JP4096231B2 - 記録再生装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

記録再生装置および方法、記録媒体、並びにプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は記録再生装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、他の装置からのデータや、放送された番組のデータを録画する装置に用いて好適な記録再生装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
放送された番組を記録するビデオテープレコーダは、一般的に普及し、その記録媒体は、より大きな容量を有するディスク型へとかわりつつある。従来から、2台のビデオテープレコーダを接続し、一方に記憶されているデータを他方の記録媒体にコピー(ダビング)するといったことが行われていた。
【0003】
また、ビデオテープレコーダは、予めユーザが設定した時刻に録画を開始し、設定された時刻に録画を終了するといった、いわゆる録画予約機能を有していた。このようなダビングや録画予約機能は、使い勝手が良くなり、ユーザは、よりこれらの機能を使うようになってきている。
【0004】
さらに、近年、記録媒体の変化とともに、その記録方式も変化しつつある。すなわち、アナログで記録再生を行っていたのが、デジタルで記録再生を行うようになってきている。このようなデジタルで記録再生を行う装置をデジタルビデオレコーダ(DVR)などと称するときがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
例えば、2台のDVRが接続されている状態で、ダビングを行う場合を考える。一方のDVRでは、録画予約が設定されているとする。このような状況で、ダビングが開始され、実行されているとき、録画予約がされていた時刻になると、ダビングが中止され、録画が開始されてしまう。または、ダビングが継続され、録画が開始されない。
【0006】
このように、ダビングを行っている時間と録画予約による録画が行われる時間とに重なりがあると、どちらか一方は、不完全のまま処理されてしまうといった問題があった。
【0007】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、ダビングと録画予約の両方とも処理が完全に行われるようにし、そのために行う操作は、ユーザにとって簡便なものとなるようにすることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の記録再生装置は、所定のデータの記録を開始する開始時刻と、記録を終了する終了時刻を少なくとも含む予約情報を記憶する記憶手段と、記憶手段により記憶されている予約情報に基づき、所定のデータの記録を実行する記録実行手段と、所定のデータのダビングが指示された場合、記憶手段に記憶されている予約情報から、現在時刻に最も近い開始時刻を読み出す読み出し手段と、ダビングが指示されたデータをダビングするのにかかるダビング時間を算出する第1の算出手段と、第1の算出手段により算出されたダビング時間を、現在時刻に加算し、さらに所定の時間を加算し、ダビングの終了予定時刻を算出する第2の算出手段と、第2の算出手段により算出された終了予定時刻が、読み出し手段により読み出された開始時刻よりも前の時点の時刻であるか否かを判断する判断手段と、判断手段により、終了予定時刻が開始時刻よりも前の時点であると判断された場合、ダビングを実行するダビング実行手段と、判断手段により、終了予定時刻が開始時刻よりも前の時点ではないと判断された場合、ダビング実行手段によるダビングを中止させるか否かを判定する判定手段と、判定手段によりダビング実行手段によるダビングを中止させると判定された場合、ダビング実行手段によるダビングを中止させる中止手段とを含むことを特徴とする。
【0009】
前記判定手段は、ユーザの指示に基づいて行われるようにすることができる。
【0010】
前記判断手段により終了予定時刻が開始時刻よりも前の時点ではないと判断された場合、記憶手段により記憶されている予約情報のうち、時間的に隣あう2つの予約情報を用い、時間的に前の時間の予約情報の終了時刻から、時間的に後の時間の予約情報の開始時刻までの時間を算出する第3の算出手段と、第3の算出手段により算出された時間の方が、第1の算出手段により算出されたダビング時間より長い時間であるか否かを判断する第2の判断手段と、第2の判断手段により、第3の算出手段により算出された時間の方が、ダビング時間より長い時間であると判断された場合、その判断された時間に、ダビング実行手段がダビングを実行するように設定する設定手段ををさらに含み、判定手段は、第2の判断手段により第3の算出手段により算出された時間の方が、ダビング時間より長い時間ではないと判断された場合、ダビング実行手段によるダビングを中止させると判定するようにすることができる。
【0011】
本発明の記録再生方法は、所定のデータの記録を開始する開始時刻と、記録を終了する終了時刻を少なくとも含む予約情報の記憶を制御する記憶制御ステップと、記憶制御ステップの処理で記憶が制御された予約情報に基づき、所定のデータの記録を実行する記録実行ステップと、所定のデータのダビングが指示された場合、記憶制御ステップの処理で記憶が制御された予約情報から、現在時刻に最も近い開始時刻を抽出する抽出ステップと、ダビングが指示されたデータをダビングするのにかかるダビング時間を算出する第1の算出ステップと、第1の算出ステップの処理で算出されたダビング時間を、現在時刻に加算し、さらに所定の時間を加算し、ダビングの終了予定時刻を算出する第2の算出ステップと、第2の算出ステップの処理で算出された終了予定時刻が、抽出ステップの処理で抽出された開始時刻よりも前の時点の時刻であるか否かを判断する判断ステップと、判断ステップの処理で終了予定時刻が開始時刻よりも前の時点であると判断された場合、ダビングを実行するダビング実行ステップと、判断ステップの処理で終了予定時刻が開始時刻よりも前の時点ではないと判断された場合、ダビング実行ステップの処理によるダビングを中止させるか否かを判定する判定ステップと、判定ステップの処理でダビング実行ステップの処理によるダビングを中止させると判定された場合、ダビング実行ステップの処理によるダビングを中止させる中止ステップとを含むことを特徴とする。
【0012】
本発明の記録媒体のプログラムは、所定のデータの記録を開始する開始時刻と、記録を終了する終了時刻を少なくとも含む予約情報の記憶を制御する記憶制御ステップと、記憶制御ステップの処理で記憶が制御された予約情報に基づき、所定のデータの記録を実行する記録実行ステップと、所定のデータのダビングが指示された場合、記憶制御ステップの処理で記憶が制御された予約情報から、現在時刻に最も近い開始時刻を抽出する抽出ステップと、ダビングが指示されたデータをダビングするのにかかるダビング時間を算出する第1の算出ステップと、第1の算出ステップの処理で算出されたダビング時間を、現在時刻に加算し、さらに所定の時間を加算し、ダビングの終了予定時刻を算出する第2の算出ステップと、第2の算出ステップの処理で算出された終了予定時刻が、抽出ステップの処理で抽出された開始時刻よりも前の時点の時刻であるか否かを判断する判断ステップと、判断ステップの処理で終了予定時刻が開始時刻よりも前の時点であると判断された場合、ダビングを実行するダビング実行ステップと、判断ステップの処理で終了予定時刻が開始時刻よりも前の時点ではないと判断された場合、ダビング実行ステップの処理によるダビングを中止させるか否かを判定する判定ステップと、判定ステップの処理でダビング実行ステップの処理によるダビングを中止させると判定された場合、ダビング実行ステップの処理によるダビングを中止させる中止ステップとを含むことを特徴とする。
【0013】
