JP4099353B2 - スティック型操作スイッチ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ダブルストロークのスティック型操作スイッチやキー、携帯機器などとして有効利用できる技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年の携帯端末では、株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(NTT DoCoMo,Inc.)のiモードサービスに代表されるブラウザ機能、電子メール機能等が強化され、高機能なものが登場している。そのような機能の向上にともない、携帯端末には、多種多様な操作スイッチが開発され、付加されてきた。
【0003】
一方、このような携帯端末では、小型軽量化への要求が強い。そのため、現状すでに実装されているもの以上の操作スイッチやキーを携帯端末にさらに追加することは困難となっている。したがって、携帯端末によっては、機能を限定して出荷されているものもある。また、操作スイッチやキーを組み合わせて操作するコンビネーションキー操作により、機能を提供する携帯端末もある。
【0004】
このように、携帯端末等の小型で軽量な機器においては、操作スイッチやキーの数を増加させず、安価かつ確実に新たな機能を提供したいという要請がある。こうした要請は、例えばカーナビゲーションシステム、CATV、デジタルBSチューナーなどのリモコンにおいても同様である。
【0005】
ところで、この種のリモコンでは、4方向、8方向のスティックスイッチを実装したものが一般的に利用されているが、これによって操作する対象は地図や番組表といった広大なマップであり操作画面内に全てを納めることが不可能である。その結果、必然的に「画面内でのカーソル位置の移動」と「画面表示されていない別のページへの移動」という2つの操作が発生している。
【0006】
しかし、4方向、8方向のスティックスイッチでは、方向入力しかできないため、画面の端までくるとスクロールするもや、画面内でのカーソル位置の移動をしないものなど、どちらかの機能を制限することで対応してきた。
【0007】
そこで、4方向、8方向のスティックスイッチに対して、スティックを傾ける力加減によって複数段のストローク操作を行い、直感的な操作性を実現することで、上記のような機能不足や操作性の問題等を解決することが考えられる。
【0008】
さらに、小型で軽量な機器に限らず、例えば産業機械、医療機器のスティック操作部などにおいても、操作性の向上を図るために、力加減による入力という直感的な操作性を実現することは有効な方法である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような従来技術の問題点に鑑みてなされたものである。すなわち、本発明は、2段階の操作を力加減により入力可能にすることで直感的な操作性を実現できるスティック型操作スイッチを提供することにある。
また、本発明は、小型で軽量な機器にも適合し、安価かつ確実に動作するスティック型操作スイッチを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記課題を解決するために、以下の手段を採用した。
本発明は、スティック型操作スイッチであり、
第1の操作荷重を受けて傾くスティックの傾斜状態に基づいて切り替わる第1スイッチと、
前記スティックに設けられ、そのスティックに対する第1の操作荷重よりも大きい第2の操作荷重を受けて切り替わる第2スイッチとを備えている。
【0011】
この発明によれば、スティックタイプである第1スイッチのスティックに第2スイッチを設けているので、スティックをただ単に傾けることにより、第1スイッチの切り替え操作に続いて第2スイッチの切り替え操作を行うことができる。その際、第2スイッチの切り替え操作に必要な第2の操作荷重は第1の操作荷重よりも大きい。これにより、2段階の操作を力加減により入力することができ、直感的な操作性を実現できる。
【0012】
また、本発明によれば、第2スイッチをスティックに直接設けているので、例えば基板に操作スイッチを搭載するために必要な占有面積を増加させることがない。これにより、小型で軽量な機器に適合し、確実に動作するスティック型操作スイッチを提供することができる。
【0013】
前記スティックには、前記第1の操作荷重を受けて傾くスティックの傾斜角度を一定に保持する傾斜保持部が設けられていることが望ましい。この傾斜保持部を設けることによってスティックが必要以上に傾かないように制限することができる。この際、傾斜保持部は第1操作荷重に対応して機能する。従って、第1操作荷重でスティックの傾斜角度が一定となる傾斜位置までを第1ストロークとする。そして、それ以上にスティックが傾斜しない状態にしてから第2操作荷重を加えることでスティックがさらに傾斜する位置までを第2ストロークとして、第2スイッチを切り替えることができる。
【0014】
前記第2スイッチは、前記スティックに支持された接点スイッチと、前記第2の操作荷重を受けて前記接点スイッチを切り替える荷重伝達機構とを備えたものでもよい。荷重伝達機構の作用により、第2の操作荷重に基づいて接点スイッチが確実に切り替わる。これにより、操作精度及び操作性が向上する。
【0015】
前記荷重伝達機構は、前記スティックに固定された内部ハウジングと、その内部ハウジングに対して相対変位可能に設けられた外部ハウジングと、前記内部ハウジングに収容され、内部ハウジングに対する外部ハウジングの相対変位により移動して前記接点スイッチを切り替える移動部材とを備えていることが望ましい。スティックに固定された内部ハウジングに対して外部ハウジングを相対変位可能にした場合、外部ハウジングのみ変位させることができる。この変位は第2の操作加重が作用した場合に可能であるので、この変位を移動部材に伝達させることで、接点スイッチを切り替えることができる。
【0016】
前記移動部材は球体であり、前記外部ハウジングは前記スティックの軸線と交差する方向に変位可能で、変位時に前記球体を前記接点スイッチの方向へ移動させる凹面を有していることが望ましい。このようにした場合、外部ハウジングはスティックの傾斜方向と同じ方向へ相対変位できる。従って、第1ストロークと第2ストロークが同一方向になる。移動体を球体とした場合、方向性が無くなるのでその移動が円滑になる。凹面も球面状にすれば、凹面の機能を維持しつつ、球体と凹面とが緊密かつ容易に嵌り合う形態とすることができる。
【0017】
前記内部ハウジングは前記球体を収容する有底の収容室を備え、前記接点スイッチは、前記球体を前記外部ハウジングの凹面方向へ付勢する弾性部材と、前記収容室の底部と弾性部材との間に配置され、押圧されると閉じる常開接点とを備えていることが望ましい。このように構成すれば、弾性部材の反発力で球体が凹面方向へ付勢され、凹面と嵌合する。常開接点は球体の移動により弾性部材を介して押圧され、その接点が閉じられる。
【0018】
前記弾性部材にはドーム反転ばねが用いられていることが望ましい。このように、弾性部材にドーム反転ばねを用いた場合、そのドーム反転ばねが反転するときに明確な感触のフィードバック(クリック感)が得られ、第2スイッチの切り替わりをはっきりと感じさせることができる。
【0019】
前記傾斜保持部は円板状に形成され、その円板の中心軸に沿って前記スティックが延びる形態であり、第1の操作荷重に基づくスティックの傾斜状態で、前記傾斜保持部の周縁の一部を第2スイッチのハウジング表面に接触させることで、スティックの傾斜角度を一定に保持する構成とすることが望ましい。このようにすれば、第1ストロークにおいてスティックの傾斜角度が一定に保持される。その結果、第1ストロークにおいてスティックを必要以上に傾斜させないようにすることができる。傾斜保持部は円板状でその中心軸線に沿ってスティックが延びるので、スティックの傾斜方向を全方向(360度)において同じにすることができる。
【0020】
前記第1スイッチは、前記スティックの軸方向への移動により切り替わる第3スイッチを含み、前記内部ハウジング及び外部ハウジングは、前記スティックに対し、スティックの軸方向への移動を規制されていることが望ましい。このように構成すれば、内部ハウジング及び外部ハウジングはスティックの軸方向と交差する方向にのみ相対変位することができる。その結果、例えば「選択・決定」操作のために、外部ハウジング等を押してスティックを軸方向へ移動させ、第3スイッチを切り替える操作を行っても、第2スイッチを作動させることなく実施できる。
【0021】
本発明は、2つのストロークを有する操作スイッチを設けた携帯機器であり、前記操作スイッチは、第1の操作荷重を受けて傾くスティックの傾斜状態に基づいて切り替わる第1スイッチと、前記スティックに設けられ、そのスティックに対する第1の操作荷重よりも大きい第2の操作荷重を受けて切り替わる第2スイッチとを備えたものでも良い。
【0022】
このような操作スイッチを備える携帯機器では、スティックをただ単に傾けることにより、第1スイッチの切り替え操作に続いて第2スイッチの切り替え操作を行うことができる。その際、第2スイッチの切り替え操作に必要な第2の操作荷重は第1の操作荷重よりも大きい。これにより、2段階の操作を力加減により入力することができ、直感的な操作性を実現できる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の好適な実施の形態を説明する。
【0024】
《第1実施形態》
図1から図7は、第1実施の形態に係る操作スイッチの構造と作動原理を示す図である。図8は、この操作スイッチによる制御フローを示す図である。図9および図10はこの操作スイッチのストローク荷重を変化させたときの操作正解率(非誤操作確率)を測定したグラフである。
【0025】
<構造と作動原理>
図1〜図4に、この操作スイッチの構造(待機状態)を示す。この操作スイッチは、例えば各種リモコンのジョイスティック型操作スイッチとして装備され、2ストロークの傾倒操作を検出する。この操作スイッチのより好ましい適用対象としては、例えばカーナビゲーションシステム、CATV(ケーブルテレビ)、デジタルBSチューナーなどのリモコンである。
【0026】
この操作スイッチは、通常の傾倒操作に必要な操作荷重である第1の操作荷重を受けて傾くスティック1の傾斜状態に基づいて切り替わる第1スイッチ5Aと、スティック1に設けられ、そのスティック1に対する第1の操作荷重よりも大きい第2の操作荷重を受けて切り替わる第2スイッチ5Bとを備えている。
【0027】
第1スイッチ5Aには、図4及び図5に示すように、例えば市販されている既存のスティックスイッチを用いることができる。このスティックスイッチ(第1スイッチ)5Aは機械接触式で、そのスティック1がハウジング1hの上面中央に立設されている。ハウジング1hは正八角形の角柱状に形成されている。
【0028】
ハウジング1h内には複数の機械式接点(図示せず)が設けられ、スティック1の傾斜状態(傾斜角度及び傾斜方向)に応じて接点が切り替わる。この実施の形態では、8方向ジョイスティックスイッチが用いられている。この第1スイッチ5Aは、例えばカーナビゲーションシステムにおいて、画面上のカーソルを8方向へ移動あるいは画面をスクロールする場合などに用いることができる。
【0029】
細い円柱状に形成されたスティック1には、操作荷重を受けて傾くスティック1の傾斜角度を一定に保持する傾斜保持部2が設けられている。この傾斜保持部2を設けることで、スティック1が必要以上に傾かないように制限するためである。従って、スティック1を傾倒する第1操作荷重に対応して傾斜保持部2が機能する。その結果、スティック1の傾斜角度が一定となる傾斜位置までが第1ストロークとなる。傾斜保持部2が機能し、それ以上にスティック1が傾斜しない状態にしてから第2操作荷重を加えて第2スイッチを切り替える操作が第2ストロークとなる。
【0030】
第2スイッチ5Bは、スティック1に支持された接点スイッチSと、第2の操作荷重を受けて接点スイッチSを切り替える荷重伝達機構Kとを備えている。荷重伝達機構Kの作用により、第2の操作荷重に基づいて接点スイッチSが確実に切り替わるようにするためである。
【0031】
荷重伝達機構Kは、スティック1に固定された内部ハウジング3と、その内部ハウジング3に対して相対変位可能に設けられた外部ハウジング4と、内部ハウジング3に収容され、内部ハウジング3に対する外部ハウジング4の相対変位により移動して接点スイッチSを切り替える移動部材5とを備えている。外部ハウジング3の部分は手指等で傾倒操作するための操作部を兼ねている。これは、スティック1に第2スイッチ5Bが設けられているためである。
【0032】
スティック1に固定された内部ハウジング3に対して外部ハウジング4を相対変位可能にすることで、外部ハウジング4のみ変位させることができる。この変位は第2の操作加重が作用した場合に可能である。従って、この変位を移動部材5に伝達させることで、接点スイッチSを切り替えることができるように構成されている。
【0033】
移動部材5は球体であり、外部ハウジング4はスティック1の軸線1aと交差する方向に変位可能で、変位時に移動体5を接点スイッチSの方向へ移動させる凹面5aを有している。この構成により、外部ハウジング4はスティック1の傾斜方向と同じ方向へ相対変位できる。従って、第1ストロークと第2ストロークが同一方向になる。なお、外部ハウジング4の相対変位量に関して、具体的には外部ハウジングの上部ほど大きく下部ほど小さい。蓋板4aとスティック1とが接する部分の相対変位量はゼロに近い。
【0034】
移動体5を球体としたことで、その移動も円滑になる。また、凹面5aは、球体5の表面が緊密に嵌り込む球面状に形成されている。その結果、凹面5aの機能を維持しつつ、球体5と凹面5aとが容易にしかも「がたつき」のない状態で嵌り合う構成となっている。
【0035】
内部ハウジング3は球体5を収容する有底の収容室3aを備えている。この収容室3aは上端が開口され、その開口部分から球体5の一部が突出している。接点スイッチSは、球体5を外部ハウジング4の凹面5a方向へ付勢する弾性部材7と、収容室3aの底部と弾性部材7との間に配置され、押圧されると閉じる常開接点6とを備えている。
【0036】
このような構成により、弾性部材7の反発力で球体5が凹面5a方向へ付勢され、凹面5aと嵌合する。常開接点6は球体5の移動により弾性部材7を介して押圧され、その接点が閉じられる。
【0037】
弾性部材7にはドーム反転ばねが用いられている。このように、弾性部材7にドーム反転ばねを用いたことで、そのドーム反転ばね7が反転するときに明確な感触のフィードバック(クリック感)が得られ、第2スイッチ5Bの切り替わりを、即ち接点スイッチSの切り替わりをはっきりと感じさせることができるように配慮されている。
【0038】
通常の力での操作では、ドーム反転ばねが球体5を上に押し上げる力により、第2スイッチ5Bの外部ハウジング4とスティック1とは一体となって移動するように設定されている。これにより、第1操作荷重に相当する通常の力での傾倒操作では、スティックスイッチの方向検知信号のみによる動作が実行されることになる。
【0039】
図1〜図4に示すように、外部ハウジング4は下面のみが開口した円筒状で、その下面開口は蓋板4aにより閉じられる。蓋板4aの中心部にはスティック1が貫通する孔4bが設けられている。
【0040】
内部ハウジング3は、球体5、常開接点6及び弾性部材7の収容室3aが形成された筒状部3bと、その筒状部3bの下に形成された固定部3cとを備えている。固定部3cにはスティック1の上部が挿入される連結穴3dが設けられている。
【0041】
傾斜保持部2は円板状に形成され、その円板の中心軸に沿って設けた貫通孔2bをスティック1が貫通する形態である。傾斜保持部2は、第1の操作荷重に基づくスティック1の傾斜状態で、傾斜保持部2の下向き周縁2aの一部をハウジング1hの表面に接触させることで、スティック1の傾斜角度を一定に保持する構成としている。
【0042】
この構成により、第1ストロークによってスティック1の傾斜角度が一定に保持される。その結果、第1ストロークにおいてスティック1を必要以上に傾斜させないようにすることができる。また、傾斜保持部2は円板状でその中心軸線に沿ってスティック1が延びるので、スティック1の傾斜方向を全方向(360度)において同じにすることができる。
【0043】
なお、常開接点6は、押圧されると接触する2つの接点を有している。ドーム反転ばね7は、いわゆる皿ばねであり、所定の荷重で押圧されると、ドーム部分が陥没する。この常開接点6とドーム反転ばね7との組み合わせで、所定荷重の有無により接点が開閉する接点スイッチSが構成される。
【0044】
また、特に図示していないが、接点スイッチSの常開接点6が閉じられたときの電気信号は、第1スイッチ5Aを経由して基板10へと流れるように構成されている。例えばスティック1の内部に設けられた導体を経由して基板10に電気的に接続される。
【0045】
さらに、一般的なジョイスティックスイッチでは、軸方向に押し込むことで「選択・決定」などの動作を実行できるようになっている。したがって、この実施の形態における操作スイッチも同様の機能を有する構成となっている。即ち、押し込み操作を行った際には、スティック1に固定されている傾斜保持部2と蓋板4aとが接してスティック1が軸方向に押し込まれる。但し、この際のスティック1の移動量はドーム反転ばね7のストローク量を超えないように設定される。このように設定することで、接点スイッチSが誤動作(オン動作)しないようにすることができるからである。
【0046】
具体的には、第1スイッチ5Aは、スティック1の軸方向への移動により切り替わる第3スイッチ(図示せず)を備えている。この第3スイッチはハウジング1h内に設けられている。そして、内部ハウジング3及び外部ハウジング4は、スティック1に対し、スティック1の軸方向への移動を規制されている。内部ハウジング3はスティック1に対して固定的に設けられている。外部ハウジング4は内部ハウジング3に対してスティック1の軸線と交差する方向へ相対変位可能である。しかし、蓋板4aが傾斜保持部2の環状隆起部2cに接触しているため、外部ハウジング4のみを押し下げることはできない構成になっている。
【0047】
これにより、内部ハウジング3及び外部ハウジング4はスティック1の軸方向と交差する方向にのみ相対変位することができる。その結果、例えば「選択・決定」操作のために、外部ハウジング4を押してスティック1を軸方向へ移動させ(押し下げ)、第3スイッチを切り替える操作を行っても、第2スイッチを作動させることなく実施できる。
【0048】
図6に示すように、外部ハウジング4を操作部として、一方向に傾倒操作すると(第1の操作加重を加えると)、スティック1と共に第2スイッチ5B全体が傾斜する。所定角度傾斜すると、傾斜保持部2の下向き周縁2aがハウジング1hの上面に接触し、それ以上に傾倒させないように作用する。
【0049】
その状態から、第1の操作加重よりも大きい第2の操作加重が外部ハウジング4に加わるように押圧操作すると、外部ハウジング4のみが図7に示すようにさらに傾斜する。このとき、凹面5aによって球体5が図中矢印方向へ押し下げられる。すると、ドーム反転ばね7が押しつぶされるように反転し、常開接点6が閉じられる。
【0050】
ハウジング4の押圧操作を止めると、ドーム反転ばね7がドーム状に復帰する力で球体5が押し上げられる。その結果、外部ハウジング4が図6に示す元の位置に復帰する。
【0051】
この実施の形態によれば、スティックタイプである第1スイッチ5Aのスティック1に第2スイッチ5Bを直接的に設けているので、スティック1をただ単に傾けることにより、第1スイッチ5Aの切り替え操作に続いて第2スイッチ5Bの切り替え操作を行うことができる。その際、第2スイッチ5Bの切り替え操作に必要な第2の操作荷重は第1の操作荷重よりも大きい。これにより、2段階の操作を力加減により入力することができ、直感的な操作性を実現できる。
【0052】
また、第2スイッチ5Bをスティック1に直接設けているので、例えば基板10へ操作スイッチを搭載する占有面積が増加することがない。これにより、小型で軽量な機器に適合し、確実に動作するスティック型操作スイッチを提供することができる。
【0053】
<制御フロー>
図8に、本実施形態の操作スイッチを使用して制御対象を制御するときの制御フロー図を示す。今、操作スイッチは、あるシステムに接続(無線接続を含む)されていると仮定する。なお、説明の便宜上、第1スイッチ5Aの複数の接点スイッチのうちの一つを接点A、第2スイッチ5Bの接点スイッチを接点Bとして説明する。
【0054】
例えば、待機状態(接点A、Bがともに開放された状態)で操作者が外部ハウジング4(操作部)をスティック1と共に押圧(傾倒操作)すると、まず第1ストロークで接点Aがオンになる(矢印A−ON)。これにより、操作スイッチが接続されたシステムは、操作者のスティック1への第1ストロークを検出し、動作A1を実行する。この第1ストロークをストロークA1と呼ぶ。
【0055】
そして、接点Aがオンの状態で、操作者が操作部の傾倒操作を解除すると、待機状態に戻る(矢印A−OFF)。一方、接点Aがオンの状態で、操作者がさらに操作部への荷重を強めると、接点Aに加えて、接点Bがオンになる(矢印B−ON)。これにより、操作スイッチが接続されたシステムは、操作者の外部ハウジング4への第2ストロークを検出し、動作A2を実行する。この第2ストロークをストロークA2と呼ぶ。
【0056】
そして、接点A、Bがオンの状態で、操作者が外部ハウジング4の押圧を弱めると、まず、接点Bが開放される。これにより、システムは、接点Aのみがオンの状態に戻る(矢印B−OFF)。さらに、操作者が外部ハウジング4の押圧を弱めると、続いて、接点Aが開放される。これにより、システムは、待機状態に戻る(矢印A−OFF)。
【0057】
以上のように、本操作スイッチでは、必ず第1ストロークが先に検出され、続いて第2ストロークが検出される。したがって、この操作スイッチを用いてシステムを構成する場合、第1ストロークによる処理(図8のA1)が第2ストロークによる処理(図8のA2)より先に実行されても問題がないような機能を割り当てる必要がある。
【0058】
例えば、リモコンや携帯端末のスクロールキーに、この操作スイッチを採用する場合、第1ストロークとして行スクロールを割り当て、第2ストロークとしてページスクロールを割り当てればよい。但し、第1スイッチ5Aに8方向ジョイスティックスイッチが用いられている場合には、第1ストロークでは画面を8方向にスクロールできることになる。
【0059】
また、第1ストロークに対しては、ストロークの検出と内部状態の状態遷移(待機状態から接点Aがオンへの遷移)だけに留めておき、傾倒操作等の解除による接点の開放(図8のA−ONから待機状態への矢印A−OFFによる遷移)によって、システムの動作を実行させるようにしてもよい。
【0060】
<操作正解率の測定>
図9および図10に、本操作スイッチを使用したシステムにおける操作者の操作正解率を測定した測定結果のグラフを示す。ここで、操作正解率とは、誤操作をしない確率(非誤操作率)をいう。
【0061】
図9のグラフは、6名の被験者に対し2ストロークの使い分け操作テストを実行させ、得られた正解率の平均値を示している。ここで、2ストロークの使い分け操作テストとは、所定の時間内に、第1ストロークと、第2ストロークとをテスト仕様にしたがい入力させるテストをいう。
【0062】
このテスト仕様には、第1ストロークと、第2ストロークの入力の指示がランダムに繰り返されている。操作スイッチが接続されたシステムは、被験者の入力からストロークを検出し、その検出結果をテスト仕様の指定と比較した。
【0063】
図9の横軸の値は、第1ストロークに必要な荷重(150g)に対する第2ストロークに必要な荷重の倍率である。また、縦軸の値は、上記各荷重を設定したときの操作正解率である。
【0064】
図9のように、第2ストロークに必要な荷重が1.67倍程度以上になると、正解率が96%以上となり、特に、2.5倍以上で安定した値になる。ただし、第2ストロークに必要な荷重が3倍を超えると被験者はストロークに重さを感じるようになる。したがって無制限に第2ストロークを重くすることはできない。
【0065】
図10は、1人の被験者に対する操作正解率テストの結果である。図9のテストでは第1ストロークに必要な荷重が100g、150、および250gと変更され、各々に対して第2ストロークの荷重を変更してテストが実行されている。
【0066】
このテストでは、各第1ストロークの荷重ごとに、3〜4回の測定を実行し、正解率の平均値を算出した。図10は、その平均値をプロットしたグラフである。図10から、第1ストロークに必要な荷重が100gのとき、第2ストロークの荷重がその3倍程度に、また、第1ストロークに必要な荷重が150gおよび250gのとき、第2ストロークの荷重がその2.5倍程度に設定されると、正解率は100%近傍で安定する。
【0067】
いずれにしても、第1ストロークに必要な荷重に対して第2ストロークを1.67倍程度以下の場合、正解率が急速に低下している。
【0068】
以上述べたように、本実施形態の操作スイッチによれば、単一の傾倒操作により、2つのストロークを検出させることができる。また、このように第1スイッチ5Aと第2スイッチ5Bとを組み合わせることにより、待機状態から4つの状態へ遷移させることができる。
【0069】
また、本実施形態の操作スイッチによれば、ドーム反転ばね7の強さを調整することにより、第1ストロークに必要な荷重と第2ストロークに必要な荷重の比率を無段階で設定できる。
【0070】
また、本実施形態の操作スイッチでは、第1ストロークに必要な荷重と第2ストロークに必要な荷重の比率は、概ね、1.7以上5以下の範囲である。この範囲の比率で2つの荷重が設定された場合、正解率が100%付近で安定し、かつ、第2ストロークが極端に重くなることはない。
【0071】
《第2実施形態》
本発明の第2実施形態を図11に基いて説明する。図11はカーナビゲーションシステムのリモートコントローラの構成を示す図である。
【0072】
このリモートコントローラRは、ケースの表面中央部に設けられたスティック型操作スイッチ30と、図示しない本体の表示部に表示される情報を操作する各種の押しボタン31、32と、操作スイッチ30、押しボタン31および32に対するユーザの操作を検出し、表示部の表示内容を切り替える制御信号を送出する不図示の制御部とを有している。
【0073】
操作スイッチ30は、上記第1実施形態で説明した8方向ジョイスティック型操作スイッチであり、図11の平面図では、その外部ハウジング4および傾斜保持部2が示されている。上記実施形態で説明したように、ユーザは、操作スイッチ30に対して8方向のそれぞれで2ストロークの傾倒操作をすることができる。
【0074】
このリモートコントローラRにおける操作スイッチ30では、図11(b)に示すように、地図画面においては第1ストロークが通常の地図画面移動指令に使用され、第2ストロークが地図のページ送りに使用される。検索メニューなどにおいては、第1ストロークが選択項目の1移動に、そして第2ストロークがページ送り、単位送り(ア行、カ行…)、単位送り(グループなど)に使用される。
【0075】
通常のカーナビゲーションシステムのリモコンでは、8方向デジタルジョイスティックスイッチを利用している場合が多く、各方向に対しての入力がオン/オフのデジタルであるため、地図画面などで微妙な移動や画面外の地域への大きな移動を使い分けられない。タイマーを利用し、一定時間後に移動速度を増すように作られたものも存在するが、人の感性に一致しない。
【0076】
この点、本実施形態のリモートコントローラRによれば、地図画面移動のための8方向スクロール(または選択項目の移動)とページ送りを一つの操作スイッチ30で指定することができる。その際、2段階の操作を力加減により入力することができ、直感的な操作性を実現できる。これにより、カーナビゲーションシステムにおいて操作性を高めつつ、操作スイッチ30の設置面積を有効に使用できる。
【0077】
《第3実施形態》
<ビデオ装置、オーディオ機器、テレビへの適用例>
第2実施形態では、第1実施形態に示した操作スイッチをカーナビゲーションシステムのリモコンに適用する例を示した。この操作スイッチをビデオ装置、オーディオ機器、テレビのリモートコントローラに適用してもよい。
【0078】
図12は、4方向ジョイスティック型操作スイッチ30と、押しボタン31および32を複数個有するリモートコントローラの例である。このリモートコントローラでは、例えば、同図に示す検索メニューにおいては、第1ストロークをチャンネル番号の変更に、第2ストロークを複数のチャンネルを含むチャンネル一覧のページ送りに使用する。
【0079】
ただし、第2ストロークをページ送りに使用する代わりに、連続したチャンネルのサーチ、地上波、BS、CS、外部入力など単位での単位送り、あ行、か行等の単位での放送局名称の単位移動、番組のジャンルを区別したグループ(ジャンル)送りに使用してもよい。
【0080】
CATVやデジタルBS放送では番組一覧(EPG)などからみたい番組を選択できるようになっているが、チャンネル数も数百と多く、時間枠も数週間先まであり、通常の4方向入力デバイスでは効率的な番組検索が行えない。
【0081】
この点、操作スイッチ30に二重ストロークの機能を追加することで、ジャンルやタイトル名(ア行、カ行)、放送予定日などによる効率的な検索が可能になる。さらに、通常の操作メニューに関しても、ページ送りなどの操作性を高めることができる。
【0082】
なお、上記実施の形態では、操作スイッチ30の第1スイッチに、4方向あるいは8方向ジョイスティックスイッチを用いた例を示したが、本発明はこれに限定されることなく、以下のような項目に対応可能な仕様とすることもできる。即ち、仕様は以下の4項目の組み合わせとなり、単純な4方向デジタルタイプから、全方向+プッシュ+シャフト回転の仕様まで可能である。
【0083】
1.方向分別……4方向/8方向/全方向(アナログ)
2.角度分別……1段階(デジタル)/無段階(アナログ)
3.シャフト軸方向操作……プッシュあり/なし
4.シャフト回転方向操作……回転操作あり/なし
【0084】
また、上記実施の形態では、第1のストロークと第2のストロークとの境界に明確なクリック感を与える構成を採用したが、クリック感が明確でない構成を採用することもできる。例えば、「第1のストロークが通常のスクロール、第2のストロークがページめくり」だと明確なクリック感があった方が良いと考えられる。しかし、「第1のストロークが通常のスクロール、第2のストロークが早めのスクロール」でかつスティックの傾斜角度が大きくとれるものだと、クリック感はあまり明確でない方が良い場合もある。それは、アナログデバイス的な操作感覚に相当している。
【0085】
また、実施の形態では、クリック感を出すための素材としてドーム反転ばねを用いた例を示したが、例えば、ラバースイッチやスプリングを利用することもできる。即ち、ドーム反転ばね等の反力を持つ接点機構やスプリング等の反力機構を併用する接点機構を採用することも可能である。
【0086】
また、実施の形態の操作スイッチは、第1のストローク操作を経て第2のストローク操作が検出される構成であるが、第2のストロークにおいてスティックを大きく傾けた状態でスティックを旋回させる操作も可能である。このことは、スクロールスピードを調整して操作できるような機能アサインの際に、第2ストロークの高速なスクロールスピードのままスクロールする方向を変えられることを意味している。
【0087】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、2段階の操作を力加減により入力可能にすることで直感的な操作性を実現できるスティック型操作スイッチを提供することができる。また、本発明によれば、小型で軽量な機器にも適合し、安価かつ確実に動作するスティック型操作スイッチを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態に係る操作スイッチの縦断面図である。
【図2】 操作スイッチを断面で示した分解図である。
【図3】 操作スイッチの分解斜視図である。
【図4】 操作スイッチの分解斜視図である。
【図5】 操作スイッチの第1スイッチの正面図である。
【図6】 操作スイッチの動作を示す縦断面図である。
【図7】 操作スイッチの動作を示す縦断面図である。
【図8】 制御フロー図である。
【図9】 操作正解率を測定した測定結果(1)を示すグラフである。
【図10】 操作正解率を測定した測定結果(2)を示すグラフである。
【図11】 同図(a)は本発明の第2実施形態に係るリモートコントローラの平面図であり、同図(b)は説明図である。
【図12】 本発明の第2実施形態に係るリモートコントローラの平面図である。
【符号の説明】
1 スティック
2 傾斜保持部
2a 周縁
2b 貫通孔
2c 環状隆起部
3 内部ハウジング
3a 収容室
3b 筒状部
3c 固定部
3d 連結穴
4 外部ハウジング
4a 蓋板
4b 孔
5 移動部材(球体)
5a 凹面
5A 第1スイッチ
5B 第2スイッチ
6 常開接点
7 弾性部材(ドーム反転ばね)
S 接点スイッチ
10 基板
R リモートコントローラ
30 操作スイッチ
31、31 押しボタン
K 荷重伝達機構
Claims (9)
- 第1の操作荷重を受けて傾くスティックの傾斜状態に基づいて切り替わる第1スイッチと、
前記スティックに設けられ、そのスティックに対する第1の操作荷重よりも大きい第2の操作荷重を受けて切り替わる第2スイッチと、
を備え、
前記スティックには、前記第1の操作荷重を受けて傾くスティックの傾斜角度を一定に保持する傾斜保持部が設けられているスティック型操作スイッチ。 - 前記第2スイッチは、前記スティックに支持された接点スイッチと、前記第2の操作荷重を受けて前記接点スイッチを切り替える荷重伝達機構とを備えた、請求項1記載のスティック型操作スイッチ。
- 前記荷重伝達機構は、前記スティックに固定された内部ハウジングと、その内部ハウジングに対して相対変位可能に設けられた外部ハウジングと、前記内部ハウジングに収容され、内部ハウジングに対する外部ハウジングの相対変位により移動して前記接点スイッチを切り替える移動部材とを備えた、請求項2記載のスティック型操作スイッチ。
- 前記移動部材は球体であり、前記外部ハウジングは前記スティックの軸線と交差する方向に変位可能で、変位時に前記球体を前記接点スイッチの方向へ移動させる凹面を有している、請求項3記載のスティック型操作スイッチ。
- 前記内部ハウジングは前記球体を収容する有底の収容室を備え、前記接点スイッチは、前記球体を前記外部ハウジングの凹面方向へ付勢する弾性部材と、前記収容室の底部と弾性部材との間に配置され、押圧されると閉じる常開接点とを備えている、請求項3または4に記載のスティック型操作スイッチ。
- 前記弾性部材にドーム反転ばねが用いられている、請求項5記載のスティック型操作スイッチ。
- 前記傾斜保持部は円板状に形成され、その円板の中心軸に沿って前記スティックが延びる形態であり、第1の操作荷重に基づくスティックの傾斜状態で、前記傾斜保持部の周縁の一部が第1スイッチのハウジング表面に接触することで、スティックの傾斜角度を一定に保持する、請求項3記載のスティック型操作スイッチ。
- 前記第1スイッチは、前記スティックの軸方向への移動により切り替わる第3スイッチを含み、前記内部ハウジング及び外部ハウジングは、前記スティックに対し、スティックの軸方向への移動を規制されている、請求項3記載のスティック型操作スイッチ。
- 2つのストロークを有する操作スイッチを設けた携帯機器であり、前記操作スイッチは、
第1の操作荷重を受けて傾くスティックの傾斜状態に基づいて切り替わる第1スイッチと、
前記スティックに設けられ、そのスティックに対する第1の操作荷重よりも大きい第2の操作荷重を受けて切り替わる第2スイッチとを備え、
前記スティックには、前記第1の操作荷重を受けて傾くスティックの傾斜角度を一定に保持する傾斜保持部が設けられている携帯機器。
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