JP4094371B2 - シリコンウェーハのhf洗浄方法及びhf洗浄装置 - Google Patents

シリコンウェーハのhf洗浄方法及びhf洗浄装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シリコンウェーハ表面をHFを含む溶液で洗浄する装置及び方法に関し、特に洗浄の際にシリコンウェーハ表面に形成されるピットを防止するものである。
【0002】
【従来の技術】
シリコンウェーハ処理工程においては、様々な洗浄処理が行われている。
【0003】
例えば、シリコンウェーハ表面に付着した有機物を除去するために、シリコンウェーハはアンモニア−過酸化水素混合液によって洗浄される。このような洗浄をAPM洗浄又はSC−1洗浄という。
【0004】
下記特許文献1には、APM洗浄においてシリコンウェーハ表面が照明された場合に、シリコンウェーハ表面に窪みが形成されるという問題があるため、シリコンウェーハ表面への光を遮断しつつ、APM洗浄を行うという技術が記載されている。
【0005】
シリコンウェーハ表面に付着した有機物を除去する洗浄処理として、APM洗浄の他に下記特許文献2のような洗浄処理もある。
【0006】
下記特許文献2には、純水または純水と過酸化水素からなる洗浄溶液中のウェーハに光を照射することによって電子正孔対(e−h)を発生させて、この電子eとホールhによって洗浄溶液の酸化還元反応を生起して酸素等を発生させ、この酸素等によってウェーハ表面に付着する有機物を分解して除去するという技術が記載されている。
【0007】
ところで、APM溶液に浸漬されたシリコンウェーハ表面には酸化膜(SiO2)が形成される。また、大気中に長時間放置されたシリコンウェーハ表面にも酸化膜が形成される。さらに、シリコンウェーハの酸化熱処理によっても酸化膜が形成される。このような酸化膜を除去するために、シリコンウェーハはHFを含む溶液(以下、HF系溶液という)によって洗浄される。
【0008】
HF系溶液として希フッ酸溶液を用いた場合の洗浄すなわちDHF洗浄の処理方法について説明する。まず、容器内に所定濃度に希釈されたDHF溶液が貯留される。そして、1以上のシリコンウェーハがキャリアの所定位置に載置され、このキャリアが容器内に投入される。こうしてシリコンウェーハはDHF溶液に浸漬される。所定時間経過した後にキャリアが引き上げられると、表面の酸化膜が除去されたベアシリコンウェーハが生成される。
【0009】
(特許文献1)
特開平11−330030号公報
(特許文献2)
特開平11−330028号公報
【発明が解決しようとする課題】
ところで、HF系溶液で洗浄されたシリコンウェーハ表面にはピットが形成される場合がある。しかし、ピット形成のメカニズムは解明されていなかった。
【0010】
ピットはシリコンウェーハ表面欠陥の一種となり、シリコンウェーハの品質を劣化させる要因となる。ピットが形成される割合は約数百枚〜数千枚に1枚程度であり、歩留まりの低下が問題となる。
【0011】
HF系溶液洗浄の際にピットが形成される原因として、シリコンウェーハ表面に付着する銅が関係しているのではないかということは推測されていた。このため、シリコンウェーハ表面に銅が付着しないようにすればピットの形成は防止できると考えられるが、現実的にそのようなことは困難である。
【0012】
シリコンウェーハ処理工程には様々な装置が使用されており、これら装置のうち部分的に銅が使用されているものは多い。このようにシリコンウェーハの周りには多くの銅が存在しており、シリコンウェーハ表面に銅が付着する可能性がある。また、シリコンウェーハ表面を洗浄する各種溶液中に銅が含まれる場合もあり、このような場合にはシリコンウェーハ表面に銅が析出する可能性がある。さらに、近年は銅配線等の銅構造物がシリコンウェーハ表面上に形成される傾向にある。したがって、シリコンウェーハ表面への銅の付着又は形成は不可避である。
【0013】
本発明はこうした実状に鑑みてなされたものであり、HF系溶液洗浄におけるシリコンウェーハ表面のピット形成を抑制し、シリコンウェーハの歩留まりを向上させることを解決課題とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段および作用、効果】
第1発明は、
HFを含む溶液にシリコンウェーハを浸漬してシリコンウェーハ表面を洗浄するシリコンウェーハのHF洗浄方法において、
表面に水素の標準電極電位よりも正電位の標準電極電位の物質が付着したシリコンウェーハに光が照射された状態を保ちつつ、シリコンウェーハをHFを含む溶液に浸漬し、
電子正孔対が生成され当該電子正孔対の電子がシリコンウェーハの水素発生還元反応に供されることによって、シリコンウェーハ表面のうち前記物質が付着する部分で生ずる酸化反応が抑制される前記光を照射すること
を特徴とする。
【0015】
第1発明によれば、図4に示すように、HF系溶液洗浄の際にシリコンウェーハは表面が明状態にされつつ、HF系溶液に浸漬される。
【0016】
表面に金属が付着するシリコンウェーハがHF系溶液に浸漬される場合、シリコンウェーハ表面が明状態である場合と暗状態である場合とでは、つぎのようにシリコンウェーハ表面で発生する反応が異なる。なお、以下では金属として銅が付着する場合を説明する。
【0017】
シリコンウェーハ表面に銅が付着する部分では、銅の触媒作用による水素発生還元反応が促進され、電子eの消費量が増加する。
【0018】
図1(a)に示すように、シリコンウェーハが明状態下にある場合は、シリコンウェーハに電子正孔対(e−h)が生成される。この電子正孔対の電子eが水素発生還元反応における電子消費量の増加分として補われる。このため、HF系溶液洗浄におけるシリコンウェーハ表面のピット形成が抑制されるといえる。
【0019】
図1(b)に示すように、シリコンウェーハが暗状態下にある場合は、この電子消費量の増加分を補うために銅が付着するシリコン表面近傍で酸化反応(シリコン溶解反応、銅溶解反応)が発生し、シリコンウェーハ表面にピットが形成される。
【0020】
以上から、シリコンウェーハのHF系溶液洗浄を明状態下で行うようにすればシリコンウェーハ表面のピット形成が抑制されるため、シリコンウェーハの歩留まりを向上させることができる。
【0021】
第2発明は、第1発明において、
光源を用いてシリコンウェーハ表面に光を照射すること
を特徴とする。
【0022】
第2発明によれば、光源から照射された光によってシリコンウェーハ表面が照明される。光源の照度を調整することによって、シリコンウェーハ表面の照度を自由に変化させることができる。
【0023】
第3発明は、第1発明において、
HFを含む溶液を透明又は半透明の容器に貯留すると共に、透明又は半透明のウェーハキャリアでシリコンウェーハを保持し、前記容器内のHFを含む溶液に前記ウェーハキャリアを投入すること
を特徴とする。
【0024】
第3発明によれば、容器及びキャリアを通過した外部の光によってウェーハ表面が照明される。自然光を取り入れることによって、第2発明と比較して、消費電力を低減させることができる。
【0025】
第4発明は、
HFを含む溶液にシリコンウェーハを浸漬してシリコンウェーハ表面を洗浄するシリコンウェーハのHF洗浄装置において、
表面に水素の標準電極電位よりも正電位の標準電極電位の物質が付着したシリコンウェーハに光が照射された状態を保ちつつ、シリコンウェーハをHFを含む溶液に浸漬する手段を有し、
電子正孔対が生成され当該電子正孔対の電子がシリコンウェーハの水素発生還元反応に供されることによって、シリコンウェーハ表面のうち前記物質が付着する部分で生ずる酸化反応が抑制される前記光を照射すること
を特徴とする。
【0026】
第5発明は、第4発明において、
シリコンウェーハ表面に光を照射する光源を備えたこと
を特徴とする。
【0027】
第6発明は、第4発明において、
HFを含む溶液を貯留する透明又は半透明の容器と、
前記容器内でシリコンウェーハを保持する透明又は半透明のウェーハキャリアとを備えたこと
を特徴とする。
【0028】
第4〜第6発明は、第1〜第3発明の方法の発明を、装置の発明に置換したものである。
第7発明は、第1発明において、
前記光の照度を、200( lx )以上にすること
を特徴とする。
第8発明は、第4発明において、
前記光の照度を、200( lx )以上にすること
を特徴とする。
第9発明は、第1発明において、
前記物質は銅であること
を特徴とする。
第10発明は、第4発明において、
前記物質は銅であること
を特徴とする。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下図面を参照して本発明に係るシリコンウェーハのHF洗浄方法及びHF洗浄装置の実施形態について説明する。なお、以下でいうシリコンウェーハとは、単結晶シリコンであるものとして説明する。
【0030】
まず、各実施形態を説明する前に、本発明者が行った実験について説明する。
【0031】
10(Ω・cm)のP(100)、N(100)のシリコン試験片を、硫酸−過酸化水素混合液で10分間洗浄(SPM洗浄)した後に1%のHF溶液に1分間浸漬し、ベアシリコンを作製した。このベアシリコンを50(ppb)の銅で汚染した純水に5分間浸漬し、銅汚染シリコンを作製し、これを出発試料とした。このシリコン試料を複数作製し、一方のシリコン試料を明状態下におき、他方のシリコン試料を暗状態下において、それぞれを1%のHF溶液に10分間浸漬した。
【0032】
HF溶液への浸漬処理する前のシリコン表面、浸漬処理した後のシリコン表面をAFM(原子間力顕微鏡)で観察した。HF溶液への浸漬処理する前のシリコン表面には析出した銅の突起物が存在する。この突起物はシリコン表面一様に存在するのではなく局所的に存在する。シリコン試料を明状態下でHF溶液浸漬処理した場合には、シリコン表面に突起物が残存していた。一方、シリコン試料を暗状態下でHF溶液浸漬処理した場合には、シリコン表面の突起物が消失し、さらにピットが形成されていた。
【0033】
上記実験系において、銅の還元反応(銅析出反応)は起こらないため、水素発生還元反応と酸化反応(シリコン溶解反応、銅溶解反応)とが電気化学平衡になっていると考えられる。この結果から、本発明者はつぎのような反応メカニズムを想定している。
【0034】
図1はHF系溶液中でのシリコン表面の反応を示す図である。
【0035】
シリコン表面の銅が付着する部分では、銅の触媒作用による水素発生還元反応が促進され、電子eの消費量が増加する。この電子eの供給元が明状態下の処理時と暗状態下の処理時とで異なっている。
【0036】
図1(a)に示すように、銅が付着するシリコン表面が明状態下にある場合は、シリコンには電子正孔対(e−h)が生成される。この電子正孔対の電子eとHF溶液中の水素イオンHとが反応し、水素が発生する。これが明状態下における水素発生還元反応の原理である。また、電子正孔対の正孔hは銅が付着していない清浄シリコン表面でシリコンの溶解反応を起こす。しかし、シリコンの溶解反応はシリコン表面で均一に起こるため、シリコン表面形状が変わることはない。なおこの際、銅は溶解しているが、その量は無視できる程少ない。このように、明状態下にあるシリコンでは、光によって発生した電子正孔対の電子が電子供給を担うため、銅汚染近傍での局所的なシリコン溶解反応は起こらない。したがって、シリコン表面形状は不変である。
【0037】
図1(b)に示すように、銅が付着するシリコン表面が暗状態下にある場合は、シリコンには電子正孔対(e−h)が生成されない。したがって、銅が付着するシリコン表面近傍で酸化反応(シリコン溶解反応、銅溶解反応)が発生し、電子eが生成される。この電子eとHF溶液中の水素イオンHとが反応し、水素が発生する。これが暗状態下における水素発生還元反応の原理である。このように、暗状態下にあるシリコンでは、銅が付着するシリコン表面近傍での酸化反応(シリコン溶解反応、銅溶解反応)によって電子供給を担わざるをえない。したがって、銅、シリコンが溶解し、シリコン表面にはピットが形成される。
【0038】
このような反応は銅以外の金属がシリコン表面に付着する場合にも発生すると思われる。ここで金属とは、貴金属等の水素の標準電極電位よりも正電位の標準電極電位の物質をいう。
【0039】
上述した実験結果から、シリコンウェーハのHF系溶液洗浄においては、つぎのような現象が発生しシリコンウェーハ表面にピットが形成されるものと考察される。
【0040】
図2、図3はHF系溶液洗浄の際にシリコンウェーハ表面で発生する現象を示す図である。同図2、3では円板状のシリコンウェーハ1を側面から見た状態を示している。
【0041】
例えば、APM洗浄後のシリコンウェーハ1の表面には酸化膜2が形成されている。この酸化膜を除去するために、シリコンウェーハ1はHF系溶液11に浸漬される。この際、図2(a)に示すように、酸化膜2上には局所的に銅のクラスタ3a、3bが付着している。
【0042】
シリコンウェーハ1は容器内のHF系溶液11に浸漬される。ここで、図2(b)に示すように、HF系溶液11への光が遮蔽物などによって部分的に遮蔽され、HF系溶液11は暗状態と明状態とに分けられる。図2(b)では、HF系溶液11に浸漬されたシリコンウェーハ1のうちクラスタ3aが付着する部分は暗状態下にあり、クラスタ3bが付着する部分は明状態下にある。
【0043】
図2(c)に示すように、シリコンウェーハ1表面の酸化膜2が除去されると、クラスタ3a、3bはそのままシリコンウェーハ1表面に付着する。
【0044】
所定時間後にHF系溶液11から引き上げられたシリコンウェーハ1表面には、図2(d)に示すように、クラスタ3bが残存し、クラスタ3aは消失している。さらにクラスタ3aが付着していた部分にはピット4aが形成されている。
【0045】
また、図3(a)〜(d)に示すように、当初はシリコンウェーハ1表面の酸化膜2に銅のクラスタ3a、3bが付着していなくても、HF系溶液11中にクラスタ3a、3bが存在している場合がある。このような場合は、酸化膜2が除去されたシリコンウェーハ1の表面にクラスタ3a、3bが析出する。クラスタが析出した部分が明状態下にあれば、析出したクラスタ3bはシリコンウェーハ1表面に残存し、クラスタが析出した部分が暗状態下にあれば、ピット4aが形成される。
【0046】
以上の実験及び考察から、HF系溶液洗浄の際にシリコンウェーハ1表面が明状態下にあればピットが形成されないという結果が得られた。そこで、本発明者はシリコンウェーハ表面を明状態に保つための装置及び方法を発明するに至った。
【0047】
従来、HF系溶液洗浄の際に結果的にシリコンウェーハ表面を照明する装置はあった。しかし、HF系溶液洗浄の際の光の存在については全く考慮されていなかったため、確実にシリコンウェーハ表面を照明する装置は存在しなかった。本発明は、シリコンウェーハ表面を明状態にしつつ、シリコンウェーハをHF系溶液に浸漬するものであって、従来の装置とは一線を画すものである。
【0048】
図4は実施形態のシリコンウェーハのHF洗浄装置を概念的に示す図である。
【0049】
容器10内にはHF系溶液11が貯留されている。HF系溶液としては、例えばDHF溶液がある。キャリア13には1以上のシリコンウェーハ1が載置される。キャリア13が容器10内に投入されると、各シリコンウェーハ1はHF系溶液11に浸漬される。
【0050】
容器10の上部には光源12が設けられている。シリコンウェーハ1全面を効率よく照明するためには、光源12から照射される光は拡散光であることが望ましいが、拡散光に限定する必要はない。光源12の照度は可変でもよいが、少なくともシリコンウェーハ1表面を約200(lx)以上の照度は必要である。光源12の位置や数は特に限定されないが、少なくともキャリア13に載置された各シリコンウェーハ1の全面を明状態にすることが必要である。図4ではシリコンウェーハ1の配列方向に等間隔に配列された3つの光源12が設けられている。
【0051】
この装置によるシリコンウェーハ1のHF洗浄処理の手順は以下の通りである。
【0052】
1以上のシリコンウェーハ1がキャリア13に載置され、キャリア13が容器10内に投入される。各シリコンウェーハ1はHF系溶液11に浸漬される。
【0053】
この際、各シリコンウェーハ1の表面が照明されるように光源12から光が照射される。HF系溶液11に浸漬されている間は光源12は常時点灯され、各シリコンウェーハ1表面が明状態に保たれる。
【0054】
所定時間経過した後にキャリア13は容器10から引き上げられる。すると、表面の酸化膜が除去されたウェーハ1が生成される。しかし、シリコンウェーハ1表面には銅やその他の物質が付着している可能性がある。このため、HF系溶液洗浄の後に、硫酸−過酸化水素混合液洗浄(SPM洗浄)や塩酸−過酸化水素混合液洗浄(SC−2洗浄)によって、シリコンウェーハ1表面に付着する物質が除去される。
【0055】
本実施形態によれば、HF系溶液11中のシリコンウェーハ1が常時照明されるため、上述した現象から、HF系溶液洗浄におけるシリコンウェーハ表面のピット形成が抑制されるといえる。したがって、シリコンウェーハの歩留まりを向上させることができる。
【0056】
図5は別の実施形態のシリコンウェーハのHF洗浄装置を概念的に示す図である。
【0057】
容器20及びキャリア23は透明又は半透明の素材で形成されている。つまり、容器20及びキャリア23は外部からの光をシリコンウェーハ1まで通過させやすい。透明又は半透明の素材としては、透明塩化ビニール、ポリプロピレン、弗素樹脂などがある。
【0058】
本装置に光源を設けてもよいが、自然光によってシリコンウェーハ1表面の照度が約200(lx)以上になるのであれば、光源を設けなくてもよい。
【0059】
本実施形態によれば、HF系溶液11中のシリコンウェーハ1が常時照明されるため、HF系溶液洗浄におけるシリコンウェーハ表面のピット形成が抑制されるといえる。したがって、シリコンウェーハの歩留まりを向上させることができる。また、自然光によってHF系溶液洗浄を行うことができるため、消費電力が低減される。
【0060】
また、図6に示すように、透明又は半透明のキャリア23と、容器内部に光源32が設けられた容器30とを組み合わせて、シリコンウェーハ1表面を照明するようにしてもよい。
【0061】
なお、上述した技術を多結晶シリコンウェーハに利用した場合にも同様の効果が得られる。
【0062】
ところで、上述した各実施形態は、明状態下における水素発生還元反応の原理を利用して、シリコンウェーハ表面に形成されるピットを防止するものである。逆に、暗状態下における水素発生還元反応の原理を利用してシリコンウェーハ表面の加工処理を行うことも可能である。
【0063】
つぎに、暗状態下における水素発生還元反応の原理を利用してシリコンウェーハ表面の加工処理を行う実施形態について説明する。
【0064】
シリコンウェーハ表面はエッチングによって様々な加工が施されている。
【0065】
例えば、ポーラスシリコンは、表面に多孔質層が形成される。この多孔質層はつぎのようにして形成される。
【0066】
HF溶液中には一対の電極が設けられ、陽極側には単結晶のシリコンウェーハが設置され、対向電極側には白金が設置される。そして、両電極間に電圧が印加されると陽極側のシリコンウェーハ表面がエッチングされ細孔が形成される。このような細孔はシリコンウェーハ表面一帯に形成され、シリコンウェーハ表面に多孔質層が形成される。この際、補助的にシリコンウェーハに光を照射することによって電子正孔対(e−h)を発生させる場合もある。
【0067】
本来、シリコンは発光材料ではないが、表面に多孔質層が形成されたポーラスシリコンは可視領域で発光する。このため、ポーラスシリコンは発光ダイオードなどの可視発光デバイスとして期待されている。
【0068】
しかしながら、従来のポーラスシリコンの生成方法によると、シリコンウェーハを電極として加工する処理が必要である。この処理は煩雑であり、作業効率が悪化するといった問題が生ずる。
【0069】
また、電極や両電極に電圧を印加する電源等、表面加工のための各種装置が必要となり、コストが上昇するといった問題も生ずる。
【0070】
そこで、上述した暗状態下における水素発生還元反応の原理を利用すれば、簡易な方法及び低コストでシリコンウェーハ表面の加工処理を行うことが可能となる。
【0071】
図7は実施形態のシリコンウェーハ表面の加工処理の手順を示す図である。
【0072】
第1工程は、シリコンウェーハ1a表面の酸化膜2が除去されたベアシリコンウェーハ1bを生成する処理である。
【0073】
シリコンウェーハ1aが大気中に長時間放置された場合などには、シリコンウェーハ1a表面に酸化膜(SiO2)2が形成される。この酸化膜2を除去(HF洗浄)するために、シリコンウェーハ1aは容器40に貯留されたHF溶液41に浸漬される。HF溶液41中でシリコンウェーハ1aの表面からは酸化膜2が除去される。所定時間経過した後に、シリコンウェーハ1aはHF溶液41から引き上げられる。こうして、表面の酸化膜2が除去されたベアシリコンウェーハ1bが生成される。
【0074】
第2工程は、ベアシリコンウェーハ1b表面に銅が析出した汚染シリコンウェーハ1cを生成する処理である。
【0075】
ベアシリコンウェーハ1bは容器50に貯留されたCu汚染液51に浸漬される。Cu汚染液51は純水(DIW)及び銅からなる。Cu汚染液51中でベアシリコンウェーハ1bの表面には徐々に銅が析出する。銅はベアシリコンウェーハ1b表面に一様に析出するのではなく、局所的に析出する。所定時間経過した後に、ベアシリコンウェーハ1bはCu汚染液51から引き上げられる。こうして、表面に突起状の銅52が析出した汚染シリコンウェーハ1cが生成される。
【0076】
Cu汚染液51の銅の濃度と汚染シリコンウェーハ1c表面の銅52の密度とには相関がある。また浸漬時間と汚染シリコンウェーハ1c表面の銅52の密度とには相関がある。汚染シリコンウェーハ1c表面の銅52の密度に応じて第3工程で形成される多孔質層73における細孔72の密度や深さが変化する。したがって、所望の多孔質層73に応じて、Cu汚染液51の銅の濃度及び/又は浸漬時間を調整する必要がある。
【0077】
第3工程は、汚染シリコンウェーハ1表面がエッチングされたポーラスシリコンウェーハ1dを生成する処理である。
【0078】
汚染シリコンウェーハ1cは容器70に貯留されたHF溶液71に浸漬される。容器70は筐体60の内部に設けられている。筐体60は内部に光が入り込まないようにされている。つまり、HF溶液71への汚染シリコンウェーハ1cの浸漬は暗状態下で行われる。暗状態下で汚染シリコンウェーハ1cがHF溶液71に浸漬されると、図1(b)に示した反応が発生し、汚染シリコンウェーハ1c表面の銅52の析出部分がエッチングされて細孔72が形成される。所定時間経過した後に、汚染シリコンウェーハ1cはHF溶液71から引き上げられる。こうして、多数の細孔72からなる多孔質層73が表面に形成されたポーラスシリコンウェーハ1dが生成される。
【0079】
なお、上述した実施形態では筐体60の内部に容器70が設けられているが、HF溶液71への汚染シリコンウェーハ1cの浸漬を暗状態下で行うことが最も重要なことである。したがって、外部からの光が入り込まない暗室に容器70を設けて第3工程を行うようにしてもよい。
【0080】
また、所望の加工面のみに銅を付着させることによって、その加工面のみをエッチングすることも可能である。例えば、加工面を露出し加工面以外の表面をマスクして図2に示す第2工程を行うようにすれば、加工面のみに銅が析出する。この汚染シリコンウェーハをHF溶液に浸漬させれば、加工面のみがエッチングされる。
【0081】
また、細孔の密度を大きくすることによってシリコンウェーハ表面にトレンチを形成することも可能である。
【0082】
本実施形態によれば、各種溶液41、51、71にシリコンウェーハ1a〜1cを浸漬するといった簡易な方法によって、シリコンウェーハ表面を加工することができる。また電極や電源装置等のような大がかりな装置が必要ない。したがって、シリコンウェーハ表面を加工するためのコストが低減される。
【0083】
なお、本発明の加工方法を従来の加工方法と併用することも可能である。すなわち、HF溶液中に一対の電極を設け、陽極側に汚染シリコンウェーハを設置し、対向電極側に白金を設置し、両電極間に電圧を印加する処理を、暗状態下で行う。すると、エッチングの深さをより深くすることができる。
【0084】
エッチングの深さを深くすることによって、シリコンウェーハの表面積を大きくすることができる。コンデンサを生成する場合にシリコンウェーハの表面積を大きくすると、大容量のコンデンサを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はHF系溶液中でのシリコン表面の反応を示す図である。
【図2】図2はHF系溶液洗浄の際にシリコンウェーハ表面で発生する現象を示す図である。
【図3】図3はHF系溶液洗浄の際にシリコンウェーハ表面で発生する現象を示す図である。
【図4】図4は実施形態のシリコンウェーハのHF洗浄装置を概念的に示す図である。
【図5】図5は別の実施形態のシリコンウェーハのHF洗浄装置を概念的に示す図である。
【図6】図6は別の実施形態のシリコンウェーハのHF洗浄装置を概念的に示す図である。
【図7】図7は実施形態のシリコンウェーハ表面の加工処理の手順を示す図である。
【符号の説明】
1 シリコンウェーハ
10、20 容器
11 HF系溶液
12 光源
13、23 キャリア

Claims (10)

  1. HFを含む溶液にシリコンウェーハを浸漬してシリコンウェーハ表面を洗浄するシリコンウェーハのHF洗浄方法において、
    表面に水素の標準電極電位よりも正電位の標準電極電位の物質が付着したシリコンウェーハに光が照射された状態を保ちつつ、シリコンウェーハをHFを含む溶液に浸漬し、
    電子正孔対が生成され当該電子正孔対の電子がシリコンウェーハの水素発生還元反応に供されることによって、シリコンウェーハ表面のうち前記物質が付着する部分で生ずる酸化反応が抑制される前記光を照射すること
    を特徴とするシリコンウェーハのHF洗浄方法。
  2. 光源を用いてシリコンウェーハ表面に光を照射すること
    を特徴とする請求項1記載のシリコンウェーハのHF洗浄方法。
  3. HFを含む溶液を透明又は半透明の容器に貯留すると共に、透明又は半透明のウェーハキャリアでシリコンウェーハを保持し、前記容器内のHFを含む溶液に前記ウェーハキャリアを投入すること
    を特徴とする請求項1記載のシリコンウェーハのHF洗浄方法。
  4. HFを含む溶液にシリコンウェーハを浸漬してシリコンウェーハ表面を洗浄するシリコンウェーハのHF洗浄装置において、
    表面に水素の標準電極電位よりも正電位の標準電極電位の物質が付着したシリコンウェーハに光が照射された状態を保ちつつ、シリコンウェーハをHFを含む溶液に浸漬する手段を有し、
    電子正孔対が生成され当該電子正孔対の電子がシリコンウェーハの水素発生還元反応に供されることによって、シリコンウェーハ表面のうち前記物質が付着する部分で生ずる酸化反応が抑制される前記光を照射すること
    を特徴とするシリコンウェーハのHF洗浄装置。
  5. シリコンウェーハ表面に光を照射する光源を備えたこと
    を特徴とする請求項4記載のシリコンウェーハのHF洗浄装置。
  6. HFを含む溶液を貯留する透明又は半透明の容器と、
    前記容器内でシリコンウェーハを保持する透明又は半透明のウェーハキャリアとを備えたこと
    を特徴とする請求項4記載のシリコンウェーハのHF洗浄装置。
  7. 前記光の照度を、200( lx )以上にすること
    を特徴とする請求項1記載のシリコンウェーハのHF洗浄方法。
  8. 前記光の照度を、200( lx )以上にすること
    を特徴とする請求項4記載のシリコンウェーハのHF洗浄装置。
  9. 前記物質は銅であること
    を特徴とする請求項1記載のシリコンウェーハのHF洗浄方法。
  10. 前記物質は銅であること
    を特徴とする請求項4記載のシリコンウェーハのHF洗浄装置。
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