本発明のプログラムは、所定のデータの記録を開始する開始時刻と、記録を終了する終了時刻を少なくとも含む予約情報の記憶を制御する記憶制御ステップと、記憶制御ステップの処理で記憶が制御された予約情報に基づき、所定のデータの記録を実行する記録実行ステップと、所定のデータのダビングが指示された場合、記憶制御ステップの処理で記憶が制御された予約情報から、現在時刻に最も近い開始時刻を抽出する抽出ステップと、ダビングが指示されたデータをダビングするのにかかるダビング時間を算出する第1の算出ステップと、第1の算出ステップの処理で算出されたダビング時間を、現在時刻に加算し、さらに所定の時間を加算し、ダビングの終了予定時刻を算出する第2の算出ステップと、第2の算出ステップの処理で算出された終了予定時刻が、抽出ステップの処理で抽出された開始時刻よりも前の時点の時刻であるか否かを判断する判断ステップと、判断ステップの処理で終了予定時刻が開始時刻よりも前の時点であると判断された場合、ダビングを実行するダビング実行ステップと、判断ステップの処理で終了予定時刻が開始時刻よりも前の時点ではないと判断された場合、ダビング実行ステップの処理によるダビングを中止させるか否かを判定する判定ステップと、判定ステップの処理でダビング実行ステップの処理によるダビングを中止させると判定された場合、ダビング実行ステップの処理によるダビングを中止させる中止ステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の第2の記録再生装置は、所定のデータの記録を開始する開始時刻と、前記記録を終了する終了時刻を少なくとも含む予約情報を記憶する記憶手段と、前記記憶手段により記憶されている前記予約情報に基づき、前記所定のデータの記録を実行する記録実行手段と、所定のデータのダビングが指示された場合、前記記憶手段に記憶されている前記予約情報から、現在時刻に最も近い前記開始時刻を読み出す読み出し手段と、前記ダビングが指示されたデータをダビングするのにかかるダビング時間を算出する第1の算出手段と、前記第1の算出手段により算出された前記ダビング時間を、現在時刻に加算し、前記ダビングの終了予定時刻を算出する第2の算出手段と、前記第2の算出手段により算出された前記終了予定時刻が、前記読み出し手段により読み出された前記開始時刻よりも前の時点の時刻であるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段により、前記終了予定時刻が前記開始時刻よりも前の時点であると判断された場合、前記ダビングを実行するダビング実行手段と、前記判断手段により、前記終了予定時刻が前記開始時刻よりも前の時点ではないと判断された場合、前記ダビング実行手段による前記ダビングを中止させるか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により前記ダビング実行手段による前記ダビングを中止させると判定された場合、前記ダビング実行手段による前記ダビングを中止させる中止手段と、前記判断手段により前記終了予定時刻が前記開始時刻よりも前の時点ではないと判断された場合、前記記憶手段により記憶されている前記予約情報のうち、時間的に隣あう2つの予約情報を用い、時間的に前の時間の予約情報の終了時刻から、時間的に後の時間の予約情報の開始時刻までの時間を算出する第3の算出手段と、前記第3の算出手段により算出された前記時間の方が、前記第1の算出手段により算出された前記ダビング時間より長い時間であるか否かを判断する第2の判断手段と、前記第2の判断手段により、前記第3の算出手段により算出された前記時間の方が、前記ダビング時間より長い時間であると判断された場合、その判断された時間に、前記ダビング実行手段が前記ダビングを実行するように設定する設定手段とを備え、前記判定手段は、前記第2の判断手段により前記第3の算出手段により算出された前記時間の方が、前記ダビング時間より長い時間ではないと判断された場合、前記ダビング実行手段による前記ダビングを中止させると判定すると共に、前記第2の判断手段は、現在時刻に最も近い予約情報から順番に前記第3の算出手段により算出された前記時間を用い、前記ダビング時間より長い時間であるか否かの判断を、長い時間であると判断されるまで繰り返すことを特徴とする。
【0014】
本発明の記録再生装置および方法、並びにプログラムにおいては、所定のデータのダビングが指示されたとき、そのダビングが終了するまで、既に予約されている記録動作が実行されてしまうようなことがないか否かが判断され、その判断に基づき、既に予約されている記録動作が実行されてしまうようなことがあると判断される場合には、指示されたダビングは実行されない。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の記録再生装置を含むシステムの一実施の形態の構成を示す図である。記録再生装置としてのデジタルビデオレコーダ(DVR)1−1とDVR1−2は、互いにデータの授受を行えるように接続されている。また、DVR1−1,1−2は、テレビジョン受像機2にデータを供給し、テレビジョン受像機2は、供給されたデータに基づく画像を表示する。
【0016】
これらの機器は、例えば、IEEE1394規格のバスなどで互いにデータの授受を行えるように接続されている。DVR1−2とテレビジョン受像機2には、アンテナ3が接続されており、DVR1−2は、アンテナ3により受信された番組のデータを録画することができるようにされており、テレビジョン受像機2は、アンテナ3により受信された番組のデータに基づく画面を表示することができるようにされている。
【0017】
図2は、DVR1−1,1−2の内部構成例を示している。ここでは、説明の都合上、DVR1−1とDVR1−2は、略同様の構成をしているとして説明する。また、以下の説明において、DVR1−1とDVR1−2を個々に区別する必要がない場合、単に、DVR1と記述する。
【0018】
DVR1は、例えば、ディスク10に記録されている映像や音声などのコンテンツデータを再生したり、あるいは、ディスク10に対して所定の情報を記録することができる。
【0019】
ディスク10は、DVR1の図示せぬドライブに挿入されている。このディスク10は、例えば、CD-R(Compact Disc-Recordable),CD-RW(CD-ReWritable),DVD-R(Digital Versatile Disc-Recordable)、またはDVD-RW(DVD-ReWritable)といった書き込み可能な記録媒体であり、それらのデータ記録領域に、映像や音声のコンテンツデータを記録したり、あるいは、コンテンツデータに付随する付加情報(例えば、ディスク名やタイトル名など)を記録することができる。1枚のディスク10には、複数のタイトル名を記録することができる。
【0020】
またディスク10の所定の記録領域には、ディスク毎に固有の、例えば、16桁からなるディスクIDが予め記録されているとともに、そのディスクIDの所定桁(例えば、ディスクIDの下4桁)がカートリッジIDとしてディスク10の表面に可視表示されている。
【0021】
なお、図2の例においては、ディスク10を1つしか図示していないが、ディスクチェンジャ機能を有するDVR1の場合には、複数のディスク10を挿入させることができる。
【0022】
情報制御部12は、入力部18から供給されるユーザの操作に対応する入力信号に基づいて、所定の制御プログラムを実行し、記録再生部13、記録再生制御部14、カレントディスク情報管理部15、または、ストレージ情報管理部16を制御する。また情報制御部12は、記録再生部13から記録再生制御部14を介して供給されるコンテンツデータに対応する映像や音声をテレビジョン受像機2に出力する。さらに情報制御部12は、カレントディスク情報管理部15またはストレージ情報管理部16から供給される各種情報(後述するディスク情報やタイトル情報)を、テレビジョン受像機2に出力する。
【0023】
記録再生部13は、記録再生制御部14の制御の下、情報制御部12から供給されたコンテンツデータをディスク10に記録し、あるいは、ディスク10に記録されているコンテンツデータを読み出して情報制御部12に供給する。また記録再生部13は、記録再生制御部14の制御の下、ユーザによって入力された各種情報をディスク10に記録する。
【0024】
カレントディスク情報管理部15は、挿入されているディスク10からカレント情報を取得し、情報制御部12に供給する。ストレージ情報管理部16は、情報制御部12から取得したカレント情報を記憶部17に格納させたり、あるいは、記憶部17に格納されているカレント情報を読み出して情報制御部12に供給する。
【0025】
記憶部17は、例えば、大容量のハードディスクドライブなどで構成され、ストレージ情報管理部16の管理の下、ディスク10から取得されたカレント情報を格納する。カレント情報には、少なくともディスクIDと、そのディスクIDに関連するタイトルNoが関連付けられて含まれている。
【0026】
本実施の形態においては、ディスク10が挿入されると、記憶部17に空き容量がある限り、カレント情報が逐次格納される。また、記憶部17に空き容量がない場合には、情報が自動的に上書きされるか、あるいは、メッセージを表示してユーザに不要な情報を削除させた後、新しい情報が格納される。
【0027】
入力部18は、本体に設けられたボタン、スイッチ、キーボード、マウス、またはジョグダイヤルであってもよいし、あるいは、本体とは別体で構成されるリモートコマンダでもよい。通信部19は、他の装置、例えば、DVR1―1,1−2とデータの授受を行うために設けられている。また、通信部19は、アンテナ3とも接続され、アンテナ3により受信された番組のデータの入力も制御する。
【0028】
図3は、記憶部17が格納するカレント情報の一例を示している。記憶部17には、ディスク情報31に関連付けて、タイトル情報32−1乃至32−N(以下、タイトル情報32−1乃至32−Nを個々に区別する必要がない場合、単にタイトル情報32と記載する)が格納されている。なお、図3の例においては、ディスク情報31を1つしか図示していないが、複数のディスク情報31を格納することができ、各ディスク情報31に関連付けて、タイトル情報32−1乃至32−Nがそれぞれ格納される。
【0029】
ディスク情報31には、ディスクID、ディスク名、ディスクロックフラグ、ディスク残量、総タイトル数、および録画日時などが含まれている。ディスクIDは、ディスク10毎に固有の、例えば、16桁の英数字からなる識別子を示し、ディスク10に予め記録されている。ディスク名は、ユーザが任意に付けることが可能なディスク10の名称を示す。ディスクロックフラグは、ディスク10に記録されている情報のロックの有無に関するフラグを示す。ディスク残量は、ディスク10に記録することが可能な記憶容量を示す。総タイトル数は、タイトル情報32−1乃至32−Nの総数を示す。録画日時は、ディスク10に録画されたコンテンツデータの最古および最新の日時を示す。
【0030】
タイトル情報32−1乃至32−Nには、タイトルNo、タイトル固有番号、タイトル名、チャンネル名、録画日時、未視聴フラグ、および録画長などが含まれている。タイトルNoは、ディスク10内において識別可能な番号を示す。タイトル固有番号は、コンテンツデータ毎に固有の番号を示す。タイトル名は、コンテンツデータの名称を示す。チャンネル名は、コンテンツデータが放送された放送局を示す。録画日時は、コンテンツデータが録画された日時を示す。未視聴フラグは、コンテンツデータの視聴の有無に関するフラグを示す。録画長は、コンテンツデータの長さを示す。
【0031】
図4は、記憶部17に格納されるカレント情報のデータ構造を示している。このデータ構造においては、50枚のディスク10のディスク情報31−1乃至21−50を格納することが可能で、かつ、各ディスク情報31−1乃至21−50に関連付けて、それぞれ、200個のタイトル情報32−1−1乃至21−50−200を格納することが可能であるが、これは単なる例である。
【0032】
記憶部17は、例えば、ブロック0乃至107の計108個のブロックで構成されており、各ブロックは、16kbyteの容量を持っている。以下において、適宜、ブロック0乃至102をStorage(ストレージ)エリアと称し、ブロック103乃至107をTemp(テンプ)エリアと称することにする。
【0033】
ブロック0(Toc)には、15kbyteからなるToc(Table of Contents)情報などが格納されている。ブロック1,2(Disc)には、それぞれ、ディスク情報31−1乃至21−25、またはディスク情報31−26乃至21−50などが格納されており、各ディスク情報は、600byteの容量を持っている。ブロック3乃至102(Title)には、それぞれ、タイトル情報32−1−1乃至32−1−100、タイトル情報32−1−101乃至32−1−200、・・・タイトル情報32−50−101乃至32−50−200などが格納されており、各タイトル情報は、160byteの容量を持っている。
【0034】
図4の例の場合、1ブロックに25枚分のディスク情報31が格納されるとともに、1ブロックに100タイトル分のタイトル情報32が格納される。また、各ブロックに存在するリザーブ(Reserved)とは、未使用エリアを示している。
【0035】
ブロック103(Temp Hedder)には、挿入ディスクに記録されているコンテンツデータの位置情報などが格納される。ブロック104(Temp Toc)には、挿入ディスクのToc情報が格納される。ブロック105(Temp Disc)には、挿入ディスクのディスク情報が格納される。ブロック106,107(Temp Title1,Temp Title2)には、挿入ディスクのタイトル情報がそれぞれ格納される。これらブロック103乃至107は、情報の不整合をなくすための2重化処理用のブロックとして設けられている。
【0036】
ここで不整合とは、データを記憶部17に書き込む途中で不用意に電源がオフされたりすることによって、1つのデータにおいて、途中までは更新されたデータとなり、それ以降が古いデータとなることである。
【0037】
本実施の形態においては、1枚のディスク10に対し、1ブロック(1つ)のToc情報、1ブロック(1つ)のディスク情報、および2ブロック(複数)のタイトル情報を同時に操作することで情報の不整合を防止する。例えば、ディスクIDが“0”の場合、Toc情報が格納されているブロック0、ディスク情報31−1が格納されているブロック1、およびタイトル情報32−1−1乃至32−1−200が格納されているブロック3およびブロック4をセットにして扱うようにする。
【0038】
また、情報の書き込みまたは読み出しは、ブロック毎に行うようにする。さらに、Tempエリアに格納されている情報が、Storageエリアに全てコピーされると、TempエリアのTemp Hedder(ブロック103)はクリアされる。
【0039】
このような情報が、DVR1−1とDVR1−2で、それぞれ管理されている。このような情報を用いた処理について以下に説明する。以下の説明においては、DVR1−1が再生側、DVR1−2が録画側として説明する。再生側としてのDVR1−1は、ディスク1に記録されているデータを再生し、DVR1−2に供給する機能を有する。
【0040】
なお、特に、デジタルデータをダビングする際、ダビング(コピー)できないような仕組みが設けられていることがおおい。これは、デジタルコピーにおいては、画質や音声の劣化を伴うことなくデータをコピーすることが可能であり、そのようなことは特に、著作権上の問題となる。そのために、コピーをできないようにする様々な方法が提案され、また、実施されている。
【0041】
以下の説明において、コピーできない(ダビングできない)コンテンツはダビングできないとして処理されることは勿論であるが、説明の都合上、ここでは選択されたコンテンツは、コピーできるものであるとして説明する。
【0042】
図5は、記録側としてのDVR1−2の記録再生制御部14の内部構成例を示す図である。記録再生制御部14のダビング時間算出部51は、通信部19を介して入力したDVR1−1からの情報に基づき、ダビングに係る時間を算出する。録画開始時刻取得部52は、設定されている録画予約の開始時刻を取得する。録画予約の開始時刻を含む録画予約に関するデータは、例えば、記録再生制御部14の記憶部(不図示)に記憶されている。
【0043】
現在時刻取得53は、処理を行っている時点での時刻に関するデータを取得する。重なり判断部54は、ダビング時間算出部51、録画開始時刻取得部52、および、現在時刻取得部53から、それぞれ供給されるデータを用いて、ダビングの処理と予約された録画の処理が、重なる時間がないか否かを判断する。
【0044】
重なり判断部54の判断に基づき、指示部55は、ダビングの処理にかかる録画の処理を、記録再生部13を制御することにより制御する。
【0045】
図5のような構成をもつ記録再生制御部14が行うダビングの処理について、図6のフローチャートを参照して説明する。ステップS11において、メニュー画面からダビング画面(図7)の表示を指示する項目が、ユーザにより選択される。ユーザは、テレビジョン受像機2に表示されているメニュー画面から、ダビング画面の表示を指示する項目を、入力部18を操作することにより選択することが可能とされている。
【0046】
ダビング画面の表示の項目が選択されることにより、DVR1−1の記憶部17から記憶されているディスク情報31やタイトル情報32が読み出され、その読み出された情報がDVR1−2により取得され、その取得された情報に基づく画面の表示が制御される。
