JP4103024B2 - 上屋の緩衝方法及び上屋の緩衝装置 - Google Patents

上屋の緩衝方法及び上屋の緩衝装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4103024B2
JP4103024B2 JP19091699A JP19091699A JP4103024B2 JP 4103024 B2 JP4103024 B2 JP 4103024B2 JP 19091699 A JP19091699 A JP 19091699A JP 19091699 A JP19091699 A JP 19091699A JP 4103024 B2 JP4103024 B2 JP 4103024B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof
strut
hard material
hard
column
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP19091699A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001020556A (ja
Inventor
浩之亮 礒村
Original Assignee
株式会社礒村才治郎商店
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社礒村才治郎商店 filed Critical 株式会社礒村才治郎商店
Priority to JP19091699A priority Critical patent/JP4103024B2/ja
Publication of JP2001020556A publication Critical patent/JP2001020556A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4103024B2 publication Critical patent/JP4103024B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、硬材支柱と該硬材支柱に支えられた該硬材支柱の材質より軟材質の屋根とからなる上屋における該硬材支柱と該屋根との間で生じる揺れを吸収できる上屋の緩衝方法及び上屋の緩衝装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
周知の通り、野外ターミナルの待合所やバス停留所等には雨や日差しを凌ぐ上屋が立設されている。
【0003】
従来の上屋の代表的な構造を図面に基づき説明する。図18はバス停留所に立設されている従来の上屋の屋根部分を示した側面図、図19は図18に示す上屋の屋根の連結部分を拡大して図示した一部拡大側面図、図20は図19に示す連結部分の正面図であり、51はバス停留所に立設されている従来の上屋(以下、「従来上屋」という。)であり、従来上屋51は、鉄骨支柱52と、鉄骨支柱52の上端部から両手を広げて対称に伸びた補助鉄骨支柱53,53と、補助鉄骨支柱53,53の先端に溶接された湾曲した鉄骨梁54と、鉄骨梁54を貫いて走るH型チャネル55と、H型チャネル55の上面にボルト締めされた背中合わせのL型アングル56,56と、L型アングル56,56に溶接された湾曲した鉄製垂木57と、鉄製垂木57に被せたFRP製屋根板58と、FRP製屋根板58の上から鉄製垂木57に沿って渡してネジにより該屋根板58を突き通して鉄製垂木57に固定した屋根押さえ板59とから構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
前記の従来上屋51は、H型チャネル55の上面にL型アングル56,56をボルト締めし、L型アングル56,56に鉄製垂木57を溶接し、鉄製垂木57と屋根押さえ板59との間にFRP製屋根板58を挟んで固定することにより、軟材質のFRP製屋根板59が鉄製梁54を介して鉄骨支柱52に一体的に固定されて立設されているので、地震や突風等により揺れが生じれば、FRP製屋根板58が前記揺れに耐えきれず、屋根板58の固定箇所において亀裂が生じて屋根板58が崩壊し、破片が落下するという危険性を伴っているという問題点があった。
【0005】
また、従来上屋51の組み立てにおいては、鉄骨支柱52と鉄製梁54との接合作業及び鉄製梁54と屋根板58との接合作業が伴うため、作業効率が非常に悪いという問題点があった。
【0006】
そこで、本発明者は、地震や突風等により屋根と支柱部分との間で揺れが生じてもFRP等からなる軟材質屋根板に亀裂が入らないように該揺れを緩衝することができる方法及び装置を提供することを技術的課題として、その具現化をはかるべく研究・実験を重ねた結果、支柱の頂部と該頂部に当接する屋根板の天井とを遊嵌状態で嵌まり合う凹凸形状として連結すれば、地震や突風等により揺れが生じても、屋根板と支柱とは遊嵌状態で連結されているので、嵌まり合った凹凸間の振れにより吸収することができ、しかも、屋根板と支柱とを接合する必要がないので、作業効率を飛躍的に向上させることができるという刮目すべき知見を得、前記技術的課題を達成したものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記技術的課題は、次の通りの本発明によって解決できる。
【0008】
即ち、本発明に係る上屋の緩衝方法は、硬材支柱と該硬材支柱に支えられた該硬材支柱の材質より軟材質の屋根とからなる上屋における該硬材支柱と該屋根との間で生じる揺れを吸収する上屋の緩衝方法であって、前記硬材支柱は上部支柱と下部支柱とからなると共に、一方の支柱の一部が他方の支柱に挿入されて該一方の支柱の挿入した側の先端に当接して設けられた第一弾性部材により前記上部支柱が上下動可能となっており、前記硬材支柱の上部支柱頂部と該頂部に当接する前記屋根の天井部とは凹凸形状にて遊嵌状態で嵌まり合っており、前記屋根は前記硬材支柱から屋根に向かって対称に伸びる補助支持材により第二弾性部材を介して前記硬材支柱に連結されており、前記硬材支柱と前記屋根との間で生じる揺れを前記硬材支柱の上部支柱頂部と前記屋根の天井部との嵌まり合った凹凸間の振れと上部支柱の上下動とにより吸収するようにしたものである。
【0009】
また、本発明に係る上屋の緩衝装置は、硬材支柱と該硬材支柱に支えられた該硬材支柱の材質より軟材質の屋根とからなる上屋における該硬材支柱と該屋根との間で生じる揺れを吸収する上屋の緩衝装置であって、前記硬材支柱は上部支柱と下部支柱とからなると共に、一方の支柱の一部が他方の支柱に挿入されて該一方の支柱の挿入した側の先端に当接して設けられた第一弾性部材により前記上部支柱が上下動可能となっており、前記硬材支柱の上部支柱頂部に凹凸形状にて遊嵌する緩衝部を設けると共に、前記頂部と当接する前記屋根の天井部に前記緩衝部に遊嵌する受け緩衝部を設け、前記屋根は前記硬材支柱から屋根に向かって対称に伸びる補助支持材により第二弾性部材を介して前記硬材支柱に連結されており、前記硬材支柱と前記屋根との間で生じる揺れを前記緩衝部と前記受け緩衝部との嵌まり合った凹凸間の振れと前記上部支柱の上下動とにより吸収するものである。
【0010】
また、本発明は、前記上屋の緩衝装置において、緩衝部を凸形状緩衝部とし、受け緩衝部を屋根の天井部に凹形状に形成したものである。
【0011】
さらに、本発明は、前記上屋の緩衝装置において、受け緩衝部を屋根の天井部を中心として放射状に設け、緩衝部を受け緩衝部に対応させて設けたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
【0013】
実施の形態1.
【0014】
図1はバス停留所に立設されている本発明における上屋の斜視図、図2は図1に示す上屋の屋根を下から見上げたときの天井の平面図、図3は図1に示す上屋の縦断面側面図、図4は図3に示す硬材支柱の一部を省略した拡大縦断面図、図5は図1に示す上屋に採用された本発明に係る上屋の緩衝装置を模型的に図示した平面図、図6は図5に示す緩衝装置の側面図、図7は図1に示す上屋に採用された本発明に係る上屋の緩衝方法を説明する緩衝装置の側面図であり、これらの図において、1は鉄骨により形成された円筒状上部・下部支柱2,3からなる硬材支柱4に該硬材支柱4より軟材質のFRPにより縦断面波型に形成された長尺状屋根5を載せた上屋である。
【0015】
屋根5は、図2に示すように、周囲にリブ6を有する屋根部分7を合わせて当接した各リブ6を接合して縦断面波型に形成されており、隣り合う四枚の屋根部分7のリブ6が集合する屋根5の天井部には、集まったリブ6により凹型受け嵌合部8(図5参照)が四個形成され、この四個の凹型受け嵌合部8により凹形状受け緩衝部9を構成している。そして、前記硬材支柱4は受け緩衝部9に位置付けて列設されている。
【0016】
下部支柱3の上寄り内部には、図3及び図4に示すように、バネ止め円柱ブロック10が内蔵されており、円柱ブロック10は円柱ブロック10を含んで下部支柱3を貫通したボルト11により下部支柱3に固定され、バネ(第一弾性部材)12が円柱ブロック10に載った状態で設けられている。また、下部支柱3の上寄り外側部には、穴付き連結舌片13が屋根5の短手方向に向けて両側から突設されており、前記受け緩衝部9から屋根5の短手方向に走るリブ6の両先端には長方形の穴付き連結板14がそれぞれ連結舌片13に向けて固定されており、連結舌片13の穴に通して硬材支柱4から屋根5に向かって対称に伸びるワイヤー15(補助支持材)と連結板14の穴に掛け止めされたバネ(第二弾性部材)16とにより連結舌片13と連結板14とが連結されている。なお、下部支柱3の下端はバス停留所の床面に固定されている。
【0017】
下部支柱3に挿入された上部支柱2の下端部には、バネ支持ブロック17が嵌め込まれてバネ12に当接しており、上部支柱2がバネ12により上下動可能となっている。また、上部支柱2の上端には頂部受けプレート18が溶接され、頂部受けプレート18の上面には、凹型受け嵌合部8に凹凸状態で遊嵌する凸型嵌合部19(図4参照)がそれぞれ間隔を有して四本立設されて凸形状緩衝部20を構成している。この嵌合部19は二個のL型アングルを直角に合わせた形状の凸型に形成されており、各嵌合部19は受け嵌合部8を形成する各対のリブ6に対して間隙を有して各受け嵌合部8に遊嵌状態で嵌まり合っている。
【0018】
次に、緩衝方法について説明する。
【0019】
図6に示すように、緩衝部20と受け緩衝部9とは凹凸関係にあり、各嵌合部19と各受け嵌合部8とは間隙を有して遊嵌状態で嵌まり合っており、上部支柱2は下部支柱3内でバネ12に載った状態となっており、さらに、屋根5はバネ16を介してワイヤー15により下部支柱3に支えられているので、地震や突風により、硬材支柱4と屋根5との間に揺れが生じれば、各嵌合部19と各受け嵌合部8とは嵌まり合った状態のままで、例えば、図7の(a)に示すように、屋根5が硬材支柱4に対して左に振れ、また、例えば、図7の(b)に示すように、屋根5が硬材支柱4に対して右に振れることにより緩衝され、屋根5に対する急激な上下荷重はバネ12とバネ16の弾発力により緩衝される。
【0020】
このように、緩衝部9と受け緩衝部20とは遊嵌状態で連結され、硬材支柱4と屋根5とが固定されていないので、地震や突風により硬材支柱4と屋根5との間で揺れが生じても、この揺れをバネの弾発力と緩衝部9と受け緩衝部20との間の振れ動きによって吸収されるから、屋根5に亀裂が入ることはない。
【0021】
また、屋根5を硬材支柱4に載せると共に、受け緩衝部20を緩衝部9に嵌めれば、屋根5と硬材支柱4とが連結されて上屋となるから、作業効率が飛躍的に向上する。
【0022】
なお、嵌合部19は直角に開いた扇型の円柱であってもよく、受け緩衝部20を凸型受け嵌合部により構成し、緩衝部9を凹型嵌合部により構成してもよく、第一弾性部材が耐震ゴムであってもよい。
【0023】
また、屋根5の形状がドーナツ型や波型に走る形状である場合は、屋根5に受け緩衝部20を等間隔に設け、この受け緩衝部20に対応させて硬材支柱4を列設すればよい。
【0024】
さらに、下部支柱3が上部支柱2に挿入されなる硬材支柱4の場合は、上部支柱2の上寄り内部にバネ支持ブロック17を設け、下部支柱3の上端部にバネ止めブロック10を嵌めればよい。
【0025】
実施の形態2.
【0026】
図8及び図9は本発明における上屋の縦断面図、図10、図12、図14及び図16は本発明に係る緩衝装置を模型的に示した一部省略平面図、図11、図13、図15及び図17は本発明における凸型嵌合部を示す斜視図であり、本実施の形態は、図8に図示した三角形の傘型を呈した上屋又は図9に図示した円弧状の傘型を呈した上屋に採用した、前記実施の形態1における受け緩衝部9を構成する受け嵌合部8の形状と緩衝部20を構成する嵌合部19の形状との変形例であり、これらの図において、図1〜図7と同一符号は同一又は相当部分を示す。
【0027】
図10に示す凹形状受け緩衝部9は傘型屋根の中心から放射状に走る八本の対のリブ6により形成された八個の凹型受け嵌合部8からなり、凸形状緩衝部20は頂部受けプレート18上面に四個放射状に設けられた図11に示すV字型の凸状嵌合部19からなる。そして、凹型受け嵌合部8を一つ開けて凸状嵌合部19が対応し、凹形状受け緩衝部9と凸形状緩衝部20とは間隙を有して遊嵌状態で嵌まり合っている。
【0028】
また、図12に示す凹形状受け緩衝部9は、傘型屋根の中心から四方に放射状に走る四本の対のリブ6により形成された四個の凹型受け嵌合部8からなり、凸形状緩衝部20は円盤状頂部受けプレート18上面に四個放射状に設けられた図13に示す直角に開いた扇型の円柱嵌合部19からなる。そして、各凹型受け嵌合部8は各円柱嵌合部19に対応し、凹形状受け緩衝部9と凸形状緩衝部20とは間隙を有して遊嵌状態で嵌まり合っている。
【0029】
また、図14に示す凹形状受け緩衝部9は、傘型屋根の中心から放射状に走る八本の対のリブ6により形成された八個の凹型受け嵌合部8からなり、凸形状緩衝部20は円盤状頂部受けプレート18上面に四個放射状に設けられた図15に示す台形の凸型嵌合部19からなる。そして、凹型受け嵌合部8を一つ開けて凸型嵌合部19が対応し、凹形状受け緩衝部9と凸形状緩衝部20とは間隙を有して遊嵌状態で嵌まり合っている。
【0030】
また、図16に示す凹形状受け緩衝部9は、傘型屋根の中心から放射状に走る八本の対のリブ6により形成された八個の凹型受け嵌合部8からなり、凸形状緩衝部20は三角形の各頂点に配置した三本の円柱19a からなる図17に示す凸型嵌合部19が円盤状頂部受けプレート18上面に四体放射状に設けられてなる。そして、凹型受け嵌合部8を一つ開けて凸型嵌合部19が対応し、凹形状受け緩衝部9と凸形状緩衝部20とは間隙を有して遊嵌状態で嵌まり合っている。
【0031】
本実施の形態においても、前記実施の形態1と同様の作用・効果を得ることができる。
【0032】
【発明の効果】
本発明によれば、地震や突風等により屋根と硬材支柱との間で揺れが生じても屋根板に亀裂が入らない上屋の緩衝方法及び上屋の緩衝装置を提供することができる。
【0033】
また、屋根を硬材支柱に載せることにより屋根と硬材支柱とを連結しているので、屋根板と硬材支柱とを接合する必要がないから、上屋の組立作業効率を飛躍的に向上させることができる。
【0034】
従って、本発明の産業上利用性は非常に高いといえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】バス停留所に立設されている本発明における上屋の斜視図である。
【図2】図1に示す上屋の屋根を下から見上げたときの天井の平面図である。
【図3】図1に示す上屋の縦断面側面図である。
【図4】図3に示す硬材支柱の一部を省略した拡大縦断面図である。
【図5】図1に示す上屋に採用された本発明に係る緩衝装置を模型的に図示した平面図である。
【図6】図5に示す緩衝装置の側面図である。
【図7】図1に示す上屋に採用された本発明に係る緩衝方法を説明する緩衝装置の側面図である。
【図8】本発明における上屋の縦断面図である。
【図9】本発明における上屋の縦断面図である。
【図10】本発明に係る緩衝装置を模型的に示した一部省略平面図である。
【図11】本発明における凸型嵌合部を示す斜視図である。
【図12】本発明に係る緩衝装置を模型的に示した一部省略平面図である。
【図13】本発明における凸型嵌合部を示す斜視図である。
【図14】本発明に係る緩衝装置を模型的に示した一部省略平面図である。
【図15】本発明における凸型嵌合部を示す斜視図である。
【図16】本発明に係る緩衝装置を模型的に示した一部省略平面図である。
【図17】本発明における凸型嵌合部を示す斜視図である。
【図18】従来の上屋の屋根部分を示した側面図である。
【図19】図18に示す上屋の屋根の連結部分を拡大して図示した一部拡大側面図である。
【図20】図19に示す連結部分の正面図である。
【符号の説明】
1 上屋
2 上部支柱
3 下部支柱
4 硬材支柱
5 屋根
6 リブ
8 凹型受け嵌合部
9 凹形状受け緩衝部
10 バネ止め円柱ブロック
12,16 バネ
15 ワイヤー
17 バネ支持ブロック
18 頂部受けプレート
19 凸型嵌合部
20 凸形状緩衝部
51 従来の上屋
52 鉄骨支柱
53 補助鉄骨支柱
54 鉄骨梁
55 H型チャネル
56 L型アングル
57 鉄製垂木
58 FRP製屋根板
59 屋根押さえ板

Claims (4)

  1. 硬材支柱と該硬材支柱に支えられた該硬材支柱の材質より軟材質の屋根とからなる上屋における該硬材支柱と該屋根との間で生じる揺れを吸収する上屋の緩衝方法であって、前記硬材支柱は上部支柱と下部支柱とからなると共に、一方の支柱の一部が他方の支柱に挿入されて該一方の支柱の挿入した側の先端に当接して設けられた第一弾性部材により前記上部支柱が上下動可能となっており、前記硬材支柱の上部支柱頂部と該頂部に当接する前記屋根の天井部とは凹凸形状にて遊嵌状態で嵌まり合っており、前記屋根は前記硬材支柱から屋根に向かって対称に伸びる補助支持材により第二弾性部材を介して前記硬材支柱に連結されており、前記硬材支柱と前記屋根との間で生じる揺れを前記硬材支柱の上部支柱頂部と前記屋根の天井部との嵌まり合った凹凸間の振れと上部支柱の上下動とにより吸収することを特徴とする上屋の緩衝方法。
  2. 硬材支柱と該硬材支柱に支えられた該硬材支柱の材質より軟材質の屋根とからなる上屋における該硬材支柱と該屋根との間で生じる揺れを吸収する上屋の緩衝装置であって、前記硬材支柱は上部支柱と下部支柱とからなると共に、一方の支柱の一部が他方の支柱に挿入されて該一方の支柱の挿入した側の先端に当接して設けられた第一弾性部材により前記上部支柱が上下動可能となっており、前記硬材支柱の上部支柱頂部に凹凸形状にて遊嵌する緩衝部を設けると共に、前記頂部と当接する前記屋根の天井部に前記緩衝部に遊嵌する受け緩衝部を設け、前記屋根は前記硬材支柱から屋根に向かって対称に伸びる補助支持材により第二弾性部材を介して前記硬材支柱に連結されており、前記硬材支柱と前記屋根との間で生じる揺れを前記緩衝部と前記受け緩衝部との嵌まり合った凹凸間の振れと前記上部支柱の上下動とにより吸収することを特徴とする上屋の緩衝装置。
  3. 緩衝部が凸形状緩衝部であり、受け緩衝部が屋根の天井部に凹形状に形成されている請求項2記載の上屋の緩衝装置。
  4. 受け緩衝部が屋根の天井部を中心として放射状に設けられており、緩衝部が受け緩衝部に対応させて設けられている請求項3記載の上屋の緩衝装置。
JP19091699A 1999-07-05 1999-07-05 上屋の緩衝方法及び上屋の緩衝装置 Expired - Fee Related JP4103024B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19091699A JP4103024B2 (ja) 1999-07-05 1999-07-05 上屋の緩衝方法及び上屋の緩衝装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19091699A JP4103024B2 (ja) 1999-07-05 1999-07-05 上屋の緩衝方法及び上屋の緩衝装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001020556A JP2001020556A (ja) 2001-01-23
JP4103024B2 true JP4103024B2 (ja) 2008-06-18

Family

ID=16265848

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19091699A Expired - Fee Related JP4103024B2 (ja) 1999-07-05 1999-07-05 上屋の緩衝方法及び上屋の緩衝装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4103024B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0681142U (ja) * 1993-04-21 1994-11-15 日本コロムビア株式会社 Rds受信機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0681142U (ja) * 1993-04-21 1994-11-15 日本コロムビア株式会社 Rds受信機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001020556A (ja) 2001-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN211735739U (zh) 一种具有减震装置的钢结构支架
CN210289308U (zh) 一种摇摆柱隔震结构
JP4103024B2 (ja) 上屋の緩衝方法及び上屋の緩衝装置
CN108660918A (zh) 一种新型桥梁用减震装置
CN209082751U (zh) 一种高层建筑抗震架
KR102151798B1 (ko) 트러스 구조를 이용한 면진 아치지붕
US3195274A (en) Umbrella type frame structures
KR101165442B1 (ko) 긴장장치를 구비하는 철골지붕시스템
CN109537969B (zh) 一种井状建筑用阻尼装置
US20030205004A1 (en) Roof seismic motion-absorbing gap cover
JP3177652B2 (ja) モニュメント用建造物の緩衝方法及び緩衝装置
CN211058143U (zh) 一种钢结构防震柱
CN211342010U (zh) 一种具有抗震性的厂房钢结构
JPH02300476A (ja) 弾塑性ダンパ
JPH02194233A (ja) 免震装置
CN112112365A (zh) 一种多层次装配式抗震型建筑构造柱
KR200358918Y1 (ko) 겹침식 스프링 구조를 이용한 내진 건설용 보강구
CN211647526U (zh) 民宅的隔震结构
JPH02300475A (ja) フレーム組み込み型制振装置
CN216766207U (zh) 一种钢筋混凝土柱与钢管梁结点
JPH05272113A (ja) 人工地盤
JPH09111874A (ja) 柱の補強装置
CN219863700U (zh) 一种复合式钢结构屋面板
JP2670179B2 (ja) 振子式制振装置
CN213773917U (zh) 一种房屋抗震结构

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060501

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080131

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080212

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080312

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110404

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120404

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130404

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees