JP4097771B2 - ユニット配置制限ルール定義装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ユニット配置制限ルール定義装置に係り、特に、制御盤等を構成するユニットの配置制限を容易に定義し、かつ、登録する装置および方法として好適なユニット配置制限ルール定義装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、設計知識を取り入れたインテリジェントCADが知られている。このようなCADを構築する上では、設計者の知識をいかに効率良くシステムに取り込むかが重要であり、一般には、システムに登録すべきルールの抽出に多大な時間が必要である。上記の時間を削減するためには、設計のルールを設計者から効率よく抽出してデータとして保存しうるシステムを用いることが有効である。
【0003】
制御盤や配電盤等は、ラックと、その内部に収納される単数または複数のユニット等により構成される。個々のユニットには、それらの寸法や形状、または、ケーブルの引き出し位置などに起因して配置制限が課される。従って、制御盤等の設計を支援するインテリジェントCADを構築するためには、ユニットの配置制限ルールを効率良く定義して保存することが必要である。
【0004】
特開平6−274556号公報には、ユーザインターフェースを通じて設計ルールを入力することにより必要なデータをCADに登録するシステムが開示されている。しかしながら、上記従来のシステムでは、設計ルールを効率良く登録するための工夫は何ら行われていない。
【0005】
また、特開平8−185421号公報には、部品の図形データや、個々の部品の配置規則を記憶するデータベースを備え、部品の種類や個数が与えられると、データベースから読み出した情報を用いて設計支援を可能とするシステムが開示されている。しかしながら、上記のシステムにおいても、部品情報の登録を効率良く行うことに関しては何ら工夫がされていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
制御盤等を構成するユニットの配置制限ルールを定義する手法としては、縦寸法、横寸法、および、奥行き寸法等、予め定義されているパラメータに対して値を入力する手法が標準的に用いられている。しかし、ユニットの形状は必ずしも常に長方形ではない。このため、予定のパラメータのみで全てのユニット形状に対応することは困難である。更に、上述した手法によると、パラメータに対する値の入力漏れが生じ易い。
【0007】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、ユニットの配置制限に関するルールを、配置制限に対応するオブジェクトアイコンを用いて定義し得るユニット配置制限ルール定義装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の請求項1に係るユニット配置制限ルール定義装置は、ユニットを収納するラックの構成に対応する定義フィールドを表示するフィールド表示手段と、ユニットの配置制限に関する事項を表すオブジェクトアイコンを表示するオブジェクトアイコン表示手段と、
所定のユニットに対して前記オブジェクトアイコンと前記定義フィールドの所定位置とが指定された場合に、それら3者の組み合わせを保存する定義内容保存手段と、
を備えるものである。
【0011】
本発明の請求項2に係るユニット配置制限ルール定義装置は、前記オブジェクトアイコンが、物理的干渉の原因となる干渉物を表す干渉オブジェクトアイコンを備えるものである。
【0012】
本発明の請求項3に係るユニット配置制限ルール定義装置は、前記オブジェクトアイコンが、要求される空間に関する事項を表す制約オブジェクトアイコンを備えるものである。
【0013】
本発明の請求項4に係るユニット配置制限ルール定義装置は、配置制限に関するユニットの特徴を表すルールオプションを指定するためのルールオプション指定手段を備えると共に、
前記定義内容保存手段が、前記オブジェクトアイコンと前記定義フィールドの所定位置との組み合わせと、前記ルールオプションとを所定のユニットとの関係で保存するものである。
【0014】
本発明の請求項5に係るユニット配置制限ルール定義装置は、所定のユニットに対して、前記オブジェクトアイコンと前記所定位置とが指定された際に、前記オブジェクトアイコンと前記所定位置とで定義される配置制約の内容を表示する定義内容表示手段を備えるものである。
【0015】