【0047】
すなわち、DVR1−2の制御のもと表示されたメニュー画面からダビング画面の表示を指示する項目がユーザにより選択されると、対応する処理として、録画側としてのDVD1−2から再生側としてのDVD1−1に対して、情報を読み出し、供給するようにというコマンドが出力される。このコマンドに対応する処理として、DVR1−1は、DVR1−1が備える記憶部17から情報を読み出し、その情報をDVR1−2に供給する。
【0048】
DVR1−1から供給された情報は、DVR1−2の通信部19に入力される。通信部19に入力された情報は、記録再生制御部14のダビング時間算出部51に供給されると共に、情報制御部12にも供給される。情報制御部12は、入力された情報を基に、例えば、図7に示すようなダビング画面をテレビジョン受像機2上に表示させる。
【0049】
図7は、ダビング画面の表示例を示している。このダビング画面71には、ダビングタイトル表示エリア72、カーソル73、コピー禁止アイコン74、表示順設定エリア75、決定ボタン76、ツールボタン77、および戻るボタン78などが表示されている。
【0050】
ダビングタイトル表示エリア72には、DVD1−1から取得したディスク情報のうち、タイトルNo、タイトル名、および録画日時がリスト表示されており、「95(タイトルNo)、浜崎×××Mix(タイトル名)、5/26(土)(録画日時」のディスク情報がカーソル73により選択されている状態を図7では示している。
【0051】
また、コピー禁止アイコン74は、そのタイトル名のデータは、コピー(ダビング)が禁止されていることを示している。このコピー禁止アイコン74は、その番組のうちの全部がコピー禁止とされている場合には勿論表示されるが、一部がコピー禁止とされている場合にも表示される。
【0052】
表示順設定エリア75には、「番号」、「日付」、および「タイトル」の項目が表示されており、ユーザがいずれか1つを選択することにより、その項目順(タイトルNo順、録画日時順、またはタイトル名順)にソートすることができるようになされている。図7の例の場合、番号(タイトルNo)順にソートされている。
【0053】
ボタン76乃至78は、それぞれ、サブメニュー81(図8A)を表示するとき、接続されている機器の表示などを行うツールを表示するとき、または、ダビング画面71を終了するとき、ユーザが入力部18を操作することによって選択される。
【0054】
例えば、ユーザが、図7に示したダビング画面71において、入力部18を操作して、リストの中から所定の項目(いまの場合、「95、浜崎×××Mix、5/26(土)」のタイトル情報)をカーソル73で選択し、ツールボタン77を操作すると、情報制御部12は、ユーザからの指示に基づいて、図8に示されるようなダビング画面のサブメニュー81をテレビジョン受像機2上に表示させる。このサブメニュー81には、ユーザが選択可能な、「閉じる」、「プログラミングダビング」、「接続機器設定」、および「機器リスト初期化」などの項目が表示されている。
【0055】
そしてユーザが、図8に示すサブメニュー81において、「接続機器設定」の項目をカーソル82で選択すると、情報制御部12は、接続されている機器を検出し、その検出結果に基づく、例えば、図9に示すような画面をテレビジョン受像機2上に表示させる。
【0056】
この接続機器リスト画面81には、接続機器表示エリア82、カーソル83、リンクロゴ84、閉じるボタン85、決定ボタン86、および戻るボタン87などが表示されている。
【0057】
接続機器表示エリア82には、接続機器名、メーカ名、機種名などが表示される。リンクロゴ84は、リンクしている機器のところに表示される。リンクしている機器とは、この場合、図7に示したような画面を表示するために情報を提供したきた機器のことであり、データを実際に授受できる状態にある機器のことである。従って、通常、1対1でデータの授受は行われるため、リンクロゴ84は、1つの機器のところにしか表示されない。
【0058】
閉じるボタン85は、基本的に、戻るボタン87と同様の機能を有し、この場合、図7に示したダビング画面71に戻るときに操作される。決定ボタン86も、図7のダビング画面71に設けられている決定ボタン76と同様の機能を有する。
【0059】
図8に示したサブメニュー81の項目のうち、「機器リスト初期化」の項目は、図9に示したような接続機器リスト画面81に表示される機器リストを更新したいときなどに操作される。「閉じる」の項目は、サブメニュー81を閉じるときに操作される。「プログラミングダビング」の項目は、ダビングの対象として、複数のタイトルを選択する場合や、複数のタイトルを選択した後、さらにその録画順序を変更するといったような場合に操作される。
【0060】
図7に示したダビング画面71において、ツールボタン77が操作されたときには、上述したような処理が行うことができるように設定されているが、決定ボタン76が操作されたときには、以下のような処理ができるように設定されている。すなわち、決定ボタン76が操作されると、図10に示したようなサブメニューが表示され、そのサブメニュー内から所望の処理を選択できるように設定されている。
【0061】
図10に示したサブメニュー91について説明するに、図10Aに示したサブメニュー91には、「閉じる」、「再生」、「頭出し」、および、「ダビング」といった項目が表示され、これらの項目のうちの1つを選択する際に用いられるカーソル92が表示されている。図10Aに示したサブメニュー91は、選択されたタイトル(この場合、図7に示した「95 浜崎×××Mix 5/26(土)」である)がDVR1−1側で再生されておらず、停止された状態であるときに表示されるサブメニューである。
【0062】
選択されたタイトルがDVR1−1側で再生されているときには、図10Bに示したようなサブメニュー91が表示される。図10Bに示したサブメニュー91には、「閉じる」、「再生停止」、および「ダビング」といった項目が表示されている。
【0063】
このサブメニュー91に設けられている項目から、選択されたタイトルの再生や再生停止を行うことが可能に設定されていることがわかる。例えば、DVR1−1が、DVR1−2とは異なる部屋に設置されていても、DVR1−2から簡便に、DVR1−1を操作することが可能とされている。
【0064】
図6のフローチャートの説明に戻り、図7に示したようなダビング画面71が表示されている状態で、ユーザは、ステップS12の処理として、ダビングの対象としたいタイトルを選択する。この選択は、カーソル73が操作され、所望のタイトル上に移動され、その後、決定ボタン76が操作され、図10Aまたは図10Bに示したサブメニュー91が表示され、そのサブメニュー91内の「ダビング」という項目が選択されることにより行われる。
【0065】
ユーザは、ステップS12におけるタイトルの選択を行ううえで、所望のタイトルが、他の機器に記録されていると判断したときはツールボタン77を操作し、図9に示したような接続機器リスト画面81を表示させ、その表示されている機器のなかから、所望のタイトルのデータが記録されている機器(データを記録しているディスクがセッティングされている機器)を選択し、その機器における図7に示したようなダビング画面71を表示させることにより、所望のタイトルを選択することが可能とされている。
【0066】
ステップS12において、ユーザがダビング対象として所望するタイトルが選択されると、ステップS13に進み、ダビング時間の算出が行われる。ステップS13におけるダビング時間の算出の処理は、記録再生制御部14のダビング時間算出部51により行われる。
【0067】
ダビング時間算出部51は、入力されたDVR1−1からの情報を用いてダビングの対象とされたタイトルをダビングするのにかかる時間を算出する。図10Aまたは図10Bに示したサブメニュー91から「ダビング」という項目が選択された場合、換言すれば、1つのタイトルだけが選択されている場合、そのタイトルの録画長に関する情報が取得されることにより、ダビングにかかる時間が算出される。
【0068】
タイトルの録画長に関する情報は、図3を参照するに、タイトル情報32に含まれている。
【0069】
ステップS12において、複数のタイトルが選択された場合、ダビング時間算出部51は、その選択されている複数のタイトルの録画長に関する情報を取得する必要がある。複数のタイトルが選択された場合とは、上述したように、例えば、図7に示したダビング画面71において、ツールボタン77が操作され、図8に示したようなサブメニュー81内から「プログラムダビング」という項目が選択されたときである。
【0070】
「プログラムダビング」という項目が選択されると、例えば、図11に示すような画面がテレビジョン受像機2上に表示される。図11に示したプログラムダビング画面101には、まず、リスト表示部102に、DVD1−1にセッティングされているディスク1に記録されているタイトルの一覧が表示される。このリスト表示部102に表示されているタイトル内から、ユーザは、所望のタイトルを所望の順番で選択することができ、その選択された順がタイトルの図中左側に表示されている。図11に示した例では、4つのタイトルが選択された状態を示している。
【0071】
決定ボタン103と戻るボタン104は、上述した決定ボタン76(図7)や戻るボタン78と略同一の機能を有する。ダビングボタン105は、選択されたタイトルでダビングを開始させるときに操作されるボタンである。中止ボタン106は、選択したタイトルでのダビングを中止させたいときに操作されるボタンである。
【0072】
選択一覧ボタン107は、選択したタイトルのみを選択順に表示させたいときのボタンであり、図11に示したような状況で操作されると、図12に示したような画面に切り替えられる。図12に示したプログラムダビング選択一覧画面111においては、図11に示したプログラムダビング画面101において4つのタイトルが選択されているため、4つのタイトルが表示されている。
【0073】
図11に示したプログラムダビング画面101の説明に戻り、全て選択ボタン108は、一括して、表示されているタイトルを選択する、すなわち、DVR1−1にセッティングされているディスク1に記憶されている内容を全てダビングしたいときに操作されるボタンである。選択解除ボタン109は、その時点で選択されているタイトルの選択を、もとの、選択されていない状態に戻すときに操作されるボタンである。
【0074】
図6のステップS12において、このような図11に示したプログラムダビング画面101において、複数のタイトルが選択された場合、ステップS13において、選択された複数のタイトルをダビングするのに要する時間が算出される。すなわち、ダビング時間算出部51は、選択されたタイトル毎に、そのタイトルの録画長に関する情報を取得し、取得された複数の録画長を加算することにより、最終的なダビングに要する総時間を算出する。
【0075】
このようにして、ステップS13においてダビング時間の算出が行われる一方で、ステップS14において、録画開始時刻の取得が、録画開始時刻取得部52(図5)において行われる。録画開始時刻取得部52は、ユーザにより設定された録画予約に関する情報を読み出す。録画予約に関する情報は、例えば、記録再生制御部14内に記憶部を設け、その記憶部に記憶させておくようにしても良いし、記憶部17に記憶させ、読み出せるようにしておいても良い。いずれにせよ、DVR1−2の内部に録画予約に関する情報は記憶されており、その記憶されている情報が、録画開始時刻取得部52により読み出される。
【0076】
録画予約に関する情報としては、録画開始時刻、録画終了時刻、録画チャンネルなどが含まれるが、そのうち、録画開始時刻取得部52は、録画開始時刻に関する情報を取得する。録画開始時刻取得部52は、取得した録画開始時刻に関する情報を重なり判断部54に供給する。
【0077】
ステップS14の処理が実行される一方で、ステップS15において、現在時刻の取得が現在時刻取得部53により行われる。現在時刻取得部53は、例えば、計時処理を実行できる機能を有し、現在時刻を常に認識できる機能を有している。現在時刻取得部53により取得された現在時刻に関する情報は、重なり判断部54に供給される。
【0078】
重なり判断部54は、ステップS16において、供給された情報を用いてダビング処理を実行しても、その処理が終了するまで、録画開始時刻にならないか否かを判断する。換言すれば、ダビング処理を完全に行うことが可能であり、かつ、予約録画に影響を与えるようなことがないか否かを判断する。その判断について、図13のフローチャートを参照して説明する。
【0079】
ステップS31において、重なり判断部54は、現在時刻にステップS13において算出されたダビング時間を加算する。この計算により、ダビングが終了する時刻が算出されることになる。このダビングが終了する予定の時刻を時刻t1とする。
【0080】
ステップS32において、現在時刻に最も近い時刻の録画開始時刻が抽出される。すなわちこの場合、重なり判定部54には、予約録画に関する全ての録画開始時刻に関する情報が供給されるので、それらの取得された情報のなかから、現在時刻に最も近い時刻の録画開始時刻が抽出される処理がステップS32において実行される。ここでは、全ての録画開始時刻に関する情報が、重なり判断部54に対して供給されるとして説明したが、例えば、録画開始時刻取得部52において、このような処理を実行するようにし、重なり判断部54には、現在時刻に最も近い時刻の録画開始時刻のみが供給されるようにしても良い。
【0081】
ステップS32において抽出された現在時刻に最も近い時刻の録画開始時刻を時刻t2とする。ステップS33において、時刻t1と時刻t2の関係が判断される。この場合、時刻t1と時刻t2の関係としては、時刻t1>時刻t2、時刻t1=時刻t2、または、時刻t1<時刻t2の3つの場合が考えられる。
【0082】
時刻t1>時刻t2の関係にある場合、ダビングの処理が終了する時刻の方が、録画が開始される時刻よりも後になることを示している。従って、このような場合にはダビングの処理は、完全な処理としては終了されないことを示している。
【0083】
時刻t1=時刻t2の関係にある場合、ダビングの処理が終了すると、録画が開始される時刻になることを示している。このような場合、ダビングの処理を完全な処理として終了させることは可能であるが、必ずしも用いられている時刻(時間)が正確であるという保証はなく、そのために、実際にはダビングの処理が録画開始時刻よりも後に終了するときがあるということが考えられる。
【0084】
また、用いられている時刻(時間)が正確であっても、ダビングの処理から録画の処理に切り替わるときに、短い時間であっても、多少の時間は必要である。このようなことを考えると、時刻t1=時刻t2の場合、ダビングの処理は完全な処理としては終了されないと判断されるようにした方が良く、ここでは、そのように判断されるとして説明する。
【0085】
処理に用いられている時刻(時間)が正確であろうとなかろうと、また、ダビングの処理から録画の処理に移行するときに所定の時間が必要になろうとなかろうと、時間的に余裕を持たせることは必要である。そこで、ステップS31において算出された時刻t1に、例えば、5分だけ加算した時刻が、後段の処理で用いられる時刻t1と設定されるといった処理が実行されるようにしても良い。
【0086】
時刻t1<時刻t2の関係にある場合、ダビングの処理が終了した後に、録画が開始される時刻になることを示している。このような場合、ダビングの処理を完全な処理として終了させることは可能であるため、ダビングは可能であると判断される。
【0087】
このような時刻t1と時刻t2を算出し、その関係を判断することで、ステップS16(図6)における処理が実行される。ステップS16において、ダビング可能であると判断された場合、すなわち、ダビングの処理が終了された後に、現在時刻に最も近い時刻の録画予約が開始される時刻になると判断された場合、ステップS17に進み、ユーザにより指示されたダビングが開始される。
【0088】
一方、ステップS16において、ダビングは可能ではないと判断された場合、ステップS18に進み、ダビングは中止であるか否かが判断される。ステップS18に処理が進む場合、図14に示したようなダイアログがテレビジョン受像機2上に表示される。
【0089】
図14に示したダイアログ121に、“ダビング実行中に予約録画の開始時刻になります。実行中は予約録画されませんがよろしいですか?”といったメッセージが表示されることにより、ユーザに、既に予約した録画が正しく実行されないことを認識させることができる。なお、このメッセージでは、予約録画の方が正しく実行されないようにしたが、“ダビングが途中で中止されてしまいます”といったようなメッセージにし、ダビングの方が正しく実行されないことをユーザに認識させるようなメッセージにしても良い。
【0090】
勿論、メッセージに対応した処理、すなわち、予約録画の方を優先するか、ダビングの方を優先するかを予めメッセージに対応した形で設定しておく必要はある。その設定は、ユーザが選択できる仕組みを設けるようにしても良い。
【0091】
ステップS16において、ダビング処理を完全な処理として終了させる(予約録画を正常に開始させる)ことができないと判断されると、図14に示したようなダイアログ121がテレビジョン受像機2上に表示される。ユーザは、そのダイアログ121の“はい”というボタンか、“いいえ”というボタンのうちのいずれか一方を操作する。ステップS18において、ユーザがどちらのボタンを操作したかが判断される。
【0092】
すなわち、“はい”というボタンが操作された場合、ステップS18においては、ダビングは中止されず、実行が指示されたと判断され、ステップS17に進み、“いいえ”というボタンが操作されたと判断された場合、ステップS18においては、ダビングが中止されたと判断され、ステップS19に進む。ステップS19において、ダビングの中止の処理が実行される。この処理としては、例えば、“ダビングを中止します”といったメッセージが表示されるダイアログ(不図示)がテレビジョン受像機2上に表示されるといった処理である。
【0093】
このように、ダビングの処理が実行されている時間と予約録画の時間帯が重ならないようにチェックを行い、制御するようにしたので、ダビングの処理も予約録画の処理も重なることなく、一方の処理が他方の処理に影響を与え、結果として処理が不完全に終了されてしまうようなことを防ぐことが可能となる。
【0094】
上述した実施の形態においては、現在時刻に最も近い予約録画の時刻までに、ダビングの処理が終了するか否かを判断するようにしたが、現在時刻に最も近い予約録画の時刻までにダビングの処理が終了しなくても、その予約録画が終了してから、その次の予約録画の開始時刻までの間に、ダビングの処理を実行するだけの時間が空いている場合が考えられる。
【0095】
ダビングを即座に実行しなくても、後の時点において、予約録画と予約録画の空いている時間帯にダビングの処理が実行されるようにしても良い。このようなことを換言すれば、ダビングの処理を予約するといったことになる。ダビングの処理を予約する場合について、以下に説明する。ダビングの処理を予約できるようにした場合においても、基本的な処理は、図6に示したフローチャートの処理に従う。
【0096】
ステップS16においてダビング可能であるか否かを判断するわけだが、その判断において、予約録画と予約録画の間の時間においてもダビングの処理を実行する時間が得られないと最終的に判断された場合のみ、ダビングは可能ではないと判断され、ステップS18の処理に進む。
【0097】
しかしながら、このようにした場合、最後の予約録画の後には必ずダビングを行うことが可能であり、実質、ダビングが不可能であると判断されることはない。ユーザが忘れた頃にダビングが実行されるようなことは好ましくない。従って、いつまでにダビング処理を実行するのか、例えば、その日以内にダビングが実行できるのか否かを判断するといった、何らかの制限を設ける方が良い。
【0098】
このようなことを考慮したときのステップS16における処理について、図15のフローチャートを参照して説明する。ステップS51とステップS52の処理は、図13に示したフローチャートのステップS31とステップS32の処理と同様である。ステップS53において、時刻t1<時刻t2であるか否かが判断される。ステップS51乃至S53の処理は、まず、ダビングが即座に開始することが可能な状態であるか否かを判断する処理である。
【0099】
ステップS53において、時刻t1<時刻t2であると判断された場合、すなわち、即座にダビングの処理を開始しても、予約録画に影響をあたえるようなことは無いと判断された場合、ステップS54において、ダビング可能と判断される。従って、ステップ16(図6)において、ダビング可能であると判断されることになり、ステップS17に進み、ダビングの処理が開始される。
【0100】
一方、ステップS53において、時刻t1<時刻t2ではないと判断された場合、すなわち、即座にダビングの処理を開始すると、予約録画に影響をあたえると判断された場合、ステップS55に進む。ステップS55以下の処理で、ダビングの処理にかかる時間(ダビング時間)が予約録画と予約録画との間に確保できるか否かが判断される。
【0101】
まず、ステップS55において、対象とされている予約録画の次の予約録画の開始時刻(次の録画開始時刻)から、対象とされている予約録画の終了時刻(録画終了時刻)が減算された時間t3が算出される。次の録画開始時刻と録画終了時刻との関係は、時間的に隣あう予約録画にかかわる時刻である。
【0102】
ステップS55において、時間t3が算出されると、ステップS56に進む。ステップS56において、時間t3>ダビング時間の関係にあるか否かが判断される。この判断は、録画予約と録画予約との間に、指示されたダビングの処理を完全に終了させるだけの時間があるか否かを判断する処理である。
【0103】
ステップS56において、時間t3>ダビング時間の関係にあると判断された場合、すなわち、予約録画と予約録画の間にダビングの処理を実行することができると判断された場合、ステップS54に進む。ステップS54およびステップS54以降の処理については、既に説明したので、ここでは、その説明を省略する。ただし、ステップS56からステップS57に処理が進んだ場合、ダビング処理を実行する予約が実行される。
【0104】
すなわち、ダビングの処理を行えると判断された時間帯に、ダビングの処理が実行されるための、録画が予約されるときと同様の処理が行われ、その情報がダビング予約として記憶される。その後、その予約された時刻になると、ダビングの処理が実行される。
【0105】
このように、ダビングの予約が行われたときには、換言すれば、即座にダビングが実行されないようなときには、そのことをユーザに認識させるようなメッセージをダイアログなどとして、テレビジョン受像機2上に表示させるようにすることが好まし。
【0106】
一方、ステップS56において、時間t3>ダビング時間の関係ではないと判断された場合、ステップS57に進み、次の録画開始時刻があるか否かが判断される。ステップS57における“次の録画開始時刻”とは、ステップS55における“次の録画開始時刻”の時間的に後で、隣あう録画開始時刻のことである。
【0107】
ステップS57における処理においては、例えば、このフローチャートの処理が実行されている日以内で予約されている予約録画のみを処理対象とするといった、何らかの制限が設けられ、その制限のもとで行われる。このような制限の基でステップS57の処理が行われる場合、次の録画予約が、明日に含まれると判断されるときは、たとえ、次の録画予約が存在していても、ステップS57においては、存在していないとして判断される。
【0108】
この制限は、勿論、その日という制限だけでなく、1週間以内など、他の期限で制限を設けるようにしても良い。
【0109】
ステップS57において、次の録画開始時刻があると判断された場合、ステップS55に戻り、あると判断された次の録画開始時刻を新たな処理対象とし、ステップS55以降の処理が繰り返される。
【0110】
一方、ステップS57において、次の録画開始時刻はないと判断された場合、ステップS58に進み、ダビングは不可能と判断される。従って、ステップ16(図6)において、ダビング不可能であると判断され、ステップS18に進み、それ以降の処理が、既に説明したように行われる。
【0111】
このように、予約録画と予約録画の間の時間に、ダビング処理が実行されるようにすることにより、予約録画もダビング処理も、互いに影響を及ぼすこと無く、それぞれの処理を完全に行うことが可能となる。
【0112】
このように、ダビングの予約が行われるようにした場合、録画予約がされたとの同じであるので、そのダビングの予約が行われた後の時点で、新たな録画予約や新たなダビングの予約がされた際、既にされているダビングの予約と重ならないように、後の時点での予約が行われるようにする必要がある。これは、例えば、上述した説明においては、予約録画の時刻だけを処理対象としたが、既に予約されているダビング予約の時刻も処理対象とすることにより実現できる。
【0113】
上述した実施の形態においては、ダビングにかかる時間を、ダビングの対象とされたタイトルの録画長、すなわち時間を基に処理するとしたが、データ量を基にして処理を実行するようにしても良い。例えば、1時間の番組をダビングする場合、時間を基に処理すると、ダビングするのにも1時間かかるとして、上述した処理を実行する必要があるが、データ量を基に処理するようにすると、必ずしもダビングするのに、換言すれば、データを転送するのに1時間かかるとは限らない。
【0114】
従って、特に、デジタルデータを扱う場合、ダビングするデータ量から、そのデータ量を転送するのにはどのくらいの時間が必要なのかを算出し、その算出に基づいて、予約録画の時刻との関係が判断されるようにしても良い。
【0115】
なお、上述した実施の形態においては、デジタルビデオレコーダ(DVR)を例に挙げて説明したが、他の装置、例えば、ビデオテープレコーダや、MD(Mini Disc(商標))プレーヤなどにも本発明を適用できる。また、上述した実施の形態においては、再生側と録画側が同一の機能を有するDVR1として説明したが、異なる機能を有する装置同士であっても、本発明を適用することは勿論可能である。
【0116】
本発明を適用した記録再生装置において扱うデータは、どのようなデータでも良い。
【0117】
上述した一連の処理は、それぞれの機能を有するハードウェアにより実行させることもできるが、それぞれの機能を実行するソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
【0118】
図14は、汎用のパーソナルコンピュータの内部構成例を示す図である。パーソナルコンピュータのCPU(Central Processing Unit)201は、ROM(Read Only Memory)202に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM(Random Access Memory)203には、CPU201が各種の処理を実行する上において必要なデータやプログラムなどが適宜記憶される。入出力インタフェース205は、キーボードやマウスから構成される入力部206が接続され、入力部206に入力された信号をCPU201に出力する。また、入出力インタフェース205には、ディスプレイやスピーカなどから構成される出力部207も接続されている。
【0119】
さらに、入出力インタフェース205には、ハードディスクなどから構成される記憶部207、および、インターネットなどのネットワークを介して他の装置とデータの授受を行う通信部209も接続されている。ドライブ210は、磁気ディスク231、光ディスク232、光磁気ディスク233、半導体メモリ234などの記録媒体からデータを読み出したり、データを書き込んだりするときに用いられる。
【0120】
記録媒体は、図16に示すように、パーソナルコンピュータとは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク231(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク232(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク233(MD(Mini-Disc)(登録商標)を含む)、若しくは半導体メモリ234などよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、コンピュータに予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記憶されているROM202や記憶部207が含まれるハードディスクなどで構成される。
【0121】
なお、本明細書において、媒体により提供されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に従って、時系列的に行われる処理は勿論、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0122】
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
【0123】
【発明の効果】
以上の如く本発明によれば、一方が他方の動作に影響を与えるといったようなことを防ぐことができ、両方の動作とも、完全な処理として終了させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した記録再生装置を含むシステムの一実施の形態の構成を示す図である。
【図2】DVR1の内部構成例を示す図である。
【図3】記憶部が格納するカレント情報の一例を示す図である。
【図4】記憶部に格納されるカレント情報のデータ構造を示す図である。
【図5】記録再生制御部14の内部構成例を示す図である。
【図6】記録再生制御部14の動作を説明するフローチャートである。
【図7】ダビング画面の一例を示す図である。
【図8】サブメニューの一例を示す図である。
【図9】接続機器リスト画面の一例を示す図である。
【図10】サブメニューの一例を示す図である。
【図11】プログラムダビング画面の一例を示す図である。
【図12】プログラムダビング画面の他の例を示す図である。
【図13】ダビング可能であるか否かの判断を説明するフローチャートである。
【図14】ダイアログの一例を示す図である。
【図15】ダビング可能であるか否かの判断を説明するフローチャートである。
【図16】媒体を説明する図である。
【符号の説明】
1 ディスク, 2 情報制御部, 3 記録再生部, 4 カレントディスク情報管理部15 ストレージ情報管理部16 名称付加部, 7 記憶部17表示部, 9 スピーカ, 10 入力部, 21 ディスク情報, 32−1乃至32−N タイトル情報

Claims (7)

  1. 所定のデータの記録を開始する開始時刻と、前記記録を終了する終了時刻を少なくとも含む予約情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段により記憶されている前記予約情報に基づき、前記所定のデータの記録を実行する記録実行手段と、
    所定のデータのダビングが指示された場合、前記記憶手段に記憶されている前記予約情報から、現在時刻に最も近い前記開始時刻を読み出す読み出し手段と、
    前記ダビングが指示されたデータをダビングするのにかかるダビング時間を算出する第1の算出手段と、
    前記第1の算出手段により算出された前記ダビング時間を、現在時刻に加算し、さらに所定の時間を加算し、前記ダビングの終了予定時刻を算出する第2の算出手段と、
    前記第2の算出手段により算出された前記終了予定時刻が、前記読み出し手段により読み出された前記開始時刻よりも前の時点の時刻であるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により、前記終了予定時刻が前記開始時刻よりも前の時点であると判断された場合、前記ダビングを実行するダビング実行手段と、
    前記判断手段により、前記終了予定時刻が前記開始時刻よりも前の時点ではないと判断された場合、前記ダビング実行手段による前記ダビングを中止させるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記ダビング実行手段による前記ダビングを中止させると判定された場合、前記ダビング実行手段による前記ダビングを中止させる中止手段と
    を含むことを特徴とする記録再生装置。
  2. 前記判定手段は、ユーザの指示に基づいて行われる
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
  3. 前記判断手段により前記終了予定時刻が前記開始時刻よりも前の時点ではないと判断された場合、前記記憶手段により記憶されている前記予約情報のうち、時間的に隣あう2つの予約情報を用い、時間的に前の時間の予約情報の終了時刻から、時間的に後の時間の予約情報の開始時刻までの時間を算出する第3の算出手段と、
    前記第3の算出手段により算出された前記時間の方が、前記第1の算出手段により算出された前記ダビング時間より長い時間であるか否かを判断する第2の判断手段と、
    前記第2の判断手段により、前記第3の算出手段により算出された前記時間の方が、前記ダビング時間より長い時間であると判断された場合、その判断された時間に、前記ダビング実行手段が前記ダビングを実行するように設定する設定手段を
    をさらに含み、
    前記判定手段は、前記第2の判断手段により前記第3の算出手段により算出された前記時間の方が、前記ダビング時間より長い時間ではないと判断された場合、前記ダビング実行手段による前記ダビングを中止させると判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
  4. 所定のデータの記録を開始する開始時刻と、前記記録を終了する終了時刻を少なくとも含む予約情報の記憶を制御する記憶制御ステップと、
    前記記憶制御ステップの処理で記憶が制御された前記予約情報に基づき、前記所定のデータの記録を実行する記録実行ステップと、
    所定のデータのダビングが指示された場合、前記記憶制御ステップの処理で記憶が制御された前記予約情報から、現在時刻に最も近い前記開始時刻を抽出する抽出ステップと、
    前記ダビングが指示されたデータをダビングするのにかかるダビング時間を算出する第1の算出ステップと、
    前記第1の算出ステップの処理で算出された前記ダビング時間を、現在時刻に加算し、さらに所定の時間を加算し、前記ダビングの終了予定時刻を算出する第2の算出ステップと、
    前記第2の算出ステップの処理で算出された前記終了予定時刻が、前記抽出ステップの処理で抽出された前記開始時刻よりも前の時点の時刻であるか否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップの処理で前記終了予定時刻が前記開始時刻よりも前の時点であると判断された場合、前記ダビングを実行するダビング実行ステップと、
    前記判断ステップの処理で前記終了予定時刻が前記開始時刻よりも前の時点ではないと判断された場合、前記ダビング実行ステップの処理による前記ダビングを中止させるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップの処理で前記ダビング実行ステップの処理による前記ダビングを中止させると判定された場合、前記ダビング実行ステップの処理による前記ダビングを中止させる中止ステップと
    を含むことを特徴とする記録再生方法。
  5. 所定のデータの記録を開始する開始時刻と、前記記録を終了する終了時刻を少なくとも含む予約情報の記憶を制御する記憶制御ステップと、
    前記記憶制御ステップの処理で記憶が制御された前記予約情報に基づき、前記所定のデータの記録を実行する記録実行ステップと、
    所定のデータのダビングが指示された場合、前記記憶制御ステップの処理で記憶が制御された前記予約情報から、現在時刻に最も近い前記開始時刻を抽出する抽出ステップと、
    前記ダビングが指示されたデータをダビングするのにかかるダビング時間を算出する第1の算出ステップと、
    前記第1の算出ステップの処理で算出された前記ダビング時間を、現在時刻に加算し、さらに所定の時間を加算し、前記ダビングの終了予定時刻を算出する第2の算出ステップと、
    前記第2の算出ステップの処理で算出された前記終了予定時刻が、前記抽出ステップの処理で抽出された前記開始時刻よりも前の時点の時刻であるか否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップの処理で前記終了予定時刻が前記開始時刻よりも前の時点であると判断された場合、前記ダビングを実行するダビング実行ステップと、
    前記判断ステップの処理で前記終了予定時刻が前記開始時刻よりも前の時点ではないと判断された場合、前記ダビング実行ステップの処理による前記ダビングを中止させるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップの処理で前記ダビング実行ステップの処理による前記ダビングを中止させると判定された場合、前記ダビング実行ステップの処理による前記ダビングを中止させる中止ステップと
    を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  6. 所定のデータの記録を開始する開始時刻と、前記記録を終了する終了時刻を少なくとも含む予約情報の記憶を制御する記憶制御ステップと、
    前記記憶制御ステップの処理で記憶が制御された前記予約情報に基づき、前記所定のデータの記録を実行する記録実行ステップと、
    所定のデータのダビングが指示された場合、前記記憶制御ステップの処理で記憶が制御された前記予約情報から、現在時刻に最も近い前記開始時刻を抽出する抽出ステップと、
    前記ダビングが指示されたデータをダビングするのにかかるダビング時間を算出する第1の算出ステップと、
    前記第1の算出ステップの処理で算出された前記ダビング時間を、現在時刻に加算し、さらに所定の時間を加算し、前記ダビングの終了予定時刻を算出する第2の算出ステップと、
    前記第2の算出ステップの処理で算出された前記終了予定時刻が、前記抽出ステップの処理で抽出された前記開始時刻よりも前の時点の時刻であるか否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップの処理で前記終了予定時刻が前記開始時刻よりも前の時点であると判断された場合、前記ダビングを実行するダビング実行ステップと、
    前記判断ステップの処理で前記終了予定時刻が前記開始時刻よりも前の時点ではないと判断された場合、前記ダビング実行ステップの処理による前記ダビングを中止させるか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップの処理で前記ダビング実行ステップの処理による前記ダビングを中止させると判定された場合、前記ダビング実行ステップの処理による前記ダビングを中止させる中止ステップと
    をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  7. 所定のデータの記録を開始する開始時刻と、前記記録を終了する終了時刻を少なくとも含む予約情報を記憶する記憶手段と、
    前記記憶手段により記憶されている前記予約情報に基づき、前記所定のデータの記録を実行する記録実行手段と、
    所定のデータのダビングが指示された場合、前記記憶手段に記憶されている前記予約情報から、現在時刻に最も近い前記開始時刻を読み出す読み出し手段と、前記ダビングが指示されたデータをダビングするのにかかるダビング時間を算出する第1の算出手段と、
    前記第1の算出手段により算出された前記ダビング時間を、現在時刻に加算し、前記ダビングの終了予定時刻を算出する第2の算出手段と、
    前記第2の算出手段により算出された前記終了予定時刻が、前記読み出し手段により読み出された前記開始時刻よりも前の時点の時刻であるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により、前記終了予定時刻が前記開始時刻よりも前の時点であると判断された場合、前記ダビングを実行するダビング実行手段と、
    前記判断手段により、前記終了予定時刻が前記開始時刻よりも前の時点ではないと判断された場合、前記ダビング実行手段による前記ダビングを中止させるか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により前記ダビング実行手段による前記ダビングを中止させると判定された場合、前記ダビング実行手段による前記ダビングを中止させる中止手段と、
    前記判断手段により前記終了予定時刻が前記開始時刻よりも前の時点ではないと判断された場合、前記記憶手段により記憶されている前記予約情報のうち、時間的に隣あう2つの予約情報を用い、時間的に前の時間の予約情報の終了時刻から、時間的に後の時間の予約情報の開始時刻までの時間を算出する第3の算出手段と、
    前記第3の算出手段により算出された前記時間の方が、前記第1の算出手段により算出された前記ダビング時間より長い時間であるか否かを判断する第2の判断手段と、
    前記第2の判断手段により、前記第3の算出手段により算出された前記時間の方が、前記ダビング時間より長い時間であると判断された場合、その判断された時間に、前記ダビング実行手段が前記ダビングを実行するように設定する設定手段と
    を備え、
    前記判定手段は、前記第2の判断手段により前記第3の算出手段により算出された前記時間の方が、前記ダビング時間より長い時間ではないと判断された場合、前記ダビング実行手段による前記ダビングを中止させると判定すると共に、
    前記第2の判断手段は、現在時刻に最も近い予約情報から順番に前記第3の算出手段により算出された前記時間を用い、前記ダビング時間より長い時間であるか否かの判断を、長い時間であると判断されるまで繰り返す
    ことを特徴とする記録再生装置。
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