JP4105507B2 - コンテンツ流通装置,コンテンツ流通処理方法,コンテンツ流通システムプログラムおよびその記録媒体 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,コンテンツ流通システムのアプリケーションに関するもので,画像や映像等にIDを付して,著作権を保護しながら,コンテンツを流通させるシステムの基盤技術に関する。
【0002】
特に,本発明は,コンテンツ流通システムにおける映像コンテンツ配信サービス用のアプリケーション・ソフトウェアの共通コンポーネントに関するものである。共通コンポーネントは,映像コンテンツ配信サービス構築を対象として適用する汎用コンポーネント群であり,映像コンテンツ配信サービスASP事業へ導入し,そのASP上の個別サービス構築を,第1にフレームワークの提供と,第2に汎用コンポーネント群の提供という点からコンテンツ流通システムの構築を支援するものである。
【0003】
【従来の技術】
従来のコンテンツ流通システムでは,サービス内容や提供対象によって,個々のシステムが作られている。つまり,従来の技術では,システムが共通的な部分と利用シーンに応じて変える部分に別れておらず,共通的なソフトウェアの部品であっても,サービスに依存する部分と,プラットフォーム(以下,PFとも記す)要素に依存する部分が一体化されているシステム構成が一般的であった。また,様々なコンテンツ流通サービスに適したプログラムレベルでのインタフェースの切り出しが行われていない。ここで言っているインタフェースとは,ハード的,電気的なインタフェースではなく,ソフトウェア上の命令文や伝達文等のやり取りを行う特定のまとまりを切り出したものを指す。
【0004】
従来技術の代表的なものとして,オペレーティング・システム(OS)やハードウェア等の異なるプラットフォーム上で開発されたアプリケーションプログラムを移植あるいは作り変えることなくシステムの構築をしようとする情報処理装置がある(例えば,特許文献1参照)。特許文献1に記載の従来技術は,情報処理装置内に,オープンビジネス共通基盤装置を有し,オープンビジネス基盤装置は,API整合制御装置が複数のAPI制御装置に接続された構成になっている。多様なインタフェースを内蔵することで,異なるプラットフォーム上で記述されたAPを統合しようとするものである。
【特許文献1】
特開平10−40080号公報(第1−2頁)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ここで,上記従来技術において定義しているインタフェースは,選択されたOSやハードウェア等のプラットフォームと複数のアプリケーションプログラムを透過的につなぐために,種類を豊富に持つことでAP統合の問題を解決しており,具体的なインタフェースとしてどのようなものが良いのか,特に,コンテンツ流通事業者がサービスするアプリケーションを想定して,検討したものではない。また,プラットフォームサーバに搭載するソフトウェアをレイヤに分割してそれぞれのインタフェースを決めて汎用性を高めるというような記載は,上記特許文献1にはない。このため,このような従来の技術では,ネットワーク管理者,最終購入者であるユーザ(消費者)やサービス事業者の3者の立場で拡張性の期待できるコンテンツ流通基盤が実現できない。
【0006】
すなわち,従来の技術では以下のような問題点があった。
(1)コンテンツ流通における様々なビジネスモデルに応じて,利用しているシステムを,その都度,システムを全面的に作り替えなくてはならない。
(2)システム開発においてプラットフォーム(PF)要素のインタフェースを直接利用する場合,利用するPF要素の仕組み,使い方を熟知しないと,システム構築できない。
【0007】
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので,
A)映像コンテンツ配信サービスのための関連プラットフォームを統合する操作を実現すること,
B)映像コンテンツ配信システム開発での拡張性を確保すること,
C)映像コンテンツ配信システム開発で再利用可能なコンポーネント(ソフトウェアの構成上のひとかたまり)を整備すること,
を満たしたコンテンツ流通システム基盤を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は,上記課題を解決するため,以下を特徴とする。
【0009】
市販ソフトウェア及びパッケージなどのプラットフォーム(PF)要素を利用して動作するコンテンツ流通におけるコンテンツ流通システムにおいて,様々なコンテンツ流通のモデルに対応したアプリケーション(AP)シナリオの部分(APシナリオ部)とアプリケーションによって変化しない部分(AP共通機能部)の2階層に分け,さらに,拡張性を確保するためにAP共通機能部を,サービスモデルに依存しやすい部分としてサービス系レイヤ(APシナリオ部とのインタフェースを有する)とPF要素のコマンドに依存しやすい部分として機能系レイヤ(PF要素とのインタフェースを有する)に分けて構成した。
【0010】
すなわち,APシナリオ部とAP共通機能部にソフトウェアアーキテクチャでレイヤを分けて,それぞれのインタフェース(IF)を設ける。
【0011】
また,AP共通機能部においては,APシナリオ部分とのインタフェースを提供する部分と,PF要素へのインタフェースを統合する部分にソフトウェアアーキテクチャでレイヤを分け,それぞれインタフェース(IF)を設ける。
【0012】
このようなAP共通機能部の階層(レイヤ)において,お互いのコンポーネントを操作するインタフェースは,下位の連携するインタフェースを隠蔽する構成(上位のIFに下位のIFが含まれる構成)となるように,例えば関連する操作,パラメータなどを含んだコマンドカプセルを実装した。アプリケーション部分とプラットフォーム部分を連携及び独立させるための仕組みとして,例えば実行エンジンを構築し,コマンドカプセルによって実行エンジンが動作するような構造とすることができる。
【0013】
AP共通機能部のサービス系レイヤは,コンテンツ管理サービスパッケージ,商品/コース管理サービスパッケージ,商品販売/配信サービスパッケージ,商品消費サービスパッケージ,ユーザ管理サービスパッケージを持つ。
【0014】
また,機能系レイヤは,ユーザ管理機能パッケージ,コンテンツ管理機能パッケージ,商品管理機能パッケージ,販売管理機能パッケージ,課金決済機能パッケージ,商品配信機能パッケージを持つ。
【0015】
機能系レイヤにおけるユーザ管理機能パッケージは,利用者属性操作のためのインタフェース,ユーザ認証のためのインタフェースを提供し,コンテンツ管理機能パッケージは,権利属性操作のためのインタフェース,マスタコンテンツ操作のためのインタフェースを提供する。
【0016】
また,機能系レイヤにおける商品管理機能パッケージは,商品属性操作のためのインタフェース,取引履歴属性操作のためのインタフェースを提供し,課金決済パッケージは,課金決済属性操作のためのインタフェースを提供し,商品配信機能パッケージは,配信コンテンツ操作のためのインタフェース,ライセンス操作のためのインタフェースを提供する。
【0017】
一方,サービス系レイヤにおけるコンテンツ管理サービスパッケージは,コンテンツ権利属性登録受付/登録完了通知のためのインタフェース,コンテンツ検索/一覧/詳細参照/変更/削除のためのインタフェース,コンテンツ削除可否問合せのためのインタフェース,コンテンツ管理サービスパッケージに対するコンテンツ登録手続き状況検索のためのインタフェースを提供する。
【0018】
また,サービス系レイヤにおける商品/コース管理パッケージは,商品/コース属性登録/登録完了通知のためのインタフェース,商品/コース検索/一覧/詳細参照/変更/削除のためのインタフェース,商品/コース削除可否問合せのためのインタフェース,商品/コースに関連付けられたコンテンツ一覧/詳細参照のためのインタフェースを提供する。
【0019】
また,サービス系レイヤにおける商品販売/配信サービスパッケージは,コンテンツ配信手続き状況検索のためのインタフェース,販売履歴登録のためのインタフェース,販売履歴検索/一覧/詳細参照のためのインタフェース,ライセンス発行依頼のためのインタフェースを提供する。
【0020】
また,サービス系レイヤにおける商品消費サービスパッケージは,商品/コース照会のためのインタフェース,商品/コース検索/一覧/詳細参照のためのインタフェース,商品/コース購入済み問合せのためのインタフェース,商品/コース購入のためのインタフェース,コンテンツ視聴もしくはオンデマンド/ダウンロードのためのインタフェース,利用明細データ格納/検索のためのインタフェースを提供する。
【0021】
また,サービス系レイヤにおけるユーザ管理サービスパッケージは,ユーザ属性登録/登録完了通知のためのインタフェース,ユーザ属性検索/一覧/詳細参照/変更/削除のためのインタフェース,ユーザ属性重複チェックのためのインタフェース,ユーザログインのためのインタフェース,ユーザパスワード変更のためのインタフェース,ユーザパスワード問合せのためのインタフェース,ユーザアカウントの一時停止/再開のためのインタフェースを提供する。
【0022】
アプリケーションシナリオ部は,サービス系レイヤが提供するインタフェースを用いて,サービス系レイヤに対し,コンテンツ管理,商品/コース管理,商品販売/配信,商品消費またはユーザ管理に関する処理を依頼する。
【0023】
サービス系レイヤは,アプリケーションシナリオ部からの処理依頼に対し,機能系レイヤが提供するユーザ管理機能,コンテンツ管理機能,商品管理機能,販売管理機能,課金決済機能または商品配信機能に関するインタフェースを用いて,前記機能系レイヤに対して処理を依頼する。
【0024】
機能系レイヤは,サービス系レイヤからの処理依頼に対し,関連するプラットフォーム要素に対して操作命令を発行する。
【0025】
本発明は,以上のようなレイヤ構成を採用することにより,個々のサービス事業者が開発すべきコンテンツ流通サービスモデルを実現するためのAPシナリオ部に対し,データベースサーバ,ダウンロードサーバ,ライセンスサーバ,VDO配信サーバ,課金決済プラットフォーム,著作権管理プラットフォームといった関連プラットフォーム要素に対する個々の具体的な操作方法を隠蔽した形でインタフェースを提供し,APシナリオ部の作成によるコンテンツ流通システムの開発を容易にし,かつシステムの拡張性,保守性を向上させることができるようになる。
【0026】
また,AP共通機能部を,サービス系レイヤと機能系レイヤとに分けて構成し,機能系レイヤは,関連プラットフォーム要素の操作インタフェースを機能ごとに統合した関連インタフェースを提供する一方,サービス系レイヤは,APシナリオ部に対してコンテンツ流通サービスモデルごとに機能系レイヤのインタフェースをサービスの観点から統合したインタフェースを提供するので,関連プラットフォーム要素の操作インタフェースの変更に対し,サービス系レイヤに影響させないで対応することが可能であり,またサービス系レイヤにおけるAPシナリオ部への新しいインタフェースの追加なども,機能系レイヤに対する影響を極力少なくして実現することができるようになる。
【0027】
【発明の実施の形態】
図1は,基盤となるデータセンタを含めたコンテンツ流通ネットワークシステムの全体概念構成図である。
【0028】
図1において,1は本発明に係るコンテンツ流通システムに各PF要素を加えた広義のコンテンツ流通システム,3はデータセンタ,4はインターネット,5はインターネットへの接続サービスを行うプロバイダ(ISP),6はエンドユーザ(端末),7は専用線,8はサービス事業者(端末),9は決済代行業者(端末),10はPF事業者(端末)である。
【0029】
図2は,図1に示すコンテンツ流通システム1の詳細構成図である。図2において,2は本発明に係る狭義のコンテンツ流通システム,21はAPサーバ,22はAP共通DBサーバ,23はAP共通DB,11は各PF要素,30はAPシナリオ部,31はAP共通機能部,110は各PF要素のサーバである。また,310はサービス系レイヤ,311は機能系レイヤ,220は共通サーバ系レイヤである。
【0030】
本実施の形態では,APシナリオ部30,AP共通機能部31をJava(登録商標)開発環境を用いて実装した。APシナリオ部30は,実現するコンテンツ流通サービスモデルのアプリケーションごとに用意されるプログラム部分である。AP共通機能部31は,種々のアプリケーションに対して,あらかじめ共通に用意される共通コンポーネントである。また,AP共通DBサーバ22における共通サーバ系レイヤ220も,種々のアプリケーションに対して,あらかじめ共通に用意される共通コンポーネントである。共通サーバ系レイヤ220は,各種アプリケーションに対してコンテンツ流通システム2で用いる各種テーブルが格納されたAP共通DB23に対してのアクセスインタフェースを提供する。
【0031】
AP共通機能部31は,APシナリオ部30とのインタフェースを有するサービス系レイヤ310と,各PF要素のサーバ110およびAP共通DBサーバ22とのインタフェースを有する機能系レイヤ311とに分かれて構成される。
【0032】
サービス系レイヤ310は,APシナリオ部30に対し,コンテンツ流通サービスモデルごとに機能系レイヤ311のインタフェースをサービスの観点から統合したインタフェースを提供し,機能系レイヤ311は,関連する各PF要素のサーバ110とAP共通DBサーバ22の操作インタフェースを機能ごとに統合した関連インタフェースを提供する。
【0033】
本発明によるシステムを実現するにあたり,サービス事業者によりコンテンツ流通サービスモデルが異なり,アプリケーションが異なっても,各アプリケーションが共通に必要とする機能を,コンテンツ流通ビジネスの代表例として,映像コンテンツ配信サービスを行う場合を例にして抽出した。
【0034】
図3は,コンテンツ流通のシナリオモデルの例を示す。AP共通機能部31として必要なAP共通機能の抽出をするために,図3に示すコンテンツ流通のシナリオモデルを設定し,どのような情報管理と情報の使用が想定されるかを検討した。
【0035】
図3に示されるように,ユーザ属性管理は,プラットフォーム管理者,最終購入者であるユーザ,サービス事業者がそれぞれの立場でユーザ属性の登録,検索,更新,削除,を行う場合に使われるものである。商品属性管理は,ネットワーク管理者とサービス事業者が商品に関する属性を操作するものである。
【0036】
また,コンテンツ属性管理は,プラットフォーム事業者,サービス事業者がコンテンツの登録,検索,更新,削除を行うものである。コンテンツファイル管理は,プラットフォーム事業者,サービス事業者がコンテンツファイルの登録,検索,更新,削除を行うものである。商品販売属性管理は,プラットフォーム事業者,サービス事業者,一部ユーザが行うものである。また,コンテンツ配信管理は,プラットフォーム管理者,ユーザ,サービス事業者が行うものである。
【0037】
このようなシナリオモデルに基づいて,個別のアプリケーションが異なってもAPサーバ21上で動作するように,AP共通機能を抽出した。AP共通機能の抽出にあたっては,以下の要求条件をもとに決定した。
(1)映像コンテンツ配信サービス構築のためのフレームワークを提供することによる複数の個別サービスのコンポーネント開発/導入ポリシーを統一したい(開発設計支援のため)。
(2)フレームワークを遵守することにより個別サービス群の管理を容易にしたい(開発設計支援,PF管理者のため)。
(3)また,汎用コンポーネント群は映像コンテンツ配信システムでの主要な操作インタフェースで,関連プラットフォームの連携を隠蔽して提供したい(開発設計支援のため)。
(4)共通コンポーネントを適用して構築する配信サービスの汎用コンポーネント群の適用範囲内において,独自ビジネスモデルの実装,独自GUIの実装および独自シナリオの実装に集中したい(開発設計支援のため)。
(5)また,汎用コンポーネント群の適用範囲外である場合においても,フレームワークにしたがって独自コンポーネントを開発する手段がほしい(開発設計支援のため)。
【0038】
このような要求条件を満たす共通機能部分(共通コンポーネント)を多層レイヤ構造とすることとした。すなわち,APサーバ21のAP共通機能部31に,APシナリオ部30とのインタフェースを有するサービス系レイヤ310と各PF要素11とのインタフェースを有する機能系レイヤ311を実装し,AP共通DBサーバ22に共通サーバ系レイヤ220を実装している。
【0039】
各レイヤの概要を図4に示す。これにより,サービス事業者が異なり,サービス系レイヤ310が異なっても,共通の機能系レイヤ311を使用できる。
【0040】
図1のシステムによってコンテンツ流通ビジネスを行うためには,各種のプラットフォーム要素が必要である。プラットフォームを含めた共通コンポーネントをもつ全体システム構成図を,図5に示す。図5において,12は課金決済PF,13は著作権管理PF,14はライセンスサーバ,15はVOD配信サーバ,16はダウンロードサーバ,17はアーカイブサーバ,300は個別AP,312はコマンドカプセル実行エンジンである。
【0041】
課金決済PF12は,提供サービスに対する課金および決済処理を行う統合的なプラットフォームである。著作権管理PF13は,提供コンテンツに対する著作権の管理を行う統合的なプラットフォームである。ライセンスサーバ14は,コンテンツのライセンス管理機能を持つアプリケーションサーバである。VOD配信サーバ15は,ストリーミングコンテンツが配置され,視聴時に配信するサーバである。ダウンロードサーバ16は,ダウンロードして視聴するコンテンツが配置されるサーバである。アーカイブサーバ17は,コンテンツ原本を保存したり,一時的に生じるファイルを格納したりするサーバである。コマンドカプセル実行エンジン312については後述する。
【0042】
図6は,図5に示したAPサーバに搭載したコンポーネントの関連を示す構成図である。図6において,24はブラウザ,100はHTTPサーバ,101はPF連携システム,102乃至107は各PFのプラットフォーム・インタフェース(PFIF),108はコマンドカプセル,130はサービス系レイヤインタフェース,131は機能系レイヤインタフェース,132は個別PFのアダプタインタフェース,301はAPシナリオ部30におけるサービス画面(JSP),302はAPシナリオ部30におけるAP制御コンポーネント(サーブレット)である。
【0043】
アプリケーションに共通のコンポーネントとして,サービス系レイヤ310,機能系レイヤ311,コマンドカプセル実行エンジン312,共通サーバ系レイヤ220が用意されている。サービス画面301,AP制御コンポーネント302は,APシナリオ部30に存在する。
【0044】
PF連携システム101は,個別プラットフォームが提供するサービスを組み合わせたプロダクトを迅速に提供することを目的とした連携機構である。本システムでは,ユーザ管理および認証処理をPF連携システム101を用いて実現する。すなわち,課金決済PF12および著作権管理PF13に対して共通のユーザ管理,ユーザ認証を行うために設けられており,これは省略することも可能である。
【0045】
図6に記載されたアーキテクチャの項目は,図7に示されるように定義した。動作内容を上位の概念でまとめたコマンドカプセル108によって,操作者の意図した内容を実行するためには,インタフェース,メソッド,コマンドカプセル108およびコマンドカプセル実行エンジン312を使用する。コマンドカプセル実行エンジン312は,APサーバ21に搭載されるサービス系レイヤ310または機能系レイヤ311から,コマンドカプセル108による指示により実行するように実装されている。
【0046】
コマンドカプセル108は,関連するデータ操作,ロジックおよびパラメータとなる属性などをカプセル化したコンポーネントである。コマンドカプセル実行エンジン312は,コマンドカプセル108で動作し,関連プラットフォームおよびAP共通DBサーバ22へ操作を振り分ける。
【0047】
アプリケーションからの共通コンポーネント呼び出しに対する共通コンポーネントの動作概要を図6および図8を用いて説明する。図8は上記共通コンポーネントの動作処理フローを示す図である。
【0048】
(1)APシナリオ部30のアプリケーションは,共通コンポーネント(サービス系レイヤ310)のインタフェースのサービス系レイヤ310のメソッドに対して,サービス系レイヤ310で用意したコマンドカプセル108を渡す(ステップS1)。
【0049】
(2)直接,サービス系レイヤ310からコマンドカプセル実行エンジン312を動作させる場合(ステップS2),サービス系レイヤ310のメソッドは,サービス系レイヤ310のコマンドカプセル108をコマンドカプセル実行エンジン312に渡し(ステップS4),実行を依頼する。
【0050】
(3)機能系レイヤ311を使用する場合は,サービス系レイヤ310のコマンドカプセル108は共通コンポーネント(機能系レイヤ311)のメソッド実行ロジックを持っているので,ここから共通コンポーネント(機能系レイヤ311)のメソッドに対してコマンドカプセル108を渡す(ステップS3)。
【0051】
(4)機能系レイヤ311のメソッドは渡されたコマンドカプセル108をコマンドカプセル実行エンジン312に転送する(ステップS4)。
【0052】
(5)コマンドカプセル実行エンジン312はコマンドカプセル108を実行し,関連処理を各プラットフォーム(PF)およびAP共通DBサーバ22へ分配する(ステップS5)。ここでコマンドカプセル108の実行とは,コマンドカプセル108の中に入っているコマンド群をそれぞれの各コマンドを実行するPFやAP共通DBサーバ22へ振り分ける動作を行うことである。
【0053】
(6)コマンドカプセル実行エンジン312は関連プラットフォームおよびAP共通DBサーバ22の実行状況を監視しており,処理結果を呼び出し元へ返す(ステップS6)。
【0054】
(7)以降,処理結果を呼び出し元へ順に返す。
【0055】
このようなサービス系レイヤ310,機能系レイヤ311,コマンドカプセル実行エンジン312を動作させる場合に,図9に示すパターン(雛形)を使うことで,さらに汎用的なソフトウェアの構造となる。
【0056】
コンポジットとは,木構造を実現するもので,ディレクトリのようなものである。コマンドカプセル108を様々な組み合わせで利用できるように属性構造を作り上げることができる。コマンドとは,命令を実行する操作を集めた雛形である。命令を複数集めてコマンドを形成し,コマンドを複数集めて形成したものがコマンドカプセル108である。コマンドカプセル実行エンジン312は,コマンドカプセル108によって起動させるもので,例えば,一つのコマンドカプセル108により複数のコマンドが実行され,コマンドによりさらに複数の操作が実行できるため,手間がかからずに簡単な操作でサービスが実現できる。また,メディエータ(命令実行・調停管理部)とは,命令の仲介,仕分け管理をし,命令の動作状況(開始,終了等)を把握するものである。
【0057】
このような機能系レイヤ311とコマンドカプセル実行エンジン312を機能ブロック図で示したものが図10である。図10において,400は機能系レイヤ311の命令実行・調停管理部(以下,メディエータともいう),401は命令調停部(以下,コンクリートメディエータともいう),402はコマンドカプセル実行エンジン312の命令実行統括部(以下,コーリーグともいう),403は命令実行部(以下,コンクリートコーリーグともいう)である。
【0058】
図10に示す,APサーバ21の2階層の下位レイヤに位置するコマンドカプセル実行エンジン312の動きについて説明する。
【0059】
インタフェース/メソッドを介して共通コンポーネントである機能系レイヤ311にある命令調停部(コンクリートメディエータ)401で指示を受ける。命令調停部(コンクリートメディエータ)401は,命令実行・調停管理部(メディエータ)400のクラスを継承している。
【0060】
命令調停部(コンクリートメディエータ)401は,与えられた指示を分析して,各PF要素11に割り当てられた命令実行部(コンクリートコーリーグ)403ごとに指示を振り分ける。命令実行部(コンクリートコーリーグ)403は,それぞれのPFアダプタおよびAP共通DBサーバアダプタを通じて,AP共通DBサーバ22を含む各PF要素11へ実行指示を行う。なお,命令実行部(コンクリートコーリーグ)403は,命令実行統括部(コーリーグ)402のクラスを継承している。
【0061】
それぞれの実行状態は,クラスの継承によるコーリーグからメディエータの報告を通して,命令実行部(コンクリートコーリーグ)403から命令調停部(コンクリートメディエータ)401へ適宜報告され,命令調停部(コンクリートメディエータ)401で全体の処理状況を管理する。
【0062】
このパターンにより,各命令実行部(コンクリートコーリーグ)403は,命令調停部(コンクリートメディエータ)401からの実行指示を受け,その処理状況を報告するという関連だけにして,相互間の結合度を低くする。さらに,命令調停部(コンクリートメディエータ)401は,報告を管理するので,全体の処理進行状態を把握している。
【0063】
ここで言っているクラスの継承とは,「クラスの内部にオブジェクトを構成するのに必要な要素の情報を持って」引き継がれることを言う。このような構成は,新しいクラスを設計するときに既存のクラスが持っている情報を利用できるので,開発リソースの有効利用が図られる。
【0064】
以上説明した一連の処理は,CPU等の演算制御手段で制御され,処理に必要なデータやその組が蓄積手段に格納され,処理の過程でデータの読み出し,書き込みが行われる。また,上記演算制御手段に通信回線や外部記憶媒体からのプログラムのインストールにより上記一連の処理が実行される。
【0065】
次に,多層レイヤ構造の共通コンポーネントを実現するためのパッケージ構成を説明する。
【0066】
本実施の形態では,前述のようにAPシナリオ部30,AP共通機能部31をJava(登録商標)開発環境を用いて実装している。Javaのクラスライブラリは,周知のように,階層化されたパッケージ群によって構成される。パッケージは,クラスとインタフェースの集まりであり,複数のクラスをグループ化し,名前空間の分離によってクラス名の衝突を回避している。クラスは,「もの」の特徴となる属性と動作を定義したものであり,インタフェースは,備えるべきメソッドを定義しておくものであり,中身を持たないクラスのようなものである。
【0067】
AP共通機能部31におけるサービス系レイヤ310の共通コンポーネントおよび機能系レイヤ311の共通コンポーネントは,図11に示すパッケージで構成される。機能系レイヤ311の共通コンポーネントのインタフェースを統合することで,よりアプリケーションサービス向けの操作インタフェースを提供できる。
【0068】
図12および図13は,図11のサービス系レイヤインタフェース130とパッケージの一覧である。コンテンツ管理サービスパッケージP11は,図3のコンテンツ属性管理,コンテンツファイル管理を行うときに用いる。商品/コース菅理サービスパッケージP12は,図3の商品属性管理,商品販売属性管理を行うときに用いる。商品販売/配信サービスパッケージP13は,図3の商品属性管理,商品販売属性管理,コンテンツ配信管理を行うときに用いる。商品消費サービスパッケージP14は,図3のユーザ属性管理,商品販売属性管理,コンテンツ配信管理を行うときに用いる。ユーザ管理サービスパッケージP15は,図3のユーザ属性管理を行うときに用いる。
【0069】
以上のようなことから,図11におけるサービス系レイヤインタフェース130は,
・コンテンツ権利属性登録受付/登録完了通知インタフェース
・コンテンツ検索/一覧/詳細参照/変更/削除インタフェース
・コンテンツ削除可否問合せインタフェース
・コンテンツ登録手続き状況検索インタフェース
・商品/コース属性登録/登録完了通知インタフェース
・商品/コース検索/一覧/詳細参照/変更/削除インタフェース
・商品/コース削除可否問合せインタフェース
・商品/コースに関連付けられたコンテンツ一覧/詳細インタフェース
・コンテンツ配信手続き状況検索インタフェース
・販売履歴登録インタフェース
・販売履歴検索/一覧/詳細参照インタフェース
・ライセンス発行依頼インタフェース
・商品/コース照会インタフェース
・商品/コース検索/一覧/詳細参照インタフェース
・商品/コース購入済み問合せインタフェース
・商品/コース購入インタフェース
・コンテンツ視聴(オンデマンド/ダウンロード)インタフェース
・利用明細データ格納/検索インタフェース
・ユーザ属性登録/登録完了通知インタフェース
・ユーザ属性検索/一覧/詳細参照/変更/削除インタフェース
・ユーザ属性重複チェックインタフェース
・ユーザログインインタフェース
・ユーザパスワード変更インタフェース
・ユーザパスワード問合せインタフェース
・ユーザアカウントの一時停止/再開インタフェース
である。
【0070】
次に,図11に示す機能系レイヤ311に関する共通コンポーネントパッケージについて,説明する。図14は,機能系レイヤ311に関する共通コンポーネントパッケージの一覧を示す図である。
【0071】
機能系レイヤ311の各パッケージP21〜P26もAPサーバ21上に配置するパッケージ群である。機能を単位とし,関連するプラットフォーム群およびローカルデータベースへの操作を一元化する。これも,前述の図3に示したシナリオモデルに対応するものである。
【0072】
ユーザ管理機能パッケージP21は,図3のユーザ属性管理を行うときに用いる。コンテンツ管理機能パッケージP22は,図3のコンテンツ属性管理,コンテンツファイル管理を行うときに用いる。商品管理機能パッケージP23は,図3の商品属性管理を行うときに用いる。販売管理機能パッケージP24は,図3の商品販売属性管理を行うときに用いる。課金決済機能パッケージP25は,図3の商品販売属性管理を行うときに用いる。商品配信機能パッケージP26は,図3のコンテンツ配信管理を行うときに用いる。
【0073】
図15は,ユーザ管理機能パッケージP21の機能系レイヤインタフェース131を示している。ユーザ管理機能パッケージP21は,利用者情報操作機能の汎用インタフェースである利用者属性操作インタフェース,利用者の認証を行い,認証オブジェクトを返すユーザ認証インタフェースを持つ。
【0074】
図16は,コンテンツ管理機能パッケージP22の機能系レイヤインタフェース131を示している。コンテンツ管理機能パッケージP22は,権利属性操作機能の汎用インタフェースである権利属性操作インタフェース,コンテンツファイル操作機能の汎用インタフェースであるマスタコンテンツ操作インタフェースを持つ。
【0075】
図17は,商品管理機能パッケージP23の機能系レイヤインタフェース131を示している。商品管理機能パッケージP23は,商品属性操作機能の汎用インタフェースである商品属性操作インタフェースを持つ。
【0076】
図18は,販売管理機能パッケージP24の機能系レイヤインタフェース131を示している。販売管理機能パッケージP24は,取引履歴操作機能を汎用インタフェースである取引履歴属性操作インタフェースを持つ。
