JP4093478B2 - リンク先コンテンツの先読み装置及び先読み方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ネットワークを介してコンテンツをクライアント(表示装置)に表示するに際して、表示されているリンク先のコンテンツを予めクライアント内に取得する、コンテンツの先読み技術に関する。
ネットワーク上のコンテンツ、特にハイパーリンクで結ばれたコンテンツをブラウザを用いて閲覧する場合、通常、利用者はネットワーク上のコンテンツヘのリンクをクリックすることで、対応するコンテンツを閲覧することができる。
ここで、ネットワーク上のコンテンツの取得は、利用者がリンクをクリックした後で発生する。そのため、利用者がリンクをクリックしてから、そのリンクの先にあるコンテンツがクライアント内に取得され、利用者に提示されるまでにはいくらかの時間を要する。特にネットワークの回線速度が遅い場合、この待ち時間は長くなる。
そこで、閲覧される可能性のあるコンテンツを予めクライアント内に取得することで、前述したような待ち時間を短縮する、先読み技術がこれまでに提案されている。例えば、特許文献1では、表示しているコンテンツを解析し、そのコンテンツからリンクされているコンテンツの一覧、具体的にはURL(Uniform Resource Locator)の一覧を作成する。そして、作成した一覧中の各コンテンツを順次取得し、クライアント内のキャッシュメモリに格納する。その後、利用者がそのコンテンツ中のリンクをクリックした際、キャッシュメモリに格納しておいたコンテンツを提示することで、迅速な閲覧を実現する。
特開平11−219313号公報
しかしながら、従来の先読み方法では、表示しているコンテンツからリンクされている全てのコンテンツを先読みする。そのため、結果的に閲覧しなかったコンテンツも先読みすることが多く、クライアントやネットワークに余分な負荷を与えることになり、非効率的であった。
さらには、従来の先読み方法では、コンテンツ中に記述されているリンクを、コンテンツの先頭に記述されているものから順に先読みする。例えば、コンテンツが横書きで縦方向に表示される場合、左上に表示されるリンク(コンテンツの先頭)から右下方向(コンテンツの後尾)へ順に先読み処理を行う。そのため、例えば、利用者が右下にあるリンク(コンテンツの後尾に記述されているリンク)をクリックした際に、そのリンクが示すコンテンツが先読みされていない場合があった。
このように、従来の先読み方法では、先読みする必要がないコンテンツまで先読みするなど、先読み処理が冗長であり、また、利用者の閲覧操作に応じて、利用者が次に閲覧する可能性の高いコンテンツを推測し、先読みするということは実現されていなかった。
本発明は、係る課題に鑑みなされたものであり、利用者の閲覧操作、特にマウスカーソル(以下、カーソルという)の移動操作をもとに、先読み対象とするコンテンツを動的に決定することで、利用者が次に閲覧する可能性の高いコンテンツを優先的に先読みすることができる、リンク先コンテンツの先読み装置,先読み方法及び先読みエリアの算出方法を提供することである。
前記課題を解決するため、本発明では、以下の構成に係るものとした。請求項1,4においてリンク先コンテンツの先読み装置及び方法は、クライアントに表示されているコンテンツを解析した上で、前記コンテンツ中に含まれるリンクのリスト(リンク情報リスト)を作成し、また前記クライアントに表示されているカーソルの移動軌跡を取得した後、前記カーソルの移動軌跡をもとに、先読み対象とする領域(先読みエリア)を算出し、その後、前記リンク情報リストに記載されたリンクのうち、前記先読みエリア内に存在するリンクのリスト(先読みリスト)を作成し、前記先読みリストに記載されたリンクが示すコンテンツを取得し、前記先読みエリアが、前記マウスカーソルの現在位置から、このマウスカーソルの移動先方向に広がるエリアで、前記マウスカーソルの移動速度に応じ、その移動速度が速いほど前記マウスカーソルの移動方向に縦長で鋭利な形状のエリアであり、その移動速度が遅いほど前記マウスカーソルの位置を中心に広がった形状のエリアとする構成とした。
請求項2,5において先読みエリアは、前記マウスカーソルの現在位置を中心とし、このマウスカーソルの移動速度に応じた先読み半径と、このマウスカーソルの移動速度に応じた先読み範囲角とにより定まる扇型のエリア、または、前記マウスカーソルの現在位置を頂点とし、前記先読み半径を高さ、前記先読み範囲角を頂角として定まる三角形のエリアとする構成とした。
請求項3,6において先読みエリアは、前記マウスカーソルの現在位置を頂点とし、前記先読み半径を対角線として持つ四角形のエリアとする構成とした。
請求項7において先読み半径は、前記マウスカーソルの移動速度が速いほど大きな値とする構成とした。
請求項8において先読み範囲角は、前記マウスカーソルの移動速度が速いほど小さな値とする構成とした。
請求項において先読みエリアの変更方法は、初めて先読みエリアを算出した際のカーソルの移動方向を取得した後、前記カーソルの移動方向をもとに、先読みエリアを変更する際の回転初期方向を決定し、また先読みリストの更新回数に応じて、先読みエリアを変更する際の変移量と変移方向を算出し、その後、決定した回転初期方向と算出した変移量、変移方向をもとに既存の先読みエリアを変更して、あらたな先読みエリアを算出する構成とした。
また、請求項10において先読みエリアの算出処理は、前記マウスカーソルの位置が所定距離以上移動した場合、または、前記マウスカーソルの移動方向が所定の角度以上変化した場合に実行される構成とした。
発明によれば、現在、クライアントに表示されているリンクのうち、次回、選択される可能性の高いリンクのコンテンツを優先的に先読みすることができる。その結果、利用者が次にリンクをクリックするまでに、選択されたコンテンツの先読みが完了しており、コンテンツの迅速な閲覧が可能となる。また閲覧される可能性が高いコンテンツを選択して先読みすることで、不要なコンテンツを先読みせずに済み、その結果、先読み処理にかかるクライアントやネットワークヘの負荷や、先読みしたコンテンツを保管するために必要となるメモリやディスクの容量を軽減できる。
また、本発明によれば、リンク先コンテンツの先読み装置または方法で利用するリンク情報リストを作成することが可能となり、またリンク情報リスト内に先読みされたことを示すフラグを設けることで、既に先読みされたコンテンツを再び先読みすることがなくなり、処理負担及び処理コストを軽減できる。
また、本発明によれば、リンク先コンテンツの先読み装置または方法で利用する先読みリストを作成することが可能となり、またカーソルに近いリンクから順に先読みリストの上位から下位に記載することにより、選択される可能性の高いリンクが示すコンテンツを優先的に先読みすることができる。
また、本発明によれば、リンク先コンテンツの先読み装置または方法において、先読みリストに記載されたコンテンツを予め取得することが可能となる。また前記コンテンツが取得済みであることの前記リンク情報リストへの記載、及び前記コンテンツの前記先読みリストからの削除により、コンテンツの取得に関する情報の管理が可能となる。さらにリンク情報をコンテンツ中の表示順に格納することで、先読みリスト作成時の処理負担および処理コストを軽減できる。
また、本発明によれば、リンク先コンテンツの先読み装置または方法で利用する先読みエリアを算出することが可能となる。さらに発明によれば、カーソルの移動速度に応じて、先読みエリアの算出に用いる、先読みエリアの大きさを導出(算出)することができ、その結果、利用者の操作を反映した先読みエリアの設定が可能となる。
また、本記載の発明によれば、リンク先コンテンツの先読み装置または方法で利用する先読みエリアを、既存の先読みエリアから新たな先読みエリアへ更新することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明の実施の形態であるリンク先コンテンツの先読み装置の構成を示すブロック図である。リンク先コンテンツの先読み装置(以下、先読み装置と略す)は、リンク情報リスト作成部1、リンク情報リスト2、先読み判定部3、先読みリスト作成部4、先読みリスト5、リンク先コンテンツ先読み部6、を含んだ構成となっており、先読みキャッシュ7、入力装置8、コンテンツ9を表示するアプリケーション10が別に存在する。
入力装置8は、GUI環境におけるカーソルを操作するための入力デバイスであり、マウスのほか、キーボード(十字キー)、タッチパネルディスプレイ、ペンタブレット、トラックボール、視線入力装置やデジタイザ等を用いたり、マウスと併用することができる。
アプリケーション10は、ネットワーク11上のサーバ12から提供されるコンテンツを閲覧するためのブラウザやビユーワであり、WWW(World Wide Web)ブラウザなどである。
また、先読みキャッシュ7は、アプリケーション10が使用するキャッシュメモリであり、アプリケーション10では、利用者からコンテンツ9の閲覧要求が発生した際、ネットワーク11上のサーバ12にアクセスする前に、先読みキャッシュ7にアクセスし、該当するコンテンツ9が先読みキャッシュ7内に格納されているかを調べる。そして、先読みキャッシュ7内に該当するコンテンツ9が格納されている場合、先読みキャッシュ7内のコンテンツ9を提示し、該当コンテンツ9が格納されていない場合、サーバ12から該当コンテンツ9を取得し提示する。
なお、この先読みキャッシュを用いたコンテンツの閲覧は、現在広く利用されているWWWブラウザが一般的に持つ機能である。そこで、本発明では、先読み装置は、先読みキャッシュ7を用いたコンテンツ9の閲覧には、アプリケーション10が備える機能を利用する。
まず、本発明の先読み方法の概要を、図2を用いて説明する。本発明の先読み方法では、利用者の閲覧操作に伴うカーソルClの移動軌跡C2をもとに、次に利用者が閲覧する可能性の高いエリア、先読みエリアBlを算出する。そして、先読みエリアBlに含まれるリンク情報(A4,A5,A6)が示すコンテンツ(以下、リンク先コンテンツ)を先読みする。また、利用者の閲覧操作、つまり、カーソルの移動に応じて、先読みエリアを変更し、その変更された先読みエリアに含まれるリンクが示すコンテンツを優先的に先読みする。これにより、利用者が次に閲覧する可能性の高いコンテンツを優先的に先読みすることが可能となる。
次に、本発明の先読み方法での処理手順を、図1を参照しつつ、図3に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、リンク情報リスト作成部1で、アプリケーション10を監視し、アプリケーション10上に新たなコンテンツ9が表示された場合に(ステップSlのYes)、そのコンテンツ9中に含まれるリンクに関する情報を記述したリンク情報リスト2を作成する(ステップS2)。
また、先読み判定部3のカーソル位置取得モジュール31で、アプリケーション10上でのカーソルの位置を常時監視し(ステップS3)、先読み判定部3の先読みエリア算出モジュール32で、利用者の閲覧操作に伴うカーソルの移動軌跡をもとに、次に利用者が閲覧する可能性の高いエリア、先読みエリアを算出する(ステップS4)。
次に、先読みリスト作成部4で、リンク情報リスト作成部1で作成したリンク情報リスト2をもとに、先読み判定部3で算出した先読みエリアに含まれるリンクを導出し、そのリンクが示すコンテンツ(リンク先コンテンツ)のURLを記述した先読みリスト5を作成する(ステップS5)。
そして、リンク先コンテンツ先読み部6で、先読みリスト作成部4で作成した先読みリスト5に記述されているリンク先コンテンツを取得し、先読みキャッシュ7に保存する(ステップS6)。以上の処理を、利用者の閲覧操作、つまり、カーソルの移動に応じて、随時実行する。
また、本発明の先読み方法では、先読みリスト2に記述されている全リンク先コンテンツを取得し(ステップS7のYes)、先読みするリンク先コンテンツがなくなった場合、先読み判定部3の先読みエリア算出モジュール32で、先読みエリアを変更し(ステップS8)、新たに先読みリストを作成する処理も備える。
以上、本発明の先読み方法における処理手順の概要を述べた。以降では、本発明の先読み方法での各処理について詳しく述べる。
<リンク情報リストの作成処理>
図4は、リンク情報リスト作成部1でのリンク情報リスト作成処理の処理手順を示したフローチャートである。リンク情報リスト作成処理の処理手順を、図1を参照しつつ、図4のフローチャートを用いて説明する。
リンク情報リスト作成部1では、アプリケーション10を監視し、アプリケーション10上に新たなコンテンツ9が表示されたことを検知すると(ステップS11)、その新たに表示されたコンテンツ9をアプリケーション10から取得する(ステップS12)。ここで、アプリケーション10に新たなコンテンツ9が表示される状況としては、利用者がアプリケーション10を起動したときや、現在表示されているコンテンツ9中のリンクがクリックされることで、そのリンク先コンテンツが表示されたときなどである。
次に、取得したコンテンツ9を解析し、コンテンツ9中に含まれるリンク要素を抽出する(ステップS13)。例えば、HTML文書のタグ構造を解析するDOM(Document Object Model)パーサを用いて、取得したコンテンツをDOM構造に変換し、このコンテンツに記述されているアンカータグ要素(<A>)やエリア要素(<area>)を取得する。
そして、取得したリンク要素が示すリンク情報を取得し(ステップS14)、リンク情報リスト2に登録する(ステップS15)。図5は、リンク情報リスト2を例示した図である。ここで、リンク情報としては、リンク要素のコンテンツ中での表示位置と表示サイズ、ここでは、リンク要素の左上の表示位置と右下の表示位置(図2のPau,Pad)、リンク要素が示すリンク先コンテンツのURLを取得する。例えば、DOMパーサを用いて取得したアンカータグ要素やエリア要素の位置プロパティからリンク要素の表示位置と表示サイズ、リンクプロパティからリンク先コンテンツのURLを取得する。
また、リンク情報リスト2は、各リンク要素を識別する“No.”、リンク要素が示すリンク先コンテンツが先読みされたかを示す“取得済みフラグ”を含んで構成される。
その後、ステップS13からステップS15までの処理を繰り返すことで、コンテンツ中に含まれる全てのリンク要素が示すリンク情報をリンク情報リスト2に登録する。その後、作成したリンク情報リスト2を各リンク要素の左上の表示位置、詳しくは左上のY座標でソートする(ステップS16)。ここで、Y座標が同じ場合、引き続きX座標を比較しソートする。これにより、各リンク要素のリンク情報リスト2内での順番が、各リンク要素のコンテンツ9中での表示順に対応することになる。なお、ここでコンテンツ9中での表示順とは、例えばコンテンツ9が横書きで縦方向に表示される場合、左上(コンテンツ9の先頭)から右下(コンテンツ9の後尾)へ表示されている順番で、という意味である。またコンテンツ9が縦書きで横方向に表示される場合、右上(コンテンツ9の先頭)から左下(コンテンツ9の後尾)へ表示されている順番で、という意味である。
ここで、リンク情報リスト2は、アプリケーション10上に新たなコンテンツ9が表示される度に、先に登録されているデータを消去し利用する他に、先に登録されているデータを保管することも考えられる。例えば、リンク情報リスト2をそのリンク情報リスト2が示すコンテンツの情報、例えば、コンテンツのURLやコンテンツの名前とともに保存する。このようにすることで、先に表示されたコンテンツと同一のコンテンツが再度表示された場合に、保存しておいたリンク情報リスト2を用いることで、リンク情報リストを作成する時間を省略できる。
<先読みエリアの算出処理>
図6は、先読み判定部3での処理手順を示したフローチャートである。先読み判定部での処理手順を、図1を参照しつつ、図6のフローチャートを用いて説明する。
先読み判定部3では、カーソル位置取得モジュール31により、アプリケーション10上でのカーソルの位置を常時監視する(ステップS31)。そして、先読み判定条件と照合し、条件に合致した場合(ステップS32のYes)、先読みエリア算出モジュール32により、先読みエリアの算出処理(ステップS33)を行う。先読みエリアの算出処理の詳細は後述する。ここで、先読み判定条件としては、アプリケーション10上に新たなコンテンツ9が表示された場合や、利用者の閲覧操作に伴ってアプリケーション10上でのカーソルの位置が一定距離以上移動した場合や、カーソルの移動方向がある閥値角度以上変化した場合や、先に行った先読みエリアの算出処理から一定時間が経過した場合などが考えられる。
図7と図8は、先読みエリア算出モジュール32での先読みエリア算出処理を説明する図であり、図9は、先読み算出処理の処理手順を示したフローチャートである。先読み算出処理の処理手順を、図7と図8を参照しつつ、図9のフローチャートを用いて説明する。
先読みエリア算出モジュール32では、カーソル位置取得モジュール31で取得したアプリケーション10上でのカーソルの位置をコンテンツ9中でのカーソルの位置(図7のPc(Xc,Yc))に変換する(ステップS51)。ここで、コンテンツ9中でのカー
ソルの位置は、カーソルの表示されている箇所のコンテンツ9中での位置に相当する。例えば、コンテンツ9がスクロールして表示されている場合、アプリケーション10上でのカーソルの位置にスクロールされている部分の高さや幅を足したものがコンテンツ9中でのカーソルの位置となる。
次に、前回の先読みエリア算出処理でのカーソルの位置(図7のPc’)と時刻情報を読み出し(ステップS52)、現在のカーソルの位置と時刻情報をもとにカーソルの移動方向(図7のΘ)と移動速度(図7のV)を算出する(ステップS53)。例えば、移動
方向(Θ)と移動速度(V)は以下の式(1),(2)で算出する。
Figure 0004093478
なお、アプリケーション10の初回起動時には、前回の先読みエリア算出処理で用いたカーソルの位置や時刻情報は存在しないため、この場合、カーソルの移動方向と移動速度は予め設定しておく値を利用することが考えられる。また、アプリケーション10上に新たなコンテンツ9が表示されたときに先読みエリアを算出する場合、クリック操作のみで、カーソルは移動しないことが考えられる。そこで、この場合には、前回算出した移動方向と移動速度を用いることで対応し、そのコンテンツ9上でカーソルの移動が発生した時点で新たに先読みエリアを算出しなおすことが考えられる。
次に、算出したカーソルの移動方向(Θ)と移動速度(V)をもとに、先読みエリアの
大きさを表す先読み半径(図8のR)と先読み範囲角度(図8のΦ)を導出(算出)する(ステップS54)。例えば、以下の式(3)に示すように先読み半径(R)を移動速度(V)の関数とし、先読み範囲角度(Φ)を移動速度(V)の逆関数とする。
Figure 0004093478
この場合、カーソルの移動速度が速ければ、先読み半径(R)は大きく、先読み範囲角度(Φ)は狭くなり、先読みエリアはカーソルの移動方向に縦長で鋭利な扇形となる。その結果、現在のカーソルの位置から遠い場所にあるリンクの先読みも可能となる。一方、カーソルの移動速度(V)が遅ければ、先読み半径(R)は小さく、先読み範囲角度(Φ
)は広くなり、先読みエリアはカーソルの位置を中心に大きく広がった扇形となる。その結果、現在のカーソルの位置周辺の広い範囲にあるリンクの先読みが可能となる。
ここで、先読み半径(R)と先読み範囲角度(Φ)をカーソルの移動速度(V)を用い
て定義する以外に、予め設定する値に固定することも考えられる。この場合、先読みエリアを任意の大きさに設定できる。
次に、コンテンツ中でのカーソルの位置(Pc)、導出(算出)した先読み半径(R)と先読み範囲角度(Φ)をもとに、先読みエリア(図8のBl)を算出する(ステップS55)。例えば、先読みエリアを規定する3直線(図8のLc,Lr,Ll)と円周との交点(図8のPlc,Plr,Pll)を以下の式(4)〜(12)で算出する。
Figure 0004093478
次に、算出した先読みエリアの3点(Plc,Pll,Plr)のY座標を比較し、先読みエリアの高さ(図8のYmin,Ymax)を例えば、以下の式(13),(14)で算出する(ステップS56)。なお、この先読みエリアの高さは、次の先読みリスト作成処理で利用するため、先読みエリア算出時点で求めておくものである。
Figure 0004093478
最後に、次回の先読みエリア算出処理用に現在のカーソルの位置と時刻情報を保存する(ステップS57)。なお、先読みエリア算出処理で算出した各種値は、次の先読みリスト作成処理で用いるため、別途、保存する。この際、図1には記述していないが、これらの情報は先読み装置がもつメモリに保管する。
以上の先読みエリア算出処理では、先読みエリアを扇形で表現したが、先読みエリアを別の形、例えば、三角形や四角形で表現することも考えられる。例えば、カーソルの位置(Pc)を頂点に、先読み半径(R)を高さ、先読み範囲角度(Φ)を2倍した角度を頂角にもつ二等辺三角形で先読みエリアを表現する。他にも、カーソルの位置(Pc)を四角形の左上に、先読み半径(R)を対角線にもつ長方形で先読みエリアを表現することも考えられる。
<先読みリストの作成処理>
図10は、先読みリスト作成部4での先読みリスト作成処理を説明する図であり、図11は、先読みリスト作成処理の処理手順を示したフローチャートである。先読みリスト作成処理の処理手順を、図10を参照しつつ、図11のフローチャートを用いて説明する。
先読みリスト作成部4では、リンク情報リスト作成部1で作成したリンク情報リスト2からリンク情報を読み出し(ステップS101)、読み出したリンク情報の取得済フラグをチェックする(ステップS102)。この際、取得済フラグがNoの場合には、先読みリスト作成処理を続行し、取得済フラグがYesの場合には、処理の最初に戻り、リンク情報リストから次のリンク情報を読み出す。
次に、読み出したリンク情報からリンクAの“左上の表示位置(図10のPau)”と“右下の表示位置(図10のPad)”を取得する(ステップS103)。そして、読み出したリンク情報が示すリンクAと先読み判定部3で算出した先読みエリアB1との包含関係を照合する。具体的には、リンクの左上のY座標(図10のYau)、右下のY座標(図10のYad)、先読みエリアの高さ(図10のYmin,Ymax)を比較照合する(ステップS104)。
図12は、先読みエリアB1とリンクAとの包含関係を説明した図であり、先読みエリアBlとリンクAとが図12に示す位置関係である場合に照合条件に適合(ステップS105のYes)と判定し、それ以外の位置関係の場合に照合条件に不適合(ステップS105のNo)と判定する。
そして、照合条件に適合(ステップS105のYes)、つまり、リンクAが先読みエリアB1に含まれる可能性のある場合、引き続きX座標の照合処理に移行する(ステップ
S107)。この際、次のX座標の照合処理で利用するリンクAのY座標(Ya)を、リ
ンクAと先読みエリアB1との包含関係に応じて、図12に示すように導出(算出)する(ステップS106)。
一方、照合条件に不適合(ステップS105のNo)、つまり、リンクAが先読みエリアB1に含まれない場合、そのリンクAの左上のY座標(Yau)と先読みエリアの最大値(Ymax)を比較する(ステップS108)。そして、Yau≦Ymaxの場合、先読みリスト作成処理の最初に戻り、リンク情報リスト2から次のリンク情報を読み出す。それに対し、Yau>Ymaxの場合、先読みリスト作成処理を終了する。これは、リンク情報リスト2において、各リンク情報は各リンクの左上のY座標でソートされているため、あるリンク情報でYau>Ymaxとなると、以降に記述されているリンク情報でも必ずYau>Ymaxとなる。そこで、処理の高速化のために、あるリンク情報でYau>Ymaxとなった時点で先読みリスト作成処理を終了する。
図13は、先読みリスト作成部4での先読み作成処理におけるX座標の照合処理を説明
する図であり、図14は、X座標の照合処理の処理手順を示したフローチャートである。
先読みリスト作成処理におけるX座標の照合処理の処理手順を、図13を参照しつつ、図
14のフローチャートを用いて説明する。
ステップS106で導出(算出)したY座標(Ya)を通る直線(図13のLa)と先読みエリアを定義する2直線(図13のLl,Lr)、先読み仮想円(図13のB2)との交点(図13のPar,Pal,Pam,Pap)を算出する(ステップS131)。例えば、各交点のX座標は以下の式(15)〜(18)で算出される。
Figure 0004093478
次に、ステップS106で導出(算出)したY座標(Ya)を通る直線(図13のLa)と先読みエリアBlとの交点をステップS131で算出した各点のX座標(Xar,Xal,Xam,Xap)をもとに導出(算出)し、Y=Yaにおける先読みエリアの幅(Xmin,Xmax)を算出する(ステップS132)。この際、Y=Yaにおける先読みエリアの幅(Xmin,Xmax)は、直線Laと先読みエリアB1との関係に応じて、図13に示すように導出(算出)する。
次に、ステップS10lで読み出したリンク情報が示すリンクAと先読みエリアB1との包含関係をX座標について照合する(ステップS133)。具体的には、リンクの左上
のX座標(図10のXau)、右下のX座標(図10のXad)とステップS132で取
得した先読みエリアの幅(Xmin,Xmax)とを比較照合する(ステップS133)
図15は、先読みエリアB1とリンクAとの包含関係を説明した図であり、先読みエリアB1とリンクAとが図15に示す位置関係である場合に照合条件に適合(ステップS134のYes)と判定し、それ以外の位置関係の場合に照合条件に不適合(ステップS134のNo)と判定する。
そして、照合条件に適合(ステップS134のYes)、つまり、リンクAが先読みエリアB1に含まれる場合、先読みリスト5にそのリンクAのリンク情報を登録する(ステップS135)。図16は、先読みリスト5を例示した図である。ここで、先読みリスト5には、リンク情報が示すリンク先コンテンツのURLと、そのリンク情報のリンク情報リスト(図5参照)での識別“No.”を記述する。また、新たに登録するリンク情報は、既に登録されているリンク情報の後ろに追加する。これにより、先読みリスト5において、各リンク情報は現在のカーソルの位置から近い順に並べられることとなる。つまり、カーソル近傍にあるリンク情報から優先的に先読みすることが可能となる。
一方、照合条件に不適合(ステップS134のNo)、つまり、リンクAが先読みエリアB1に含まれない場合、または、ステップS135で先読みリスト5にリンク情報を登録した後は、先読みリスト作成処理に戻り、リンク情報リスト2から次のリンク情報を読み出し処理を継続する。
ここで、利用者の閲覧操作に伴い、コンテンツ中での利用者が閲覧している領域が変化した場合、例えば、利用者のマウス操作に伴い、コンテンツ上でのカーソルの位置が変化した場合、現時点のカーソルの位置をもとに新たな先読みエリアを算出する。そして、その新たな先読みエリアに含まれるリンクのリンク情報を記述した新たな先読みリスト5を作成する。この際、既存の先読みリストの扱い方として、2通りの方法が考えられる。1つは既存の先読みリストを消去し、一から先読みリストを作成する。もう一つは、新たに作成した先読みリストの後ろに既存の先読みリストを接続する。この場合、より多くのコンテンツを先読み可能となるが、先読みリストが長大になってしまう。そこで、二つ目の方法を用いる場合、これを避けるために一定量を超えた段階でリストの後ろから順次削除するなどの処理が考えられる。
<リンク先コンテンツの先読み処理>
図17は、リンク先コンテンツ先読み部6でのリンク先コンテンツ先読み処理の処理手順を示したフローチャートである。リンク先コンテンツ先読み処理の処理手順を、図1を参照しつつ、図17のフローチャートを用いて説明する。
リンク先コンテンツ先読み部6では、先読みリスト5からリンク情報を読み出し(ステップS161)、そのリンク情報(URL)が示すリンク先のコンテンツを取得(ステップS162)、先読みキャッシュ7に保存する(ステップS163)。
次に、先読みリスト5の“リンク情報リストのNo.”の項目を参照し、取得したリンク情報のリンク情報リスト2内での記述箇所を探し出し、そのリンク情報の取得済フラグをYesに変更する(ステップS164)。また、先読みリスト5から取得したリンク情報を削除(ステップS165)する。
そして、先読みリスト5内にリンク情報がまだ記述されているかをチェックし、リンク情報が存在する場合(ステップS166のYes)、先読み処理の先頭に戻り、処理を継続する。一方、先読みリスト5内にリンク情報がない場合(ステップS166のNo)、先読み処理を終了する。
ここで、ステップS166で先読みリスト5内に記述されていた全てのリンク情報を先読みし終えた場合に、先読み処理を終了する他に、先読みエリアを変更し、先読みリスト5を新たに作成することが考えられる。次に、この先読みリスト更新処理について述べる。
<先読みリストの更新処理>
図18は、先読みリスト更新処理の処理手順を示したフローチャートである。先読みリスト更新処理の処理手順を、図18のフローチャートを用いて説明する。
なお、この先読みリスト更新処理は、リンク先コンテンツ先読み部6から先読みリスト5内に記述されていた全てのリンク情報を先読みし終えたことを受けて、先読み判定部3内の先読みエリア算出モジュール32で実行する。
まず、先読みエリア算出処理で算出したカーソルの移動方向(図7のΘ)を読み出し、そのカーソルの移動方向をもとに、先読みエリアを変更する際の回転初期方向(S)を決定する(ステップS171)。0≦Θ≦90、または、180≦Θ≦270の場合、S=1とし(ステップS172)、90<Θ<180、または、270<Θ<360の場合、S=−1とする(ステップS173)。
ここで、既存のWWWコンテンツの多くは縦長に記述されており、そのため、利用者は上下方向にコンテンツを閲覧することが多い。そこで、先述したように回転初期方向を設定することで、先読みエリアを変更する際に上下方向の変更を優先することが可能となる。これにより、より閲覧される可能性の高い場所を先読みエリアに設定することが可能となる。
次に、先読みリストの更新回数(N)を調べ(ステップS174)、新たな先読みエリアの算出に用いる回転角(Rot)を算出する(ステップS175、ステップS176)。そして、算出した回転角(Rot)を用いて、先読みエリアを変更する(ステップS177)。先読みエリアの変更処理の詳細は後述する。
そして、変更された先読みエリアに含まれるリンク情報を記述した新たな先読みリスト5を作成する(ステップS178)。この際、先読みリスト作成処理は先述した、図11の処理手順と同じである。
その後、先読みリスト5の更新回数(N)をカウントし(ステップS179)、処理を終了する。ここで、更新回数(N)は、利用者の閲覧操作に伴いカーソルの位置が変化し、新たなカーソルの移動方向、移動速度で先読みエリアが算出された際に初期化し、それまでは先読みリストの更新に伴いカウントする。
図19は、先読みリストの更新処理が縦続して行われた場合の先読みエリアの変遷を示した図である。図19中の数字は、先読みエリアが算出された順番を示している。図19が示すように、図18に示すフローチャートに従って先読みリストを更新することで、カーソルの移動方向(Θ)を中心に先読み範囲が左右に広がっていく。この際、回転初期方向(S)の設定により、上下方向、図19では時計回りへの回転が優先的に行われることになる。
<先読みエリアの変更処理>
図20は、先読みエリア変更処理を説明する図であり、図21は、先読みエリア変更処理の処理手順を示したフローチャートである。先読みエリア変更処理における処理手順を、図20を参照しつつ、図21のフローチャートを用いて説明する。
まず、ステップS175、ステップS176で算出した回転角(Rot)を取得する(ステップS201)。また、先読みエリア算出処理で算出した初期先読みエリア(図20のB1)に関する情報、カーソルの位置(Pc)、カーソルの移動方向(Θ)、先読み半径(R)、先読み角度範囲(Φ)を取得する(ステップS202)。
次に、新たな先読みエリアB1”の方向(図21のLc”の向き)を、例えば以下の式(19)により算出する(ステップS203)。
Figure 0004093478
次に、ステップS202で取得した、カーソル位置(Pc)、先読み半径(R)、先読み範囲角度(Φ)とステップS203で算出したLc”の向きをもとに、新たな先読みエリアB1”を算出する。具体的には、先読みエリアB1”を規定する3直線(図21のLc”,Lr”,Ll”)を算出する(ステップS204)。そして、次の先読みリスト作成時に利用する先読みエリアBl”の高さ(図21のYmin”,Ymax”)を算出する(ステップS205)。なお、ステップS204での先読みエリアBl”(Lc”,Lr”,Ll”)、ステップS205での先読みエリアの高さ(Ymin”,Ymax”)の算出処理は、先読みエリア算出処理におけるステップS55、ステップS56と同様の処理で算出する。
ここで、先読みリスト更新処理が縦続して行われ、カーソルの位置を中心に360度全ての範囲にあるリンク情報の先読みを終えた場合、先読み半径(R)を拡大し、初期先読みエリアから順次、先読みエリアを変更し、先読みリストを作成することが考えられる。
また、先述したように先読みリストが空になる度に、先読みリスト更新処理を行い先読みリストを新たに作成するのではなく、最初の先読みリスト作成時に360度分の先読みリストを予め作成しておくことも考えられる。
さらには、先読みリスト更新処理として、先述したように、先読みエリアを回転させることで、新たな先読みエリアを算出する以外に、先読みリストが空になった際に、その時点のカーソルの位置を取得し、新たなカーソルの移動方向で、新たな先読みエリアを算出することも考えられる。
<第一の実施形態>
第一の実施形態として、リンク情報リストを作成せず、先読みリスト作成時に、算出された先読みエリアをサーチし、エリア内に含まれるリンク情報を逐次取得する方法も考えられる。
<第二の実施形態>
前述した実施形態では、リンクをクリックすることにより、アプリケーション10上に新たなコンテンツが表示された場合、新たに表示されたコンテンツ中のリンクを優先的に先読みしたが、そうではなく、新たに表示される前のコンテンツに表示されたリンクを引き続き優先的に先読みする方法もある。これにより、例えば新たに表示されたページから元のページに戻ったとき、クリックしたリンクの近傍にある他のリンクのコンテンツを素早く閲覧することができる。このような実装は、多数のリンクが存在するページを基点に、リンク先コンテンツとそのページ間を頻繁に行き来するような場合に有用である。
<第三の実施形態>
前述した実施形態では、先読みリストに記述するリンク情報を、現在のカーソルの位置から近い順に並べることで、カーソル近傍にあるリンク情報から優先的に先読みすることを可能とした。ここで第三の実施形態として、リンクの表示位置と表示サイズ、リンクが示すURLに加えて、リンク要素を特徴づける情報、例えば、リンク要素のフォントサイズやフォントスタイル、色なども取得し、先読みリスト5の作成時にリンク情報として、利用することが考えられる。この際、取得したリンク要素を特徴づける情報は、リンクの表示位置や表示サイズ、リンクが示すURLとともに、リンク情報リストに登録しておく。例えば、リンク要素の位置情報をもとに、先読みリストに記述するリンク情報を現在のカーソルの位置から近い順に並べた後、各リンク要素の特徴情報を参照し、例えば、フォントサイズが大きい、または、赤色で表示されているなど、利用者の気を引くような表現をしたリンク要素、を先読みリストの先頭に移動させる。これにより、利用者の気を引くような表現をしたリンク要素、つまり、利用者が閲覧する可能性の高いリンク要素を優先的に先読みすることが可能となる。
本発明の実施の形態におけるリンク先コンテンツの先読み装置の構成を示すブロック図である。 本発明の先読み方法を説明した図である。 本発明の先読み方法での処理手順を示したフローチャートである。 リンク情報リスト作成部の処理手順を示したフローチャートである。 リンク情報リストを例示した図である。 先読み判定部での処理手順を示したフローチャートである。 先読みエリア算出処理を説明した図である。 先読みエリア算出処理を説明した図である。 先読みエリア算出処理の処理手順を示したフローチャートである。 先読みリスト作成処理を説明した図である。 先読みリスト作成処理の処理手順を示したフローチャートである。 先読みエリアとリンクとの包含関係を説明した図である。 先読みリスト作成処理におけるX座標照合処理を説明した図である。 先読みリスト作成処理におけるX座標照合処理の処理手順を示したフローチャートである。 先読みエリアとリンクとの包含関係を説明した図である。 先読みリストを例示した図である。 リンク先コンテンツ先読み処理の処理手順を示したフローチャートである。 先読みリスト更新処理の処理手順を示したフローチャートである。 先読みリストの更新処理を説明した図である。 先読みエリア変更処理を説明した図である。 先読みエリア変更処理の処理手順を示したフローチャートである。
符号の説明
1 リンク情報リスト作成
2 リンク情報リスト
3 先読み判定部
31 カーソル位置取得モジュール
32 先読みエリア算出モジュール
4 先読みリスト作成部
5 先読みリスト
6 リンク先コンテンツ先読み部
7 先読みキャッシュ
8 入力装置
9 コンテンツ
10 アプリケーション(ブラウザ)
11 ネットワーク
12 サーバ
13 クライアント
A1 リンク
A2 リンク
A3 リンク
A4 リンク
A5 リンク
A6 リンク
A7 リンク
B1 先読みエリア
C1 カーソル
C2 移動軌跡
Pc(Xc,Yc) カーソル
Pc’(Xc,Yc) カーソル(前回の位置)
Θ 移動方向
V 移動速度
R 先読み半径
Φ 先読み範囲角度
Lc 先読みエリアを規定する直線
Ll 先読みエリアを規定する直線
Lr 先読みエリアを規定する直線
Plc(Xlc,Ylc) 先読みエリアを規定する直線Lcと円周との交点
Pll(Xll,Yll) 先読みエリアを規定する直線Llと円周との交点
Plr(Xlr,Ylr) 先読みエリアを規定する直線Lrと円周との交点
Ymin 先読みエリアの高さの最小値
Ymax 先読みエリアの高さの最大値
Pau(Xau,Yau) リンクの左上の表示位置
Pad(Xld,Yld) リンクの右下の表示位置
B2 先読み仮想円
Par Y=Yaを通る直線と先読みエリアを規定する直線Lrとの交点
Pal Y=Yaを通る直線と先読みエリアを規定する直線Llとの交点
La Y=Yaを通る直線
Pam Y=Yaを通る直線と先読み仮想円B2との交点
Pal Y=Yaを通る直線と先読み仮想円B2との交点
Xmin Y=Yaにおける先読みエリアの幅の最小値
Xmax Y=Yaにおける先読みエリアの幅の最大値
B1” 新たな先読みエリア
Lc” 新たな先読みエリアを規定する直線の方向
Ll” 新たな先読みエリアを規定する直線
Lr” 新たな先読みエリアを規定する直線
Ymin” 新たな先読みエリアの高さの最小値
Ymax” 新たな先読みエリアの高さの最小値

Claims (10)

  1. 情報を表示する表示装置と演算を行う演算装置と前記演算装置に指示を与える指示装置と通信装置とを含み、前記表示装置に表示されたコンテンツに含まれるリンクを前記通信装置を介して動的に先読みするリンク先コンテンツの先読み装置であって、
    前記演算装置は、
    前記表示装置に表示されているコンテンツを解析して、前記コンテンツに含まれるリンクの情報をリンク情報リストとして作成するリンク情報リスト作成機能と、
    前記表示装置に表示されている前記指示装置のマウスカーソルの移動軌跡を取得する移動軌跡取得機能と、
    前記マウスカーソルの移動軌跡をもとに、前記通信装置を介してリンクの先読みを行う領域である先読みエリアを算出する先読みエリア算出機能と、
    前記リンク情報リストに含まれるリンクのうち、前記先読みエリア内に存在するリンクのリストを先読みリストとして作成する先読みリスト作成機能と、
    前記先読みリストに含まれるリンクが示すコンテンツを通信装置を介して先読みするリンク先コンテンツ先読み機能とを備え、
    前記先読みエリアは、
    前記マウスカーソルの現在位置から、このマウスカーソルの移動先方向に広がるエリアで、前記マウスカーソルの移動速度に応じ、その移動速度が速いほど前記マウスカーソルの移動方向に縦長で鋭利な形状のエリアであり、その移動速度が遅いほど前記マウスカーソルの位置を中心に広がった形状のエリアであること
    を特徴とするリンク先コンテンツの先読み装置。
  2. 前記先読みエリアは、
    前記マウスカーソルの現在位置を中心とし、このマウスカーソルの移動速度に応じた先読み半径と、このマウスカーソルの移動速度に応じた先読み範囲角とにより定まる扇型のエリア、または、前記マウスカーソルの現在位置を頂点とし、前記先読み半径を高さ、前記先読み範囲角を頂角として定まる三角形のエリアであること
    を特徴とする請求項1に記載のリンク先コンテンツの先読み装置。
  3. 前記先読みエリアは、
    前記マウスカーソルの現在位置を頂点とし、前記先読み半径を対角線として持つ四角形のエリアであること
    を特徴とする請求項に記載のリンク先コンテンツの先読み装置。
  4. 情報を表示する表示装置と演算を行う演算装置と前記演算装置に指示を与える指示装置と通信装置とを含み、前記表示装置に表示されたコンテンツに含まれるリンクを前記通信装置を介して動的に先読みするリンク先コンテンツの先読み方法であって、
    前記演算装置は、
    前記表示装置に表示されているコンテンツを解析して、前記コンテンツに含まれるリンクの情報をリンク情報リストとして作成するステップと、
    前記表示装置に表示されている前記指示装置のマウスカーソルの移動軌跡を取得するステップと、
    前記マウスカーソルの移動軌跡をもとに、前記通信装置を介してリンクの先読みを行う領域である先読みエリアを算出するステップと、
    前記リンク情報リストに含まれるリンクのうち、前記先読みエリア内に存在するリンクのリストを先読みリストとして作成するステップと、
    前記先読みリストに含まれるリンクが示すコンテンツを通信装置を介して先読みするステップとを備え、
    前記先読みエリアは、
    前記マウスカーソルの現在位置から、このマウスカーソルの移動先方向に広がるエリアで、前記マウスカーソルの移動速度に応じ、その移動速度が速いほど前記マウスカーソルの移動方向で縦長で鋭利な形状のエリアであり、その移動速度が遅いほど前記マウスカーソルの位置を中心に広がった形状のエリアであること
    を特徴とするリンク先コンテンツの先読み方法。
  5. 前記先読みエリアは、
    前記マウスカーソルの現在位置を中心とし、このマウスカーソルの移動速度に応じた先読み半径と、このマウスカーソルの移動速度に応じた先読み範囲角とにより定まる扇型のエリア、または、前記マウスカーソルの現在位置を頂点とし、前記先読み半径を高さ、前記先読み範囲角を頂角として定まる三角形のエリアであること
    を特徴とする請求項4に記載のリンク先コンテンツの先読み方法。
  6. 前記先読みエリアは、
    前記マウスカーソルの現在位置を頂点とし、前記先読み半径を対角線として持つ四角形のエリアであること
    を特徴とする請求項に記載のリンク先コンテンツの先読み方法。
  7. 前記先読み半径は、
    前記マウスカーソルの移動速度が速いほど大きな値であること
    を特徴とする請求項5または請求項6に記載のリンク先コンテンツの先読み方法。
  8. 前記先読み範囲角は、
    前記マウスカーソルの移動速度が速いほど小さな値であること
    を特徴とする請求項に記載のリンク先コンテンツの先読み方法。
  9. 前記表示装置に表示されたコンテンツに含まれるリンクを前記通信装置を介して動的に先読みするため、
    初めて先読みエリアを算出した際のマウスカーソルの移動方向を取得するステップと、
    前記マウスカーソルの移動方向をもとに、先読みエリアを変更する際の回転初期方向を決定するステップと、
    先読みリストの更新回数に応じて、先読みエリアを変更する際の変移量と変移方向を算出するステップと、
    決定した回転初期方向と算出した変移量、変移方向をもとに、既存の先読みエリアを変更し、新たな先読みエリアを算出するステップと、
    をさらに備えることを特徴とする請求項4ないし請求項8のいずれか1項に記載のリンク先コンテンツの先読み方法。
  10. 前記先読みエリアの算出処理は、
    前記マウスカーソルの位置が所定距離以上移動した場合、または、前記マウスカーソルの移動方向が所定の角度以上変化した場合に実行されること
    を特徴とする請求項4ないし請求項9のいずれか1項に記載のリンク先コンテンツの先読み方法。
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