JP4099690B2 - 自動焦点調整機能付き原稿読取装置 - Google Patents

自動焦点調整機能付き原稿読取装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機又はファクシミリ装置等において、原稿を載置するプラテンガラスの表面からのオフセット(浮き)が生じやすい書籍等の原稿を読み取る場合に、オフセット量に応じて光路長を自動的に調整し、焦点合わせを行うことのできる自動焦点調整機能付き原稿読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機やファクシミリ装置等の原稿読取装置において、原稿を載置するプラテンガラスを介して上記原稿を照射し、反射光をCCD(Charge Coupled Device)等の受光部で受光することにより、原稿を読み取るようにしたものが多用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、書籍等の綴じ代を有する原稿を読み取る場合、綴じ代の周辺部でプラテンガラスに対する原稿の浮きが生じるため、綴じ代の周辺部を読み取る際に原稿面からミラー等を介して受光部に至る光路長が設定値より長くなる。そのため、受光部上で光学系の焦点が合わなくなり、読取画像が不鮮明になる問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記の課題を解決するため、原稿のオフセット量に応じて光路長を自動的に調整して焦点合わせを行うことのできる自動焦点調整機能付き原稿読取装置を提供することを目的とする。
【0005】
そのため、本発明の請求項1の自動焦点機能付き原稿読取装置は、原稿を載置する透光性板材を介して記原稿を照射する光源と、前記原稿からの反射光を受光する受光部と、前記透光性板材からの前記原稿のオフセット量を検出する原稿オフセット量検出部と、検出された前記原稿のオフセット量に基づいて前記原稿から前記受光部までの光路長を調整する光路長調整部とを備えた自動焦点調整機能付き原稿読取装置であって、前記原稿オフセット量検出部は、前記透光性板材を介して前記原稿にレーザー光を照射するレーザー発信部と、前記レーザー光の反射光を検出する検出部とを備えるとともに、前記透光性板材の下方で水平方向に移動可能に配置され、前記透光性板材は、その上面における前記原稿オフセット量検出部の移動範囲に前記レーザー発信部からのレーザー光の一部を透過させ、前記レーザー光の他の一部を反射させる金属蒸着膜が形成され、前記検出部は、前記レーザー光の前記金属蒸着膜からの反射光と前記原稿からの反射光とを検出し、前記オフセット量は、前記検出部により検出された前記両反射光の間の距離から計測され、前記光路調整部は、前記原稿から前記受光部までの光路長を前記オフセット量だけ短くすることにより前記光路長を一定に保つように調整することを特徴とするものである。
【0007】
請求項の自動焦点機能付き原稿読取装置は、請求項1の構成において、記オフセット量検出部は、記光源に対して所定量先行前記透光性板材からの前記原稿のオフセット量を検出することを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。まず、本実施の形態のファクシミリ装置装置F(自動焦点調整機能付き原稿読み取り装置)の全体構成につき簡単に説明する。図1に示すように、このファクシミリ装置Fは、CPU(中央処理装置)等からなる制御部1を備えている。制御部1には、ROM(Read Only Memory)2、RAM(Random Access Memory)3、画像メモリ4、モデム5、回線接続部としてのNCU(Network Control Unit)6、表示部7、操作部8、読取部9及び記録部10がバスラインにより各々接続されている。
【0009】
上記ROM2には、ファクシミリ装置F全体を制御するプログラム等が予め記憶されている。なお、ROM2に代えて、フラッシュメモリ等の書換え可能な不揮発性メモリを使用してもよい。一方、RAM3には、制御部1による制御に必要な各種データ、例えば、モデム5により設定されたデータレート等が一時記憶されるようになっている。
【0010】
画像メモリ4には、後述の読取部9で読み取られた原稿の画像データが一時的に蓄積されるようになっている。モデム5は、送受信データの変復調、具体的には送信データを音声帯域信号に変調してNCU6を介して公衆回線網Lに送出する一方、公衆回線網LからNCU6を介して受信した音声帯域信号をディジタル信号に復調するための装置である。
【0011】
NCU6は、公衆回線網Lとファクシミリ装置Fとの接続を制御するとともに、相手先のファクシミリ番号に応じたダイヤルパルスを送出する機能及び着信を検出する機能を備えている。
【0012】
図2に示すように、読取部9は、ファクシミリ装置Fの上面で略水平に延び、原稿11が載置されるプラテンガラス12(透光性板材)と、プラテンガラス12の内側(下方)で各々水平方向への往復移動自在に配置された光源ユニット13及びミラーユニット14と、プラテンガラス12の内側の定位置に各々配置されたレンズ15及びCCDセンサ16(受光部)とを備えている。なお、プラテンガラス12は、図示しないプラテンカバーにより開閉自在に覆われるようになっている。
【0013】
図3にも示すように、光源ユニット13は、プラテンガラス12の幅方向の略全域に渡って延びている。この光源ユニット13は、原稿11を照射する光源17と、原稿11からの反射光をミラーユニット14側へ反射する第1反射ミラー18と、後述する原稿オフセット量検出装置20(原稿オフセット量検出部)とを同一の支持部材21上に取り付けてユニット化したものである。
【0014】
光源17としては、例えば、適宜個数の発光ダイオードや冷陰極管等を使用することができる。なお、原稿オフセット量検出装置20は、支持部材21の一端部に配置されるとともに、原稿11の走査時における光源ユニット13の移動方向(図2、図3の右方向)に見て光源17より前方側に配置されている。
【0015】
図2において、上記ミラーユニット14は、上記第1反射ミラー18からの反射光を略直角下向きに反射する第2反射ミラー22と、第2反射ミラー22からの反射光を水平方向の後方側へ反射する第3反射ミラー23とを一体的に設けた複合ミラー24と、支持部材25と、複合ミラー24を支持部材25に対して前後方向へ所定量だけ移動させるアクチュエータ26とを備えている。
【0016】
上記アクチュエータ26は、詳細には図示しないが、例えば、双方向への回転可能なモーターと、該モーターの回転に伴って相対移動可能に螺合された雄ねじ及び雌ねじとからなる。また、上記レンズ15は第3反射ミラー23からの反射光の光路中に配置され、CCDセンサ16上に結像させる役割を有する。
【0017】
上記構成において、原稿11の表面から第1乃至第3反射ミラー18、22、23を経てCCDセンサ16に至る光路長は予め設定された一定値に保つ必要がある。
【0018】
そのため、周知のように、原稿11の走査時に光源ユニット13とミラーユニット14とは同一の走査用モーター(不図示)により図2の右側へ各々チェーン等を介して同期して駆動されるが、光源ユニット13の移動速度Vに対してミラーユニット14の移動速度がV/2となるように設定されている。従って、図4に示すように、光源ユニット13が所定の原稿走査開始位置から右側へLだけ移動すると、ミラーユニット14は右側へL/2だけ移動することになる。
【0019】
ところで、原稿11が、例えば、書籍である場合、綴じ代11aの周辺でプラテンガラス12の表面に対する原稿11のオフセット(浮き)が生じる。その場合、上記光路長が設定値よりオフセット量Dだけ長くなるため、CCDセンサ16上で光学系の焦点が合わなくなり、読取画像が不鮮明になる。
【0020】
そこで、本発明では、原稿オフセット量検出装置20でオフセット量Dが検出された際に、制御部1がアクチュエータ26を駆動して複合ミラー24を支持部材25に対してD/2だけ後方(図4の左方)へ移動させることにより、原稿11のオフセットにかかわらず、光路長を略一定に保つようにしている。
【0021】
すなわち、オフセット量Dが生じた場合、何ら補正を行わなければ、原稿11の表面からCCDセンサ16に至る光路長は所定値よりDだけ長くなる。これに対し、オフセット量Dに対応させて複合ミラー24を後方へD/2だけ移動させた場合、反射ミラー18と第1反射ミラー22間、及び第2反射ミラー23とCCDセンサ16間で各々光路長がD/2宛短くなり、双方合わせてDだけ短くなるため、結果的にオフセット量Dが相殺されることになる。
【0022】
なお、原稿オフセット量検出装置20でオフセット量Dが検出されてから、アクチュエータ26でその補正が行われるまでに若干の時間遅れが生じ得る。しかし、本実施の形態では、原稿オフセット量検出装置20を原稿11の走査方向(図2、4の右方向)に見て光源17より前方側へ配置することにより、オフセット量の検出を原稿11の走査より先行させているため、上記時間遅れに対応することができる。
【0023】
その場合、光源ユニット13の移動速度Vと上記時間遅れとに応じて、光源17と後述のレーザー発信器27間の間隔を定めるようにすれば、上記時間遅れの影響を完全に排除することができる。なお、上記オフセットDは連続的に変化するので、それに応じてアクチュエータ26による複合ミラー24の移動量D/2も連続的に変化させるように制御部1で制御する。
【0024】
以下、図5を参照しながら原稿オフセット量検出装置20(以下、検出装置20という)につき具体的に説明する。図5には、検出装置20が原稿11の幅方向端部周辺位置Iに存在する場合と綴じ代周辺位置IIに存在する場合とを、便宜上、同一図面に表している。
【0025】
検出装置20は、レーザー光を出力するレーザー発信器27と、レーザー発信器27の上方に配置され、上記レーザー光を大略垂直上向きに指向するレンズ28及びスリット30と、プラテンガラス12又は原稿11からの上記レーザー光の反射光を集光するレンズ31と、レンズ31で集光された光を受光するCCDラインセンサ32とを備えている。
【0026】
上記検出装置20を構成する各部材は上記支持部材21(図5には図示せず)上に取り付けられている。なお、CCDラインセンサ32は、水平面に対して所定角度θだけ傾斜した状態で支持部材21上に取り付けられている。
【0027】
次に、原稿11のオフセット量Dの検出原理を説明する。書籍等のオフセットの生じ得る原稿11であっても、図5中Iのように、レーザー発信器27が原稿11の幅方向端部周辺に位置している段階では、通常、オフセットは発生せず、原稿11の表面がプラテンガラス12の上面に密着している。
【0028】
そこで、まず、原稿11の表面がプラテンガラス12の上面に密着している状態で原稿11の表面、つまり、プラテンガラス12の上面からの反射光をCCDラインセンサ32で受光する。
【0029】
上記原稿11の表面からの反射光は散乱光であるが、CCDラインセンサ32の水平面に対する傾斜角度がθであるため、係る配置関係から、垂直方向に対して角度θだけ傾斜した方向の反射光の強度がCCDラインセンサ32では極大となる。制御部1は、この場合のCCDラインセンサ32上での反射光の極大点P1を、例えば、RAM3内に設けたガラス上面反射光位置記憶領域に記憶させる。
【0030】
次に、光源ユニット13及びミラーユニット14の移動に伴う原稿11の走査が進行するに伴って、上記レーザー光が原稿11の綴じ代11a周辺を照射するようになると、綴じ代周辺位置IIでは、プラテンガラス12に対する原稿11のオフセットが存在するため、原稿11の表面からの反射光の強度のCCDラインセンサ32上での極大点はP2に移行する。つまり、垂直方向に対する傾斜角度がθである反射光は、CCDラインセンサ32上の点P2で受光される。
【0031】
そこで、制御部1は、上記RAM3内に記憶されているプラテンガラス12の上面からの反射光の極大点P1と、オフセットの生じている原稿11の表面からの反射光の極大点P2との間の距離dを求めることにより、オフセット量D、つまり、プラテンガラス12の上面と原稿11の表面間の上下間隔をD=d/sinθの計算式から算出することができる。
【0032】
なお、図6に示すように、プラテンガラス12の上面における検出装置20の移動範囲に銀又はアルミニウム等の金属による蒸着膜12aを形成しておけば、図7に示すように、この蒸着膜12aはレーザー発信器27の出力レーザー光の一部を透過させ、他の一部を反射させるようになる。
【0033】
従って、プラテンガラス12の上面からの反射光位置P1と、オフセットの生じている原稿11の表面からの反射光位置P2とをCCDラインセンサ32で同時に受光し、その位置ずれdに応じてオフセット量Dを算出することができる。これにより、例えば、原稿11の走査中に検出装置20の若干の上下移動が発生したような場合でも、検出装置20の上下位置にかかわらずオフセット量Dを一層正確に検出して、光路長の調整を一層的確に行えるようになる。
【0034】
なお、蒸着膜12aを設けた領域では、原稿11の走査用の光源17の照射光が蒸着膜12aによって弱められるため、何らの補正等を行わない場合、蒸着膜12aに対応する領域で読取画像が若干暗くなる問題がある。しかし、周知のシェイディング補正を行うことにより、この問題に対応可能である。
【0035】
以下、図8のフローチャートに基づいて、原稿11のオフセットに応じた複合ミラー24の移動制御手順につき今一度説明する。操作部8に設けた図示しない読取ボタン等により原稿11の読取開始が指示されると、制御部1は、まず、必要によりアクチュエータ26を駆動して複合ミラー24を中立位置に復帰させることによって、オートフォーカスを原点位置に復帰させる(S1)。
【0036】
続いて、制御部1は上記走査用モーターをオンとし、光源ユニット13及びミラーユニット14の図2中右方向への移動を開始させる(S2)。そして、制御部1は不図示の光学センサ等によって検出される読取開始位置S(図2参照)まで光源ユニット13が移動したか否かを判定し(S3)、読取開始位置Sに到達していなければ同一の判定を繰り返す。
【0037】
光源ユニット13が読取開始位置Sまで移動していれば、続いて、制御部1は光源ユニット13が原稿11のサイズ毎に予め定められた読取終了位置Eまで移動したか否かを判定する(S4)。この判定は、例えば、読取開始位置S経過後の上記走査用モーターの回転数等に応じて行うことができる。
【0038】
光源ユニット13が未だ読取終了位置Eに到達していなければ、読取動作中であるから、制御部1は上記検出装置20で検出される原稿11のオフセット量Dをアクチュエータ26の駆動部に入力(S5)することにより、複合ミラー24を原点から図4の左方向へD/2だけ移動(S6)させた後、S4に復帰する。一方、S4で光源ユニット13が読取終了位置Eに到達していれば、原稿11の読取が終了しているため、上記走査用モーターをオフとする(S7)。
【0039】
次に、本発明の別の実施の形態を説明する。図9に示すように、この実施の形態では、読取部9として密着型イメージセンサ33を使用している。密着型イメージセンサ33は、原稿11を照射する光源34と、原稿11からの反射光を順次反射する複数の反射ミラー35乃至37と、レンズ38と、CCDセンサ40とを一体に構成したものである。なお、図9には反射ミラー35乃至37を3個設けた場合を図示しているが、原稿11とCCDセンサ40間にある程度の光路長を確保するため、反射ミラーの個数は更に増加させてもよい。
【0040】
上記密着型イメージセンサ33は、その全体がアクチュエータ41により上下動自在に支持されている。このアクチュエータ41及び上記と同様のオフセット量Dの検出装置20とがL型等の支持部材42上に取り付けられ、原稿11の走査時には、不図示の走査用モーターによって支持部材42が図9の右方向へ移動させられるようになっている。
【0041】
この実施の形態では、図10に示すように、検出装置20により原稿11のオフセットが検出された場合に、制御部1はアクチュエータ41によって密着型イメージセンサ33をオフセット量Dに対応した距離Dだけ上方へ移動させ、原稿11とCCDセンサ40間の光路長を一定に保つように制御する。係る構成によれば、読取部9の構造の簡素化を図ることができる。
【0042】
なお、図9の密着型イメージセンサ33に代えて、ファクシミリ装置Fの幅方向に沿って延びる、図11に示すような密着型イメージセンサ42を使用することもできる。この密着型イメージセンサ42のケース43には、その上下方向に貫通する孔43aが形成され、孔43aの下端部にはセラミックス等からなる基板44が装着されている。そして、この基板44上に、LSI技術により上記複数の発光ダイオード素子45と多数のセンサチップ46とが形成されている。
【0043】
発光ダイオード素子45は密着型イメージセンサ42の長手方向に沿って、例えば、1cm当たり1乃至2個程度の間隔で配置される一方、センサチップ46は密着型イメージセンサ42の長手方向に沿って、例えば、1mm当たり約8個のホトセルを有している。
【0044】
そして、発光ダイオード素子45に対応してプリズム47が形成されるとともに、センサチップ46に対応して集光用のレンズ48が形成されている。なお、ケース43の孔43aの上端部には、透光性のガラスカバー50が嵌め込まれている。この場合も、原稿11のオフセット量Dに対応させて、密着型イメージセンサ42全体を上下移動させればよい。
【0045】
なお、以上では、自動焦点調整機能付き原稿読取装置の一例として、複写機能付きのファクシミリ装置Fにつき説明したが、本発明は複写専用機又はファクシミリ専用機における原稿読取にも適用可能である。
【0046】
【発明の効果】
本発明の請求項1の自動焦点調整機能付き原稿読取装置は、原稿を載置する透光性板材を介して上記原稿を照射する光源と、原稿からの反射光を受光する受光部とを有する原稿読取装置において、上記透光性板材からの原稿のオフセット量を検出する原稿オフセット量検出部と、検出された原稿のオフセット量に基づいて原稿から受光部までの光路長を調整する光路長調整部を備えたものであるから、書籍等のオフセットの生じやすい原稿を読み取る場合でも、原稿のオフセット量に応じて光路長を調整することにより、受光部上で焦点が合うように自動的に調整して、オフセットの有無にかかわらず鮮明な読取画像を得ることができる利点がある。
【0047】
請求項の自動焦点調整機能付き原稿読取装置における上記原稿オフセット量検出部は、透光性板材の下方で水平方向に移動可能に配置されるものであるから、原稿の各部でオフセット量が連続的に変化するような場合でも、オフセット量の変化に応じて光路長を連続的に変化させることにより、原稿のいずれの部分でも鮮明な読取画像が得られるようになる。
【0048】
請求項の自動焦点調整機能付き原稿読取装置は、請求項の構成において、上記原稿オフセット量検出部は、上記光源に対して所定量先行して前記透光性板材からの前記原稿のオフセット量を検出するものであるから、オフセット量の検出から光路長の調整まで若干の時間遅れが生じる場合でも、オフセット量の検出を先行させることで、焦点合わせの調整を円滑に行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の複写機能付きのファクシミリ装置(自動焦点調整機能付き原稿読み取り装置)の全体構成を示すブロック図。
【図2】上記ファクシミリ装置における読取部を示す側面説明図。
【図3】上記読取部を示す平面説明図。
【図4】原稿の走査に伴って上記読取部の構成要素が移動した状態を示す説明図。
【図5】上記読取部に含まれる原稿オフセット量検出装置が原稿のオフセット量を検出する原理を示す拡大側面説明図。
【図6】上記実施の形態の変形例における読取部を示す平面説明図。
【図7】上記変形例における原稿オフセット量検出装置が原稿のオフセット量を検出する原理を示す拡大側面説明図。
【図8】上記原稿のオフセット量の検出に基づく光路長の調整手順を示すフローチャート。
【図9】本発明の別の実施の形態のファクシミリ装置における読取部を示す側面説明図。
【図10】原稿の走査に伴って図9の読取部が移動した状態を示す説明図。
【図11】上記図9の読取部における密着型イメージセンサに代えて使用可能な密着型イメージセンサを示す概略拡大断面図。
【符号の説明】
11 原稿
12 プラテンガラス(透光性板材)
16 CCDセンサ(受光部)
17 光源
20 原稿オフセット量検出装置(原稿オフセット量検出部)
26 アクチュエータ(光路長調整部)
F ファクシミリ装置(自動焦点調整機能付き原稿読み取り装置)

Claims (2)

  1. 原稿を載置する透光性板材を介して記原稿を照射する光源と、前記原稿からの反射光を受光する受光部と、前記透光性板材からの前記原稿のオフセット量を検出する原稿オフセット量検出部と、検出された前記原稿のオフセット量に基づいて前記原稿から前記受光部までの光路長を調整する光路長調整部とを備えた自動焦点調整機能付き原稿読取装置であって、
    前記原稿オフセット量検出部は、前記透光性板材を介して前記原稿にレーザー光を照射するレーザー発信部と、前記レーザー光の反射光を検出する検出部とを備えるとともに、前記透光性板材の下方で水平方向に移動可能に配置され、
    前記透光性板材は、その上面における前記原稿オフセット量検出部の移動範囲に前記レーザー発信部からのレーザー光の一部を透過させ、前記レーザー光の他の一部を反射させる金属蒸着膜が形成され、
    前記検出部は、前記レーザー光の前記金属蒸着膜からの反射光と前記原稿からの反射光とを検出し、
    前記オフセット量は、前記検出部により検出された前記両反射光の間の距離から計測され、
    前記光路調整部は、前記原稿から前記受光部までの光路長を前記オフセット量だけ短くすることにより前記光路長を一定に保つように調整することを特徴とする自動焦点調整機能付き原稿読取装置。
  2. 記原稿オフセット量検出部は、前記光源に対して所定量先行して前記透光性板材からの前記原稿のオフセット量を検出することを特徴とする請求項1記載の自動焦点機能付き原稿読取装置。
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