JP4103420B2 - 干渉型光ファイバセンサ、信号処理装置及び信号処理方法 - Google Patents

干渉型光ファイバセンサ、信号処理装置及び信号処理方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は単一モードファイバを用いた干渉型光ファイバセンサに関するものであり、特にファイバ内部での光の複屈折の変動に起因する位相雑音を除去するための構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
特開平09-16748号公報には、物理量を光の位相差に変換する干渉型光ファイバセンサの中で、特に音圧に基づく荷重を光ファイバの変形を通じて光の位相変化に変換して水中音波を検出するセンサが記載されている。特開平07-253355号公報には、光の位相差に変換した物理量を復調する装置について記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記公報に開示されたような装置において、単一モードファイバを用いて干渉型光ファイバセンサを構成した場合、荷重を検知する部分以外の光ファイバが何らかの外因により変形すると、変形した箇所で複屈折の大きさに変化が生じ、通過する光の位相が変動する。干渉型光ファイバセンサでは光の位相の変動をもとに荷重を検知しているため、複屈折の大きさの変化による光の位相変動は、荷重検出信号に重畳して雑音となり(以下偏光回転雑音と記す)信号対雑音比を低下させるといった問題がある。
上記の例としてX、Y、Zの3軸を有する直交座標系(光の伝搬方向はZ軸方向)においてに光ファイバを通過する2つのパルス光E、Eを表すと、次式のようになる。
【0004】
【数1】
Figure 0004103420
【0005】
【数2】
Figure 0004103420
【0006】
ここで、x、y、x、yはパルス光Eとパルス光EのX軸成分とY軸成分の振幅、φとφはパルス光Eとパルス光Eの位相、ωは光の角周波数、δはEのX軸成分とY軸成分の位相差、δはEのX軸成分とY軸成分の位相差である。
パルス光E、Eによる干渉光を光/電気変換した出力Oは次式のように表される。
【0007】
【数3】
Figure 0004103420
【0008】
【数4】
Figure 0004103420
干渉光の位相は次式のように表される。
【0009】
【数5】
Figure 0004103420
【0010】
【数6】
Figure 0004103420
【0011】
これらの式から複屈折の大きさが変動し、パルス光EのX軸成分とY軸成分の位相差δと、パルス光EのX軸成分とY軸成分の位相差δが変化すると、干渉光の位相φが変動することが分かる。
【0012】
【課題を解決する手段】
上記課題を解決するために、本発明は、入力パルス光を分光して第1のルートによりリファレンスファイバを経由して伝搬させ、また、第2のルートによりそのまま伝搬させ、この前記第1、第2のルートを伝搬して時間的にずれた各々のパルス光を合波して偏光状態が互いに一致した状態のパルス光を出力するリファレンス部と、荷重を検知するセンシングファイバが設けられ、前記リファレンス部より出力されるパルス光を、第3のルートにより該センシングファイバを伝搬させて外部へと出力し、また、第4のルートにより該センシングファイバを伝搬させずに外部へと出力するように構成されており、前記第1、第3のルートを伝搬するパルス光と前記第2、第4のルートを伝搬するパルス光は互いに干渉することのない非干渉パルス光として各々出力すると共に、前記第2、第3のルートを伝搬するパルス光と前記第1、第4のルートを伝搬するパルス光は互いに干渉し合う干渉パルス光として出力するセンシング部と、前記センシング部よりパルス光を入力し、前記干渉パルス光を位相復調するとともに、前記第1、第3のルートを伝搬するパルス光と前記第2、第4のルートを伝搬するパルス光の偏光回転雑音成分とを各々検出し、これら非干渉パルス光の偏光回転雑音成分を基に前記第2、第3のルートを伝搬するパルス光と前記第1、第4のルートを伝搬するパルス光の偏光回転雑音成分を算出し、かかる干渉光の偏光回転雑音成分を、前記位相複調出力から除去して出力する処理部を備えたことを特徴とする干渉型光ファイバセンサを提供するものである。
