JP4089764B2 - 製茶用搬送装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、茶を製造する過程の茶葉を搬送する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
茶を製造する過程で、茶葉は揉り込まれながら乾燥し、しっかりと揉り込まれて針状に固くなったものと、茶粉・ケバ(茎のささくれ等が乾燥し、ふわふわになったもの等)・茶ほこり等ができる。製茶機械単体(製茶用粗揉機、中揉機等)では、従来より茶粉・ケバ・茶ほこり等の飛散が問題となっており、集塵について考えられている。しかし、搬送時の茶粉・ケバ・茶ほこり等の飛散対策は考えられておらず、従来は図9のように、搬送装置の上部は開放しており、搬送装置と搬送装置、又は、搬送装置と製茶機械の接続部も開放されていた。製茶機械から製茶機械への移動は、搬送時に茶葉を上方へ高く上げて搬送し、再度下へ落とし、投入する。搬送中に茶ほこりが発生し、搬送装置が上方(頭上)にある為、上方から茶粉が飛散する。この茶粉・ケバ・茶ほこり等は乾燥が進めば進むほど多く発生する。
【0003】
製茶工場で製造された茶製品には、茶粉・ケバ・茶ほこり等が多量に含まれており、茶粉・ケバ・茶ほこり等が含まれた状態で茶製品の価格を決定するための評価をする。茶葉の形状、色等の外観が、茶製品を評価する時の要因の一部となっている。茶粉・ケバ・茶ほこり等の中には、黄色くなってしまうものがあり、茶製品全体として黄色っぽい、又は粉っぽい場合は、茶製品としての評価が低くなる場合がある。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】
茶粉・ケバ・茶ほこり等が工場の床に散乱すると、作業者が歩いた時に滑りやすく、非常に危険である。また、茶粉・ケバ・茶ほこり等が空気中を浮遊し、空気環境も悪くなる。また、これらの散乱した茶粉・ケバ・茶ほこり等は製茶中に絶えず発生し、これを掃除するのは困難であり、非常に重労働である。
【0005】
又、茶製品の価格が低くなるのを防ぐために、製茶後の最終段階に選別機を設け、茶製品から茶粉・ケバ・茶ほこりを取り除いていた。しかし、選別機を設けても選別が十分でない場合や、選別機を設けない場合は、茶製品は本来より低い価格になっていた。
【0006】
本発明は、茶粉・ケバ・茶ほこり等が製茶工程中から飛び散るのを未然に防ぐことや、茶製品の評価を低くする原因を取り除くことを課題としている。
【0007】
【課題を解決する為の手段】
上記課題を解決するために、本発明においては、1.茶葉を搬送する搬送装置の上部に覆設手段を設け、該覆設手段に吸引手段を設け、茶粉・ケバ・茶ほこり等を吸引する。2.茶葉を搬送する搬送装置と搬送装置との接続部に覆設手段を設け、該覆設手段に吸引手段を設け、茶粉・ケバ・茶ほこり等を吸引する。3.茶葉を搬送する搬送装置と製茶機械との接続部に覆設手段を設け、該覆設手段に吸引手段を設け、茶粉・ケバ・茶ほこり等を吸引する。
【0008】
【発明の実施の形態】
上記のように構成された装置を起動すると、▲1▼搬送時に搬送装置上の覆設手段内で飛び散る茶粉・ケバ・茶ほこり等を吸引する。▲2▼異なる搬送装置との接続部で舞い上がる茶粉・ケバ・茶ほこり等を吸引する。▲3▼搬送装置と製茶機械との接続部で舞い上がる茶粉・ケバ・茶ほこり等を吸引する。
【0009】
【実施例】
実施例1について、図1を参照して説明する。1は、垂直バケットコンベヤ、2はベルトコンベヤ、3は上昇コンベヤであり、製茶機械から排出された茶葉は垂直バケットコンベヤ1、ベルトコンベヤ2、上昇コンベヤ3等を経由して、次の製茶機械へ搬送する。4はベルトコンベヤ2に覆設したカバーであり、垂直バケットコンベヤ1よりの投入部が開口している。5はベルトコンベヤ2よりの茶葉を上昇コンベヤ3へ投入するシュートである。上昇コンベヤ3のホッパー部6は、従来は上部全面が開口しているが、本実施例では、カバー7を覆設し、シュート5との接続部を開口する。本実施例では、垂直バケットコンベヤ1、ベルトコンベヤ2、上昇コンベヤ3の装置上、及び接続部を略閉鎖する。
【0010】
8は、ベルトコンベヤ2上のカバー4に臨設した配管、9は、上昇コンベヤ3上のカバー7に臨設した配管であり、配管10を経由して集塵機12に接続している。集塵機12は、吸引ファン30、フィルター31、収集箱32(または袋)から構成されており、集塵機12を起動すると、吸引ファン30により吸引を始め、フィルター31により吸気を、捕集物と空気に分離する。11はセパレータであり、扉13の中には袋(または箱)が入っており、捕集物を集めることができる。
【0011】
