JP4098900B2 - 測定装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、充電可能な電源用の二次電池を内蔵する測定装置に関し、詳しくは、電圧計、電流計、電力計およびマルチメータなどに好適な測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
この種の測定装置として、図3に示すマルチメータ41が従来から知られており、このマルチメータ41は、マルチメータ本体42と、1組の測定用プローブ3a,3bとから構成されている。マルチメータ本体42は、電圧値、電流値および抵抗値などを測定する測定回路11と、測定回路11によって測定された測定値の表示制御などを行うCPU12と、測定値を表示する表示部5と、電源部43とを備えている。この場合、電源部43は、例えば単結晶シリコンによるpn接続素子と逆流防止用ダイオードとを複数備えて構成される太陽電池28と、逆流防止用のダイオード29と、ニッケルカドミウム電池30(以下、「ニッカド電池30」という)とを備えている。
【0003】
このマルチメータ41では、太陽電池28が、図外の電源スイッチのオン/オフいずれの状態であっても、光電変換によって充電電流を生成する。このため、ニッカド電池30は、ダイオード29を介して供給される充電電流によって常時充電される。したがって、測定回路11は、ニッカド電池30の電池電力を作動用電源として、屋内および屋外のいずれであっても作動可能状態となる。一方、測定時には、測定回路11は、測定用プローブ3a,3bを介して測定対象信号が入力されると、その測定対象信号の例えば電圧値を測定し、測定した測定データDM をCPU12に出力する。次いで、CPU12が、その測定データDM に基づく測定値を表示部5に表示させる。このように、このマルチメータ41では、太陽電池28の発電電力によってニッカド電池30を充電させているため、煩雑な電池交換を必要とすることなく、各種の測定を行うことができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、この従来のマルチメータ41には、以下の問題点がある。
すなわち、このマルチメータ41では、太陽電池28の発電力でニッカド電池30を充電している。この場合、小型化が要求されている今日では、マルチメータ41に配設できる太陽電池28のサイズも制限される。したがって、太陽電池28の発電力が小さくなるため、ニッカド電池30を満充電させるには、長時間を要してしまう。この結果、ニッカド電池30を常に満充電状態に維持することができず、連続的かつ長期に亘る測定が困難であるという問題点がある。また、一般的には、マルチメータ41は、工具箱内などで保管されることが多く、かかる場合、太陽電池28によるニッカド電池30の充電が行われず、その間に、ニッカド電池30の充電電圧が低下する。このため、工具箱から取り出して直ちに測定を開始することが困難となることもある。
【0005】
一方、例えば、商用交流を整流した直流電圧でニッカド電池30を充電可能に構成することも考えられる。この場合には、ACアダプタを付属品とし、そのACアダプタから出力される直流電流でマルチメータ本体42内のニッカド電池30を充電する充電回路を配設すればよい。ところが、かかる場合には、ACアダプタ接続用のコネクタをマルチメータ本体42に設けなければならず、デザイン上の制限を受けることになるという問題点がある。また、マルチメータ本体42とは別体のACアダプタを付属品とした場合、ACアダプタが紛失され易い点、および持ち運びに不便となる点も問題となる。
【0006】
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、装置のデザイン上の制限を受けることなく連続的かつ長期に亘る測定が可能な測定装置を提供することを主目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成すべく請求項1記載の測定装置は、1組の測定用プローブと、測定用プローブを介して入力される測定対象信号に基づく測定を行う測定回路と、測定回路の測定結果を表示する表示部と、電源用の二次電池とを備えている測定装置において、次電池を充電可能に構成された電源部と、交流充電および直流充電を切り替えるスイッチ回路とを備え、電源部は、スイッチ回路によって交流充電に切り替えられたときには、1組の測定用プローブを介して入力された商用交流を低電圧に変換すると共にその低電圧を全波整流した後に平滑してその平滑した電圧を用いて定電流制御によって二次電池を充電し、スイッチ回路によって直流充電に切り替えられたときには、1組の測定用プローブを介して入力された直流電圧を用いて定電流制御によって二次電池を充電することを特徴とする。
【0008】
この測定装置では、二次電池の充電電圧が低下している場合には、スイッチ回路によって交流充電に切り替えられたときには、電源部が、1組の測定用プローブを介して入力された商用交流を低電圧に変換すると共にその低電圧を全波整流した後に平滑してその平滑した電圧を用いて定電流制御によって二次電池を充電する。一方、スイッチ回路によって直流充電に切り替えられたときには、電源部が、1組の測定用プローブを介して入力された直流電圧を用いて定電流制御によって二次電池を充電する。したがって、太陽電池の発電力によって二次電池を充電させるのとは異なり、二次電池を満充電状態にすることができるため、連続的かつ長期に亘る測定が可能となる。また、装置のデザイン上の制限となる充電用のコネクタが不要となるため、自由にデザイン設計を行うことが可能となる。
【0009】
請求項2記載の測定装置は、請求項1記載の測定装置において、二次電池は電気二重層コンデンサで構成されていることを特徴とする。
【0010】
二次電池をニッカド電池で構成することもできる。一方、電気二重層コンデンサは、ニッカド電池などの化学反応によって充電が行われる二次電池とは異なり、活性炭への電荷の吸脱着によって充電が行われる。つまり、電気二重層コンデンサは、電荷の直接的な移動による、急速充電が可能な構造となっている。したがって、1組の測定用プローブを商用交流用コンセントに差し込めば、例えばAC−DCコンバータによって生成される直流電流によって電気二重層コンデンサが瞬時に満充電状態まで充電される。このため、屋外使用の際において、測定装置による測定を直ちに開始することが可能となると共に連続的かつ長期に亘る測定が可能となる。
【0011】
請求項3記載の測定装置は、請求項1または2記載の測定装置において、測定回路は、少なくとも充電時に二次電池の充電電圧を測定し、表示部は、測定回路によって測定された二次電池の充電電圧に基づく充電状態を表示することを特徴とする。
【0012】
この測定装置では、充電の際には、測定回路が二次電池の充電電圧を測定し、表示部が、その充電状態を表示する。したがって、オペレータは、表示部に表示された充電状態を監視することにより、二次電池を適正な状態に充電することが可能となる。
【0013】
請求項4記載の測定装置は、請求項1から3のいずれかに記載の測定装置において、二次電池を充電するための太陽電池を備えていることを特徴とする。
【0014】
この測定装置では、測定器本体は、太陽光が太陽電池に入射している限り、太陽電池の発電によって発生した電力に基づいて作動する。したがって、太陽電池によって発電されている限り充電を不要にすることができ、また、日陰で使用されたり、室内で使用されたりしたときであっても、充電回数を低減することが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して、本発明に係る測定装置をマルチメータに適用した実施の形態について説明する。なお、従来のマルチメータ41と同一の構成要素については、同一の符号を付して重複した説明を省略する。
【0016】
最初に、マルチメータ1の構成について図1,2を参照して説明する。
【0017】
マルチメータ1は、屋外使用および屋内使用の両用型の測定装置であって、図2に示すように、マルチメータ本体2と、2本の測定用プローブ3a,3bとを備え、マルチメータ本体2の正面パネルには、表示部5、ロータリスイッチ4および太陽電池28が配設されている。この場合、表示部5は、例えばLCDパネルで構成されており、測定値や後述する電気二重層コンデンサ25の充電電圧を表示する数値表示部5a、充電時に「CHARGE」を表示することによりマルチメータ1が充電中の状態である旨を表示する動作状態表示部5b、および充電状態を5段階で示す充電状態表示部5cが形成されている。また、ロータリスイッチ4は、図1に示すように、連動して切り替えられる2つのスイッチ回路4a,4bを備え、AC電圧測定、DC電圧測定、抵抗値測定、商用交流による充電、および直流電圧による充電のいずれかの状態に切り替えるために用いられる。また、測定用プローブ3a,3bは、図2に示すように、その一端がマルチメータ本体2の内部に接続され、その他端側には、接触子Cがそれぞれ取り付けられている。
【0018】
一方、マルチメータ本体2の内部には、図1に示すように、測定回路11、CPU12,ROM13、RAM14、電源部15およびアナログスイッチ16が配設されている。この場合、測定回路11は、電流値、電圧値および抵抗値などの各種の電気的パラメータを測定する。具体的には、測定回路11は、ロータリスイッチ4のスイッチ回路4aを介して入力される測定対象信号SM 、またはアナログスイッチ16を介して入力される電源部15の出力電圧VO を測定すると共に、アナログ−ディジタル変換して生成した測定データDM をCPU12に出力する。CPU12は、ロータリスイッチ4のスイッチ回路4bから出力されるスイッチ信号SS および測定回路11から出力される測定データDM に基づいての表示部5に対する表示制御などを実行する。また、ROM13は、CPU12の制御プログラムを記憶し、RAM14は、CPU12の演算結果などを一時的に記憶する。
【0019】
電源部15は、電圧変換用のトランス21、整流用のダイオードスタック22、平滑用のコンデンサ23、定電流回路24、二次電池として機能する電気二重層コンデンサ25、電流制限用の抵抗26、ツェナーダイオード27、太陽電池28およびダイオード29を備えて構成されている。この電源部15では、ロータリスイッチ4の切替えに応じて交流電流または直流電流によって電気二重層コンデンサ25を充電することができるように構成されている。
【0020】
具体的には、交流による充電時には、測定用プローブ3a,3bを商用コンセントに差し込む。この際には、測定用プローブ3a,3b、およびロータリスイッチ4のスイッチ回路4aを介してトランス21の一次巻線21aに商用交流が入力される。この場合、トランス21は、商用交流を低電圧に電圧変換し、その交流電圧を二次巻線21bからダイオードスタック22に出力する。ダイオードスタック22は、電圧変換された交流電圧を全波整流し、コンデンサ23は、全波整流された直流電圧を平滑する。一方、定電流回路24は、定電流制御により、所定の定電流(例えば1A)を電気二重層コンデンサ25に供給する。また、ツェナーダイオード27は、電気二重層コンデンサ25の端子間電圧を所定のツェナー電圧に制限することにより、電気二重層コンデンサ25の過電圧破壊を防止する。
【0021】
一方、直流電圧による充電時には、測定用プローブ3a,3bを例えばバッテリーのプラス端子およびマイナス端子にそれぞれ接続する。この際には、測定用プローブ3a,3b、およびロータリスイッチ4のスイッチ回路4aを介して定電流回路24に直流電圧が入力される。この場合にも、定電流回路24は、定電流制御により、所定の定電流(例えば1A)を電気二重層コンデンサ25に供給する。
【0022】
また、アナログスイッチ16は、ロータリスイッチ4がAC充電またはDC充電に選択された際に、CPU12によってオン状態に制御される。この場合、アナログスイッチ16は、オン状態に制御されると、電気二重層コンデンサ25の充電電圧である電源部15の出力電圧VO を測定回路11に出力する。
【0023】
次に、マルチメータ1の全体的な動作について説明する。
【0024】
このマルチメータ1では、内蔵の太陽電池28に太陽光が当たる場所にマルチメータ本体2を一定時間放置することにより、太陽電池28の発電によって生成された直流電流で内蔵の電気二重層コンデンサ25が自動的に充電される。この場合、ロータリスイッチ4の切替え操作によって「AC充電」または「DC充電」が選択されると、CPU12は、ロータリスイッチ4のスイッチ回路4bのスイッチ信号SS に基づいて充電時制御処理を実行する。具体的には、CPU12は、表示部5の動作状態表示部5bに「CHARGE」を表示させると共に、アナログスイッチ16をオン状態に制御する。これにより、電源部15の出力電圧VO がアナログスイッチ16を介して測定回路11に入力され、この際に、測定回路11は、出力電圧VO を測定し、その測定データDM をCPU12に出力する。次いで、CPU12は、測定データDM に基づいて、電気二重層コンデンサ25の充電電圧を表示部5の数値表示部5aに表示させると共に、電気二重層コンデンサ25の充電状態を充電状態表示部5cに5段階で表示させる。このため、オペレータは、数値表示部5aまたは充電状態表示部5cの表示を確認することにより、電気二重層コンデンサ23の充電状態を直ちに確認することができる。
【0025】
使用の際には、ロータリスイッチ4を切替え操作して例えば「ACV」を選択すると、CPU12は、アナログスイッチ16をオフ状態に制御する共に、動作状態表示部5bの「CHARGE」表示を消灯制御する。この際には、測定回路11は、ロータリスイッチ4のスイッチ回路4aを介して交流電圧が入力されると、入力レンジを所定の倍率に自動変更した後に交流電圧を測定し、測定データDM をCPU12に出力する。次いで、CPU12が、測定データDM に基づき、表示部5の数値表示部5aに交流電圧を表示させる。なお、ロータリスイッチ4の切替え操作によって「DCV」や「Ω」が選択されたときにも、測定回路11が、測定用プローブ3a,3bを介して入力される入力電圧に基づき、通常のマルチメータと同様にして直流電圧や抵抗値を測定し、CPU12が、その測定値を表示部5の数値表示部5aに表示させる。
【0026】
一方、日陰などでの長時間の使用や、工具箱などの日の当たらない場所での長期間の保管などによって電気二重層コンデンサ25の電圧が低下し、かつ測定回路11が作動するのに十分な電流が太陽電池28から出力されない状況下で使用するときには、電気二重層コンデンサ25を充電させる必要がある。この場合、商用交流で充電するときには、ロータリスイッチ4を切替え操作することにより「AC充電」を選択する。この際には、上記した充電時処理がCPU12によって実行される。次いで、測定用プローブ3a,3bを商用コンセントに差し込むと、商用交流が、測定用プローブ3a,3b、およびロータリスイッチ4のスイッチ回路4aを介してトランス21の一次巻線21aに入力される。次いで、トランス21が商用交流を低電圧に電圧変換し、ダイオードスタック22およびコンデンサ23が、その交流電圧を整流平滑する。この後、定電流回路24が、定電流制御によって所定の定電流を電気二重層コンデンサ25に供給する。この場合、電気二重層コンデンサ25は、活性炭への電荷の吸脱着によって充電が行われるため、電荷の直接的な移動によって満充電状態まで急速に充電される。このため、マルチメータ1による測定を直ちに開始することができると共に連続的かつ長期に亘って測定することができる。
【0027】
また、バッテリーなどの直流電圧によって充電する場合には、ロータリスイッチ4を切替え操作することにより「DC充電」を選択する。この際にも、CPU12は、充電時処理を実行する。次いで、測定用プローブ3a,3bを例えばバッテリーのプラス端子およびマイナス端子にそれぞれ接続すると、測定用プローブ3a,3b、およびロータリスイッチ4のスイッチ回路4aを介して定電流回路24に直流電圧が入力される。この場合にも、定電流回路24は、定電流制御により、所定の定電流を電気二重層コンデンサ25に供給する。これにより、電気二重層コンデンサ25が満充電状態まで急速に充電される。
【0028】
このように、このマルチメータ1によれば、電気二重層コンデンサ25の電圧が低下した場合、測定用プローブ3a,3bを利用して充電することができる。また、二次電池として電気二重層コンデンサ25を用いたため、測定用プローブ3a,3bを例えば商用コンセントに短時間差し込むだけで、満充電状態まで急速に充電することができる。したがって、外部電源や乾電池などを使用することなく、屋外で連続的かつ長時間に亘る測定を直ちに開始することができる。
【0029】
なお、本発明は、上記した本発明の実施の形態に示した構成に限定されない。例えば、商用交流の電圧を測定している際に、その商用交流を利用して電気二重層コンデンサ25を充電する構成を採用することもできる。
【0030】
また、本発明の実施の形態では、単結晶シリコン型の太陽電池28を用いた例について説明したが、アモルファスシリコン型の太陽電池を用いることもできる。なお、太陽電池28については、必ずしも内蔵させる必要はなく、測定用プローブ3a,3bを利用しての外部電源からの充電のみが可能な構成を採用することもできる。この場合には、マルチメータ本体2の正面パネルから太陽電池28を省くことができるため、デザイン設計の自由度がより高まると共に、その分のコストを低減することができる。
【0031】
さらに、測定回路11や、ロータリスイッチ4およびアナログスイッチ16による切替回路などについても、本発明の実施の形態に示した構成および動作に限定されず、測定装置業界で通常に採用されている公知技術を適用することができるのは勿論である。また、電気二重層コンデンサ25の充電状態を表示させるための構成についても、本発明の実施の形態では、測定回路11が測定対象信号SM と電気二重層コンデンサ25の充電電圧との両者を測定する例について説明したが、測定対象信号SM を測定する測定回路と、電気二重層コンデンサ25の充電電圧を測定する測定回路とを別個独立して設けることもできる。この場合には、コストが上昇という不都合があるものの、電気二重層コンデンサ25の充電電圧を常時測定することができるため、オペレータに対して、電気二重層コンデンサ25の充電状態をリアルタイムで知らしめることができる。また、本発明の実施の形態では、本発明における測定装置をマルチメータ1に適用した実施の形態について説明しているが、本発明は、電流計、電圧計、電力計および記録計などの各種の測定装置に好適に用いることもできる。
【0032】
【発明の効果】
以上のように、請求項1記載の測定装置によれば、1組の測定用プローブを介して入力された商用交流または直流電圧によって二次電池を充電することにより、太陽電池などの発電力によって二次電池を充電させるのとは異なり、二次電池を満充電状態にすることができる結果、連続的かつ長期に亘っての測定を行うことができる。また、充電用のコネクタが不要となるため、自由にデザイン設計を行うことができる。加えて、ACアダプタなどを用いて充電するのと比較して、そのACアダプタの紛失を考慮する必要もなく、しかも、持ち運びが簡単な携帯用測定装置を提供することができる。
【0033】
また、請求項2記載の測定装置によれば、二次電池を電気二重層コンデンサで構成したことにより、瞬時に満充電状態まで充電することができ、これにより、屋外使用の際において、測定装置による測定を直ちに開始することができると共に連続的かつ長期に亘って測定することができる。
【0034】
さらに、請求項3記載の測定装置によれば、表示部が測定回路によって測定された二次電池の充電電圧に基づく充電状態を表示することにより、オペレータは、この充電状態を監視することができ、これにより、二次電池を適正な状態に充電することができる。また、測定装置に本来的に使用される測定回路を用いて二次電池の充電状態を測定することにより、新たな測定回路を追加する必要がない結果、製造コストの上昇を抑えることができる。
【0035】
また、請求項4記載の測定装置によれば、二次電池を充電するための太陽電池を備えたことにより、太陽電池によって発電されている限り充電を不要にすることができ、また、日陰で使用されたり、室内で使用されたりするときであっても、充電回数を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るマルチメータ1の回路図である。
【図2】 本発明の実施の形態に係るマルチメータ1の正面図である。
【図3】 従来のマルチメータ41の回路図である。
【符号の説明】
1 マルチメータ
2 マルチメータ本体
3a 測定用プローブ
3b 測定用プローブ
5 表示部
11 測定回路
15 電源部
25 電気二重層コンデンサ
28 太陽電池

Claims (4)

  1. 1組の測定用プローブと、当該測定用プローブを介して入力される測定対象信号に基づく測定を行う測定回路と、当該測定回路の測定結果を表示する表示部と、電源用の二次電池とを備えている測定装置において、
    記二次電池を充電可能に構成された電源部と、交流充電および直流充電を切り替えるスイッチ回路とを備え、前記電源部は、前記スイッチ回路によって前記交流充電に切り替えられたときには、前記1組の測定用プローブを介して入力された商用交流を低電圧に変換すると共に当該低電圧を全波整流した後に平滑して当該平滑した電圧を用いて定電流制御によって前記二次電池を充電し、前記スイッチ回路によって前記直流充電に切り替えられたときには、前記1組の測定用プローブを介して入力された直流電圧を用いて定電流制御によって前記二次電池を充電することを特徴とする測定装置。
  2. 前記二次電池は電気二重層コンデンサで構成されていることを特徴とする請求項1記載の測定装置。
  3. 前記測定回路は、少なくとも充電時に前記二次電池の充電電圧を測定し、前記表示部は、前記測定回路によって測定された前記二次電池の充電電圧に基づく充電状態を表示することを特徴とする請求項1または2記載の測定装置。
  4. 前記二次電池を充電するための太陽電池を備えていることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の測定装置。
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