JP4102389B2 - サーボダイクッションの制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、サーボモータを駆動源としてプレス機械のスライドに力を生じさせるダイクッション機構の制御装置に関し、特には、プレス機械のダイクッション機構が生じる力を制御する制御装置に関する。
曲げ、絞り、打抜き等のプレス加工を行うプレス機械において、加工動作中に、プレス加工に用いる第1の型を支持する可動側の支持部材(一般にスライドと称する)に対し、第2の型を支持する支持部材の側から所要の力(圧力)を加える付属装置として、ダイクッション機構を装備することが知られている。ダイクッション機構は通常、所定の圧力で保持した可動要素(一般にクッションパッドと称する)に、型閉め方向へ移動中のスライド(又は第1の型)を直接又は間接に衝突させた後、型閉め(成形)を経て型開きに至るまで、クッションパッドがスライドに力(圧力)を加えながらスライドと共に移動するように構成されている。この間、例えば、クッションパッドとスライドとの間に被加工素材の加工箇所の周辺領域を挟持することにより、被加工素材の皺の発生を防止することができる。
従来のダイクッション機構は、油圧又は空圧式の装置を駆動源としているものが多く、これらの装置は一定圧力での制御しか行えなかった。また高精度のプレス加工を行うためには、絞り込み時の圧力を一定ではなく絞り込み量に応じて変化させることが望ましいが、油圧又は空圧式の装置ではそれができなかった。
そこで近年、応答性に優れた力制御を可能とするために、サーボモータを駆動源とするダイクッション機構が開発されている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載されるダイクッション機構は、プレス機械のスライドの下方に設置されるクッションパッドを、スライドの昇降動作に対応して、サーボモータにより昇降動作させる構成を有する。サーボモータは、クッションパッドの位置に対応させて予め定めた力指令値に基づく力制御により動作して、クッションパッドをスライドと共に移動させながら、クッションパッドからスライドに加わる力(圧力)を調整する。なお、衝突及び圧力の検知は、クッションパッドを介してサーボモータの出力軸に加わる負荷を検出することにより行われる。
特開平10−202327号公報
最近のプレス加工においては、より高精度の加工を、生産性を上げるために高速に行うことが要求されている。高速化のためにはスライドの急加速又は急減速を行う必要があるが、高精度の加工を維持すべくスライドとダイクッションとの間の力を指令値に保持するためには、非常に高い力ゲインが必要になる。しかし従来のサーボモータ駆動においては、力指令値が一定ならば力指令値に乗じられる力ゲインも一定であるので、急な加減速のために力ゲインを高くすると緩やかな加減速の場合には振動等の不具合が生じ得る。従って力ゲインはあまり大きくできず、結果として急な加減速時には実際の力が指令値に追従しきれていないという問題が生じていた。
そこで本発明は、スライドの加減速が急な場合でもスライドとダイクッションとの間の力を指令値に追従させ、かつスライドの加減速が緩やかな場合には振動等の不具合を抑制することのできるサーボダイクッションの制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、プレス機械においてサーボモータを駆動源として前記プレス機械のスライドに対する力を生じさせるダイクッション機構の制御装置であって、前記ダイクッション機構と前記スライドとの間に生じさせるべき力指令値を含む力指令を作成する力指令手段と、前記ダイクッション機構と前記スライドとの間に生じている力を検出する力検出手段と、前記力指令値と前記力検出手段が検出した力検出値とに基づいて、前記サーボモータの速度指令値を含む速度指令を作成する速度指令手段と、前記サーボモータの速度を検出する速度検出手段と、前記速度指令値と前記速度検出手段が検出した速度検出値とに基づいて、前記サーボモータの電流指令値を含む電流指令を作成する電流指令手段と、前記スライドの加速度に応じて前記速度指令値及び前記電流指令値の少なくとも一方を補正する補正手段と、有する制御装置を提供する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の制御装置において、前記スライドの位置を検出するスライド位置検出手段をさらに有し、前記スライドの加速度は前記スライド位置検出手段により検出されたスライド位置検出値を2階微分して得られる、制御装置を提供する。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の制御装置において、前記スライドの位置指令を作成するスライド位置指令手段をさらに有し、前記スライドの加速度は前記スライド位置指令手段により出力されたスライド位置指令値を2階微分して得られる、制御装置を提供する。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の制御装置において、前記補正手段は、前記スライドの加速度に定数を乗じた値を前記電流指令値に加算することにより前記電流指令値を補正する、制御装置を提供する。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の制御装置において、前記速度指令手段は、前記力指令値と前記力検出値との差から定められる力偏差に力ゲインを乗ずることにより前記速度指令を作成し、前記補正手段は、前記スライドの加速度に定数を乗じた値を前記力ゲインに乗ずることにより前記速度指令値を補正する、制御装置を提供する。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の制御装置において、前記速度指令手段は、前記力指令値と前記力検出値との差から定められる力偏差と第1力ゲインとの積に、前記力偏差の積分値と第2力ゲインとの積を加算することにより前記速度指令を作成し、前記補正手段は、前記スライドの加速度に定数を乗じた値を前記第1及び第2力ゲインの少なくとも一方に乗ずることにより前記速度指令値を補正する、制御装置を提供する。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の制御装置において、前記電流指令手段は、前記速度指令値と前記速度検出値との差から定められる速度偏差と第1速度ゲインとの積に、前記速度偏差の積分値と第2速度ゲインとの積を加算することにより前記電流指令を作成し、前記補正手段は、前記スライドの加速度に定数を乗じた値を前記第1及び第2速度ゲインの少なくとも一方に乗ずることにより前記電流指令値を補正する、制御装置を提供する。
請求項8に記載の発明は、請求項2又は請求項2に従属するときの請求項4〜7のいずれか1項に記載の制御装置において、前記補正手段は、前記スライドと前記ダイクッションとが衝突してから一定時間が経過してから前記速度指令値又は前記電流指令値の補正を開始する、制御装置を提供する。
本発明に係るサーボダイクッションの制御装置によれば、従来一定であった力ゲインがスライドの加速度に応じて逐次変更されるため、スライドの加速度が急な場合には高い力ゲインによって力の追従性を高め、緩やかな場合には低い力ゲインによって不都合な振動等を抑制することができる。
またスライドの加速度をスライド位置検出値から求める場合は、スライドとダイクッションとが衝突してから一定時間経過後に電流指令値の補正を行うことにより、衝突直後の乱れたスライド検出位置がダイクッションの制御に使用されることを回避することができる。
以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説明する。
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係るサーボダイクッションの制御装置1は、適当なリンク機構2を介してサーボモータ3によって駆動されるスライド4と、スライド4の動作に対応して移動するクッションパッド5を備えたダイクッション機構6とを有するプレス機7において、クッションパッド5とスライド4との間に所定の力(圧力)が生じるように、クッションパッド5を駆動するサーボモータ8を制御する。なお制御装置1以外の構成要素については従来のものと同様であってよいので、詳細な説明は省略する。
