JP4090344B2 - ワイヤレス入力装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パーソナルコンピュータを操作するために用いるキーボードやマウス等の入力装置に係り、特に無線でパーソナルコンピュータとデータの送受信を行なうワイヤレス式の入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
パーソナルコンピュータ(以下、パソコンと略称する)に用いられる従来のワイヤレス式入力装置では、キーボードを押したときに発生するキーコードのデータや、マウスを動かして得られる移動量データの伝送手段として赤外線や無線が利用されている。
【0003】
無線を利用したワイヤレス入力装置では、各装置間の信号の干渉を避けるために、キーボードやマウスのそれぞれに別個の周波数を割り当てることや、頻繁に周波数を変化させること(例えば、特許文献1参照)が行なわれていた。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−242994号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
オフィスなどのパーソナルコンピュータが密集した環境では、混信を避けるために、全てのワイヤレスキーボード及びワイヤレスマウスの一つ一つに個別の周波数を割り当てたり、或いは周波数を変化させることが必要になる。一方では、使用可能な周波数の帯域幅が限られる。更に、そのような周波数割り当て等の条件に対応できるように設計するのは回路が複雑になりコストの面で不利である。
【0006】
また、ワイヤレスキーボードやマウスを使用する場合、常にキーを叩き続けたり、マウスを動かし続ける状況はあまり多くないので、何もキーが押されていない期間、或いはマウスが停止している期間では割り当てられた周波数が無駄になる。
【0007】
本発明の目的は、周波数を有効に利用することができ、かつ、回路を簡単にすることができるワイヤレス入力装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の前記課題は、無線でデータ伝送を行なう、パソコン本体に接続した送受信機とワイヤレスキーボード及びワイヤレスマウスとが、送信するデータをパケット化し、同パケットに対して搬送波を用いて変調を施し、変調されたパケットが時間軸上に時系列で配置されるように同パケットの時間位置を設定することにより、効果的に解決することができる。そのような手段を採用すれば、オフィスにおける全てのワイヤレスキーボード及びワイヤレスマウスのそれぞれの区別が時間位置の別で行なわれるようになり、従って搬送波の周波数を各装置で共通の単一のものにすることができ、周波数の有効利用が可能になるからである。また、データのパケット化がディジタル技術で可能であり、用いる周波数が単一であるので、回路を比較的簡単にすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るワイヤレス入力装置を図面に示した発明の実施の形態を参照して更に詳細に説明する。なお、図1、図3〜図10における同一の符号は、同一物又は類似物を表示するものとする。
【0010】
図1にパソコン本体に接続したワイヤレス入力装置の基本構成を示す。図1において、1はパソコン本体、5はワイヤレスキーボード、6はワイヤレスマウス、3は、ワイヤレスキーボード5及びワイヤレスマウス6と無線電波4を介して双方向の通信を行なう送受信機、2は、送受信機3とパソコン1とを接続するケーブルであり、ケーブル2、送受信機3、ワイヤレスキーボード5及びワイヤレスマウス6によってワイヤレス入力装置13が構成される。そして、パソコン本体1とワイヤレス入力装置13とでパソコンが構成される。送受信機3、キーボード5及びマウス6は、各々固定のID(識別子)番号を持ち、それによって相互に通信相手が決定される。
【0011】
送受信機3、キーボード5及びマウス6は、ID番号の登録のためのそれぞれ登録ボタン7,8,9を備えている。更に、キーボード5及びマウス6は、他のパソコン本体1とその送受信機3を介して組み合わせるときに用いるそれぞれ切替スイッチ10,11を備えている。なお、キーボード5は、オプション機器12を内蔵又は増設するための拡張スロットを必要に応じて設けることができる。
【0012】
送受信機3、ワイヤレスキーボード5及びワイヤレスマウス6は、送受信するデータをパケットにして通信を行なう。図2に送受信機3、ワイヤレスキーボード5及びワイヤレスマウス6の間で送受信するデータのパケットの構造を示す。送受信機3が送出するパケットは、自己の送受信機ID30、通信相手のキーボード/マウスID31、データ識別子32及びデータ33で構成される。キーボード6及びマウス5が送出するパケットは、キーボード/マウスID34、データ識別子35及びデータ36で構成される。ID34には、自己のIDの他、通信相手の送受信機3のIDが含まれる。
【0013】
次に、送受信機3、ワイヤレスキーボード5及びワイヤレスマウス6の内部の回路構成についてそれぞれ図3,4,5を用いて説明する。
【0014】
送受信機3は、図3に示すように、全体を制御する制御部(CTL)103、共通の一定周波数の搬送波Cを発生する発振器133、制御部103からのデータによって発振器133からの搬送波CRを変調して無線周波数の送信信号を生成し、同送信信号をアンテナ109に送り、逆に、アンテナ109からの受信信号を搬送波CRを用いて復調し、制御部103へ送るデータを生成する変復調器(MODEM)108を有している。
【0015】
また、制御部103には、キーボード5のインタフェース回路(KB I/F)101、マウス6のインタフェース回路(MS I/F)102、ID番号を記憶するROM106、パケットを生成及び分解する機能とパケットの順序を監視する機能とパケットの間隔を設定する機能とを有するタイマ(TIM)104、キーボード5及びマウス6のID番号並びに送信データを記憶するメモリ(MEM)105、ID番号を登録するためのボタン(EN BT)7が接続されている。
【0016】
更に、送受信機3は、アンテナ109からの受信信号を基に、電波の強度等の状態及びキーボード5又はマウス6の電源投入切断の状況を検知して、その状況をパソコン1に通知する機能を備えている。
【0017】
次に、ワイヤレスキーボード5は、図4に示すように、全体を制御する制御部111、共通の一定周波数の搬送波CRを発生する発振器134、制御部111からのデータによって発振器134からの搬送波Cを変調して無線周波数の送信信号を生成し、同送信信号をアンテナ118に送り、逆に、アンテナ118からの受信信号を搬送波CRを用いて復調し、制御部111へ送るデータを生成する変復調器117を有している。
【0018】
また、制御部111には、キーマトリックス110、ID番号を記憶するROM114、パケットを生成及び分解する機能と送受信機3からのパケットを監視する機能とパケットの間隔を設定する機能とを有するタイマ112、送受信機3のID番号を記憶するメモリ113、ID番号を登録するためのボタン8、送受信機3を切り替えるための切替スイッチ(ID SW)10が接続されている。
【0019】
更に、キーボード5は、キーコード生成の他に、別の機能例えばメモリカード機能を付加することが可能で、その機能のデータを生成するデータ生成部(DG)130を内蔵又は増設することが可能であり、加えて、自動電源切断機能及び電源再投入通知機能を備えている。
【0020】
続いて、ワイヤレスマウス6は、図5に示すように、全体を制御する制御部121、共通の一定周波数の搬送波CRを発生する発振器135、制御部121からのデータによって発振器135からの搬送波CRを変調して無線周波数の送信信号を生成し、同送信信号をアンテナ128に送り、逆に、アンテナ128からの受信信号を搬送波CRを用いて復調し、制御部121へ送るデータを生成する変復調器127を有している。
【0021】
また、制御部121には、マウス操作に対応した移動量データを発生するデータ発生器(PG)120、ID番号を記憶するROM124、パケットを生成及び分解する機能と送受信機3からのパケットを監視する機能とパケットの間隔を設定する機能とを有するタイマ122、送受信機3のID番号を記憶するメモリ123、ID番号を登録するためのボタン9、送受信機3を切り替えるための切替スイッチ11が接続されている。
【0022】
更に、マウス6は、移動量データの生成の他に、別の機能を備えることが可能で、その機能のデータを生成するデータ生成部(DG)131を内蔵又は増設することが可能であり、加えて、自動電源切断機能及び電源再投入通知機能を備えている。
【0023】
以上に説明したワイヤレス入力装置13とパソコン本体1とからなるパソコンの複数を同一オフィス内に配置してなるパソコンシステムの例を図6に示す。本パソコンシステムでは、3個のパソコン本体1a,1b,1cが配置されている。パソコン本体1a,1b,1cは、それぞれワイヤレス入力装置13a,13b,13cによって操作される。
【0024】
ワイヤレス入力装置13aは、送受信機3a、ワイヤレスキーボード5a、ワイヤレスマウス6aからなる。ワイヤレス入力装置13bは、送受信機3b、ワイヤレスキーボード5b、ワイヤレスマウス6bからなる。ワイヤレス入力装置13cは、送受信機3c、ワイヤレスキーボード5c、ワイヤレスマウス6cからなる。
【0025】
各ワイヤレス入力装置13は、同じ周波数の無線波によってデータの送受信を行ない、かつ、互いに異なる時間位置を用いている。なお、後述するが、IDの再登録によって、ワイヤレスキーボード5及びワイヤレスマウス6は、他の送受信機3とデータの送受信が可能になる。そのことによって、ネットワーク95が形成される。
【0026】
変調と互いに異なる時間位置を用いることとにより、無線波となって空間に伝播する各パケットが時系列で時間軸に沿って並ぶ。図7に、そのようなパケットの時間配置を示す。図7において、パケット1-3a及び2-3aは送受信機3aが送信したパケット(Ca)を示し、パケット1-3b及び2-3bは,送受信機3bが送信したパケット(Cb)を示し、パケット1-3cは送受信機3cが送信したパケット(Cc)を示す。また、1-5aは、キーボード5aが送出したパケット(Ka)を示し、1-6aは、マウス6aが送信したパケット(Ma)を示し、1-5b及び2-5bは、キーボード5bが送信したパケット(Kb)を示し、1-6cは、マウス6cが送信したパケット(Mc)を示す。また、伝送される各パケットが占める時間幅は、どのパケットも同じである。
【0027】
図7に示すように、各送受信機3は、順番に一定間隔Tfでパケットを送信する。送受信機3のパケットを送出する順序は、予め設定されているID番号の順番に従っている。
【0028】
キーボード5a及びマウス6aは、送受信機3aがパケット1-3aを送信した後、キーボードパケット1-5a、マウスパケット1-6aの順番にそれぞれのパケットを送出する。キーボード5又はマウス6は、送信するデータがない場合はパケットを送信しない。そのような場合は、パケット1-5b,1-3c及びパケット1-3c,1-6cのように、時間間隔をあけてパケットが送信される。
【0029】
図8は、パケットの時間間隔の規則を示す。図8aのパケット列1-3a〜1-6bに示されるように、送受信機パケット1-3aが終了してから時間Tp後にキーボードパケット1-5aが送出され、キーボードパケット1-5aが終了してから時間Tp後にマウスパケット1-6aが送出される。その次の送受信機パケット1-3bは、マウスパケット1-6aが終了してから時間Tnext後に送出され、続いて時間Tp後にキーボードパケット1-5bが、更にその時間Tp後にマウスパケット1-6bが送出される。
【0030】
マウスパケット1-6aが送出されない場合は、マウスパケット1-6aの時間幅に時間Tpを加えた時間Tnが用いられ、図8bに示すように、キーボードパケット1-5a終了後の、時間Tn+時間Tnext後に送受信機パケット1-3bが送出される。
【0031】
キーボードパケット1-5aが送出されない場合は、キーボードパケット1-5aの時間幅に時間Tpを加えた上記と同じ時間Tnが用いられ、図8cに示すように、送受信機パケット1-3a終了後の、時間Tn後にマウスパケット1-6aが送出される。
【0032】
キーボードパケット1-5a及びマウスパケット1-6aの両者が送出されない場合は、図8dに示すように、送受信機パケット1-3a終了後の、時間Tn×2+時間Tnext後に次の送受信機パケット1-3bが送出される。
【0033】
なお、時間Tnは、より短い時間に定めることが可能である。その場合は、送受信機3aが一定間隔Tfをおいて次のパケットを送出する前に、時間の空きを作ることがでる。
【0034】
図9にワイヤレス入力装置13のネゴシエーションを示す。2組のワイヤレス入力装置13が稼動中に、第3のワイヤレス入力装置13が稼動開始する場合を示している。2組がワイヤレス入力装置13a,13c、第3がワイヤレス入力装置13bであるとする。
【0035】
第3の送受信機3bは、パケット送出を開始する前に、他の送受信機3a,3cが送出したパケットを監視して、それらのID番号をメモリ105(図3)に記録する。送受信機3の送出するパケットのID番号は番号順に並んでいるので、第3の送受信機3bは自分がパケットを送出する順番を知ることが可能である。第3の送受信機3bが最初のパケットの送出するときは、自分の前のパケット1-6aの送出後、時間Ti後に送受信機パケット1-3bを送出する。
【0036】
時間Tiは時間Tnextよりも短い時間とする。第2の送受信機3cは、第3の送受信機3bがパケット1-3bを送出したことを検知すると、パケット送信を一時中止し、第3の送受信機3b、ワイヤレスキーボード5b及びワイヤレスマウス6bのそれぞれのパケット1-3b,1-5b,1-6bの送信終了後、時間Tnext後に、送受信機パケット1-3cの送信を再開する。
【0037】
図10に、3組のワイヤレス入力装置13が稼動中に第2のワイヤレス入力装置13が稼動終了する場合のワイヤレス入力装置13のネゴシエーションを示す。第2の送受信機3はいつでもパケットの送信を中止することが可能である。第3の送受信機3cは、一定時間Tr経っても第2の送受信機3bからパケットが送出されないことを確認すると、時間Tnext後にパケット1-3cの送出を開始する。時間Trは、時間Tnextよりも長いものとする。次回からは、第3の送受信機3cは、第1の送受信機3aがパケットを送信後の時間Tnext後にパケットを送信する。
【0038】
送受信機3、ワイヤレスキーボード5及びワイヤレスマウス6の送信するパケットのデータ33,36は、キーコードやマウス移動量データ以外のデータも生成して送信することが可能である。そのようなデータの内容は、データ識別子32、35によって区別される。これにより、キーボード5は、内蔵又は増設機能、例えばメモリカード機能のデータを送信することが可能である。また、キーボード5又はマウス6の状態、例えば電源の状況を送信することも可能となる。
【0039】
送受信機3は、ID登録ボタン7が押されると、自分のID番号の代わりにID登録用の番号と自分のID番号(いずれもROM106に記憶されている)とを含むパケットを一定期間、自分の順番のときに送信する。ワイヤレスキーボード5又はワイヤレスマウス6は、その期間中にID登録ボタン8,9が押されると、送受信機3のID登録用の番号を含むパケットの後に、メモリ113又は123に登録される登録要求の送受信機3のID番号とROM114又は124に記憶されている自分のID番号とを含むパケットを送信する。送受信機3は、この自分のID番号と相手のID番号を受信し、相手のID番号をメモリ105に登録することでそのキーボード5又はマウス6と一対一の関係を成立させる。以降、送受信機3は、伝送するデータ33の前に自分のID番号のID30と相手のID番号のID31を置き、キーボード5又はワイヤレスマウス6は、伝送するデータ36の前に自分のID番号と相手の送受信機3のID番号とを含むID34を置く。送受信機3、キーボード5及びワイヤレスマウス6は、相手が送信したID番号と自分のID番号を比較し、一致を確認して、一対一の関係を維持する。
【0040】
ワイヤレスキーボード5及びワイヤレスマウス6は、複数の送受信機3のID番号をそれぞれメモリ113,123に登録することが可能で、ID切替スイッチ10、11を切り替えることで通信相手の送受信機3を変更することが可能である。その場合は、ID34に含める送受信機3のID番号が変更先の送受信機3のID番号に変更される。変更要求を受けた送受信機3は、変更要求元のID番号をID31に置き、変更要求元と一対一の関係を成立させる。このようにして、一組のキーボード5及びマウス6を使用して、複数のパソコン本体1を操作することが可能になる。
【0041】
なお、キーボード5は、登録された送受信機3が接続されているパソコン本体1毎のキャップスロックやナムロックなどの状態をメモリ113に記憶することが可能で、送受信機3を元に戻してもキーボード5の状態を元のパソコン本体1に対する状態に一致させることが可能である。
【0042】
図11に、パソコン本体1及び送受信機とワイヤレスキーボード5又はワイヤレスマウス6との間で行なうハンドシェークの手順を示す。
【0043】
パソコン本体1が送受信機3にコントロールコード1を送信後、送受信機3はキーボード5又はワイヤレスマウスに対してコントロールコード1と同じ内容のコントロールコード1wを送信する。コントロールコード1wを受信したキーボード5又はマウス6は、そのコントロールコードによる処理を実行し、ACK1wを送受信機3に送信する。送受信機はACK1wを受信後に、パソコン本体1に対してACK1を送信することで、一連のハンドシェークが成立する。
【0044】
次に、キーボード5又はマウス6が、一定期間動きが無かったために電源が切断されてスリープ状態に入っている場合において、パソコン本体1が上記と同様にコントロールコード2を送受信機3に送信後、送受信機3はコントロールコード2wをキーボード5又はマウス6に送信する。その後、送受信機3は、キーボード5又はマウス6から一定期間応答が無い場合、ACK2をパソコン本体1に対して送信し、コントロールコード2をメモリの記憶する。
【0045】
その後、キーボード5又はマウス6に何らかの動き即ち入力があってキーボード5又はマウス6がスリープ状態から電源が再投入されて前の状態に復帰したとき、キーボード5又はマウス6は、送受信機3に対して、ウェイクアップコードを送信し、電源が再投入されたことを通知する。送受信機3は、ウェイクアップコードを受信すると、ACK3wを送信し、次に先に記憶していたコントロールコード2wを送信する。キーボード6又はマウス5は、コントロールコード2wを受信するとそのコードによる処理を実行した後、ACK2wを送受信機3に送信する。それによってハンドシェークが終了する。
【0046】
【発明の効果】
本発明によれば、ワイヤレス入力装置を使用したパソコンが、同じ方式のワイヤレス入力装置が複数隣接した環境において、パケットを順番に送信するので、単一の周波数を利用する複数のワイヤレス入力装置が同時にそれぞれのパソコンを操作することが可能となる。単一の周波数を利用するので、周波数を割り当てる必要がなく、ワイヤレス入力装置の回路が簡単になる。
【0047】
各装置はID番号を有しているので、ID番号を相互に登録することにより、一つのワイヤレスキーボード及びワイヤレスマウスで複数のパソコンを操作することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワイヤレス入力装置の発明の実施の形態を説明するための配置図。
【図2】図1のワイヤレス入力装置で使用するパケットを説明するための図。
【図3】図1のワイヤレス入力装置における送受信機を説明するための構成図。
【図4】図1のワイヤレス入力装置におけるワイヤレスキーボードを説明するための構成図。
【図5】図1のワイヤレス入力装置におけるワイヤレスマウスを説明するための構成図。
【図6】本発明のワイヤレス入力装置を用いたパソコンシステムの例を説明するための構成図。
【図7】パケットの時間配置を説明するための図。
【図8】パケットの時間配置を説明するための別の図。
【図9】パケット送受信のネゴシエーションを説明するための図。
【図10】パケット送受信のネゴシエーションを説明するための別の図。
【図11】パケット送受信のハンドシェークを説明するための図。
【符号の説明】
1…パソコン本体、2…接続ケーブル、3…送受信機、4…無線電波、5…ワイヤレスキーボード、6…ワイヤレスマウス、7〜9…ID番号登録スイッチ、10,11…ID切替スイッチ、12…オプション機器、1-3,2-3…送受信機が送信するパケット、1-5,2-5…ワイヤレスキーボードが送信するパケット、1-6…ワイヤレスマウスが送信するパケット。
Claims (3)
- パーソナルコンピュータに接続する送受信機と、パケットの送受信を該送受信機と無線で行なうワイヤレスキーボード及びワイヤレスマウスとを備えたワイヤレス入力装置であって、
該送受信機、該ワイヤレスキーボード及び該ワイヤレスマウスのそれぞれは、送信するパケットに対して搬送波を用いて変調を施しかつ変調されたパケットを復調する変復調回路と、変調されたパケットが時間軸上に時系列で配置されるようにパケットの時間位置を設定する手段とを有し、
