JP4090464B2 - パンツ型使い捨ておむつ - Google Patents
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Description
パンツ型おむつにおいては、いわゆる展開型のおむつのようにファスニングテープを用いて締め付けの程度を調整できないため、ウエスト開口部やそのやや下方に弾性部材を配して着用者に対するフィット性を向上させている。
しかし、従来のおむつにおいては、着用者の活動により、おむつがずり落ちることがある。その対策としては、ウエスト開口部の締め付け力を高めることが考えられるが、着用者をあまり強く締め付けることは好ましくない。
特許文献2の使い捨て下着については、フィット性は向上すると思われるが、上述したような、腹側部上縁部のずり落ちを防止することができない。
本発明の一実施形態としてのパンツ型使い捨ておむつ1(以下、おむつ1という)は、幼児用のおむつであり、図1に示すように、ウエスト開口部22及び一対のレッグ開口部23,23を有するパンツ型の形態を有している。
おむつ1は、図3に示すように、液透過性の表面シート2、液不透過性(難透過性も含む)の裏面シート3及び両シート2,3間に介在された液保持性の吸収性コア4を有する吸収性本体5と、該吸収性本体5の外側(非肌当接面側)に位置して該吸収性本体5を接合固定している外装体10とからなる。
おむつ1は、図1及び図2に示すように、着用時に着用者の腹側に配される腹側部Aと、着用者の背側に配される背側部Bと、その間に配される股下部Cとに区分される。股下部Cは、レッグ開口部形成用の凹欠部を左右両側に有している。外装体10は、図1に示すように、背側部Aを形成する部分の両側縁部と腹側部Bを形成する部分の両側縁部とが公知の接合手段により互いに接合されており、これにより、一対のサイドシール部21及び上述した各開口部22,23,23が形成されている。
吸収体コア4は、長手方向中央部が括れた形状(砂時計状の形状)をなしており、表面シート2及び裏面シート3間に挟持固定されている。吸収性コア4は、パルプ繊維等の親水性繊維を主体とする繊維集合体からなり、図示しないティッシュペーパ、透水性の不織布等からなる透水性の被覆シート(図示せず)で被覆されている。吸収性コア4には、吸水性ポリマーを含ませることもできる。
ウエスト部弾性部材13は、ウエスト開口部22の周縁部に、開口周縁に沿って配されており、ウエストギャザーを形成している。レッグ部弾性部材14は、レッグ開口部23の周縁部に、開口周縁に沿って配されて、レッグギャザーを形成している。胴回り部弾性部材15は、ウエスト開口部22の開口周縁から下方に30mm離間した位置からレッグ開口部23,23の上端の高さ位置までの領域である胴回り部Dに、胴周囲方向と略平行に配されて、胴回りギャザーを形成している。胴回り部弾性部材15は、腹側部Aの左右両側部に分割配置されている。左右の各胴回り弾性部材15は、おむつ幅方向中央部側の端部が、吸収性コア4の側縁の位置より若干内側に位置している。左右の各胴回り弾性部材15は、吸収性コア4の側縁よりおむつ幅方向外方において弾性伸縮性を発現する一方、吸収性コア4の幅方向中央部には存在していない。胴回り部弾性部材15は、腹側部Aの左右両側部に分割配置するのに代えて、胴回り部の全周に亘って配することもできる。
〔伸張率の測定〕
縦伸縮部Eの最上部から幅30mm、長さ30mmのサンプルを切り出し、つかみ間隔20mm、荷重300cN時の荷重時の伸張率を測定すること以外は、JIS L 1096 一般織物試験法の8.14.1 伸張率のA法(定速伸張法)により、縦方向と横方向の伸張率を測定する。伸張率は、下記式(1)で求められる。
伸張率[%]=(L−20)/20×100・・・(1)
(但し、式中、L:荷重300cN時のサンプルつかみ間隔長さ[mm]。)
また、前記値aは、10〜400%が好ましく、特に50〜300%が好ましい。
弾性部材16は、糸状をなし、胴回り部Dの周方向に1〜50mm程度の間隔を開けて複数本配置されている。各弾性部材16は、おむつ縦方向(展開且つ伸長状態のおむつにおいては、おむつ長手方向)と略平行に配されている。図1には、4本の弾性部材16を示したが、弾性部材16の本数は、例えば、2〜100本程度とすることができ、3〜20本程度とすることが好ましい。
