JP2003264621A - 携帯情報端末装置 - Google Patents

携帯情報端末装置

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JP2003264621A
JP2003264621A JP2002370568A JP2002370568A JP2003264621A JP 2003264621 A JP2003264621 A JP 2003264621A JP 2002370568 A JP2002370568 A JP 2002370568A JP 2002370568 A JP2002370568 A JP 2002370568A JP 2003264621 A JP2003264621 A JP 2003264621A
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JP2002370568A
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English (en)
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Yuji Iwata
祐児 岩田
Hideki Sato
英樹 佐藤
Hiroshi Saito
浩 斉藤
Kazumi Matsuura
一巳 松浦
Kazuhisa Shinoda
和久 篠田
Minoru Owada
実 大和田
Yasuyuki Mochizuki
泰行 望月
Michio Orita
三千男 折田
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来は、電話操作のためのキーと文字入力操
作のためのキーが別個に必要となる構造であったため、
電話以外の情報処理機能を追加・拡張していく場合に物
理的なキーの数を増やしていかねばならず、携帯情報端
末装置を高機能化していく上では、コストとサイズの両
方の点から問題があった。 【解決手段】 表示画面に表示された情報を選択するタ
ッチスクリーンを設け、タッチスクリーンにより表示さ
れた情報層を選択させることによって電話を掛ける。こ
の際、表示される情報に、例えば、電話用の数字ボタン
や発信ボタンを含める。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、携帯情報端末装
置に関するものであり、特に携帯電話等の移動無線通信
装置に、電子手帳、データ通信、ワードプロセッサ、パ
ーソナルコンピュータ等の機能を備えた携帯情報端末装
置に関するものである。また、この発明は、携帯情報端
末装置、特に携帯電話等の移動無線通信装置と個人情報
管理機能を融合させた端末機のユーザインタフェースと
通信制御に関するものである。また、この発明は、例え
ば、携帯情報端末装置のような携帯用電子機器に関し、
入力表示部を保護するカバー構造に関するものである。 【0002】 【従来の技術】携帯電話に電子手帳の機能を備えた従来
の携帯情報端末装置として、例えば、日本特許出願の特
開平5−211464号公報に示された携帯情報端末装
置がある。以下、特開平5−211464号公報の概要
を示す。図58及び図59は、この従来の携帯情報端末
装置の外観を示す平面図である。図58において、1は
携帯情報端末装置本体、2はアンテナ、3はスピーカ、
4は液晶ディスプレイ、5はマイク、6は電話用キーボ
ード、7は蓋である。図59は、図58における蓋7を
開いた状態の平面図であり、8は電子手帳用キーボー
ド、9はカバースイッチである。 【0003】ダイヤルキー等の電話用キーボード6は、
携帯情報端末装置本体1の上面に開閉可能に取付られた
蓋7の上面に設けられ、文字データ入力キー等の電子手
帳用キーボード8は、蓋7の裏面と携帯情報端末装置本
体1の蓋7により覆われる領域に設けられている。そし
て、蓋7の開閉状態を検出するカバースイッチ9の出力
に基づいて、電話モードと電子手帳モードを切換制御す
る。即ち、蓋が閉じた状態(蓋閉状態)では電話モード
になり、通常の携帯電話として使用することができる。
一方、蓋が開いた状態(蓋開状態)では電子手帳モード
となり、通常の電子手帳として使用することができる。 【0004】図60は、この携帯情報端末装置の電子手
帳用データを記憶するメモリの構成を示す図である。こ
のメモリは、携帯情報端末装置本体1に内蔵されるRA
Mで、図58,図59には図示していない。図60にお
いて、10は電話帳データ記憶部、11はスケジュール
データ記憶部、12はメモデータ記憶部である。 【0005】電話帳データ記憶部10は、電子手帳用キ
ーボード8から入力された名前と電話番号を対応させて
記憶する。また、スケジュールデータ記憶部11は、電
子手帳用キーボード8から入力された行動内容と、開始
予定日時及び終了予定日時を対応させて記憶する。更
に、メモデータ記憶部12は、電子手帳用キーボード8
から入力されたデータを一括して記憶する。 【0006】図61,図62,図63は、液晶ディスプ
レイ4に表示される画面の例を示す図である。この例の
画面では、液晶ディスプレイ4に3行分の文字列を表示
することが可能である。1行目は選択されている機能名
やモード名、状態情報等を表示する行であり、2行目と
3行目は電話用キーボード6又は電子手帳用キーボード
8から入力されたデータや、ランダムアクセスメモリR
AM(図示せず)から読出したデータを表示する行であ
る。 【0007】例えば、蓋閉状態、即ち、モードが電話モ
ードの時は、そのモードを示す「TEL」13と受信感
度を示すマーク14が1行目に表示される。そして、電
話用キーボード6の数値キーを押下することによって入
力されたダイヤルデータ「0367895421」15
は、3行目に表示される(図61)。 【0008】また、蓋開状態、即ち、モードが電子手帳
モードで、電話帳データ検索モードの時は、そのモード
を示す「TEL.NO.SEARCH」16が1行目に
表示される。また、2行目には検索されたデータの名前
部「YAMADA TARO」17が、3行目にはその
電話番号部「03−6789−5421」18が、それ
ぞれ表示される(図62)。このデータは、携帯情報端
末装置本体1に内蔵されたRAM(図示せず)内の図6
0に示した電話帳データ記憶部10から読出されたデー
タを表示したものである。蓋開状態では、英字キーや仮
名キー等を含む電子手帳用キーボード8を用いて、デー
タの検索、入力、修正、削除等を容易にすることができ
る。 【0009】図62に示した状態で更に蓋を閉じた場
合、電話モードとなり、そのモードを示す「TEL」1
3と受信感度を示すマーク14が1行目に追加表示され
る(図63)。この段階で、「S」(SEND)キーを
押下すると、電話モードであるから、表示されたダイヤ
ル番号に、実際にダイヤルすることができる。 【0010】このように、特開平05−211464号
公報に示された携帯情報端末装置は、本体筺体に取り付
けた開閉部材の裏面と、開閉部材に覆われている本体の
表面との両方に電子手帳用の操作キーを設けて、文字デ
ータの入力をしやすくする電子手帳機能を備えた携帯電
話装置である。 【0011】また、別の従来の携帯情報端末装置とし
て、例えば、日本特許出願の特開平6−284067号
公報に示された携帯情報端末装置がある。この携帯情報
端末装置は、携帯電話にワードプロセッサ、或いは、パ
ーソナルコンピュータの機能を備えたものである。 【0012】図64及び図65は、この従来の携帯情報
端末装置の外観を示す平面図である。図64は、蓋7を
閉じた状態の平面図、図65は、蓋7を開いた状態の平
面図である。図65において、19はヒンジである。こ
の従来の携帯情報端末装置では、蓋7と携帯情報端末装
置本体1が平面図の平面と平行な面で重ね合されてお
り、携帯情報端末装置本体1と蓋7は、閉じた状態から
開いた状態迄の必要な位置で静止させることができるヒ
ンジ19により結合されている。 【0013】通常、携帯電話として使用する場合は、図
64に示すように、携帯情報端末装置本体1と蓋7を重
ね合せ、蓋7を閉じた状態で使用する。電話用キーボー
ド6の電源キー「P」を押下し、着信があった場合は、
電話用キーボード6の発信キー「S」を押下することに
より通話が可能になる。また、電話用キーボード6のワ
ンタッチキー「D」を押下することにより、自動的に対
応するダイヤル信号が送信され、発呼することができ
る。終話の場合は、電話用キーボード6の終話キー
「E」を押下する。 【0014】発呼時に手動的にダイヤルする場合は、電
源キー「P」を押下した後に蓋7を開き、電子手帳用キ
ーボード8の発信キー(図示せず)を押下し、電子手帳
用キーボード8のダイヤルキー(図示せず)によりダイ
ヤル番号を入力する。その後に蓋7を閉じて通話状態に
なると、通話することができる。 【0015】ワードプロセッサ、或いは、パーソナルコ
ンピュータとして使用する場合には、蓋を閉じた状態で
電話用キーボード6の電源キー「P」を押下した後に蓋
7を開き、蓋7を開いた状態で電子手帳用キーボード8
の所定のキー(図示せず)を操作することによって、ア
プリケーションを起動する。電子手帳用キーボード8の
入力モード選択キー(図示せず)を操作することによ
り、仮名、ローマ字のいずれかの入力モードを選択し、
ワードプロセッサとして機能させることやパーソナルコ
ンピュータに必要なデータを入力することができる。ま
た、入力に係る文字を液晶ディスプレイ4に表示し、そ
の入力情報を確認することができる。 【0016】図66は、上記一連の処理を実行するため
に、携帯情報端末装置本体1に内蔵されたプロセッサ
(図示せず)が実行するフローチャートである。このフ
ローチャートに示したプログラムは、携帯情報端末装置
本体1に内蔵されたROMに記憶されている。 【0017】プロセッサは、周期的に入力の有無を検出
している(S1)。入力を検出すると、これを分析し
(S2)、判断のステップS3において、電話機能に係
るものであるか、アプリケーションに係るものである
か、IC(インテグレーテッドサーキット)カードのデ
ータの読み書きに係るものであるかを検出する。 【0018】ここで、電話機能に係るものである場合
は、制御回路(図示せず)と情報交換(発信キーが操作
された、終話キーが操作された等の情報を送出し、着信
の情報を受け、対応する必要な情報の表示を行う等)す
る(S4)。 【0019】また、アプリケーションに係るものである
場合には、対応するアプリケーションを起動し、コント
ロールをアプリケーションに渡す(S5)。アプリケー
ションソフトウェアとしては、ワードプロセッサソフト
ウェア、通信ソフトウェア、データベース、表計算ソフ
トウェアが予め、或いは、ICカードによりロードさ
れ、携帯情報端末装置本体1に内蔵されたRAM(図示
せず)に記憶されている。 【0020】更に、ICカードのデータの読み書きに係
るものである場合には、携帯情報端末装置本体1に内蔵
されたRAM(図示せず)と、ICカードの間のデータ
転送を実行する(S6)。 【0021】このように、特開平06−284067号
公報に示された携帯情報端末装置は、携帯無線電話機の
筺体が、表面に平行な面で2つのピースに分けられ、向
かい合わせの面に表示装置と文字入力用のキーを設ける
ことにより大型のディスプレイと多くのキーを設けても
携帯性を損なわない構造を提供するものである。電話機
筺体の表面と平行な面で分割された2つのピースは、閉
じた状態から開いた状態までの必要な位置で静止させる
ことができるヒンジで結合されており、2つのピースを
閉じて重ね合わせた状態ではワンタッチダイヤルキー、
終話スイッチ、電源スイッチなどのキーが設けられた操
作面を使用して電話のダイヤル操作や通話ができる。携
帯電話機としてではなくワードプロセッサやパーソナル
コンピュータとして使用する場合には、2つのピースを
開いた状態にして大型のディスプレイと文字入力のため
に用意された数多くのキーによって、文字データの入力
が行えるようになっている。 【0022】一方、電子機器の入力表示部保護カバーの
構造については、例えば、日本特許出願の特開平4−8
5895号公報に示されたように、保護カバーの一部に
軸を設け、その軸を基点に案内溝の形状を変え、回転や
スライドさせる構造を有する物や、また、日本実用新案
登録出願の実開平4−67381号公報に示されたよう
に、ラップトップ型電子機器において、逆に保護カバー
に溝を形成し、スライドさせて表示面を覆うものであっ
た。しかし、これらは使用時に入力表示部を露呈し、不
使用時はカバーで保護するだけのものであり、入力表示
部の保護ばかりでなく、キーパネルの保護や堅牢性、操
作性を大きく改善するものではない。例えば、図67
は、保護カバー付き電子機器の模式図である。図におい
て、101は電子機器本体、102は保護カバー、10
3は入力表示部、104は案内溝、105は軸、106
は操作ボタン、107はペンである。 【0023】次に、動作について説明する。電子機器本
体101は、ペン107により入力表示部103を押し
てデータを入力し、また、必要な情報を入力表示部10
3に表示する。更に、それとは別にスイッチなどの操作
ボタンを備えている。また、入力表示部103を保護す
るために、案内溝104と嵌合する軸105を持つ保護
カバー102を有している。使用しないときは、保護カ
バー102は閉じられており、使用時にヒンジ構造によ
り保護カバーが開けられる。図示しないが、案内溝10
4の形を変えることで、保護カバー102の収納の仕方
が異なるものもある。 【0024】 【特許文献1】特開平5−211464号公報 【特許文献2】特開平6−284067号公報 【特許文献3】特開平4−85895号公報 【実用新案文献1】実開平4−67381号公報 【0025】 【発明が解決しようとする課題】従来の携帯情報端末装
置は、以上のように構成されているので、特開平5−2
11464号公報においては、携帯性をある程度保ちつ
つキーの数を増やすことが可能であり、入力操作が簡単
になり、電子手帳の機能を付加することができるが、液
晶ディスプレイの画面を余り大きくすることができず、
表示画面の見易さに課題があった。また、電子手帳の各
機能及び各データは、順送りで検索することになり、所
望するデータを即時に検索して取得することができない
といった使い勝手に課題があった。 【0026】また、特開平6−284067号公報にお
いては、液晶ディスプレイの画面を大きくし、キーの数
を増やすことが可能であるが、蓋を開いた状態で(ワー
ドプロセッサ、パーソナルコンピュータとして)使用す