図1に示すように、本発明の第1の実施形態に係るサーボダイクッションの制御装置1は、ダイクッション機構6とスライド4との間に生じさせるべき力指令を作成する力指令部又は力指令手段10と、ダイクッション機構6とスライド4との間に生じている力を検出する圧力センサ等の力検出手段12と、力指令手段10により出力された力指令値と圧力センサ12が検出した力検出値とに基づいて、サーボモータ8の速度指令を作成する力ゲインを含む速度指令手段14と、サーボモータ8の速度を検出する速度センサ等の速度検出手段16と、速度指令手段14により出力された速度指令値と速度センサ16が検出した速度検出値とに基づいて、サーボモータ8の電流指令を作成する電流指令手段18と、スライド4の加速度を求めるための手段として設けられる、スライド4の位置を検出するポジションセンサ等のスライド位置検出手段20と、ポジションセンサ20により検出されたスライド位置検出値を2階微分して得られたスライド加速度を用いて電流指令値を補正する補正手段22とを有する。なお電流指令手段18は、速度指令値と速度検出値との差から定められる速度偏差に定数を乗じる比例ゲインすなわち第1速度ゲイン18aと、速度偏差を積分してその積分値に定数を乗じる積分ゲインすなわち第2速度ゲイン18bとをさらに有してもよい。
位置検出手段20は、スライド位置指令を作成するスライド位置指令手段21に置換されてもよい。その場合補正手段22は、スライド位置指令値を2階微分してスライド加速度を得る。
次に、図1及び図2のフローチャートを参照して制御装置10の補正手段22の作用について説明する。ポジションセンサ20は所定の単位時間間隔(ここではdtとする)でスライド位置を検出してそのデータを補正手段22に送るように構成されており、補正手段22はスライド4の初期又は前回のスライド位置をp0として記憶している。先ずポジションセンサ20がスライド位置p1を検出し(ステップS101)、そのデータを補正手段22に送る。補正手段22は、位置データp1及びp0を用いて現時点のスライド速度v1を次式(1)により求める(ステップS102)。
v1=(p1−p0)/dt (1)
次に現時点のスライド加速度a1を、v1及び初期又は前回のスライド速度v0を用いて次式(2)により算出する(ステップS103)。
a1=(v1−v0)/dt (2)
換言すれば、スライド加速度はスライド位置を2階微分して得られる。なおスライド位置及び速度p1及びv1は、次回の計算のためにそれぞれp0及びv0に更新される(ステップS104)。なおステップS104は、次サイクルにて新たにp1が検出されるまでに行えばよいので、例えば後述するステップS107の後に移動してもよい。
次に、上述のスライド加速度a1を用いて、サーボモータ8の補正トルクT1を次式(3)により算出する(ステップS105)。
T1=k1・a1 (3)
ここでk1は所定の定数である。従来であれば電流指令手段から送られてくる電流指令C0がそのままサーボモータ8の制御に使用されるが、本発明では、上記T1を加算することによりC0を補正して補正電流指令C1を求め(ステップS106)、C1に基づいてサーボモータ8の制御を行う(ステップS107)。従ってサーボモータ8は、スライド加速度が大きい場合(スライドの加減速が急な場合)はそれに応じた高トルクを生じるように制御され、スライドとダイクッションとの間の力をより迅速に指令値に追従させることができる。逆に、スライド加速度が小さい場合(スライドの加減速が緩やかな場合)は、サーボモータ8は高トルクによって振動等を生じさせないように制御される。このように、スライドの加減速の緩急によらず常に最適なサーボモータの制御を、オペレータ等による設定変更なしに行うことができる。
ステップS107の次はS101に戻り、単位時間(dt)経過後の新たなスライド位置が検出される。なお、スライド位置検出器20の代わりにスライド位置指令手段21を使用する場合は、スライド位置検出値p0及びp1がスライド位置指令値に置換される(ステップS101において位置指令値p1が読み出される)が、他のアルゴリズムは同一である。
図3は、図1に類似する、本発明の第2の実施形態に係るサーボダイクッションの制御装置1′を示す図である。また図4は、図2に類似する、制御装置1′の作用を示すフローチャートである。第2の実施形態が第1の実施形態と異なる点は、図3に示すように、制御装置1′の補正手段22′が電流指令値を補正するのではなく速度指令手段14における力ゲインを補正する点であり、他の点は第1の実施形態と同様であってよい。従って第2の実施形態の説明はその点についてのみ行い、他の説明は省略する。
上述のように、第2の実施形態においては補正手段が力ゲインの値を変更する。すなわち、図4のステップS101′〜S104′は図2のステップS101〜S104と同様であるが、ステップS105′において、補正トルクを求める代わりに、スライド加速度a1を用いて力ゲインGp1を次式(4)により算出する。
Gp1=k2・Gp0・a1 (4)
ここでk2は所定の定数であり、Gp0は初期の力ゲインである。従来であれば、速度指令手段14において、力検出値と力指令値との差である力偏差に力ゲインGp0を乗じて速度指令V0が作成されるが、本発明では、スライド加速度に応じて変化するGp1を用いて補正された速度指令V1が作成され(ステップS106′)、さらに速度指令V1に基づいて補正された電流指令C1′が作成される(ステップS107′)。従ってこの場合もサーボモータ8を適切に制御することができる(ステップS108′)。以降、Gp1に基づいて速度指令V1が作成され、速度指令V1に基づいて電流指令の手順は従来と同様でよいが、力ゲインが変更されているので力ゲインに基づいて算出される速度指令値及び電流指令値も適宜変更されることになる。
なお第2の実施形態の変形例として、図5に部分的に示すように、電流指令手段14を、力偏差に定数を乗じる比例ゲインすなわち第1力ゲイン14aと、力偏差を積分してその積分値に定数を乗じる積分ゲインすなわち第2力ゲイン14bとを有する構成としてもよい。その場合補正手段22′は、第1及び第2力ゲイン14a及び14bのいずれか一方のみを補正してもよいし、双方を補正することもできる。
図6は、図1及び図3に類似する、本発明の第3の実施形態に係るサーボダイクッションの制御装置1″を示す図である。また図7は、図2及び図4に類似する、制御装置1″の作用を示すフローチャートである。第3の実施形態が他の実施形態と異なる点は、図6に示すように、制御装置1″の補正手段22″が電流指令手段18における速度ゲインを補正する点であり、他の点は第1又は第2の実施形態と同様であってよい。従って第3の実施形態の説明はその点についてのみ行い、他の説明は省略する。
図7に示すように、第3の実施形態においては、補正手段が速度ゲインの値を変更する。すなわち、図7のステップS101″〜S104″は図2のステップS101〜S104と同様であるが、ステップS105″において、スライド加速度a1を用いて、速度ゲインGv1を次式(5)により算出する。
Gv1=k3・Gv0・a1 (5)
ここでk3は所定の定数であり、Gv0は初期の速度ゲインである。従来であれば、電流指令手段18において、速度検出値と速度指令値との差である速度偏差に速度ゲインGv0を乗じて速度指令C0が作成されるが、本発明では、スライド加速度に応じて変化するGv1を用いて電流指令C1″が作成される(ステップS106″)。従ってこの場合もサーボモータ8を適切に制御することができる(ステップS107″)。
なお第3の実施形態において、補正手段22″は、第1及び第2速度ゲイン18a及び18bのいずれか一方のみを補正してもよいし、双方を補正することもできる。
上述の第1〜3の実施形態においてはいずれも、スライド位置を表わすデータとして位置検出値又は位置指令値のいずれかを使用することができる。しかし、実測値である位置検出値を使用する場合は、スライドとクッションパッドとが衝突したときの衝撃によってスライドの位置検出が不安定となり、加速度を算出するには不適切な検出値が得られてしまう場合が多い。従ってその場合には、衝突後から一定時間が経過するまで(検出値が安定するまで)は補正手段による補正が行われないようにすることが好ましい。
図8は、図2のフローチャートの変形例であって、スライドとクッションパッドとの衝突から一定時間が経過するまでは補正手段による補正を行わないようにするためのプロセスの一例について示すものである。
具体的には、ステップS104の後のステップS111において、スライドとダイクッションとが既に衝突した後か否かを判定する。衝突前であればダイクッションに圧力が生じていないので補正の必要はなく、故に補正トルクT1はゼロとなる(ステップS112)。衝突後の場合は、適当なカウンタを更新し(ステップS113)、次に更新されたカウンタ値が予め定めた閾値に達したか否かを判定する(ステップS114)。カウンタが閾値未満ならステップS112に進み、閾値以上なら上述のステップS105に進んで補正トルクT1を計算する。図8のフローチャートに基づく補正を行う制御装置によれば、衝突前及び衝突後の一定時間経過前までは補正手段による補正が行われず、不要又は不正確な補正を回避することができる。
なお本実施形態においては、スライドの加速度は位置検出値又は位置指令値を2階微分することにより求められるが、速度センサ等により得られたスライド速度検出値又はスライド速度指令値を1階微分して加速度を求めてもよい。あるいは、加速度センサ等の値をそのまま使用してももちろんよい。また補正手段が求めるゲイン補正値又は電流(トルク)補正値はスライド加速度に一次比例するものとして説明したが、ダイクッション機構の種々の形態に応じて加速度の二乗や平方根に比例するようにすることも当然可能である。
本発明に係る第1の実施形態の制御装置の機能ブロック図である。 第1の実施形態の制御装置の作用を示すフローチャートである。 本発明に係る第2の実施形態の制御装置の機能ブロック図である。 第2の実施形態の制御装置の作用を示すフローチャートである。 第2の実施形態の制御装置の電流指令手段の変形例を示す図である。 本発明に係る第3の実施形態の制御装置の機能ブロック図である。 第3の実施形態の制御装置の作用を示すフローチャートである。 図2のフローチャートの好適な変形例を示すフローチャートである。
符号の説明
1、1′、1″ 制御装置
4 スライド
6 ダイクッション
3、8 サーボモータ
10 力指令手段
12 力検出手段
14 速度指令手段
16 速度検出手段
18 電流指令手段
20 スライド位置検出手段
21 スライド位置指令手段
22 補正手段

Claims (8)

  1. プレス機械においてサーボモータを駆動源として前記プレス機械のスライドに対する力を生じさせるダイクッション機構の制御装置であって、
    前記ダイクッション機構と前記スライドとの間に生じさせるべき力指令値を含む力指令を作成する力指令手段と、
    前記ダイクッション機構と前記スライドとの間に生じている力を検出する力検出手段と、
    前記力指令値と前記力検出手段が検出した力検出値とに基づいて、前記サーボモータの速度指令値を含む速度指令を作成する速度指令手段と、
    前記サーボモータの速度を検出する速度検出手段と、
    前記速度指令値と前記速度検出手段が検出した速度検出値とに基づいて、前記サーボモータの電流指令値を含む電流指令を作成する電流指令手段と、
    前記スライドの加速度に応じて前記速度指令値及び前記電流指令値の少なくとも一方を補正する補正手段と、
    有する制御装置。
  2. 前記スライドの位置を検出するスライド位置検出手段をさらに有し、前記スライドの加速度は前記スライド位置検出手段により検出されたスライド位置検出値を2階微分して得られる、請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記スライドの位置指令を作成するスライド位置指令手段をさらに有し、前記スライドの加速度は前記スライド位置指令手段により出力されたスライド位置指令値を2階微分して得られる、請求項1に記載の制御装置。
  4. 前記補正手段は、前記スライドの加速度に定数を乗じた値を前記電流指令値に加算することにより前記電流指令値を補正する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の制御装置。
  5. 前記速度指令手段は、前記力指令値と前記力検出値との差から定められる力偏差に力ゲインを乗ずることにより前記速度指令を作成し、前記補正手段は、前記スライドの加速度に定数を乗じた値を前記力ゲインに乗ずることにより前記速度指令値を補正する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の制御装置。
  6. 前記速度指令手段は、前記力指令値と前記力検出値との差から定められる力偏差と第1力ゲインとの積に、前記力偏差の積分値と第2力ゲインとの積を加算することにより前記速度指令を作成し、前記補正手段は、前記スライドの加速度に定数を乗じた値を前記第1及び第2力ゲインの少なくとも一方に乗ずることにより前記速度指令値を補正する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の制御装置。
  7. 前記電流指令手段は、前記速度指令値と前記速度検出値との差から定められる速度偏差と第1速度ゲインとの積に、前記速度偏差の積分値と第2速度ゲインとの積を加算することにより前記電流指令を作成し、前記補正手段は、前記スライドの加速度に定数を乗じた値を前記第1及び第2速度ゲインの少なくとも一方に乗ずることにより前記電流指令値を補正する、請求項1〜3のいずれか1項に記載の制御装置。
  8. 前記補正手段は、前記スライドと前記ダイクッションとが衝突してから一定時間が経過してから前記速度指令値又は前記電流指令値の補正を開始する、請求項2又は請求項2に従属するときの請求項4〜7のいずれか1項に記載の制御装置。
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