JP4100199B2 - ディジタル放送波中継方法、送信機及び受信機 - Google Patents

ディジタル放送波中継方法、送信機及び受信機 Download PDF

Info

Publication number
JP4100199B2
JP4100199B2 JP2003065493A JP2003065493A JP4100199B2 JP 4100199 B2 JP4100199 B2 JP 4100199B2 JP 2003065493 A JP2003065493 A JP 2003065493A JP 2003065493 A JP2003065493 A JP 2003065493A JP 4100199 B2 JP4100199 B2 JP 4100199B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
frequency
local oscillation
digital broadcast
wave
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003065493A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004274610A (ja
Inventor
則親 大見
紀之 多湖
洋侍 岡田
満 平川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority to JP2003065493A priority Critical patent/JP4100199B2/ja
Publication of JP2004274610A publication Critical patent/JP2004274610A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4100199B2 publication Critical patent/JP4100199B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディジタル放送波信号を中継するディジタル放送波中継方法、並びにその方法を利用するディジタル放送波中継用送信機及び受信機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
地上波ディジタル放送において、マイクロ波中継を行う中継局は、放送波周波数帯からマイクロ波帯に変換して、アンテナより放射する。
前記中継局においては、放送波を周波数変換するときに、局部発振器が必要になる。周波数変換時に、局部発振器の周波数精度がそのまま搬送波に乗り移って、搬送波の周波数精度が劣化する。
【0003】
特に、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex) 変調方式を用いた放送波では、搬送波の周波数精度が要求されるので、局部発振器として位相雑音の少ない周波数精度の高いものが要求される。
また、従来、受信機側で搬送波周波数精度の劣化を保障する提案もなされている。この方法は、OFDM復調部で高速フーリエ変換された後の周波数領域で、常に固定位置に挿入されている一部の信号の、位置の誤差を検出して、全搬送波に共通な位相雑音を検出し、これを打ち消す補正をシンボルごとに行い、位相雑音を抑圧している。
【0004】
【非特許文献1】
三木信之「地上デジタルテレビジョン放送の伝送特性」放送技術5,第173〜179頁(2001)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、局部発振器として位相雑音の少ない周波数精度の高いものを用意すれば、コストが上がり、またその維持管理にも手間がかかる。
受信機側で対応するには、受信機の回路構成が複雑になり、これもコストの上昇につながる。
そこで、本発明は、局部発振器に周波数精度の高いものを要求せず、送信機、受信機ともに簡単な回路構成で、中継搬送波の周波数精度を良好に保持することのできるディジタル放送波中継方法、送信機及び受信機を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
局部発振器の局部発振信号の周波数をfaと書く。
本発明のディジタル放送波中継方法は、局部発振器で発振される局部発振信号の周波数faをM倍(Mは1より大きな定数)に逓倍し、ディジタル放送波信号と、前記M倍に逓倍された局部発振信号とを混合して、中間周波信号を作り、前記局部発振信号の周波数をN倍(N>M)に逓倍して搬送波を作り、前記中間周波信号と前記局部発振信号とを合波した信号と、前記搬送波とを混合して、この混合された信号を中継波として送信し、この中継波に含まれる前記混合された信号に基づいて、中間周波信号と、局部発振信号とを作り、局部発振信号の周波数をM倍に逓倍し、前記M倍に逓倍された信号と、中間周波信号とから、ディジタル放送波信号を再現する方法である(請求項1)。
【0007】
前記の構成によれば、送信側は、中間周波信号と、周波数faの局部発振信号とが含まれる信号を作り、それを搬送波周波数に変換して送信するので、送信される中継波には、周波数Nfaの搬送波信号とともに、それより中間周波数だけ高い中間周波信号と、周波数faだけ高い周波数(N+1)faの信号とが含まれている。受信側では、これらの信号を混合することにより、中間周波信号を再現するとともに、周波数faの局部発振信号を再現することができる。そこで、Mは定数として設定された数であるので既知であるから、局部発振信号の周波数をM倍に逓倍し、そのM倍に逓倍された信号と、中間周波信号とから、ディジタル放送波信号を再現することができる。
【0008】
前記Mは、ディジタル放送波信号の周波数から前記局部発振信号の周波数faを引いた周波数を、前記局部発振信号の周波数faで割った値よりも大きく、かつ前記Mは、ディジタル放送波信号の周波数を、前記局部発振信号の周波数faで割った値よりも小さな定数であれば(請求項2)、中間周波信号の信号が、周波数Nfaの搬送波信号と、それより周波数faだけ高い周波数(N+1)faの信号との間に入ることが保証される。
【0009】
前記局部発振信号の周波数faは、ディジタル放送波信号の周波数帯域の2倍よりも高い周波数であることが好ましい(請求項3)。送信される中継波には、周波数Nfaの搬送波信号とともに、それより中間周波数だけ高い中間周波信号と、周波数faだけ高い周波数(N+1)faの信号とが含まれているので、その周波数帯幅は、faとなっている。この周波数帯幅faの中に、ディジタル放送波信号の帯域を2つ包含可能であることが好ましいからである。その理由は、受信側で信号を混合して、中間周波信号と、周波数faの局部発振信号とを再現するときに、周波数0からfaまでの間の帯域に、中間周波信号とともにそのイメージ信号が入るからである。なお、このイメージ信号はフィルタで取り除けばよい。
【0010】
前記局部発振信号の周波数faの上限は発明の実施上規定されないが、周波数faが増大するほど中継波の占有帯域幅が広がるので、周波数の有効利用の観点から、制限することが好ましい。
本発明のディジタル放送波中継用送信機は、前記ディジタル放送波中継方法に用いられ、局部発振信号を発振する局部発振器と、局部発振器で発振される局部発振信号に基づいて、周波数逓倍された信号を作り出す非線形回路と、周波数逓倍された信号から、周波数M倍に逓倍された信号を取り出す第1のフィルタ回路と、周波数N倍に逓倍された搬送波信号を取り出す第2のフィルタ回路と、ディジタル放送波信号と、前記M倍に逓倍された信号とを混合して、中間周波信号を作る第1の混合器と、前記局部発振信号を第1の所定時間遅延させる第1の遅延回路と、前記中間周波信号と、第1の所定時間遅延された前記局部発振信号とを合波する合波回路と、前記周波数N倍に逓倍された搬送波信号を第2の所定時間遅延させる第1の遅延回路と、合波回路によって合波された信号と、第2の所定時間遅延された周波数N倍に逓倍された前記搬送波信号とを混合する第2の混合器とを備え、この混合された信号を中継波として送信するものである(請求項4)。
【0011】
前記の構成によれば、中間周波信号と、周波数faの局部発振信号とを合波した信号を作り、それを搬送波周波数に変換して送信するので、送信される中継波には、周波数Nfaの搬送波信号とともに、それより中間周波数だけ高い中間周波信号と、周波数faだけ高い周波数(N+1)faの信号とが含まれている。受信側では、これらの信号を混合することにより、中間周波信号を再現するとともに、周波数faの局部発振信号を再現し、再現された局部発振信号の周波数をM倍に逓倍し、そのM倍に逓倍された信号と、中間周波信号とから、ディジタル放送波信号を再現することができる。
【0012】
また、本発明のディジタル放送波中継用受信機は、ディジタル放送波中継方法に用いられる受信機であって、ディジタル放送中継波に含まれる信号が、搬送波と、搬送波に乗ったディジタル放送波の中間周波信号と、搬送波よりも送信機の局部発振信号の周波数だけ高い信号であり、ディジタル放送中継波に含まれる前記各信号に基づいて、中間周波信号と、局部発振信号とが含まれる信号を作り出す非線形回路と、非線形回路の出力信号から、中間周波信号を取り出す第1のフィルタ回路と、局部発振信号を取り出す第2のフィルタ回路と、中間周波信号を遅延させる遅延回路と、局部発振信号の周波数をM倍に逓倍する回路と、前記M倍に逓倍された信号と、中間周波信号とを混合することによってディジタル放送波信号を再現するための混合器とを備える(請求項5)。