る時、片手に持って操作するには不便であり、携帯性に
課題があった。また、手動的にダイヤルする場合、蓋を
開いたり閉じたりしなければならないといった使い勝手
に課題があった。 【0027】更に、両者に共通した課題として、蓋を開
いた状態では電話を掛けることができず、電話中に蓋を
開いた場合、所望する画面が現れないといった使い勝手
に課題があった。また、携帯電話の携帯性を、ある程度
保持しつつ文字入力操作等を伴うコンピュータ・電子手
帳機能を実現しているが、電話操作のためのキーと文字
入力操作のためのキーが別個に必要となる構造であった
ため、電話以外の情報処理機能を追加・拡張していく場
合に物理的なキーの数を増やしていかねばならず、携帯
情報端末装置を高機能化していく上では、コストとサイ
ズの両方の点から問題があった。 【0028】また、従来の電子機器の保護カバーは、以
上のように構成されているので、片手での開閉操作がし
にくいという問題があった。また、ペン入力時にスイッ
チを誤って押してしまうという問題があった。また、開
閉構造が複雑になり、壊れやすく、部品点数が増えると
いう問題があった。また、開閉部分の幅が増加し、持ち
にくいという問題があった。また、カバーが開いた状態
のとき、カバーがじゃまになるという問題があった。以
上のように、従来の電子機器の保護カバーは、操作性や
耐久性に問題があった。 【0029】この発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたもので、蓋の開閉状態に関わらず電話を
掛けることができる携帯情報端末装置を得ることを目的
とする。また、電話中に蓋の開閉が容易にできる携帯情
報端末装置を得ることを目的とする。また、電話中に電
子手帳・ワードプロセッサ・パーソナルコンピュータ等
の機能が容易に利用できる携帯情報端末装置を得ること
を目的とする。また、見易さ・操作上使い勝手が良く携
帯性に優れる携帯情報端末装置を得ることを目的とす
る。また、情報処理機能を物理的なキーの増加を伴わな
いで拡張していくことができ、更に、電話の通話中に情
報処理機能及びデータ通信機能を有効に使用することが
できる携帯情報端末装置を得ることを目的とする。 【0030】また、この発明は、上記のような問題点を
解消するためになされたもので、携帯用電子機器におい
て、入力表示部の保護カバーの操作性と耐久性を向上さ
せることを目的とする。 【0031】 【課題を解決するための手段】この発明に係る携帯情報
端末装置は、携帯情報端末装置の表面の一部を覆い当該
情報端末装置の表面をスライドして移動する蓋を備える
ことを特徴とする。 【0032】上記携帯情報端末装置は、更に、上記携帯
情報端末装置の表面の一部に情報を表示する表示領域を
有する表示手段と上記蓋の位置を検出する位置検出手段
とを備え、上記位置検出手段により検出された蓋の位置
により、上記表示手段の表示領域の情報表示可能な表示
領域を変更するとともに、表示する情報の向きを変更す
る表示切替手段を備えることを特徴とする。 【0033】この発明に係る携帯情報端末装置は、アプ
リケーション画面を表示する表示手段を備え、電話機と
して使用する電話機モードと情報端末装置として使用す
る情報端末モードとを備え、上記情報端末モードにおい
て複数のアプリケーションの中からいずれかのアプリケ
ーションを実行し、上記複数のアプリケーションはそれ
ぞれのアプリケーションに対応する1以上のアプリケー
ション画面を有し、1以上のアプリケーション画面の中
から1つのアプリケーション画面を上記表示手段に表示
し、電話機モードから情報端末モードに移行する場合、
複数のアプリケーションのアプリケーション画面の中か
ら移行画面候補を選択し、移行画面候補の中から表示す
るアプリケーション画面を決定する移行画面決定手段を
備えることを特徴とする。 【0034】上記携帯情報端末装置は、更に、電話機モ
ードの使用状態に対応して移行条件と移行画面を設定し
た遷移表を備え、上記移行画面決定手段は上記遷移表に
基づき移行画面を決定することを特徴とする。 【0035】上記携帯情報端末装置は、更に、電話機モ
ードの使用状態に対し移行画面をユーザ情報として任意
に設定できるユーザ情報設定手段を有し、移行画面を上
記ユーザ情報設定手段により設定されたユーザ情報に基
づき設定し、ユーザ情報として設定されている移行画面
を検索し、移行先を決定するための移行画面候補とする
ことを特徴とする。 【0036】上記携帯情報端末装置は、更に、電話機モ
ードの使用状態と移行画面の履歴を格納する履歴情報格
納手段を有し、移行画面を上記履歴情報格納手段により
格納された履歴情報に基づき設定し、履歴情報に格納さ
れている移行画面を検索し移行先を決定するための移行
画面候補とすることを特徴とする。 【0037】上記携帯情報端末装置は、更に、電話機モ
ードにおいて通話中に情報端末モードに移行することが
でき、少なくとも通話中に移行した移行画面を含んだ電
話機モードの通話ログ情報を格納する通話ログ情報格納
手段を有し、移行画面を通話ログ情報に基づき設定し、
通話ログ情報に基づく移行画面を移行画面候補とするこ
とを特徴とする。 【0038】上記携帯情報端末装置は、情報端末モード
から電話機モードに移行する場合、情報端末モードにお
いて得られたデータを、電話機モードで利用するデータ
とすることを特徴とする。 【0039】上記携帯情報端末装置は、情報端末モード
の場合、アプリケーション間の移行が可能であり、少な
くとも移行元のアプリケーション画面で使用されていた
データとそのデータに関連するデータのいずれかを移行
先のアプリケーションで使用するデータとして移行先の
アプリケーション画面に表示することを特徴とする。 【0040】上記携帯情報端末装置は、蓋を備え、上記
蓋の位置に関わらず少なくとも電話機モードとして用い
ることを特徴とする。 【0041】上記通話ログ情報格納手段は、更に、通話
中に移行した移行画面で使用していたデータを通話ログ
情報として格納し、通話ログ情報に格納された移行画面
を表示する場合、上記データを移行画面に出力すること
を特徴とする。 【0042】上記情報端末モードにおけるアプリケーシ
ョンの中に予約アプリケーションが存在し、予約アプリ
ケーションのアプリケーション画面は予約に必要な情報
を入力する入力画面であるとともに、上記入力した情報
を送信することを特徴とする。 【0043】上記携帯情報端末装置は、更に、電話機モ
ードにおいて音声出力器と電話用キーボードとを備え、
情報端末モードにおいて入出力可能なアプリケーション
画面を備え、電話機モードにおいて、通信相手からの入
力要求を上記音声出力器への音声出力と上記表示手段へ
の情報表示とのいずれかにより行い、通信相手への応答
を上記電話用キーボードから入力し、情報端末モードに
おいて、通信相手からの入力要求を上記アプリケーショ
ン画面に出力し、通信相手への応答を上記アプリケーシ
ョン画面から入力し、同一のアプリケーションを電話機
モードと情報端末モードとのどちらからでも実行可能で
あることを特徴とする。 【0044】上記携帯情報端末装置は、更に、電話機モ
ードにおいて表示手段を備え、情報端末モードから電話
機モードに移行する場合、上記表示手段に表示する情報
を取捨選択し表示することを特徴とする。 【0045】上記携帯情報端末装置は、更に、電話機モ
ードにおいて入力のための電話用キーボードと表示手段
とを備え、情報端末モードにおけるアプリケーションの
機能を限定して実行することと上記表示手段に表示する
情報を取捨選択し表示することとのいずれかを実行する
を特徴とする。 【0046】この発明に係る携帯情報端末装置は、タッ
チスクリーンを有する表示画面と、表示画面の部分に表
示窓及びスイッチボタンを有する扉と、扉の開閉を検出
する扉開閉検出手段と、扉が閉じて電話として使用する
場合のユーザインタフェースを制御する第1のソフトウ
ェア・モジュールと、扉が開いて情報処理機能等を使用
する場合のユーザインタフェースを制御する第2のソフ
トウェア・モジュールとを備えたことを特徴とする。 【0047】上記第1のソフトウェア・モジュール及び
第2のソフトウェア・モジュールは、電話操作に係る情
報を共有データとすることを特徴とする。 【0048】上記携帯情報端末装置は、更に、電話操作
に係る情報を管理する専用の第3のソフトウェア・モジ
ュールを設け、第3のソフトウェア・モジュールが共有
データにアクセスするための関数を提供することを特徴
とする。 【0049】上記携帯情報端末装置は、扉を閉じた状態
では、テンキー等のスイッチボタンにより携帯電話と同
じ操作方法で電話機能が使用できることを特徴とする。 【0050】上記携帯情報端末装置は、扉を閉じた状態
では、本体を縦にした場合に見やすい方向で前記扉の表
示窓の位置に文字・絵文字を表示することを特徴とす
る。 【0051】上記携帯情報端末装置は、扉を閉じた状態
では、扉のスイッチボタンを押下することで下面に位置
するタッチスクリーンをタッチ可能な構成とすると共
に、タッチ入力を前記扉のスイッチボタンにマッピング
させることを特徴とする。 【0052】上記携帯情報端末装置は、扉を開いた状態
では、タッチスクリーンに直接タッチ可能な構成とする
と共に、表示画面を使用したグラフィックユーザインタ
フェース(GUI)で個人管理情報機能、電話及びデー
タ通信機能を使用可能なことを特徴とする。 【0053】上記携帯情報端末装置は、扉を開いた状態
では、本体を横にした場合に見やすい方向で表示画面に
文字・絵文字を表示することを特徴とする。 【0054】上記携帯情報端末装置は、扉を開いた状態
では、タッチ入力をグラフィックユーザインタフェース
(GUI)にマッピングすることを特徴とする。 【0055】上記携帯情報端末装置は、扉を閉じた状態
から扉を開けた場合は、使用者の耳と口を本体から離し
て使用できるようにマイク入力の感度とスピーカ出力を
調整してハンズフリーで使用可能なことを特徴とする。 【0056】上記携帯情報端末装置は、制御部が音声信
号切替部にマイクから無線部への経路を一時遮断するよ
う指示し、モデム部から無線部への経路を有効にして、
電話に使用していた回線をモデム側に切り替えることに
より、ハンズフリー通話中に通話を中断して個人管理機
能を使用して作成した情報等を含むデータのデータ通信
を行い、データ通信終了後前記通話を再開することを特
徴とする。 【0057】この発明に係る携帯用電子機器は、情報の
入力と情報の表示とを行う入力表示部と、スイッチを配
置したキーパネルと、入力表示部とキーパネルとを同一
の配置面に配置した本体と、本体の配置面に沿ってスラ
イド可能に取り付けられ、入力表示部を開閉するスライ
ドカバーとを備えたことを特徴とする。 【0058】この発明に係る携帯用電子機器のスライド
カバーは、入力表示部とキーパネルとの一方を選択的に
切り替え使用できるようするとともに、他方をカバーす
ることにより保護することを特徴とする。 【0059】この発明に係る携帯用電子機器の本体は、
スライドカバーをスライドさせるレール部を備えたこと
を特徴とする。 【0060】この発明に係る携帯用電子機器の配置面
は、スライドカバーの内面を支持するための支持突起部
を備えたことを特徴とする。 【0061】この発明に係る携帯用電子機器のレール部
は、スライドカバーの開閉状態を検知するスイッチを備
えたことを特徴とする。 【0062】この発明に係る携帯用電子機器のスライド
カバーは、スライドカバーが入力表示部を覆う場合で
も、入力表示部の一部を表示する切り欠き部を備えたこ
とを特徴とする。 【0063】この発明に係る携帯用電子機器のスライド
カバーは、透明部を備えたことを特徴とする。 【0064】この発明に係る携帯用電子機器のスライド
カバーとレール部とは、スライドカバーを開及び閉の位
置にて保持できる開閉保持突起部を備えたことを特徴と
する。 【0065】この発明に係る携帯用電子機器のレール部
は、スライドカバーの脱落を防止する脱落防止突起部を
備えたことを特徴とする。 【0066】この発明に係る携帯用電子機器のスライド
カバーは、表面にスライド操作を行いやすくする凹凸部
を備えたことを特徴とする。 【0067】この発明に係る携帯用電子機器のスライド
カバーは、レール部と接する部分にスライドカバーを滑
らかにスライドさせるためのスライド動作補助突起部を
備えたことを特徴とする。 【0068】 【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明に
係る携帯情報端末装置における実施の形態1を図につい
て説明する。まず、本発明に係る携帯情報端末装置の機
構的な構成について、図1及び図2を用いて説明する。
図1及び図2は、本発明に係る携帯情報端末装置の外観
を示す平面図である。図1及び図2において、20はタ
ッチスクリーンであり、ペン(図示せず)又は指先で触
れることによって、その座標を入力することができる透
明なタブレットである。なお、従来例で説明した構成要
素と同一部分又は相当部分は、同じ符号番号で示し、説
明は省略する。 【0069】タッチスクリーン20は、液晶ディスプレ
イ4の上に貼付してあり、表示操作一体型の入出力装置
(ここでは、液晶タブレットと呼称する)を構成してい
る。この実施の形態の携帯情報端末装置では、蓋7が図
1及び図2に示した図面上を平面に沿って上下に移動
(スライド)する。図1は、蓋7が最上位にある場合を
示し、図2は、蓋7が最下位にある場合を示している。
従来の携帯情報端末装置との対比で、図1の場合を蓋を
閉じた状態(蓋閉状態)、図2の場合を蓋を開いた状態
(蓋開状態)と呼ぶことにする。蓋7の位置を検出する
位置検出手段として、カバースイッチ9を用いる。カバ
ースイッチ9は、蓋7の開閉状態を検出し、蓋閉状態な
らば、電話機モードとなる。蓋開状態ならば、情報端末
モードとなり、情報端末装置として使用する。 【0070】蓋を閉じた状態(図1)では、機構上携帯
電話の外観をしており、電話用キーボード6は使用する
ことができるが、液晶ディスプレイ4は下部だけが露出
し、露出した部分だけを使用できる構造になっている。
一方、蓋を開いた状態(図2)では、液晶ディスプレイ
4の全体が露出するが、電話用キーボード6は隠されて
使用できない構造となっている。この状態では、通常9
0°回転し、図2に示した図面上、右側を手前にして用
いる。 【0071】これにより、電話中であっても携帯情報端
末装置本体1を持った手で蓋7をスライドすることによ
って、容易に蓋を開くことができる。また、蓋を開いた
状態では、左手で携帯情報端末装置本体1のマイク5側
を持ち、右手でペン(図示せず)を持ち又は右手の指先
でタッチスクリーン20にタッチすることによってデー
タ入力、メニュー選択等を容易にすることができる。ま
た、画面が横長状態となるので、ユーザインタフェース
上、画面が見易くなる。 【0072】次に、本発明に係る携帯情報端末装置の電
気的な構成について、図3を用いて説明する。図3にお
いて、21はプロセッサ、22はオーディオプロセッ
サ、23は無線送受信部、24はリードオンリーメモリ
ROM、25はランダムアクセスメモリRAM、26は
電源である。これらの部品は、全て携帯情報端末装置本
体1の中に内蔵されている。 【0073】プロセッサ21は、デジタルデータを扱
い、電子手帳・ワードプロセッサ・パーソナルコンピュ
ータ等の機能を実行する外、液晶ディスプレイ4やタッ
チスクリーン20や電話用キーボード6の入出力制御
や、カバースイッチ9から送られてくる蓋の開閉信号に
よる制御を行う。このプロセッサにより実行されるプロ
グラムは、ROM24の中に記憶されており、様々なア
プリケーションの書換可能なデータは、RAM25の中
に保持される。なお、誤動作防止のため、プロセッサ2
1は、蓋閉状態ではタッチスクリーン20の動作を停止
し、蓋開状態では電話用キーボード6の動作を停止す
る。 【0074】オーディオプロセッサ22は、アナログデ
ータを扱い、電話機能のスピーカ3及びマイク5の入出
力制御を行う。また、無線送受信部23は、高周波の変
復調等携帯電話の無線に係る処理を行う。更に、電源2
6は、プロセッサ21やオーディオプロセッサ22等に
電源を供給する。 【0075】次に、本発明に係る携帯情報端末装置の蓋
閉状態の動作について、特にユーザインタフェースを中
心に図4及び図5を用いて説明する。図4及び図5は、
液晶ディスプレイ4に表示される画面の例を示す図であ
り、それぞれ、従来の携帯情報端末装置の画面の例を示
す図61及び図63に対応する。図4及び図5に示した
画面の例は、図1に示した本発明に係る携帯情報端末装
置の外観の平面図の右側を下側にした場合の画面の例で
ある。 【0076】本発明に係る携帯情報端末装置と従来の携
帯情報端末装置との表示上の違いは、内容が画面左側に
90°回転して表示される点にある。蓋が閉じた状態の
場合、図1に示した蓋7が液晶ディスプレイ4の上側を
覆うので、図4及び図5に示す液晶ディスプレイ4の右
側が使えない。また、蓋開状態で使う場合を基準にする
と90°回転した画面となる。蓋7の位置を検出するカ
バースイッチ9の出力に基づいて、表示切替手段(図示
せず)が液晶ディスプレイ4の表示可能な領域を図1に
示す領域に限定し、表示する文字と記号の90°回転処
理を行う。例えば、この90°回転処理は、ROM24
に記憶された文字フォントを読出し、プロセッサ21で
回転処理をして液晶ディスプレイ4に表示する。なお、
蓋閉状態では、タッチスクリーン20は、スリープ又は
デッドの状態にあり、ペン又は指でタッチしても反応し
ない。 【0077】次に、本発明に係る携帯情報端末装置の蓋
開状態の動作について、特にユーザインタフェースを中
心に図6から図12までの図を用いて説明する。図6か
ら図12までの図は、液晶ディスプレイ4に表示される
アプリケーション画面(以下、画面ともいう)の例を示
す図である。図6は、住所録の氏名リストを表示した画
面の例を示す図、図7は、住所録の詳細情報を表示した
画面の例を示す図、図8は、スケジュール帳の月カレン
ダを表示した画面の例を示す図、図9は、スケジュール
帳の詳細情報を表示した画面の例を示す図、図10は、
メモ帳を表示した画面の例を示す図、図11は、通話ロ
グを表示した画面の例を示す図、図12は、蓋開状態で
電話を掛ける場合の電話を表示した画面を示す図であ
る。 【0078】まず、図6について説明する。液晶ディス
プレイ4の表示画面は、内容領域27、タグ領域28、
スクロール領域29、メニュー領域30の大きくは4つ
の領域から構成される。内容領域27は、指示された様
々な情報を表示するとともに、ユーザが表示内容から所
望する情報を選択したり、情報を入力することができ
る。図6の例では、住所録の氏名リストが表示されてお
り、ユーザはその中から「松浦次郎」を選択している。 【0079】タグ領域28は、内容領域27に表示され
た情報に関連するタグを表示する。表示されたタグを選
択することによって、対応するインデックスの先頭のデ
ータを内容領域27に表示する。図6に示した例では、
「氏名リスト」を表示しているため、タグには五十音の
「あ」列及びアルファベットの先頭の4文字が表示され
ている。この例では、アルファベットの「D」迄が表示
されているが、「E」以降のアルファベットを選択した
い場合は、画面右下に存在するタグ領域28のスクロー
ルボタン「▽」をタッチすることにより、タグの表示が
上方向に順次シフトする。この例において、「ま」をタ
ッチして選択した場合は、内容領域27の氏名リストの
先頭に例えば「前川花子」が表示される。 【0080】スクロール領域29は、内容領域27に表
示されたデータの近傍のデータを見たい場合に使用す
る。例えば、データが内容領域27に一度に表示しきれ
ない場合、次頁を見たい場合等に使用する。スクロール
領域29内の上下にあるスクロールボタン「△」「▽」
をタッチすることにより、画面の上下で隠されている情
報を見ることができる。 【0081】メニュー領域30は、機能レベルのメニュ
ーを表示する。所望するメニューをタッチして選択する
と、そのメニューに移行し、データが内容領域27に表
示される。図6に示した例では、内容領域27に表示さ
れているデータは、メニュー領域30の「住所録」を選
択することにより得られたものである。メニュー領域3
0に表示されるメニューは、場合によっては一部変更さ
れ、メニューに階層がある場合でも移行し易くなってい
る。一方で、基本的な機能レベルのメニューは常に表示
され、どの段階でも常にどの基本メニューにも移行でき
るようになっている。この例での基本メニューは、「通
話ログ」「メモ帳」「スケジュール帳」「住所録」「電
話」の5個である。 【0082】次に、図7について説明する。図6に示す
ように、住所録の「氏名リスト」が内容領域27に表示
された状態で、内容領域27に表示された「松浦次郎」
を2回(ダブル)タッチするか、内容領域27に表示さ
れた「松浦次郎」をタッチした後、更に、メニュー領域
30に表示された「詳細情報」をタッチした場合、図7
に示すように、内容領域27は住所録の「詳細情報」の
画面に移行し、内容領域27には、氏名「松浦次郎」に
対応する「自宅住所」「自宅電話」「自宅FAX」「勤
務先名称」「部署・役職」「勤務先住所」「勤務先電
話」「勤務先FAX」等が表示される。ここで、例え
ば、「自宅電話」をダブルタッチすれば、後述する「電
話」のメニューに移行し、「S」ボタンをタッチする
と、電話を掛けることができる。また、この段階で、メ
ニュー領域30に表示された「氏名リスト」をタッチす
れば、図6に示した状態(画面)に戻ることができる。 【0083】次に、図8について説明する。メニュー領
域30の「スケジュール帳」をタッチすると、図8に示
すように、「月カレンダ」の画面に移行し、内容領域2
7には今月のカレンダが表示される。スケジュール帳で
は日付が検索キーとなるため、タグ領域28には、例え
ば、「月」が表示される。この場合も前述の住所録の場
合と同様に、タグ領域28のスクロールボタン「△」又
は「▽」をタッチすることにより所望する月をタグに表
示させ、そのタグをタッチすることによって所望する月
に移行し、所望する月のカレンダを内容領域27に表示
させることができる。 【0084】次に、図9について説明する。図8に示す
ように、スケジュール帳の「月カレンダ」が内容領域2
7に表示された状態で、内容領域27に表示された「1
996年1月」カレンダの「16」日をダブルタッチす
るか、内容領域27に表示された「16」日をタッチし
た後、更に、メニュー領域30に表示された「詳細情
報」をタッチした場合、図9に示すように、内容領域2
7は、スケジュール帳の「詳細情報」の画面に移行し、
内容領域27には「16」日に対応する時間帯別のスケ
ジュール表(バー)が内容領域27の上部に表示され
る。ここで、内容領域27のスケジュール表に表示され
た「課長会議」をタッチすると、内容領域27の下部に
「課長会議」に対応する詳細情報である「メモ」が表示
される。また、この段階で、メニュー領域30に表示さ
れた「月カレンダ」をタッチすれば、図8に示した状態
(画面)に戻ることができる。 【0085】次に、図10について説明する。メニュー
領域30の「メモ帳」をタッチすると、図10に示すよ
うに、「メモ帳」の画面に移行し、内容領域27には、
ワードプロセッサが持つ各種機能(編集コマンド等)が
表示されるとともに、文字を入力することができる。文
字の入力は、内容領域27に表示された「キーボード」
をタッチすることによってスクリーンキーボードを表示
し、スクリーンキーボードから文字を入力することがで
きる。また、「ペン」をタッチし、手書き文字又は線図
形を入力することができる。更に、入力した線図形を文
字認識し、文字コードに変換することができる。また、
入力済文字の削除、任意箇所への文字挿入、任意の文字
列の複製、切取り、貼付け等ワードプロセッサの基本的
な編集機能を使用することができる。 【0086】また、文字だけではなく、マイク5から音
声を入力し、ボイスメモ31としてメモ帳に貼付けるこ
とができる。貼付けたボイスメモ31をタッチすること
によって録音したボイスメモ31を再生することができ
る。 【0087】この場合のタグ領域28には、左側に「通
話ログ」「スケジュール」「住所録」「メモ帳」等のメ
ニューが、右側にスケジュール帳の日付が表示されてい
る。右側のタグの表示は、移行元のメニューによって異
なる。このケースは、図9に示したスケジュール帳から
移行してきた場合を示している。タグ領域28の右側に
表示されたタグの1つ(例えば、「17」日)にダブル
タッチすることにより、一度スケジュール帳に戻らなく
とも、その日付(1996年1月17日)のスケジュー
ル帳のメモに移行することができる。 【0088】一方、タグ領域28の左側のタグは、移行
元画面を移行先画面にリンクさせる場合に使用するもの
である。例えば、図10に示したメモ帳の画面でタグ領
域28の「スケジュール帳」をタッチした場合は、ここ
に記載された文書データは、「スケジュール帳」の19
96年1月16日にリンクされる。図10において、例
えば、タグ領域28の「17」日をタッチした後、タグ
領域28の「スケジュール帳」をタッチした場合は、こ
こに記載された文書データは、「スケジュール帳」の1
996年1月17日にリンクされる。なお、メニュー領
域30のメニューをタッチした場合は、移行元画面と移
行先画面はリンクされない。 【0089】次に、図11について説明する。メニュー
領域30の「通話ログ」をタッチすると、図11に示す
ように、「通話ログ」の画面に移行し、内容領域27に
は、日時、通話相手先等が表示される。図11の内容領
域27において、「□]はFAX送信、「黒塗りの□」
はFAX受信、「○」は電話発信、「●」は電話受信、
「△」はメール送信、「黒塗りの△」はメール受信を表
す。また、「メ」、「ス」、「住」は、それぞれ、その
通話に対応するメモ帳、スケジュール帳、住所録が存在
することを示している。この「メ」「ス」「住」をタッ
チすることにより、その通話に対応する各画面に移行す
ることができる。 【0090】この場合のタグ領域28には、左側に日付
のタグ、右側にメニューのタグが表示される。左側の日
付のタグの1つをタッチした場合は、タッチした日付に
対応した通話ログの先頭から1頁分が内容領域27に表
示される。一方、右側のメニューのタグの1つ(例え
ば、「メモ帳」)をタッチした場合は、対応するメニュ
ー(この場合は、「メモ帳」)の画面に移行するととも
に、移行後の画面(この場合は「メモ帳」)は、移行元
で選択されている「通話ログ」に対応付けられる。 【0091】次に、図12について説明する。メニュー
領域30の「電話」をタッチすると、図12に示すよう
に、「電話」の画面に移行し、内容領域27には電話機
が表示されるとともに、電話を掛けることができる。図
7に示した住所録の画面で自宅電話をダブルタッチした
場合や、図11に示した通話ログの画面で電話に係るロ
グをダブルタッチした場合は、この電話画面に移行す
る。この場合は、通話番号表示窓32に移行元の電話番
号が表示され、発信ボタン「S」をタッチするだけで、
電話を掛けることができる。 【0092】また、図12に示した「電話」の画面で数
字ボタンをタッチすることによって手動的に電話番号を
入力し、発信ボタン「S」をタッチすることにより電話
を掛けることもできる。更に、通常の電話と同様に、リ
ダイヤル、スピードダイヤル、ワンタッチダイヤルの機
能も備え、それぞれ、当該ボタンをタッチすることによ
り、簡単に電話を掛けることができる。図12に示すよ
うに、蓋開状態では、リダイヤルやワンタッチダイヤル
に現在どのような番号及び相手先が登録されているかを
ビジュアルに表示することができるので、使い勝手が良
い判り易いユーザインタフェースを提供することができ
る。 【0093】また、スピードダイヤルでは、タグ領域2
8に表示されたタグをタッチすることによって、その番
号に登録されている電話番号及び相手先が表示される。
図12に示した例では、左側のタグ領域28に表示され
たタグ「21」をタッチした場合に、内容領域27に表
示される画面を示しており、「スピードダイヤル」ボタ
ンの右横にメモリの21番目に記憶された電話番号
「(03)9999−9999」と相手先「飛鳥」が表
示されている。タグ領域28のタグに表示されていない
番号を選択したい場合は、タグ領域28中に存在するス
クロールボタン「△」「▽」をタッチすることによって
表示させることができる。なお、タグ領域28の右側に
表示されたメニューのタグについては、図11に示した
通話ログで説明した場合と同様である。 【0094】次に、図13を用いて、電話機モード(蓋
閉状態)から蓋開状態に移行した場合の移行画面につい
て説明する。電話機モード(蓋閉状態)では、例えば、
スタンバイ中33、ダイヤル中34、通話中35、電話
帳操作中36の4つの状態が考えられる。一方、蓋開状
態に移行した場合の移行画面としては、例えば、電話3
7、通話ログ38、メモ帳39、スケジュール帳40、
住所録41が考えられる。 【0095】例えば、スタンバイ中33状態で蓋を開い
た場合、ユーザが使用したい画面として、通話ログ3
8、メモ帳39、スケジュール帳40、住所録41の可
能性がある。スタンバイ中33状態であるから、直ちに
電話37に移行することはまず無い。また、ダイヤル中
34状態で蓋を開いた場合は、ユーザが使用したい画面
として、電話37、通話ログ38、住所録41の可能性
がある。ダイヤル中34状態であるから、直ちにメモ帳
39やスケジュール帳40に移行することはまず無い。
また、通話中35状態で蓋を開いた場合は、ユーザが使
用したい画面として、メモ帳39、スケジュール帳4
0、住所録41の可能性がある。通話中35状態である
から、直ちに電話37や通話ログ38に移行することは
まず無い。更に、電話帳操作中36状態で蓋を開いた場
合は、ユーザが使用したい画面は住所録41に限られ
る。 【0096】このように、蓋を開いた場合、移行画面は
ある程度限られているので、移行画面を自動的に決定す
ることができる。これにより、タッチ操作の回数を減少
させて使い勝手を良くするとともに、画面移行に係る時
間を短縮させることによって、通話中35状態の操作の
場合は通話料を減少させることもできる。 【0097】次に、図13で示した各電話状態における
複数の移行画面の可能性から1つの移行画面を決定する
方法について説明する。 【0098】図14は、ROM24に格納された蓋開時
の移行画面の遷移表42の例を示したものである。遷移
表42には、電話状態43、蓋開状態になった時の移行
画面45、その画面に移行するための移行条件44が記
載されている。移行条件44としては、例えば、ユーザ
設定の有無、履歴設定の有無、対応する通話ログ38の
有無がある。ユーザ設定の有無とは、電話機モードから
情報端末モードに移行する場合、電話機モードの使用状
態に対し、移行画面をユーザがユーザ情報として設定し
たか否かを示すものである。履歴設定の有無とは、電話
機モードから情報端末モードに移行する時の電話機モー
ドの使用状態と移行画面の履歴を格納しているか否かを
示すものである。通話ログ38の有無とは、電話機モー
ドにおいて、通話中に情報端末モードであるメモ帳、ス
ケジュール帳、住所録の画面に移行することができ、通
話中に移行したこれらの移行画面を含んだ電話機の通話
ログ情報を格納しているか否かを示すものである。な
お、遷移表42の各欄の値は、説明上言葉で表現してい
るが、実際にはコード化されている。遷移表42に設定
される電話状態43、移行条件44、移行画面45は、
ユーザがその値を設定、解除、更新することができる。
また、この例では、遷移表42は、RAM25に格納さ
れている。 【0099】ユーザ情報設定手段(図示せず)が、ユー
ザ情報をRAM25に格納する。ユーザは、ユーザ情報
を設定、解除、更新することができる。図15は、RA
M25に格納されたユーザ情報の例を示したものであ
る。図15の例では、ユーザ情報46は、電話状態47
の各状態に対して移行画面48を設定できるようになっ
ている。ユーザが移行画面48を設定していない場合
は、例えば、「−」が格納されている。なお、ユーザ情
報46の各欄の値は、説明上言葉で表現しているが、実
際にはコード化されている。 【0100】また、履歴情報格納手段(図示せず)が、
履歴情報をRAM25に格納する。履歴情報格納手段
は、履歴情報を格納すると設定された場合に限り、履歴
情報を自動的に獲得し、RAM25格納するようにして
も良い。履歴情報格納手段は、例えば、プロセッサ21
がRAM25からロードし、実行するプログラムで実現
してもよい。又は、履歴情報を獲得し、RAM25に格
納する動作をするハードウェアで実現しても良いし、フ
ァームウェアで実現しても良い。図16は、RAM25
に格納された履歴情報の例を示したものである。図16
に示した例では、履歴情報49は、履歴番号50、電話
状態51、遷移方向52、画面53の各項目から構成さ
れる。履歴情報49は、履歴番号50の小さい方から順
次格納され、所定の格納領域を越える場合は、古い方
(履歴番号50の小さい方)から順次消去される。 【0101】次に、図16を用いて、履歴情報49の格
納方法を説明する。図16の例では、先ず履歴番号50
「1」の電話状態51の欄に蓋閉状態での最後の状態が
格納される。この例では、「スタンバイ中33」が格納
されている。次に、蓋を開いた時点で、履歴番号50
「1」の遷移方向52の欄に「→」が格納される。更
に、蓋を開いて最初に移行した画面が履歴番号50
「1」の画面53の欄に格納される。この例では、「メ
モ帳39」が格納されている。その後、蓋開状態で様々
な画面に移行しても履歴情報49には格納されず、蓋を
閉じる直前の画面が履歴番号50「2」の画面53の欄
に格納される。この例では、「通話ログ38」が格納さ
れている。 【0102】次に、蓋を閉じた時点で、履歴番号50
「2」の遷移方向52の欄に「←」が格納される。更
に、蓋を閉じて最初に移行した電話状態が履歴番号50
「2」の電話状態51の欄に格納される。この例では、
「通話中35」が格納されている。その後、蓋閉状態で
様々な状態に移行しても履歴情報49には格納されず、
蓋を開く直前の状態が履歴番号50「3」の電話状態5
1の欄に格納される。この例では、「スタンバイ中3
3」が格納されている。以降、同様の手続きで履歴情報
49が順次格納されていく。 【0103】以上の手続きから判るように、履歴情報
は、履歴番号50の連続する奇数と偶数の対が1つのブ
ロックとなっている。例えば、履歴番号50の「1」と
「2」が1つのブロックを構成している。遷移方向52
の欄は、説明上追加したものであり、実際は不要であ
る。また、履歴情報49の各欄の値は、説明上言葉で表
現しているが、実際にはコード化されている。更に、蓋
閉状態又は蓋開状態に移行した時点で直前の画面又は状
態を格納する手続きは、実際には画面又は状態が変化す
る度に該当欄に上書きすることにより実現する。 【0104】また、通話ログ情報格納手段(図示せず)
が、自動的に通話ログ38を獲得し、RAM25に格納
する。図17は、RAM25に格納された通話ログ38
の例を示したものである。図17に示した例では、通話
ログ情報54は、通話種別55、通話日時56、通話番
号57、相手先58、ユーザが移行画面において操作し
て得られたデータを格納した先頭番地へのポインタ5
9,61,63、移行画面の種類60,62,64の各
項目から構成される。図17では、スペースの都合でこ
れらの項目名称を略記している。また、図17に示した
各欄の値は、図11に示した「通話ログ」の画面に対応
したものである。なお、通話ログ情報54の各欄の値
は、説明上言葉で表現しているが、実際にはコード化さ
れている。 【0105】次に、図17を用いて、通話ログ情報54
の格納方法を説明する。蓋閉状態か蓋開状態かに拘わら
ず、通話があった場合は、通話ログ情報54に通話種別
55、通話日時56、通話番号57、相手先58が次の
行の該当欄に格納される。次に、ユーザが操作して又は
システムが自動的に画面を移行した時、その画面の種類
を当該行の移行画面の種類60欄に格納するとともに、
ユーザがその画面で操作して得られたデータが格納され
た先頭番地が当該行のポインタ59欄に格納される。更
に、ユーザが画面の種類を変更して移行した場合は、当
該画面の種類が当該行の移行画面の種類62欄に、当該
データの先頭番地が当該行のポインタ61欄に、それぞ
れ格納される。図17の例では、最大3個で3種類迄格
納することができる。この例では、4種類以上移行した
場合は、4種類目以降は通話ログ情報54に格納しな
い。 【0106】図18は、電話機モードから情報端末モー
ドに移行する場合の移行画面を決定する処理の流れの概
要を示したフローチャート図である。次に、図15から
図18までの図を参照し乍ら、図14に示した遷移表4
2を用いて1つの移行画面を決定する手続きについて説
明する。ステップS101において、遷移表42を走査
し、現在の電話状態43に対する移行条件44を獲得す
る。ステップS102において、移行条件44で参照す
る情報を調べる。遷移表42の移行条件44がユーザ情
報である場合は、ステップS103へ進む。ステップS
103において、ユーザ情報46を走査する。ステップ
S102において、遷移表42の移行条件44が通話ロ
グ情報有りとなっている場合は、ステップS104にお
いて、通話ログ情報54を走査する。ステップS102
において、遷移表42に移行条件44が履歴設定有りと
なっている場合は、ステップS105において、履歴情
報49を走査する。ステップS103,ステップS10
4,ステップS105の処理の次に、ステップS107
において、移行画面が特定できたか否か調べ、成功であ
れば、ステップS108の処理へ進む。ステップS10
8において、画面移行処理を行う。即ち、蓋閉状態から
蓋開状態へ移行した時に表示する移行画面を、液晶ディ
スプレイ4に表示する。これで処理を終了する。ステッ
プS107において、移行画面が特定できたか否か調
べ、失敗した場合は、ステップS101の処理へ戻り、
以上の処理を繰り返す。次に、図15から図18までの
図を参照し、具体的に移行画面を決定する手続について
説明する。なお、電話機モードから情報端末モードに移
行する場合の移行画面を決定する操作は、移行画面決定
手段(図示せず)が行う。移行画面決定手段は、例え
ば、ROM24に格納されたプログラムをプロセッサ2
1が実行することによって、実現しても良い。或いは、
これらの機能を実現することができるハードウェア、或
いは、ファームウェアで実現しても良い。 【0107】先ず、蓋閉状態で電話状態43がスタンバ
イ中33であった場合を説明する。先ず、遷移表42を
走査し、電話状態43がスタンバイ中33である行を見
つける。最初に見つかった行の移行条件44を見る。図
14の例では、「ユーザ設定有り」となっているので、
図15に示したユーザ情報46を走査する。図15の例
では、電話状態47がスタンバイ中33の場合の移行画
面48は「−」となっており、設定されていない。従っ
て、この走査は失敗に終り、図14に示した遷移表42
に戻る。そして、電話状態43がスタンバイ中33であ
る次の行の移行条件44を見る。図14の例では、移行
条件44が「履歴設定有り」となっているので、図16
に示した履歴情報49を走査する。履歴情報49におい
て、蓋閉状態での電話状態51がスタンバイ中33で、
遷移方向52が蓋開状態へ遷移するもの「→」を走査す
る。走査方向は、履歴番号50の大きい方から小さい方
に向かう方向である。この場合、履歴番号50「9」
は、現在の状態であるから走査しない。最初に当該条件
を満たすものは、履歴番号50「5」であり、この時の
画面53は、「スケジュール帳40」になっているの
で、移行画面は、「スケジュール帳40」と決定する。 【0108】図16の履歴情報49を走査して画面を決
定する上記とは別な方法もある。電話状態51がスタン
バイ中33で、遷移方向52が「→」である行の画面5
3をピックアップし、出現頻度が最多の画面を移行画面
として決定しても良い。図16の例では、「メモ帳3
9」の出現が2回、「スケジュール帳40」の出現が1
回であるから、この方法での移行画面は、「メモ帳3
9」と決定する。この方法では、直前の移行画面を採用
するのではなく、現在迄の移行で最多の移行画面を採用
するので、移行画面の決定がより安定したものとなる。 【0109】次に、蓋閉状態で電話状態43が通話中3
5であった場合を説明する。先ず、遷移表42を走査
し、電話状態43が通話中35である行を見つける。最
初に見つかった行の移行条件44を見る。図14の例で
は、「ユーザ設定有り」となっているので、図15のユ
ーザ情報46を走査する。図15の例では、電話状態4
7が通話中35の場合の移行画面48は、「−」となっ
ており、設定されていない。従って、この走査は失敗に
終り、図14に示した遷移表42に戻る。そして、電話
状態43が通話中35である次の行の移行条件44を見
る。この例では、「対応する通話ログ38有り」となっ
ているので、図17に示す通話ログ情報54を走査す
る。例えば、現在通話中の通話種別が電話発信で、通話
番号が「(0467)12−3456」であったと仮定
すれば、通話ログ情報54の最近のログから順次走査
し、通話種別が「○」で、通話番号57が「(046
7)12−3456」である行を見つける。図17の例
では、図中、相手先58が「木村時計」である行を見つ
ける。次に、当該行の移行画面の種類60の欄が
「[住]」であるから、移行画面は「住所録41」と決定
する。 【0110】上記の場合、更に移行画面で表示するデー
タは、当該行の移行画面の種類60「[住]」に対応す
るポインタ59が指す番地「10120」のデータを用
いても良い。また、上記とは別の方法として、現在の通
話と同じ通話番号で、通話種別の手段(「電話」「FA
X」等)が同一で、「受信」「発信」が逆のものを見つ
けても良い。また、手段に関係なく「受信」「発信」が
逆のものを見つけても良い。また、単に現在の通話番号
と同じ通話番号の最近のものを見つけても良い。いずれ
の場合も、前回の相手先との通話時の情報を即座に見る
ことができるという利点がある。前回の相手先との通話
をどのように捉えるかによって、様々な方法が存在す
る。 【0111】上記の場合、条件に合致する行が存在しな
い場合、存在しても当該行の移行画面の種類60が
「−」で存在しない場合は、走査は失敗に終り、図14
に示す遷移表42に戻る。そして、電話状態43が通話
中35である次の行の移行条件44を見る。図14の例
では、移行条件44が「履歴設定有り」となっているの
で、図16に示す履歴情報49を走査する。その後の手
続きは、上記と同様である。なお、条件に合致する行が
存在して、当該行の移行画面の種類60が「−」で存在
しない場合は、上記のように走査条件を緩めて再走査し
ても良い。 【0112】更に、蓋閉状態で電話状態43が電話帳操
作中36であった場合を説明する。先ず、遷移表42を
走査し、電話状態43が電話帳操作中36である行を見
つける。最初に見つかった行の移行条件44を見る。図
14の例では、「ユーザ設定有り」となっているので、
図15のユーザ情報46を走査する。図15の例では、
電話状態47が電話帳操作中36の場合の移行画面48
は、「通話ログ38」であるから、移行画面は、「通話
ログ38」と決定する。 【0113】図13に示した移行画面の可能性では、電
話帳操作中36の場合、住所録41しか可能性が無い
が、上記の場合は、それ以外の通話ログ38に移行して
いる。これは、ユーザが移行画面を設定したからであ
る。図13は、システム側で用意している移行画面の可
能性であり、ユーザが設定した場合は、それが優先され
る仕組みになっている。また、いずれの移行条件にも合
致しなかった場合でも、必ず移行画面が決定できる。図
14からも明らかなように、全ての移行条件に合致しな
かった場合、スタンバイ中33の場合は住所録41に、
ダイヤル中34の場合は、電話37、通話中35の場合
はメモ帳39、電話帳操作中36の場合は、住所録41
の画面にそれぞれ移行する。なお、遷移表を介さずに移
行画面をユーザ情報、履歴情報、通話ログ情報に基づき
設定しても良い。この場合、ユーザ情報、履歴情報、通
話ログ情報は、互いに独立して使用することができる。 【0114】以上のように、この実施の形態によれば、
機構上表示操作一体型の液晶タブレットを採用すること
によって表示画面の大きさをある程度確保した上で、操
作性が向上する。また、スライド式の蓋を採用すること
によって電話中でも片手で蓋の開閉を容易にできるので
使い勝手が良い。また、機能上は、蓋を開いた場合でも
電話を掛けることができ、蓋の開閉操作回数を減少さ
せ、また、電話機を使用する時、ユーザの使用状況及び
利用環境により、ユーザが好みの状態(蓋の開閉)を選
択して使用できるので、使い勝手が良い。また、蓋を開
いた際に表示される画面を履歴情報・蓋の開閉に係わる
操作状況・ユーザの設定等に合せて適合するので、操作
回数を減少させるとともに所望の画面が表示される迄の
待ち時間を減少させ、電話中であっても容易に電子手帳
・ワードプロセッサ・パーソナルコンピュータ等の機能
が利用できるので、使い勝手が良い。また、通話ログを
ベースに操作の履歴情報に基づいてデータをリンクさ
せ、少ない操作回数で所望するデータを容易に取得でき
るので、使い勝手が良い。 【0115】このように、蓋を開いた際に表示される移
行画面を履歴情報、操作状況(例えば、電話機における
通話ログ)、ユーザの設定等により決定することによっ
て、ユーザが所望の画面を得る迄の操作回数を減少させ
るとともに、所望の画面が表示される迄の待ち時間を減
少させることができるので、使い勝手が向上する。 【0116】実施の形態2.次に、この実施の形態に係
る携帯情報端末装置を図について説明する。まず、携帯
情報端末装置の機構的な構成について、図19及び図2
0を用いて説明する。図19及び図20は、携帯情報端
末装置の外観を示す平面図であり、図19は、蓋7を閉
じた状態の平面図、図20は、蓋7を開いた状態の平面
図である。図19,図20において、65は窓である。
窓65は、蓋7を切抜くか、透明な部材で構成したもの
であり、蓋7を閉じた状態(図19)で、窓65の領域
について、液晶ディスプレイ4の表示内容が見えるよう
にしたものである。 【0117】この携帯情報端末装置は、蓋閉状態では、
蓋7と携帯情報端末装置本体1が平面図の平面と平行な
面で重ね合されており、ヒンジ19により結合されてい
る。蓋を開く場合は、ヒンジを中心に携帯情報端末装置
本体1の裏面に蓋7が重ね合さる迄蓋7が回転する機構
となっている。電話用キーボード6が蓋7側に付いてい
るので、実施の形態1に記載した携帯情報端末装置に比
べて、液晶ディスプレイ4及びタッチスクリーン20の
大きさを比較的大きくすることができるという利点があ
り、使い勝手が向上する。一方、蓋の開閉操作について
は、携帯情報端末装置を持った手で操作した場合、実施
の形態1に記載したものと比べて、操作性が若干悪くな
る。なお、電気的な構成については、実施の形態1で記
載した図3と同一であるので、説明を省略する。 【0118】次に、携帯情報端末装置の蓋閉状態の動作
について、特にユーザインタフェースを中心に、図21
及び図22を用いて説明する。実施の形態1に記載した
携帯情報端末装置との表示上の違いは、内容が画面右側
に90°回転して表示される点だけである。この理由
は、図20において、窓65が液晶ディスプレイ4及び
タッチスクリーン20の上部にあるという機構的な理由
からである。その他については、実施の形態1で説明し
た通りであり、説明を省略する。また、蓋開状態の動作
についても、実施の形態1で説明した通りであり、説明
を省略する。 【0119】次に、携帯情報端末装置において、電話機
モード(蓋閉状態)から情報端末モード(蓋開状態)に
移行した場合の移行画面について説明する。実施の形態
1で説明したように、蓋を開いた際に表示される画面
を、履歴情報、操作状況(電話状態)、ユーザの設定
(ユーザ情報)等により決定しても良い。しかし、移行
画面を固定化しても良い。この実施の形態では、電話機
モードから情報端末モードに移行する場合の移行画面を
固定化する場合について説明する。これにより、記憶量
(メモリ)及び処理量(手数)を減らすことができるの
で、装置を簡素化(小型化)することができ、安価にで
きるという効果がある。 【0120】例えば、移行画面を(1)常に初期画面に
する、(2)常に電話37の画面にする、(3)常にユ
ーザの設定画面にする、(4)最近の蓋閉時点の直前の
画面にする、といった移行の方法が考えられる。また、
(5)ユーザの設定があった場合はそれを優先し、それ
以外は上記(1),(2),(4)のいずれかの画面に
移行するといった方法も考えられる。 【0121】上記(1)の場合は、蓋を開く、或いは、
蓋を閉じる度にシステムをリセットすること(RAM2
5上のワークエリア等不要領域の初期化又は開放とプロ
セッサ21で実行するプログラムの初期化)によって実
現することができる。また、上記(2)の場合は、上記
(1)の処理の後、プログラムの電話画面の処理モジュ
ールから実行させれば良い。また、上記(3)の場合
は、遷移表に電話状態に拘わらず、1つの移行画面をユ
ーザが設定する。上記(1)の処理の後、遷移表を見て
遷移表に設定された移行画面に移行すれば良い。また、
上記(4)の場合は、蓋の開閉に拘わらず、常にシステ
ムの状態を保持して置けば良い。更に、上記(5)の場
合は、ユーザ設定の有無を調べ、ユーザ設定があれば、
上記(3)の処理を行い、ユーザ設定がなければ、
(1),(2),(4)のいずれかの処理をすれば良
い。また、上記実施の形態1で述べた携帯情報端末装置
でも移行画面を上述したように、固定化しても良い。 【0122】実施の形態3.実施の形態1及び2では、
電話機モード(蓋閉状態)から情報端末モード(蓋開状
態)に移行画面を決定する方法について説明したが、逆
に、情報端末モード(蓋開状態)から電話機モード(蓋
閉状態)に、移行電話状態及び表示画面に表示するデー
タを連携させても良い。ここでは、図23から図29迄
の図を用いて、蓋開状態から蓋を閉じた場合の移行電話
状態の決定と表示画面の作成方法について説明する。 【0123】図23は、蓋開状態の各画面から蓋を閉じ
た場合に移行する電話状態の可能性を示した図である。
蓋を閉じる直前の画面が電話37画面の場合、蓋を閉じ
た時の電話状態としては、スタンバイ中33、ダイヤル
中34、通話中35の可能性がある。図12に示した
「電話」画面で、通話番号表示窓32に数字等の文字が
全く表示されていない場合、即ち、入力が全くなされて
いない場合は、スタンバイ中33の状態に移行する。ま
た、図12に示した通話番号表示窓32に数字等の文字
が表示されており、即ち、通話番号の入力があって、発
信ボタン「S」がタッチされていない場合は、ダイヤル
中34の状態に移行する。更に、図12に示した通話番
号表示窓32に数字等の文字が表示されており、即ち、
通話番号の入力があって、発信ボタン「S」がタッチさ
れている場合は、通話中35の状態に移行する。 【0124】また、蓋を閉じる直前の画面が通話ログ3
8画面の場合、蓋を閉じた時の電話状態としては、スタ
ンバイ中33とダイヤル中34の可能性がある。図11
に示した「通話ログ」画面で、特定の行がタッチ又はダ
ブルタッチされている場合、即ち、特定のログが選択さ
れている場合は、ダイヤル中34の状態に移行する。ま
た、図11に示した「通話ログ」画面で、特定の行が全
くタッチされていない場合、即ち、特定のログが選択さ
れていない場合は、スタンバイ中33の状態に移行す
る。なお、ダブルタッチした後蓋を閉じなかった場合
は、電話37画面に移行する。この例では、誤った通話
をしないために、ユーザに通話番号を確認して貰う意味
で、通話ログ38画面から直接、通話中35の状態に移
行することを避けている。通話中35の状態に移行する
場合は、電話37画面に移行してから図12に示す発信
ボタン「S」をタッチするか(この場合は、蓋の開閉に
拘わらず通話することができる)、蓋を閉じた後に、例
えば、図1に示す発信キー「S」を押下する場合に限っ
ている。 【0125】また、蓋を閉じる直前の画面がメモ帳39
又はスケジュール帳40画面の場合、蓋を閉じた時の電
話状態としては、スタンバイ中33に限られる。何故な
らば、メモ帳39やスケジュール帳40の機能は、電話
の機能と直接機能連携しないからである。従って、図8
及び図9に示した「スケジュール帳」画面、図10に示
した「メモ帳」画面が表示されている状態で蓋を閉じた
場合は、スタンバイ中33の状態に移行する。 【0126】更に、蓋を閉じる直前の画面が住所録41
画面の場合、蓋を閉じた時の電話状態としては、スタン
バイ中33、ダイヤル中34、電話帳操作中36の可能
性がある。図6の「住所録」画面で、特定の行がタッチ
又はダブルタッチされている場合、或いは、16の「住
所録」画面が表示されている場合、即ち、特定の氏名が
選択されている場合は、上記の通話ログ38画面の場合
と同様に、ダイヤル中34の状態に移行する。例えば、
図6の「住所録」画面で、特定の氏名が選択されている
場合は、その氏名に対する自宅電話が自動的に選択さ
れ、自宅電話が設定されていなければ勤務先電話が自動
的に選択される。ここで、自宅電話と勤務先電話のどち
らを優先するかは、ユーザが設定することができるよう
にしても良い。 【0127】また、例えば、図7の「住所録」の画面で
特定の行が選択されていない場合や、氏名の行が選択さ
れている場合は、上記と同様な選択をし、自宅住所や自
宅電話の行が選択されている場合は自宅電話、勤務先名
称、部署・役職、勤務先住所、勤務先電話番号の行が選
択されている場合は、勤務先電話を選択するようにして
も良い。いずれの場合にしても、ダブルタッチしてその
まま蓋を開いた状態ならば、図12の「電話」画面に移
行し、通話番号表示窓32に選択された通話番号(電話
番号)が表示され、タッチ又はダブルタッチして蓋を閉
じたならば、図1に示す液晶ディスプレイ4の可視領域
に選択された通話番号(電話番号)が表示される。 【0128】タッチ又はダブルタッチして蓋を閉じた場
合は、例えば、図5に示すような表示画面となり、電話
帳操作中36の状態になる。ここで、例えば、移動キー
「U」「D」を操作することによって、住所録に格納さ
れた通話番号の内、表示された通話番号の前後の通話番
号を図1に示した液晶ディスプレイ4の可視領域に表示
し、発信キー「S」を押下することによって、表示され
た通話番号に対応する相手先に通話することができる。 【0129】図24から図29迄の図は、上記動作の説
明の具体例を示したものである。図24は、蓋開状態の
「電話」画面で「04671234」と、手動的に電話
番号を入力しており、電話番号を入力途中であることを
示している。この状態で蓋を閉じた場合は、図25に示
すように、入力した所迄の電話番号(「0467123
4_」66)が図1に示す液晶ディスプレイ4の可視領
域に表示される。この後、図1の電話用キーボード6を
操作することにより、その続きから電話番号を入力する
ことができる。従って、蓋開状態での入力が無駄になら
ず、使い勝手が向上する。 【0130】図26は、図11に示す「通話ログ」画面
で最上位行(「渡邊建設」が記載された行)をダブルタ
ッチし、「電話」画面に移行した状態を示している。従
って、通話番号表示窓32には、対応する電話番号
「(0467)12−3456」が表示されている。こ
の状態で蓋を閉じた場合は、図27に示すように、その
電話番号(「0467−12−3456」68)及び対
応する相手先(「WATANABE KENSETS
U」67)が、図1に示す液晶ディスプレイ4の可視領
域に表示される。この後、図1の発信キー「S」を押下
することにより通話することができる。従って、蓋を閉
じてから再び電話番号を入力する必要が無く、使い勝手
が向上する。 【0131】図28は、図7に示した「住所録」画面で
「自宅電話」の行をタッチした状態を示している。この
状態で蓋を閉じた場合は、図29に示すように、その電
話番号(「0467−11−2222」70)及び対応
する相手先(「MATSUURA JIRO」69)
が、図1に示す液晶ディスプレイ4の可視領域に表示さ
れる。更に、この場合は、電話帳操作中36の状態にも
なっており、その状態(モード)を示す「TEL.N
o.SEARCH」16が、図1に示す液晶ディスプレ
イ4の可視領域に表示される。この後、図1の移動キー
「U」「D」を操作することにより住所録に格納された
前後の電話番号を検索表示し、発信キー「S」を押下し
て通話することができる。従って、所望する相手先付近
まで検索されており、蓋を閉じてからの電話番号検索が
容易になり、使い勝手が向上する。 【0132】上記の移動キー「U」「D」を操作して住
所録に格納された電話番号を検索するに際して、相手先
は複数の電話番号(例えば、自宅電話と勤務先電話等)
を持っているので、相手先を検索したい場合と特定相手
先内での電話番号を検索したい場合が生じる。そこで、
例えば、相手先の検索は、単に移動キー「U」「D」を
操作し、表示された相手先内での電話番号を検索する場
合は、「#」キーを押下した後移動キー「U」「D」を
操作するように構成しても良い。 【0133】また、蓋開状態で住所録を検索した時、そ
の履歴情報を保持しておき、蓋閉状態における上記検索
はその順番で実施しても良い。例えば、「*」キーを押
下した後移動キー「U」「D」を操作すると、画面に表
示される相手先は、住所録に格納されている順番ではな
く、蓋開状態で検索した順番に住所録のデータが現れる
ように構成する。これにより、常に検索しているデータ
が先に出て来るので、キー操作が減り、使い勝手が向上
する。 【0134】図30は、RAM25に格納された住所録
のデータフォーマットの例を示したものである。図30
は、住所録を検索した時の履歴情報を備えるものであ
る。図中に記載されたデータは、図6及び図7に示した
「住所録」画面に対応する。図30の例では、1データ
ブロック(レコード)は、氏名71、自宅住所72、自
宅電話73、自宅FAX74、勤務先名称75、部署・
役職76、勤務先住所77、勤務先電話78、勤務先F
AX79、前後ポインタ80の10アイテムから構成さ
れる。 【0135】蓋開状態で住所録を検索した場合、履歴情