本実施例の装置を起動すると、茶葉は、垂直バケットコンベヤ1、ベルトコンベヤ2、上昇コンベヤ3、・・・と搬送される。搬送されている途中、特に、垂直バケットコンベヤ1からベルトコンベヤ2への接続部、シュート5から上昇コンベヤ3のホッパー部6への接続部で茶粉・ケバ・茶ほこり等を吸引ファン30で吸引し、配管8、9、10を経由して、捕集する。吸引ファン30の強さを調整したり、図2のように配管8、9内に風量調整ダンパー14を設けることにより、茶製品を吸引することなく、茶粉・ケバ・茶ほこり等を吸引する。この風量調整ダンパー14は手動(ハンドル15により)又は自動で開度を調整できる。
【0012】
図3、4は、ベルトコンベヤ16のみの場合の例であり、ベルトコンベヤ16のベルト34の上部をカバー17で覆い、配管18を経由して吸引を行う。図5、6は、トラフコンベヤ19のみの場合の例であり、トラフ37の上部をカバー20で覆い、配管21を経由して吸引を行う。図7は、異なるベルトコンベヤ22、23の接続部の例であり、接続部をカバー24で覆い、配管25を経由して吸引を行う。図8は、垂直バケットコンベヤ26と製茶機械27との接続部の例であり、接続部をカバー28で覆い、配管29を経由して吸引を行う。図3〜8の配管18、21、25、29の他端には、吸引ファンを設けてあり、茶粉・ケバ・茶ほこり等を捕集する。搬送装置の組み合わせや、搬送装置と製茶機械の組み合わせは、この限りではない。
【0013】
製茶機械には回分式の機械が多い為、搬送装置が作動しない時は、吸引ファンが自動停止し、搬送装置が作動する時に自動運転し始めるとよい。もっと、積極的に茶粉・ケバ・茶ほこり等を捕集する場合は、攪拌機を設けて捕集したり、接続部の茶葉の落差を大きくして、カバー内にファンを臨設して送風し、茶粉・ケバ・茶ほこり等を舞い上がらせ、捕集することもできる。また、捕集した茶粉・ケバ・茶ほこり等を更に分離、選別し、良質な部分(特に茶粉)を再利用することも可能である。
【0014】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果がある。製茶工場の床面、機器の汚れが減少し、製茶工場内が清潔になり、作業が安全にでき、環境衛生が改善される。更には、製茶工場から外部への粉塵が減少し、製茶工場の外からの苦情がなくなる。製茶工場における茶製品に、相当量混入している茶粉・ケバ・茶ほこり等を大幅に減少させたことにより、顧客の品質評価が良くなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の斜視図。
【図2】実施例1の風量調整の詳細図。
【図3】ベルトコンベヤの例の正面図。
【図4】ベルトコンベヤの例の横断面図。
【図5】トラフコンベヤの例の正面図。
【図6】トラフコンベヤの例の横断面図。
【図7】異なるベルトコンベヤの接続部の例の正面図。
【図8】垂直コンベヤから製茶機械へ投入する接続部の例の正面図。
【図9】従来の例の正面図。
【符号の説明】
1 垂直バケットコンベヤ
2 ベルトコンベヤ
3 上昇コンベヤ
4 カバー
5 シュート
6 ホッパー部
7 カバー
8 配管
9 配管
10 配管
11 セパレータ
12 集塵機
13 扉
14 風量調整ダンパー
15 ハンドル
16 ベルトコンベヤ
17 カバー
18 配管
19 トラフコンベヤ
20 カバー
21 配管
22 ベルトコンベヤ
23 ベルトコンベヤ
24 カバー
25 配管
26 垂直バケットコンベヤ
27 製茶機械
28 カバー
29 配管
30 吸引ファン
31 フィルター
32 収集箱
33 プーリー
34 ベルト
35 フレーム
36 カバー
37 トラフ
38 バネ
39 垂直バケットコンベヤ
40 ベルトコンベヤ
41 上昇コンベヤ
42 茶
Claims (3)
- 茶葉を搬送する搬送装置の上部に覆設手段を設け、該覆設手段に吸引手段を設け、茶粉・ケバ・茶ほこり等を吸引することを特徴とする製茶用搬送装置。
- 茶葉を搬送する搬送装置と搬送装置との接続部に覆設手段を設け、該覆設手段に吸引手段を設け、茶粉・ケバ・茶ほこり等を吸引することを特徴とする製茶用搬送装置。
- 茶葉を搬送する搬送装置と製茶機械との接続部に覆設手段を設け、該覆設手段に吸引手段を設け、茶粉・ケバ・茶ほこり等を吸引することを特徴とする製茶用搬送装置。
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP27253298A Expired - Fee Related JP4089764B2 (ja) | 1998-09-09 | 1998-09-09 | 製茶用搬送装置 |
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-
1998
- 1998-09-09 JP JP27253298A patent/JP4089764B2/ja not_active Expired - Fee Related
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