【0013】
ディジタル放送中継波に含まれる信号が、搬送波と、搬送波に乗ったディジタル放送波の中間周波信号と、搬送波の周波数よりも送信機の局部発振信号の周波数faだけ高い信号であるので、受信したディジタル放送中継波に含まれる前記信号に基づいて、中間周波信号と、周波数faの局部発振信号とを再現することができる。局部発振信号の周波数をM倍(Mは、送信機で設定された定数)に逓倍し、前記M倍に逓倍された信号と、中間周波信号とを混合することによってディジタル放送波信号を再現することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、中継局の送信機1の構成を示すブロック図である。送信機1は、周波数faの局部発振信号を作る局部発振器11、局部発振器11からの局部発振信号を受けてより高い周波数を含む非線形信号を作り出す2ポートの非線形回路12、非線形信号から所定周波数成分Mfa,Nfaの信号を取り出すバンドパスフィルタ13,14、及び2つの遅延回路15,16を有する。なお、図1において各種増幅器が存在するが、図示を省略している(図3においても同じ)。
【0015】
前記「非線形回路」とは、入力信号iと出力信号Oとの関係が、
O=a0+a1i+a22+a33+・・・
のように非線形の関係で表される回路をいう。具体的には、ダイオードの比較的電流の少ない湾曲部、トランジスタのベース電圧対コレクタ電流特性、FETのゲート電圧対ドレイン電流特性などを利用する。
送信機1に入力されるOFDM放送波は、混合器17によって、周波数Mfaの信号と混合され中間周波信号に変換される。中間周波信号は、バンドパスフィルタ18を通して、合波器19によって、周波数faの局部発振信号と合波される。このとき、局部発振信号は遅延回路15によって遅延されているが、この遅延時間は、局部発振器11から発振された局部発振信号が、2ポートの非線形回路12、バンドパスフィルタ13、混合器17、バンドパスフィルタ18を通過する間に受ける遅延時間と同じ時間に設定されている。
【0016】
さらに合波された信号は、混合器20によって、周波数成分Nfaの信号と混合される。このとき、局部発振信号は遅延回路16によって遅延されているが、この遅延時間は、2ポートの非線形回路12から出力された局部発振信号が、バンドパスフィルタ13、混合器17、バンドパスフィルタ18、合波器19を通過する間に受ける遅延時間から、バンドパスフィルタ14を通過する間に受ける遅延時間を引いた時間に設定されている。混合器20から出力される信号は、バンドパスフィルタ21を通してアンテナから放射される。
【0017】
図2は、周波数faの局部発振信号、OFDM放送波などの周波数スペクトル図である。縦軸は信号電力、横軸は周波数を表す。OFDM放送波は、帯域の広がりを持ち、その中心周波数をfcで表す。周波数faの局部発振信号は、前記2ポートの非線形回路12で非線形処理され、図2(a)に示すように、バンドパスフィルタによって周波数Mfaの信号が取り出される。周波数Mfaの範囲は、周波数faより大きくOFDM放送波の周波数fcを超えないように、fa<Mfa<fcで規定される。 すなわち、
1<M<(fc/fa)
その周波数Mfaの信号とOFDM放送波とが混合器17によって混合されて、図2(b)に示すように中間周波数fc−Mfaの中間周波信号が生成される。
【0018】
この中間周波数fc−Mfaの中間周波信号は、合波器19により周波数faの信号と合波される。
この場合、中間周波数fc−Mfaの範囲は、周波数faを超えないように、0<fc−Mfa<faで規定される。すなわち、
[(fc−fa)/fa]<M<(fc/fa)
この結果、図2(c)に示すように中間周波数fc−Mfaの信号と周波数faの信号とが並存する状態となる。これらの信号は、混合器20によって、周波数成分Nfaの信号と混合される結果、周波数成分Nfaの信号と、周波数Nfa+(fc−Mfa)の信号と、周波数(N+1)faの信号が発生し、バンドパスフィルタ21を通してアンテナから放射される。アンテナから放射されるマイクロ波の占有帯域幅は、(N+1)fa−Nfa=faとなり、局部発振器の周波数faに等しくなる。
【0019】
ここで、数値設計例を掲げる。OFDM放送波として473MHz(17ch)、帯域が±3MHz合計6MHzの信号を中継することを想定する。fa=18MHzの局部発振器を用いる場合、M=473/18=26とすれば、中間周波数fc−Mfa=473−26×18=5MHzの信号を作ることができる。中間周波信号の帯域は6MHzであり、5MHz±3MHz=2〜8MHzの間に存在する。中継するマイクロ波周波数が3.6GHzであれば、Nを、3600/18=200に設定する。
【0020】