【0077】
図19は,課金決済機能パッケージP25の機能系レイヤインタフェース131を示している。課金決済機能パッケージP25は,課金決済属性操作機能の汎用インタフェースである課金決済属性操作インタフェースを持つ。
【0078】
図20は,商品配信機能パッケージP26の機能系レイヤインタフェース131を示している。商品配信機能パッケージP26は,配信コンテンツ操作機能の汎用インタフェースである配信コンテンツ操作インタフェース,ライセンス操作機能の汎用インタフェースであるライセンス操作インタフェースを持つ。
【0079】
以上のようなことから,機能系レイヤインタフェース131は,
・利用者属性操作インタフェース
・ユーザ認証インタフェース
・権利属性操作インタフェース
・マスタコンテンツ操作インタフェース
・商品属性操作インタフェース
・取引履歴属性操作インタフェース
・課金決済属性操作インタフェース
・配信コンテンツ操作インタフェース
・ライセンス操作インタフェース
である。
【0080】
本実施の形態では,アプリケーションに対する共通コンポーネントとして,AP共通DBサーバ22内にも共通サーバ系レイヤ220を有している。図21に共通サーバ系レイヤ220に関する共通コンポーネントパッケージの一覧を示す。これのパッケージは,図3のすべてのシナリオモデルで用いるものである。AP共通DBサーバ22上に配置し,AP共通DB23へのアクセスを管理する。
【0081】
RDBMSアクセスパッケージは,Oracle(登録商標) DBMS/Stored Procedure/Stored Functionへのブリッジである。また,トランザクション制御パッケージは,複数の“共通コンポーネント”からのリクエストを矛盾なく制御する。共通コンポーネント管理パッケージは,“共通コンポーネント”のマルチサーバ・デプロイメント,マルチサービス対応のための追加/削除などを矛盾なく動作するアーキテクチャを提供する。共通サーバアクセスラッパは,共通サーバへのリクエストの受け口を提供する。共通サーバアクセスアダプタは,APサーバ21へデプロイする共通サーバアクセスラッパへのインタフェースである。AP共通DBサーバ22へのアクセスは,このアダプタを経由して行う。
【0082】
以上述べてきたインタフェースをサービス系レイヤ310,機能系レイヤ311,共通サーバ系レイヤ220がそれぞれ有することで,サービス事業者8のオペレータ登録,サービス事業者登録,コンテンツ登録,商品/コース登録,商品/コース参照・変更,エンドユーザ一覧取得,エンドユーザ脱会予約,プラットフォーム事業者オペレータ登録,契約一覧取得,商品購入・コース契約などを実現する。
【0083】
以上説明したパッケージの具体的な実現例として,サービス系共通コンポーネントパッケージの詳細について例を挙げて説明する。
【0084】
サービス系共通コンポーネントパッケージのユーザ管理サービスパッケージP15が提供するユーザ属性登録/登録完了通知インタフェースは,以下に示す利用者登録メソッド「resist」の処理を定義している。
(利用者登録メソッドの処理)
Figure 0004105507
上記利用者登録メソッドの機能概要は,以下の通りである。
・サービス事業者IDと認証オブジェクトを指定して,利用者コマンドに設定した利用者属性(プロパティ)を登録する。
・手続きが正常に終了した場合,設定した利用者属性をCUserInfoServicesCmdに格納したものを呼び出し元に返す。
・サービス事業者IDは,共通コンポーネント(ストレージサーバ)のスキーマ指定などサービス事業者情報の管理に使用する。
・認証オブジェクトは,各プラットフォームに対して登録依頼を行うときの認証に使用する。
【0085】
上記利用者コマンド「CUserInfoServicesCmd」を継承したコマンドカプセルの一例として,エンドユーザコマンドカプセル,PF事業者オペレータコマンドカプセル,PF事業者システムオペレータコマンドカプセル,サービス事業者オペレータコマンドカプセル,サービス事業者コマンドカプセルがある。
【0086】
ユーザ管理サービスパッケージP15が提供するユーザ属性検索/一覧/詳細参照/変更/削除インタフェースが定義している利用者一覧取得メソッド「getList 」,利用者詳細取得メソッド「getDetail 」,利用者属性変更メソッド「change」,利用者削除メソッド「delete」の処理について以下に示す。
(利用者一覧取得メソッドの処理)
Figure 0004105507
上記利用者一覧取得メソッドの機能概要は,以下の通りである。
・サービス事業者IDと認証オブジェクトを指定して,利用者コマンドに設定した検索条件に合致する利用者属性(プロパティ)を検索する。
・手続きが正常に終了した場合,取得した利用者属性をCUserInfoServicesCmdに格納したものをListに追加して呼び出し元へ返す。
・サービス事業者IDは,共通コンポーネント(ストレージサーバ)のスキーマ指定などサービス事業者情報の管理に使用する。
・認証オブジェクトは,各プラットフォームに対して登録依頼を行うときの認証に使用する。
(利用者詳細取得メソッドの処理)
Figure 0004105507
上記利用者詳細取得メソッドの機能概要は,以下の通りである。
・サービス事業者IDと認証オブジェクトを指定して,利用者コマンドに設定した検索条件に合致する利用者属性(プロパティ)を検索する。
・手続きが正常に終了した場合,設定した利用者属性をCUserInfoServicesCmdに格納したものを呼び出し元に返す。
・サービス事業者IDは,共通コンポーネント(ストレージサーバ)のスキーマ指定などサービス事業者情報の管理に使用する。
・認証オブジェクトは,各プラットフォームに対して登録依頼を行うときの認証に使用する。
(利用者属性変更メソッドの処理)
Figure 0004105507
上記利用者属性変更メソッドの機能概要は,以下の通りである。
・サービス事業者IDと認証オブジェクトを指定して,利用者コマンドに設定した利用者属性(プロパティ)に,登録済みの利用者属性を変更する。
・手続きが正常に終了した場合,設定した利用者属性をCUserInfoServicesCmdに格納したものを呼び出し元に返す。
・サービス事業者IDは,共通コンポーネント(ストレージサーバ)のスキーマ指定などサービス事業者情報の管理に使用する。
・認証オブジェクトは,各プラットフォームに対して登録依頼を行うときの認証に使用する。
(利用者削除メソッドの処理)
Figure 0004105507
上記利用者削除メソッドの機能概要は,以下の通りである。
・サービス事業者IDと認証オブジェクトを指定して,利用者コマンドに設定した利用者属性(プロパティ)を削除(属性無効化)する。
・サービス事業者IDは,共通コンポーネント(ストレージサーバ)のスキーマ指定などサービス事業者情報の管理に使用する。
・認証オブジェクトは,各プラットフォームに対して登録依頼を行うときの認証に使用する。
【0087】
上記各メソッドにおける利用者コマンド「CUserInfoServicesCmd」を継承したコマンドカプセルの一例として,エンドユーザコマンドカプセル,PF事業者オペレータコマンドカプセル,PF事業者システムオペレータコマンドカプセル,サービス事業者オペレータコマンドカプセル,サービス事業者コマンドカプセルがある。
【0088】
ユーザ管理サービスパッケージP15が提供するユーザ属性重複チェックインタフェースが定義しているアカウント重複問い合わせメソッド「isExist 」の処理について以下に示す。
(アカウント重複問い合わせメソッドの処理)
Figure 0004105507
上記アカウント重複問い合わせメソッドの機能概要は,以下の通りである。
・サービス事業者IDと認証オブジェクトを指定して,利用者コマンドに設定した検索条件に合致する利用者属性(プロパティ)のアカウント重複問い合わせをする。
・手続きが正常に終了した場合,処理結果として,アカウントが重複していればtrueを,アカウントが重複していなければfalse を呼び出し元へ返す。
・サービス事業者IDは,共通コンポーネント(ストレージサーバ)のスキーマ指定などサービス事業者情報の管理に使用する。
・認証オブジェクトは,各プラットフォームに対して登録依頼を行うときの認証に使用する。
【0089】
上記各メソッドにおける利用者コマンド「CUserInfoServicesCmd」を継承したコマンドカプセルの一例として,エンドユーザコマンドカプセル,PF事業者オペレータコマンドカプセル,PF事業者システムオペレータコマンドカプセル,サービス事業者オペレータコマンドカプセル,サービス事業者コマンドカプセルがある。
【0090】
ユーザ管理サービスパッケージP15が提供するユーザログインインタフェースが定義しているログインメソッド「login 」の処理について以下に示す。
(ログインメソッドの処理)
Figure 0004105507
上記ログインメソッドの機能概要は,以下の通りである。
・サービス事業者IDを指定して,利用者コマンドに設定した利用者属性(プロパティ)でログインする。
・手続きが正常に終了した場合,取得した認証オブジェクトをObjectに格納したものを呼び出し元に返す。
・サービス事業者IDは,共通コンポーネント(ストレージサーバ)のスキーマ指定などサービス事業者情報の管理に使用する。
【0091】
上記各メソッドにおける利用者コマンド「CUserInfoServicesCmd」を継承したコマンドカプセルの一例として,エンドユーザコマンドカプセル,PF事業者オペレータコマンドカプセル,PF事業者システムオペレータコマンドカプセル,サービス事業者オペレータコマンドカプセル,サービス事業者コマンドカプセルがある。
【0092】
ユーザ管理サービスパッケージP15が提供するユーザパスワード問い合わせインタフェースが定義しているパスワード問い合わせメソッド「pwdQuery」の処理について以下に示す。
(パスワード問い合わせメソッドの処理)
Figure 0004105507
上記パスワード問い合わせメソッドの機能概要は,以下の通りである。
・サービス事業者IDと認証オブジェクトを指定して,利用者コマンドに設定した検索条件に合致する利用者属性(プロパティ)のパスワード問い合わせをする。
・手続きが正常に終了した場合,取得したパスワードを CUserInfoServices Cmdに格納したものを呼び出し元に返す。
・サービス事業者IDは,共通コンポーネント(ストレージサーバ)のスキーマ指定などサービス事業者情報の管理に使用する。
・認証オブジェクトは,各プラットフォームに対して登録依頼を行うときの認証に使用する。
【0093】
上記パスワード問い合わせメソッドにおける利用者コマンド「CUserInfoServicesCmd」を継承したコマンドカプセルの一例として,エンドユーザコマンドカプセル,PF事業者オペレータコマンドカプセル,PF事業者システムオペレータコマンドカプセル,サービス事業者オペレータコマンドカプセル,サービス事業者コマンドカプセルがある。
【0094】
ユーザ管理サービスパッケージP15が提供するユーザパスワード変更インタフェースが定義しているパスワード変更メソッド「pwdChange 」の処理について以下に示す。
(パスワード変更メソッドの処理)
Figure 0004105507
上記パスワード変更メソッドの機能概要は,以下の通りである。
・サービス事業者IDと認証オブジェクトを指定して,利用者コマンドに設定した利用者属性(プロパティ)のパスワードに,登録済みの利用者属性のパスワードを変更する。
・手続きが正常に終了した場合,設定したパスワードを CUserInfoServices Cmdに格納したものを呼び出し元に返す。
・サービス事業者IDは,共通コンポーネント(ストレージサーバ)のスキーマ指定などサービス事業者情報の管理に使用する。
・認証オブジェクトは,各プラットフォームに対して登録依頼を行うときの認証に使用する。
【0095】
上記パスワード変更メソッドにおける利用者コマンド「CUserInfoServicesCmd」を継承したコマンドカプセルの一例として,エンドユーザコマンドカプセル,PF事業者オペレータコマンドカプセル,PF事業者システムオペレータコマンドカプセル,サービス事業者オペレータコマンドカプセル,サービス事業者コマンドカプセルがある。
【0096】
ユーザ管理サービスパッケージP15が提供するユーザアカウントの一時停止/再開インタフェースが定義している利用停止/再開メソッド「stopped 」の処理について以下に示す。
(利用停止/再開メソッドの処理)
Figure 0004105507
上記利用停止/再開メソッドの機能概要は,以下の通りである。
・サービス事業者IDと認証オブジェクトを指定して,利用者コマンドに設定した利用者属性(プロパティ)の利用状況(停止,または再開)に,登録済みの利用者属性の利用状況を変更する。
・手続きが正常に終了した場合,設定した利用状況を CUserInfoServicesCmd に格納したものを呼び出し元に返す。
・サービス事業者IDは,共通コンポーネント(ストレージサーバ)のスキーマ指定などサービス事業者情報の管理に使用する。
・認証オブジェクトは,各プラットフォームに対して登録依頼を行うときの認証に使用する。
【0097】
上記利用停止/再開メソッドにおける利用者コマンド「CUserInfoServicesCmd」を継承したコマンドカプセルの一例として,エンドユーザコマンドカプセル,PF事業者オペレータコマンドカプセル,PF事業者システムオペレータコマンドカプセル,サービス事業者オペレータコマンドカプセル,サービス事業者コマンドカプセルがある。
【0098】
次に,サービス系共通コンポーネントパッケージのコンテンツ管理サービスパッケージP11が提供するコンテンツ権利属性登録受付/登録完了通知インタフェースは,以下に示す権利登録予約メソッド「resist」の処理を定義している。(権利登録予約メソッドの処理)
Figure 0004105507
上記権利登録予約メソッドの機能概要は,以下の通りである。
・サービス事業者IDと認証オブジェクトを指定して,権利コマンドに設定した権利属性(プロパティ)の登録予約をする。
・手続きが正常に終了した場合,設定した権利属性をCRightServicesCmd に格納したものを呼び出し元に返す。
・サービス事業者IDは,共通コンポーネント(ストレージサーバ)のスキーマ指定などサービス事業者情報の管理に使用する。
・認証オブジェクトは,各プラットフォームに対して登録依頼を行うときの認証に使用する。
【0099】
上記権利コマンド「CRightServicesCmd 」を継承したコマンドカプセルの一例として,権利コマンドカプセルがある。
【0100】
コンテンツ管理サービスパッケージP11が提供するコンテンツ検索/一覧/詳細参照/変更/削除インタフェースは,以下に示す権利一覧取得メソッド「 getList」,権利詳細取得メソッド「getDetail 」,権利属性変更メソッド「change」,権利属性削除メソッド「delete」の処理を定義している。
(権利一覧取得メソッドの処理)
Figure 0004105507
上記権利一覧取得メソッドの機能概要は,以下の通りである。
・サービス事業者IDと認証オブジェクトを指定して,権利コマンドに設定した権利属性(プロパティ)を検索する。
・手続きが正常に終了した場合,取得した権利属性をCRightServicesCmd に格納したものをListに追加して呼び出し元へ返す。
・サービス事業者IDは,共通コンポーネント(ストレージサーバ)のスキーマ指定などサービス事業者情報の管理に使用する。
・認証オブジェクトは,各プラットフォームに対して登録依頼を行うときの認証に使用する。
(権利詳細取得メソッドの処理)
Figure 0004105507
上記権利詳細取得メソッドの機能概要は,以下の通りである。
・サービス事業者IDと認証オブジェクトを指定して,権利コマンドに設定した検索条件に合致する権利属性(プロパティ)を検索する。
・手続きが正常に終了した場合,取得した権利属性をCRightServicesCmd に格納したものを呼び出し元へ返す。
・サービス事業者IDは,共通コンポーネント(ストレージサーバ)のスキーマ指定などサービス事業者情報の管理に使用する。
・認証オブジェクトは,各プラットフォームに対して登録依頼を行うときの認証に使用する。
(権利属性変更メソッドの処理)
Figure 0004105507
上記権利属性変更メソッドの機能概要は,以下の通りである。
・サービス事業者IDと認証オブジェクトを指定して,権利コマンドに設定した権利属性(プロパティ)に,登録済みの権利属性を変更する。
・手続きが正常に終了した場合,設定した権利属性をCRightServicesCmd に格納したものを呼び出し元に返す。
・サービス事業者IDは,共通コンポーネント(ストレージサーバ)のスキーマ指定などサービス事業者情報の管理に使用する。
・認証オブジェクトは,各プラットフォームに対して登録依頼を行うときの認証に使用する。
(権利属性削除メソッドの処理)
Figure 0004105507
上記権利属性削除メソッドの機能概要は,以下の通りである。
・サービス事業者IDと認証オブジェクトを指定して,権利コマンドに設定した権利属性(プロパティ)を削除(属性無効化)する。
・サービス事業者IDは,共通コンポーネント(ストレージサーバ)のスキーマ指定などサービス事業者情報の管理に使用する。
・認証オブジェクトは,各プラットフォームに対して登録依頼を行うときの認証に使用する。
【0101】
上記各メソッドにおける権利コマンド「CRightServicesCmd 」を継承したコマンドカプセルの一例として,権利コマンドカプセル「CRightsCmd」がある。
【0102】
次に,サービス系共通コンポーネントパッケージの商品/コース管理サービスパッケージP12が提供する商品/コース属性登録/登録完了通知インタフェースは,以下に示す商品/コース属性登録メソッド「resist」の処理を定義している。
(商品/コース属性登録メソッドの処理)
Figure 0004105507
上記商品/コース属性登録メソッドの機能概要は,以下の通りである。
・サービス事業者IDと認証オブジェクトを指定して,商品/コースコマンドに設定した商品/コース属性属性(プロパティ)を登録する。
・手続きが正常に終了した場合,設定した商品/コース属性を CCommodityServicesCmdに格納したものを呼び出し元に返す。
・サービス事業者IDは,共通コンポーネント(ストレージサーバ)のスキーマ指定などサービス事業者情報の管理に使用する。
・認証オブジェクトは,各プラットフォームに対して登録依頼を行うときの認証に使用する。
【0103】
上記商品/コースコマンド「 CCommodityServicesCmd」を継承したコマンドカプセルの一例として,商品コマンドカプセルとコースコマンドカプセルがある。
【0104】
商品/コース管理サービスパッケージP12が提供する商品/コース検索/一覧/詳細参照/変更/削除インタフェースは,例えば,以下に示す商品/コース一覧取得メソッド「getCommodityList」,商品/コース詳細取得メソッド「getCommodityDetail」の処理を定義している。
(商品/コース一覧取得メソッドの処理)
Figure 0004105507
上記商品/コース属性登録メソッドの機能概要は,以下の通りである。
・サービス事業者IDと認証オブジェクトを指定して,商品/コースコマンドに設定した検索条件に合致する商品/コース属性属性(プロパティ)を検索する。・手続きが正常に終了した場合,取得した商品/コース属性を CCommodityServicesCmdに格納したものをListに追加して呼び出し元に返す。
・サービス事業者IDは,共通コンポーネント(ストレージサーバ)のスキーマ指定などサービス事業者情報の管理に使用する。
・認証オブジェクトは,各プラットフォームに対して登録依頼を行うときの認証に使用する。
(商品/コース詳細取得メソッドの処理)
Figure 0004105507
上記商品/コース詳細取得メソッドの機能概要は,以下の通りである。
・サービス事業者IDと認証オブジェクトを指定して,商品/コースコマンドに設定した検索条件に合致する商品/コース属性属性(プロパティ)を検索する。・手続きが正常に終了した場合,取得した商品/コース属性を CCommodityServicesCmdに格納したものを呼び出し元に返す。
・サービス事業者IDは,共通コンポーネント(ストレージサーバ)のスキーマ指定などサービス事業者情報の管理に使用する。
・認証オブジェクトは,各プラットフォームに対して登録依頼を行うときの認証に使用する。
【0105】
上記各メソッドにおける商品/コースコマンド「 CCommodityServicesCmd」を継承したコマンドカプセルの一例として,商品コマンドカプセルとコースコマンドカプセルがある。
【0106】
商品/コース管理サービスパッケージP12が提供する商品/コースに関連付けられたコンテンツ一覧/詳細インタフェースは,以下に示す関連付けコンテンツ一覧取得メソッド「getContentList」の処理を定義している。
(関連付けコンテンツ一覧取得メソッドの処理)
Figure 0004105507
上記関連付けコンテンツ一覧取得メソッドの機能概要は,以下の通りである。・サービス事業者IDと認証オブジェクトを指定して,関連付けコマンドに設定した検索条件に合致する商品/コースに関連付いているコンテンツ属性(プロパティ)を検索する。
・手続きが正常に終了した場合,取得したコンテンツ属性を CCommodityServicesCmdに格納したものをListに追加して呼び出し元に返す。
・サービス事業者IDは,共通コンポーネント(ストレージサーバ)のスキーマ指定などサービス事業者情報の管理に使用する。
・認証オブジェクトは,各プラットフォームに対して登録依頼を行うときの認証に使用する。
【0107】
上記関連付けコンテンツ一覧取得メソッドにおける関連付けコマンド「 CCommodityServicesCmd」を継承したコマンドカプセルの一例として,関連付けコマンドカプセルがある。
【0108】
上記インタフェースを使用したサービス系レイヤ310および機能系レイヤ311の動作例を,サービス系レイヤ310が「コンテンツ権利情報登録」の依頼をAPシナリオ部30から受けた場合の例に従って説明する。
【0109】
APシナリオ部30は,上記コンテンツ管理サービスパッケージP11における権利サービスインタフェースの権利登録予約メソッド( CRightsServicesCmd.resist(サービス事業者ID,認証オブジェクト,権利コマンド))を呼び出し,これをサービス系レイヤ310が実行する。
【0110】
サービス系レイヤ310では,パラメータは正常であるかどうか,また認証されているかどうかを調べ,パラメータが正常でない場合,またはこのサービス事業IDが認証されていない場合には,APシナリオ部30へ「不可」の回答を返却する。
【0111】
パラメータが正常であり,認証されている場合,コンテンツ権利情報登録を機能系レイヤ311に依頼する。このとき,サービス系レイヤ310は,コンテンツ管理機能パッケージP22における権利属性操作インタフェースの権利属性登録メソッド( CAccessContcntRightsInfo.entry (サービス事業者ID,認証オブジェクト,権利アクセスコマンド))を呼び出し,これを機能系レイヤ311が実行する。
【0112】
サービス系レイヤ310は,呼び出したコンテンツ管理機能パッケージP22における権利属性操作インタフェースの権利属性登録メソッドの戻り値として,コンテンツ権利情報登録の結果を受ける。この戻り値として受け取ったコンテンツ権利情報登録の結果をAPシナリオ部30へ返却する。
【0113】
以上は一例である。本発明は,これらのパッケージ,インタフェースの具体的な構成方法自体に特徴があるわけではなく,APサーバ21の特にAP共通機能部31のレイヤ構成と,どのようなパッケージ,インタフェースが存在するかということに特徴があり,以上の説明から他のパッケージのインタフェース,メソッドについても,同様に容易に構成できることは明らかであるので,これ以上の全パッケージおよび全インタフェースを網羅して説明するのを省略する。
【0114】
以下では,コンテンツ流通サービスにおける各種の要求処理に対する処理の流れの例について,代表的な例を用いて説明する。
【0115】
図22および図23は,本発明を用いたサービス事業者オペレータ(OP)パスワード問合わせ情報チェック処理フローの一例を示す図である。まず,前処理として,APシナリオ部30で,ロジック以外の画面遷移,見栄えなどに関する処理が行われる(ステップS21)。例えば,入力画面表示や入力値画面チェックや確認画面表示などの処理を行う。
【0116】
そして,APシナリオ部30からサービス系レイヤ310にサービス事業者OP検索処理実行を依頼する(ステップS22)。この場合,引数として事業者,認証情報,検索条件などをコマンドカプセルとして渡す。次に,サービス系レイヤ310は,機能系レイヤ311に処理依頼を出すためのコマンドを作成する(ステップS23)。また,機能系レイヤ311に汎用検索処理実行を依頼する(ステップS24)。この場合,サービス事業者OPの検索を汎用検索処理機能に処理実行依頼をする。
【0117】
次に,機能系レイヤ311は,サービス事業者OP検索ロジック構築を行う(ステップS25)。また,共通サーバ系レイヤ220に検索処理実行を依頼する(ステップS26)。この場合,共通サーバの検索用コマンド発行依頼を行う。次に,共通サーバ系レイヤ220は,サービス事業者OP検索を実行する(ステップS27)。この場合,最適化した検索コマンドを発行する。そして,検索結果を受信し,機能系レイヤ311に結果を返却する(ステップS28)。
【0118】
次に,機能系レイヤ311は,検索結果を受信し,返却用検索結果組み立てを行う(ステップS29)。そして,サービス系レイヤ310に結果を返却する(ステップS30)。
【0119】
次に,サービス系レイヤ310は,検索結果を受信し,返却用検索結果組み立てを行う(ステップS31)。また,次にAPシナリオ部30に結果を返却する(ステップS32)。次に,APシナリオ部30でサービス事業者OP検索処理を受信する(ステップS33)。そして,APシナリオ部30で,ロジック以外の画面遷移,見栄えなどに関する処理が行われる(ステップS34)。例えば,確認結果画面表示などを行う。
【0120】
図24乃至図27は,本発明を用いたサービス事業者OPパスワード問合わせ情報チェックにおけるシーケンス図の一例である。図中,18はメールサーバである。
【0121】
A)まず,クライアントPC8’のサービス事業者トップメニュー画面において,「サービス事業者オペレータパスワード問い合わせ」のリンクをクリックして,APサーバのAPシナリオ部30に問い合わせると,APシナリオ部30は,クライアントPC8’にパスワード問い合わせ情報入力画面を表示させる。当該入力画面において「送信」のリンクをクリックすると,問い合わせ情報がAPシナリオ部30に送信される。
【0122】
B)次に,APシナリオ部30は,パスワード問い合わせ情報チェックアクションを行い,問い合わせ情報を基に必須項目をチェックした後,サービス系レイヤ310の共通機能部に引数として検索条件をコマンドカプセル108として渡してサービス事業者OP一覧の取得依頼を行う。
【0123】
C−D)次に,サービス系レイヤ310は,機能系レイヤ311に処理依頼を出すためのコマンドを作成し,機能系レイヤ311に検索条件をコマンドカプセル108として渡してサービス事業者OP検索処理実行を依頼する。
【0124】
E)次に,機能系レイヤ311は,サービス事業者OP検索ロジック構築を行い,コマンドカプセル実行エンジン312に検索条件を渡す。
【0125】
F)コマンドカプセル実行エンジン312は,共通サーバ系レイヤ220に検索実行文を渡してサービス事業者OP検索実行を依頼する。
【0126】
G−M)AP共通DBサーバ22は,サービス事業者OP情報を検索し,機能系レイヤ311に検索結果を返却する。この検索結果は,コマンドカプセル実行エンジン312,機能系レイヤ311を経由してサービス系レイヤ310に返却される。検索結果を受け取ったサービス系レイヤ310は,APシナリオ部30に検索結果を返却する。
【0127】
N)APシナリオ部30はサービス事業者OP検索結果を受信すると,サービス事業者存在チェック,サービス事業者オペレータメールアドレス一致チェックを行い,サービス系レイヤ310に検索条件を渡してサービス事業者OPパスワードを問い合わせる。
【0128】
O−P)サービス系レイヤ310は,検索条件を機能系レイヤ311に渡す。機能系レイヤ311は,通知メールをメールサーバ18に送信するとともに,サービス事業者OP検索ロジック(SELECT文等)を構築し,コマンドカプセル実行エンジン312に検索条件を渡す。コマンドカプセル実行エンジン312は,AP共通DBサーバ22に検索実行文を渡して,サービス事業者OP検索実行を依頼する。
【0129】
Q−R)AP共通DBサーバ22は,サービス事業者OP情報を検索し,検索結果をコマンドカプセル実行エンジン312に返却する。この検索結果は,コマンドカプセル実行エンジン312,機能系レイヤ311を経由してサービス系レイヤ310に返却される。
【0130】
S−U)サービス系レイヤ310は,APシナリオ部30に検索結果を返却し,検索結果を受け取ったAPシナリオ部30は,確認結果画面表示などに関する処理を行い,問い合わせ結果をクライアントPC8’に送信し,パスワード送信完了画面を表示させる。また,メールサーバ18からクライアントPC8’には通知メールが送信される。
【0131】
図28および図29は,本発明を用いた商品・コース検索処理フローの一例を示す図である。まず,前処理として,APシナリオ部30で,ロジック以外の画面遷移,見栄えなどに関する処理が行われる(ステップS41)。例えば,入力画面表示や入力値画面チェックや確認画面表示などの処理を行う。そして,APシナリオ部30からサービス系レイヤ310に商品・コース検索処理実行を依頼する(ステップS42)。
【0132】
次に,サービス系レイヤ310は,機能系レイヤ311に処理依頼を出すためのコマンドを作成する(ステップS43)。また,機能系レイヤ311に汎用検索処理実行を依頼する(ステップS44)。次に,機能系レイヤ311は,商品・コース検索ロジック構築を行う(ステップS45)。また,共通サーバ系レイヤ220に検索処理実行を依頼する(ステップS46)。
【0133】
次に,共通サーバ系レイヤ220は,商品・コース検索を実行する(ステップS47)。そして,検索結果を受信し,機能系レイヤ311に結果を返却する(ステップS48)。次に,機能系レイヤ311は,検索結果を受信し,返却用検索結果組み立てを行う(ステップS49)。そして,サービス系レイヤ310に結果を返却する(ステップS50)。
【0134】
次に,サービス系レイヤ310は,検索結果を受信し,返却用検索結果組み立てを行う(ステップS51)。また,次にAPシナリオ部30に結果を返却する(ステップS52)。次に,APシナリオ部30で商品・コース検索処理を受信し(ステップS53),ロジック以外の画面遷移,見栄えなどに関する処理が行われる(ステップS54)。例えば,確認結果画面表示などを行う。
【0135】
図30乃至図32は,本発明を用いたサービス事業者コンテンツ権利情報登録における,処理フローの概要を示す図である。図中19は,アップロードサーバである。まず,前処理として,APシナリオ部30で,ロジック以外の画面遷移,見栄えなどに関する処理が行われる(ステップS61)。例えば入力画面表示や入力画面チェックや確認画面表示などが行われる。そして,APシナリオ部30からサービス系レイヤ310にコンテンツ権利情報登録処理実行を依頼する(ステップS62)。この場合,引数として事業者,認証情報,登録情報などをコマンドカプセルとして渡す。
【0136】
次に,サービス系レイヤ310が,機能系レイヤ311に処理依頼を出すためのコマンドを作成する(ステップS63)。そして,機能系レイヤ311に権利情報登録処理実行を依頼する(ステップS64)。この場合,汎用権利情報登録における,該当コンテンツ登録を処理依頼する。次に,機能系レイヤ311において,コンテンツ権利情報登録ロジックを構築する(ステップS65)。例えば,事業者認証,著作権登録,ID払出し,透かしなど挿入のロジックを構築する。
【0137】
機能系レイヤ311においては,AP内で各ロジック処理を行う他,各PF要素に対して各ロジック処理実行を依頼する(ステップS66)。例えば,AP内において事業者認証処理や登録情報変換・操作処理,すかし挿入など非同期処理管理処理を実行し,アップロードサーバ19に対してコンテンツコピー処理の実行を依頼し,著作権管理PF13に対してコンテンツID発行処理の実行を依頼する。また,AP共通DBサーバ22に対しては権利情報保存処理の実行を依頼する。
【0138】
各PF要素においては,機能系レイヤ311から依頼された処理を実行する(ステップS74)。次に,機能系レイヤ311において,非同期処理要求メッセージを構築送信し(ステップS67),ロジック実行結果組み立てを行った上で(ステップS68),サービス系レイヤ310に結果を返却する(ステップS69)。次に,サービス系レイヤ310において,検索結果を受信し,返却用検索結果の組み立てを行う(ステップS70)。そして,APシナリオ部30に結果を返却する(ステップS71)。
【0139】
APシナリオ部30でサービス事業者コンテンツ権利情報登録受付結果を受信し(ステップS72),ロジック以外の画面遷移,見栄えなどに関する処理が行われる(ステップS73)。例えば確認結果通知画面表示などが行われる。以下,同様に処理が続けられる。
【0140】
以上説明したように,本発明は,アプリケーションをAPシナリオ部30とAP共通機能部31とに分け,さらにAP共通機能部31をサービス系レイヤ310と機能系レイヤ311とに階層化することにより,例えば,上位のアプリケーションで修正が必要な場合,一番上のレイヤのインタフェースの修正で吸収して,下位のPF要素に影響を与えないようにすることができる。すなわち,下位のインタフェースおよびプラットフォームはそのままでよい。
【0141】
また,逆に,下位のPF要素が変わる場合,下位のインタフェースの修正で吸収し,上のアプリケーションには影響を与えず,そのままとするようなことが可能であり,カスタマイズ,拡張性が広がる。
【0142】
【発明の効果】
上述のように,本発明によれば以下の特長を有する。
・様々なビジネスモデルに対応するためのシステム開発が容易になる。
・共通的に利用できる部品の共通利用,及び再利用できる部品を再利用することで,開発リソースの有効利用が図れ,開発効率が高まる。
・システムで利用する各種PF要素の利用方法を熟知していなくても,それを利用したアプリケーションを開発できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンテンツ流通ネットワークシステムの全体概念構成図である。
【図2】コンテンツ流通システムの詳細構成図である。
【図3】コンテンツ流通のシナリオモデルを示す図である。
【図4】サービス系レイヤ,機能系レイヤ,共通サーバ系レイヤの概要を示す図である。
【図5】プラットフォームを含めたシステム全体の構成例を示す図である。
【図6】APサーバに搭載したコンポーネントの関連を示す構成図である。
【図7】インタフェース,メソッド,コマンドカプセル,コマンドカプセル実行エンジンの説明図である。
【図8】共通コンポーネントの動作処理フローを示す図である。
【図9】コンポジット,コマンド,メディエータの説明を示す図である。
【図10】機能系レイヤとコマンドカプセル実行エンジンの機能ブロック図である。
【図11】AP共通機能部おけるパッケージとインタフェースを示す図である。
【図12】サービス系レイヤインタフェースとパッケージの一覧を示す図である。
【図13】サービス系レイヤインタフェースとパッケージの一覧を示す図である。
【図14】機能系レイヤのパッケージの一覧を示す図である。
【図15】ユーザ管理機能パッケージの機能系レイヤインタフェースの例を示す図である。
【図16】コンテンツ管理機能パッケージの機能系レイヤインタフェースの例を示す図である。
【図17】商品管理機能パッケージの機能系レイヤインタフェースの例を示す図である。
【図18】販売管理機能パッケージの機能系レイヤインタフェースの例を示す図である。
【図19】課金決済機能パッケージの機能系レイヤインタフェースの例を示す図である。
【図20】商品配信機能パッケージの機能系レイヤインタフェースの例を示す図である。
【図21】共通サーバ系レイヤに関する共通コンポーネントパッケージの一覧を示す図である。
【図22】サービス事業者OPパスワード問合わせ情報チェック処理フローの一例を示す図である。
【図23】サービス事業者OPパスワード問合わせ情報チェック処理フローの一例を示す図である。
【図24】本発明を用いたサービス事業者OPパスワード問合わせ情報チェックにおけるシーケンス図の一例を示す図である。
【図25】本発明を用いたサービス事業者OPパスワード問合わせ情報チェックにおけるシーケンス図の一例を示す図である。
【図26】本発明を用いたサービス事業者OPパスワード問合わせ情報チェックにおけるシーケンス図の一例を示す図である。
【図27】本発明を用いたサービス事業者OPパスワード問合わせ情報チェックにおけるシーケンス図の一例を示す図である。
【図28】本発明を用いた商品・コース検索処理フローの一例を示す図である。
【図29】本発明を用いた商品・コース検索処理フローの一例を示す図である。
【図30】本発明を用いたサービス事業者コンテンツ権利情報登録における処理フローの概要を示す図である。
【図31】本発明を用いたサービス事業者コンテンツ権利情報登録における処理フローの概要を示す図である。
【図32】本発明を用いたサービス事業者コンテンツ権利情報登録における処理フローの概要を示す図である。
【符号の説明】
1 広義のコンテンツ流通システム
2 狭義のコンテンツ流通システム
3 データセンタ
4 インターネット
5 ISP
6 エンドユーザ
7 専用線
8 サービス事業者
9 決済代行業者
10 PF事業者
11 各PF要素
12 課金決済PF
13 著作権管理PF
14 ライセンスサーバ
15 VOD配信サーバ
16 ダウンロードサーバ
17 アーカイブサーバ
21 APサーバ
22 AP共通DBサーバ
23 AP共通DB
24 ブラウザ
30 APシナリオ部
31 AP共通機能部
100 HTTPサーバ
101 PF連携システム
102,103,104,105,106,107 プラットフォームインタフェース(PFIF)
108 コマンドカプセル
110 各PF要素のサーバ
130 サービス系レイヤインタフェース
131 機能系レイヤインタフェース
132 個別PFのアダプタインタフェース
220 共通サーバ系レイヤ
300 個別AP
301 APシナリオ部におけるサービス画面
302 APシナリオ部におけるAP制御コンポーネント
310 サービス系レイヤ
311 機能系レイヤ
312 コマンドカプセル実行エンジン

Claims (6)

  1. コンテンツ流通のために用意された,課金決済プラットフォーム,著作権管理プラットフォーム,コンテンツ配信プラットフォームおよびコンテンツ格納プラットフォームの少なくともいずれか複数を含むプラットフォームとなる複数のプラットフォーム要素サーバを利用してコンテンツを流通させるアプリケーションサーバを備えたコンテンツ流通装置において,
    前記アプリケーションサーバは,
    コンテンツ流通システムのアプリケーションごとには変化しない共通機能を提供するプログラム群からなり,該プログラム群の実行により異なるコンテンツ流通システムに共通する処理を行うアプリケーション共通機能部と,
    プリケーションごとに作成されたプログラム群の実行により目的とする特定のコンテンツ流通システムを実現する処理を行うアプリケーションシナリオ部との2階層を含み,
    前記アプリケーション共通機能部は,
    前記アプリケーションシナリオ部からの処理依頼を受け付けるプログラムからなるインタフェースを有する第1のレイヤと,
    前記第1のレイヤからの処理依頼をもとに前記プラットフォーム要素サーバに対して処理を依頼するプログラムからなるインタフェースを有する第2のレイヤとに分かれて構成され,
    前記アプリケーションシナリオ部は,前記第1のレイヤが有するインタフェースを用いて,コンテンツ管理,商品/コース管理,商品販売/配信,商品消費またはユーザ管理に関する処理を依頼する手段を備え,
    前記アプリケーション共通機能部の第1のレイヤは,前記アプリケーションシナリオ部からの処理依頼に対し,前記第2のレイヤが提供するユーザ管理機能,コンテンツ管理機能,商品管理機能,販売管理機能,課金決済機能または商品配信機能に関するインタフェースのうち,前記アプリケーションシナリオ部から処理依頼のあった処理が必要とするインタフェースを用いて,前記第2のレイヤに対して処理を依頼する手段を備え,
    前記アプリケーション共通機能部の第2のレイヤは,前記第1のレイヤからの処理依頼に対し,その処理の実行機能を持つ前記プラットフォーム要素サーバに対して前記第2のレイヤのインタフェースに係るプログラムの実行により処理を依頼する手段を備える
    ことを特徴とするコンテンツ流通装置。
  2. 請求項1記載のコンテンツ流通装置において,
    前記第2のレイヤは,
    ユーザ属性の登録,検索,更新および削除を行うプログラム群からなるユーザ管理機能パッケージ,
    コンテンツの権利属性の登録,検索および削除を行うプログラム群からなるコンテンツ管理機能パッケージ,
    商品属性の登録,検索,更新および削除を行うプログラム群からなる商品管理機能パッケージ,
    商品の販売履歴属性の登録,検索,更新および削除を行うプログラム群からなる販売管理機能パッケージ,
    商品の課金,決済を行うプログラム群からなる課金決済機能パッケージ,
    またはコンテンツの配信を行うプログラム群からなる商品配信機能パッケージの中の少なくともいずれか複数のパッケージを有し,
    前記第1のレイヤは,
    コンテンツ権利属性登録に関する処理,コンテンツ検索,参照,変更,削除に関する処理,コンテンツ削除可否問合せに関する処理,コンテンツ登録手続き状況検索に関する処理を行うプログラム群からなるコンテンツ管理サービスパッケージ,
    商品/コース属性登録に関する処理,商品/コース検索,参照,変更,削除に関する処理,商品/コース削除可否問合せに関する処理,商品/コースに関連付けられたコンテンツ一覧または詳細参照に関する処理を行うプログラム群からなる商品/コース管理サービスパッケージ,
    コンテンツ配信手続状況検索に関する処理,販売履歴登録に関する処理,販売履歴検索,参照に関する処理,ライセンス発行依頼に関する処理を行うプログラム群からなる商品販売/配信サービスパッケージ,
    商品/コース照会に関する処理,商品コース検索,参照に関する処理,商品/コース購入済み問合せに関する処理,商品/コース購入に関する処理,コンテンツ視聴に関する処理,利用明細データ格納,検索に関する処理を行うプログラム群からなる商品消費サービスパッケージ,
    およびユーザ属性の登録に関する処理,ユーザ属性の検索,参照,変更,削除に関する処理,ユーザ属性重複チェックに関する処理,ユーザログインに関する処理,ユーザパスワード変更に関する処理,ユーザパスワード問合せに関する処理,ユーザアカウントの一時停止/再開に関する処理を行うプログラム群からなるユーザ管理サービスパッケージの中の少なくともいずれか複数のパッケージを有する
    ことを特徴とするコンテンツ流通装置。
  3. 請求項1記載のコンテンツ流通装置において,
    前記第2のレイヤは,
    ユーザ管理機能パッケージが提供する利用者属性操作の処理依頼を受け付けるプログラムからなるインタフェース,
    ユーザ管理機能パッケージが提供するユーザ認証の処理依頼を受け付けるプログラムからなるインタフェース,
    コンテンツ管理機能パッケージが提供する権利属性操作の処理依頼を受け付けるプログラムからなるインタフェース,
    コンテンツ管理機能パッケージが提供するマスタコンテンツ操作の処理依頼を受け付けるプログラムからなるインタフェース,
    商品管理機能パッケージが提供する商品属性操作の処理依頼を受け付けるプログラムからなるインタフェース,
    販売管理機能パッケージが提供する取引履歴属性操作の処理依頼を受け付けるプログラムからなるインタフェース,
    課金決済パッケージが提供する課金決済属性操作の処理依頼を受け付けるプログラムからなるインタフェース,
    商品配信機能パッケージが提供する配信コンテンツ操作の処理依頼を受け付けるプログラムからなるインタフェース,
    および商品配信機能パッケージが提供するライセンス操作の処理依頼を受け付けるプログラムからなるインタフェースの中の少なくともいずれか複数のインタフェースを有し,
    前記第1のレイヤは,
    コンテンツ管理サービスパッケージが提供するコンテンツ権利属性登録受付/登録完了通知の処理依頼を受け付けるプログラムからなるインタフェース,
    コンテンツ管理サービスパッケージが提供するコンテンツ検索/一覧/詳細参照/変更/削除の処理依頼を受け付けるプログラムからなるインタフェース,
    コンテンツ管理サービスパッケージが提供するコンテンツ削除可否問合せの処理依頼を受け付けるプログラムからなるインタフェース,
    コンテンツ管理サービスパッケージが提供するコンテンツ登録手続き状況検索の処理依頼を受け付けるプログラムからなるのインタフェース,
    商品/コース管理パッケージが提供する商品/コース属性登録/登録完了通知の処理依頼を受け付けるプログラムからなるインタフェース,
    商品/コース管理パッケージが提供する商品/コース検索/一覧/詳細参照/変更/削除の処理依頼を受け付けるプログラムからなるインタフェース,
    商品/コース管理パッケージが提供する商品/コース削除可否問合せの処理依頼を受け付けるプログラムからなるインタフェース,
    商品/コース管理パッケージが提供する商品/コースに関連付けられたコンテンツ一覧/詳細参照の処理依頼を受け付けるプログラムからなるインタフェース,
    商品販売/配信サービスパッケージが提供するコンテンツ配信手続き状況検索の処理依頼を受け付けるプログラムからなるインタフェース,
    商品販売/配信サービスパッケージが提供する販売履歴登録の処理依頼を受け付けるプログラムからなるインタフェース,
    商品販売/配信サービスパッケージが提供する販売履歴検索/一覧/詳細参照の処理依頼を受け付けるプログラムからなるインタフェース,
    商品販売/配信サービスパッケージが提供するライセンス発行依頼の処理依頼を受け付けるプログラムからなるインタフェース,
    商品消費サービスパッケージが提供する商品/コース照会の処理依頼を受け付けるプログラムからなるインタフェース,
    商品消費サービスパッケージが提供する商品/コース検索/一覧/詳細参照の処理依頼を受け付けるプログラムからなるインタフェース,
    商品消費サービスパッケージが提供する商品/コース購入済み問合せの処理依頼を受け付けるプログラムからなるインタフェース,
    商品消費サービスパッケージが提供する商品/コース購入の処理依頼を受け付けるプログラムからなるインタフェース,
    商品消費サービスパッケージが提供するコンテンツ視聴もしくはオンデマンド/ダウンロードの処理依頼を受け付けるプログラムからなるインタフェース,
    商品消費サービスパッケージが提供する利用明細データ格納/検索の処理依頼を受け付けるプログラムからなるインタフェース,
    ユーザ管理サービスパッケージが提供するユーザ属性登録/登録完了通知の処理依頼を受け付けるプログラムからなるインタフェース,
    ユーザ管理サービスパッケージが提供するユーザ属性検索/一覧/詳細参照/変更/削除の処理依頼を受け付けるプログラムからなるインタフェース,
    ユーザ管理サービスパッケージが提供するユーザ属性重複チェックの処理依頼を受け付けるプログラムからなるインタフェース,
    ユーザ管理サービスパッケージが提供するユーザログインの処理依頼を受け付けるプログラムからなるインタフェース,
    ユーザ管理サービスパッケージが提供するユーザパスワード変更の処理依頼を受け付けるプログラムからなるインタフェース,
    ユーザ管理サービスパッケージが提供するユーザパスワード問合せの処理依頼を受け付けるプログラムからなるインタフェース,
    およびユーザ管理サービスパッケージが提供するユーザアカウントの一時停止/再開の処理依頼を受け付けるプログラムからなるインタフェースの中の少なくともいずれか複数のインタフェースを有する
    ことを特徴とするコンテンツ流通装置。
  4. コンテンツ流通のために用意された,課金決済プラットフォーム,著作権管理プラットフォーム,コンテンツ配信プラットフォームおよびコンテンツ格納プラットフォームの少なくともいずれか複数を含むプラットフォームとなる複数のプラットフォーム要素サーバを利用してコンテンツを流通させるアプリケーションサーバを備え,
    前記アプリケーションサーバは,コンテンツ流通システムのアプリケーションごとには変化しない共通機能を提供するプログラム群からなり,該プログラム群の実行により異なるコンテンツ流通システムに共通する処理を行うアプリケーション共通機能部と,アプリケーションごとに作成されたプログラム群の実行により目的とする特定のコンテンツ流通システムを実現する処理を行うアプリケーションシナリオ部との2階層を含み,
    前記アプリケーション共通機能部は,前記アプリケーションシナリオ部からの処理依頼を受け付けるプログラムからなるインタフェースを有する第1のレイヤと,前記第1のレイヤからの処理依頼をもとに前記プラットフォーム要素サーバに対して処理を依頼するプログラムからなるインタフェースを有する第2のレイヤとに分かれて構成される,
    コンテンツ流通装置を用いてコンテンツを流通させるコンテンツ流通処理方法であって,
    前記コンテンツ流通装置が,
    前記アプリケーションシナリオ部から前記第1のレイヤが提供するインタフェースを用いて,コンテンツ管理,商品/コース管理,商品販売/配信,商品消費またはユーザ管理に関する処理を依頼するステップと,
    前記第1のレイヤにおいて,前記アプリケーションシナリオ部からの処理依頼に対し,前記第2のレイヤが提供するユーザ管理機能,コンテンツ管理機能,商品管理機能,販売管理機能,課金決済機能または商品配信機能に関するインタフェースのうち,前記アプリケーションシナリオ部から処理依頼のあった処理が必要とするインタフェースを用いて,前記第2のレイヤに対して処理を依頼するステップと,
    前記第2のレイヤにおいて,前記第1のレイヤからの処理依頼に対し,関連する前記プラットフォーム要素に対して処理を依頼するステップとを実行する
    ことを特徴とするコンテンツ流通処理方法。
  5. 請求項1,請求項2または請求項3記載のコンテンツ流通装置を,コンピュータによって実現するためのコンテンツ流通システムプログラム。
  6. 請求項1,請求項2または請求項3記載のコンテンツ流通装置を,コンピュータによって実現するためのコンテンツ流通システムプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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