JP4100967B2 - 光電気複合コネクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気配線や光配線の接続に用いられる光電気複合コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
電気配線や光配線を接続するために、電気コネクタ、光コネクタ、光電気複合コネクタが一般的に用いられる。これらのコネクタのうち、機器等の回路基板に取り付けて用いられるコネクタは、さらに機器等のケースに固定されることがある。
【0003】
従来の光電気複合コネクタについて、図面を用いて説明する。
【0004】
図5は、従来の光電気複合コネクタの一例を示す側面図である。図5において、1はハウジング部、2は端子、3は光リンク部保護ケースである。
【0005】
ハウジング部1は、ケース固定用の溝部11を有し、溝部11はその両側に壁部12、13を有する。また、ハウジング部1は、コネクタを回路基板に取り付ける際の位置決めの基準となる位置決めピン14と、端子2を固定する端子固定部15とを有する。さらに、ハウジング部1は、図示しない光リンク部の発光素子および受光素子を固定し光信号をガイドする図示しないガイド部を有する。
【0006】
また、溝部11を基準とした場合の壁部12の高さと壁部13の高さは、ほぼ等しくなっており、壁部12、13の溝部11側には、溝部11にケースを導入しやすくするために面取り部12a、13aが設けられている。
【0007】
光リンク部保護ケース3は、図示しない光リンク部を保護するものである。また、光リンク部保護ケース3は、回路基板取り付け用のピン31を有し、図示しない光リンク部は、回路基板と接続するための光リンク部端子32を有する。
【0008】
次に、従来の光電気複合コネクタに機器等のケースを取り付ける方法および取り付け状態を説明する。図6は、図5のコネクタへの機器等のケースの取り付け状態を示す側面図であり、(a)はケースの導入状態を、(b)はケースが取り付けられた状態をそれぞれ示すものである。
【0009】
図6に示すように、回路基板5に取り付けられたコネクタのハウジング部1に垂直な方向からケース4を導入することにより、溝部11にケース4が固定される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の光電気複合コネクタにケースを取り付ける際、図6(a)のようにハウジング部1に垂直な方向からケースを導入する必要があり、場合によってはケースの取り付けに困難を伴うことがある。
【0011】
また、壁部12、13の面取り部12a、13aは、壁部12、13の高さの実効値を下げる効果があり、場合によっては十分にケースを固定できなくなることがある。
【0012】
そこで、本発明では、上記課題を解決するため、機器等のケースの取り付けが容易となる光電気複合コネクタを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明における請求項1の発明は、回路基板に取り付けて用いられる光電気複合コネクタにおいて、前記光電気複合コネクタは、回路基板に取り付けられ、さらにケースに固定され、ハウジング部、端子、光リンク部保護ケースを備え、ハウジング部は、コネクタを回路基板に取り付ける際の位置決めの基準となる位置決めピンと、端子を固定する端子固定部とを備え、光リンク部保護ケースは、回路基板取り付け用のピンを備え、前記光電気複合コネクタのハウジング部にはケース固定用の溝部が設けられており、前記溝部の両側の壁部の高さが異なっており、一方の壁部をもう一方の壁部よりケースの厚さに相当する分だけ高くして、一方の壁部の高さとケースの上面の高さがほぼ一致し、溝部がハウジング部の外周方向に沿って連続的に形成されていることにより、壁部側からケースを溝部へ導入することが可能であり、ケースとハウジング部との隙間から粉塵等が機器等の内部に侵入することを防止できることを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図面を用いて説明する。なお、図5および図6に示された記号と同様の記号については説明を省略する。
【0015】
まず、第1の実施形態について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態の一例を示す側面図である。
【0016】
図2は、図1の光電気複合コネクタへの機器等のケースの取り付け状態を示す側面図であり、(a)はケースの導入状態を、(b)はケースが取り付けられた状態をそれぞれ示すものである。
【0017】
図1および図2において、壁部12は壁部13より高くなっている。このことにより、溝部11に垂直な方向からのほか、図2(a)のように壁部13側からもケースを溝部11へ導入することが可能となり、溝部11へのケース4の取り付けが容易となる。
【0018】
また、壁部12が壁部13より高くなっていることにより、壁部12、13の溝部11側に設けられる面取り部を必要最小限にすることが可能となり、壁部13の高さはケース4を溝部11に固定するために必要最小限の高さとすることができる。なお、図1および図2には、面取り部が形成されない例を示している。
【0019】
さらに、壁部12を壁部13よりケースの厚さに相当する分だけ高くすることにより、壁部12の高さとケース4の上面の高さがほぼ一致し、機器等の小型化を図ることが可能となる。
【0020】
なお、第1の実施形態において、溝部11はハウジング部1の外周方向に沿って連続的に形成されていることが望ましい。図1および図2は、溝部11がハウジング部1の外周方向に沿って連続的に形成されている状態を示しているが、この構成により、ケース4とハウジング部1との隙間から粉塵等が機器等の内部に侵入することを効率よく防止し、精密機器に適用可能な防塵効果を発揮させることが可能となる。
【0021】
次に、第2の実施形態について説明する。図3は、本発明の第2の実施形態の一例を示す側面図である。
【0022】
図4は、図3の光電気複合コネクタへの機器等のケースの取り付け状態を示す側面図であり、(a)はケースの導入状態を、(b)はケースが取り付けられた状態をそれぞれ示すものである。
【0023】
図3および図4において、壁部12は壁部13より低くなっている。このことにより、溝部11に垂直な方向からのほか、図4(a)のように壁部12側からもケース4を溝部11へ導入することが可能となり、溝部11へのケース4の取り付けが容易となる。
【0024】
また、壁部12、13の溝部11側に設けられる面取り部を必要最小限にすることが可能となり、ケース4を溝部11に十分に固定することができる。なお、図3および図4には、面取り部が形成されない例を示している。
【0025】
さらに、壁部12を壁部13より低くすることにより、装置の美観を損ねることなくケース4を溝部11に十分に固定することができる。
【0026】
なお、第2の実施形態において、第1の実施の形態と同様に、溝部11はハウジング部1の外周方向に沿って連続的に形成されていることが望ましい。図3および図4は、溝部11はハウジング部1の外周方向に沿って連続的に形成されている状態を示しているが、この構成により、ケース4とハウジング部1との隙間から粉塵等が機器等の内部に侵入することを効率よく防止することができ、精密機器に適用可能な防塵効果を発揮させることが可能となる。
【0027】
以上、本発明の実施の形態を具体例を挙げて説明したが、本発明の実施の形態は上述したものに限られず、特許請求の範囲に記載された範囲内において、適宜変更することが可能であることはいうまでもない。
【0028】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明によれば、回路基板に取り付けて用いられる光電気複合コネクタにおいて、前記光電気複合コネクタは、回路基板に取り付けられ、さらにケースに固定され、ハウジング部、端子、光リンク部保護ケースを備え、ハウジング部は、コネクタを回路基板に取り付ける際の位置決めの基準となる位置決めピンと、端子を固定する端子固定部とを備え、光リンク部保護ケースは、回路基板取り付け用のピンを備え、前記光電気複合コネクタのハウジング部にはケース固定用の溝部が設けられており、前記溝部の両側の壁部の高さが異なっており、一方の壁部をもう一方の壁部よりケースの厚さに相当する分だけ高くして、一方の壁部の高さとケースの上面の高さがほぼ一致し、溝部がハウジング部の外周方向に沿って連続的に形成されていることにより、壁部側からケースを溝部へ導入することが可能であり、ケースとハウジング部との隙間から粉塵等が機器等の内部に侵入することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の一例を示す側面図である。
【図2】図1のコネクタへの機器等のケースの取り付け状態を示す側面図であり、(a)はケースの導入状態を、(b)はケースが取り付けられた状態をそれぞれ示すものである。
【図3】本発明の第2の実施形態の一例を示す側面図である。
【図4】図3のコネクタへの機器等のケースの取り付け状態を示す側面図であり、(a)はケースの導入状態を、(b)はケースが取り付けられた状態をそれぞれ示すものである。
【図5】従来のコネクタの一例を示す側面図である。
【図6】図5のコネクタへの機器等のケースの取り付け状態を示す側面図であり、(a)はケースの導入状態を、(b)はケースが取り付けられた状態をそれぞれ示すものである。
【符号の説明】
1 ハウジング部
2 端子部
3 光リンク部保護ケース
4 ケース
5 基板
11 溝部
12、13 壁部
12a、13a 面取り部
14 位置決めピン
15 端子固定部
31 ピン
32 光リンク部端子
Claims (1)
- 回路基板に取り付けて用いられる光電気複合コネクタにおいて、前記光電気複合コネクタは、回路基板に取り付けられ、さらにケースに固定され、ハウジング部、端子、光リンク部保護ケースを備え、ハウジング部は、コネクタを回路基板に取り付ける際の位置決めの基準となる位置決めピンと、端子を固定する端子固定部とを備え、光リンク部保護ケースは、回路基板取り付け用のピンを備え、前記光電気複合コネクタのハウジング部にはケース固定用の溝部が設けられており、前記溝部の両側の壁部の高さが異なっており、一方の壁部をもう一方の壁部よりケースの厚さに相当する分だけ高くして、一方の壁部の高さとケースの上面の高さがほぼ一致し、溝部がハウジング部の外周方向に沿って連続的に形成されていることにより、壁部側からケースを溝部へ導入することが可能であり、ケースとハウジング部との隙間から粉塵等が機器等の内部に侵入することを防止できることを特徴とする光電気複合コネクタ。
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JP2002163087A JP4100967B2 (ja) | 2002-06-04 | 2002-06-04 | 光電気複合コネクタ |
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