図3は、中継局の受信機2の構成を示すブロック図である。受信機2は、中継されてきた周波数Nfa,Nfa+(fc−Mfa),(N+1)faの3つの信号を通過させる帯域を持ったバンドパスフィルタ23と、これらの信号に非線形歪を与える2ポートの非線形回路24と、非線形信号から中間周波数帯(fc−Mfa)の信号及び周波数faの信号をそれぞれ取り出すバンドパスフィルタ25,26と、遅延回路27と、周波数faをM倍に逓倍する逓倍器28とを有する。
【0021】
前記周波数Nfa,Nfa+(fc−Mfa),(N+1)faの3つの信号は、非線形回路24によって互いに混合される。(1)周波数Nfaの信号とNfa+(fc−Mfa)の信号との混合によって、(fc−Mfa)の中間周波信号が作られる。(2) 周波数Nfa+(fc−Mfa)の信号と(N+1)faの信号との混合によって、周波数fa−(fc−Mfa)の信号が作られる。さらに(3) 周波数Nfaの信号と周波数(N+1)faの信号との混合によって周波数faの信号が作られる。
【0022】
図4(a)は、非線形回路24によって作られた前記3つの信号の周波数スペクトル図である。縦軸は信号電力、横軸は周波数を表す。図に示されるように、中間周波信号と周波数fa−(fc−Mfa)のイメージ信号とは、占有帯域幅0〜faの中に、互いに重なることなく存在している。
前述した数値例を使えば、中間周波信号の周波数は5MHz、周波数fa−(fc−Mfa)のイメージ信号は18−5=13MHzとなる。中間周波信号は2〜8MHz、イメージ信号は13MHz±3MHz=10〜16MHzとなり、2つの信号が、帯域fa=18MHzの中に重複することなく存在できる。
【0023】
バンドパスフィルタ25は、(fc−Mfa)の中間周波数信号を通過させ、前記周波数fa−(fc−Mfa)の信号と周波数faの信号をカットする。バンドパスフィルタ26は、周波数faの信号を通過させる。このバンドパスフィルタ26を通過した周波数faの信号は、逓倍器28によりM倍に逓倍され、周波数Mfaの信号となる。これらの信号を、図4(b)に示す。
最後に、混合器29によって、周波数(fc−Mfa)の中間周波信号と、周波数Mfaの信号とが混合され、図4(c)に示すように、周波数fcのOFDM信号が取り出される。
【0024】
次に、本発明の位相雑音の相殺効果について説明する。送信機1において放射される周波数成分Nfaの信号は、上に説明したように、中間周波信号(fc−Mfa)を作るのに使用される。周波数Nfaの信号と周波数(N+1)faの信号とから作られた周波数faの信号はM倍に逓倍され、逓倍された後、周波数fcのOFDM信号を作るのに使用される。
このように、受信機2は、受信機2内に局部発振器をもたず、中継されてきた電波に含まれる信号に基づいて周波数変換しているため、送信機1の局部発振器から搬送波に乗り移った位相雑音を、受信機2で相殺することができる。
【0025】
以上で、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の実施は、前記の形態に限定されるものではない。例えば、前述した数値例は一例であり、本発明がこれに限定されないことはいうまでもない。その他、本発明の範囲内で種々の変更を施すことが可能である。
【0026】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、ディジタル放送中継波を受信するときに、受信機内に局部発振器をもつ必要はなく、中継されてきた電波に含まれる信号に基づいて周波数変換するため、送信機の局部発振器から搬送波に乗り移った位相雑音を相殺することができる。したがって、送信機の局部発振器に周波数精度の高いものを要求せず、送信機、受信機ともに簡単な回路構成で、中継搬送波の周波数精度を良好に保持することができ、放送波の画質、音質の劣化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】中継局の送信機1の構成を示すブロック図である。
【図2】周波数faの局部発振信号、OFDM放送波などの周波数スペクトル図である。
【図3】中継局の受信機2の構成を示すブロック図である。
【図4】 (a)は非線形回路によって作られた3つの信号の周波数スペクトル図、(b)はバンドパスフィルタを通過した信号の周波数スペクトル図、(c)は取り出されたOFDM信号の図である。
【符号の説明】
1 送信機
2 受信機
11 局部発振器
12 2ポートの非線形回路
13,14 バンドパスフィルタ
15,16 遅延回路
17 混合器
18 バンドパスフィルタ
19 合波器
20 混合器
21 バンドパスフィルタ
23 バンドパスフィルタ
24 2ポートの非線形回路
25,26 バンドパスフィルタ
27 遅延回路
28 逓倍器
29 混合器

Claims (5)

  1. 局部発振器で発振される局部発振信号の周波数をM倍(Mは1より大きな実数で定数)に逓倍し、
    ディジタル放送波信号と、前記M倍に逓倍された局部発振信号とを混合して、中間周波信号を作り、
    前記局部発振信号の周波数をN倍(N>M)に逓倍して搬送波を作り、
    前記中間周波信号と前記局部発振信号とを合波した信号と、前記搬送波とを混合して、この混合された信号を中継波として送信し、
    この中継波に含まれる前記混合された信号に基づいて、中間周波信号と、局部発振信号とを作り、
    局部発振信号の周波数をM倍に逓倍し、
    前記M倍に逓倍された信号と、中間周波信号とから、ディジタル放送波信号を再現することを特徴とするディジタル放送波中継方法。
  2. 前記Mは、ディジタル放送波信号の周波数から前記局部発振信号の周波数を引いた周波数を、前記局部発振信号の周波数で割った値よりも大きく、かつ前記Mは、ディジタル放送波信号の周波数を、前記局部発振信号の周波数で割った値よりも小さな定数である請求項1記載のディジタル放送波中継方法。
  3. 前記局部発振信号の周波数は、ディジタル放送波信号の周波数帯域幅の2倍よりも高い周波数であることを特徴とする請求項1記載のディジタル放送波中継方法。
  4. 請求項1記載のディジタル放送波中継方法に用いられる送信機であって、
    局部発振信号を発振する局部発振器と、
    局部発振器で発振される局部発振信号に基づいて、周波数逓倍された信号を作り出す非線形回路と、
    周波数逓倍された信号から、周波数M倍に逓倍された信号を取り出す第1のフィルタ回路と、周波数N倍に逓倍された搬送波信号を取り出す第2のフィルタ回路と、
    ディジタル放送波信号と、前記M倍に逓倍された信号とを混合して、中間周波信号を作る第1の混合器と、
    前記局部発振信号を第1の所定時間遅延させる第1の遅延回路と、
    前記中間周波信号と、第1の所定時間遅延された前記局部発振信号とを合波する合波回路と、
    前記周波数N倍に逓倍された搬送波信号を第2の所定時間遅延させる第1の遅延回路と、
    合波回路によって合波された信号と、第2の所定時間遅延された周波数N倍に逓倍された前記搬送波信号とを混合する第2の混合器とを備え、
    この混合された信号を中継波として送信することを特徴とするディジタル放送波中継用送信機。
  5. 請求項1記載のディジタル放送波中継方法に用いられる受信機であって、
    ディジタル放送中継波に含まれる信号が、搬送波と、搬送波に乗ったディジタル放送波の中間周波信号と、搬送波よりも送信機の局部発振信号の周波数だけ高い信号であり、
    ディジタル放送中継波に含まれる前記各信号に基づいて、中間周波信号と、局部発振信号とが含まれる信号を作り出す非線形回路と、
    非線形回路の出力信号から、中間周波信号を取り出す第1のフィルタ回路と、局部発振信号を取り出す第2のフィルタ回路と、
    中間周波信号を遅延させる遅延回路と、
    局部発振信号の周波数をM倍に逓倍する回路と、
    前記M倍に逓倍された信号と、中間周波信号とを混合することによってディジタル放送波信号を再現するための混合器とを備えることを特徴とするディジタル放送波中継用受信機。
JP2003065493A 2003-03-11 2003-03-11 ディジタル放送波中継方法、送信機及び受信機 Expired - Fee Related JP4100199B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003065493A JP4100199B2 (ja) 2003-03-11 2003-03-11 ディジタル放送波中継方法、送信機及び受信機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003065493A JP4100199B2 (ja) 2003-03-11 2003-03-11 ディジタル放送波中継方法、送信機及び受信機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004274610A JP2004274610A (ja) 2004-09-30
JP4100199B2 true JP4100199B2 (ja) 2008-06-11

