JP4103118B2 - 緊急通報システムおよび方法 - Google Patents

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本発明は、緊急通報システムおよび方法に係り、特にセッション開始プロトコル(SIP)を利用した緊急通報システムおよび方法に関するものである。
小学校や中学校、高校等では、校内の安全管理のために緊急事態の発生を知らせる緊急通報システムを設置する場合がある。この緊急通報システムの一例には、次のようなものがある。すなわち緊急通報システムは、教員等に専用無線端末を持たせるとともに、教室や職員室等に専用無線端末と通信を行う受信機を設け、緊急事態の発生時に専用無線端末に設けられたボタンを操作することにより専用端末からの信号を受信機が受信し、校内放送設備と連動して電子サイレンを鳴らしたり、録音メッセージをスピーカから流したりする構成になっている。
また特許文献1には、学校施設緊急連絡システムが開示されている。この学校施設緊急連絡システムは、校舎に張り巡らされた高速広帯域回線で結合されたネットワークに内線電話用アンテナを接続して通信ネットワークを構築したものである。そして学校施設緊急連絡システムは、内線電話機から予め定めた特定の呼び出し番号を発信することにより、緊急事態の発生および緊急通報を発した内線電話機の持ち主をコンピュータ端末の画面や情報掲示板に表示するとともに、緊急事態の発生を知らせるアラームを発し、さらにスピーカから支援要請のアナウンスや他の内線電話機を呼び出して通報するものである。
さらに特許文献2には、緊急通報システム及び緊急通報方法が開示されている。この緊急通報システムは、緊急通報メールを制御するセンタを有し、このセンタに通報者端末、警察端末および消防端末が無線で接続された構成であり、通報者端末のメールアドレスや個人情報がセンタに予め登録されている。緊急事態が発生した場合、通報者端末からセンタに対して緊急通報メールを送信すると、センタが通報者端末の登録情報を確認した後、通報者端末の電話番号をキーにして移動体網から通信者端末の現在位置情報を取得する。そしてセンタは、受信メールのタイトルと位置情報等に基づいて警察端末または消防端末に通報者端末からの緊急通報を転送する。これにより警察端末または消防端末は、送られてきた緊急通報メールの情報に基づいて適切な出動要請を行う。
特開2003−346257号公報 特開2002−269660号公報
上述した緊急通報システムは専用システムなので、このシステム自体を常に新規導入しなければならず、設備を導入するのにコストがかかる問題点がある。また近年は、非対称デジタル加入者線や光ファイバーを用いた高速大容量通信のインターネット利用者が増加しているのに伴って、インターネットプロトコルを用いた電話(IP電話)の利用者も増加している。ところがIP電話は、「110番」や「118番」、「119番」等の緊急通報を行えないのが現状である。すなわち緊急通報は、公衆電話回線からの発信では発信番号に基づいて、また携帯電話等からの発信では基地局等の場所に基づいて発信場所を特定し、警察や海上保安庁、消防等の各指令台に接続されているので、地域を特定する手がかりの無いIP電話では各指令台に接続できない。
また特許文献1に開示された発明では、内線電話機としてPHS端末を用いているので、PHS端末からダイヤル発信したことでそれが本当に緊急通報として機能したか否かを確認することができない。さらに特許文献1に開示された発明では、通信ネットワークは学校内に張り巡らされているので、学校内から外部に緊急通報を行うことができない。
また特許文献2に開示された発明では、通報者端末が携帯電話やPHS等の移動体端末なので、一般携帯電話網(移動体網)を利用することになる。このため、緊急通報メールを通報者端末からセンタに送信する毎に通信料が発生してしまう問題点がある。
本発明は、警察等の緊急通報機関や受信端末にSIPを利用して緊急通報を行う緊急通報システムおよび方法を提供することを目的とする。
緊急通報システムは、警戒区域に設けられ、通報先が入力されてトリガ信号を出力する端末と、無線IP(インターネットプロトコル)通信回線を介して前記端末と接続し、入力した前記トリガ信号に基づいて緊急事態発生のメッセージを配信する送受信センタと、前記無線IP通信回線またはIP網を介して前記送受信センタと接続し、前記送受信センタから前記メッセージを受信する受信端末とを備え、前記送受信センタは、前記端末が送信した前記トリガ信号を受信して、前記トリガ信号に応じた前記通報先の検索・呼び出しを行うとともに、前記受信端末に前記メッセージを配信するサーバと、前記サーバに接続し、前記サーバからの呼び出しに応じて発信者のチェックを行い、前記トリガ信号に応じた前記メッセージを前記受信端末に配信する命令を前記サーバに出力する通報システムと、を備えた構成にできる。なお前記メッセージは、インスタントメッセージ、電子メールおよびセキュリティシステムに対する制御メッセージの少なくともいずれか1つである。
この場合、前記端末は、無線SIP端末、無線通信を行える携帯情報端末およびウェブ機能を備えたセンサの少なくともいずれか1つであることを特徴としている。
本発明に係る緊急通報システムは、送受信センタを介して端末から受信端末に緊急通報を行う緊急通報システムであって、警戒区域内に無線IP通信回線を設けて、前記警戒区域内の前記端末と前記送受信センタとが前記無線IP通信回線を介して接続し、前記端末は、緊急通報の通報先を出力するとともに、トリガ信号であるINVITEメッセージを出力して前記送受信センタに接続する無線SIP端末であり、前記送受信センタは、前記通報先に応じて前記受信端末にメッセージを配信して緊急通報を行うウェブサービスサーバと、前記端末から受信した前記INVITEメッセージに基づいて前記メッセージを配信させる実行命令を前記ウェブサービスサーバに出力するとともに、当該メッセージ配信の実行結果を前記ウェブサービスサーバから入力して前記端末に出力するトリガメッセージ受信部とを備えたことを特徴としている。
そして前記受信端末は、緊急通報機関に設けられていることを特徴としている。
また本発明に係る緊急通報方法は、無線ローカルエリアネットワークで通信を行える警戒区域内に送受信センタと無線SIP端末とを配置し、前記無線SIP端末から、緊急時にトリガ信号であるINVITEメッセージを前記送受信センタに出力し、前記送受信センタが前記トリガ信号を入力すると、前記トリガ信号に対応した通報先が予め登録されている第1データベースにアクセスして、前記トリガ信号に応じた通報先を検索するとともに、発信者のチェック項目が記憶された第2データベースにアクセスして、前記発信者のチェックを行い、前記チェックの結果によって前記発信者が確認されると、検索された前記通報先の受信端末に対して緊急通報のメッセージを配信し、前記メッセージを配信した実行結果を前記送受信センタから前記無線SIP端末に出力する、ことを特徴としている。
この場合、前記発信者のチェックは、前記発信者のアクセス権や利用機能のチェックであり、前記アクセス権や前記利用機能の範囲内で通報先の受信端末に対して緊急通報をのメッセージを配信することを特徴にすることができる。
また前記チェックの結果によって前記発信者が確認されると、前記端末にステータスコードの180Ringingを出力し、前記実行結果としてステータスコードの486BusyHereを出力することを特徴としている。
端末の所持者のうち少なくとも1人が端末を操作して送受信センタに連絡をとれば、端末の他の所持者に対して緊急事態を通報することができる。また無線IP通信回線およびIP網を使用するので、通信料がかかることはない。
また緊急通報機関は警戒区域外に設けられている。このため警戒区域内で発生した緊急事態を警戒区域外に通報することができる。また緊急通報機関は、緊急事態の発生をいち早く知って、緊急事態に迅速に対処することができる。
さらに緊急通報システムはSIPのインスタントメッセージ機能を利用することで受信端末にメッセージを配信したことを知らせる通知が端末に送信され、メッセージが配信されたか否かを緊急事態発生の通報者が確認することができる。
さらにまたステータスコードの180Ringingが端末に出力された場合、この応答による呼び出し音によって緊急通報を送受信センタが受け付けたことを確認することができる。
そしてステータスコードの486BusyHereが端末に出力された場合、メッセージが配信されたことを確認することができる。
以下に、本発明に係る緊急通報システムおよび方法の最良の実施形態について説明する。緊急通報システムは、例えば学校や会社内等において緊急事態の発生を教員や従業員等が知った時に、他の教員等または警察や消防、海上保安庁等の緊急通報機関に緊急事態の発生を通報するシステムである。このため以下の実施形態では、緊急通報システムを学校に設置した一形態を用いて説明する。
