JP4092475B2 - 車両の駆動ユニット - Google Patents

車両の駆動ユニット Download PDF

Info

Publication number
JP4092475B2
JP4092475B2 JP2002351185A JP2002351185A JP4092475B2 JP 4092475 B2 JP4092475 B2 JP 4092475B2 JP 2002351185 A JP2002351185 A JP 2002351185A JP 2002351185 A JP2002351185 A JP 2002351185A JP 4092475 B2 JP4092475 B2 JP 4092475B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
refrigerant
rotor shaft
flow path
oil
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002351185A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004187400A (ja
Inventor
正和 小林
祐樹 中島
雄太郎 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2002351185A priority Critical patent/JP4092475B2/ja
Publication of JP2004187400A publication Critical patent/JP2004187400A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4092475B2 publication Critical patent/JP4092475B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/64Electric machine technologies in electromobility

Landscapes

  • Motor Or Generator Cooling System (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明はたとえば電気自動車などの車両の駆動ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】
電気自動車の駆動ユニットとして、モータ、減速機、インバータ回路が一つのユニットに構成され、このユニットの中心には駆動軸が貫通し、駆動軸は例えば車両の駆動輪に連結され、モータによる駆動軸の回転で車両の走行を可能とするものが知られている(特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】
特許第3271416号公報
【0004】
【発明の解決すべき課題】
上記駆動ユニットにあっては、モータ駆動電流を制御する発熱量の大きいインバータ回路については水により冷却し、温度が過度に上昇しないようにしているが、モータの冷却については言及していない。
【0005】
この種の駆動ユニットは駆動軸が中心を貫き、この軸方向に順に配置されるモータ、減速機、インバータ回路は、車両への搭載上、できるだけ小型化することが望ましい。このうち、とくにモータの小型化は、全体をコンパクトにするのに大きく寄与するが、小型で高出力のモータするには、ステータを集中巻きにしてエンドコイルを短くしたり、高速回転型のモータを用いることが有効であるが、この場合には、コイルだけでなく、ロータからの発熱も大きくなり、そのためモータの冷却が特に重要となる。
【0006】
このように、モータやインバータ回路など発熱量の大きな要素が、互いに直列的に配置される駆動ユニットにあっては、これらの総合的な熱対策をとる必要がある。
【0007】
本発明は、モータを含むユニット構成要素の冷却を効率よく行うことを可能とした駆動ユニットを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の車両の駆動ユニットは、ユニットケース内に少なくともモータと減速機とが同軸上に配列され、その軸中心を貫通して駆動軸が配置され、モータ回転を減速機により減速して駆動軸に伝達するようにした車両の駆動ユニットにおいて、前記駆動軸の外側に、これと同軸上にモータの円筒状のロータ軸を相対回転自由に配設し、ロータ軸の一端を前記ユニットケースの端部に取付けたカバーに軸受により回転自由に支持し、前記駆動軸とロータ軸との間の環状空間に、これら駆動軸とロータ軸とのいずれとも接触することなく、これらと同軸的に円筒隔壁を配置し、この円筒隔壁の一端を前記カバーに、前記軸受よりも軸方向の外方にて固定し、前記円筒隔壁の外周とロータ軸の内周との間に環状の冷却流路を形成し前記カバー内には、前記円筒隔壁の固定部と、前記ロータ軸の端部と、前記円筒隔壁の外周との間に環状油路を形成し、この環状油路から前記冷却油路へと、潤滑性のある第1の冷媒を導入する。
【0009】
【作用・効果】
したがって、本発明によれば、駆動軸と、円筒形のロータ軸との間の環状空間に円筒隔壁を配置し、この円筒隔壁外周とロータ軸内周との間を冷媒流路として冷媒を導くようにしたので、冷媒のシールのために複雑なメカニカルシールを必要とすることなく、外部への冷却油の漏洩を阻止しつつ、ロータの冷却と、ロータ軸の軸受部の潤滑とを、共に効率よく行える。
【0010】
【実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
【0011】
まず、第1の実施形態を図1〜図3に示す。
【0012】
図1は本発明の駆動ユニット、すなわち、モータと減速機とインバータ回路から構成される駆動ユニットを、モータ側の駆動軸方向から見た図である。ただし、この図には、インバータ回路やインバータ回路とモータのステータとの強電配線などの図示を省いてある。また、図2は図1のA−O−A’断面図、さらに図3は図1のC−O断面図、図4は図1のB−O断面図であり、これらにおいてもシールなど当然に用いられる一部の機能部品は図示を省いている。
【0013】
図1、図2において、1はユニットケースであり、その内部にはモータ2が配置され、このモータ2に隣接して図示しないが、減速機が配置される。
【0014】
これらモータ2及び減速機の中心部を貫通して駆動軸3が配設され、駆動軸3には、モータ2からの回転が減速機で減速されて伝達される。駆動軸3の一端はユニットケース1の端面に配置される内カバー5及び外カバー6を貫通し、外カバー6に設けた軸受部7により回転自在に支持され、図示しない他端についても同様に減速機側のカバーに設けた軸受部に支持されている。
【0015】
モータ2は、ユニットケース1の内周に固定したステータ11と、このステータ11の内周側で回転するロータ12とから構成され、ロータ12の中心には円筒状のロータ軸13が取付られる。ロータ軸13は円筒状であり、その中心を前記した駆動軸3が貫通している。ロータ軸13は前記内カバー5の中心に同心的に取付た軸受部14aと、反対側の減速機との間の隔壁8に設けた軸受部14bとにより回転自由に支持される。なお、このロータ軸13は隔壁8より突出した部分において、図示しない減速機の入力軸と結合され、モータ回転を減速機に伝達するようになっている。
【0016】
次に、駆動ユニットの冷却系の構造について説明する。
【0017】
この駆動ユニットを冷却するために、種類の異なる、第1の冷媒と第2の冷媒が用いられ、この実施形態にあっては、第1の冷媒は潤滑機能のあるオイルが、第2の冷媒には水が用いられ、これら各冷媒は互いに混ざり合うことのないように、別々の互いに独立した冷却系を循環するように構成されている。
【0018】
まず、第2の冷媒である冷却水の循環系について説明すると、前記外カバー6と内カバー5とは、ユニットケース1に共締めされた状態で結合され、外カバー6と内カバー5とを貫通して、冷却水(第2冷媒)の取入口21と取出口22とが設けられる。
【0019】
内カバー5の内側には、環状のつば部23と環状の段部24とが設けられ、これらの間の環状の分配流路25に冷却水の取入口21が接続する。また、この環状の分配流路25には、前記ステータ11のスロットに形成したステータ冷却水路26を内部にもつリング部27が水密的に嵌合し、ステータ冷却水路26に分配流路25からの冷却水を導入できるようになっている。
【0020】
ステータ冷却水路26はステータコアのコイルを巻くスロットの内部に形成され、ステータ11を軸方向に貫通しており、ステータ両端において、環状に形成されたリング部27と28に接続している。これらリング部27と28は、ステータ内周面を所定の厚さで覆う部分と共に合成樹脂などにより一体的に成型されていて、その内部にはステータ冷却水路26が貫通形成されている。
【0021】
そして、リング部27とステータ11を挟んで反対側に位置するリング部28についても、前記隔壁8に設けた環状の凹部30に嵌合し、この環状凹部30に形成した集合流路29にステータ冷却水路26を通過した冷却水を導き出している。
【0022】
ユニットケース1の下部には、オイルパン15が設けられ、このオイルパン15の内側に位置して熱交換器16が配設される。この熱交換器16には、図3に示すように、前記集合流路29に集められた冷却水が、隔壁8の内部に設けられた下方に延びる導水路32を経由して導かれる。
【0023】
熱交換器16はモータ2の下面においてステータ11と軸方向に概略同一の長さをもち、その一端部に導水路32に接続する入口路33が設けられる。また、熱交換器16の反対端には、熱交換器16を通過した冷却水が排出される排出路34が設けられ、この排水路34が前記した内カバー5と外カバー6を貫通して設けた冷却水の取出口22と接続している。
【0024】
したがって、前記取入口21から導入された冷却水は、分配流路25からステータ11の内部のステータ冷却水路26に導かれ、ここを通過する間にステータコイルの発熱による温度上昇を抑制し、その後、集合流路29に集められ、さらに熱交換器16に導かれ、熱交換器16において後述する第1の冷媒であるオイルとの間で熱交換し、これを冷やした後に、取出口22から排出されるようになっている。
【0025】
なお、冷却水の取入口21は図示しないウォータポンプの吐出側に接続され、取出口22は同じくリザーバに接続され、リザーバにはウォータポンプの吸込側が接続され、このようにして外部で冷やされた冷却水を第2の冷媒として、再び駆動ユニットに循環供給するようになっている。
【0026】
次に、第1冷媒であるオイルの循環系について説明する。
【0027】
図4に示すように、前記隔壁8の下部には、冷媒としての冷却油の取入口41が設けられ、この取入口41は前記熱交換器16の油入口路42と接続し、外部からの冷却油を熱交換器16に導き、熱交換器16を通過して冷やされた油は、油排出路43から前記内カバー5を貫通して設けた油流路44に導かれる。
【0028】
外カバー6の内部には上方に延びる導油路45が形成され、この導油路45の下部に油流路44が接続する。
【0029】
前記駆動軸3とロータ軸13との間の環状空隙には、軸方向に延びる円筒隔壁18が配置される。円筒隔壁18は駆動軸3及びロータ軸13のいずれとも接触することなく、これらと同軸的に配置され、その一端は外カバー6の内周に設けた環状つば部19に固定され、他端は前記隔壁8を貫通して延び、突出位置において軸受20により駆動軸3の外周に相対回転自由に支持されている。
【0030】
これにより円筒隔壁18と、やはり円筒状のロータ軸13との間に環状の冷却油路47を区画形成し、この冷却油路47の軸方向の端部に前記導油路45の先端を接続する。この場合、ロータ軸13の端部は、内カバー5に軸受部14aに支持されているが、軸受部14aよりも外方に突出する端部外周面が、外カバー6の環状つば部19の内周面とオイルシール48を介して摺接し、これらロータ軸13の端部と、円筒隔壁18と、環状つば部19との間に形成された環状油路49を油密的に封止している。
【0031】
この環状油路49は前記導油路45と接続し、かつロータ軸内周の冷却油路47とも接続し、冷却油を冷却油路47へと導く。
【0032】
冷却油路47は隔壁8を越えて延び、減速機側へと連通し、図示しない減速機の冷却系に冷却油の一部を導くことを可能としている。
【0033】
円筒形のロータ軸13の軸方向の中央部には、油口51が軸心と直交する方向に貫通して形成され、またロータ軸13の外周面とロータ12の内周面との間には軸方向に油孔52が形成され、この油孔52はロータ12の両端に開口するが、油孔52の途中に油口51が接続し、これにより冷却油路47からの冷却油を油口51よりロータ内周の油孔52へと導くようになっている。なお、ロータ12はロータ軸13に固定され、これらの間に油孔52が形成されている。
【0034】
ここで、図2に示すように、前記内カバー5の内側には、ロータ12と同軸上に環状のシール壁53aが設けられ、このシール壁53aの先端部がロータ12の一方の端面に、前記油路52よりも外周側において油密的に接触し、同じようにして、隔壁8の内側に設けた環状のシール壁53bがロータ12の反対側の端面に接触している。これらにより、ロータ12の両端に位置して、シール壁53aと53bの内側に環状の集合流路55aと55bがそれぞれ区画形成され、ここにロータ内周を通過した冷却油を集合させている。
【0035】
そして、一方の集合流路55aは、内カバー5と外カバー6との間に形成した排出油路56と内カバー5に設けた油口57を介して接続し、排出油路56は下方に延び、その下端部においてユニットケース1の内側空間に油口58を介して接続し、さらにユニットケース1の底壁60を貫通する油口59からオイルパン15の内部空間に連通し、これらにより、冷却油を下方のオイルパン15に導くようになっている。
【0036】
なお、前記シール壁53aと53bの摺接間隙から冷却油が漏れ出たとしてもも、この漏洩油はユニットケース内部で下方に落下し、底壁60の油口59からオイルパン15に戻される。
【0037】
また、他方の集合流路55bは、隔壁8を貫通する油口61により図示しない減速機へと冷却油を送り出す。また、隔壁8の下部には戻り油口62が貫通し、減速機を潤滑した冷却油をオイルパン15内に導くようになっている。
【0038】
なお、減速機には前記したロータ軸内周の冷却油路47からも冷却油が導入されるので、この戻り油口62にはこれら合流した冷却油が還流される。
【0039】
オイルパン15の内部にはオイルストレーナ65が配設され、それぞれ落下してきた冷却油は、オイルストレーナ65で濾過してから図示しないオイルポンプの吸入側に接続される油出口66へと吸引される。
【0040】
したがって、冷却油は図4に示す油取入口41から熱交換器16に導かれ、冷却水との間で熱交換して冷却された後、導油路45から円筒隔壁18とロータ軸13との間に形成された環状の冷却油路47に流れ、一部はそのまま減速機へと導かれ、残りは油口51からロータ12の内周の油孔52に分岐して流れ、発熱したロータ12から熱を奪い、その後、集合流路55aと55bに集められ、ここでロータ軸13を支持する軸受部14a、14bを潤滑し、さらに図2に示す、排出油路56を介してオイルパン15に落下し、また、減速機側に送り込まれた冷却油も減速機側を冷却した後、オイルパン15に戻され、そしてオイルパン15に集められた油は、図示しないオイルポンプにより吸引、循環されるのである。
【0041】
このように本実施形態によれば、駆動軸3と、これと同軸状に配置される円筒形のロータ軸13との間の環状空間に円筒隔壁18を配置し、この円筒隔壁外周とロータ軸内周との間の冷却油路47に冷却油を導くようにしたので、冷却油のシールのために特に複雑なメカニカルシールを必要とすることなく、外部への冷却油の漏洩を阻止しつつ、ロータ12の冷却とロータ軸13の軸受部14aと14bの潤滑とを効率よく行うことができる。
【0042】
また、前記冷却油路47はロータ軸13の内周に沿って、隔壁8を貫通して減速機側へと冷却油を送り込むことができ、ロータ12の冷却と共に減速機の冷却、潤滑を行うことができる。
【0043】
ステータ11のステータ冷却水路26には、熱交換器16に導入される前の低温の冷却水が循環させられるので、ステータコイルの発熱を効果的に抑制することができる。
【0044】
また、ステータ11とロータ12の冷却を共に効率よく行える結果、モータ2の温度を下げ、モータ出力密度を高めることで、モータのよりいっそうの小型化にも貢献できる。
【0045】
また、第1の冷媒である冷却油と、第2の冷媒である冷却水とを熱交換器16において熱交換することにより、温度の高くなった冷却油を効率よく冷やすことができ、全体的な冷却性能が高められる。
【0046】
第1の冷媒と第2の冷媒とは別々の循環系を構成し、このため、冷却と潤滑の両機能を要求される、モータ2、減速機には冷却油を、そして、潤滑を必要としないインバータ回路についてはモータ2と共通の冷却水を用いることもでき、駆動ユニット構成要素を最も効率のよい状態で冷却することが可能となる。
【0047】
なお、上記した説明では、ウォータポンプ、オイルポンプなどは外部に備え付けるようにしたが、駆動ユニットの内部に一体的に設けることもできる。また、インバータ回路については特に図示しないが、モータ側、減速機側のいずれかに近接して配置することができる。また、ユニットケース1を仕切る内カバー5と外カバー6は一つのカバーとして構成することもできる。
【0048】
本発明は上記した実施形態に限定されるわけではなく、特許請求の範囲に記載した技術的思想の範囲内で、当業者がなしうるさまざまな変更、改良が含まれることは明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の正面図である。
【図2】図1のA−O−A’線断面図である。
【図3】図1のC−O線断面図である。
【図4】図1のB−O線断面図である。
【符号の説明】
1 ユニットケース
2 モータ
3 駆動軸
5 内カバー
6 外カバー
8 隔壁
11 ステータ
12 ロータ
13 ロータ軸
15 オイルパン
16 熱交換器
18 円筒隔壁
21 取入口
22 取出口
26 ステータ冷却水路
41 油取入口
47 冷却水路
51 油口
52 油路
55A,55B 集合流路
56 排出油路

Claims (7)

  1. ユニットケース内に少なくともモータと減速機とが同軸上に配列され、その軸中心を貫通して駆動軸が配置され、モータ回転を減速機により減速して駆動軸に伝達するようにした車両の駆動ユニットにおいて、
    前記駆動軸の外側に、これと同軸上にモータの円筒状のロータ軸を相対回転自由に配設し、
    ロータ軸の一端を前記ユニットケースの端部に取付けたカバーに軸受により回転自由に支持し、
    前記駆動軸とロータ軸との間の環状空間に、これら駆動軸とロータ軸とのいずれとも接触することなく、これらと同軸的に円筒隔壁を配置し、
    この円筒隔壁の一端を前記カバーに、前記軸受よりも軸方向の外方にて固定し
    前記円筒隔壁の外周とロータ軸の内周との間に環状の冷却流路を形成し
    前記カバー内には、前記円筒隔壁の固定部と、前記ロータ軸の端部と、前記円筒隔壁の外周との間に環状油路を形成し、
    この環状油路から前記冷却油路へと、潤滑性のある第1の冷媒を導入するようにしたことを特徴とする車両の駆動ユニット。
  2. 前記環状の冷却通路を経由して第1の冷媒が、同軸上に配列される減速機側に導かれるようにした請求項1に記載の車両の駆動ユニット。
  3. 前記モータのステータ内部に設けたステータ冷却流路に、第2の冷媒を循環させるようにした請求項1または2に記載の車両の駆動ユニット。
  4. 前記第1の冷媒と第2の冷媒とで熱交換を行う熱交換器を備えた請求項3に記載の車両の駆動ユニット。
  5. 前記ステータ冷却流路を通過した第2の冷媒が前記熱交換器に導かれ、前記円筒隔壁とロータ軸との間の冷却流路には前記熱交換器を通過した後の第1の冷媒が導かれるようにした請求項4に記載の車両の駆動ユニット。
  6. ユニットケースの内部にモータのステータを固定し、ステータの内側においてロータを配置し、ユニットケースの端面に取り付けたカバーを貫通して前記駆動軸を回転自由に支持し、駆動軸と同軸的に前記円筒形のロータ軸を配置し、駆動軸とロータ軸の間の環状空間に前記円筒隔壁を配置し、この円筒隔壁の一端は前記カバーに支持し、他端は軸受を介して前記駆動軸の外周に支持し、前記ユニットケースの下部にオイルパンを取付け、オイルパンの内部に熱交換器を配置し、前記円筒隔壁とロータ軸との間の前記冷却流路には熱交換器を通過した第1の冷媒を導くように、前記カバーに冷媒の流路を設け、またロータ軸と、その外側に固定される前記ロータとの間に形成した流路に前記冷却流路からの冷媒を導くように構成し、かつこの冷媒をロータの両端から排出して前記オイルパンに戻すように流路構成する一方、前記ステータのスロット内部に第2の冷媒を流すステータ冷却流路を形成し、このステータ冷却流路には前記内カバーと外カバーを貫通する冷媒取入口と接続し、かつステータ冷却流路を通過した第2の冷媒を前記熱交換器に導くように流路形成し、熱交換器を通過した第2の冷媒をカバーを貫通する取出口から外部に排出するように構成した請求項1に記載の車両の駆動ユニット。
  7. 前記ユニットケースの隔壁を挟んでモータと反対側に減速機が配置され、隔壁を貫通するロータ軸と同軸上に前記減速機が連結され、この減速機側に前記円筒隔壁とロータ軸との間の前記冷却流路を流れる冷媒を導くようにした請求項6に記載の車両の駆動ユニット。
JP2002351185A 2002-12-03 2002-12-03 車両の駆動ユニット Expired - Fee Related JP4092475B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002351185A JP4092475B2 (ja) 2002-12-03 2002-12-03 車両の駆動ユニット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002351185A JP4092475B2 (ja) 2002-12-03 2002-12-03 車両の駆動ユニット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004187400A JP2004187400A (ja) 2004-07-02
JP4092475B2 true JP4092475B2 (ja) 2008-05-28

Family

ID=32753163

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002351185A Expired - Fee Related JP4092475B2 (ja) 2002-12-03 2002-12-03 車両の駆動ユニット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4092475B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110915108B (zh) * 2017-07-28 2022-04-15 日本电产株式会社 马达
JP7181108B2 (ja) * 2019-01-31 2022-11-30 日立Astemo株式会社 ホイール駆動装置及びこれを備えた電動車両

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004187400A (ja) 2004-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7366245B2 (ja) 油水二重冷却の電気駆動アセンブリ及び新エネルギー自動車
CN109538743A (zh) 一种水冷电机前轴承油润滑机构和电机驱动总成
JP4450050B2 (ja) モータの冷却構造
RU2566817C2 (ru) Устройство вращающейся электрической машины
KR20180070112A (ko) 냉각수 열교환 냉각방식 구동모터 및 환경차량
JP2010268633A (ja) モータユニット
CN113905917A (zh) 一种动力总成及电动车
JP7456382B2 (ja) モータユニット
US20230067898A1 (en) Drive apparatus
CN113442861A (zh) 一种电驱动总成的冷却润滑装置和电驱动总成
WO2011087433A1 (en) Arrangement for cooling an electric machine
JP4092475B2 (ja) 車両の駆動ユニット
CN111946805A (zh) 变速器主动润滑壳体及变速器润滑方法
CN115398783A (zh) 马达单元以及电动汽车
JP2006230098A (ja) ハイブリッド車両のモータ冷却構造
US9731589B2 (en) Hybrid drive arrangement of a motor vehicle
CN209705250U (zh) 一种水冷电机前轴承油润滑机构和电机驱动总成
JP4501667B2 (ja) 車両駆動装置
JPH0946974A (ja) 冷却・潤滑系統を一体化した高速電動機
JP2023030839A (ja) 駆動装置
JP2000295818A (ja) 液冷式回転電機
KR20140050885A (ko) 전기자동차용 파워트레인
CN109104029B (zh) 汽车电机冷却系统及汽车电机
US20230065709A1 (en) Drive apparatus
CN219866194U (zh) 散热型减速器壳体、矿用减速器、矿用破碎设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051026

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071120

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071226

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080218

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110314

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4092475

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110314

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120314

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130314

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130314

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees