JP4094223B2 - 電気集じん装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばディーゼルスートを含むばい塵を除去する道路トンネル用の電気集じん装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ガスまたは空気中に浮遊する微細な固体または液体の煤じん等の粒子状物質を静電気力を利用して除去する電気集じん装置は、各種産業排気ガスの浄化から家庭の室内浄化まで幅広く使用され、効果を上げている。
【0003】
比較的低濃度、例えば数mg/m3 以下の濃度の粒子状物質を処理する電気集じん装置は、上流側に設けられ、粒子状のばい塵への主として荷電のみを実施する電離部と、その下流側に設けられ、ばい塵の捕集のみを実施する電界部とに分割された構成となっており、主として室内や道路トンネル内等の空気浄化に使用されている。
【0004】
ここで、上述した従来の電気集じん装置について、図9および図10を参照しつつ説明する。図9は、従来の電気集じん装置40の設置環境を説明する図である。図9において、道路用トンネル10内では、車両30が走行するため、排気ガス中のばい塵が多く存在する。以下では、道路用トンネル10内の空気を含ばい塵空気Aと称する。
【0005】
バイパストンネル20は、道路用トンネル10に併設されており、含ばい塵空気Aをバイパスさせるための風路70としての役目を担っている。このバイパストンネル20において、含ばい塵空気Aの流入側には、電気集じん装置40が設置されている。この電気集じん装置40は、静電気を利用して、含ばい塵空気Aからばい塵粒子を捕集する装置である。
【0006】
電気集じん装置40の下流側には、補機室50および電気室60が設けられている。送風機80は、バイパストンネル20において含ばい塵空気Aを流入側から流出側へ流すためのものである。
【0007】
図10は、電気集じん装置40の主要部である集じんユニット40aを示す斜視図である。この集じんユニット40aは、上流側に設けられた電離部44と、下流側に設けられた電界部48とから構成されている。電離部44は、平行をなす複数の電離部側電極41と、線状のタングステンからなる複数の電離部側放電極42と、電離部側放電極42に高電圧を印加する高圧電源43とから構成されている。電離部44は、電離部側電極41と電離部側放電極42との間で生じるコロナ放電により、含ばい塵空気Aに含まれるばい塵粒子をマイナスに帯電させるためのものである。
【0008】
一方、電界部48においては、電界部側集じん電極45と電界部側放電極46とが所定間隔をおいて交互に平行配設されている。複数の電界部側集じん電極45は、接地されている。複数の電界部側放電極46には、高圧電源47により高電圧が印加されている。電界部48は、電離部44によりマイナスに帯電されたばい塵粒子を電界部側集じん電極45で捕集するためのものである。
【0009】
つぎに、上述した電気集じん装置40(集じんユニット40a)の動作原理について、図11を参照しつつ説明する。この図において、図10の各部に対応する部分には同一の符号を付ける。電離部側放電極42に高電圧が印加されると、電離部側放電極42と電離部側電極41との間でコロナ放電が生じ、周囲にイオンIが発生する。ここで、含ばい塵空気Aが電離部44に供給されると、含ばい塵空気Aに含まれるばい塵粒子RとイオンIとが結合し、ばい塵粒子Rがマイナスに帯電する。
【0010】
そして、マイナスに帯電したばい塵粒子Rは、電界部48において、電界部側集じん電極45に引き寄せられ、電界部側集じん電極45の表面に付着する。従って、電界部48の下流側からは、ばい塵粒子Rが除去された清浄な空気が流出される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
従来の電気集じん装置40においては、構造上、電離部側放電極42の断線が多く、頻繁に交換作業が発生し、メンテナンスコストが高くつくという問題があった。さらに、従来の電気集じん装置40においては、線状のタングステンからなる電離部側放電極42を用いているためコロナ放電が不均一に発生し易いため、経時性能低下が大きいという問題があった。特に、含ばい塵空気Aの風速が速くなる程、かかる問題が顕著になる。
【0012】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、集じん性能を向上させた上で、消費電力、コストを低減することができる電気集じん装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、略板状の第1の電極と略板状の第2の電極とが交互に平行配設されてなり、含ばい塵空気のばい塵を帯電させる電離部と、前記電離部の下流側に配設されており、複数の電極が平行配置されてなり前記ばい塵を捕集する電界部と、を備え、前記含ばい塵空気が流入する側における前記第2の電極の前記含ばい塵空気の流れの上流側の部位と前記含ばい塵空気の流れの下流側の部位には、所定ピッチをおいて複数のトゲ状突起がそれぞれ形成されており、前記所定ピッチと、前記第1の電極と前記第2の電極との間の電極間隔との比は、1〜3.5の範囲内であり、前記第2の電極の流出側の前記複数のトゲ状突起の曲率半径が、他方の複数のトゲ状突起の曲率半径よりも大きいと共に、前記トゲ状突起の曲率半径は、0.1mm〜2mmの範囲内であり、前記電界部の前記電離部側の部位には、所定ピッチをおいて複数の前記トゲ状突起が形成されることを特徴とする。
【0014】
この発明によれば、第2の電極の辺に複数のトゲ状突起を形成するようにしたので、従来のタングステンの場合に比して、均一なコロナ放電が発生するため、集じん性能を向上させることができるとともに、コスト、消費電力を低減させることができる。
【0015】
また、この発明によれば、含ばい塵空気が通過する上流側と下流側の双方でコロナ放電が生じるため、ばい塵を十分に帯電させることができ、集じん性能を向上させることができる。
【0016】
さらに、この発明によれば、第2の電極の流出側の前記複数のトゲ状突起の曲率半径を、他方の複数のトゲ状突起の曲率半径よりも大きくしたので、消費電力を低減させることができる。
【0017】
また、発明は、前記電気集じん装置において、前記電離部は、複数段設けられていることを特徴とする。
【0018】
この発明によれば、複数段の電離部を設けるようにしたので、含ばい塵空気が通過する上流側から下流側において複数箇所でコロナ放電が生じるため、ばい塵を十二分に帯電させることができ、さらに集じん性能を向上させることができる。
【0021】
また、本発明は、前記電気集じん装置において、前記第2の電極の前記含ばい塵空気の流れの上流側の部位と前記含ばい塵空気の流れの下流側の部位のうちの一方の部位における複数のトゲ状突起と、前記第2の電極の他方の部位における複数のトゲ状突起との相対位置が交互であることを特徴とする。
【0022】
この発明によれば、第2の電極の前記含ばい塵空気の流れの上流側の部位と前記含ばい塵空気の流れの下流側の部位のうちの一方の部位における複数のトゲ状突起と、第2の電極の他方の部位における複数のトゲ状突起との相対位置を交互としたので、さらに効率良くばい塵を十分に帯電させることができ、集じん性能を向上させることができる。
【0023】
また、発明は、前記電気集じん装置において、前記トゲ状突起の曲率半径は、0.1mm〜2mmの範囲内であることを特徴とする。
【0024】
この発明によれば、トゲ状突起の曲率半径を適値である0.1mm〜2mmの範囲内としたので、消費電力をさらに低減させた状態で、集じんの効率を向上させることができる。
【0025】
また、発明は、前記電気集じん装置において、前記所定ピッチと、前記第1の電極と前記第2の電極との間の電極間隔との比は、1〜3.5の範囲内であることを特徴とする。
【0026】
この発明によれば、所定ピッチと、第1の電極と前記第2の電極との間の電極間隔との比を、適値である1〜3.5の範囲内としたので、集じんの効率を向上させることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明にかかる電気集じん装置の実施の形態1〜4について詳細に説明する。
【0028】
(実施の形態1)
図1は、本発明にかかる実施の形態1の構成を示す斜視図である。この図に示した電気集じん装置の主要部である集じんユニット200aは、別体構造とされた電離部204と電界部208とから構成されている。電離部204においては、電離部側電極201と電離部側放電極202とが電極間隔Dをおいて交互に平行配設されている。電離部側電極201は、板状の電極であり、接地されている。
【0029】
電離部側放電極202は、板状の電極であり、高圧電源203により高電圧が印加されている。電離部側放電極202において、上流側の一辺202aには、トゲピッチPの間隔をおいて複数のトゲ202bが突出形成されている。また、下流側の他辺202cにも、トゲピッチPの間隔をおいて複数のトゲ202dが突出形成されている。トゲ202bと電離部側電極201との間、およびトゲ202dと電離部側電極201との間では、コロナ放電がそれぞれ生じる。
【0030】
このように、電離部側放電極202の両辺には、それぞれ複数のトゲが突出形成されている。これは、上流側のトゲ202bで発生するコロナ放電でばい塵粒子の帯電が不十分な場合に、下流側のトゲ202dで発生するコロナ放電でばい塵粒子を十分に帯電させるためである。
【0031】
電界部208においては、電界部側集じん電極205と電界部側放電極206とが電極間隔Dをおいて交互に平行配設されている。電界部側集じん電極205は、板状の電極であり、接地されている。これらの電界部側集じん電極205には、マイナスに帯電したばい塵粒子が付着する。電界部側放電極206は、板状の電極であり、高圧電源207により高電圧が印加されている。
【0032】
上記構成において、電離部側放電極202に高電圧が印加されると、図2に示したように、トゲ202bと電離部側電極201との間、およびトゲ202dと電離部側電極201との間では、コロナ放電がそれぞれ生じ、周囲にイオンIが発生する。
【0033】
ここで、含ばい塵空気Aが電離部204に供給されると、含ばい塵空気Aに含まれるばい塵粒子RとイオンIとが結合し、ばい塵粒子Rがマイナスに帯電する。電離部204においては、上流側と下流側の都合2つの場所でコロナ放電が生じるため、電離部204を通過するばい塵粒子Rを十分に帯電させることができる。
【0034】
そして、マイナスに帯電したばい塵粒子Rは、電界部208において、電界部側集じん電極205に引き寄せられ、電界部側集じん電極205の表面に付着する。従って、電界部208の下流側からは、ばい塵粒子Rが除去された清浄な空気が流出される。
【0035】
なお、実施の形態1においては、一辺202aにおけるトゲ202bと、他辺202cにおけるトゲ202dとの相対的な位置が交互になるようにしてもよい。この場合には、さらに集じん性能が向上する。さらに、実施の形態1においては、トゲ202dの先端曲率半径を、トゲ202bの先端曲率半径よりも大きくなるようにしてもよい。この場合には、後述する図4から明らかなように、消費電力(放電電流)がさらに低減する。
【0036】
ここで、集じんの効率を高め、放電電流を低減させるための図1に示したトゲ202b、202dの先端曲率の適値、(電極間隔D/トゲピッチP)の適値について、図4〜図6を参照しつつ説明する。図4は、実施の形態1におけるトゲ先端曲率半径−放電電流特性を示す特性図である。図5は、実施の形態1におけるトゲ先端曲率半径−効率特性を示す特性図である。これらの図からわかるように、トゲ先端曲率が0.1mm〜2mmの範囲では、放電電流および効率の双方が所望の適値を採っている。
【0037】
図6は、実施の形態1におけるD/P−効率特性を示す特性図である。この図からわかるように、(電極間隔D/トゲピッチP)が1〜3.5の範囲であるとき高い集じんの効率を得ることが可能である。
【0038】
以上説明したように、実施の形態1によれば、電離部側放電極202の両辺(一辺202a、他辺202c)に複数のトゲ状突起(トゲ202b、トゲ202d)を形成するようにしたので、含ばい塵空気Aが通過する上流側と下流側の双方でコロナ放電が生じるため、ばい塵を十分に帯電させることができ、集じん性能を向上させることができる。
【0039】
また、実施の形態1にかかる発明によれば、従来のタングステンの場合に比して、均一なコロナ放電が発生するため、集じん性能を向上させることができるとともに、コスト、消費電力を低減させることができる。
【0040】
また、実施の形態1によれば、トゲ202dの先端曲率半径を、トゲ202bの先端曲率半径よりも大きくしたので、消費電力を低減させることができる。
【0041】
(実施の形態2)
さて、実施の形態1では、1つの電離部204(図1参照)を設けた例について説明したが、ばい塵粒子への帯電を確実に行う目的で、電界部208にもトゲを形成したり、複数段の電離部を設けるようにしてもよい。以下では、この場合を実施の形態2として説明する。
【0042】
図3(a)、図3(c)は、本発明にかかる実施の形態2の構成を示す図である。これらの図において、図1の各部に対応する部分には同一の符号を付ける。図3(a)に示した電気集じん装置の集じんユニットにおいては、電界部210の電離部側放電極の部位には、所定ピッチをおいて複数のトゲ210aが形成されている。
【0044】
また、図3(c)に示した集じんユニットにおいては、電界部212の上流側に、2段構成の構成の電離部204および2042 が設けられている。但し、図3(c)においては、電界部212の電界部側放電極の部位には、所定ピッチをおいて複数のトゲ212aが形成されている。
【0046】
以上説明したように、実施の形態2によれば、電界部の電部側放電極に複数のトゲを形成し、また複数段の電離部を設けるようにしたので、含ばい塵空気Aが通過する上流側から下流側において複数箇所でコロナ放電が生じるため、ばい塵を十二分に帯電させることができ、さらに集じん性能を向上させることができる。
【0047】
参考例
さて、実施の形態1または2では、図1または図3に示した複数の電極からなる電界部208、210、212を用いた例について説明したが、電界部208、210、212に代えて、静電フィルタを有する電界部を用いる場合を参考例として説明する。
【0048】
図7は、本発明にかかる実施の形態3の構成を示す図である。この図において、図1の各部に対応する部分には同一の符号を付ける。同図に示した集じんユニット300においては、図1に示した電界部208に代えて、電界部301が設けられている。この電界部301は、静電フィルタ302と、高圧電源303とから構成されている。
【0049】
静電フィルタ302は、高圧電源303により高電圧が印加され、電離部204で帯電したばい塵粒子を静電気により付着させる機能を備えている。また、静電フィルタ302は、一般のフィルタに比べて、フィルタ目が粗く、圧力損失が低いという利点を備えている。従って、実施の形態3によれば、一般のフィルタに比べて、フィルタ目詰まりを防止することができるとともに、圧力損失の低減、集じん性能の向上を図ることができる。
【0050】
(実施の形態4)
さて、実施の形態3では、1つの電離部204(図7参照)を設けた例について説明したが、ばい塵粒子への帯電を確実に行う目的で、複数段の電離部を設けるようにしてもよい。以下では、この場合を実施の形態4として説明する。
【0051】
図8は、本発明にかかる実施の形態4の構成を示す図である。この図において、図7の各部に対応する部分には同一の符号を付ける。この図に示した集じんユニット400においては、電界部301の上流側に、n段構成の電離部2041 〜204n が設けられている。これらの電離部2041 〜204n は、電離部204(図7参照)と同一構成とされている。なお、実施の形態4においては、電界部301に代えて、図1に示した電界部208を設けてもよい。
【0052】
以上説明したように、実施の形態4によれば、n段の電離部2041〜204n を設けるようにしたので、含ばい塵空気Aが通過する上流側から下流側において複数箇所でコロナ放電が生じるため、ばい塵を十二分に帯電させることができ、さらに集じん性能を向上させることができる。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、発明によれば、第2の電極の辺に複数のトゲ状突起を形成するようにしたので、従来のタングステンの場合に比して、均一なコロナ放電が発生するため、集じん性能を向上させることができるとともに、コスト、消費電力を低減させることができるという効果を奏する。
【0054】
また、発明によれば、含ばい塵空気が通過する上流側と下流側の双方でコロナ放電が生じるため、ばい塵を十分に帯電させることができ、集じん性能を向上させることができるという効果を奏する。
【0055】
さらに、発明によれば、第2の電極の流出側の前記複数のトゲ状突起の曲率半径を、他方の複数のトゲ状突起の曲率半径よりも大きくしたので、消費電力を低減させることができるという効果を奏する。
【0056】
また、発明によれば、複数段の電離部を設けるようにしたので、含ばい塵空気が通過する上流側から下流側において複数箇所でコロナ放電が生じるため、ばい塵を十二分に帯電させることができ、さらに集じん性能を向上させることができるという効果を奏する。
【0058】
また、本発明によれば、第2の電極の前記含ばい塵空気の流れの上流側の部位と前記含ばい塵空気の流れの下流側の部位のうちの一方の部位における複数のトゲ状突起と、第2の電極の他方の部位における複数のトゲ状突起との相対位置を交互としたので、さらに効率良くばい塵を十分に帯電させることができ、集じん性能を向上させることができるという効果を奏する。
【0059】
また、発明によれば、トゲ状突起の曲率半径を適値である0.1mm〜2mmの範囲内としたので、消費電力をさらに低減させた状態で、集じんの効率を向上させることができるという効果を奏する。
【0060】
また、発明によれば、所定ピッチと、第1の電極と前記第2の電極との間の電極間隔との比を、適値である1〜3.5の範囲内としたので、集じんの効率を向上させることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる実施の形態1の構成を示す斜視図である。
【図2】同実施の形態1の動作原理を説明する図である。
【図3】本発明にかかる実施の形態2の構成を示す概要図である。
【図4】本発明にかかる実施の形態1におけるトゲ先端曲率半径−放電電流特性を示す特性図である。
【図5】同実施の形態1におけるトゲ先端曲率半径−効率特性を示す特性図である。
【図6】同実施の形態1におけるD/P−効率特性を示す特性図である。
【図7】本発明にかかる実施の形態3の構成を示す図である。
【図8】本発明にかかる実施の形態4の構成を示す図である。
【図9】従来の電気集じん装置40の設置環境を説明する図である。
【図10】従来の電気集じん装置40の主要部である集じんユニット40aの構成を示す斜視図である。
【図11】従来の電気集じん装置40(集じんユニット40a)の動作原理を説明する図である。
【符号の説明】
201 電離部側電極
202 電離部側放電極
202b トゲ
202d トゲ
204 電離部
208 電界部
302 静電フィルタ
2041 電離部
204n 電離部

Claims (3)

  1. 略板状の第1の電極と略板状の第2の電極とが交互に平行配設されてなり、含ばい塵空気のばい塵を帯電させる電離部と、
    前記電離部の下流側に配設されており、複数の電極が平行配置されてなり前記ばい塵を捕集する電界部と、
    を備え、
    前記含ばい塵空気が流入する側における前記第2の電極の前記含ばい塵空気の流れの上流側の部位と前記含ばい塵空気の流れの下流側の部位には、所定ピッチをおいて複数のトゲ状突起がそれぞれ形成されており、前記所定ピッチと、前記第1の電極と前記第2の電極との間の電極間隔との比は、1〜3.5の範囲内であり、前記第2の電極の流出側の前記複数のトゲ状突起の曲率半径が、他方の複数のトゲ状突起の曲率半径よりも大きいと共に、前記トゲ状突起の曲率半径は、0.1mm〜2mmの範囲内であり、前記電界部の前記電離部側の部位には、所定ピッチをおいて複数の前記トゲ状突起が形成されることを特徴とする電気集じん装置。
  2. 前記電離部は、複数段設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電気集じん装置。
  3. 前記第2の電極の前記含ばい塵空気の流れの上流側の部位と前記含ばい塵空気の流れの下流側の部位のうちの一方の部位における複数のトゲ状突起と、前記第2の電極の他方の部位における複数のトゲ状突起との相対位置が交互であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電気集じん装置。
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