JP4103601B2 - エアー式寝具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、一般家庭や医療施設等で使用されるエアー式寝具に関し、詳しくはマットレス、布団等の敷き寝具に太腿、足部等のさすり機能を持たせたものに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
通常のエアー式のマットレスは、図8に示すように発泡ウレタンのような材料にて形成せる枠状のマットレス本体aに複数の空気袋bを連続的に並設して内蔵させてあり、人間の臥せている状態に応じて空気袋bを膨縮させて人体に対応させるようにしてある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特開平11−342049号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記従来例のように複数の空気袋を連続して並設しているものでは空気袋が発泡ウレタンのような材料にて形成せるマットレス本体に埋め込まれている場合が多く、空気袋の膨縮による持ち上げ高さが低くなり、さすり感が出にくいという問題がある。
【0005】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、空気袋の膨縮による持ち上げ高さを高くして太腿,足部等の下肢のさすり感を向上させることができるエアー式寝具を提供することを課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明のエアー式寝具は、マットレス、布団等の敷き寝具の仰臥した人の太腿、足部等の下肢に対応する位置で敷き寝具の上面上に、適宜膨縮させて太腿、足部等の下肢のさすりを行わせる機能を持たせた細長い空気袋で成るさすり用の空気袋を複数個連続的に敷設し、上記さすり用の空気袋の下方にこの空気袋の高さを変化させることができる高さ調整用の空気袋を併設し、高さ調整用の空気袋に上記さすり用の空気袋を少なくとも2つ以上連続的に敷設し、これら複数個のさすり用の空気袋は、中央に 空気袋が繋がっている部分を設けてその両隣にスリット部を設けることで、一部を連結して一体にしてあることを特徴とする。敷き寝具の上面上で且つ下肢に対応する部分に空気袋を設けてこの空気袋の膨縮にて下肢のさすりを行わせるようにしたことにより、空気袋の膨縮による持ち上げ高さが高くなり、確実にさすり感を出すことができる。また、さすりを行う空気袋の高さを調整できて一層適切な高さでさすりができる。また、複数個のさすり用の空気袋を連結して一体にすることにより高さ調整用の空気袋の上に安定よく載せて固定でき、高さ調整用の空気袋からさすり用の空気袋がずり落ちる弊害をなくすことができる。
【0007】
また複数個の空気袋の何れか1つに空気を出し入れして空気袋を膨縮させ、且つ隣接する空気袋を順に膨縮させることによりさすり機能を実現させるようにしたことを特徴とすることも好ましい。この場合、複数の空気袋を1つづつ順に膨縮させて効果的にさすり感を出すことができる。
【0008】
また複数個のさすり用の空気袋のうち少なくとも1つ以上は他のものより大きくして下肢の形状にフィットするようにしたことを特徴とすることも好ましい。この場合、人体の下肢の形状に空気袋の大きさを合わせて人体の下肢に空気袋をフィットさせることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
先ず、図1、図2に示す参考例から述べる。敷き寝具Aとしてはマットレス1や布団があるが、本例の場合、マットレスの例により説明する。マットレス1は偏平な直方体状に発泡ウレタンのような弾性材料にて形成されており、マットレス1に仰臥したときに人体の太腿5a、足部5b等の下肢5に対応する部分でマットレス1の上面上にさすり用の空気袋2を複数個設けてある。この空気袋2はマットレス1の短手方向に細長いものであり、マットレス1の長手方向に連続するように複数個並設してある。本例の場合、さすり用の空気袋2には足部さすり用の空気袋2aと太腿さすり用の空気袋2bとがある。
【0010】
マットレス1の隅部には空気を送るためのポンプや空気の供給や排出を開閉する電磁弁、制御回路等を内装した駆動制御部3を装着してあり、駆動制御部3にて空気袋2を膨縮動作させることができるようになっている。またマットレスに空気袋2や駆動制御部3を取り付けた状態で全体が表皮カバー4にて覆ってある。
【0011】
上記のように構成せるエアー寝具はマットレス1の上に仰臥して睡眠するとき等に使用するものであり、複数の空気袋2のうち何れかの1の空気袋2を膨縮させ且つ隣接する空気袋2が図2の矢印Bに示すように順に膨縮するように空気袋2が駆動され、これにより人体の下肢5のさすりを行うことができる。このようにさすりを行うことにより十分に持ち上げ高さを設けて効果的にさすりを行うことができる。このとき、太腿5aと足部5bとの間の膝部5cの部分の窪みが大きいために空気袋2の大きさを大きくすると、膝部5cにもぴったりフィットしてさすり効果が同一になる。
【0012】
次に図3、図4に示す参考例について述べる。本例も上記例と基本的に同じであり、異なる点だけを主に述べる。上記例ではマットレス1の上面上に直接さすり用の空気袋2を設けたが、本例の場合、マットレス1の上面上に高さ調整用の空気袋6を介してさすり用の空気袋2を設けてある。高さ調整用の空気袋6も駆動制御部3で膨縮動作させられ、高さ調整用の空気袋6が適宜の厚さになるように高さ調整されてさすり用の空気袋2の高さを任意に変えることができるようになっている。この場合も、複数の空気袋2のうち何れかの1の空気袋2を膨縮させ且つ隣接する空気袋2が図4の矢印Bに示すように順に膨縮するように空気袋2が駆動され、これにより人体の下肢5のさすりを行うことができるが、高さ調整用の空気袋6にてより適切な高さでさすり動作を行わせることができて効果的にさすりを行うことができる。なお、この際、さすり用の空気袋2は高さ調整用の空気袋6の上に少なくとも2個以上の複数個敷設されている必要がある。
【0013】
次に図5、図6に示す実施の形態の例について述べる。図3、図4の例と基本的に同じであり、異なる点だけを主に述べる。高さ調整用の空気袋6の上に複数個のさすり用の空気袋2を載設してあるが、本例の場合、複数個のさすり用の空気袋2は一部を連結して一体にしてある。図5で符号7に示す部分が隣り合うさすり用の空気袋2が繋がっている部分であり、8はスリット部であり、9は空気の出入り口である。複数個のさすり用の空気袋2が連結されていない状態で高さ調整用の空気袋6の載設されると、さすり用の空気袋2が膨張したとき図6(b)のようにさすり用の空気袋2が高さ調整用の空気袋6から脱落するおそれがあるが、複数のさすり用の空気袋2が連結されていると、図6(a)のようにさすり用の空気袋2が脱落するのを防止することができる。
【0014】
次に図7に示す参考例について述べる。本例も図3、図4の例を基本的に同じであり、異なる点だけを主に述べる。高さ調整用の空気袋6の上に載設する複数個の空気袋2のうち少なくとも1つの以上の空気袋2を他の空気袋2より太さを大きくしてある。本例の場合、下肢5の膝部5cの窪みに対応する空気袋2を他の部分の空気袋2より大きくしてある。このようにしてあると、さすり用の空気袋2が膨張したとき下肢5の形状にフィットしてさすりの効果を向上できる。
【0015】
【発明の効果】
本発明の請求項1の発明は、マットレス、布団等の敷き寝具の仰臥した人の太腿、足部等の下肢に対応する位置で敷き寝具の上面上に、適宜膨縮させて太腿、足部等の下肢のさすりを行わせる機能を持たせた細長い空気袋で成るさすり用の空気袋を複数個連続的に敷設し、上記さすり用の空気袋の下方にこの空気袋の高さを変化させることができる高さ調整用の空気袋を併設し、高さ調整用の空気袋に上記さすり用の空気袋を少なくとも2つ以上連続的に敷設し、これら複数個のさすり用の空気袋は、中央に空気袋が繋がっている部分を設けてその両隣にスリット部を設けることで、一部を連結して一体にしてあるので、敷き寝具の上面上で且つ下肢に対応する部分に空気袋を設けてこの空気袋の膨縮にて下肢のさすりを行わせることとなり、空気袋の膨縮による持ち上げ高さが高くなり、確実にさすり感を出すことができるものである。また、さすりを行う空気袋の高さを調整できて一層適切な高さでさすりができるものである。また、高さ調整用の空気袋の上にさすり用の空気袋を安定よく載せて固定でき、高さ調整用の空気袋からさすり用の空気袋がずり落ちる弊害をなくすことができるものである。
【0016】
また本発明の請求項2の発明は、請求項1において、複数個の空気袋の何れか1つに空気を出し入れして空気袋を膨縮させ、且つ隣接する空気袋を順に膨縮させることによりさすり機能を実現させるようにしたので、複数の空気袋を1つづつ順に膨縮させて効果的にさすり感を出すことができるものである。
【0017】
また本発明の請求項3の発明は、請求項1または請求項2において、複数個のさすり用の空気袋のうち少なくとも1つ以上は他のものより大きくして下肢の形状にフィットするようにしたので、人体の下肢の形状に空気袋の大きさを合わせて人体の下肢に空気袋をフィットさせることができて一層効果的にさすり動作をさせることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】参考例の一例の斜視図である。
【図2】同上の動作を説明する説明図である。
【図3】参考例の他の例の斜視図である。
【図4】同上の動作を説明する説明図である。
【図5】本発明の実施の形態の例の平面図である。
【図6】(a)(b)は同上の動作を説明する説明図である。
【図7】参考例の他の例を説明する説明図である。
【図8】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
A 敷き寝具
1 マットレス
2 さすり用の空気袋
6 高さ調整用の空気袋
Claims (3)
- マットレス、布団等の敷き寝具の仰臥した人の太腿、足部等の下肢に対応する位置で敷き寝具の上面上に、適宜膨縮させて太腿、足部等の下肢のさすりを行わせる機能を持たせた細長い空気袋で成るさすり用の空気袋を複数個連続的に敷設し、上記さすり用の空気袋の下方にこの空気袋の高さを変化させることができる高さ調整用の空気袋を併設し、高さ調整用の空気袋に上記さすり用の空気袋を少なくとも2つ以上連続的に敷設し、これら複数個のさすり用の空気袋は、中央に空気袋が繋がっている部分を設けてその両隣にスリット部を設けることで、一部を連結して一体にしてあることを特徴とするエアー式寝具。
- 上記さすり用の空気袋は、構成する複数個の空気袋の何れか1つに空気を出し入れして空気袋を膨縮させ、且つ隣接する空気袋を順に膨縮させることによりさすり機能を実現させるようにしたことを特徴とする請求項1記載のエアー式寝具。
- 複数個のさすり用の空気袋のうち少なくとも1つ以上は他のものより大きくして下肢の形状にフィットするようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のエアー式寝具。
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