JP4093426B2 - 検査装置、検査方法 - Google Patents

検査装置、検査方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4093426B2
JP4093426B2 JP2005197223A JP2005197223A JP4093426B2 JP 4093426 B2 JP4093426 B2 JP 4093426B2 JP 2005197223 A JP2005197223 A JP 2005197223A JP 2005197223 A JP2005197223 A JP 2005197223A JP 4093426 B2 JP4093426 B2 JP 4093426B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
inspection
area
mask
similar
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005197223A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007017214A (ja
Inventor
彰三 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP2005197223A priority Critical patent/JP4093426B2/ja
Publication of JP2007017214A publication Critical patent/JP2007017214A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4093426B2 publication Critical patent/JP4093426B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T7/00Image analysis
    • G06T7/0002Inspection of images, e.g. flaw detection
    • G06T7/0004Industrial image inspection
    • G06T7/001Industrial image inspection using an image reference approach
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/10Image acquisition modality
    • G06T2207/10016Video; Image sequence
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T2207/00Indexing scheme for image analysis or image enhancement
    • G06T2207/30Subject of image; Context of image processing
    • G06T2207/30108Industrial image inspection
    • G06T2207/30144Printing quality

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)

Description

本発明は、印刷物等の不良(欠け欠陥、汚れ欠陥、カスレ、色調不良等)を検出する検査装置、検査方法等に関する。より詳細には、同一絵柄等が複数配置された印刷物等の不良を検出する検査装置、検査方法等に関する。
従来、印刷物の良否を判定する検査は、検査対象である同一の絵柄や同一のページが多面付けされた印刷物を画像入力して得た検査対象画像を、領域分割して複数の領域画像を生成し、領域画像の各々における最大相関係数の領域画像同士を差分して欠陥を検出していた(例えば、[特許文献1]参照。)。
特開2003−123056号公報
しかしながら、同一の絵柄や同一のページが多面付けされた印刷物は、材料の無駄を生じない様になるべく多数の絵柄を配置しており、絵柄の構成上、絵柄を反転及び絵柄同士が密接して配置される印刷物がある。
従来の検査方法では、検査基準となる絵柄を矩形領域で指定するため、指定する矩形領域中に他の絵柄が入ってきてしまい、正規化相関(パターンマッチング)等の画像処理で異なる絵柄同士を探すことは困難であり、位置がずれた状態で差分演算を行うため、検出精度が悪化する要因となっている。
例えば、従来の検査方法では、図13に示すように、印刷物の基準領域画像c73と、検査対象となる類似領域画像d75−1〜75−5とが、矩形領域で区切られるように配置されていた。矩形領域に区切った時に、別の画像が当該矩形領域に入る場合は、基準となる画像との相関精度を高めて類似領域画像を検索することが困難であり、高精度で検査対象印刷物の良否を判定することは難しかった。従って、従来の検査方法では、例えば180°反転した絵柄等が混在して、密接するような配置の印刷物には対応できないという問題点があった。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、検査精度の向上を図り、多様な印刷形態の検査対象に対応することが可能である検査装置等を提供することを目的とする。
前述した目的を達成するために第1の発明は、同一の配置単位が複数配置される検査対象物を撮像して取得した検査画像に対して画像処理を行い良否を検査する検査装置であって、前記取得された検査画像において、オペレータによる前記検査装置の操作部からの操作指示によって、基準となる1つの配置単位を含む第1基準領域画像を指定する指定手段と、前記検査画像において、前記第1基準領域画像との類似度が所定の基準を満たす少なくとも1つの第1類似領域画像を抽出する第1抽出手段と、前記第1基準領域画像と前記各第1類似領域画像との差異からマスク領域を作成するマスク作成手段と、を具備し、前記配置単位を含む領域の検査において、前記マスク領域を検査から除外することを特徴とする検査装置である。
検査装置は、検査対象物に光を照射し、検査対象物からの反射光を撮像して検査画像を取得し、当該検査画像に対して画像処理を行い、検査対象物の良否を判定する。
検査対象物は、例えば、印刷物である。印刷用紙に貼付物(シール等)や塗布物(印字等)や蒸着物が付されたものも検査対象物とすることができる。
配置単位とは、図柄や文字列等の1単位を示す。検査対象物(印刷物等)に、同一の配置単位(図柄等)が所定の規則に従って配置されるものとする。例えば極力多数の配置単位を配置するために、配置単位の方向を反転あるいは回転(180°回転等)させた配置単位を混在させ、密接させて配置するようにしても良い。
第1基準領域画像は、基準となる配置単位(図柄)を包含する領域の画像である。オペレータは、検査装置の操作部から操作指示を行って、取得された検査画像において第1基準領域画像を指定する。第1基準領域画像は、例えば、矩形領域として設定される。
類似度は、画像領域間の類似性を示す指標である。例えば相関係数等を類似度として利用する。
類似度が所定の基準を満たすとは、相関係数が極大、60%以上、80%以上等の基準を満たすことを示す。
第1類似領域画像は、第1基準領域画像との相関係数が所定値(相関係数が極大、60%以上、80%以上)となる領域である。
差異は、画像領域間の対応する画素同士の画素値(濃度値)に基づいて、差分処理及び2値化処理等を経て算出される。尚、画素値(濃度値)とは、明るいほど値を大きく設定したものである。例えば、RGB表色系において、最も暗い所(黒等)の画素値を(0,0,0)、最も明るい所(白等)の画素値を(255,255,255)として設定する。
検査装置は、例えば、対応する全画素について、それぞれ、R成分、G成分、B成分毎に差分演算を行い、差分画素値のR成分、G成分、B成分のうち最大値を各画素の差分値とし、この差分値に対して2値化処理を行い、差異としての2値化差分値を算出する。
尚、差分演算は飽和モードで行い、差分演算の結果が負(マイナス)になるときは、値を「0」(0クリップ)とする。
マスク領域は、配置単位(図柄等)を含まない領域を除外するための領域である。マスク領域を検査対象から除外することにより、配置単位を抽出する際の相関係数を大きく設定し、抽出精度の向上を図ることができる。
第1の発明の検査装置は、取得された検査画像において、オペレータによる検査装置の操作部からの操作指示によって、基準となる1つの配置単位を含む第1基準領域画像を指定すると、当該検査画像において、第1基準領域画像との類似度が所定の基準を満たす少なくとも1つの第1類似領域画像を抽出し、第1基準領域画像と各第1類似領域画像との差異からマスク領域を作成する。また、配置単位を含む領域の検査において、マスク領域を検査から除外する。
また、マスク作成に関しては、領域枠に外接する差異の和をマスク領域としてもよい。
即ち、領域枠に外接しない差異を除去することにより、検査対象物の欠陥(欠けや汚れ等)の影響を除去した高精度のマスク領域を得ることができる。
また、膨張処理を施してマスク領域を作成してもよい。
即ち、マスク領域を拡張することにより、類似領域画像として配置単位(図柄等)を抽出する際の位置ズレ等を吸収することができる。
また、配置単位を含む矩形領域内に他の配置単位の一部分が入り込む場合であっても、上記のマスク領域を検査から除外することにより、検査精度を維持することができる。
即ち、複数の配置単位が同一方向あるいは所定の角度に回転あるいは反転させて近接配置される場合であっても検査精度を維持することができる。
所定の角度とは、例えば180°、90°等である。複数の配置単位の配置角度を混在させて検査対象物に配置することにより、検査対象物の配置密度を上げることができる。
また、検査画像において、第1基準領域画像から前記マスク領域が除外された第2基準領域画像との類似度が所定の基準を満たす少なくとも1つの第2類似領域画像を抽出する第2抽出手段と、第2基準領域画像と第2類似領域画像とを比較して検査対象物の良否を判定する。
第2基準領域画像は、第1基準領域画像からマスク領域を除外した領域である。検査装置は、当該第2基準領域画像との類似度が所定の基準を満たす領域を第2類似領域画像として抽出する。所定の基準を、第1基準領域画像を使用する際よりも大きく設定(例えば基準となる相関係数の値を、第1基準領域画像を使用する際よりも大きく設定する。)することができるので、高精度で第2類似領域画像を抽出することが可能である。
検査対象物の良否の判定に関しては、検査装置は、第2基準領域画像から第2類似領域画像の差分処理を行い、所定の閾値で2値化して所定の画素数を超える領域を汚れ欠陥として判定する。
また、検査装置は、第2類似領域画像から第2基準領域画像の差分処理を行い、所定の閾値で2値化して所定の画素数を超える領域を欠け欠陥として判定する。
即ち、検査装置は、第2類似領域画像の画素を、対応する第2基準領域画像の画素と比較し、第2基準領域画像よりも濃度値(2値化差分値)が低い(暗い)画素を検査対象物の汚れ欠陥として判定し、第2基準領域画像よりも濃度値(2値化差分値)が高い(明るい)画素を検査対象物の欠け欠陥として判定する。
尚、画素の差分を所定の閾値で2値化することで、余分な情報をフィルタリングして特徴を強調する。
第1の発明の検査装置によれば、第1基準領域画像と第1類似領域画像との差異からマスク領域を作成し、当該マスク領域を除外して検査を行うので、複数の配置単位がそれぞれ、同一方向あるいは所定の角度に回転あるいは反転させて検査対象物に配置される場合であっても良否判定検査を高精度で行うことができる。
第2の発明は、同一の配置単位が複数配置される検査対象物を撮像して取得した検査画像に対して画像処理を行い良否を検査する検査装置における検査方法であって、前記取得された検査画像において、オペレータによる前記検査装置の操作部からの操作指示によって、基準となる1つの配置単位を含む第1基準領域画像を指定する指定工程と、前記検査画像において、前記第1基準領域画像との類似度が所定の基準を満たす少なくとも1つの第1類似領域画像を抽出する第1抽出工程と、前記第1基準領域画像と前記各第1類似領域画像との差異からマスク領域を作成するマスク作成工程と、を具備し、前記配置単位を含む領域の検査において、前記マスク領域を検査から除外することを特徴とする検査方法である。
第2の発明は、第1の発明の検査装置が実行する検査方法に関する発明である。
本発明によれば、検査精度の向上を図り、多様な印刷形態の検査対象に対応することが可能である検査装置等を提供することができる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施の形態に係る検査装置等の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明及び添付図面において、略同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略することにする。
(1.検査装置1の構成)
最初に、図1を参照しながら、本発明の実施の形態に係る検査装置1の構成について説明する。
図1は、検査装置1の概略構成図である。
検査装置1は、ラインカメラ3、照明器5、画像処理部9、表示部11、画像記憶部13、操作部15等から構成される。ラインカメラ3、照明器5、画像処理部9、表示部11、画像記憶部13、操作部15等は、互いに、バスあるいはケーブル等の接続線を介して接続される。
検査装置1は、基準領域画像26及び類似領域画像28(図2等参照。)に基づいて比較処理等の画像処理を行って検査対象の印刷物7の良否を判定し、検査結果を表示部11に表示する。
基準領域画像26は、検査対象の印刷物7を撮像して得られた画像データのうちの良品の基準となる領域画像である。基準領域画像26は、オペレータがその範囲を指定するようにしても良いし、本検査装置1が自動的に範囲を指定するようにしても良い。尚、基準領域画像26は、刷版出力用のデジタルデータ等から取得するようにしてもよい。
類似領域画像28は、検査対象の印刷物7を撮像して得られた画像データのうち、基準領域画像26と相関の高い領域画像である。尚、「相関が高い」とは、「画像の類似度が高い」と同義である。
検査装置1は、ラインカメラ3による撮像により印刷物7の画像データを取得することができる。検査装置1は、印刷物7を移動方向17の方向に搬送させつつラインカメラ3により印刷物7の撮像を行う。
ラインカメラ3は、印刷物7を撮像する装置である。ラインカメラ3は、例えば、受光素子(画素)を1次元に配列したCCD(Charge Coupled Device)等の光センサ、駆動回路、結像光学系等からなるカメラ(撮像装置)である。
照明器5は、印刷物7に光を照射する光源である。照明器5は、例えば、複数のLEDが面状に配置された照明器である。また、照明器5として、蛍光灯等を用いることもできる。
画像処理部9は、印刷物7の画像データに対して画像処理を施し、欠け、汚れ等の不良の検出を行う。画像処理部9は、例えば、コンピュータ及び当該コンピュータを検査装置1の画像処理部9として動作させるプログラム等により構成することができる。
尚、画像処理部9の構成及び動作については、後述する。
表示部11は、画像処理部9における不良検出結果等を表示する。表示部11は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)、LCD(Liquid Crystal Display)である。
画像記憶部13は、画像データ等を記憶する装置である。画像記憶部13は、例えば、ハードディスク、記憶媒体ドライブである。
操作部15は、オペレータからの操作指示を受け付ける装置である。操作部15は、例えば、キーボード、マウス等のポインティングデバイスである。
(2.画像処理部9のハードウェア構成)
次に、図2を参照しながら、画像処理部9のハードウェア構成について説明する。
図2は、画像処理部9のハードウェア構成を示す図である。
図2に示す画像処理部9は、CPU21、メモリ23等がシステムバス(図示しない。)を介して互いに接続されて構成される。
また、画像処理部9は、ネットワークインタフェース(図示しない。)等を介してラインカメラ3と接続され、ビデオアダプタ(図示しない。)等を介して表示部11と接続される。
尚、図2のハードウェア構成は一例であり、用途、目的に応じて様々な構成を採ることが可能である。
CPU21(Central Processing Unit)は、記憶装置、ROM(Read Only Memory)、記録媒体等に格納される実行プログラム、OS(オペレーションシステム)のプログラム、アプリケーションプログラム等をRAM(Random Access Memory)上のワークメモリ領域に呼び出して実行し、演算処理(四則演算や比較演算等)、ハードウェアやソフトウェアの動作制御等を行い、後述する各種機能(図3等参照。)を実現する。
メモリ23は、RAM、ROM等の記憶装置である。RAMには、基準領域画像メモリ25、類似領域画像メモリ27、表示メモリ29、ラインカメラ3による印刷物7の撮像データを格納する印刷物撮像メモリ(図示しない。)、処理プログラム実行用のワークメモリ(図示しない。)等が割り当てられる。
尚、基準領域画像メモリ25と類似領域画像メモリ27とを合わせて印刷物撮像メモリと考え、まず当該印刷物撮像メモリの所定の領域にラインカメラ3による印刷物7の撮像データを格納するようにしても良い。本実施の形態の検査装置1の処理工程に従い、検査対象である印刷物7を撮像して得られた画像データのうちの良品の基準となる基準領域画像26を基準領域画像メモリ25に格納し、当該基準領域画像26と相関の高い類似領域画像28を類似領域画像メモリ27に格納するようにしても良い。
表示メモリ29は、表示部11に表示するための表示データを保持するメモリであり、例えば、検査結果や不良部分を示す画像データ等を保持する。
尚、基準領域画像メモリ25、類似領域画像メモリ27、表示メモリ29、印刷物撮像メモリ等は、画像処理部9に独立して設けるようにしてもよいし、RAM上に適宜領域を割り当てるようにしてもよい。
ラインカメラ3が撮像により取得した印刷物7の撮像データを画像処理部9に入力すると、画像処理部9は、当該撮像データをメモリ23(印刷物撮像メモリ等)に格納する。
CPU21は、撮像データから基準領域画像26及び類似領域画像28を抽出し、当該基準領域画像26及び類似領域画像28に基づいて、検査対象の印刷物7における良否を判定し、検査結果を表示メモリ29に出力する。
表示メモリ29の内容は、表示部11に入力されて表示される。
(3.本実施の形態の検査装置1の処理工程)
次に、図3〜図12を参照しながら、本実施の形態の検査装置1の処理手順について説明する。
図3は、本実施の形態の検査装置1の検査処理手順を示すフローチャートである。
この検査処理は、画像処理部9のCPU21が、メモリ23のROM等に格納された所定のプログラム等をRAM上のワークメモリ領域に呼び出して実行する。CPU21は、この処理を実行することにより、本発明の(基準領域画像)指定手段、第1及び第2(類似領域画像)抽出手段、マスク生成手段、欠陥判定手段等としてそれぞれ機能する。
(3−1.マスク作成処理)
図3(ステップ1001〜ステップ1007)及び図4〜図9を参照しながら、検査装置1が実行するマスク作成処理について説明する。
図4は、類似領域画像b35の抽出を示す図である。
図5は、180°反転した類似領域画像b35の抽出を示す図である。
図6は、基準領域画像a33及び抽出した類似領域画像b35を示す図である。
図7は、基準領域画像a33と類似領域画像b35との差異を示す図である。
最初に、オペレータが印刷物7をラインカメラ3で撮像し、撮像データが本検査装置1の画像処理部9に送られてメモリ23に格納されるものとする。当該撮像データは、例えば、図4に示す印刷物画像データ31として格納される。
印刷物7(印刷物画像データ31)には、基本となる図柄が同一の向きだけではなく、180°反転した図柄が混在し、絵柄同士が密接して配置されている。従って、本実施の形態では、オペレータは類似画像抽出の際、後述する基準領域画像a33(図4)及び基準領域画像am55(図10)を、0°及び180°(上下反転方向)の2方向で使用することを事前に設定しておく。
表示部11に図4に示す印刷物画像データ31が表示され、オペレータが基準となる領域画像として、矩形の基準領域画像a33を指定する(ステップ1001)。或いは、CPU21が基準領域画像a33を自動で指定するようにしても良い。尚、本実施の形態によれば、絵柄が密接して配置されているので、図4に示す基準領域画像a33の右上には隣接する図柄の一部が含まれており、従来例として図13で示す場合の検査処理をそのまま行うことはできない。従来例の検査処理を行うとすれば、検査精度の著しい低下を招く虞がある。
次に、検査装置1は、基準領域画像a33と相関の高い類似画像を、印刷物画像データ31の中から類似領域画像b35として抽出する。尚、検査装置1は、基準領域画像a33の右上には隣接する図柄の一部が含まれているので、例えば相関係数60%程度の緩い相関で類似領域画像b35を抽出し、例えば図4に示すように類似領域画像b35−1乃至35−5を得る。
尚、相関の高い画像の抽出方法は、CPU21が、所定の領域を1画素ずつ位置移動して基準領域画像a33との相関係数を算出し、相関係数の極大値として得られる領域を、類似領域画像b35として抽出する。尚、類似領域画像b35同士は、それぞれの領域同士が重複しないように抽出される。
次に、検査装置1は、事前の設定に従って基準領域画像a33を180°反転し、再度印刷物画像データ31の中から類似画像を抽出し、例えば図5に示すように、類似領域画像b35−6乃至35−8を得る(ステップ1002)。
尚、例えば図4及び図5に示す類似領域画像b35−3には汚れ画像37、類似領域画像b35−4には欠け画像39があるものとして説明する。
ステップ1002の処理で、検査装置1は、図6に示す基準領域画像a33と、類似領域画像b35−1乃至35−8を作成し、メモリ23に格納する。検査装置1は、例えば基準領域画像a33は基準領域画像メモリ25に格納し、類似領域画像b35−1乃至35−8は類似領域画像メモリ27に格納する(図2参照)。
次に、検査装置1は、基準領域画像a33と、類似領域画像b35−1乃至35−8それぞれの差分演算を行う(ステップ1003)。即ち、基準領域画像a33から類似領域画像b35を差分した差分結果と、これとは逆に類似領域画像b35から基準領域画像a33を差分した差分結果とをそれぞれ算出する。従って本実施の形態では、8通り+8通り、計16通りの差分演算を行う。
次に、検査装置1は、ステップ1003の差分演算の値を、所定の閾値を用いて2値化し、余分な情報をフィルタリングして特徴を強調する(ステップ1004)。2値化処理に用いる閾値の大きさは、検査対象の特徴等の諸条件を考慮して所定の値に設定される。
本実施の形態では、検査装置1は、閾値よりも差分演算結果(差分値)が大きい画素の2値化差分値を「255」(グレースケールにおける白)とし、閾値よりも差分演算結果(差分値)が小さい画素の2値化差分値を「0」(グレースケールにおける黒)として差異41を作成する(図7参照)。
具体的には、基準領域画像a33と類似領域画像b35の対応する全画素について、それぞれ、R成分、G成分、B成分毎に上記差分演算を行い、差分画素値のR成分、G成分、B成分のうち最大値を各画素の差分値とし、2値化処理を経て各画素について2値化差分値を算出する。
尚、差分演算は飽和モードで行い、差分演算の結果が負(マイナス)になるときは、値を「0」(0クリップ)とする。
例えば、基準領域画像a33のある画素の画素値が(R成分、G成分、B成分)=(20、100、155)であり、これに対応する類似領域画像b35の画素の画素値が(R成分、G成分、B成分)=(60、20、100)であるとする。当該画素における(基準領域画像a33)−(類似領域画像b35)の差分画素値は(−40、80、55)である。また、当該画素における差分値は、差分画素値の各成分における最大値であり「80」である。2値化処理の閾値が「50」であり「0」または「255」に2値化される場合、当該画素における2値化差分値は「255」となる。
図7は、基準領域画像a33と、類似領域画像b35−1乃至35−8それぞれの差分演算結果を2値化処理し、差異として出力された差異41−1〜41−5を示す。図7では、2値化差分値が「255」の領域(差異が大きい領域)は「白(空白部)」で示され、2値化差分値が「0」の領域(差異が小さい領域)は「黒(斜線部)」で示される。
差異41−1は、全ての画素の2値化差分値が「0」であることを示す。尚、差分演算は飽和モードで行うので、差分値(差分画素値のRGB成分のうちの最大値)が負の場合は差分値及び2値化差分値は「0」である。
差異41−1は、
(基準領域画像a33)−(類似領域画像b35−1)、
(基準領域画像a33)−(類似領域画像b35−2)、
(類似領域画像b35−1)−(基準領域画像a33)、
(類似領域画像b35−2)−(基準領域画像a33)、
(類似領域画像b35−6)−(基準領域画像a33)、
(類似領域画像b35−7)−(基準領域画像a33)、
(類似領域画像b35−8)−(基準領域画像a33)、
の差分演算結果として抽出される。
差異41−2は、
(基準領域画像a33)−(類似領域画像b35−4)、
(基準領域画像a33)−(類似領域画像b35−5)、
(基準領域画像a33)−(類似領域画像b35−6)、
(基準領域画像a33)−(類似領域画像b35−7)、
(基準領域画像a33)−(類似領域画像b35−8)、
の差分演算結果として抽出される。
差異41−3は、(基準領域画像a33)−(類似領域画像b35−3)の差分演算結果として抽出される。
差異41−4は、
(類似領域画像b35−3)−(基準領域画像a33)、
(類似領域画像b35−5)−(基準領域画像a33)、
の差分演算結果として抽出される。
差異41−5は、(類似領域画像b35−4)−(基準領域画像a33)の差分演算結果として抽出される。
図8は、差異41からマスク領域51の作成過程を示す図である。
次に、検査装置1は、ステップ1003及びステップ1004で算出された差異41のOR処理を行う(ステップ1005)。検査装置1は、差異41−1〜41−5の和を算出し、図8に示す合成差異43を得る。図8に示す合成差異43は、外接差異47−1、47−2、及び非外接差異44−1、44−2を有する。外接差異とは、矩形領域枠に外接する領域である。
次に、検査装置1は、矩形領域枠の外接差異のみを抽出してマスクを作成する(ステップ1006)。非外接差異44−1、44−2は、汚れ画像37或いは欠け画像39が差異であるとして抽出されているので、当該非外接差異44−1、44−2を除外し合成差異45として更新する(図8参照)。
検査装置1は、ステップ1002で基準領域画像a33との相関係数を緩くして類似領域画像b35を抽出しているため、抽出する類似領域画像b35の位置ズレが生じる場合がある。従って、検査装置1は、膨張処理を行って合成差異45のマスク領域となる部分を拡張し、類似領域画像b35の位置ズレを吸収する(ステップ1007)。図8において、検査装置1は、合成差異45のマスク領域47−1、47−2をマスク領域51−1、51−2に拡張して合成差異49に更新する。
図9は、マスク53を示す図である。
更に、検査装置1は、白黒反転処理を行って、合成差異49からマスク53を作成してメモリ23に格納する。所定の領域に対してマスク53をかけると(AND処理)、マスク53の領域枠左右上角に位置するマスク領域が除外される。
(3−2.不良の検出処理及び判定処理)
図3(ステップ1008〜ステップ1014)及び図10〜図12を参照しながら、検査装置1が実行する不良の検出処理及び判定処理について説明する。
図10は、マスク領域を除外した基準領域画像am55及び類似領域画像bm57の抽出を示す図である。
図11は、不良の検出処理及び判定処理における、検査装置1の動作の流れを示す図である。
尚、図11では、類似領域画像28には、欠陥として、汚れ画像37と欠け画像39があるものとする。
検査装置1は、基準領域画像a33にマスク53をかけ(AND処理)、マスク部分を取り除いた画像である基準領域画像am55(図10参照)を作成し、基準領域画像メモリ25に格納する(ステップ1008)。
検査装置1は、基準領域画像am55と、相関の高い類似画像を、再度、印刷物画像データ31の中から類似領域画像bm57として抽出する。尚、検査装置1は、前回の基準領域画像a33を用いた際の相関係数60%よりも高い相関係数(例えば相関係数90%)で類似領域画像bm57を抽出する(ステップ1009)。
尚、相関の高い画像の抽出方法は、CPU21が、所定の領域を1画素ずつ位置を移動して基準領域画像am55との相関係数を算出し、相関係数の極大値として得られる領域を、類似領域画像bm57として抽出する。尚、類似領域画像bm57同士は、それぞれの領域同士が重複しないように抽出される。
検査装置1は、事前の設定に従って基準領域画像am55を180°反転し、再度、印刷物画像データ31の中から類似画像を抽出し、ステップ1009での抽出画像と併せて図10に示す類似領域画像bm57−1乃至57−8を得る(ステップ1010)。
検査装置1は、類似領域画像bm57−1乃至57−8を、メモリ23の類似領域画像メモリ27に格納する(図2参照)。
検査装置1は、基準領域画像am55と、類似領域画像bm57−1乃至57−8それぞれの差分演算を行い、欠陥候補を抽出する(図3のステップ1011、図11のステップ2001及びステップ3001)。尚、差分演算は、飽和モードで行い、差分結果が負(マイナス)の場合は、0クリップする。
基準領域画像am55から類似領域画像bm57を差分した差分結果で、汚れ候補を抽出する。基準領域画像am55と類似領域画像bm57の対応する全画素について、基準領域画像am55から類似領域画像bm57を差分処理し、RGB成分を合成してMAX処理を行い、汚れ候補画像59を抽出する(図11のステップ2001)。
これとは逆に、類似領域画像bm57から基準領域画像am55を差分した差分結果で欠け候補を抽出する。基準領域画像am55と類似領域画像bm57の対応する全画素について、類似領域画像bm57から基準領域画像am55を差分処理し、RGB成分を合成してMAX処理を行い、欠け候補画像61を抽出する(図11のステップ3001)。
検査装置1は、汚れ候補画像59及び欠け候補画像61を所定の閾値で2値化して欠陥画素を抽出する(図3のステップ1012、図11のステップ2002及びステップ3002)。検査装置1は、汚れ候補画像59に対して所定の汚れ用閾値により2値化処理を行い、汚れ不良画素を抽出する(図11のステップ2002)。検査装置1は、欠け候補画像61に対して所定の欠け用閾値により2値化処理を行い、欠け不良画素を抽出する(図11のステップ3002)。
尚、所定の閾値により2値化処理を行うことで、全ての画素値を、最大濃度(濃度値「255」:白)または、最小濃度(濃度値「0」:黒)の何れかにする。2値化処理により、余分な情報を除去するので差異の特徴(欠陥)を強調することができる。
検査装置1は、所定の欠陥用画素数を超える差異を欠陥として検出する(図3のステップ1013、図11のステップ2003及びステップ3003)。
検査装置1は、ステップ2002の処理で抽出した汚れ不良画素数が所定の汚れ用画素数を超える領域を汚れ不良として検出する。検査装置1は、汚れ検出画像63を作成し、検出した汚れ不良を検出汚れ67として表示する(ステップ2003)。
検査装置1は、ステップ3002の処理で抽出した欠け不良画素数が所定の欠け用画素数を超える領域を欠け不良として検出する。検査装置1は、欠け検出画像65を作成し、検出した欠け不良を検出欠け69として表示する(ステップ3003)。
所定の画素数を超える領域を、汚れ不良又は欠け不良として検出するので、検出画素数を指定することで不良検出精度を調整することができる。
図12は、欠陥判定表示を示す図である。
検査装置1は、結果を表示部11に表示させて処理を終了する(図3のステップ1014)。
図12に、検査装置1は、結果表示画像71に、例えば、汚れ不良として検出された検出汚れ67を「赤」で表示し、欠け不不良として検出された検出欠け69を「青」で表示する。
(3−3.検査装置1の動作概括)
以上の過程を経て、検査装置1は、繰り返し絵柄等の中から基準となる絵柄等を含む基準領域画像を指定し、この基準領域画像と類似する類似領域画像を抽出し、基準領域画像と各類似領域画像との差異からマスク領域を作成し、上記マスク領域を検査から除外して、各絵柄等を含む領域の検査を行う。
尚、検査装置1は、マスク領域に関しては検査対象外及び類似度の算出に関与しない領域とし、改めて類似領域画像を抽出し、基準領域画像と類似領域画像との比較を行い、検査対象物の良否を判定する。尚、マスク作成に関しては、領域枠に外接する差異の和に膨張処理を施してマスク領域を作成する。
(4.効果)
以上説明したように、本発明の実施の形態では、検査対象となる印刷物が、例えば絵柄の向きが反転したものが混在し密接して配置されているような印刷形態であっても印刷の不良を高精度で検出することが可能である。
このように、本発明によれば、検査基準となる画像を矩形指定することにより、絵柄の構成(箱形状)上、反転または絵柄同士が密接して配置された印刷物に対して、欠陥が存在する部位のみ欠陥検出可能となる。
繰り返し絵柄等が密接配置された印刷物においても、高精度に不良を検出することが可能なので、歩留まり、印刷効率、印刷コスト等を向上させることができる。
また、基準領域画像を設定する際、オペレータは絵柄に関わらず、絵柄の輪郭に沿って指定する必要がなく矩形で領域を指定すればよいので、オペレータが容易に作業を行うことができ、作業負担を軽減する効果がある。
また、マスクを利用して最適な基準領域画像を再度作成することにより、類似領域画像の抽出精度を向上させることができる。
(5.その他)
尚、上述の実施の形態では、方向が0°と180°の絵柄が混在する印刷物の良否を判定する場合について説明したが、他の角度(例えば90°等)で配置される絵柄が混在する印刷物についても、本発明は対応することができる。即ち、事前に基準領域画像a33を回転させる角度(例えば90°等)を設定しておき、基準領域画像a33を設定する所定の角度(例えば90°等)だけ回転させて、印刷物に配置される絵柄の抽出を行い、良否を判定することができる。
また、類似領域画像等の取得に関しては、ラインカメラを用いるものとして説明したが、これに限られず、スキャナ装置等を用いてもよい。
また、カメラ等による撮像あるいはスキャン等により印刷物画像データ31を取得してもよいし、これに限らず、CTP(Computer To Plate)により印刷を行う場合、基準領域画像a33については、刷版等に出力するためのデジタルデータを基準領域画像a33の画像データとして用いるようにしてもよい。
以上、添付図面を参照しながら、本発明にかかる検査装置等の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。当業者であれば、本願で開示した技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
検査装置1の概略構成図 画像処理部9のハードウェア構成を示す図 検査装置1の処理工程を示すフローチャート 類似領域画像b35の抽出を示す図 180°反転した類似領域画像b35の抽出を示す図 基準領域画像a33及び抽出した類似領域画像b35を示す図 基準領域画像a33と類似領域画像b35との差異41を示す図 差異41からマスク領域51の作成過程を示す図 マスク53を示す図 マスク領域を除外した基準領域画像am55及び類似領域画像bm57の抽出を示す図 不良の検出処理及び判定処理における、検査装置1の動作の流れを示す図 欠陥判定表示を示す図 従来の基準領域画像cと類似領域画像dを説明する図
符号の説明
1………検査装置
3………ラインカメラ
5………照明器
7………印刷物
9………画像処理部
11………表示部
13………画像記憶部
15………操作部
17………移動方向
21………CPU
23………メモリ
25………基準領域画像メモリ
26………基準領域画像
27………類似領域画像メモリ
28………類似領域画像
29………表示メモリ
31………印刷物画像データ
33………基準領域画像a
35−1〜35−8………類似領域画像b
37………汚れ画像
39………欠け画像
41−1〜41−5………差異
43、45、49………合成差異
44−1、44−2………非外接差異
47−1、47−2、51−1、51−2………マスク領域(外接差異)
53………マスク
55………基準領域画像am
57−1〜57−8………類似領域画像bm
59………汚れ候補画像
61………欠け候補画像
63………汚れ検出画像
65………欠け検出画像
67………検出汚れ
69………検出欠け
71………結果表示画像

Claims (12)

  1. 同一の配置単位が複数配置される検査対象物を撮像して取得した検査画像に対して画像処理を行い良否を検査する検査装置であって、
    前記取得された検査画像において、オペレータによる前記検査装置の操作部からの操作指示によって、基準となる1つの配置単位を含む第1基準領域画像を指定する指定手段と、
    前記検査画像において、前記第1基準領域画像との類似度が所定の基準を満たす少なくとも1つの第1類似領域画像を抽出する第1抽出手段と、
    前記第1基準領域画像と前記各第1類似領域画像との差異からマスク領域を作成するマスク作成手段と、
    を具備し、
    前記配置単位を含む領域の検査において、前記マスク領域を検査から除外することを特徴とする検査装置。
  2. 前記マスク作成手段は、領域枠に外接する前記差異の和を前記マスク領域とすることを特徴とする請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記マスク作成手段は、膨張処理を施して前記マスク領域を作成することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の検査装置。
  4. 前記複数の配置単位は、それぞれ、同一方向あるいは所定の角度に回転させて前記検査対象物に配置されることを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれかに記載の検査装置。
  5. 前記検査画像において、前記第1基準領域画像から前記マスク領域が除外された第2基準領域画像との類似度が所定の基準を満たす少なくとも1つの第2類似領域画像を抽出する第2抽出手段と、
    前記第2基準領域画像と前記第2類似領域画像とを比較して前記検査対象物の良否を判定する判定手段と、
    を具備することを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれかに記載の検査装置。
  6. 前記判定手段は、前記第2基準領域画像から前記第2類似領域画像の差分処理を行い、所定の閾値で2値化して所定の画素数を超える領域を汚れ欠陥として判定することを特徴とする請求項5に記載の検査装置。
  7. 前記判定手段は、前記第2類似領域画像から前記第2基準領域画像の差分処理を行い、所定の閾値で2値化して所定の画素数を超える領域を欠け欠陥として判定することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の検査装置。
  8. 同一の配置単位が複数配置される検査対象物を撮像して取得した検査画像に対して画像処理を行い良否を検査する検査装置における検査方法であって、
    前記取得された検査画像において、オペレータによる前記検査装置の操作部からの操作指示によって、基準となる1つの配置単位を含む第1基準領域画像を指定する指定工程と、
    前記検査画像において、前記第1基準領域画像との類似度が所定の基準を満たす少なくとも1つの第1類似領域画像を抽出する第1抽出工程と、
    前記第1基準領域画像と前記各第1類似領域画像との差異からマスク領域を作成するマスク作成工程と、
    を具備し、
    前記配置単位を含む領域の検査において、前記マスク領域を検査から除外することを特徴とする検査方法。
  9. 前記マスク作成工程は、領域枠に外接する前記差異の和を前記マスク領域とすることを特徴とする請求項8に記載の検査方法。
  10. 前記マスク作成工程は、膨張処理を施して前記マスク領域を作成することを特徴とする請求項8または請求項9に記載の検査方法。
  11. 前記複数の配置単位は、それぞれ、同一方向あるいは所定の角度に回転させて前記検査対象物に配置されることを特徴とする請求項8から請求項10までのいずれかに記載の検査方法。
  12. 前記検査画像において、前記第1基準領域画像から前記マスク領域が除外された第2基準領域画像との類似度が所定の基準を満たす少なくとも1つの第2類似領域画像を抽出する第2抽出工程と、
    前記第2基準領域画像と前記第2類似領域画像とを比較して前記検査対象物の良否を判定する判定工程と、
    を具備することを特徴とする請求項8から請求項11までのいずれかに記載の検査方法。
JP2005197223A 2005-07-06 2005-07-06 検査装置、検査方法 Active JP4093426B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005197223A JP4093426B2 (ja) 2005-07-06 2005-07-06 検査装置、検査方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005197223A JP4093426B2 (ja) 2005-07-06 2005-07-06 検査装置、検査方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007017214A JP2007017214A (ja) 2007-01-25
JP4093426B2 true JP4093426B2 (ja) 2008-06-04

Family

ID=37754510

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005197223A Active JP4093426B2 (ja) 2005-07-06 2005-07-06 検査装置、検査方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4093426B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ATE532153T1 (de) * 2008-05-21 2011-11-15 Ferag Ag Optisches kontrollverfahren bei der druckweiterverarbeitung
JP6527984B1 (ja) * 2018-04-26 2019-06-12 三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社 差異データ抽出装置、差異データ抽出プログラムおよび差異データ抽出方法
WO2020179742A1 (ja) * 2019-03-04 2020-09-10 富士フイルム株式会社 検査方法、プログラム、検査装置、及び印刷装置
CN111913873A (zh) * 2020-06-17 2020-11-10 浙江数链科技有限公司 图片校验方法、装置、系统和计算机可读存储介质

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007017214A (ja) 2007-01-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100954703B1 (ko) 결함을 검출하는 방법 및 시스템
JP5061543B2 (ja) 印刷物検査装置、印刷物検査方法
JP2017166929A (ja) シート状の被検査体の欠陥検査装置、欠陥検査方法及び欠陥検査システム
JP2007285754A (ja) 欠陥検出方法および欠陥検出装置
JP4093426B2 (ja) 検査装置、検査方法
JP2011076204A (ja) 印刷物検査方法及び印刷物検査装置
CN115170525A (zh) 一种图像差异检测方法及装置
JP2005182143A (ja) キャップ天面の検査方法
JP4244046B2 (ja) 画像処理方法および画像処理装置
JP4163199B2 (ja) 検査装置、検査方法
CN112666175B (zh) 异物检查装置和异物检查方法
JP2005165387A (ja) 画面のスジ欠陥検出方法及び装置並びに表示装置
CN111784672A (zh) 缺陷检测方法、装置、电子设备及可读存储介质
JP2009281759A (ja) カラーフィルタ欠陥検査方法、及び検査装置、これを用いたカラーフィルタ製造方法
JP2710527B2 (ja) 周期性パターンの検査装置
JP2005043235A (ja) 印刷物検査装置、及び印刷物検査プログラム
JP2001004552A (ja) 物体表面の欠陥検査方法および装置
JP7380332B2 (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法およびプログラム
JP5190619B2 (ja) 被検査物の検査方法及びその検査装置
JPH03175343A (ja) 外観検査による欠陥抽出方法
JP2006035505A (ja) 印刷物の検査方法及び装置
JPH0666731A (ja) 画像検査装置
JP4364773B2 (ja) 印刷物の検査方法
JP2005140655A (ja) シミ欠陥の検出方法及びその検出装置
JP2008233106A (ja) 外観検査方法及び外観検査装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071204

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080227

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080228

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110314

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4093426

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110314

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120314

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130314

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130314

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140314

Year of fee payment: 6