【0013】
また、本発明は、前記処理部に前記センシング部より出力されるパルス光を偏光状態が変化しないように2方向に分光する分光器と、該分光器により分光された干渉パルス光が入力される第1の光電変換器と、非干渉パルス光が入力される偏光分光器と、前記第1の光電変換器の出力が入力される位相復調器と、前記偏光分光器の出力が入力される第2の光電変換器と、該第2の光電変換器の出力が入力される偏光状態演算器と、前記位相複調器の出力と前記偏光状態演算器の出力が入力される偏光回転雑音除去器とを備えたこと特徴とする干渉型光ファイバセンサを提供するものである。
【0014】
さらに、本発明は、前記処理部に前記センシング部より出力される干渉パルス光と非干渉パルス光とが入力される偏光分光器と、該偏光分光器の出力が入力される光電変換器と、前記干渉パルス光より生成された該光電変換器の出力が入力される位相複調器及び前記非干渉パルス光より生成された該光電変換器の出力が入力される偏光状態演算器と、該位相複調器及び偏光状態演算器の出力が入力される偏光回転雑音除去器とを備えたことを特徴とする干渉型光ファイバセンサを提供するものである。
【0015】
さらに、本発明は、入力パルス光を分光して第1のルートによりリファレンスファイバを経由して伝搬させ、また、第2のルートによりそのまま伝搬させ、この前記第1、第2のルートを伝搬して時間的にずれた各々のパルス光を合波して偏光状態が互いに一致した状態のパルス光を出力するリファレンス部と、荷重を検知するセンシングファイバが設けられ、前記リファレンス部より出力されるパルス光を、第3のルートにより該センシングファイバを伝搬させて外部へと出力し、また、第4のルートにより該センシングファイバを伝搬させずに外部へと出力するように構成されており、前記第1、第3のルートを伝搬するパルス光と前記第2、第4のルートを伝搬するパルス光は互いに干渉することのない非干渉パルス光として各々出力すると共に、前記第2、第3のルートを伝搬するパルス光と前記第1、第4のルートを伝搬するパルス光は互いに干渉し合う干渉パルス光として出力するセンシング部と、前記センシング部よりパルス光を入力し、前記干渉パルス光を位相復調するとともに、前記第1、第3のルートを伝搬するパルス光と前記第2、第4のルートを伝搬するパルス光の偏光回転雑音成分とを各々検出し、これら非干渉パルス光の偏光回転雑音成分を基に前記第2、第3のルートを伝搬するパルス光と前記第1、第4のルートを伝搬するパルス光の偏光回転雑音成分を算出し、かかる干渉光の偏光回転雑音成分を、前記位相複調出力から除去して出力する処理部とを備える干渉型光ファイバセンサであって、前記センシング部と同様に構成されたセンシング部を前記センシング部に加えて多段構成のセンシング部を形成し、同様にして前記処理部と同様に構成された処理部を前記処理部に加えて多段構成の処理部を形成すると共に、該処理部の前段に波長分離部を設け、複数の波長のパルス光からなる多波長入力パルス光が前記リファレンス部に入力されると、この多波長入力パルス光は前記リファレンス部を伝搬して前記多段構成のセンシング部に入力され、ここで各センシング部において、そのセンシング部に割り当てられた波長のパルス光により前記干渉パルス光と非干渉パルス光が生成され、かつこれらが合波されて多段構成のセンシング部から多波長パルス光が出力され、この多波長パルス光は前記波長分離部に入力されて波長毎に分波され、さらに前記多段構成の処理部に入力され、ここで各処理部において、その処理部に割り当てられた波長のパルス光について前記偏光回転雑音を除去する処理が行われるように構成された干渉型光ファイバセンサを提供するものである。
【0016】
さらに、本発明は、干渉型光ファイバセンサの信号処理装置において、前記干渉パルス光を位相復調する位相復調部と、前記非干渉パルス光によって偏光回転雑音を演算する偏光状態演算器と、前記非干渉パルス光の偏光回転雑音を基に、前記干渉パルス光の偏光回転雑音を算出し、算出された前記干渉パルス光の偏光回転雑音を前記位相復調部の出力から除去する偏光回転雑音除去器とを備えたことを特徴とする信号処理装置を提供するものである。
【0017】
さらに、本発明は、干渉型光ファイバセンサの信号処理装置おける信号処理方法において、前記干渉パルス光を位相復調し出力する工程と、前記非干渉パルス光の偏光回転雑音を検出する工程と、前記非干渉パルス光の偏光回転雑音を基に、前記干渉パルス光の偏光回転雑音を算出する工程と、算出された前記干渉パルス光の偏光回転雑音を前記位相複調出力から除去し出力する工程とを備えたことを特徴とする干渉型光ファイバセンサの信号処理方法を提供するものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の干渉型光ファイバセンサについて、添付の図面に示す好適実施例をもとに詳細に説明する。
【0019】
図1に第1の実施の形態の構成を示す。光ファイバ21を介してパルス光源1aとリファレンス部3、光ファイバ22を介してリファレンス部3とサーキュレータ4、光ファイバ23を介してサーキュレータ4とセンシング部5、光ファイバ24を介してサーキュレータ4と処理部6を接続する。リファレンス部3では分波器31の一方には光ファイバ21を接続し、もう一方にはリファレンスファイバ32、直通ファイバ33を接続する。リファレンスファイバ32と直通ファイバ33は合波器34にも接続しており、リファレンス部3では干渉計が構成される。ここで、パルス光源1aから合波器34までの光ファイバ21、リファレンスファイバ32、直通ファイバ33には定偏波ファイバを用いており、リファレンスファイバ32を伝搬したパルス光Eと、直通ファイバ33を通過したパルス光Eは偏光状態が一致するように構成している。
【0020】
センシング部5では部分反射器51の一方は光ファイバ23に、もう一方はセンシングファイバ52に接続する。センシングファイバ52は反射器53にも接続しており、センシング部5においても干渉計が構成される。部分反射器51は光伝送部が入力光の一部を反射して残りは透過する機能を有する素子で、本実施例ではファイバー・ブラッグ・グレーティングを用いる。反射器53は部分反射器と全反射器のどちらを使用しても構わない。
【0021】
処理部6では光ファイバ24から入力されるパルス光を偏光状態を変えない分光方法で2方向に分光し、一方は光電気変換器(以下O/E変換器と略記)62aに、他方は偏光分光器63に入力する。偏光状態を変えない分光方法として、本実施例ではハーフミラー61を用いて入力したパルス光を分光し、ハーフミラー61とO/E変換器62aの間およびハーフミラー61と偏光分光器63の間は空中を伝搬させている。 O/E変換器62aの出力は位相複調器64aに入力する。偏光分光器63の出力はO/E変換器62bに入力する。 O/E変換器62bの出力は偏光状態演算器65に入力する。位相複調器64aと偏光状態演算器65の出力は偏光回転雑音除去器66に入力する。
【0022】
位相複調器64aはセンシングファイバ52に加わった荷重を複調、出力する機能を有する。偏光分光器63はパルス光の偏波面の角度に応じてパルス光の進路を振り分ける機能を有する。本実施例ではハーフミラー61から入力したパルス光を、光路A-B-D-E-F-E-Hを伝搬したパルス光(以下パルス光EAAと表す)と光路A-C-D-E-F-G-F-E-Hを伝搬したパルス光(以下パルス光EBBと表す)と 光路A-B-D-E-F-G-F-E-Hを伝搬したパルス光(以下パルス光EABと表す)と光路A-C-D-E-F-E-Hを伝搬したパルス光(以下パルス光EBAと表す)に分離しO/E変換器62bに出力する。偏光状態演算器65はパルス光EAAとパルス光EBBのそれぞれの偏光状態を演算し出力する機能を有する。偏光回転雑音除去器66は位相複調器64aからの出力に含まれる偏光回転雑音をパルス光EAAとパルス光EBBの偏光状態から求め、位相複調器64aの出力から除算して出力する機能を有する。
【0023】
次に第1の実施形態の動作について説明する。パルス光源1aから出力したパルス光Eはリファレンス部3の分光器31で2つの光路へと分光し、一方の光路では直通ファイバ33をそのまま遅延なく伝搬し、他方の光路ではリファレンスファイバ32で遅延され、合波器33で1光路に結合しパルス光Eとパルス光Eの2つのパルスとなる。ここでパルス光源1aから合波器33までの光ファイバ21、リファレンスファイバ32、直通ファイバ33は定偏波ファイバを用いているためパルス光Eとパルス光Eの偏光状態は一致した状態でリファレンス部3から出力する。リファレンス部3から出力した光Eとパルス光Eは光ファイバ22、サーキュレータ4、光ファイバ23を伝搬してセンシング部5に入力する。センシング部5に入力したパルス光Eとパルス光Eは部分反射器51で一部が反射し、部分反射器51を通過したパルス光はセンシングファイバ52を伝搬した後に反射器53で反射することによりパルス光EAA、パルス光EAB+パルス光EBA、パルス光EBBの3つがセンシング部5から出力する。センシング部5が荷重を検知するとセンシングファイバ52の光路長が変化し、パルス光EABとパルス光EBAの位相に差が生じる。以下、パルス光EAB+パルス光EBAを干渉光EAB+ EBAと表す。
【0024】
処理部6に入力したパルス光EAA、干渉光EAB+ EBA、パルス光EBBはハーフミラー61で2方向に分光し、一方はO/E変換器62aに入力し、他方は偏光分光器63に入力する。 O/E変換器62aは入力したパルス光EAA、干渉光EAB+ EBA、パルス光EBBを電気信号に変換後、位相複調器へ出力する。位相複調器64aは干渉光EAB+ EBAを位相復調し、センシング部5でセンシングファイバ52に加えられた荷重の値を表す電気信号を偏光回転雑音除去器66に出力する。ただし位相複調器64aからの出力にはパルス光EABまたはパルス光EBAの複屈折の変動による偏光状態が変化した時に発生する偏光回転雑音が含まれている。
【0025】
ところでリファレンス部では光路A-B-Dを伝搬したパルス光と光路A-C-Dを伝搬したパルス光の偏光状態が一致するように構成してあり(厳密には多少の誤差が生じているが処理器の許容範囲以内であれば構わない)、それ以外では同じ光路をほぼ同じ時間に伝搬するため、パルス光EAAとパルス光EABは、同じ偏光状態となる(厳密には光路A-B-Dと光路A-C-Dの伝搬時間差分だけずれた時刻に伝わるが、ファイバの複屈折が変化する時間に比べて充分に短いために無視することが出来る)。同様にパルス光EBAとパルス光EBBも同じ偏光状態となる。したがってパルス光EAAとパルス光EBBの偏光状態を検出することによりパルス光EABとパルス光EBA個々の偏光状態が既知の量となりパルス光EABとパルス光EBAの偏光状態の変化で発生する偏光回転雑音も演算で求められる。
【0026】
偏光分光器63に入力したパルス光EAA、干渉光EAB+ EBA、パルス光EBBは偏波面の角度に応じて分光され、O/E変換器62bでO/E変換され、偏光状態演算器65に入力する。偏光状態演算器65ではパルス光EAAとパルス光EBBそれぞれの偏光状態を表すパラメータを演算し偏光回転雑音除去器66に出力する。偏光回転雑音除去器66では入力したパルス光EAAとパルス光EBBの偏光状態を表すパラメータから偏光回転雑音を演算して位相複調器64aの出力から除算する。
【0027】
図2に第2の実施の形態の構成を示す。
パルス光源1aから光ファイバ24までは第1の実施の形態と同様の構成である。処理部6では光ファイバ24から入力するパルス光が偏光分光器63、O/E変換器62cの順に入力する。O/E変換器62cからの出力は一方が位相複調器64bに、他方は偏光状態演算器65へ入力する。位相複調器64bの出力と偏光状態演算器65の出力は偏光回転雑音除去器66へ入力する。ここで偏光分光器63、O/E変換器62c、偏光状態演算器65、偏光回転雑音除去器66は第1の実施の形態と同様の機能を有する。位相複調器64bには第1の実施の形態と同様の機能に加え、偏光分光器63から出力される複数の出力から干渉度の高い出力を優先して処理する機能を加えている。
【0028】
次に第2の実施の形態における動作について説明する。パルス光源1aから光ファイバ24までは第1の実施の形態と同様の構成であり、処理部6にはパルス光EAA、パルス光EAB+ EBA、パルス光EBBの3つのパルスが入力する。処理部6に入力したパルス光EAA 、パルス光EAB+ EBA、パルス光EBBは偏光分光器63で各偏波面毎に分光され、 O/E変換器62に出力される。O/E変換器62では電気信号に変換し、位相複調器64bと偏光状態演算器65に出力する。位相複調器64bは偏光分光器63からの複数の出力から干渉度の高い出力を選び位相複調する。ただし位相複調出力には第1の実施の形態と同様に偏光回転雑音が含まれている。
【0029】
偏光状態演算器65は第1の実施の形態と同様にパルス光EAAとパルス光EBBそれぞれの偏光状態を表すパラメータを演算し偏光回転雑音除去器66に出力する。偏光回転雑音除去器66では偏光状態演算器65から入力したパルス光EAAとパルス光EBBの偏光状態を表すパラメータから偏光回転雑音を演算して位相複調器64bの出力から除算する。
【0030】
図3に第3の実施の形態の構成を示す。光ファイバ21を介し、波長の異なる複数のレーザ光が重なったパルス光E0‘を出力する多波長パルス光源1bとリファレンス部3、光ファイバ22を介してリファレンス部3とサーキュレータ4、光ファイバ23を介してサーキュレータ4とセンシング部5aを接続する。多波長パルス光源1bから分光器34までの光ファイバ21、リファレンスファイバ32、直通ファイバ33は第1の実施の形態と同様に定偏波ファイバを使用する。また、センシング部5aには光ファイバ27aを介してセンシング部5b、センシング部5bには光ファイバ27bを介してセンシング部5c、センシング部5cには光ファイバ27cを介してというようにセンシング部を複数個接続し、多段構成とする。サーキュレータ4のもう一端には光ファイバ24を介して波長分離器7を接続する。波長分離器7には光ファイバ26aを介して処理部6a,光ファイバ26bを介して処理部6b、光ファイバ26cを介して処理部6cというように処理部を複数個接続し、多段構成する。リファレンス部3、サーキュレータ4は第1の実施例と同様のものを使用する。センシング部5a、5b、5cの反射器54a,55a,54b,55b,54c,55cは最終端に位置する反射器を除いて部分反射器とする。また全ての反射器は多波長パルス光源1bが出力する波長において特定の1つの波長を反射するものを用いる。このような反射器として本実施例ではファイバーブラッググレーティングを用いる。また1つのセンシング部内の2つの反射器、例えば54aと55a、54bと55bが同じ波長を反射するように反射器を選択する。各センシング部の配列は反射器から返送されるパルス光について同じ波長のパルス光が重ならないように調整する。ただし反射器で複数回反射して出力に影響のないレベルまで下がったパルスの重なりは無視して良い。処理部6は第1の実施の形態または第2の実施の形態に示した機能に加え、時分割で多重された信号を分離する機能を加えたものを使用する。
【0031】
次に第3の実施の形態における動作について説明する。波長の異なる複数のレーザ光が重なったパルス光E’が時分割多重の形で多波長パルス光源1bから出力する。リファレンス部3、サーキュレータ4は第1の実施の形態と同様に作用し、センシング部5a,5b、5c…には多波長パルス光E’92、 E’93が時分割多重の形で入力する。センシング部5a、5b、5c…は入力した多波長パルス光E’92、E’93の中の1つの波長のみを反射する。これによりセンシング部5a、5b、5c…からは波長多重と時分割多重が併用されたパルス列E1AA’、E1AB’+E1BA’+E2AA’、 E1BB’+E2AB’+E2BA’+E3AA’…が出力され、光ファイバ23、サーキュレータ4、光ファイバ24を伝搬して波長分離器7に入力する。波長分離器7では多波長で複数個のパルス光が重なった状態のパルス列E1AA’、 E1AB’+E1BA’+E2AA’、 E1BB’+E2AB’+E2BA’+E3AA’… を各波長毎に分離し、第1の実施の形態と同様のパルス光E1AA、E1BB、E1AB+E1BAを時分割多重とした形で処理部6に入力する。処理部6では第1の実施の形態と同様に位相複調6a,6b,6cの出力から偏光回転雑音を除去し、各センシング部からの信号毎に分離する。
【0032】
なお、第1〜2の実施の形態においてリファレンス部3をパルス光源1aとサーキュレータ4の間に配置する例で説明したが、サーキュレータ4と処理部6の間に設置しても良い。
【0033】
また、第3の実施の形態においてリファレンス部3をパルス光源1bとサーキュレータ4の間に配置する例で説明したが、サーキュレータ4と波長分離器7の間に設置しても良い。
【0034】
また、第1〜3の実施の形態においてリファレンス部3の干渉計にマッハ・ツェンダ干渉計の構造を用いる例で説明したが、マイケルソン干渉計、ファブリ・ペロー干渉計など他の型の干渉計の構造を用いても良い。
【0035】
また、第1〜3の実施の形態においてセンシング部5の干渉計にファブリ・ペロー干渉計の構造を用いる例で説明したが、マイケルソン干渉計、マッハ・ツェンダ干渉計など他の型の干渉計の構造を用いても良い。
【0036】
また、第1の実施の形態において処理部6に入力されたパルス光を分光する方法として、ハーフミラー61で分光し空中を伝搬させる方法を用いたが、光カプラ等の偏光状態が変化してしまう分光器を使用するとともに、あらかじめ分光器の偏光状態の変化量を測定しておきその変化分を偏光状態演算器または偏光回転雑音除去器で補正する演算を行っても構わない。
【0037】
また、第1〜3の実施の形態において分合波機能を持つものとしてサーキュレータ4を用いる例で説明したが、光カプラなどの必要な機能を持った他の部品を用いても良い。
【0038】
また、第2の実施の形態では位相複調器64bへの複数の入力の中で干渉度の高い出力を選択して位相複調を行っているが、複調後に干渉度の高い出力を選択する、あるいは複数の複調結果を合成するなどの処理の過程を変えても構わない。
【0039】
また、第1〜2の実施の形態では処理部6において位相複調器64a、64bと偏光状態演算器65の出力を偏光回転雑音除去器66に入力する構成となっているが、偏光回転雑音を取り除いてから位相複調するといった順序を入れ替えた処3方法としても構わない。
【0040】
また、第1〜2の実施の形態ではセンシング部5を1つとしているが、センシング部を複数個直列または並列または直列と並列の複合にして構成し、時分割多重構造としても構わない。
【0041】
また、第3の実施の形態において波長多重と時分割多重を併用しているが、波長多重のみを用いても構わない。
【0042】
また、一つの「手段」や一つの「部」の機能が二以上の物理的「手段」や「部」により実現されても、二以上の「手段」や「部」の機能が一つの物理的「手段」や「部」により実現されてもよい。
【0043】
【発明の効果】
以上の説明のように本発明によれば、干渉光より算出した位相複調出力から、光ファイバの歪み等によって発生する干渉光の位相変化(偏光回転雑音)を取り除くことができ、信号対雑音比の高い干渉型光ファイバセンサを得ることが可能となる。また第2の実施の形態によれば、被干渉光の偏光状態に係わらず位相複調器は常に干渉度の高い入力が得られ偏光フェイディングの影響が小さい状態で動作するとともに、ハーフミラー等の光学部品の数を少なくすることが出来る。また第3の実施の形態によれば、複数個のセンシング部から返送される多波長で時分割多重のパルス光が互いに干渉すること無く偏光状態及び信号の検出をすることができ、多重伝送とした多点計測が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係わる干渉型光ファイバセンサの構成説明図である。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係わる干渉型光ファイバセンサの構成説明図である。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係わる干渉型光ファイバセンサの構成説明図である。
【符号の説明】
1a,1b:パルス光源
21,22,23,24,25a,25b,25c:光ファイバ
3:リファレンス部
31:分波器
32:リファレンスファイバ
33:直通ファイバ
34:合波器
4:サーキュレーター
5,5a,5b,5c:センシング部
51:部分反射器
52:センシングファイバ
53:反射器
54a,54b,54c,55a,55b,55c:部分反射器
6,6a,6b,6c:処理部
61:ハーフミラー
62a,62b,62c: O/E変換器
63:偏光分光器
64a,64b:位相復調器
65:偏光状態演算器
66:偏光回転雑音除去器

Claims (6)

  1. 入力パルス光を分光して第1のルートによりリファレンスファイバを経由して伝搬させ、また、第2のルートによりそのまま伝搬させ、この前記第1、第2のルートを伝搬して時間的にずれた各々のパルス光を合波して偏光状態が互いに一致した状態のパルス光を出力するリファレンス部と、荷重を検知するセンシングファイバが設けられ、前記リファレンス部より出力されるパルス光を、第3のルートにより該センシングファイバを伝搬させて外部へと出力し、また、第4のルートにより該センシングファイバを伝搬させずに外部へと出力するように構成されており、前記第1、第3のルートを伝搬するパルス光と前記第2、第4のルートを伝搬するパルス光は互いに干渉することのない非干渉パルス光として各々出力すると共に、前記第2、第3のルートを伝搬するパルス光と前記第1、第4のルートを伝搬するパルス光は互いに干渉し合う干渉パルス光として出力するセンシング部と、前記センシング部よりパルス光を入力し、前記干渉パルス光を位相復調するとともに、前記第1、第3のルートを伝搬するパルス光と前記第2、第4のルートを伝搬するパルス光の偏光回転雑音成分とを各々検出し、これら非干渉パルス光の偏光回転雑音成分を基に前記第2、第3のルートを伝搬するパルス光と前記第1、第4のルートを伝搬するパルス光の偏光回転雑音成分を算出し、かかる干渉光の偏光回転雑音成分を、前記位相複調出力から除去して出力する処理部とを備えたことを特徴とする干渉型光ファイバセンサ。
  2. 前記処理部は、前記センシング部より出力されるパルス光を偏光状態が変化しないように2方向に分光する分光器と、該分光器により分光された干渉パルス光が入力される第1の光電変換器と、非干渉パルス光が入力される偏光分光器と、前記第1の光電変換器の出力が入力される位相復調器と、前記偏光分光器の出力が入力される第2の光電変換器と、該第2の光電変換器の出力が入力される偏光状態演算器と、前記位相複調器の出力と前記偏光状態演算器の出力が入力される偏光回転雑音除去器とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の干渉型光ファイバセンサ。
  3. 前記処理部は、前記センシング部より出力される干渉パルス光と非干渉パルス光とが入力される偏光分光器と、該偏光分光器の出力が入力される光電変換器と、前記干渉パルス光より生成された該光電変換器の出力が入力される位相複調器及び前記非干渉パルス光より生成された該光電変換器の出力が入力される偏光状態演算器と、該位相複調器及び偏光状態演算器の出力が入力される偏光回転雑音除去器とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の干渉型光ファイバセンサ。
  4. 入力パルス光を分光して第1のルートによりリファレンスファイバを経由して伝搬させ、また、第2のルートによりそのまま伝搬させ、この前記第1、第2のルートを伝搬して時間的にずれた各々のパルス光を合波して偏光状態が互いに一致した状態のパルス光を出力するリファレンス部と、荷重を検知するセンシングファイバが設けられ、前記リファレンス部より出力されるパルス光を、第3のルートにより該センシングファイバを伝搬させて外部へと出力し、また、第4のルートにより該センシングファイバを伝搬させずに外部へと出力するように構成されており、前記第1、第3のルートを伝搬するパルス光と前記第2、第4のルートを伝搬するパルス光は互いに干渉することのない非干渉パルス光として各々出力すると共に、前記第2、第3のルートを伝搬するパルス光と前記第1、第4のルートを伝搬するパルス光は互いに干渉し合う干渉パルス光として出力するセンシング部と、前記センシング部よりパルス光を入力し、前記干渉パルス光を位相復調するとともに、前記第1、第3のルートを伝搬するパルス光と前記第2、第4のルートを伝搬するパルス光の偏光回転雑音成分とを各々検出し、これら非干渉パルス光の偏光回転雑音成分を基に前記第2、第3のルートを伝搬するパルス光と前記第1、第4のルートを伝搬するパルス光の偏光回転雑音成分を算出し、かかる干渉光の偏光回転雑音成分を、前記位相複調出力から除去して出力する処理部とを備える干渉型光ファイバセンサであって、前記センシング部と同様に構成されたセンシング部を前記センシング部に加えて多段構成のセンシング部を形成し、同様にして前記処理部と同様に構成された処理部を前記処理部に加えて多段構成の処理部を形成すると共に、該処理部の前段に波長分離部を設け、複数の波長のパルス光からなる多波長入力パルス光が前記リファレンス部に入力されると、この多波長入力パルス光は前記リファレンス部を伝搬して前記多段構成のセンシング部に入力され、ここで各センシング部において、そのセンシング部に割り当てられた波長のパルス光により前記干渉パルス光と非干渉パルス光が生成され、かつこれらが合波されて多段構成のセンシング部から多波長パルス光が出力され、この多波長パルス光は前記波長分離部に入力されて波長毎に分波され、さらに前記多段構成の処理部に入力され、ここで各処理部において、その処理部に割り当てられた波長のパルス光について前記偏光回転雑音を除去する処理が行われるように構成された干渉型光ファイバセンサ。
  5. パルス光をリファレンス部に伝搬して、そこで同一の偏光状態であって位相がずれた第1のパルス光群を生成し、さらに該第1のパルス光群をセンシング部へと伝搬して、そこで荷重を検出するセンシングファィバを伝搬させたり伝搬させなかったりして干渉パルス光及び非干渉パルス光よりなる第2のパルス光群を生成し、その出力を信号処理装置に送って信号処理する干渉型光ファイバセンサの信号処理装置において、前記干渉パルス光を位相復調する位相復調部と、前記非干渉パルス光偏光回転雑音を検出する偏光状態演算器と、前記非干渉パルス光の偏光回転雑音を基に、前記干渉パルス光の偏光回転雑音を算出し、算出された前記干渉パルス光の偏光回転雑音を前記位相復調部の出力から除去する偏光回転雑音除去器とを備えたことを特徴とする信号処理装置。
  6. パルス光をリファレンス部に伝搬して、そこで同一の偏光状態であって位相がずれた第1のパルス光群を生成し、さらに該第1のパルス光群をセンシング部へと伝搬して、そこで荷重を検出するセンシングファィバを伝搬させたり伝搬させなかったりして干渉パルス光及び非干渉パルス光よりなる第2のパルス光群を生成し、その出力を信号処理装置に送って信号処理する干渉型光ファイバセンサの信号処理装置おける信号処理方法において、前記干渉パルス光を位相復調し出力する工程と、前記非干渉パルス光の偏光回転雑音を検出する工程と、前記非干渉パルス光の偏光回転雑音を基に、前記干渉パルス光の偏光回転雑音を算出する工程と、算出された前記干渉パルス光の偏光回転雑音を前記位相複調出力から除去し出力する工程とを備えたことを特徴とする信号処理方法。
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