報として、前後のデータブロックの先頭番地が図30に
示す前後ポインタ80の欄に格納される。そこで、上記
の「*」キーを押下した後、移動キー「U」「D」を操
作した場合、このポインタを辿っていくことにより、蓋
開状態で検索した順番に住所録のデータを表示すること
ができる。なお、以上では、実施の形態1で説明した図
1,図2に示す携帯情報端末装置について述べたが、実
施の形態2で述べた図19,図20の携帯情報端末装置
に関しても、情報端末モードから電話機モードに移行す
る際、同様とすることができる。 【0136】実施の形態4.上記実施の形態では、蓋の
開閉に係る移行画面及び移行電話状態の決定方法につい
て説明したが、蓋閉状態では、蓋開状態に比べて表示画
面が小さい。そこで、蓋開状態で得たデータを蓋閉状態
で表示するには、蓋閉状態では、蓋開状態での表示画面
から情報を選択して表示する必要がある。 【0137】図30は、RAM25に格納された住所録
のデータフォーマットを示す図である。図30におい
て、最初のデータブロック(レコード)には、蓋閉状態
で表示すべきアイテムが格納されている。この例では、
「〔〕」で示したアイテムを表示することにしており、
氏名71と自宅電話73が該当する。氏名71で
は「()内のみ」と記載されていることから、氏名の読
み(ローマ字)だけが表示され、自宅電話73では
「*」と記載されていることから、このアイテムの全て
のデータが表示される。従って、図28に示した画面で
蓋を閉じた場合は、図29に示した画面のように情報を
選択して表示される。 【0138】次に、同一アプリケーション(サービス)
に対して、電話機モードにおいては、音声又は短いメッ
セージを携帯情報端末に出力することによってサーバか
ら携帯情報端末への質問や入力要求を行ない、携帯情報
端末の電話用キーボードから入力することによって携帯
情報端末からサーバへ応答し、情報端末モードでは携帯
情報端末にアプリケーション画面を表示することによっ
て、サーバから携帯情報端末への質問や入力を行ない、
表示されたアプリケーション画面の項目を選択する又は
所定領域に手書きすることによって携帯情報端末からサ
ーバへ応答することができる携帯情報端末装置について
述べる。蓋閉状態では、基本的には電話の状態である。
そこで、例えば、鉄道会社に電話を掛けて座席予約をす
る場合等では、音声で指示を受け、それに対して電話用
キーボード6を押下して応答する方が使い勝手が良い
が、蓋開状態では、画面が大きく、画面に入力すべき項
目を穴埋め形式で表示し、ペンを用いて入力する方が使
い勝手が良い。次に、図31を用いて、蓋閉状態で画面
表示する情報を選択する方法と、蓋の開閉状態によって
応答方法を変更する方法を説明する。図31は、蓋開状
態で電話回線又はデータ回線を用いて座席予約をするア
プリケーションの画面例を示す図である。蓋を開いた状
態で、鉄道会社に電話を掛けると、電話番号データベー
ス(図示せず)を検索し、対応したアプリケーションを
システムが自動的に起動する。この例では、図31に示
す「日本鉄道会社座席予約」のアプリケーションが起動
されている。ここで、ユーザはペンを用いて「□」の欄
に必要な情報を埋める。例えば、「月」「日」の欄は、
直接ペンで数字を手書きすることにより、文字認識して
コード化される。また、「列車名」の欄は、「列車名」
をタッチし、タグ領域28の「ま」をタッチすると、ウ
ィンドウ81が表示され、「ま」行で始る列車名が表示
される。ここで、例えば、「みらい」をタッチすると、
これが列車名の欄に表示される。その後に、「501」
を直接ペンで手書きすることにより、文字認識してコー
ド化される。 【0139】一方、「席種別」の欄は、「席種別」をタ
ッチすると、ウィンドウ82が表示され、種別のメニュ
ーが表示される。ここで、例えば、「個室」をタッチし
た後「寝台」をタッチすると、「個室寝台」が席種別の
欄に表示される。必要な情報の入力(穴埋め)が終り、
「送信」ボタンをタッチすると、システムは当該鉄道会
社に電話して入力されたデータを送信する。この場合、
当該鉄道会社がデータ回線と電話回線の両方を持ってい
る場合は、データ回線を利用してデータを送信する。電
話回線だけを持っている場合は、入力したデータをDT
MF音に変換し、音声による指示に従ってDTMF音を
送信する。 【0140】蓋閉状態では、当該鉄道会社に電話を掛け
る(電話番号を入力した後、送信キー「S」を押下す
る)と、システムは発呼処理をし、回線接続後音声の指
示に従って、ユーザはキー操作により必要な情報を入力
する。一方、蓋開状態では、当該鉄道会社に電話を掛け
ても(電話番号を入力した後、送信ボタン「S」をタッ
チしても)、システムはこの時点では発呼処理はせず、
アプリケーションを起動する。アプリケーションで「送
信」ボタンがタッチされた時点で発呼処理を行い、回線
接続後にデータ送信する。以上は、鉄道会社に座席を予
約するアプリケーションについて述べたが、同様な方法
で劇場に座席を予約する場合、航空会社に座席を予約す
る場合にも用いることができる。また、区役所等の登録
事務のように一定の書式の決まった情報を会社、或い
は、団体に送る場合に応用することができる。 【0141】このように、蓋の開閉状態で、それぞれに
適合したユーザインタフェースを利用することができ
る。また、蓋開状態では、通信料金を安く抑えることが
できるとともに視覚的なユーザインタフェースを利用す
ることができる。また、蓋閉状態で利用するか、蓋開状
態で利用するかは、ユーザがその時々の利用場面で自由
に選択することができる。 【0142】実施の形態5.上記実施の形態では、蓋の
開閉に係る移行画面の連携方法について説明したが、蓋
開状態の中での移行画面についても、同様な方法で履歴
情報を用いて移行画面を決定し、少ない操作回数で所望
する画面に移行させることができる。 【0143】また、上記実施の形態では、蓋閉状態を電
話機モードとし、蓋開状態を情報端末モードとしたが、
蓋閉状態でも機能を限定することにより情報端末モード
として用いても良い。例えば、電話機モードで住所録の
電話番号を検索するように表示するデータを限定するこ
とにより、蓋閉状態においても情報端末モードとして使
用することも可能である。 【0144】実施の形態6.この実施の形態では、携帯
電話と個人情報管理機能を融合させた端末機のユーザイ
ンタフェースと通信制御について説明する。まず、端末
機の構造的特徴について説明する。図32に、この実施
の形態に係る携帯情報端末装置の扉を閉じた状態の正面
図を示す図において、201は携帯情報端末装置の本
体、202は携帯情報端末装置本体201にヒンジ20
5を介して取り付けられた扉であり、更に、扉202に
は表示窓204とスイッチボタン203が設けられてい
る。 【0145】また、図33は、この実施の形態の携帯情
報端末装置の扉202を開いた状態の正面図である。図
において、207は扉202の開閉状況を検知するカバ
ー検出スイッチ(扉開閉検出手段)、206はスイッチ
ボタン203が押された時に接触するタッチスクリーン
である。 【0146】更に、図34は、この実施の形態の携帯情
報端末装置の扉を閉じた断面図である。図において、ス
イッチボタン203がタッチスクリーン206と接する
部分は、比較的面積を持った柔らかいゴム(弾性体)2
08により形成されている。また、スイッチボタン20
3は、扉202に取り付けられたサポート209により
指示されている。更に、タッチスクリーン206の下方
には、タッチスクリーン206と接する形で表示装置2
10が実装されている。 【0147】図35は、この実施の形態6による携帯情
報端末装置を携帯電話として使用する外観図、図36
は、この実施の形態6による携帯情報端末装置を主に個
人情報管理用の携帯機として使用する場合の使用携帯を
示す図である。図において、212はマイク、213は
スピーカである。 【0148】図35において、扉を閉じて携帯電話とし
て使用する場合は、本体を縦にして使用することが一般
的には使い易いため、表示窓204に表示する文字や絵
文字は、本体を縦にした状態で縦になるように表示す
る。扉202を閉じた状態で携帯電話として使用してい
るときに、扉202に付いているスイッチボタン203
の点が押下された場合は、その入力をダイヤルのための
操作と判断して押下された数字を表示窓を通して、ユー
ザが見えるディスプレイの位置に表示する。 【0149】個人情報管理用の携帯機として使用する場
合は、スイッチ帳やアドレス帳の情報や受信したメール
や自分で作成したメモ等を見ることが多いため、一般的
には、本体201を横にして横長ディスプレイにした方
が使い易い。そのため、ディスプレイの表示は、ディス
プレイを横にしたときに文字が縦となる方向、即ち、扉
202を閉じた状態の表示と90゜の異なる方向に表示
するように制御する。 【0150】文字を表示する方法について、図37〜図
41の文字表示方法の説明図を用いて説明する。本体2
01を縦にした状態を図37のa点からb点に向かって
1文字ずつ文字を表示し、b点まで到達したら折り返し
て次の行に表示し、更に、その行の最後まで到達したら
次の行に表示し、順次これを繰り返す。また、本体20
1を横にした状態では、図38のa点からb点に向かっ
て1文字ずつ文字を表示し、更に、その行の最後まで到
達したら次の行に表示し、順次これを繰り返す。本体2
01を縦にした状態での表示において利用した文字のビ
ットマップデータを、本体201を横にした状態での表
示において利用すると、図39のようになって不都合な
ので、本体201を横にした状態での表示においては、
本体201を縦にした状態での表示において利用した文
字のビットマップデータとは別のビットマップデータを
利用する。本体201を縦にした状態と本体201を横
にした状態で、それぞれ別々のビットマップデータを用
いることにより、本体201を縦にした状態では、図4
0のような表示を実現し、本体201を横にした状態で
は、図41のような表示を実現する。 【0151】扉の開閉で表示を切り替える方法について
説明する。図42は、本発明の実施の形態6の構成を示
すブロック図である。図において、231は制御部、2
32は無線部、212は電話等で話者の音声を入力する
ためのマイク、213は通話中の音声信号及び操作中の
効果/警告音等を出力するためのスピーカ、235は音
声信号のアナログ/デジタル(A/D)変換等をするた
めのオーディオインタフェース(I/F)回路、236
は通話の場合とメモリ等に蓄積されている効果/警告音
を再生する場合に音声信号の入出力経路を切り替えるた
めの音声信号切替部、237はデータ通信を実行するた
めのモデム部、238は画面を表示するための液晶ディ
スプレイ(LCD)、206はユーザのタッチ入力を検
出するためのタッチスクリーン、207は扉202の開
閉状態を検出するためのカバー検出スイッチである。 【0152】制御部231は、タッチスクリーン39か
らのタッチ位置情報とカバー検出スイッチ207からの
スイッチ状態情報を使用して、扉202が閉じている場
合のユーザインタフェースと、扉202が開いている場
合のユーザインタフェースの画面表示を制御する。 【0153】扉202が閉じている場合の画面表示例
を、図43に示す。画面の構成は、3行のライン表示を
基本としており、一番上の行には、時刻や無線の電波強
度等の電話をかける前にユーザが必要とする情報を表示
し、真ん中の行には、ユーザがダイヤル操作を始めたと
きに入力された電話番号の数字等を表示し、一番下の行
には、操作のために必要なメッセージ表示やエラー表示
等を行う。図43に示した例は、電源投入直後のアイド
ル状態の画面であるため、一番上の行に時刻と電波強度
の情報が表示されている。 【0154】扉202が閉じている場合のタッチ入力の
マッピングは、扉202に設けられているスイッチボタ
ン203に合わせて行い、ユーザが扉202のスイッチ
ボタン203を押下することによって、間接的に得られ
るタッチ位置情報よ選択されたキーを判別してユーザイ
ンタフェースの制御を行う。図44は、扉202を閉じ
た状態でのダイヤル操作中画面である。 【0155】一方、扉202が開いている場合の画面表
示例を図45に示す。この実施の形態の携帯情報端末装
置は、扉202が開いている状態でも電話の機能を使用
することができる。図45に示した画面は扉が開いてい
る場合の電話のダイヤル操作画面である。図45の画面
には、ダイヤルする番号を入力するためのテンキーボタ
ンと、個人情報管理機能の中の電子電話帳を呼び出すた
めの住所録ボタンなどがグラフィカルに表示されてい
る。 【0156】扉202が開いている場合のタッチ入力の
マッピングは、GUI(グラフィックユーザインタフェ
ース)に合わせて行う。ユーザは、画面に表示されてい
るボタンやアイコンを直接タッチして操作する。 【0157】扉202の開閉による表示切替手順を、図
46に示すフローチャートを用いて説明する。図46
は、制御部231におけるカバー検出スイッチ207か
らの割り込み処理プログラムの動作フローを示すフロー
チャートである。カバー検出スイッチ207の状態が変
化すると、割り込みが発生してプログラムがスタートす
る(ステップS10)。まず、プログラムは、スイッチ
の状態を入力ポートから読み出して、扉202が閉じら
れたのか開かれたのか判定する(ステップS20)。扉
202が閉じられた場合は、扉閉の画面表示制御を行う
ユーザインタフェース・プログラムに切り替える(ステ
ップS30)。扉202が開かれた場合は、扉開の画面
表示制御を行うユーザインタフェース・プログラムに切
り替える(ステップS40)。なお、ステップS20の
開閉状態の判定は、プログラムで前の扉の状態を記憶し
ておく構成にすることにより、ハードウェアとしては、
単に割り込みの発生だけでも実現できる。 【0158】扉閉状態のユーザインタフェース・プログ
ラムと扉開状態のユーザインタフェース・プログラム
は、前述した通り、カバー検出スイッチ207の割り込
みプログラムからそれぞれ起動されるため、独立した2
つのソフトウェア・モジュールとして構成することがで
きる。しかしながら、この実施の形態の携帯情報端末装
置は、扉202を閉じた状態と開いた状態の両方で電話
をかける操作が可能であるため、ダイヤルの操作途中で
ユーザが扉202を開閉した場合は、入力操作を継続で
きるようにすることが必要となる。そのため、画面表示
の制御を行うプログラムは、2つの独立したソフトウェ
ア・モジュールであるが、ダイヤルデータ等の電話操作
に係わる情報は、共有データにして同じデータをアクセ
スするようにする。この共有データは、セマフォ等によ
る書き込みのアクセス権の管理を行うことにより、2つ
の独立したソフトウェア・モジュールからでも安全に使
用できる。また、電話操作に係わる情報を管理する専用
のソフトウェア・モジュールを設け、そのモジュールが
共有データにアクセスするための関数を提供するように
しても、共有データの安全な使用が実現できる。 【0159】次いで、電話のダイヤル操作が終了して相
手と通話状態に入ってから扉202の開閉があった場合
の動作について説明する。扉202を閉じている状態で
通話しているときは、通常マイク212を口元につけス
ピーカ213を耳にあてて使用する。この使用形態から
個人情報管理機能の中のスケジュール帳等を通話を続け
ながら検索できるように、電話の通話中に扉202が開
かれたことを検出すると、マイク212とスピーカ21
3を口元と耳元から離しても通話ができるレベルに感度
及び出力を調整して、ハンズフリーで通話できるように
制御を行う。 【0160】更に、通話中にスケジュール帳のデータや
受信したメール等を通話相手に送り届けたい場合には、
スケジュール帳やメールを開いた画面上に表示している
送信ボタンを選択することにより通話モードからデータ
通信モードに切り替えを行う。内部の動作としては、制
御部231が音声信号切替部236にマイク212から
無線部232への経路を一時遮断するように指示し、モ
デム部237から無線部232への経路を有効にして、
電話に使用していた回線をデータ通信のためにモデム側
に切り替えを行う。この場合、モデムへの回線の切り替
えは、送信側と受信側の両方で行う必要があるため、受
信側でも何等かの操作が必要となるが、既に相手とは通
話中であるため、送り側からデータ通信を開始するタイ
ミングを電話で告げることができる。データ通信終了の
タイミングは、データ通信の手順の中で相互に確認する
ことができるため、通話への復帰は、自動的に行うこと
ができる。 【0161】この実施の形態によれば、本体に表示窓及
びスイッチボタン付きの扉を設け、その扉の開閉を検出
する手段を備え、扉を閉じて電話として使用する場合と
扉を開いて情報処理機能を使用する場合のユーザインタ
フェースの制御を別々のソフトウェア・モジュールで構
成したので、蓋を閉じた場合の画面表示と蓋を開いたと
きの画面表示を最適にすることができる。また、蓋を開
いたときには、大型ディスプレイ全体を使用してグラフ
ィックユーザインタフェース(GUI)で操作できる構
造となっているので、情報処理機能を拡張していく場合
でも物理的なボタンの追加が不要となり、装置のコスト
とサイズを押さえることができる。 【0162】実施の形態7.以下、この発明の一実施の
形態として、入力表示部がスライドカバーを有する携帯
用電子機器について説明する。この実施の形態7で述べ
る携帯用電子機器は、例えば、前述した実施の形態1〜
6で述べた携帯情報端末装置である。或いは、その他の
携帯可能な電子機器であってもよい。図47,図48に
おいて、301は携帯用電子機器本体、302はスライ
ドカバー、303は入力表示部、304は携帯用電子機
器本体301に設けられたレール部、305はレール部
304に嵌合するスライドカバー302の摺動突き出し
部、306はスイッチ、319はスイッチを配置したス
イッチパネル、320は入力表示部303とスイッチパ
ネル319を配置した配置面である。図47は、スライ
ドカバー302が閉じたときを示している。図48は、
スライドカバー302が開いたときを示している。 【0163】次に、動作について説明する。携帯用電子
機器本体を、図47の仮想線で示したように、片手で握
り親指を上下に滑らすことで、スライドカバー302の
開閉が可能となる。更に、入力表示部303とスイッチ
306及びレール部304を、図のように配置したこと
で、スライドカバーを開いたときはスイッチ306を隠
し、スイッチ306を保護する状態となる。上記のよう
に構成したので、片手で容易にスライドカバーの開閉が
可能となる。更に、スライドカバーが入力表示部を開い
たとき、逆にスイッチを隠すことになり、誤ってスイッ
チを押してしまうことを防止できる。 【0164】また、図49(a),(b)は、他の例を
示す携帯用電子機器の模式図である。307は入力表示
装置、308と308aは携帯用電子機器本体301の
スイッチ306の間にレール状に細長く、或いは、円錐
状に設けた支持突起部、309はその支持突起部30
8,308aに接するスライドカバー302に設けられ
たあて面である。入力表示装置307の入力表示部30
3より外側で、かつ、入力表示部303の額縁の領域の
上部321に、レール部304を図49(a),(b)
のように配置することで、従来のようにカバーの開閉の
ためのヒンジ部やレール部に余計に設けなければいけな
かった横幅方向の領域が必要なくなり、横幅寸法Wをで
きる限り小さくできる。従って、携帯用電子機器本体3
01の幅をできるだけ小さくでき、片手で握りやすくな
る。このため、操作性が向上する。 【0165】また、図49(a),(b)に示したよう
に、携帯用電子機器本体301のスイッチ306間にレ
ール状に細長く、或いは、円錐状に設けた支持突起部3
08と、その支持突起部308に接するスライドカバー
302に設けられたあて面309により、スライドカバ
ー302の上面より受けた仮想線で示した力は、あて面
309を介して支持突起部308,308aで受け止め
られ、スライドカバー302をたわませることがなく、
また同時に、スイッチ306を押してしまうことを防
ぐ。従って、誤っってスライドカバーに過度な力が加わ
っても、スライドカバーを壊すことがなく、また、スイ
ッチが誤って押されることがないため、耐久性と操作性
の向上につながる。 【0166】図50は、レール部の端部を示す一部破断
模式図である。310は携帯用電子機器本体301のレ
ール部304の端部に仕込まれたスイッチレバーであ
る。311はそのスイッチレバーに接して配置されてい
る開閉モード切り替えスイッチである。 【0167】スライドカバー302の開閉動作に応じ
て、スイッチレバー310が矢印Aの方向に押し込ま
れ、それに連動して開閉モード切り替えスイッチ311
が押されて、ON/OFFの動作を行う。この信号を検
知して、スライドカバーの開閉の違いによって表示モー
ドを切り替える。スイッチレバー310は、レール溝の
中に配置されており、開閉モード切り替えスイッチ31
1が誤動作しにくい構造となっている。 【0168】更に、図51に示したように、スライドカ
バーの機能を損なわない程度にスライドカバー302を
一部切り欠くようにしてもよい。この切り欠き部312
から見える入力表示部303を使って、切り欠き部31
2から見える小型の表示面に合わせた表示画面を生成し
て表示する。逆に、スライドカバーを開いたときは、表
示面全体の表示画面に切り替える。また、図52に示す
ように、切り欠きではなく、一部に透明部313がある
スライドカバーにしてもよい。 【0169】このように、スライドカバー302が閉じ
ているときでも携帯用電子機器の操作ができ、開閉モー
ド切り替えスイッチ311と連動させて、スライドカバ
ー302の開閉の違いにより携帯用電子機器の多目的な
利用が可能になり、携帯用電子機器の機能向上と操作性
向上が図れる。 【0170】図53は、スライドカバー302とレール
部304に設けられた開閉保持突起部を示す模式図であ
る。314は携帯用電子機器本体301のレール部30
4の両端周辺に設けられた開閉保持突起部である。同様
に、315は開閉保持突起部314に相対的に位置する
スライドカバー302の摺動突き出し部305に設けら
れた開閉保持突起部である。 【0171】スライドカバー302の開閉動作に応じ
て、開閉保持突起部314と開閉保持突起部315が相
互に突起部の山を乗り越えるような形で関係しあいクリ
ック感を出し、合わせてお互いの突起部が障害物となる
ことでスライドカバー302とレール部304との相対
位置が変わってしまうことを防止し、スライドカバー3
02を開いた位置及び閉じた位置にて保持できる。 【0172】更に、図54は、開閉保持突起部314、
315とは異なる別の脱落防止突起部を示す模式図であ
る。図の中で、316はレール部304の一端に設けら
れた脱落防止突起部である。また、その脱落防止突起部
316の断面形状を図55に示す。 【0173】脱落防止突起部316の断面は、図55に
示すように、一端は、左からのスライドカバー302の
摺動突き出し部305の接近に対して、乗り越えられる
よう比較的緩やかな勾配角度Aを持っており、他端は、
右からの摺動突き出し部305の接近に対して、決して
乗り越えられない壁になるよう直角に近い急な勾配角度
Bを持っている。 【0174】初期のスライドカバー未装着時に、図55
に示すように、勾配角度Aに接近する方向からスライド
カバー302が携帯用電子機器本体301のレール部3
04に挿入され、取り付けられる。その後、スライドカ
バー302が開かれるときに、勾配角度Bに接近するよ
う動作する。しかし、破壊されるような異常な力が働か
ない限り、スライドカバー302は、脱落防止突起部3
16の勾配角度Bの壁に阻まれて、それ以上動くことが
ない。 【0175】このように、スライドカバー302の開閉
時の各々の位置において、開閉保持突起部314と開閉
保持突起部315との相互関係で、スライドカバー30
2が保持され、自然にずれてきたりすることがない。合
わせて操作上、クリック感を得られる。また、脱落防止
突起部316の形状を、前述したように構成すること
で、スライドカバー302が操作時に携帯用電子機器本
体301から落ちたりすることがない。このような効果
が得られるので、携帯用電子機器の操作性が向上する。 【0176】図56は、スライドカバーの形状を示す模
式図である。図57は、その断面図である。317は携
帯用電子機器本体301のレール部304と接する摺動
突き出し部305の内側に設けられたスライド動作補助
突起部であり、スライドカバー302の開閉動作時に適
度な抵抗感を持たせるようにしている。318はスライ
ドカバー302の表面に設けられた凹凸部であり、握っ
たときに指が触れる周辺に付けられ、意匠性も兼ねてい
る。 【0177】携帯用電子機器本体301を握ったとき
に、指が触れる凹凸部318を手がかりにしてスライド
カバー302の開閉動作を行う。また、スライド動作補
助突起部317により、ガタがなく、かつ、滑らかにス
ライドカバー302が動くように構成している。従っ
て、スライドカバー302の凹凸部318とスライド動
作補助突起部317により、スライドカバー302が指
で簡単に開閉操作ができ、その動きも円滑であり、携帯
用電子機器の操作性の向上が図れる。 【0178】以上のように、この実施の形態では、スラ
イドカバーを備えた携帯用電子機器の操作性の向上を目
的として、入力表示部を保護するために設けられたスラ
イドカバーの実装機構構造について説明した。 【0179】この実施の形態における携帯用電子機器
は、携帯用電子機器の本体にレール部を持つ構造とし、
スライドカバーが閉じたときは、入力表示部を覆うとと
もに、スライドカバーが開いたときは、スイッチを覆う
ように構成されている。レール部は、本体の横幅が増え
ないように入力表示部の額縁領域を利用して配置されて
いる。また、本体側に支持突起部を、スライドカバー側
にそのあて面を設けている。また、レール部の一部にス
ライドカバーの開閉モードを検知するスイッチを設け、
スライドカバーの一部に切り欠きを入れたり、スライド
カバーの一部を透明窓にすることで、スライドカバーを
閉じたときも、機能の向上を図ることができるように構
成している。また、スライドカバーの開閉位置を保持す
る開閉保持突起部を設け、スライドカバーが脱落しない
ように脱落防止突起部を設け、更に、ガタがなく、滑ら
かにスライド動作するようにスライド動作補助突起部を
付加している。 【0180】この実施の形態に係る携帯用電子機器は、
幅が狭く片手にてスライドカバーの操作ができ、誤って
スイッチを押してしまうことを防ぎ、スライドカバーに
加わる外力にも耐え、更に、スライドカバーの開閉を検
知してモード機能を付加するなどの効果がある。また、
スライドカバーの開閉位置を保持し、脱落したりしない
ようになっており、スライドカバーが円滑に動作する。 【0181】 【発明の効果】以上のように、この発明よれば、スライ
ド式の蓋を採用することによって電話中でも片手で蓋の
開閉を容易にできるので、使い勝手がよい。 【0182】また、この発明によれば、蓋の位置により
表示手段の表示領域の大きさと、表示する情報の向きを
変更することができるので、蓋の位置により携帯情報端
末装置の使い分けができる。 【0183】また、この発明によれば、電話機モードか
ら情報端末モードに移行する場合、表示するアプリケー
ション画面を自動的に決定することができる。そのた
め、操作回数を減少させるとともに、所望の画面が表示
されるまでの待ち時間を減少させることができる。 【0184】また、この発明によれば、遷移表により電
話機モードから情報端末モードに移行する場合の移行画
面を決定することができる。 【0185】また、この発明によれば、ユーザ情報を用
い、移行画面を決定することができる。 【0186】また、この発明によれば、履歴情報に基づ
き、移行画面を決定することができる。 【0187】また、この発明によれば、通話ログ情報に
基づき、移行画面を決定することができる。 【0188】また、この発明によれば、情報端末モード
において得られたデータを電話機モードで利用すること
ができる。 【0189】また、この発明によれば、アプリケーショ
ン間でデータを移行することができるので、1つのアプ
リケーションから他のアプリケーションに移行した場
合、データを改めて入れる必要がないため、ユーザの使
い勝手が良くなる。 【0190】また、この発明によれば、蓋の位置に関わ
らず、電話をかけることができるため、蓋の開閉操作回
数を減少させることができる。また、ユーザの使い勝手
が良くなる。 【0191】また、この発明によれば、通話ログ情報を
用いることにより、移行画面に前回得られたデータを表
示することができる。 【0192】また、この発明によれば、携帯情報端末装
置から予約に必要な情報を入力し、送信することができ
る。 【0193】また、この発明によれば、電話機モードと
情報端末モードのどちらでも同一のアプリケーションを
実行でき、その時々で、使い勝手の良い方を選ぶことが
できる。 【0194】また、この発明によれば、情報端末モード
から電話機モードに移行する場合、表示する情報を取捨
選択することができ、情報の表示量を減らすことができ
る。 【0195】また、この発明によれば、電話機モードに
おいて、情報端末モードにおけるアプリケーションを限
定して、或いは、表示する情報量を減らして実行するこ
とができる。 【0196】また、この発明の携帯情報端末装置によれ
ば、本体に表示窓及びスイッチボタン付きの扉を設け、
その扉の開閉を検出する手段を備え、扉を閉じて電話と
して使用する場合と扉を開いて情報処理機能を使用する
場合のユーザインタフェースの制御を別々のソフトウェ
ア・モジュールで構成したので、蓋を閉じた場合の画面
表示と蓋を開いたときの画面表示を最適にすることがで
きる。 【0197】また、この発明によれば、電話操作に係る
情報が共有データなので、扉の開閉に関わらず、電話が
かけられる。 【0198】また、この発明によれば、共有データを安
全に使用できる。 【0199】また、この発明によれば、扉を閉めている
場合は、携帯電話としてのキー操作で電話がかけられ
る。 【0200】また、この発明によれば、扉を閉めている
場合は、ディスプレイの画面表示を縦方向表示に切り替
えることができる。 【0201】また、この発明によれば、スイッチボタン
の押下をタッチスクリーンで検出できる。 【0202】また、この発明によれば、蓋を開いたとき
には、大型ディスプレイ全体を使用してグラフィックユ
ーザインタフェース(GUI)で操作できる構造となっ
ているので、情報処理機能を拡張していく場合でも物理
的なボタンの追加が不要となり、装置のコストとサイズ
を押さえることができる。 【0203】また、この発明によれば、扉を開いている
場合は、ディスプレイの画面表示を横方向表示に切り替
えることができる。 【0204】また、この発明によれば、扉を開いている
場合は、グラフィックユーザインタフェース(GUI)
によるタッチ操作で使用できる。 【0205】また、この発明によれば、入出力感度を変
更するので、ハンズフリーで電話がかけられる。 【0206】また、この発明によれば、データ通信と通
話を切り替えて使用することができる。 【0207】また、この発明の携帯用電子機器によれ
ば、スライドカバーの片手での開閉操作を可能にする。 【0208】また、この発明によれば、スイッチを誤っ
て押すことを防止する。 【0209】また、この発明によれば、レール部を用い
ているので、開閉部分がコンパクトになり、操作性を向
上する。 【0210】また、この発明によれば、スライドカバー
に力が加えられた場合でも、本体側に設けられた支持突
起部によりその力を受け、耐久性が向上する。 【0211】また、この発明によれば、レール部に設け
られたスイッチ回路によりスライドカバーの位置に連動
して表示モードを変えられ、操作性が向上する。 【0212】また、この発明によれば、スライドカバー
の一部を切り欠いたので、入力表示部の一部が見えるよ
うになり、開閉モード切り替えに対応して表示内容を変
えられる。 【0213】また、この発明によれば、スライドカバー
の一部を透明にしたので、入力表示部の一部が見えるよ
うになり、開閉モード切り替えに対応して表示内容を変
えられる。 【0214】また、この発明によれば、レール部とスラ
イドカバーに設けられた開閉保持突起部により、スライ
ドカバーを開及び閉の位置にて保持できる。 【0215】また、この発明によれば、脱落防止突起部
によりスライドカバーの装着を容易にするとともに、脱
落防止が可能となる。 【0216】また、この発明によれば、操作時に指が触
れる周辺に凹凸部を設けたので、スライドカバー開閉時
の操作性を向上させる。 【0217】また、この発明によれば、スライドカバー
に本体のレール部と接する所にスライド動作補助突起部
を設けたので、滑らかなスライドができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の一実施の形態に係る携帯情報端末装
置の外観を示す平面図である。 【図2】 本発明の一実施の形態に係る携帯情報端末装
置の外観を示す平面図である。 【図3】 本発明の一実施の形態に係る携帯情報端末装
置の電気的な構成図である。 【図4】 本発明に係る携帯情報端末装置の蓋閉状態で
の動作(ユーザインタフェース)を説明するための図で
ある。 【図5】 本発明に係る携帯情報端末装置の蓋閉状態で
の動作(ユーザインタフェース)を説明するための図で
ある。 【図6】 本発明に係る携帯情報端末装置の蓋開状態に
おける住所録の氏名リストの表示例の図である。 【図7】 本発明に係る携帯情報端末装置の蓋開状態に
おける住所録の詳細情報の表示例の図である。 【図8】 本発明に係る携帯情報端末装置の蓋開状態に
おけるスケジュール帳の月カレンダの表示例の図であ
る。 【図9】 本発明に係る携帯情報端末装置の蓋開状態に
おけるスケジュール帳の詳細情報の表示例の図である。 【図10】 本発明に係る携帯情報端末装置の蓋開状態
におけるメモ帳の表示例の図である。 【図11】 本発明に係る携帯情報端末装置の蓋開状態
における通話ログの表示例の図である。 【図12】 本発明に係る携帯情報端末装置の蓋開状態
における電話画面の表示例の図である。 【図13】 本発明に係る携帯情報端末装置の蓋閉状態
から蓋開状態に移行する場合の動作を説明するための図
である。 【図14】 本発明に係る携帯情報端末装置の遷移表の
例を示す図である。 【図15】 本発明に係る携帯情報端末装置のユーザ情
報の例を示す図である。 【図16】 本発明に係る携帯情報端末装置の履歴情報
の例を示す図である。 【図17】 本発明に係る携帯情報端末装置の通話ログ
の例を示す図である。 【図18】 本発明に係る携帯情報端末装置の蓋閉状態
から蓋開状態に移行する場合の動作を説明するためのフ
ローチャート図である。 【図19】 本発明の一実施の形態に係る携帯情報端末
装置の外観を示す平面図である。 【図20】 本発明の一実施の形態に係る携帯情報端末
装置の外観を示す平面図である。 【図21】 本発明に係る携帯情報端末装置における蓋
閉状態の動作(ユーザインタフェース)を説明するため
の図である。 【図22】 本発明に係る携帯情報端末装置における蓋
閉状態の動作(ユーザインタフェース)を説明するため
の図である。 【図23】 本発明の一実施の形態に係る携帯情報端末
装置の蓋開状態から蓋閉状態に移行する場合の動作を説
明するための図である。 【図24】 本発明に係る携帯情報端末装置の蓋開状態
から蓋閉状態に移行する場合の動作を説明するための電
話画面の図である。 【図25】 携帯情報端末装置の図24に示す蓋開状態
から蓋閉状態に移行する場合の動作を説明するための電
話機モードの表示画面の図である。 【図26】 本発明に係る携帯情報端末装置の蓋開状態
から蓋閉状態に移行する場合の動作を説明するための電
話画面の図である。 【図27】 携帯情報端末装置の図26に示す蓋開状態
から蓋閉状態に移行する場合の動作を説明するための電
話機モードの表示画面の図である。 【図28】 本発明に係る携帯情報端末装置の蓋開状態
から蓋閉状態に移行する場合の動作を説明するための住
所録画面の図である。 【図29】 携帯情報端末装置の図28に示す蓋開状態
から蓋閉状態に移行する場合の動作を説明するための電
話機モードの表示画面の図である。 【図30】 本発明に係る携帯情報端末装置のRAMに
格納された住所録のデータフォーマットの例を示す図で
ある。 【図31】 本発明に係る携帯情報端末装置の蓋開状態
での座席予約の画面の例を示す図である。 【図32】 この発明の携帯情報端末装置の扉を閉じた
状態の正面図である。 【図33】 この発明の携帯情報端末装置の扉を開いた
状態の正面図である。 【図34】 この発明の携帯情報端末装置の扉を閉じた
状態の断面図である。 【図35】 この発明の実施の形態6による携帯情報端
末装置を携帯電話として使用する場合の外観図である。 【図36】 この発明の実施の形態6による携帯情報端
末装置を個人情報管理用携帯機として使用する場合の使
用形態を示す図である。 【図37】 この発明の実施の形態6による携帯情報端
末装置の文字表示方法の説明図(その1)である。 【図38】 この発明の実施の形態6による携帯情報端
末装置の文字表示方法の説明図(その2)である。 【図39】 この発明の実施の形態6による携帯情報端
末装置の文字表示方法の説明図(その3)である。 【図40】 この発明の実施の形態6による携帯情報端
末装置の文字表示方法の説明図(その4)である。 【図41】 この発明の実施の形態6による携帯情報端
末装置の文字表示方法の説明図(その5)である。 【図42】 この発明の実施の形態6による携帯情報端
末装置の構成を示すブロック図である。 【図43】 この発明の実施の形態6による携帯情報端
末装置の扉を閉じた状態の画面表示例を示す図である。 【図44】 この発明の実施の形態6による携帯情報端
末装置の扉を閉じた状態のダイヤル操作中画面表示例を
示す図である。 【図45】 この発明の実施の形態6による携帯情報端
末装置の扉を開いた状態の画面表示例を示す図である。 【図46】 この発明の実施の形態6による携帯情報端
末装置の扉の開閉による表示切替手順を示すフローチャ
ート図である。 【図47】 本発明の一実施の形態による携帯用電子機
器のスライドカバーを閉じたときの模式図である。 【図48】 本発明の一実施の形態による携帯用電子機
器のスライドカバーを開いたときの模式図である。 【図49】 本発明の一実施の形態による携帯用電子機
器の模式図である。 【図50】 本発明の一実施の形態による携帯用電子機
器のレール部の一部を示す模式図である。 【図51】 本発明の一実施の形態による携帯用電子機
器の模式図である。 【図52】 本発明の一実施の形態による携帯用電子機
器の模式図である。 【図53】 本発明の一実施の形態による携帯用電子機
器の模式図である。 【図54】 本発明の一実施の形態による携帯用電子機
器のレール部の一部を示す模式図である。 【図55】 本発明の一実施の形態による携帯用電子機
器の落下防止突起部の断面図である。 【図56】 本発明の一実施の形態による携帯用電子機
器の模式図である。 【図57】 本発明の一実施の形態による携帯用電子機
器のスライド動作補助突起部の断面図である。 【図58】 従来の携帯情報端末装置の外観を示す平面
図である。 【図59】 従来の携帯情報端末装置の外観を示す平面
図である。 【図60】 従来の携帯情報端末装置の電子手帳用デー
タを記憶するメモリの構成を示す図である。 【図61】 従来の携帯情報端末装置の液晶ディスプレ
イ4に表示される画面の例を示す図である。 【図62】 従来の携帯情報端末装置の液晶ディスプレ
イ4に表示される画面の例を示す図である。 【図63】 従来の携帯情報端末装置の液晶ディスプレ
イ4に表示される画面の例を示す図である。 【図64】 別の従来の携帯情報端末装置の外観を示す
平面図である。 【図65】 別の従来の携帯情報端末装置の外観を示す
平面図である。 【図66】 別の従来の携帯情報端末装置の動作を示す
フローチャート図である。 【図67】 従来の携帯用電子機器のカバーを示す模式
図である。 【符号の説明】 1 携帯情報端末装置本体、2 アンテナ、3 スピー
カ、4 液晶ディスプレイ、5 マイク、6 電話用キ
ーボード、7 蓋、9 カバースイッチ、20タッチス
クリーン、21 プロセッサ、22 オーディオプロセ
ッサ、23無線送受信部、24 ROM、25 RA
M、26 電源、33 スタンバイ中、34 ダイヤル
中、35 通話中、36 電話帳操作中、37 電話、
38通話ログ、39 メモ帳、40 スケジュール帳、
41 住所録、201 本体、202 扉、203 ス
イッチボタン、204 表示窓、206 タッチスクリ
ーン、207 カバー検出スイッチ、231 制御部、
232 無線部、236 音声信号切替部、237 モ
デム部、238 液晶ディスプレイ(LCD)、301
携帯用電子機器本体、302 スライドカバー、30
3 入力表示部、304 レール部、305 摺動突起
部、306 スイッチ、307 入力表示装置、308
支持突起部、309 あて面、310 スイッチレバ
ー、311 開閉モード切り替えスイッチ、312 切
り欠き部、313 透明窓、314 開閉保持突起部、
315 開閉保持突起部、316 脱落防止突起部、3
17 スライド動作補助突起部、318 凹凸部、31
9 スイッチパネル。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 15/02 355 G06F 15/02 355Z H04M 1/00 H04M 1/00 W 1/56 1/56 1/725 1/725 H04Q 7/32 H04B 7/26 V 7/38 109T (72)発明者 斉藤 浩 東京都千代田区大手町二丁目6番2号 三 菱電機エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 松浦 一巳 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会 社内 (72)発明者 篠田 和久 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会 社内 (72)発明者 大和田 実 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会 社内 (72)発明者 望月 泰行 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会 社内 (72)発明者 折田 三千男 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会 社内 Fターム(参考) 5B019 BA10 DA08 HD02 KA10 5B087 AA09 AE09 CC26 DD02 5K027 AA11 EE04 FF01 FF22 HH21 MM17 5K036 AA07 DD11 DD48 JJ01 JJ13 5K067 AA34 BB04 BB21 DD51 EE02 FF01 KK17

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 携帯情報端末装置において、情報を表示
    する表示画面と、 上記表示画面に設けられ、表示画面に表示された情報を
    選択するタッチスクリーンとを備え、 上記タッチスクリーンにより上記表示画面に表示された
    情報を選択させ、選択された情報に基づいて電話を掛け
    ることを特徴とする携帯情報端末装置。
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