前記エラストマー繊維としては、スチレン系エラストマー繊維、ポリアミド系エラストマー繊維、ポリウレタン系エラストマー繊維やポリオレフィン系エラストマー繊維等が挙げられる。
伸縮性不織布は、多層の構造を有するものであっても良く、肌触りの観点から、エラストマー繊維を構成繊維として含む伸縮性不織布の肌に当接する部分に、オレフィン系繊維からなる不織布を積層してなるものが好ましい。
おむつ1における高摩擦部Fは、その折り返し部分12aの肌当接面側に、帯状の高摩擦シート17を、公知の接合手段(接着剤、ヒートシール等)により固定して形成されている。高摩擦シート17の形成材料としては、 エラストマー繊維を使った不織布、極細繊維不織布、異形断面繊維不織布やエラストマー樹脂を使ったフィルム等を用いることができる。
高摩擦部Fの摩擦係数は、腹側部上縁部のずり落ち防止の観点から、おむつ着用状態において、縦伸縮部Eがおむつ縦方向に20mm伸長した時点(好ましくは30mm伸長した時点)で、着用者の肌との間で実質的にずれが生じないような摩擦抵抗を生じることが好ましい。
高摩擦部Fは、腹側部上縁部のずり落ち防止の観点から、少なくともおむつ幅方向の中央部に形成されていることが好ましく、更に腹側部Aのウエスト周方向の長さが、腹側部A全幅の20〜100%、特に50〜100%であることが好ましい。
また、高摩擦部Fは、ウエスト開口部の縁部22aから下方に30mmまでの範囲に形成されていることが好ましい。内面側における他の部位よりも摩擦係数が高いとは、少なくとも上述した胴回り部Dにおける平均的な摩擦係数よりも高ければ良い。
非固定部51は、ウエスト開口部の縁部22aから該非固定部51の下端部52までの距離L〔図3(a)参照〕が50〜200mm、特に70〜150mmであることが好ましい。また、非固定部51は、吸収性本体5の腹側部側の長手方向端縁5aから下端部52までの距離L1〔図3(a)参照〕が30〜150mm、特に50〜100mmであることが好ましい。
例えば、吸収性本体5の非固定部51は、図5(a)〜(c)に示すような形態で形成されていても良い。図5においては、格子模様を付した箇所が、吸収性本体5と外装体10とが接合された部分で、それ以外の箇所は接合されていない。このような態様で接合されていても、縦伸縮部の伸縮性が、吸収性本体5の剛性によって阻害されることを防止できる。
また、吸収性本体を横断するように配されたシートは、シート12の折り返し部12aに代えて、それとは別体のシートを配置しても良い。
4 吸収性コア
5 吸収性本体
10 外装体
A 背側部
B 腹側部
C 股下部
E 縦伸縮部
F 高摩擦部
Claims (3)
- 吸収性コアを具備する吸収性本体と、該吸収性本体の非肌当接面側に位置して該吸収性本体を固定している外装体とからなり、
腹側部、背側部及びその間に位置する股下部を有し、ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部を有するパンツ型使い捨ておむつであって、
腹側部におけるおむつ幅方向中央部に、おむつ縦方向の伸縮性がおむつ幅方向の伸縮性よりも高くなされた縦伸縮部を有しており、且つ前記腹側部の内面側における、ウエスト開口部の縁部近傍に、該内面側における他の部位よりも摩擦係数が高い高摩擦部が設けられており、
前記縦伸縮部は、前記外装体に形成されているパンツ型使い捨ておむつ。 - 前記吸収性本体は、その長手方向の腹側部側に、前記外装体に接合されていない非固定部を有しており、前記縦伸縮部の全体又は一部が、該非固定部と重なって存在している請求項1記載のパンツ型使い捨ておむつ。
- 前記吸収性本体の腹側部側の長手方向端部の肌当接面側が、該吸収性本体を横断するように配されたシートに被覆されており、該シートは、該吸収性本体の幅方向の左右の両外方において前記外装体に接合されている一方、該吸収性本体の肌当接面上には接合されていない請求項1又は2記載のパンツ型使い捨ておむつ。
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