JP4092839B2 - 移動体のロック装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、前後動する移動体、例えば板材加工機の退避式ワークホルダや、車両、エレベータのスライド扉等の移動体を、前進位置で後退不能にロックする移動体のロック装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
パンチプレス等の板材加工機においては、ワークテーブル上に載置された板材をワークホルダで把持して加工位置に移動させる板材送り装置が設けられている。この板材送り装置は、前後に移動するキャリッジと、キャリッジを左右移動するクロススライドと、クロススライドに装着された複数のワークホルダとで構成される。
ところで、このような構成の板材送り装置で板材を加工位置に移動させるときに、板材のワークホルダによる把持箇所が加工予定箇所となる場合には、そのまま板材を加工位置に移動させると加工予定箇所のワークホルダが板材加工機のパンチ位置等の加工位置に進入し、ワークホルダ自体が打ち抜かれてしまうといった不具合が生じる。
【0003】
そこで、このような不具合を回避するために、クロススライドに並設されるワークホルダの個数を3個以上とすると共に、各ワークホルダをクロススライドに対して後退位置へ退避可能とし、加工位置に干渉するワークホルダをエアシリンダ等のアクチュエータで退避位置へ移動させるようにしたものが提案されている。この場合、ワークホルダを元の把持位置へ前進復帰させたときに、ワークホルダが確実に位置規制されるように、別のアクチュエータで駆動されるロック機構によりワークホルダがクロススライドに対してロックされる。
【0004】
また、電車等の車両、エレベータ、または処理室のスライド扉では、扉を閉じ位置に強固にロックすることが必要な場合がある。このような扉類のロックも、開閉用のアクチュエータとは別のアクチュエータで駆動されるロック機構が用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記構成のものでは、ワークホルダや扉等の移動体を前進位置でロックするのに、移動体を進退移動させるアクチュエータとは別のアクチュエータを用いるため、構成が複雑になるという問題点がある。
また、前記ロック機構を省略して移動体を前進位置に強固に位置規制しようとすると、移動体を退避移動させるアクチュエータとして大出力のものが必要となる。
【0006】
この発明の目的は、ロック専用のアクチュエータを用いることなく、簡易な構成で強固に移動体をロックすることのできる移動体のロック装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明の移動体のロック装置は、移動体を前後動させるアクチュエータと、移動体を前進位置で位置規制するストッパとを設ける。前記アクチュエータの前進駆動時に、移動体が前記ストッパで位置規制されることで前記移動体とアクチュエータとの係合が外れ、アクチュエータだけがさらに前進可能となる係脱手段を設ける。この係脱手段による係合外れ状態で、前記アクチュエータから前記移動体に作用させる後退防止力を増大させる後退防止力増大手段を設ける。
この構成によると、移動体がアクチュエータの駆動で前進してストッパで位置規制されたときに、係脱手段による係合が外れ、アクチュエータのみがさらに前進する。このようにアクチュエータのみが前進した状態で、移動体はアクチュエータの前進力、つまり後退防止力で後退が阻止される。このとき、アクチュエータの後退防止力は、後退防止力増大手段の機能により増力されて移動体に伝えられる。そのため、小出力のアクチュエータで移動体の確実な後退防止、つまり強固なロックが行える。このように、ロック専用のアクチュエータを用いることなく、進退用のアクチュエータで、移動体を前進位置で強固にロックできる。また後退防止力増大手段を用いるため、アクチュエータは小出力のもので足り、簡易な構成で済む。
【0008】
この発明において、前記係脱手段は、前記移動体とアクチュエータとを係合させる係合部材を弾性体で係合方向に付勢するものとしても良い。
このように、係合部材と弾性体とで係脱手段を構成することで、移動体の進退に伴う係脱を、簡易な構成で行える。
【0009】
この発明において、前記後退防止力増大手段は、アクチュエータに設けられた楔部材と、前記移動体に開閉自在に設けられて前記楔部材の前進で開き動作する開閉部材と、固定側部材に設けられて前記開閉部材の開きを止める接触部材とで構成しても良い。固定側部材は、移動体の進退に対して静止側となる部材のことである。
この構成の場合、前記のように移動体がアクチュエータの駆動で前進してストッパで位置規制され、係脱手段による係合が外れた後、アクチュエータのみがさらに前進する。このときに、アクチュエータに設けられた楔部材が開閉部材を押し開き、開閉部材が固定側部材の接触部材に押し付けられ、その接触面および楔部材と開閉部材との接触面に大きな摩擦力が作用する。そのため、アクチュエータの前進力は楔部材による楔作用で増大されて移動体の大きな後退防止力として作用する。このように楔部材を設けることで、簡易な構成で大きな増力が行え、小出力の進退用アクチュエータによる強固なロックが実現される。
【0010】
【発明の実施の形態】
この発明の一実施形態を図1ないし図5と共に説明する。図4はこの発明を退避式ワークホルダに適用した板材加工機の斜視図である。この板材加工機は、タレット式のパンチプレスからなる。ベースフレーム1に、板材Wを載置するワークテーブル2と、このワークテーブル2上で板材Wを前後(Y軸方向)、左右(X軸方向)に移動させる板材送り装置3とが設けられている。ベースフレーム1の後部には、C形のフレーム部1aが連続して形成され、このC形フレーム部1a内にラム5を昇降駆動するパンチ駆動機構が設けられている。ラム5は、タレット4に支持されたパンチ工具T(図2)をパンチ動作させるものである。ワークテーブル2は、ベースフレーム1に固定された中央の固定テーブル6と、レール7上を前後に移動する両側のスライドテーブル8とで構成される。スライドテーブル8の端部には、板材Wの左右方向の位置決めを行う突没自在なエンドロケータ9が設けられている。
【0011】
板材送り装置3は、両側のスライドテーブル8と一体に形成されて前後移動するキャリッジ10を有し、キャリッジ10にはクロススライド11が搭載されている。キャリッジ10の進退駆動は、ベースフレーム1に設けられた送りねじ(図示せず)により行われる。
クロススライド11は、複数(例えば3個)のワークホルダ12が左右に並べて取付けられており、キャリッジ10に設けられたサーボモータ13の駆動で、送りねじ14およびボールナット15を介してX軸方向に進退駆動される。
【0012】
ワークホルダ12は、図1および図2に平面図および破断側面図でそれぞれ示すように、クロススライド11に取付けられるワークホルダ本体16と、挟持爪17などによって構成される。挟持爪17は、下爪18に上爪19を支軸20(図2)回りで開閉回動自在に連結したものであり、板材Wを上下両爪18,19の先端間で挟持する。
【0013】
ワークホルダ本体16は、クロススライド11に固定される固定側部材21と、この固定側部材21に対して前後に進退自在に支持される移動体22とで構成される。固定側部材21は、移動体22を前後方向に進退ガイドする一対のガイドレール23,23が設けられている。固定側部材21は、平板状の上面板部を有し、この上面板部に、移動体22の進退路用の開口21aが前後方向に延びて形成されている。移動体22の左右上面には、固定側部材21の両ガイドレール23に摺動自在に係合する一対の摺動部材24,24(図3参照)がそれぞれ設けられており、これによって移動体22が固定側部材21に対して円滑に進退ガイドされる。
【0014】
図2に示すように、固定側部材21の後部には、移動体22を進退駆動するアクチュエータ25が設置されている。アクチュエータ25は、進退ロッド26を進退させるものであって、例えば流体圧シリンダからなる。進退ロッド26は、移動体22の後端連結部22aに係脱手段28を介して連結されている。
係脱手段28は、移動体22の後端連結部22aに設けられた係合部材収容孔29に突没可能に収容された係合部材30と、その突出付勢用の弾性体31と、係合部材30が係合する係合溝33とで構成される。係合溝33は、進退ロッド26の先端部材27の外周に形成されている。移動体22の後端連結部22aは、進退ロッド26の先端部材27が進退自在に嵌合する進退ロッド挿通孔32を有しており、係合部材収容孔29は、進退ロッド挿通孔32内に開口している。係合部材30は球体からなり、弾性体31はコイルばねからなる。係合部材収容孔29の外側開口部には、弾性体31を抜け止めする雄ねじ34が螺着されている。
【0015】
進退ロッド26における先端部材27の先端には楔部材35が設けられている。この楔部材35は、先端側を小幅部35aに、基端側を大幅部35bにしたものである。移動体22の後部上面における楔部材35を挟んだ左右両側には、垂直な支軸36回りに開閉自在に一対の開閉部材37,37が設けられている。これら開閉部材37は、垂直軸回りに回転自在とした係合ローラ38を有するブロック体からなる。これら開閉部材37の係合ローラ38は、進退ロッド26が係脱手段28で移動体22の後端連結部22aに係合する位置よりもさらに進出した状態で、楔部材35の大幅部35bに係合する。この係合により、開閉部材37はその背面37aが前後方向に対して若干外側に開いた姿勢となる。また、進退ロッド26が移動体22の後端連結部22aに係合する位置では、開閉部材37の係合ローラ38が楔部材35の小幅部35aに係合して、開閉部材37はその背面37aが前後方向と平行な閉じ姿勢となる。
【0016】
固定側部材21には、両開閉部材37の背面37aが摺接する一対の接触部材39,39が設けられている。これら接触部材39の内向き面は、開閉部材37の背面37aに対向する前部が外向きに傾斜するテーパ部39aとされ、それより後方の部分が前後方向と平行となる平行部39bとされている。これにより、進退ロッド26が係脱手段28で移動体22の後端連結部22aに係合する位置よりもさらに進出した状態で、楔部材35の大幅部35bに開閉部材37の係合ローラ38が係合して、開閉部材37が開き姿勢となる。このとき、開閉部材37の背面37aが接触部材39のテーパ部39aで受け止められ、開閉部材37の開きが止められる。この状態で、移動体22を後退させる外力が移動体22に作用しても、開閉部材37が接触部材39のテーパ部39aに楔状に係合しているので、移動体22がロックされ、アクチュエータ25から移動体22に作用させる後退防止力を増大させることができる。すなわち、楔部材35、開閉部材37および接触部材39によって、アクチュエータ25から移動体22に作用する後退防止力を増大させる後退防止力増大手段40が構成される。
【0017】
図1,図2に示すように、挟持爪17を構成する下爪18の後端部は、移動体22の下部両側に軸を水平に向けて配置された一対の回動支軸41,41に支持されている。上爪19は、下爪18の後部に搭載された昇降シリンダ42の進退駆動によって開閉動作する。
【0018】
挟持爪17を構成する下爪18の両側部には、カム溝43がそれぞれ設けられている。また、固定側部材21の前端両側部には、移動体22を所定の前進位置で位置規制するストッパ44が設けられている。移動体22が前進位置に進出した状態で、挟持爪17は板材Wを把持できる把持位置まで前進する。また、両ストッパ44には、前記カム溝43とでカム機構を構成するカムフォロワ45がそれぞれ設けられている。これらカムフォロワ45は、コロからなり、カム溝43の下向きのカム面43aに案内される。これにより、下爪18の中間部分がカムフォロワ45を介して固定側部材21のストッパ44に支持され、挟持爪17はほぼ水平姿勢に維持される。
【0019】
カム溝43のカム面43aは、前後が中間部より若干低い低位部とされており、把持位置に挟持爪17が進出して、カムフォロワ45がカム溝43における前方の低位部に接触した状態では、挟持爪17の先端部が板材Wの把持が可能な適正高さとなる。退避位置に挟持爪17が後退したときも、カムフォロワ45がカム溝43における後方の低位部に接触状態となるため、挟持爪17の先端部は把持位置の場合とほぼ同じ高さとなる。カムフォロワ45がカム溝43の中間の摺動面43aに摺接しているとき、すなわち挟持爪17が把持位置と退避位置間の切換移動途上にあるときは、挟持爪17の先端部の高さは、把持位置や退避位置にあるときより若干低くなる。これにより、挟持爪17が把持位置から退避位置へ切換移動するときや、退避位置から把持位置へ復帰するときに、挟持爪17の先端部が板材Wを引きずったり押したりして、板材Wの位置がずれてしまうという事態を回避することができる。
【0020】
次に、ワークホルダ12の退避および復帰動作を説明する。図5に示すように、アクチュエータ25の後退駆動により、移動体22が所定位置まで後退して、挟持爪17が退避位置にあるときは、進退ロッド26の先端部材27は、図8に示すように係脱手段28を介して移動体22の後端連結部22aに係合している。また、このとき、両開閉部材37の係合ローラ38は、図9に示すように先端部材27に設けられた楔部材35の小幅部35aに係合していて、両開閉部材37は閉じ姿勢にある。
【0021】
挟持爪17が前記退避位置にある状態から、アクチュエータ25が前進駆動すると、移動体22が固定側部材21のガイドレール23にガイドされて進出動作する。このとき、両開閉部材37は閉じ姿勢にあり、その背面37aが固定側部材21の接触部材39の平行部39bと平行になっているので、移動体22の進出の妨げにならない。
【0022】
移動体22の前端が固定側部材21のストッパ44に当接して、進出位置に規制される位置まで移動体22が進出すると、挟持爪17は板材Wを把持可能な把持位置となる。この状態で、アクチュエータ25がさらに前進駆動すると、図6に示すように係脱手段28を構成する係合部材30の係合溝33への係合が外れ、図1に示すように移動体22を残して進退ロッド26だけがさらに前進する。このとき、両開閉部材37の係合ローラ38は、図7に示すように、進退ロッド26の先端の楔部材35の小幅部35aに係合した状態から、大幅部35bに係合する状態へと変化する。これにより両開閉部材37は、その背面37aが接触部材39のテーパ部39aに接触して開き止めされるところまで開く。この状態で、移動体22を後退させる外力が移動体22に作用しても、開閉部材37が接触部材39のテーパ部39aに楔状に係合しているので、移動体22は後退阻止状態にロックされる。すなわち、アクチュエータ25から移動体22に作用させる後退防止力が楔部材35で増大され、後退が阻止される。そのため、挟持爪17による板材Wの把持を、不測に挟持爪17が後退することなく、安定良く行うことができる。
【0023】
前記ロック状態から、アクチュエータ25を後退駆動させて、挟持爪17を退避移動させる場合、先ず移動体22を残して進退ロッド26だけが若干後退したところで、係脱手段27により進退ロッド26が移動体22の後端連結部22aに係合する。すなわち、図8に示すように進退ロッド26の先端部材27の係合溝33に係合部材30が係合する。また、このとき、両開閉部材37の係合ローラ38は、楔部材35の大幅部35bに係合した状態から小幅部35a側に対応する位置に相対的に変位するので、閉じ姿勢への変化が可能な状態となって、接触部材39のテーパ部39aへの両開閉部材37の係合が解除され、ロック解除となる。これにより、進退ロッド26の以後の後退動作で移動体22が後退し、図5に示す退避位置まで挟持爪17が退避する。
【0024】
このように、この構成のロック装置によると、アクチュエータ25から移動体22に作用させる後退防止力を、後退防止力増大手段40によって増大させることができる。そのため、移動体22の進退を低コストの小出力のアクチュエータ25で行うことができる。また、移動体22の進退駆動とは別のロック専用のアクチュエータを用いることなく、移動体22を前進位置で強固にロックすることができる。
【0025】
前記係脱手段28は、移動体22と進退ロッド26とを係合させる係合部材30を、弾性体31で係合方向に付勢したものであるため、係脱を簡単に行うことができる。
【0026】
また、後退防止力増大手段40は、アクチュエータ25の進退ロッド26に設けられた楔部材35と、移動体22に開閉自在に設けられて楔部材35の前進で開き動作する開閉部材37と、固定側部材21に設けられて開閉部材37の開きを止める接触部材39とで構成したため、アクチュエータ25の前進駆動により開閉部材37が開き、接触部材39に接触して開き止めされることにより、移動体22の後退防止力を増大させることができ、ロックおよびロック解除を簡単に行うことができる。
【0027】
なお、前記実施形態では、板材加工機における退避式のワークホルダ12をロックする機構に適用したが、この発明は、移動体の後退阻止一般に適用できる。例えば、この発明は、エレベータや電車のスライド扉のロックに適用することができる。その場合、スライド扉が請求項1で言う移動体となる。このように扉のロック機構として適用した場合にも、小出力のアクチュエータで扉の開閉を行うことができ、また扉の開閉駆動用とは別のアクチュエータを用いることなく、扉を閉じ位置で強固にロックすることができる。
【0028】
【発明の効果】
この発明の移動体のロック装置は、移動体を前後動させるアクチュエータと、移動体を前進位置で位置規制するストッパと、前記アクチュエータの前進駆動時に、移動体が前記ストッパで位置規制されることで前記移動体とアクチュエータとの係合が外れ、アクチュエータだけがさらに前進可能となる係脱手段と、この係脱手段による係合外れ状態で前記アクチュエータから前記移動体に作用させる後退防止力を増大させる後退防止力増大手段とを設けたため、ロック専用のアクチュエータを用いることなく、簡易な構成で強固に移動体をロックすることができる。
前記係脱手段を、前記移動体とアクチュエータとを係合させる係合部材を弾性体で係合方向に付勢するものとした場合は、移動体の進退に伴う係脱を、簡易な構成で行える。
前記後退防止力増大手段を、アクチュエータに設けられた楔部材と、前記移動体に開閉自在に設けられて前記楔部材の前進で開き動作する開閉部材と、固定側部材に設けられて前記開閉部材の開きを止める接触部材とで構成した場合は、簡易な構成で大きな増力が行え、小出力のアクチュエータによる強固なロックが実現される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかる移動体のロック装置を用いたワークホルダの平面図である。
【図2】同ワークホルダの縦断面図である。
【図3】図1におけるIII −III 矢視断面図である。
【図4】同ワークホルダを用いた板材加工機の外観斜視図である。
【図5】同ワークホルダの挟持爪が退避位置にある状態を示す平面図である。
【図6】同ワークホルダにおける係合手段の非係合状態を示す断面図である。
【図7】同ワークホルダにおける後退防止力増大手段のロック状態を示す平面図である。
【図8】その係合手段の係合状態を示す断面図である。
【図9】その後退防止力増大手段のロック解除状態を示す平面図である。
【符号の説明】
21…固定側部材
22…移動体
25…アクチュエータ
28…係脱手段
30…係合部材
31…弾性体
35…楔部材
37…開閉部材
39…接触部材
40…後退防止力増大手段
44…ストッパ

Claims (3)

  1. 移動体を前後動させるアクチュエータと、移動体を前進位置で位置規制するストッパと、前記アクチュエータの前進駆動時に、移動体が前記ストッパで位置規制されることで前記移動体とアクチュエータとの係合が外れ、アクチュエータだけがさらに前進可能となる係脱手段と、この係脱手段による係合外れ状態で前記アクチュエータから前記移動体に作用させる後退防止力を増大させる後退防止力増大手段とを備えた移動体のロック装置。
  2. 前記係脱手段は、前記移動体とアクチュエータとを係合させる係合部材を弾性体で係合方向に付勢するものである請求項1記載の移動体のロック装置。
  3. 前記後退防止力増大手段は、アクチュエータに設けられた楔部材と、前記移動体に開閉自在に設けられて前記楔部材の前進で開き動作する開閉部材と、固定側部材に設けられて前記開閉部材の開きを止める接触部材とでなる請求項1または請求項2記載の移動体のロック装置。
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