本発明の請求項6に係るユニット配置制限ルール定義装置は、前記オブジェクトアイコンと前記所定位置との組み合わせ、および、前記ルールオプションにより複数の指定がなされた場合に、前記複数の指定が矛盾しないことをチェックする定義内容チェック手段を備えるものである。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態について説明する。なお、図中、同一の符号はそれぞれ同一または相当する部分を示す。
【0023】
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1であるユニット配置制限ルール定義装置10のブロック構成図を示す。本実施形態のユニット配置制限ルール定義装置10は、制御盤や配電盤等の構成要素として用いられるユニットとラックとの組み合わせに対応する配置制限ルールを定義して、制御盤等の設計支援用CADのデータとして保存するための装置である。
【0024】
本実施形態のユニット配置制限ルール定義装置10は、後述する内容を表示するディスプレイ12、後述する処理を実行する定義内容チェック部14、および、後述する配置制限データを保存する情報管理データベース16を備えている。情報管理データベース16は、テキストデータファイルやリレーショナルデータベース等、データを管理保存する機能を有する汎用的デバイスにより実現することができる。
【0025】
ディスプレイ12には、図1に示す如く、定義フィールド18、干渉オブジェクトアイコン20、制約オブジェクトアイコン22、ルールオプション指定欄24およびコマンドボタン26が表示されている。定義フィールド18には、処理の対象として特定されたラックの構造が模式的に表される。定義フィールド18には、具体的には、ラック内部の収納スペースや、ラックが備える垂直母線(VB)に対応するスペース等が表示される。
【0026】
干渉オブジェクトアイコン20は、物理的な干渉を生じさせる部材の存在を表示するためのアイコンである。干渉オブジェクトアイコン20には、例えば、ユニットの張り出し部分を表示するためのアイコン、ユニットから導かれるケーブルを表示するためのアイコン、および、グリップ等の付属物を表示するためのアイコン等が含まれている。
【0027】
制約オブジェクトアイコン22は、物理的な要素に起因しない配置制限を表示するためのアイコンである。具体的には、制約オブジェクトアイコン22は、ユニットの周囲に確保すべき空間の大きさを表示するためのアイコンである。ユニットには、物理的干渉を避けるための配置制限の他、例えば放熱性を確保するために必要な空間を確保するための配置制限が課されることがある。制約オブジェクトアイコン22は、上記の要求に対応して設けられたアイコンである。
【0028】
本実施形態において、干渉オブジェクトアイコン20および制約オブジェクトアイコン22は、例えば、ドラッグ・アンド・ドロップにより、または、それらのアイコンのポイントと定義フィールド18上の所定位置の指定とにより、定義フィールド上の所定位置に表示させることができる。
【0029】
ルールオプション指定欄24は、干渉オブジェクトアイコンおよび制約オブジェクトアイコンに対応する特徴を除く他の事項で、ユニットの配置制限に関係する事項を指定するための欄である。ルールオプション指定欄24には、例えば、ユニットがラックから引き出される引き出し式であるか、あるいは、ラックに固定される固定式であるかを選択する欄、ユニットに付属するグリップの型式を指定するための欄などが表示されている。また、ルールオプション指定欄24には、予め設定されている事項に含まれない事項を指定するための備考欄が設けられている。このため、本実施形態によれば、ユニットの特性を正確にユニット配置制限ルール定義装置10に入力することができる。
【0030】
コマンドボタン26は、ユニット配置制限ルール定義装置10に実行させる処理の内容を指定するためのボタンである。コマンドボタン26には、複数のボタンが含まれている。ユニット配置制限ルール定義装置10は、クリックにより指定されたコマンドボタン26に対応する処理を実行する。
【0031】
ディスプレイ12には、また、定義内容表示部28が表示されている。定義内容表示部28は、上述した干渉オブジェクトアイコン20および制約オブジェクトアイコン22により定義された内容が視覚的に理解できるように表示される。定義内容表示部28における表示処理は、コマンドボタン26の操作により行われる。
【0032】
定義内容チェック部14では、ディスプレイ12上で指定された複数の内容に矛盾が生じていないかをチェックする処理が行われる。定義内容チェック部14では、例えば、ユニットの周囲に空間を確保すべきことが指定されており、かつ、確保すべき空間の大きさが指定されていない場合などに指定内容が不適切であると判断される。定義内容チェック部14の処理は、ディスプレイ12上で指定された内容をデータベース16に保存する処理に先立って実行される。
【0033】
次に、図2を参照して、本実施形態のユニット配置制限ルール定義10の構成および動作をより詳細に説明する。尚、図2において上記図1に示す部分と同一の部分には、同一の符号を付してその説明を省略または簡略する。
【0034】
図2は、ユニット配置制限ルール定義10のディスプレイ12に表示されるウィンドウの詳細を示す。本実施形態において、ユニット配置制限ルール定義装置10は、図2に示す如く、ディスプレイ12上に定義ウィンドウ30と形状確認ウィンドウ32とを表示することができる。形状確認ウィンドウ32は、上記図1に示す定義内容チェック部14を構成するウィンドウである。
【0035】
定義ウィンドウ30は、特定のユニットと特定のラックとの組み合わせに対応する配置制限ルールを定義する際に表示すべきウィンドウである。定義ウィンドウ30には、その左上方に定義フィールド18が表示されている。
【0036】
図3は、定義フィールド18の構成図を示す。定義フィールド18は、上述の如く、ラックの構成に対応して描かれている。より具体的には、定義フィールド18は、図3における左側を表面側とし、かつ、図3における右側を裏面側としてラックを配置した際のラックの断面構造に対応している。
【0037】
本実施形態において、定義フィールド18は、図3に示す如く、“A1”〜“A27”を付して表す18の領域と、“U”を付して表す領域とに区分されている。本実施形態において用いられるラックは、横幅が一定で表側および裏側の双方からユニットを配置することができる構造を有している。
【0038】
また、このラックは、表側および裏側のユニット配置領域の間にラックの内部を垂直方向に延在する垂直母線VBを備え、かつ、ラックの内部を水平方向に延在する水平母線HBを備えている。垂直母線VBにはラックの上面側から電力が供給されている。定義フィールド18において、領域A11〜A17は、垂直母線VBに対応する領域である。また、定義フィールド18において、領域Uは、ユニットの配置領域として指定された領域である。
【0039】
図2に示す如く、定義ウィンドウ30には、定義フィールド18の下方に、干渉オブジェクトアイコン20および制約オブジェクトアイコン22のリストが表示されている。リスト中に示される「上向き」および「下向き」アイコンは、電源ケーブルを表す“ケーブルアイコン”であり、それぞれ、電源ケーブルが上向きまたは下向きに配線されることを表す場合に用いられる。
【0040】
図2に示す「室内」、「裏側の途中」および「裏側の奥」アイコンは、ユニットが側面視がL形状であることを表すための“L型アイコン”であり、それぞれ、ユニットの張り出し部分が裏側のスペースA21〜A27に進入しないこと、裏側のスペースA21〜A27の途中まで進入すること、および、裏側のスペースA21〜A27の奥まで進入することを表す場合に用いられる。
【0041】
図2に示す「HB接続」アイコンは、ユニットが水平母線から電力の供給を受けるのに適していることを表すためのアイコンである。また、「禁則領域」アイコンは、ラック内の禁則領域を表すためのアイコンである。更に、「固定」アイコンおよび「確保」アイコンは、それぞれ、物理的な干渉の原因となる要素の寸法(例えば、L型ユニットにおける張り出し部の高さ)を指定するため、または、所望の放熱性を得るためのスペース確保や電源ケーブルの配線のためのスペース確保等の目的で要求される空間の大きさを指定するために用いられるアイコンである。
【0042】
図2に示す如く、定義ウィンドウ30には、定義フィールド18の右側にルールオプション指定欄24が表示されている。ルールオプション指定欄24には、「引き出し形」および「固定形」を指定するチェックボックスが設けられている。これらのチェックボックスは、ユニットがラックから引き出し得る引き出し形であるか、あるいは、ラックに固定される固定形であるかを指定するために用いられる。
【0043】
ルールオプション指定欄24には、「底面配置」、「他グリップ接続不可」および「表面配置専用」を指定するためのチェックボックスが設けられている。「底面配置」ボックスは、ユニットに、重量制限等の理由で底面配置が要求されていることを表す場合に用いられる。
【0044】
本実施形態において、ユニットが備えるグリップは、垂直母線VBまたは水平母線HBに接触することにより、それらの母線から電力を取り込むための部材である。「他グリップ接続不可」ボックスは、電力容量等の理由で、他のユニットのグリップが同一の母線に接触するのを避ける必要がある場合に用いられるボックスである。また、「表面配置置専用」ボックスは、ユニットをラックの表面側に配置する必要がある場合に用いられるボックスである。
【0045】
ルールオプション指定欄24には、「VB接続部コード」欄が設けられている。「VB接続部コード」欄は、ユニットと垂直母線VBとを接続するグリップの型式を指定するための欄である。また、ルールオプション指定欄24には、「VB要否」指定欄、「VB切断」指定欄、「内取付枠要否」指定欄、「内取付枠切断」指定欄、「VB容量」指定欄、「HB容量」指定欄、および、「一面当たりの最大個数指定欄」が設けられている。
【0046】
これらの指定欄は、配置制限ルールを定義すべきユニットをラックに配置するにあたり垂直母線VBが必要であるか、垂直母線VBの切断が必要であるか、取付枠が必要であるか、その取付枠の切断が必要であるか等に応じて、また、垂直母線VBおよび水平母線HBに流通させるべき最大電力の要求値や、放熱性や相互干渉の観点から一面当たりに配置し得る最大個数に応じて適当に設定される。
【0047】
定義ウィンドウ30には、図2に示す如く、アイコンリストの右側に備考欄34が設けられている。備考欄34には、干渉オブジェクトアイコン20、制限オブジェクトアイコン22、および、ルールオプション指定欄24の指定により特定できない種々の特徴が書き込まれる。
【0048】
定義ウィンドウ30には、更に、アイコンリストおよび備考欄34の下方にコマンドボタン26が表示されている。コマンドボタン26には、「登録」ボタン36、「TBオプション」ボタン38、「終了」ボタン40および「形状表示」ボタン42が含まれている。
【0049】
「登録」ボタン36がクリックされると、定義ウィンドウ30で定義された内容が定義内容チェック部14でチェックされた後、情報データベース16に保存される。「TBオプション」ボタン38がクリックされると、他の任意的処理の実行が可能となる。「終了」ボタン40がクリックされると、ユニット配置制限ルール定義装置10による配置制限ルールの定義処理が終了される。また、「形状表示」ボタン42がクリックされると、定義ウィンドウ30で定義した内容が形状確認ウィンドウ32に表示される。
【0050】
図2に示す定義ウィンドウ18は、底面から高さ700の部分が裏面側に張り出したL字形状を有し、かつ、上端部近傍に垂直母線VBと接触するためのグリップを備えるユニットに対する配置制限ルールを定義した場合の画面を示す。定義ウィンドウ18において図2に画面を作成した後、「形状表示」ボタン42をクリックすると、形状確認ウィンドウ32に、定義されたユニットの形状に対応する形状が表示される。このため、ユニット配置制限ルール定義装置10の使用者は、ユニットについて定義された内容を目視により容易に確認することができる。
【0051】
次に、図4を参照して、本実施形態のユニット配置制限ルール定義装置10を用いて、底面から高さ700の部分が裏面側に張り出したL字形状のユニットに対する配置制限ルールを定義する手順について説明する。
【0052】
図4は、上記のユニットに対する定義を行うべく干渉オブジェクトアイコン20および制限オブジェクトアイコン22を定義フィールド18の所定位置に配置した状態を示す。本実施形態において、上述したユニットの形状は、図4に示す如く、底面側が裏面方向に張り出した形状を有する“L型アイコン”をA15欄に配置し、かつ、寸法が700に指定された“固定アイコン”をA25欄に配置することで定義される。換言すると、本実施形態のユニット配置制限ルール定義装置10は、A15欄およびA25欄にそれぞれ上記のアイコンが配置されると、U欄に配置されるユニットが、底面から700の部分が裏面側に張り出した形状を有していると認識する。
【0053】
U欄に配置されるユニットが上記の形状を有している場合、そのユニットには、裏面側に張り出した部分が他の部材等と干渉しないための配置制限ルールを適用する必要がある。このため、ユニット配置制限ルール定義装置10は、ユニット形状が上記の如く定義された場合、そのユニットに対して、▲1▼ユニットの張り出し部が存在する領域への他のユニットの配置を禁止する干渉ルール、および、▲2▼垂直母線VBの、ユニットの張り出し部と干渉する部分の切断を要求する制約ルールを定義する。
【0054】
上記の定義を行った後、形状表示ボタン42をクリックすると、定義されたユニットの形状を上記の如く形状確認ウィンドウ32で確認することができる。また、登録ボタン36をクリックすると、定義された内容に矛盾が生じていないかがチェックされた後、その定義内容が情報管理データベース16に保存される。このため、本実施形態のユニット配置制限ルール定義装置10によれば、ユニットに関する配置制限ルールの定義および保存を、確実に、かつ、効率的に行うことができる。
【0055】
実施の形態2.
次に、図5を参照して、本発明の実施の形態2について説明する。
図5は、本実施形態において処理の対象とされるユニットの形状が定義された定義フィールド18の画面を示す。本実施形態において処理の対象とされるユニットは、その上面から電源ケーブルが引き出される形式である。また、本実施形態で用いられるユニットには、電源ケーブルとラックとの結線等のためにユニット上部に少なくとも200の空間を確保することが要求される。
【0056】
上述したユニットの特徴は、図5に示す如く、電源ケーブルが上向きに延在することを表す“ケーブルアイコン”をA1欄に配置し、かつ、寸法が200に指定された“寸法アイコン”をA2欄に配置することで定義される。尚、寸法アイコンは、ユニットの周囲に確保すべき空間の大きさを指定するためのアイコンである。
【0057】
本実施形態のユニット配置制限ルール定義装置10は、A1欄およびA2欄にそれぞれ上記のアイコンが配置されると、U欄に配置されるユニットの上面からラックの天面まで電源ケーブルが延在することを認識する。この場合、ユニット配置制限ルール定義装置10は、そのユニットに対して、▲1▼ユニットの上部の他のユニットを配置することを禁止する干渉ルール、および、▲2▼ユニットの上部に200の空間を確保するという制約ルールを定義する。
【0058】
上記の定義を行った後、形状表示ボタン42をクリックすると、定義されたユニットの特徴を形状確認ウィンドウ32で確認することができる。また、登録ボタン36をクリックすると、定義された内容に矛盾が生じていないかがチェックされた後、その定義内容が情報管理データベース16に保存される。このため、本実施形態のユニット配置制限ルール定義装置10によれば、ユニットに関する配置制限ルールの定義および保存を、確実に、かつ、効率的に行うことができる。
【0059】
実施の形態3.
次に、図6を参照して、本発明の実施の形態3について説明する。
図6は、本実施形態において処理の対象とされるユニットの形状が定義された定義フィールド18の画面を示す。本実施形態において処理の対象とされるユニットは、その下端部近傍から裏面側へ、ラックの天面に接続されるべき電源ケーブルが引き出される形式である。また、このユニットは、ラックの表面に配置することが指定されたユニットである。
【0060】
上述したユニットの特徴は、図6に示す如く、電源ケーブルが上向きに延在することを表す“ケーブルアイコン”をA21欄に配置し、寸法が200に指定された“寸法アイコン”をA25欄に配置し、かつ、上述したルールオプション指定欄24の表面配置専用ボックスをチェックすることで定義される。尚、本実施形態で用いられる寸法アイコンは、電源ケーブルの通過のために必要な空間の大きさを指定するためのアイコンである。
【0061】
本実施形態のユニット配置制限ルール定義装置10は、A21欄およびA25欄にそれぞれ上記のアイコンが配置され、かつ、表面配置専用ボックスがチェックされると、U欄の下端部近傍から裏面方向に電源ケーブルが導出され、更に、その電源ケーブルが裏面側スペースを通ってラックの天面まで延在することを認識する。この場合、ユニット配置制限ルール定義装置10は、そのユニットに対して、▲1▼電源ケーブルと干渉する部位に他のユニットを配置することを禁止する干渉ルール、および、▲2▼ユニットをラックの表面のみに配置するという制約ルールを定義する。
【0062】
上記の定義を行った後、形状表示ボタン42をクリックすると、定義されたユニットの特徴を形状確認ウィンドウ32で確認することができる。また、登録ボタン36をクリックすると、定義された内容に矛盾が生じていないかがチェックされた後、その定義内容が情報管理データベース16に保存される。このため、本実施形態のユニット配置制限ルール定義装置10によれば、ユニットに関する配置制限ルールの定義および保存を、確実に、かつ、効率的に行うことができる。
【0063】
尚、上述した各実施形態においては、ディスプレイ12に定義フィールド18およびアイコンリストが表示されることにより前記請求項1記載の「フィールド表示手段」および「オブジェクトアイコン表示手段」が実現されていると共に、情報管理データベース16により前記請求項1記載の「定義内容保存手段」が実現されている。
【0064】
また、上記の各実施形態においては、ルールオプション指定欄24により前記請求項4記載の「ルールオプション指定手段」が実現されていると共に、形状確認ウィンドウ32により前記請求項5記載の「定義内容表示手段」が、また、定義内容チェック部14により前記請求項6記載の「定義内容チェック手段」が、それぞれ実現されている。
【0065】
【発明の効果】
この発明は以上説明したように構成されているので、以下に示すような効果を奏する。
請求項1記載の発明によれば、オブジェクトアイコンを用いることにより、ユニットの配置制限ルールを確実かつ効率的に定義および保存することができる。
【0066】
請求項2記載の発明によれば、物理的干渉を生じさせないための配置制限ルールを確実かつ効率的に定義および保存することができる。
【0067】
請求項3記載の発明によれば、要求される空間を確保するための配置制限ルールを確実かつ効率的に定義および保存することができる。
【0068】
請求項4記載の発明によれば、ユニットやその付属物の形状や、空間的な要求で定義することのできない配置制限ルールを確実かつ効率的に定義し、また、保存することができる。
【0069】
請求項5記載の発明によれば、定義した配置制限ルールの内容を目視により容易に確認することができる。
【0070】
請求項6記載の発明によれば、誤った配置制限ルールの登録を有効に防止することができる。
【0071】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1のユニット配置制限ルール定義装置のブロック構成図である。
【図2】 本発明の実施の形態1のユニット配置制限ルール定義装置において表示されるウィンドウの詳細を示す図である。
【図3】 図2に示す定義フィールドの詳細を示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態1で処理対象とされるユニットに対応する定義フィールドの図である。
【図5】 本発明の実施の形態2で処理対象とされるユニットに対応する定義フィールドの図である。
【図6】 本発明の実施の形態2で処理対象とされるユニットに対応する定義フィールドの図である。
【符号の説明】
10 ユニット配置制限ルール定義装置、 12 ディスプレイ、 18 定義フィールド、 20 干渉オブジェクト、 22 制約オブジェクト、 24ルールオプション指定欄、 26 コマンドボタン、 28 定義内容表示部、 30 定義ウィンドウ、 32 形状確認ウィンドウ。

Claims (6)

  1. ユニットを収納するラックの構成に対応する定義フィールドを表示するフィールド表示手段と、
    ユニットの配置制限に関する事項を表すオブジェクトアイコンを表示するオブジェクトアイコン表示手段と、
    所定のユニットに対して前記オブジェクトアイコンと前記定義フィールドの所定位置とが指定された場合に、それら3者の組み合わせを保存する定義内容保存手段と、
    を備えることを特徴とするユニット配置制限ルール定義装置。
  2. 前記オブジェクトアイコンは、物理的干渉の原因となる干渉物を表す干渉オブジェクトアイコンを備えることを特徴とする請求項1記載のユニット配置制限ルール定義装置。
  3. 前記オブジェクトアイコンは、要求される空間に関する事項を表す制約オブジェクトアイコンを備えることを特徴とする請求項1または2記載のユニット配置制限ルール定義装置。
  4. 配置制限に関するユニットの特徴を表すルールオプションを指定するためのルールオプション指定手段を備えると共に、
    前記定義内容保存手段は、前記オブジェクトアイコンと前記定義フィールドの所定位置との組み合わせと、前記ルールオプションとを所定のユニットとの関係で保存することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載のユニット配置制限ルール定義装置。
  5. 所定のユニットに対して、前記オブジェクトアイコンと前記所定位置とが指定された際に、前記オブジェクトアイコンと前記所定位置とで定義される配置制約の内容を表示する定義内容表示手段を備えることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項記載のユニット配置制限ルール定義装置。
  6. 前記オブジェクトアイコンと前記所定位置との組み合わせ、および、前記ルールオプションにより複数の指定がなされた場合に、前記複数の指定が矛盾しないことをチェックする定義内容チェック手段を備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項記載のユニット配置制限ルール定義装置。
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