に非固定位置に移動させられ、前記第2の固定用部材は、ブレーキシステム(50,60)を備え、前記第1の固定用部材(20a)がその非固定位置にある時に、これによって、第2の固定用部材用の非固定位置に押し込まれ、それによって、ブレーキシステム(50,60)は、弁部材(3)が投与位置にある時に一度だけしか駆動されないようになっていること、
を特徴とする請求項3乃至5および請求項6乃至11のいずれかに記載の装置。 - 前記第1の固定用部材(20a)は、第1に貯蔵器(1)の端壁と協働し、第2に前記ブレーキ(50,60)に固定された前記第2の固定用部材(20b)と協働すること、
を特徴とする請求項12に記載の装置。 - 前記弁部材解放システムは遅延システムを有し、当該遅延システムは、弁部材(3)が投与位置に達してから予め定められた遅延時間の後に定量弁(2)の弁部材(3)を解放するように作られていること、
を特徴とする請求項1乃至13のいずれかに記載の装置。 - 弁部材解放システムは、制御部材(40)と協働する保持部材(30)によって保持される第1の固定用部材(20a)を有し、
前記制御部材(40)は、トリガシステムの弾性部材(10)に固定された第1の部分(48)と、そして、一方で前記保持手段(30)と他方でブレーキシステム(50,60)を備えた第2の固定用部材(20b)と協働する第2の部分(49)と、制御部材(40)の前記第1および第2の部分の間に配置されたスプリングなど剛性の低い弾性部材(45)とを有し、
その結果、前記第1の固定用部材(20a)がその非固定位置の方向に移動可能となるのは予め定められた遅延時間の後となるため、弁(2)の前記弁部材(3)がその休止位置戻ることが可能とされ、
前記遅延時間は、前記弾性部材(45)の力を受けて、前記ブレーキシステム(50,60)に対して、第2の固定用部材(20b)が非固定位置へと移動するのに要する時間に対応しており、その結果、制御部材(40)の前記第2の部分(49)を、保持手段(30)が変形してその非保持位置に入ることが可能となる位置へと移動させ、それにより、第1の固定用部材(20a)が移動してその非固定位置に入ることを可能とすること、
を特徴とする請求項14に記載の装置。 - 前記遅延システムが、電気的または電気機械的であること、
を特徴とする請求項14に記載の装置。
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