上記搬送波は、他のワイヤレス入力装置と共通の単一周波数からなり、
前記ワイヤレスキーボード及び前記ワイヤレスマウスが有するそれぞれの前記パケット時間位置設定手段は、自身のパケットを既に配置されている他のパケットと第1の時間間隔を空けて配置し、
前記送受信機が有する前記パケット時間位置設定手段は、先行して他のワイヤレス入力装置のパケットが配置されている場合に、該他のワイヤレス入力装置の最後尾のパケットが配置される時間位置から第2の時間間隔を空けて自身のパケットを配置することを特徴とするワイヤレス入力装置。 - パーソナルコンピュータに接続する送受信機と、パケットの送受信を該送受信機と無線で行なうワイヤレスキーボード及びワイヤレスマウスとを備えたワイヤレス入力装置であって、
該送受信機、該ワイヤレスキーボード及び該ワイヤレスマウスのそれぞれは、送信するパケットに対して搬送波を用いて変調を施しかつ変調されたパケットを復調する変復調回路と、変調されたパケットが時間軸上に時系列で配置されるようにパケットの時間位置を設定する手段とを有し、
上記搬送波は、他のワイヤレス入力装置と共通の単一周波数からなり、
前記ワイヤレスキーボード及び前記ワイヤレスマウスが有するそれぞれの前記パケット時間位置設定手段は、自身のパケットを既に配置されている他のパケットと第1の時間間隔を空けて配置し、
前記送受信機、前記ワイヤレスキーボード及び前記ワイヤレスマウスのそれぞれは、固定のID番号を有し、前記パケットは、送信するデータと該データの前に付加した自己のID番号と送信先のID番号とを含み、前記ID番号は、他のワイヤレス入力装置との間で送信の順序を示すものであり、
前記送受信機が有する前記パケット時間位置設定手段は、前記ID番号による送信順序が前記ワイヤレス入力装置よりも前のワイヤレス装置と後のワイヤレス入力装置とが互いに第2の時間間隔を空けてパケットの送受信を行なっている場合に、前記ID番号による送信順序が前のワイヤレス入力装置の最後尾のパケットが配置される時間位置から前記第2の時間間隔よりも短い第3の時間間隔を空けて最初の自身のパケットを配置し、送受信機間のネゴシエーションを行なうことを特徴とするワイヤレス入力装置。 - パーソナルコンピュータに接続する送受信機と、パケットの送受信を該送受信機と無線で行なうワイヤレスキーボード及びワイヤレスマウスとを備えたワイヤレス入力装置であって、
該送受信機、該ワイヤレスキーボード及び該ワイヤレスマウスのそれぞれは、送信するパケットに対して搬送波を用いて変調を施しかつ変調されたパケットを復調する変復調回路と、変調されたパケットが時間軸上に時系列で配置されるようにパケットの時間位置を設定する手段とを有し、
前記搬送波は、他のワイヤレス入力装置と共通の単一周波数からなり、
前記送受信機、前記ワイヤレスキーボード及び前記ワイヤレスマウスのそれぞれは、固定のID番号を有し、
前記パケットは、送信するデータと該データの前に付加した自己のID番号と送信先のID番号とを含み、
前記送受信機の前記パケット時間位置設定手段は、送信するパケットを一定の間隔で時間軸上に配置し、
前記ワイヤレスキーボード及び前記ワイヤレスマウスは、前記送受信機が送信したパケットを監視する手段を更に備え、
前記ワイヤレスキーボードまたは前記ワイヤレスマウスの何れか一方の前記パケット時間位置設定手段は、前記送受信機から受信したパケット直後から一定期間後に送信するパケットを配置し、何れか他方の前記パケット時間位置設定手段は、何れか一方の前記パケット時間位置設定手段によって配置されたパケット直後から前記一定期間後に送信するパケットを配置し、
前記送受信機の前記パケット時間位置設定手段は、自己のID番号と他の送受信機のID番号とに基づいてパケットを配置する順序を決定し、決定した配置順序の時間軸上の位置を定める手段を有し、パケットを送信する前に他の送受信機が送信しているパケットに含まれるID番号を監視してパケット配置順序を決定し、決定した配置順序の位置に送信するパケットを配置することを特徴とするワイヤレス入力装置。
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