図1は緊急通報システムを説明するブロック図である。本実施形態に係る緊急通報システム10では、学校の校舎内および校庭を警戒区域12としており、この警戒区域12で発生した緊急事態を通報するために、通信の開始時にトリガ信号を出力する端末を教員等が所持している。この端末は、緊急通報を配信させるための通報先が入力される手段を備えている。そして端末は、セッション開始プロトコル(SIP)に対応した無線インターネットプロトコル(IP)電話端末14(以下、無線SIP端末という)であればよい。この無線SIP端末14は、例えば警戒区域12内では無線IP通信回線(無線ローカルエリアネットワーク)に接続して通信を行うとともに、警戒区域12外では公衆電話回線に接続して通信を行う携帯電話型であればよい。
また端末は、ワールドワイドウェブ(WWW)システムにより無線通信を行える携帯情報端末(PDA)16であってもよい。さらに端末は、WWWシステムにより通信を行えるセンサ18であってもよい。この場合、センサ18は、例えば侵入者を検知する赤外線センサ等であればよく、侵入者を検知すると出力されるセンサ反応信号をトリガ信号にすればよい。
緊急通報システム10は送受信センタ20を備えており、警戒区域12に設けられた無線IP通信回線等の通信網を介して送受信センタ20と端末の通信が行われる。そして通信網は、端末と通信を行う無線基地局(不図示)を警戒区域12に複数設け、これらの無線基地局と送受信センタ20がハブ(不図示)を介して接続した構成であればよい。
送受信センタ20は、サーバ22および通報システム30を備えている。サーバ22は、端末から出力されたトリガ信号を受信して、このトリガ信号に応じた通報先の検索・呼び出しを行うとともに、通報システム30からの指示にしたがってメッセージを受信端末50に配信するものである。より具体的には、サーバ22は、無線SIP端末14と通信を行うSIPサーバ24と、警戒区域12外に設けられた受信端末50にメッセージを配信する電子メールサーバ27と、携帯情報端末16と通信を行うウェブサーバ28と、センサ18と通信を行うセンサ監視サーバ29を備えている。SIPサーバ24は、無線SIP端末14から送信されたトリガ信号に対応する通報先が記憶されたSIPデータベース(第1データベース)26を備えている。
通報システム30は、サーバ22からの呼び出しに応じて発信者のチェック、すなわち発信者のアクセス権や機能制限等のチェックを行い、トリガ信号に応じた緊急事態発生のメッセージを受信端末50に配信するようサーバ22に指示するものである。より具体的には、通報システム30は、トリガメッセージ受信部32、管理データベース(第2データベース)44およびメッセージ送信部46を備えている。
トリガメッセージ受信部32はサーバ22に接続されており、無線SIP端末14から受信したINVITEメッセージ(トリガメッセージ)に基づいてメッセージを配信させる実行命令をメッセージ送信部46に出力するとともに、このメッセージ配信の実行結果をメッセージ送信部46から入力して無線SIP端末14に出力するものである。より具体的には、トリガメッセージ受信部32は、トリガ受信管理手段34、トリガ発信者管理手段36および動作処理手段38を備えている。トリガ受信管理手段34は、INVITEメッセージを受信する機能を提供するものである。トリガ発信者管理手段36は、管理データベース44に予め記憶された発信者のアクセス権や機能制限等のデータにアクセスして、発信者のSIPURI(端末情報)からユーザを識別しアクセス権や利用できる機能を管理するものである。動作処理手段38は、連携システムに対して実行命令を掛けるとともに、連携システムからの実行結果を受け取るものである。
連携システムはウェブサービスサーバであり、メッセージ送信部46を構成している。メッセージ送信部46は、トリガメッセージ受信部32およびサーバ22に接続している。メッセージ送信部46は、通報先に応じて受信端末50にメッセージを配信して緊急通報を行うものであり、例えば危険を知らせる内容のインスタントメッセージや電子メールを受信端末50に配信する手段や、セキュリティシステムを制御する信号を出力する手段であればよい。なおセキュリティシステムは、例えば遠隔操作によりドアの開閉を制御するもの等であればよい。また受信端末50は、上述した無線SIP端末や携帯情報端末であればよい。
また受信端末50は、警戒区域12の外側に設けられていてもよく、例えば警察や消防、警備会社等の緊急通報機関52の指令台に設けられていればよい。そして送受信センタ20と警戒区域12の外側に設けられた受信端末50とは、IP網で接続されていればよい。送受信センタ20と緊急通報機関52とを1対1に対応付けられているので、送受信センタ20から緊急通報機関52にメッセージを配信することができる。
次に、緊急通報方法について説明する。まず緊急通報システム10を使用するための事前動作について説明する。図2は事前動作を説明するシーケンスである。第1に、無線SIP端末14の登録を行う。無線SIP端末14は、外部システムである無線IP通信回線内で起動されると、SIPサーバ24に対して自端末情報が記載されているREGISTERメッセージを送信する。例えば、無線SIP端末14は、SIPサーバ24に端末情報「1234」を送信する。SIPサーバ24は、REGISTERメッセージを受信すると、端末情報をSIPサーバ24内のSIPデータベース26に登録する。例えば、無線SIP端末14の端末情報「1234」をSIPサーバ24に登録する。そしてSIPサーバ24は、端末情報をSIPデータベース26に登録すると、登録完了通知を無線SIP端末14に送信する。このように無線SIP端末14をSIPデータベース26に登録しているので、無線SIP端末14の利用者を管理データベースで管理していれば、個人を容易に特定することができる。
第2に、通報システム30の登録を行う。外部システムである無線IP通信回線内のSIPサーバ24に通報システム30を登録するために、トリガメッセージ受信部32のトリガ受信管理手段34からSIPサーバ24に対して自端末情報が記載されているREGISTERメッセージを送信する。例えば、トリガ受信管理手段34は、SIPサーバ24に端末情報「#1」を送信する。SIPサーバ24は、REGISTERメッセージを受信すると、端末情報をSIPサーバ24内のSIPデータベース26に登録する。例えば、通報システム30の端末情報「#1」をSIPサーバ24に登録する。そしてSIPサーバ24は、端末情報をSIPデータベース26に登録すると、登録完了通知を通報システム30に送信する。
そして通報システム30の端末情報はSIPデータベース26に複数登録できるので、メッセージを配信する手段を番号によって変えることができ、例えば、「#1」では送受信センタ20から受信端末50にインスタントメッセージを配信し、「#2」では送受信センタ20から受信端末50に電子メールを配信し、「#3」では送受信センタ20から受信端末50にセキュリティシステムの制御信号を送信する構成にできる。
またメッセージの配信される通報先を予めグループ分けしておき、特定の番号に対応した特定のグループに所属する人のみにメッセージを配信するようにでき、例えば、「#4」ではAグループに所属している人に対してのみ、「#5」ではBグループに所属している人に対してのみメッセージを配信する構成にできる。
さらにメッセージの内容を複数用意しておき、ある特定の番号で特定のメッセージが配信されるようにでき、例えば、「#6」では緊急事態の発生を知らせるメッセージを配信し、「#7」では助け(応援)を求めるメッセージを配信する構成にできる。
次に、緊急通報の動作について説明する。図3は緊急通報の動作を説明するシーケンスである。学校に侵入した不審者を発見した場合等の緊急時に、無線SIP端末14を所有している教員は、無線SIP端末14から特定の番号に電話をかける。例えば、図3に示すように「#1」へ電話を掛ける。無線SIP端末14は、特定の番号を押すと、SIPサーバ24に対してトリガ信号となるINVITEメッセージを送信する。
SIPサーバ24は、INVITEメッセージを入力するとSIPデータベース26にアクセスして、予めSIPデータベース26に登録されているデータベースの中から、入力したINVITEメッセージに対応した通報先を検索し、この通報先の端末情報を読み出す。そしてSIPサーバ24は、通報システム30へ呼制御を転送する。すなわちSIPサーバ24は、トリガメッセージ受信部32のトリガ受信管理手段34にINVITEメッセージを送信する。
トリガ受信管理手段34は、INVITEメッセージを受信すると、このINVITEメッセージ内のSIPURIをトリガ発信者管理手段36に出力する。トリガ発信者管理手段36は、発信者のチェック項目が記憶された管理データベース44にアクセスして、トリガ受信管理手段34から入力したSIPURIをもとに管理データベース44で検索をかけ、発信者のアクセス権や機能制限をチェックする。そしてトリガ発信者管理手段36は、チェック結果をトリガ受信管理手段34に出力する。
トリガ受信管理手段34は、トリガ発信者管理手段36で認証が与えられなければ(NGの場合)、SIPサーバ24を介して無線SIP端末14にステータスコードの403Forbiddenを通知する。これに対し、トリガ受信管理手段34は、トリガ発信者管理手段36で認証が与えられれば、SIPサーバ24を介して無線SIP端末14にステータスコードの180Ringingを通知するとともに、動作処理手段38に動作機能の実行命令を出力する。
このように無線SIP端末14からSIPサーバ24に電話を掛けたあと、無線SIP端末14においてステータスコードの180Ringingに基づく呼び出し音が鳴ることで、送受信センタ20が緊急通報を受け付けたことを確認できる。これに対し、無線SIP端末14にステータスコードの180Ringingに基づく呼び出しが無かった場合、すなわち無線SIP端末14からSIPサーバ24に電話を掛けたあと、呼び出し音が鳴らずに電話が切れた場合は、送受信センタ20が緊急通報を受け付けなかったことを示すので、再度無線SIP端末14からSIPサーバ24に電話を掛けることになる。
そして動作処理手段38は、トリガ受信管理手段34からの実行命令を内部インターフェース40で受け、外部インターフェース42に実行命令を出力する。外部インターフェース42は、連携システムであるメッセージ送信部46に実行命令を出力する。
メッセージ送信部46は、実行命令にしたがってSIPサーバ24で検索された通報先に対して、緊急事態の発生を知らせるインスタントメッセージや電子メールを受信端末50に配信する。この場合、警戒区域12の内側に配置されている受信端末50には、SIPのインスタントメッセージが主に配信されるが、電子メールを配信することもできる。なおメッセージ送信部46は、無線SIP端末14で入力された番号に応じたメッセージを受信端末50に配信することができる。また受信端末50は、教員等が所持している無線SIP端末14や携帯情報端末16である。また警戒区域12の外側に配置されている受信端末50には電子メールが主に配信されるが、受信端末50がインスタントメッセージを受信するためのSIP装置であればインスタントメッセージを配信することもできる。そして緊急事態を知らせた無線SIP端末14において、通報先に緊急通報機関52も指定された場合は、上述した動作と同様にして、緊急通報機関52の指令台に設けられている受信端末50に対しても電子メールが送信される。これにより教員や緊急通報機関52は、警戒区域12において緊急事態が発生したことを知ることができる。さらにメッセージ送信部46は、実行命令にしたがってセキュリティシステムを制御するメッセージ(信号)を、このセキュリティシステムに対して送信してもよい。
メッセージ送信部46は、メッセージを配信すると、実行結果を外部インターフェース42に出力する。この実行結果は、外部インターフェース42および内部インターフェース40を介してトリガ受信管理手段34に入力される。トリガ受信管理手段34は、動作処理手段38から実行結果を受け取ると、SIPサーバ24を介して無線SIP端末14に対してステータスコードの486BusyHereを通知して、緊急通報動作を終了する。これにより緊急通報の発信者は、メッセージが配信されたことを確認できる。
また携帯情報端末16の場合やセンサ18の場合も、上述した無線SIP端末14と同様の動作を行えばよい。すなわち携帯情報端末16の場合は、ウェブサーバ28の緊急通報ページにアクセスしたことをトリガ信号にし、通報先やメッセージ内容を緊急通報ページに入力し、または緊急通報ページに予め登録されたなかから選択して、これをメッセージとして受信端末50に配信すればよい。そしてセンサ18の場合は、センサ監視サーバ29に予め通報先とメッセージ内容を登録しておき、センサ18が反応した時に出力するセンサ反応信号をトリガ信号にし、センサ監視サーバ29に予め登録されている通報先(受信端末50)にメッセージを配信すればよい。
このような緊急通報システム10および緊急通報方法は、端末の所持者のうち少なくとも1人が端末を操作して送受信センタ20に連絡をとれば、端末の他の所持者に対して緊急事態を通報することができる。
また緊急通報システム10は、INVITEメッセージを入力して発信者が確認された場合、SIPサーバ24から無線SIP端末14に呼び出し音を鳴らすメッセージを出力するので、発信者は、呼び出し音が鳴るか否かで送受信システムが緊急通報を受け付けたか否かをすぐに判断することができる。
また緊急通報システム10は、緊急通報のメッセージを配信すると端末に対してステータスコードの486Busy Hereを出力するので、SIPサーバ24に接続していた端末の回線が切られる。このように緊急通報システム10は、受信端末50にメッセージが配信されたことを知らせる通知を送信するので、緊急通報の発信者は、メッセージが配信されたか否かを確認することができる。
また緊急通報システム10は、IP環境で構成されているため、IP環境を使用した他のシステムと容易に連携をとることができ、汎用性が高くなる。そしてIP環境で構成された緊急通報システム10は、警戒区域12外に張り巡らされたIP網に容易に接続することができるので、学校から警察や警備会社等の緊急通報機関52へ緊急事態の発生を通報することができる。
また緊急通報システム10は、警戒区域12内で緊急事態の発生を通報するものであり、緊急通報機関52に通報する場合でもIP網を利用して行われるので、通信料が発生することがない。
またSIPサーバ24やハブ、無線基地局等を学校内に設けて、SIP対応に対応した無線IP通信回線等が予め設置されている場合には、通報システム30をハブに接続するだけで容易に緊急通報システム10を構成することができ、設備を導入するのにかかるコストを低減することができる。
なお上述した実施形態では、SIPサーバ24、ウェブサーバ28およびセンサ監視サーバ29をサーバ22に設けた構成について説明したが、この形態に限定されることはない。すなわちSIPサーバ24、ウェブサーバ28およびセンサ監視サーバ29の少なくともいずれか1つをサーバ22に設け、各サーバ24,28,29に対応した端末を用いて緊急通報を行う構成であってもよい。
緊急通報システムを説明するブロック図である。 事前動作を説明するシーケンスである。 緊急通報の動作を説明するシーケンスである。
符号の説明
10………緊急通報システム、12………警戒区域、14………無線SIP端末、20………送受信センタ、22………サーバ、24………SIPサーバ、30………通報システム、32………トリガメッセージ受信部、34………トリガ受信管理手段、36………トリガ発信者管理手段、38………動作処理手段、44………管理データベース、46………メッセージ送信部、50………受信端末。

Claims (5)

  1. 送受信センタを介して端末から受信端末に緊急通報を行う緊急通報システムであって、
    警戒区域内に無線IP通信回線を設けて、前記警戒区域内の前記端末と前記送受信センタとが前記無線IP通信回線を介して接続し、
    前記端末は、緊急通報の通報先を出力するとともに、トリガ信号であるINVITEメッセージを出力して前記送受信センタに接続する無線SIP端末であり、
    前記送受信センタは、
    前記通報先に応じて前記受信端末にインスタントメッセージを配信して緊急通報を行うウェブサービスサーバと、
    前記端末から受信した前記INVITEメッセージに基づいて前記インスタントメッセージを配信させる実行命令を前記ウェブサービスサーバに出力するとともに、当該インスタントメッセージ配信の実行結果を前記ウェブサービスサーバから入力して前記端末に出力するトリガメッセージ受信部とを備えた、
    ことを特徴とする緊急通報システム。
  2. 前記受信端末は、緊急通報機関に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の緊急通報システム。
  3. 無線ローカルエリアネットワークで通信を行える警戒区域内に送受信センタと無線SIP端末とを配置し、
    前記無線SIP端末から、緊急時にトリガ信号であるINVITEメッセージを前記送受信センタに出力し、
    前記送受信センタが前記トリガ信号を入力すると、前記トリガ信号に対応した通報先が予め登録されている第1データベースにアクセスして、前記トリガ信号に応じた通報先を検索するとともに、発信者のチェック項目が記憶された第2データベースにアクセスして、前記発信者のチェックを行い、
    前記チェックの結果によって前記発信者が確認されると、検索された前記通報先の受信端末に対して緊急通報のインスタントメッセージを配信し、
    前記インスタントメッセージを配信した実行結果を前記送受信センタから前記無線SIP端末に出力する、
    ことを特徴とする緊急通報方法。
  4. 前記発信者のチェックは、前記発信者のアクセス権や利用機能のチェックであり、
    前記アクセス権や前記利用機能の範囲内で通報先の受信端末に対して緊急通報の前記インスタントメッセージを配信する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の緊急通報方法。
  5. 前記チェックの結果によって前記発信者が確認されると、前記端末にステータスコードの180Ringingを出力し、
    前記実行結果としてステータスコードの486BusyHereを出力する、
    ことを特徴とする請求項3または4に記載の緊急通報方法。
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