JP4103486B2 - 折畳み型携帯無線端末 - Google Patents
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Description
【発明の属する利用分野】
本発明は折畳み型携帯無線端末において、筐体の開閉操作によって表示内容の保存、読み出しを行う機能の設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯電話機は、日々多機能化しており、一口に携帯情報端末の機能といっても、本来の機能であった音声通話に加え、電子メールの送受信機能を始め、ネットワークアクセス機能を有し、Webコンテンツの閲覧、更に画像の撮影、閲覧及びこのデータの送受信など著しく多様化している。しかしその反面、操作は複雑化し、必要な機能にたどり着くためには、いくつものモードを使い分ける必要があるといった、操作の煩雑さ、わかりにくさがあった。
【0003】
例えば、ネットワークにアクセスして情報を読み込む場合には、ネットワークにアクセスするモードを選択し、出てきたメニューの中から接続先を選択し、接続する。接続先がメニューに無い場合にはさらに、ここでアドレスを入力する必要がある。そうして得られた情報を保存するにも、さらにメニュー操作が必要になる等、複雑なメニュー操作が必要になってくる。
【0004】
何より、多機能化した携帯無線端末ではラストURLやメニューの履歴以外の様々な機能、及びユーザの仕様にあわせたデータの選出や保存は困難であった。
【0005】
特開2001−268203には、筐体を開くときに非表示キーを押すことで人には見られたくない画面を非表示にして、工場出荷時に設定されている初期画面を表示させる手段について述べられている。
【0006】
しかし、これは単に筐体を開く時に、予め設定されている画像を表示させるか、させないかという点のみであり、表示させたい画像の記録、その記録した画像の表示に関しては述べられていない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来技術では折畳み型携帯無線端末で、保存した画面はメニューボタンや十字ボタン等の操作によって保存を行い、その保存した画面、データを再び参照したい場合には、データ一覧の中からカギマークなどで保存表示されているあるデータを選び閲覧を行う。Webの場合はラストURLの自動保存機能、またはURLアドレスを別紙に書くかブックマークとして登録作業を行うことにより、保存を行っていた。この操作は複雑であり、保存や保存画面を呼び出す機能としては活用しにくいものであった。また、多くの保存データの中でも特に、すぐに閲覧したいデータを瞬時に表示できる機能も同時に求められている。
【0008】
この問題点を改善するために、様々な機能のデータを保存するに当たって、保存したいデータの表示内容をそのまま保存し、簡単な操作によりこの保存されたデータの形式に関係なく同じ呼び出し操作表示を行える機能を加えること、更にWebアクセスなと、その保存した時点からいつ携帯無線端末の操作を中断しても、簡単な操作で再びその時点からWebアクセスが潤滑に行えるような環境を再現することにより、移動中のわずかな細切れ時間の活用、またユーザの特に頻繁に見るデータを簡易に呼び出せるようにユーザの使用形態に合わせた仕様にできる機能が求められている。
【0009】
また、Web閲覧はたいてい移動の途中や、待ち時間など時間の合間をぬって閲覧するときが多く、当然閲覧中にやむなく閲覧を終了せざるを得ないときがある。こういった場合などに備えて、できるだけ簡素な作業でそのHPの画像を保存、及びその時点からHPの続きを見ることができる機能も求められている。
【0010】
このように、簡素な作業でWeb内容、電子メールなどの文字データ、及び画像データなどジャンルを越えた内容を、瞬時に保存、表示される手段が求められてきた。
【0011】
【課題を解決するための手段】
そのため本発明では、折畳み型携帯電話機が有する開閉検出機能を用い、複雑なメニュー操作を行わずに、単純な操作でデータの参照や保存を行うことを可能にしている。
【0012】
本発明によれば、携帯無線端末を使用中、筐体の開閉操作で表示データの種類に関係なくいつでもすぐに表示内容を表示画面ごと保存する手段を提供する。
【0013】
【課題を解決するための手段】
具体的には、本発明の折畳み型形態無線端末は、第1の筐体及び第2の筐体と、前記第1の筐体及び第2の筐体を回転可能に結合するヒンジ部と、筐体開閉検出器と、表示部と、前記表示部の表示内容を保存する保存手段と、筐体開閉に応じて前記表示内容を前記保存手段に保存し、保存された表示内容を読み出し、前記表示部へ表示するように制御する制御手段とを含む携帯無線端末において、
前記筐体の開閉操作によるオートセーブモードと、前記筐体の開閉操作によるオートリードモードとをさらに備え、前記制御手段は、ユーザによって予め設定された開閉の順序で、最後に行われる開閉操作の開状態、或いは閉状態がユーザによって予め設定された一定の時間内に行われたことを前記筐体開閉検出器が検出した時に、ユーザによって設定されたオートセーブモード又はオートリードモードに基づき、自動保存処理又は自動読み出し処理を行うことを特徴とする。
【0015】
本発明は、開閉検出機能をオートリード、オートセーブモードと組み合わせることにより、折畳み型携帯無線端末の開閉操作によって、その時点で表示画面の表示内容、HPアドレスなどの保存及び、予めセーブされていたセーブデータを表示画面に呼び出すことを可能にした。
【0016】
このことにより、ユーザの好みに合わせた操作性の向上を図ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて詳細に述べる。
【0018】
本発明の実施の形態の折畳み型携帯無線端末は、携帯電話機である。
【0019】
また、図1は、本発明の一実施の形態を示すブロック図である。また 図2(a)は、本発明の実施の形態における折畳み型携帯電話機の閉じた状態での側面図、図2(b)は同じく開いた状態での側面図、図2(c)は図2(b)と同じく開いた状態の正面図である。
【0020】
本発明の実施の形態の折畳み型携帯電話機は、図2(a)〜(c)に示すように、表示部3を有する上方の第1の筐体101と、入力部4を有する下方の第2の筐体102との二つの筐体と、アンテナ6とを含んで構成されており、第1、第2の筐体101、102は回転ヒンジ104で連結し、そのヒンジ中心を中心に回動可能に結合されている。
【0021】
図1を参照すると、携帯電話機1は、アンテナ6と、RF処理部7と、ベースバンド処理部9と、電話制御部8と、スピーカ2と、マイク5と、キーボード4と、表示部3と、バッテリ10と、メモリ11と、ブザー12と、開閉検出部13と、特別メモリ14とから構成される。
【0022】
RF処理部7は、受信信号をRF処理し、復調して受信ベースバンド信号に変換する。また、送信用ベースバンド信号を変調して送信信号に変換し送信する。
【0023】
ベースバンド処理部9は、受信ベースバンド信号から受信データを取り出し、受信データより音声信号を生成してスピーカ2にて音声を再生する。また、ベースバンド処理部9は、マイク5から入力された音声から、送信用ベースバンド信号を生成する。
【0024】
電話制御部8は、上述の一連の送受信処理を含む携帯電話機全体の制御を行っている。メモリ11は、携帯電話機の動作、制御に必要なシステム、プログラム、データを記録している。
【0025】
また、第1の筐体101のスピーカ2か、第2の筐体102の送話部であるマイク5の付近に、磁石、開閉検出部13のうちいずれかを設ける。
【0026】
本実施例では、受話部2付近に磁石15、送話部5付近にその磁石を検出するためのホール端子で構成された開閉検出部13を設けている。これにより、折畳み型携帯電話機の開閉操作を検出できる。
【0027】
本実施例では開閉検出手段として磁気を利用しているが、その他の検出手段を用いてもよい。
【0028】
そして、開閉検出部13は、携帯電話機が折り畳まれた状態の時、磁石15の磁力を検出して閉状態検出信号を発生する。開閉検出部13は、携帯電話機が開かれている状態の時には、開状態検出信号を発生する。電話制御部8は、閉状態検出信号を受け取ると、携帯電話機が折り畳まれた状態、閉状態と認識し、開状態検出信号を受け取ると、携帯電話機が開かれている状態、開状態と認識する。
【0029】
特別メモリ14は、本発明の実施の形態における開閉検出による自動保存処理、開閉検出による自動読み出し処理によりデータを保存、読み出すためのメモリ11とは別に設けられたメモリである。
【0030】
次に、開閉検出による自動保存処理について、図3を参照して説明する。図3は、本発明の一実施例における開閉検出による自動保存処理を示したフローチャートである。オートセーブ機能とは、図3のフローチャートに示される開閉検出による電話制御部8での自動保存処理により実現される機能である。
【0031】
すなわちオートセーブ機能の設定がONでなければ全ての処理は行われない。オートセーブ機能の設定がONであるかの確認を処理の最初にまず行う(S31)。オートセーブ機能の設定は、キーボード4により、操作メニューの中で設定されるものとする。
【0032】
次に、電話制御部8は現在の状態が、開状態であるかどうかの確認を行う(S32)。もしNO(閉状態)であれば、開状態になるまで処理は待機状態になる。開状態であれば、次に閉状態を検出したかどうかの確認を行う(S33)。
【0033】
もしNO(開状態が継続していれば)であれば、電話制御部8はS31に戻りS31からS33をループして、閉状態が検出されるまでの待機状態になる。閉状態が検出できた場合には、更に、予め定められた時間より短い時間(図3では1秒)で開状態を検出したかどうかの確認を行う(S34)。
【0034】
もしNOであれば、S32に戻る。1秒以内での開状態を検出できた場合には、表示部3に確認メッセージを表示し、自動保存を実行して良いかどうかの確認を行う(S35、S36)。
【0035】
確認メッセージに対する使用者のキーボードによる操作での応答がYESであれば、電話制御部8は確認メッセージを表示する直前の表示部3の表示データを特別メモリ14に保存する(S37)。もしNOであった場合、及びS37を終了すると、S31へ戻る。尚、上記の確認メッセージの表示とキーボードによる操作での応答はなくても、表示部3の表示データを特別メモリ14に保存するようにしてもよい。
【0036】
次に、開閉検出による自動読み出し処理について、図4を参照して説明する。図4は、本発明の一実施例における開閉検出による電話制御部8での自動読み出し処理を示したフローチャートである。
【0037】
オートリード機能とは、図4のフローチャートに示される開閉検出による自動読み出し処理により実現される機能である。すなわちオートリード機能の設定がONでなければ全ての処理は行われない。
【0038】
オートリード機能の設定がONであるかの確認を処理の最初にまず行う(S41)。オートリード機能の設定は、キーボード4により、操作メニューの中で設定されるものとする。
【0039】
次に、電話制御部8は現在の状態が、開状態であるかどうかの確認を行う(S42)。もしNO(閉状態)であれば、開状態になるまで処理は待機状態になる。開状態であれば、次に閉状態を検出したかどうかの確認を行う(S43)。
【0040】
もしNO(開状態が継続していれば)であれば、S41に戻りS41からS43をループして、閉状態が検出されるまでの待機状態になる。閉状態が検出できた場合には、更に、予め定められた時間より短い時間(図4では1秒)で開状態を検出したかどうかの確認を行う(S44)。
【0041】
もしNOであれば、S42に戻る。1秒以内での開状態を検出できた場合には、特別メモリ14に保存されているデータを先頭から表示する(S45)。S47終了後、S41へ戻る。
【0042】
以上の説明において、特別メモリ14に、オートセーブ機能によって表示部3の表示画面の記録データが保存されるが、このデータは一定数のみ保存され、最新データが記録されると最古のデータは自動的に消去されるなどの処置が行われる。
【0043】
図3のステップS37におけるオートセーブ時のデータの保存方法としては、このデータ元が携帯電話機内のメモリからか、Webリンク先からダウンロードしてきたデータの場合の2通りに分かれる。
【0044】
まず、表示部3の表示データを保存する時に、その表示データが携帯電話機内のデータか、Web先のデータのいずれであるか電話制御部8のデータ種別判定部80によって判断される。
【0045】
携帯電話機内のデータの場合、データ源が電子メール用のメールフォルダ、写真画像フォルダ、ダウンロードした画像を保存している画像フォルダや、着メロなどの音声データフォルダかがデータ種別判定部80により判断される。
【0046】
そして、オートセーブ機能を行いWeb画像の画像情報をC−HTMLデータとして特別メモリ14に記録される時、このC−HTMLデータには携帯電話機内のデータであることを示すフラグ、そのデータを識別するための番号、及びそのデータの保存されている前述したフォルダの場所参照先アドレスが含まれている。参照先アドレスはフォルダ毎に設定される。
【0047】
一方、データ種別判定部80で判断された表示データが、図5に示すようにWebリンク先からダウンロードされたデータ20の場合には、電話制御部8は特別メモリ14のセーブデータ一単位あたりのメモリ限度量まで表示データをC−HTMLデータに変換し、特別メモリ14に格納する。
【0048】
また、電話制御部8は、図5に示すようにWeb画像のデータ20の参照先URL(Web参照先18)を同時に表示させる手段を有する。そして、そのWebリンク先のURLのデータ(Web参照先18)も同時に記録を行う。
【0049】
これにより、図4のオートリード機能で画像表示の際に、特別メモリ14に保存されたURLを読み出して表示部3の表示画面の一部にURLのアドレスをリンク表示し、アクセスしやすい環境を提供する。
【0050】
また、図5に示すように表示画像内にリンク先としてのクリックボタン17等がある場合には、そのクリックした後にアクセスされるリンク先URLも同時に記録される。これにより、オートリードされた表示画像にもリンク先としてのクリックボタンが表示され、これをクリックすることにより、Webリンクを同時に行い、スムーズなアクセス環境を提供する。
【0051】
図4のステップS45におけるオートリード機能実行時の読み出し表示方法としても、オートセーブ機能実行時と同様に電話制御部8によって、2種の表示方法が選ばれる。
【0052】
まず、データ種別判定部80は、読み出すデータが携帯電話機内のデータであるのか、Webリンク先からのデータであるかをフラグにより判断する。
【0053】
画像など、携帯電話機内に記録されているデータの場合には、電話制御部8によって、特別メモリ14から参照先アドレスのデータフォルダ、そのフォルダ内の読み出すべきデータの番号が判断され、このデータ内容を表示部3に表示する。
【0054】
たとえば、作成中の電子メールの場合には、特別メモリ14に、表示するべきデータのフォルダとして電子メールフォルダ、そのフォルダ内にある電子メールの一件ごとに振られているデータ番号が記録されており、その内容を参照にして、その記録メモリ14の要求するデータを表示させることとなる。
【0055】
また、もうひとつの表示形式は、Web画像の場合である。この場合、前述したように表示内容そのものにC−HTMLデータ変換を行うことにより特別メモリ14のデータ制限内で記録されうる範囲の表示データ及びそのコンテンツのURLが記録される。つまり、携帯無線端末内のフォルダ内データを参照にするのではなく、特別メモリ14に記録されたデータが直接表示される。
【0056】
表示画面には、特別メモリ14に制限限度内で記録されている、限られたメモリデータ分だけ表示され、これと同時にその表示内容の参照元として記録されているURLも画面の一部に表示されている。
【0057】
表示内容のデータ量に応じて、表示画面より更に下方にスクロールしてセーブデータの限度分まで見ることができるが、記録データの設定されている容量を越えた分も見たい場合、またはその画像の中のリンク先19にアクセスしたい場合には、図5にあるように表示された表示画面の一部に表示されているURLやリンク先クリックボタン17にポインタを合わせ、決定ボタンを押すことにより、そのクリックボタン17の参照先として記録されていたURLにアクセスを開始し、実際にWebからダウンロードされた画像を表示させ、そこより更に下方部分の内容、または表示画面内のリンク先19にアクセスを行うことが可能となる。
【0058】
オートセーブ機能は一度開閉を行うことでその表示画像が保存され、そのデータは特別メモリの一番目に記録される。その後、次のデータが記録される時、一番目のデータは2番目にずれることで、この空いた一番目のデータスペースに次のデータが記録される。
【0059】
このようにして、ある一定以上のデータ数になると古いデータから自動的に消去されていくが、このデータ数量、自動消去等はユーザによって設定が可能とする。
【0060】
オートリード機能では、折畳み筐体の開閉操作で、一度の開閉毎に新しいデータから一つずつ表示されていく。つまり、開閉操作を繰り返すことによってデータは新しいデータから古いデータへと順に表示画面に表示されることになる。また、このデータは最後のデータを越えるとまた先頭から始まるようにサイクリック制御してもよい。
【0061】
また、他の実施例として、オートセーブ、オートリード機能を実行する場合を2種に分けているが、携帯無線端末内に保存されている記録データを参照する場合、携帯端末内のデータ元から参照するのではなく、Web画像データなどと同じく、表示内容をそのままC−HTMLデータに変換を行い、データフォルダをアドレスとして表示画面の一部に表示を行うこともできる。
【0062】
本実施例では筐体の開閉操作を設定された順序で行うことにより、オートセーブ、オートリード機能が実行されたが、開→閉→開の順序で行うほかにも、様々な順序をユーザが設定して機能を起動させることも可能である。
【0063】
また、筐体の開閉操作だけでなく、開いた状態でサイドボタンを押しながら閉じるとオートセーブ機能が起動され、閉じた状態でサイドボタンを押しながら開くとオートリード機能が起動される。このように、他のボタンと併用して同等の効果を出すことも可能である。
【0064】
本発明の実施例においては、Webデータ等をC−HTML言語のデータに変換を行ったが、C−HTML言語以外のコンテンツ記述言語で格納してもよい。
【0065】
携帯電話機以外の携帯無線端末でも本発明を適用できる。
【0066】
【発明の効果】
本発明の携帯無線端末は折畳み式筐体の開閉操作により、表示画面の保存を行うことができる。この表示画面の内容は電子メール、あるいはそのメールの作成中画面、写真画像、Web閲覧中の画面など種類を問わない。
【0067】
このために作成中のメールを一次保存してすぐに呼び出す、または覚え書きのメモとして、目的地への地図表示、Web中の画像やデータなどの参照として様々な方面で瞬時保存、瞬時表示が行える。
【0068】
たとえば、携帯でメール作成や、Web閲覧を行う時に、途中で中断されることとなっても、折畳み型携帯無線端末の筐体開閉操作で簡単にオートセーブ、オートリードができるために、時間を気にすることなく携帯無線端末を操作でき、また、ボタン操作など視覚を用いることなくその時点での内容が瞬時に記録されるため、相手に不快感を与えることもなく次の行動に移すことができる。
【0069】
また、セーブデータは新しい順に保存され、開閉操作を繰り返すことにより、古いデータまで遡って連続して表示を行うことができる。また、逆の場合もある。
【0070】
そして、Web画像保存の場合には、繰り返し見る表示内容の場合にはアクセス代節約の手段して活用することができる。この場合にも更にWebのリンクをたどって閲覧したい場合には表示画面の下部などに表示されているURLからリンクすることにより、そこまでに至る経路分の省略、節約が望める。
【0071】
本発明により、種類を問わずにユーザ好みのデータ内容を、同一の形式で保存が可能となるため、携帯無線端末の携帯性を高めたり、ユーザのニーズに応じた記録ができることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における折畳み型携帯電話機の回路系の構成のブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態における折畳み型携帯電話機を示し、(a)は筐体を閉じた状態の側面図、(b)は筐体を開いた状態での側面図、(c)は筐体を開いた状態での正面図である。
【図3】本発明の実施の形態において開閉検出による自動保存処理のフローチャートである。
【図4】本発明の実施の形態において開閉検出による自動読み出し処理のフローチャートである。
【図5】Web画像のデータを読み出し表示した時の表示内容を示す図である。
【符号の説明】
1 携帯無線端末本体
101 第1の筐体
102 第2の筐体
104 ヒンジ
2 スピーカ
3 表示部
4 キーボード
5 マイク
6 アンテナ
7 RF処理部
8 電話制御部
80 データ種別判定部
9 ベースバンド処理部
10 バッテリ
11 メモリ
12 ブザー
13 開閉検出部
14 特別メモリ
15 磁石
17 リンク先クリックボタン
18 Web参照先
19 リンク先
20 データ
Claims (6)
- 第1の筐体及び第2の筐体と、前記第1の筐体及び第2の筐体を回転可能に結合するヒンジ部と、筐体開閉検出器と、表示部と、前記表示部の表示内容を保存する保存手段と、筐体開閉に応じて前記表示内容を前記保存手段に保存し、保存された表示内容を読み出し、前記表示部へ表示するように制御する制御手段とを含む携帯無線端末において、
前記筐体の開閉操作によるオートセーブモードと、前記筐体の開閉操作によるオートリードモードとをさらに備え、前記制御手段は、ユーザによって予め設定された開閉の順序で、最後に行われる開閉操作の開状態、或いは閉状態がユーザによって予め設定された一定の時間内に行われたことを前記筐体開閉検出器が検出した時に、ユーザによって設定されたオートセーブモード又はオートリードモードに基づき、自動保存処理又は自動読み出し処理を行うことを特徴とする携帯無線端末。 - 前記制御手段は、保存を行う前記表示内容のデータの参照先がWebデータであるか、もしくは自端末内の記録データであるかの種別を判別するデータ種別判定部をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の携帯無線端末。
- 前記のユーザによって予め設定された開閉の順序は、少なくとも開−閉−開という順序であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の携帯無線端末。
- 前記のユーザによって予め設定された一定の時間は、少なくとも、一秒であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の携帯無線端末。
- 前記制御手段は、筐体の開閉操作以外の操作も併用することで、ユーザによって設定されたオートセーブモード又はオートリードモードに変更を行うことを特徴とする前記請求項1乃至4のいずれかに記載の携帯無線端末。
- 前記制御手段は、複数回の開閉操作に応じた複数個の表示内容を読み出し、連続的表示を行うように制御することを特徴とする前記請求項1乃至5のいずれかに記載の携帯無線端末。
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