Family

ID=33126500

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003065493A Expired - Fee Related JP4100199B2 (ja) 2003-03-11 2003-03-11 ディジタル放送波中継方法、送信機及び受信機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4100199B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4611842B2 (ja) * 2005-08-24 2011-01-12 シャープ株式会社 リピータ装置
CN101895357B (zh) * 2010-07-12 2012-05-30 上海新干通通信设备有限公司 可切入紧急告警语音信号的多频调频广播系统
WO2019107105A1 (ja) 2017-11-30 2019-06-06 株式会社村田製作所 無線通信装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004274610A (ja) 2004-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8224276B2 (en) Method and arrangement for signal processing in a receiver that can be tuned to different carriers
EP0968570A1 (en) A multi-carrier radio system and radio transceiver implementation
JP6009251B2 (ja) ミリ波送信モジュール、およびミリ波送信装置
JP2001230695A (ja) 無線機及びそれに使用する周波数変換方法
JP2012138769A (ja) 電子チューナおよびそれを用いた電子機器
JP4100199B2 (ja) ディジタル放送波中継方法、送信機及び受信機
JPH1098409A (ja) 無線回路
JP2000092142A (ja) データ伝送方式
KR101233763B1 (ko) 광대역 위상 편이 디바이스
JPWO2002069512A1 (ja) 周波数変換回路および通信装置
JP2009094958A (ja) 再送信装置及び再送信方法
JP4138639B2 (ja) マイクロ波帯無線通信システムおよび電子機器
JP2002290373A (ja) 遅延プロファイル測定回路とこの回路を用いたofdm中継装置、ofdm復調回路及びofdm送信モニタ回路
JP3562994B2 (ja) Ofdm受信装置
JP2004304288A (ja) 通信妨害装置及び通信妨害方法
Su et al. System design considerations of highly-integrated DAB receiver RF front-end
JPH11205280A (ja) 送信装置および受信装置
JP2003060997A (ja) デジタル放送再送信装置
JP2682451B2 (ja) スペクトラム抑圧装置及び方法
JP2001148636A (ja) 高周波受信機
KR100732885B1 (ko) 갭 필러의 위상 잡음 감소장치
JPH11127476A (ja) 無線通信システム
JP2009188730A (ja) 受信装置
JP3134801B2 (ja) 共用受信機
KR20060034937A (ko) 고속패킷 전송시스템에서의 기지국과 중계국간 동기신호공급장치 및 그 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080218

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080310

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110328

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees