JP4090981B2 - 交通ダイヤ管理装置 - Google Patents

交通ダイヤ管理装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4090981B2
JP4090981B2 JP2003376069A JP2003376069A JP4090981B2 JP 4090981 B2 JP4090981 B2 JP 4090981B2 JP 2003376069 A JP2003376069 A JP 2003376069A JP 2003376069 A JP2003376069 A JP 2003376069A JP 4090981 B2 JP4090981 B2 JP 4090981B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exclusive lock
exclusive
data
priority
request
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003376069A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005138679A (ja
Inventor
修一郎 ▲崎▼川
達広 佐藤
喜紀 角本
和章 奥田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2003376069A priority Critical patent/JP4090981B2/ja
Publication of JP2005138679A publication Critical patent/JP2005138679A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4090981B2 publication Critical patent/JP4090981B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、計画作成や運行制御、情報伝達など、異なる性質を持つ業務アプリケーションより同一データベースへのアクセスが行われる交通システムにおけるダイヤ管理装置に関する。
交通システムに限らず、データベースに格納されたデータに対する排他制御方式においては、データベースを管理するデータベース管理システム(以下「DBMS」と略称する。)にて排他を行う排他制御方式と、DBMSの上位層にアプリケーションを構築して排他を行う方式が存在する。ORACLE(商標)社等から供給される商用DBMSにおいて広く用いられるDBMSによる排他制御方式について、非特許文献1によって説明する。
処理αにてデータAに対する排他ロックを伴うトランザクションを実行すると、DBMSにて該当データに対する排他ロックを行う。その後、処理βにてデータAに対し、排他ロックを伴うトランザクションを実行すると、処理βは排他待ち状態となる。さらに、処理γにてデータAに対し、排他ロックを伴うトランザクションを実行すると、処理γも処理β同様に排他待ち状態となる。処理αにて排他ロックを解除すると、待ち状態となった時間が早かった処理βが排他ロックを実行し、処理γは処理βに対する排他解除待ち状態となる。そして、処理βにて排他解除がなされると処理γは排他ロックを実行することが可能となる。しかし、上記方式では排他ロックの設定(実行/解除)がトランザクション単位に行われるため、複数のトランザクションから構成される処理を実行する際には、処理の途中で排他待ち状態に陥る恐れがある。例えば、トランザクション実行後、結果によってはトランザクションにロールバックを施し、再度トランザクションを実行する処理において、ロールバックを行った時点で排他ロックが解除されるため、排他解除待ち中にある他のトランザクションによって排他ロックが実行され、処理が排他待ち状態になる恐れがある。従って、排他ロックの設定をトランザクション単位でなく、業務処理など任意の単位で設定可能な方式が必要となる。
DBMSの上位層にて排他を管理する方式においては、データベース内のデータに対応する仮想資源を設定し、仮想資源が排他登録されているか否かにより各処理の実行判定を行う。仮想資源に対する排他の登録/解除はトランザクションに依存しないため、処理終了後まで排他登録を維持することが可能となるので、上記方式の問題点であった処理途中での排他待ち状態を防ぐ事ができる。この方式の一例が、特許文献1に記載されている。この公報に記載された排他制御方式では、排他対象データを登録する手段(排他データ登録手段)と、排他対象データを獲得する手段(排他データ獲得手段)と排他対象データを登録している資源管理テーブルと、待ち状態となった排他要求を管理する待ち合わせ管理テーブルから構成されている。
この排他制御方式では、以下に示すような処理が行われる。すなわち、クライアントでは排他ロック対象のデータへの排他ロック登録要求を作成し、制御装置へと送信する。制御装置では要求された排他対象のデータを、該当データが排他登録されていない場合には資源管理テーブルへと登録する。もし、該当データが既に登録中であり、排他登録を実行できない場合には、排他要求を待ち合わせ管理テーブルへと登録し、データの登録が解除されるまで待ち合わせる。排他要求獲得手段では、排他対象データの登録を判定し、登録済みであれば、排他要求の要求元へと排他実行許可を通知し、要求元にて実際の排他ロックを実行する。
また、特許文献2には、排他制御監視テーブルを用いてデータベースと異なる単位で排他制御を行う技術が開示されている。
特開平9−330240号公報 特開2002−215443号公報 「排他制御の理解とアプリケーションへの適用」日本オラクル株式会社、1998年11月24日
しかしながら、このような従来の排他制御方式では、特に交通システム管理に適用した場合、以下に示す2つの問題点がある。
(1)実行順位を優先させる必要のある運行制御に関わる業務からの排他要求や、実行を後に回しても業務に影響の少ない計画作成に関わる業務からの排他要求が混在するが、実行順序を制御することができないため、優先して実行する必要のある排他要求の実行待ち時間が長期化することがある。
(2)列車の事故や信号機等の制御装置の故障、ダイヤの乱れにより、緊急状況が生じた場合に、緊急処理に属する排他要求は即座に実行させる必要が生じるが、上記要求を迅速に実行させる手段を有しないため、緊急業務が滞ってしまうおそれがある。
本発明の一の目的は、交通システムにおけるダイヤデータ管理についての上記問題点を解決し、計画作成や、運行制御などの各業務が処理効率を維持しつつ、同一データベースシステム内に共存することを可能とする交通ダイヤ管理装置を提供することである。
上記のそして他の課題を解決するために、本発明の一の態様は、二以上の異なる業務アプリケーションからアクセス可能なデータベースを備え、前記データベースには運行ダイヤデータが格納されており、当該各運行ダイヤデータに対して前記業務アプリケーションから排他制御が可能とされている交通ダイヤ管理装置において、排他ロックの実行を要求する業務アプリケーションの種別を示す情報と、排他ロック対象の運行ダイヤデータを示す情報と、当該業務アプリケーションの処理が緊急を要するものであるか否かを示す情報とを少なくとも備える排他ロックの実行を要求するためのデータを作成する手段と、前記データベースに格納されている運行ダイヤデータについて、いずれの運行ダイヤデータが排他ロック中であるか、または排他ロックを待機する状態にあるかを示す情報と、それぞれの排他ロック要求の要求元とそれら要求の優先度を示す情報とを格納する手段と、所定の運行ダイヤに対する運行実績に応じて運行状況の乱れ度合を算出し、その乱れ度合いに応じて適用されるべき業務モードを選択する手段と、システム稼動時間帯に応じて規定される前記業務アプリケーションの優先度と、運行ダイヤデータの所定の重み付けによって規定されたデータ優先度とに基づいて排他ロック実行要求の優先度を算出する手段と、前記排他ロックの実行要求データを蓄積し、排他ロックの実行要求による排他ロックの予約を実行する排他要求蓄積手段と、前記蓄積された排他ロックの実行要求を前記優先度順に取得し、排他ロックの実行要求の実行可否を、前記格納手段に格納されている運行ダイヤデータを示す情報と、排他ロックの実行要求の持つ排他ロック対象の運行ダイヤデータを示す情報とに基づいて判定する手段と、前記実行可と判定された排他ロックを実行し、排他ロックの実行要求の要求元に排他ロック実行許可を通知し、要求元からの排他ロック実行終了通知に基づいて、前記格納手段から当該データを解除し、排他ロックを解除する手段と、前記業務アプリケーションの処理が緊急を要するものであるか否かを示す情報が緊急に実行することが必要であることを示している場合に、実行中の排他ロックを解除するとともに当該緊急の排他ロックの実行要求に排他実行許可を与える手段とを有する。
また本発明の他の態様は、二以上の異なる業務アプリケーションからアクセス可能なデータベースを備え、前記データベースには運行ダイヤデータが格納されており、当該各運行ダイヤデータに対して前記業務アプリケーションから排他制御が可能とされている交通ダイヤ管理装置の制御方法であって、排他ロックの実行を要求する業務アプリケーションの種別を示す情報と、排他ロック対象の運行ダイヤデータを示す情報と、当該業務アプリケーションの処理が緊急を要するものであるか否かを示す情報とを少なくとも備える排他ロックの実行を要求するステップと、前記データベースに格納されている運行ダイヤデータについて、いずれの運行ダイヤデータが排他ロック中であるか、または排他ロックを待機する状態にあるかを示す情報と、それぞれの排他ロック要求の要求元とそれら要求の優先度を示す情報とを格納するステップと、所定の運行ダイヤに対する運行実績に応じて運行状況の乱れ度合を算出し、その乱れ度合いに応じて適用されるべき業務モードを選択するステップと、システム稼動時間帯に応じて規定される前記業務アプリケーションの優先度と、運行ダイヤデータの所定の重み付けによって規定されたデータ優先度とに基づいて排他ロック実行要求の優先度を算出するステップと、前記排他ロックの実行要求データを蓄積し、排他ロックの実行要求による排他ロックの予約を実行するステップと、前記蓄積された排他ロックの実行要求を前記優先度順に取得し、排他ロックの実行要求の実行可否を、前記格納手段に格納されている運行ダイヤデータを示す情報と、排他ロックの実行要求の持つ排他ロック対象の運行ダイヤデータを示す情報とに基づいて判定するステップと、前記実行可と判定された排他ロックを実行し、排他ロックの実行要求の要求元に排他ロック実行許可を通知し、要求元からの排他ロック実行終了通知に基づいて、前記格納手段から当該データを解除し、排他ロックを解除するステップと、前記業務アプリケーションの処理が緊急を要するものであるか否かを示す情報が緊急に実行することが必要であることを示している場合に、実行中の排他ロックを解除するとともに当該緊急の排他ロックの実行要求に排他実行許可を与えるステップとを有する。
また本発明のさらなる態様は、コンピュータに読み込まれることによって上記制御方法を実行させるコンピュータソフトウェアプログラムである。
以下では、鉄道運行システムにおけるダイヤ管理システムを適用対象として、本発明の一つの実施の形態である交通ダイヤ管理装置について図1から図19を用いて説明する。
図1は本発明の交通ダイヤ管理装置のハードウェア構成図である。本例において、交通ダイヤ管理装置は、データベース管理を行うデータベースサーバ装置1100と、データベースサーバ装置1100に備え付けられた外部記憶装置1150中に実装されたデータベース1151と、専用回線1600を介してデータベースサーバ装置1100に接続され、データベースサーバ装置1100とのメッセージの送受信や、データベース1151に対するアクセスを実行する運行管理、計画作成、情報伝達等の業務種別毎に複数台備わっている業務端末装置1200と、専用回線1600を介して後出の業務モード管理装置1300へ運行結果を送信する運行結果取得装置1400と、運行結果と当日のダイヤデータの照合により現時点における鉄道運行の乱れ度を算出し、乱れ度に応じた業務モードをデータベースサーバ装置1100へ送信する業務モード管理装置1300とを備えて構成される。
業務端末装置1200は、本実施例においては計画業務や運行制御を行う指令員が使用する装置である。一般的には、入力装置である1210キーボード及びポインティングデバイスを装備する。また、表示装置1220であるディスプレイを装備する。計算機内部には処理装置1230、処理装置に接続される記憶装置1240を備えており、ソフトウェアによるプログラムの実行やネットワークを介したデータの送受信が可能である。業務端末装置1200では、後出のダイヤデータ1152への排他ロックの実行要求(以下、「排他要求」という。)を作成する排他要求作成手段1231と、データベースサーバ装置1100から送られてくる排他要求の処理状況を表示装置1220へ出力するメッセージ表示手段1232と、作成した排他要求に対する実行許可をデータベースサーバ装置1100より受信してデータベース1151へのアクセスを行うデータベースアクセス手段(以下「DBアクセス手段」と略称する。)1233をプログラムとして実行する。
業務モード管理装置1300の構成は、業務端末装置1200と同様で、入力装置1310、表示装置1320を備え、計算機内部には処理装置1330、処理装置に接続される記憶装置1340を備えている。記憶装置1340は、鉄道運行の乱れ度に応じて、通常運転中、運転整理中などの業務モードを定義する業務モード管理テーブル1341と、運行結果取得装置1400より送信されてくる当日分の運行結果を格納する運行結果テーブル1342と、データベース内のダイヤデータ1152の当日分を格納する当日ダイヤテーブル1343を保有する。処理装置1330では、現時点における鉄道運行の乱れ度を算出し、業務モード管理テーブル1341より、乱れ度に応じた業務モードを取得する業務モード選択手段1331と、DBアクセス手段1332をプログラムとして実行する。
運行結果取得装置1400は、鉄道運行の運行結果を自動的に取得し、専用回線1600を介して業務モード管理装置1300へと送信する装置である。本例では駅構内における鉄道の着発時刻を取得する装置や、鉄道が信号を通過した際の通過時間を取得する装置を想定している。取得した運行結果は業務モード管理装置1300内の運行結果テーブル1342に格納される。
データベースサーバ装置1100は、業務端末1200から受信した排他要求の実行順序を優先度に応じて制御する装置である。データベースサーバ装置1100は入力装置1110、表示装置1120を備えており、計算機内部には、処理装置1130と処理装置に接続される記憶装置1140、外部記憶装置1150を備えており、ソフトウェアによるプログラム実行やネットワークを介した送受信が可能である。記憶装置1140は、各業務の優先度を時間毎に定義する業務優先度テーブル1141と、排他ロック対象データの優先度をデータ量と現在時刻により定義するデータ優先度テーブル1142と、業務優先度テーブル1141に定義されている優先度への変更割合を定義する優先度変更割合テーブル1143と、ダイヤデータ1152の排他ロック実行状態を格納する排他リソース管理テーブル1144から構成される。入力装置1110は、担当者によるデータベースサーバ装置1100の操作やテーブルに定義されている値の変更に用いる装置である。表示装置1120は、データベースサーバ操作やテーブル定義処理のためのGUI装置である。処理装置1130では、排他要求の優先度を算出する優先度算出手段1131と、排他要求の蓄積と、後述の仮想排他ロックを行う排他要求蓄積手段1332と、排他要求が実行可能か否かを判定する実行判定手段1133と、排他要求の実行許可を要求元の業務端末へと伝えるとともに、排他ロック対象ダイヤデータの排他ロック登録/解除を行う排他実行手段1134と、排他要求の処理状況を伝えるためのメッセージを作成するメッセージ作成手段1135と、緊急に実行することが必要な特急業務からの排他要求を即座に実行に移す特急業務実行手段1136と、排他要求が緊急か否かを判定する特急判定手段1137をプログラムとして実行する。また、データベース1151に対するアクセスや、格納しているデータの管理を行うデータベース管理手段1138を有している。外部記憶装置1150にはデータベース1151が実装され、ダイヤデータ1152を主として鉄道運行に関わる様々なデータを格納している。なお、以後の説明は、データベース1151へのアクセスはダイヤデータ1152を対象としたものとして進める。
ここで図3を用いて、図1のダイヤデータ1152について説明する。ダイヤデータは1つのダイヤを1レコードとして、各レコードについて一意に付けられたレコード番号.301、ダイヤが実際に運行される運行日302、ダイヤ番号303、ダイヤの発時刻304、着時刻305、ダイヤの始発駅306、終着駅307を少なくとも備える構成である。図1のデータベース1151は当日(本実施例では7月1日を当日とする)のダイヤデータだけでなく、データ311のような前日のデータや、データ318のような翌日データなど複数日数分のダイヤデータを格納している。
図2は本発明の交通ダイヤ管理システムにおける処理フローを表す図である。業務端末装置1200では、ユーザーからの入力を受けて排他要求作成手段1231により排他要求を作成する。図4は排他要求例を示す図である。排他要求は、排他要求に一意に付けられた要求番号401、要求が作成された日付402、及び時刻403、特急業務に属する要求であるか否かを示す特急フラグ404、要求元の業務種別405、排他ロック対象のダイヤデータのID410を格納する「排他リソース」406より構成される。特急フラグ404は、データがONである場合には、特急業務に属する要求であることを示し、OFFである場合には、通常業務に属する要求である事を示す。ID410は、排他ロック対象のダイヤデータを6桁の整数値で表したものである。上2桁はダイヤデータの運行日を表しており、当日を00とし、翌日を01、前日を−1とし、当日から離れるごとに+−1を増減して表す。下4桁はダイヤデータのダイヤ番号を表す。なお、下4桁が0000の場合には、上2桁で表された運行日のダイヤデータ1日分が排他ロック対象である事を表す。図4の排他要求は要求番号が1、要求の作成された日付時刻が7月1日、9時45分、通常業務、運行管理の業務処理に属し、001100、001101、001102、011103のIDのダイヤデータを排他ロック対象とした要求である。以後の説明においては、同排他要求を処理対象の排他要求とし、現在時刻を7月1日9時45分として進める。
図2に戻り説明を続ける。排他要求作成手段1231では、まず、図4の排他要求の日付402、時刻403、業務種別405を、現在日付時刻と図1の業務端末装置1200が属する業務種別により決定する。次に特急フラグ404とID410をユーザー入力により決定する。ユーザーが排他ロック対象となるダイヤデータを運行日とダイヤ番号の入力により指定すると、排他要求作成手段1231は入力値に応じてID410を決定する。ユーザーによる入力が運行日のみの場合には、入力された運行日のダイヤデータ1日分を排他ロック対象とし、ダイヤ番号のみの入力に対しては、運行日が当日で、入力されたダイヤ番号のダイヤデータ1レコードを排他ロック対象とし、運行日とダイヤ番号の入力に対しては、入力された運行日とダイヤ番号のダイヤデータ1レコードを排他ロック対象として決定する。
図2に戻り処理フローの説明を続ける。業務端末装置1200は作成した排他要求をデータベースサーバ装置1100へと送信する。データベースサーバ装置1100では排他要求を受信すると、特急判定手段1137により排他要求が特急業務に属するか通常業務に属するかを、図3に示す排他要求の特急フラグ304より判定する。排他要求が特急業務に属する場合には特急業務実行手段1136へ処理を移し、通常業務に属する場合には、優先度算出手段1131へと処理を移す。なお、本実施例の説明を行うにあたっては、最初に通常業務における処理について説明し、その後に特急業務における説明を行うこととする。
優先度算出手段1131は業務モード管理装置1300より送られる業務モードと、業務優先度作成2121、データ優先度作成2122の2つの処理を経て排他要求に対する優先度を自動的に算出する。
図5は、優先度算出手段1131の処理の概要を示す処理フロー図である。まず、ステップ501において業務モードを取得する。業務モードは図1の業務管理装置1300の業務モード選択手段1331により決定される値である。
図6は、業務モード選択手段1331の処理の概要を示す処理フロー図である。
まず、ステップ601にて現時点の日付時刻を取得する。次にステップ602にて、図1の当日ダイヤテーブル1343より、事前にXに指定した時間前から現在までの時間帯に運行を行ったこと示すダイヤデータを取得する。図7は当日ダイヤテーブル1343を示す図である。当日ダイヤテーブル1343に格納されているデータは、図1のデータベース1151に格納されているダイヤデータの当日分をコピーしたものであるので、データ形式はダイヤデータと同様である。ダイヤデータの取得は、各ダイヤデータの発時刻701と着時刻702を参照し、該当時間帯にどちらかの時刻が含まれていれば取得対象とする。例として、現在時刻から3時間前まで時間帯(6時45分〜9時45分)に運行を行ったデータを取得対象データとすると712、713、714が対象となる。
図6に戻り説明を続ける。ステップ603ではステップ602で取得したダイヤデータと同じレコード番号を持つダイヤデータを図1の運行管理テーブル1342より取得する。図8は運行結果テーブル1342を示す図である。運行結果テーブル1342のデータ形式はダイヤデータや当日ダイヤテーブル1343と同様であるが、発時刻801と着時刻802には運行結果取得装置1400より送信された運行結果を格納している。図6のステップ602にて取得したダイヤデータのレコード番号はB、C、Dであるので、804、805、806のダイヤデータが取得対象となる。
図6に戻り説明を続ける。ステップ604では取得したダイヤデータより運行の乱れ度を算出する。乱れ度は運行結果テーブル1342より取得したダイヤデータ(以下、運行結果ダイヤ)の着発時刻と、当日ダイヤテーブル1343より取得したダイヤデータ(以下、運行ダイヤ)の着発時刻の差より算出する。図9は乱れ度算出方法の説明図で、縦軸に始発、終着の対象となる駅、横軸に時間軸をとったグラフ平面図上に、取得したダイヤデータを(始発駅,発時刻:プロットポイント○)、(終着駅,着時刻:プロットポイント△)プロットし、直線で結んだものである。例えば、901であれば、5時00分仙台発−6時30分上野着のダイヤを表している。また、細線が運行ダイヤを、太線が運行結果ダイヤを表している。乱れ度算出の対象となるデータは現在時刻より前3時間以内に運行中であったダイヤデータであるので、データIDがB(911、912)、C(921、922)、D(931、932)のダイヤデータが対象となる。乱れ度の算出方法については、一通りには定まらず様々な方法が考えられる。本発明ではその算出法を特に規定しないが、本実施例ではその一つの例として、運行ダイヤと運行結果データとの発時刻の差(絶対値)と着時刻の差(絶対値)を対象ダイヤデータ全てについて加算した値として算出する。なお、932のように着時刻の運行結果が存在しないデータについては発時刻のみを対象とする。本例ではデータIDがBのデータ(発時刻差15、着時刻差20)とデータIDがCのデータ(発時刻差20、着時刻差5)とデータIDがDのデータ(発時刻差0)の加算となるので乱れ度は60として算出される。
図6に戻り説明を続ける。ステップ605にて、ステップ604にて算出した乱れ度に対応する業務モードを、図1の業務モード管理テーブル1341に定義された値より選択する。図10は業務モード管理テーブル1341のデータ例を示す図である。業務モード管理テーブル1341には、業務モード1001と、業務モードの乱れ度上限値1002をデータとして格納している。本例で算出した乱れ度60であれば、通常運転の乱れ度上限20以上、運転整理1の上限100未満であるので、業務モードは運転整理1と選択される。図6に戻り処理の説明を続ける。ステップ606では選択した業務モードを図1のデータベースサーバ装置1100へと送信し、全体の処理を終了する。
図5に戻り優先度算出手段1131の処理の説明を続ける。業務モード取得後、ステップ502にて排他要求の業務種別、排他リソースを取得する。ステップ503では現在時刻、排他要求の業務種別、業務モードを基に、図1の業務優先度テーブル1141、優先度変更割合テーブル1143を参照し、業務優先度を取得する。まず、現在時刻と排他要求の業務種別を基に、業務優先度テーブル1142を参照し、業務優先度を取得する。
図11は業務優先度テーブル1141のデータ例を示す図である。業務優先度テーブル1141は1つの業務を1行として、業務種別1101、通常運転時の業務優先度1102を時間毎に格納している。図11の例では、運行管理業務、計画作成業務、情報伝達業務を上げている。時間帯が5時前、もしくは24時以降は、本実施例において対象とする鉄道路線では営業運転をしないものとするため、営業列車の制御を行う運行管理業務の優先度は比較的小さく設定できる。しかし、営業時間帯、特にラッシュ時間帯においては最優先して業務を進行させる必要があるため、ラッシュ時間帯の優先度は最大値に設定している。計画作成業務にはオンラインにて行う業務の他に、営業時間外でのバッチ処理に振り替えて行う事が可能な業務が存在するため、営業時間帯の優先度を小さく設定し、代わりに営業時間外には大きな値を設定しても業務効率を維持する事が可能である。情報伝達業務はダイヤ変更結果などの各種情報を、区所や駅に伝達する業務である。営業時間帯にて行われる業務であるが、運行管理業務ほど、緊急性が求められる業務ではないため、営業時間帯の優先度を運行管理業務以上、計画作成業務未満の優先値を設定している。本例では現在時刻が9時45分、排他要求の業務種別が運行管理であるので、業務優先度の値は9となる。次に、図1の優先度変更割合テーブル1143を参照し、業務モードに応じた業務優先度を算出する。
図12は優先度変更割合テーブル1143のデータ例を示す図である。業務モード1201、各種業務の優先度変更率1202より構成される。本例における排他要求の業務種別は運行管理、図2の業務モード選択手段1331にて取得した業務モードが運転整理1であるので、変更割合は+10%となる。取得した変更割合を業務優先度9に反映させて(9×1.1)、業務優先度10が取得される。図5に戻り説明を続ける。業務優先度を取得した後、ステップ504にて現在日付時刻と排他要求の排他リソースを基に、図1のデータ優先度テーブル1142を参照し、データ優先度を取得する。
図13にデータ優先度テーブル1142のデータ例を示す。データ優先度テーブル1142は、排他リソースを排他ロック対象としたダイヤデータの運行日とレコード数によって区分する排他リソース区分1301と、各区分に応じた優先度を定義する優先度ポイント1302より構成される。排他要求の排他リソースが区分を跨る場合には、各区分の優先度ポイント1302の中で最小となる値を用いてデータ優先度とする。ダイヤデータは運行日が当日か、過去か未来かによって扱われ方が異なるデータである。運行日が未来であれば、ダイヤデータは主に計画作成に用いられるが、同運行日が当日になれば、運行制御をはじめとした当日業務処理にて用いられ、運行日が過去となれば、実績収集に用いられるデータとなる。従って運行日が当日のダイヤデータに対する処理は当日業務処理に関する可能性が高いため優先度を大きく設定し、運行日が過去、未来に相当するダイヤデータに対する処理は計画作成、実績収集に関するものである可能性が高いため、当日に比べ優先度を低く設定する。また、排他リソースのデータ量が大きいほど、処理時間も長くなると想定されるので、データ量が大きいほど優先度を低く設定している。図4に示す排他要求では、当日ダイヤ3レコードが当日以下100rec区分1311に属し、翌日ダイヤ1レコードが翌日以降100rec以下区分1312に属するので、データ優先度としては翌日ダイヤ1レコードが翌日以降100rec以下1312区分の優先度ポイント4がデータ優先度として取得される。
業務優先度、データ優先度の二つを取得した後、ステップ505にて排他要求優先度を算出する。2つの優先度を基にした排他要求優先度の算出法については、様々な方法が考えられるが、本例においては、業務優先度Xに対して、データ優先度Yを最小1倍、最大2倍の係数として反映させる事を意味している数式F(X,Y)=X×(1+Y/MAX(Y))に2つの優先度を当てはめて排他要求優先度を算出する。従って、本例の排他要求の優先度は14として算出される。
図2に戻り処理フローの説明を続ける。排他要求蓄積手段1132では、仮想排他ロックを実行し、排他要求を排他要求プール2130へ蓄積する。仮想排他ロックとは、実行待ちにある排他要求のロック対象ダイヤデータに対し、優先度の下回る排他要求による排他ロックを実行させないように設定する事である。例えば、優先度の高い排他要求A(排他リソースとしてα、β、γを持ち、αが排他ロック実行中のため実行不可)の後から優先度の低い排他要求B(排他リソースとしてβ、γを持つ。)が排他要求プール2130へと蓄積された場合、仮想排他ロックを後述の実行判定手段1134の判定要素に組み込むことで、排他要求Aの仮想排他ロック(排他リソースα、β、γへの仮想排他ロック)を行うことにより排他要求Bを実行不可とし、排他リソースαの排他ロック解除後まで排他要求Aの排他リソースを排他ロック実行させずにおくことができる。
図14は排他要求蓄積手段1132の処理の概要を示す処理フロー図である。まず、ステップ1401にて、排他要求の排他ロック対象ダイヤデータに対し、仮想排他ロックを行う。仮想排他ロックは図2に示す排他リソース管理テーブル1144に対象ダイヤデータを登録することにより行う。
図15は排他リソース管理テーブル1144のデータ例を示す図である。排他リソース管理テーブル1144は、図2の排他実行手段1134により登録/解除される排他ロック中のダイヤデータと、排他要求蓄積手段1132及び、実行判定手段1133によって登録/解除される仮想排他ロック中のダイヤデータを管理するテーブルである。排他ロック/仮想排他ロック対象のダイヤデータを1行として、排他ロック中、仮想排他ロック中、もしくは両ロックが実行中のダイヤデータのID1501と、排他ロック中であることを示す「排他フラグ」1502と、仮想排他ロック中であることを示す「仮想排他フラグ」1503と、排他を実行している排他要求番号を格納している「排他要求番号」1504と、仮想排他ロックを実行している排他要求の番号を格納している「仮想排他要求番号」1505と、仮想排他ロック実行中の排他要求の優先度1506より構成される。排他フラグ1502、仮想排他フラグ1503はONがロック実行中、OFFが実行されていないことを示す。
図15のデータ例においては、ID001100のダイヤデータは排他ロック中、ID001101のダイヤデータは排他ロック/仮想排他ロック中、ID001102のダイヤデータは仮想排他ロック中であることを示す。排他ロック対象ダイヤデータを示すID、排他要求の要求番号、優先度をID1501、仮想排他要求番号1505、優先度1506へと登録することにより、ダイヤデータへの仮想排他ロックを実行する。排他ロック対象ダイヤデータが既に仮想排他ロック中である場合、同ダイヤデータのID1501行の優先度1506と排他要求の優先度を比較し、優先度が大きい場合にはダイヤデータに対する仮想排他ロックを実行するため該当ID行のデータを更新する。優先度が小さい場合にはダイヤデータに対する仮想排他ロックは実行しない。図4に示す排他要求例では、仮想排他ロックを、ID1501が001100、001101、001102、011103で示されるダイヤデータに対して実行する。ID1501が001100のダイヤデータは仮想排他ロックが実行されていないため、優先度に関わらず仮想排他ロックを実行することができる。ID1501が001101、001102のデータは、同排他要求の優先度14より大きい優先度22を持つ排他要求によって既に仮想排他ロックされているため、仮想排他ロックは実行しない。ID1501が011103のデータは、仮想排他ロック中の排他要求の優先度は、本例の排他要求の優先度14より小さいため、仮想排他要求番号1505、優先度1506の値を更新し、仮想排他ロックを実行する。図14に戻り説明を続ける。ステップ1402では排他要求を図2の排他要求プール2130へと蓄積する。図17は排他要求プール2130の例を示す図である。排他要求を排他要求プール2130へと蓄積する際には、新たに優先度1701を格納する項目を排他要求に作成し、図2の優先度算出手段1131によって算出した優先度を格納する。
図2に戻り処理の説明を続ける。メッセージ作成手段1135では、排他要求の処理状態を要求元の業務端末装置1200へと伝えるためにメッセージを作成する。メッセージは図16に示すように、現在の業務モード1601と、排他要求の処理状態1602と、待機時間1603、排他ロックの対象のダイヤデータのうち、他の排他要求によって排他ロックが実行されているダイヤデータのデータのIDを示す「排他ロック不可データ」1604から構成されている。排他要求プール2130内の排他要求に対しては、処理状態1602を「排他待機中」としてメッセージを作成し、一定の時間間隔にて作成したメッセージを要求元の業務端末1200へと送信する。図16の例では業務モードが運転整理1、処理状態が排他待機中、待機時間が10分、排他要求したデータのうち、001101と001102への排他ロック実行が不可であることを示している。なお、待機時間1603は、メッセージ作成時刻と排他要求の要求時刻0303の差としている。図2に戻り処理の説明を続ける。業務端末装置1200ではメッセージを受信すると図1の表示装置1220を用いてメッセージの表示を行う。
実行判定手段1133は、排他要求蓄積手段1132により新たに排他要求が蓄積された場合や、排他ロックの実行状態が変化する排他実行手段1134終了時に起動する。実行判定手段1133では、排他要求プール2130より排他要求を優先度順に取得し、排他ロック、仮想排他ロックの実行状態に基づき実行判定を行い、実行可能と判定した排他要求を排他実行手段1134へと伝達し、実行不可と判定した排他要求を再び排他要求プール2130へと蓄積する。
図18は実行判定手段1133の処理の概要を示す処理フロー図である。ステップ1801では排他要求プール2130より優先度が最大の排他要求を取得する。ステップ1802では排他要求の排他ロック対象ダイヤデータが排他ロック実行中であるかの判定を行う。図2の排他リソース管理テーブル1144に登録されているダイヤデータのうち、排他フラグ1502がONであるID1501と排他ロック対象のダイヤデータのIDに重複が存在しない場合には排他ロックがされていないと判定し、ステップ1803へ処理を進める。対象ダイヤデータへの排他ロックが実行中と判定した場合には、ステップ1804へと処理を進める。ステップ1804では、現時点における排他ロックの実行状態を仮想排他ロックの実行状態に反映させるために、同排他要求による仮想排他ロックを再び実行する。その後、ステップ1805にて排他要求を排他要求プール2130へと戻す。なお、同ステップにて排他要求プール2130へと蓄積された排他要求は処理が終了したものとする。ステップ1803では、排他ロック対象ダイヤデータに対し、同排他要求による仮想排他ロックが実行済であるかの判定を行う。仮想排他ロックが実行済であれば、ステップ1806へと処理を進め、排他要求を実行に移す。仮想排他ロックが実行されていない場合、つまり、優先度の上回る他の排他要求により対象ダイヤデータが仮想排他ロックされている場合には、ステップ1805にて排他要求を排他要求プール2130へ戻す。ステップ1806では図2の排他実行手段1134へ排他要求を伝達し、排他要求を実行する。なお、実行判定手段1133は、排他要求が実行されている間も処理を継続する。ステップ1807では排他要求プール2130に蓄積されている排他要求全てに対し同処理が実行されたかを判定する。未処理の排他要求が存在する場合にはステップ1801へと処理を戻す。全ての排他要求が処理終了であれば、実行判定手段1133の処理を終了する。以上のように排他要求プール2130に蓄積された排他要求の実行順序を制御することで、優先度の高い排他要求から順に実行に移すことができる。また、仮想排他ロックを実行判定要素に組み込むことにより、排他要求のロック対象ダイヤデータに実行されている排他ロックが全て解除されるまで、つまり排他要求が実行可能となるまで、同ダイヤデータに対する他の排他要求からの排他ロックを実行不可とすることができるので、後から蓄積された優先度の下回る排他要求による排他ロックによって、排他要求が実行待ちとなるのを防ぐことができる。
図2に戻り処理フローの説明を続ける。排他実行手段1134は、実行判定手段1133より、排他要求の伝達を受ける度に起動する。排他実行手段1134では、排他要求の実行許可を要求元の業務端末装置1200へと伝えるとともに、排他ロック対象ダイヤデータの排他ロック登録/解除を行う。まず、排他ロック対象ダイヤデータに対し、排他ロック登録2141を行う。排他リソース管理テーブル1144にて同要求により仮想排他ロックの登録が行われているダイヤデータに対し、仮想排他フラグをOFFとし、排他フラグをONとし、仮想排他要求番号を排他要求番号に複写し、仮想排他要求番号を削除することにより排他ロック登録2141を行う。次に、排他要求の要求元の業務端末装置1200へ排他実行許可を送信する。業務端末装置1200は実行許可を受信すると、DBアクセス手段1233を用いて図1のデータベース1150へのデータ操作を実行する。処理を終了すると、業務端末装置1200は終了通知をデータベースサーバ装置1100へと送信する。データベースサーバ装置1100では終了通知を受けると、排他ロック対象ダイヤデータの排他ロック解除2142を行う。排他ロック解除2142は、排他リソース管理テーブル1144にて排他ロック登録が行われているダイヤデータに対し、排他フラグをOFF、排他要求番号を削除することにより行う。排他ロック解除後に排他実行手段1134は処理を終了とし、実行判定手段1133へ起動通知を送る。
以上が通常業務に属する排他要求の処理フローの説明である。次に、特急業務に属する排他要求に対する処理フローを説明する。
特急業務実行手段1136では、特急判定手段1137にて特急業務と判定された排他要求(以下、「特急排他要求」という。)に対する処理を行う。図19は特急業務実行手段1136の処理の概要を示す処理フロー図である。まず、ステップ1901にて特急排他要求の排他ロック対象のダイヤデータが排他ロック中であるかの判定を行う。判定は図18に示す実行判定手段1333のステップ1801と同様に行う。排他ロック実行中と判定した場合にはステップ1902へと処理を進める。ステップ1902では特急排他要求のロック対象ダイヤデータに対して排他ロックを実行している業務端末装置1200の処理を、図1のデータベース管理手段1138により強制終了し、同装置によってデータ操作が行われたダイヤデータを操作前の状態に戻す。ステップ1903では処理を中止された業務端末装置1200による排他ロックを解除し、ステップ1904にて、同業務端末装置1200による排他要求を排他要求プール2151へと再び蓄積する。ステップ1905では排他要求を排他実行手段1133へと伝達し、特急業務実行手段を終了する。
図2に戻り処理の説明を続ける。メッセージ作成手段1135では差し戻しを受けた排他要求の要求元に対するメッセージを作成する。この際、図16の処理状態1602は「差し戻し」とする。
以上説明したように、本発明によれば、複数の排他要求が排他解除待ちになった場合には、排他要求を蓄積しておき、取得順に実行に移すだけでなく、排他要求の実行制御を以下の2フェーズ、
(1)排他要求に優先度を設定し、排他ロック状態と仮想排他ロック状態により実行判定を行い、実行可能と判定した排他要求を、優先度の高い順に実行する。
(2)特急の排他要求が要求するデータを排他ロックしているアクセスを強制終了させ、同アクセスの排他要求を差し戻し、特急の排他要求を実行する。
を併せて行う事が可能である。
例えば、鉄道運行システムのようなリアルタイム業務、バッチ業務、事故対応業務が同一のデータベースにて処理を行うシステムにおいて、リアルタイム業務の優先度を高く設定することで、バッチ業務に優先して業務を実行する事ができる。また、優先度は高いがロック範囲の広い処理においては、仮想排他ロックによりロック範囲のデータを排他ロックなしの状態で必要なリソースを確保しておくことができるので、待ち時間を短縮することができる。また、列車事故などにより緊急アクセスが発生した場合には、他の業務処理を差し止めて事故対応業務を実行する事ができるため、各業務が必要な処理効率を維持しつつ、同一データベースシステム内に共存する事が可能となる。
本発明の一実施形態の全体のネットワーク構成である。 本発明の一実施形態の実施形態の全体の処理フローである。 本発明の一実施形態の実施形態のダイヤデータのデータ例を示す図である。 本発明の一実施形態の実施形態の排他要求データ例を示す図である。 本発明の一実施形態の実施形態の優先度算出手段の概略処理手順を示す図である。 本発明の一実施形態の実施形態の業務モード選択手段の概略処理手段を示す図である。 本発明の一実施形態の実施形態の当日ダイヤテーブルのデータ例を示す図である。 本発明の一実施形態の実施形態の運行結果テーブルのデータ例を示す図である。 本発明の一実施形態の実施形態の運行結果に基づく乱れ度算出法の説明図である。 本発明の一実施形態の実施形態の業務モード管理テーブルのデータ例を示す図である。 本発明の一実施形態の実施形態のデータ優先度テーブルのデータ例を示す図である。 本発明の一実施形態の実施形態の業務優先度変更テーブルのデータ例を示す図である。 本発明の一実施形態の実施形態のデータ優先度テーブルのデータ例を示す図である。 本発明の一実施形態の実施形態の排他要求蓄積手段の概略処理手順を示す図である。 本発明の一実施形態の実施形態の排他リソース管理テーブルのデータ例を示す図である。 本発明の一実施形態の実施形態のメッセージ作成手段にて作成したメッセージの例を示す図である。 本発明の一実施形態の実施形態の排他要求プール内の排他要求の例である。 本発明の一実施形態の実施形態の実行判定手段の概略処理手順を示す図である。 本発明の一実施形態の実施形態の特急業務実行手段の処理概要図である。
符号の説明
1100 データベースサーバ装置 1131 優先度算出手段
1132 排他要求蓄積手段 1133 実行判定手段
1134 排他実行手段 1135 メッセージ作成手段
1136 特急業務実行手段 1137 特急判定手段
1200 業務端末装置 1231 排他要求作成手段
1232 メッセージ表示手段 1233 DBアクセス手段
1300 業務モード管理装置 1331 業務モード選択手段
1400 運行結果取得装置 2110 特急判定
2121 業務優先度作成 2122 データ優先度作成
2130 排他要求プール 2141 排他ロック登録
2142 排他ロック解除

Claims (17)

  1. 二以上の異なる業務アプリケーションからアクセス可能なデータベースを備え、前記データベースには運行ダイヤデータが格納されており、当該各運行ダイヤデータに対して前記業務アプリケーションから排他制御が可能とされている交通ダイヤ管理装置において、
    排他ロックの実行を要求する業務アプリケーションの種別を示す情報と、排他ロック対象の運行ダイヤデータを示す情報と、当該業務アプリケーションの処理が緊急を要するものであるか否かを示す情報とを少なくとも備える排他ロックの実行を要求するためのデータを作成する手段と、
    前記データベースに格納されている運行ダイヤデータについて、いずれの運行ダイヤデータが排他ロック中であるか、または排他ロックを待機する状態にあるかを示す情報と、それぞれの排他ロック要求の要求元とそれら要求の優先度を示す情報とを格納する手段と、
    所定の運行ダイヤに対する運行実績に応じて運行状況の乱れ度合を算出し、その乱れ度合いに応じて適用されるべき業務モードを選択する手段と、
    システム稼動時間帯に応じて規定される前記業務アプリケーションの優先度と、運行ダイヤデータの所定の重み付けによって規定されたデータ優先度とに基づいて排他ロック実行要求の優先度を算出する手段と、
    前記排他ロックの実行要求データを蓄積し、排他ロックの実行要求による排他ロックの予約を実行する排他要求蓄積手段と、
    前記蓄積された排他ロックの実行要求を前記優先度順に取得し、排他ロックの実行要求の実行可否を、前記格納手段に格納されている運行ダイヤデータを示す情報と、排他ロックの実行要求の持つ排他ロック対象の運行ダイヤデータを示す情報とに基づいて判定する手段と、
    前記実行可と判定された排他ロックを実行し、排他ロックの実行要求の要求元に排他ロック実行許可を通知し、要求元からの排他ロック実行終了通知に基づいて、前記格納手段から当該データを解除し、排他ロックを解除する手段と、
    前記業務アプリケーションの処理が緊急を要するものであるか否かを示す情報が緊急に実行することが必要であることを示している場合に、実行中の排他ロックを解除するとともに当該緊急の排他ロックの実行要求に排他実行許可を与える手段と
    を有することを特徴とする交通ダイヤ管理装置。
  2. 前記格納手段は、運行ダイヤデータのIDと、当該ダイヤデータが排他ロック実行中にあることを示す排他フラグと、当該運行ダイヤデータが排他ロック待ち状態にある排他ロックの実行要求により次の排他ロックが予約されているダイヤデータである事を示す仮想排他フラグと、排他ロックを実行している排他ロックの実行要求番号と、排他ロックの予約を実行している排他ロックの実行要求番号と、排他ロックの予約を実行している排他ロックの実行要求の優先度から構成される排他リソース管理テーブルを備えている請求項1に記載の交通ダイヤ管理装置。
  3. 運行ダイヤに規定されている予定着発時刻と、実際に取得される運行結果の着発時刻とを照合することにより、管理対象である交通ダイヤの乱れを算出する請求項1に記載の交通ダイヤ管理装置。
  4. 業務アプリケーションの優先度をシステム時間毎に定義する業務優先度テーブルと、排他ロック対象データの優先度をデータ量とシステム時間により定義するデータ優先度テーブルと、業務モードに応じて業務優先度テーブルに定義されている優先度への変更割合を定義する優先度変更割合テーブルにより、排他ロックの実行要求の業務優先度、データ優先度を算出し、2つの優先度を用いて排他ロックの実行要求の優先度を算出する請求項1に記載の交通ダイヤ管理装置。
  5. あらかじめ設定されているシステム時間毎の業務アプリケーション優先度に、現時点における鉄道運行状況に応じた変更率を適用して優先度を算出することを特徴とする請求項1に記載の交通ダイヤ管理装置。
  6. 排他ロックの実行要求の処理状況を、業務アプリケーションへ伝えるメッセージを作成するメッセージ作成手段を備える請求項1に記載の交通ダイヤ管理装置。
  7. 排他ロックの実行要求の要求するデータの区分が当日、翌日以降、前日以前であるかをシステム時間により判定し、判定結果日付区分と排他要求のデータ量によりデータ優先度を算出することを特徴とする請求項1に記載の交通ダイヤ管理装置。
  8. 前記排他ロックの実行を要求するためのデータを作成する手段において、排他ロックの実行を要求するためのデータに備えられた排他ロック対象の運行ダイヤデータを示す情報は、当該運行ダイヤデータの日付及びダイヤ番号の両方、日付のみ、又はダイヤ番号のみのいずれかによって特定される請求項1に記載の交通ダイヤ管理装置。
  9. 二以上の異なる業務アプリケーションからアクセス可能なデータベースを備え、前記データベースには運行ダイヤデータが格納されており、当該各運行ダイヤデータに対して前記業務アプリケーションから排他制御が可能とされている交通ダイヤ管理装置の制御方法であって、
    排他ロックの実行を要求する業務アプリケーションの種別を示す情報と、排他ロック対象の運行ダイヤデータを示す情報と、当該業務アプリケーションの処理が緊急を要するものであるか否かを示す情報とを少なくとも備える排他ロックの実行を要求するステップと、
    前記データベースに格納されている運行ダイヤデータについて、いずれの運行ダイヤデータが排他ロック中であるか、または排他ロックを待機する状態にあるかを示す情報と、それぞれの排他ロック要求の要求元とそれら要求の優先度を示す情報とを格納するステップと、
    所定の運行ダイヤに対する運行実績に応じて運行状況の乱れ度合を算出し、その乱れ度合いに応じて適用されるべき業務モードを選択するステップと、
    システム稼動時間帯に応じて規定される前記業務アプリケーションの優先度と、運行ダイヤデータの所定の重み付けによって規定されたデータ優先度とに基づいて排他ロック実行要求の優先度を算出するステップと、
    前記排他ロックの実行要求データを蓄積し、排他ロックの実行要求による排他ロックの予約を実行するステップと、
    前記蓄積された排他ロックの実行要求を前記優先度順に取得し、排他ロックの実行要求の実行可否を、前記格納手段に格納されている運行ダイヤデータを示す情報と、排他ロックの実行要求の持つ排他ロック対象の運行ダイヤデータを示す情報とに基づいて判定するステップと、
    前記実行可と判定された排他ロックを実行し、排他ロックの実行要求の要求元に排他ロック実行許可を通知し、要求元からの排他ロック実行終了通知に基づいて、前記格納手段から当該データを解除し、排他ロックを解除するステップと、
    前記業務アプリケーションの処理が緊急を要するものであるか否かを示す情報が緊急に実行することが必要であることを示している場合に、実行中の排他ロックを解除するとともに当該緊急の排他ロックの実行要求に排他実行許可を与えるステップとを有する。
  10. 前記格納ステップは、運行ダイヤデータのIDと、当該ダイヤデータが排他ロック実行中にあることを示す排他フラグと、当該運行ダイヤデータが排他ロック待ち状態にある排他ロックの実行要求により次の排他ロックが予約されているダイヤデータである事を示す仮想排他フラグと、排他ロックを実行している排他ロックの実行要求番号と、排他ロックの予約を実行している排他ロックの実行要求番号と、排他ロックの予約を実行している排他ロックの実行要求の優先度から構成される排他リソース管理テーブルを備えて実行される請求項9に記載の交通ダイヤ管理装置の制御方法。
  11. 運行ダイヤに規定されている予定着発時刻と、実際に取得される運行結果の着発時刻とを照合することにより、管理対象である交通ダイヤの乱れを算出する請求項9に記載の交通ダイヤ管理装置の制御方法。
  12. 業務アプリケーションの優先度をシステム時間毎に定義する業務優先度テーブルと、排他ロック対象データの優先度をデータ量とシステム時間により定義するデータ優先度テーブルと、業務モードに応じて業務優先度テーブルに定義されている優先度への変更割合を定義する優先度変更割合テーブルにより、排他ロックの実行要求の業務優先度、データ優先度を算出し、2つの優先度を用いて排他ロックの実行要求の優先度を算出する請求項9に記載の交通ダイヤ管理装置の制御方法。
  13. あらかじめ設定されているシステム時間毎の業務アプリケーション優先度に、現時点における鉄道運行状況に応じた変更率を適用して優先度を算出する請求項9に記載の交通ダイヤ管理装置の制御方法。
  14. 排他ロックの実行要求の処理状況を、業務アプリケーションへ伝えるメッセージを作成するステップをさらに備える請求項9に記載の交通ダイヤ管理装置の制御方法。
  15. 排他ロックの実行要求の要求するデータの区分が当日、翌日以降、前日以前であるかをシステム時間により判定し、判定結果日付区分と排他要求のデータ量によりデータ優先度を算出する請求項9に記載の交通ダイヤ管理装置の制御方法。
  16. 前記排他ロックの実行を要求するステップにおいて、排他ロックの実行を要求するためのデータに備えられた排他ロック対象の運行ダイヤデータを示す情報は、当該運行ダイヤデータの日付及びダイヤ番号の両方、日付のみ、又はダイヤ番号のみのいずれかによって特定される請求項9に記載の交通ダイヤ管理装置の制御方法。
  17. 二以上の異なる業務アプリケーションからアクセス可能なデータベースを備え、前記データベースには運行ダイヤデータが格納されており、当該各運行ダイヤデータに対して前記業務アプリケーションから排他制御が可能とされている交通ダイヤ管理装置のためのコンピュータソフトウェアプログラムであって、コンピュータに読み込まれることにより、
    排他ロックの実行を要求する業務アプリケーションの種別を示す情報と、排他ロック対象の運行ダイヤデータを示す情報と、当該業務アプリケーションの処理が緊急を要するものであるか否かを示す情報とを少なくとも備える排他ロックの実行を要求するステップと、
    前記データベースに格納されている運行ダイヤデータについて、いずれの運行ダイヤデータが排他ロック中であるか、または排他ロックを待機する状態にあるかを示す情報と、それぞれの排他ロック要求の要求元とそれら要求の優先度を示す情報とを格納するステップと、
    所定の運行ダイヤに対する運行実績に応じて運行状況の乱れ度合を算出し、その乱れ度合いに応じて適用されるべき業務モードを選択するステップと、
    システム稼動時間帯に応じて規定される前記業務アプリケーションの優先度と、運行ダイヤデータの所定の重み付けによって規定されたデータ優先度とに基づいて排他ロック実行要求の優先度を算出するステップと、
    前記排他ロックの実行要求データを蓄積し、排他ロックの実行要求による排他ロックの予約を実行するステップと、
    前記蓄積された排他ロックの実行要求を前記優先度順に取得し、排他ロックの実行要求の実行可否を、前記格納手段に格納されている運行ダイヤデータを示す情報と、排他ロックの実行要求の持つ排他ロック対象の運行ダイヤデータを示す情報とに基づいて判定するステップと、
    前記実行可と判定された排他ロックを実行し、排他ロックの実行要求の要求元に排他ロック実行許可を通知し、要求元からの排他ロック実行終了通知に基づいて、前記格納手段から当該データを解除し、排他ロックを解除するステップと、
    前記業務アプリケーションの処理が緊急を要するものであるか否かを示す情報が緊急に実行することが必要であることを示している場合に、実行中の排他ロックを解除するとともに当該緊急の排他ロックの実行要求に排他実行許可を与えるステップとを実行させる。
JP2003376069A 2003-11-05 2003-11-05 交通ダイヤ管理装置 Expired - Lifetime JP4090981B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003376069A JP4090981B2 (ja) 2003-11-05 2003-11-05 交通ダイヤ管理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003376069A JP4090981B2 (ja) 2003-11-05 2003-11-05 交通ダイヤ管理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005138679A JP2005138679A (ja) 2005-06-02
JP4090981B2 true JP4090981B2 (ja) 2008-05-28

Family

ID=34687253

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003376069A Expired - Lifetime JP4090981B2 (ja) 2003-11-05 2003-11-05 交通ダイヤ管理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4090981B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4719534B2 (ja) * 2005-08-31 2011-07-06 株式会社日立製作所 運行ダイヤ連携計画作成システム及び方法
JP5092773B2 (ja) * 2008-01-31 2012-12-05 カシオ計算機株式会社 業務データ処理装置及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005138679A (ja) 2005-06-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5016125B1 (ja) 情報提供装置、情報提供方法、情報提供プログラム及び記録媒体
US8086478B2 (en) Method and system for managing conflicting calendar entries
US7487105B2 (en) Assigning customer orders to schedule openings utilizing overlapping time windows
KR101176647B1 (ko) 컴퓨터-사용가능 프로젝트 관리 방법 및 시스템에서의계층적인 프로젝트들
US20150067028A1 (en) Message driven method and system for optimal management of dynamic production workflows in a distributed environment
US20070208604A1 (en) Method and system for scheduling activities
JP2020520506A (ja) 動的にバッチされたサービスプロバイダーおよびサービスリクエストの割り当て
US20120136572A1 (en) Distance and Location-Aware Reminders in a Calendar System
US7472181B2 (en) Automated real-time appointment control by continuously updating resources for possible rescheduling of existing appointments
US20090265203A1 (en) User prioritized search engine for automated meeting scheduling
US20170220957A1 (en) Restaurant reservation and table management system and method
CN104205053A (zh) 针对并行操作组件访问应用临时排他锁的方法和系统
JP6674887B2 (ja) スケジュール調停システムおよびスケジュール調停方法
JP5626023B2 (ja) リソース管理システム、リソース管理方法およびリソース管理プログラム
JP4090981B2 (ja) 交通ダイヤ管理装置
Geng et al. Capacity reservation and cancellation of critical resources
JP2006107167A (ja) スケジューリングシステム,スケジューリングプログラム及びスケジューリング方法
JP4516341B2 (ja) 座席予約方法及び座席予約システム
JP2010218324A (ja) 業務割振り装置、業務割振り方法及び業務割振りプログラム
WO2011160044A2 (en) Distance and location-aware reminders and scheduling assistance in a calendar system
JP6268331B2 (ja) スケジュール調停システム
JP2003108743A (ja) 需要発生量を予測する方法及びプログラム
JP6888655B2 (ja) システムおよび管理装置
JP2737623B2 (ja) 電子メールシステムの回覧方式
JP3978501B2 (ja) 予約処理方法および分散型予約システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051003

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080226

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4090981

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110307

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110307

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120307

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130307

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130307

Year of fee payment: 5

EXPY Cancellation because of completion of term