JP4088372B2 - 物品の搬送装置及び物品の搬送方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、物品の搬送装置及び物品の搬送方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
飲料水用に使用される物品としてのボトルは、最近は、プラスチックボトルが多く使用されている。これらは軽いため、吊下げ支持した状態で搬入搬出した方が倒ボトルの虞がなく好ましい。
【0003】
図9は本出願人が提案しているプラスチックボトルの搬送装置において、プラスチックボトルを吊下げ支持した状態を示す正面図であり、図10は同状態を示す側面図である。図9において、該搬送装置のベース枠12上に設けられた整列ガイド部14は、複数の把持板支持部材15を備えている。
【0004】
把持板支持部材15の互いに対向する側面には、同側面中央部から下部に亘ってガイド板16が取付固定されているとともに、側面上部には把持板17が固定されている。互いに対向する把持板17間は、所定間隔開けられており、互いに対向する両把持板17にてボトルBO のフランジFの下面が係止(把持)されている。ガイド板16のボトルBO と対向する側面には、上下に複数個の突条18が設けられている。同突条18の上下間隔は、搬送されるボトルBO の高さが異なる場合でも対応できるように設定されている。
【0005】
一対の把持板17にて列単位で吊下げ支持された複数のボトルBO は、図10に示すように、押し出し片29が矢印方向に作動することにより、列の最後尾に位置するボトルBO の上部が押圧されて、その列のボトルBO は列単位で次工程に搬送される。
【0006】
従来、一旦、列状にためられたボトルBO 群を一斉に搬出する場合、次のような問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
例えば、なで肩ボトルを高速搬送する場合には、次のような問題がある。尚、なで肩ボトルとは、該ボトルの長手方向(上下方向)の中央付近から下側に亘っては同径(ストレート部)とされているとともに、中央付近から上側に亘っては徐々に縮径形成(なで肩部)されているボトルをいう。
【0008】
このようなボトルBO を搬送する過程において、押し出し片29による排出工程では、該押し出し片29にて列の最後尾のボトルBO の上部を押すと、図11に示すように、該最後尾のボトルBO が前傾してフランジF下側のなで肩部が、一対の把持板17間に入り込むことがある。すると、該最後尾ボトルBO のなで肩部が両把持板17間にくい込んで、その列のボトルBO 群が次工程に搬送できなくなるという問題があった。
【0009】
又、上記のような最後尾ボトルBO が前傾する問題を解決するために、押し出し片29にて最後尾ボトルBO のストレート部を押すことが考えられる。この場合、図12に示すように、前側のボトルBO が後傾してなで肩部Kが、両把持板17間にかみ込んで、その列のボトルBO 群が次工程に搬送できなくなるという問題があった。
【0010】
さらに、背が高いボトルBO を搬送する場合には、なで肩形状でなくても、次のような問題がある。このようなボトルBO を搬送する過程において、押し出し片29にて最後尾ボトルBO の上部を押すと、図13に示すように、該最後尾のボトルBO が前傾することがある。この場合、フランジFの先端部と把持板17、ボトルBO の胴部と把持板17がそれぞれ強く接触(図13におけるA部、B部)してしまう。すると、その列のボトルBO 群が次工程に搬送できなくなるという問題があった。
【0011】
本発明の目的は、物品をスムーズに次工程に高速搬送できる物品の搬送装置及び物品の搬送方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するために請求項1の発明では、互いに対向する一対の把持板(17)を備え、首部から突設されたフランジ状の被把持部(F)を有する物品(BO )を、その被把持部(F)列状に並べて吊下げ支持し、前記物品(BO )を列状に並べて吊下げ支持した状態で搬出方向(X)にガイドするガイド手段(14)を備えたガイド装置(4)と、前記ガイド手段(14)にて吊下げ支持された物品(BO )を搬出する搬出手段(6)とを備えた物品の搬送装置において、前記搬出手段(6)は、前記ガイド手段(14)にて吊下げ支持された物品(BO )を押圧する第2プッシャー手段(41)と、
前記第2プッシャー手段(41)の押圧位置よりも上方位置にて該物品(BO )を押圧し、該物品(BO )を前記ガイド手段(14)から外部へ送出する第1プッシャー手段(29)とを備え、前記第1プッシャー手段(29)と前記第2プッシャー手段(41)とが協働して、前記第2プッシャー手段(41)により物品(BO )を搬出方向(X)に対して後傾した状態で前記第1プッシャー手段(29)により送出することをすることを特徴とする物品の搬送装置をその要旨としている。
【0013】
請求項2の発明は、請求項1に記載の物品の搬送装置において、前記第1プッシャー手段(29)は、前記ガイド手段(14)の把持板(17)に把持される物品(B 0 )の被把持部(F)を搬送方向(X)に沿って排出可能な押し出し片を備えたものである物品の搬送装置をその要旨としている。
【0014】
請求項3の発明は、請求項1又は請求項2に記載の物品の搬送装置において、前記第2プッシャー手段(41)は、流体を物品(B O )に吹き付けることにより、該物品(B O )を押圧するものであることをその要旨としている。
【0015】
請求項4の発明は、請求項3に記載の物品の搬送装置において、前記第2プッシャー手段(41)は、エアを物品(B O )に吹き付けることにより、該物品(B O )を押圧するエア吹付装置(41)であることをその要旨としている。
【0016】
請求項5の発明は、請求項1乃至4のうちいずれかに記載の物品の搬送装置において、前記第2プッシャー手段(41)は、前記第1プッシャー手段(29)が物品(B O )を押圧する前に該物品(B O )を押圧して後傾させるものであることをその要旨としている。
【0017】
請求項6の発明は、請求項1乃至4のうちいずれかに記載の物品の搬送装置において、前記第1プッシャー手段(29)は、前記第2プッシャー手段(41)による物品(B O )の押圧タイミングと同じタイミングで物品(B O )を押圧するものであることをその要旨としている。
【0018】
請求項7の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の物品の搬送装置において、前記第2プッシャー手段(41)は、前記第1プッシャー手段(29)が物品(B O )を押圧した後に該物品(B O )を押圧して後傾させるものであることをその要旨としている。
【0019】
請求項8の発明は、互いに対向する一対の把持板(17)により首部から突設されたフランジ状の被把持部(F)を有する物品(B O )を、その被把持部(F)列状に並べて吊下げ支持し、ガイド手段(14)を備えたガイド装置(4)により前記物品(B O )を列状に並べて吊下げ支持した状態で搬出方向(X)にガイドするとともに、搬出手段(6)前記ガイド手段(14)にて吊下げ支持された物品(B O )を搬出する物品の搬送方法において、前記搬出手段(6)は、前記ガイド手段(14)にて吊下げ支持された物品(B O )を押圧する第2プッシャー手段(41)と、前記第2プッシャー手段(41)の押圧位置よりも上方位置にて該物品(B O )を押圧し、該物品(B O )を前記ガイド手段(14)から外部へ送出する第1プッシャー手段(29)とを備え、前記第1プッシャー手段(29)と前記第2プッシャー手段(41)とが協働して、前記第2プッシャー手段(41)により物品(B O )を搬出方向(X)に対して後傾した状態で前記第1プッャー手段(29)により送出することを特徴とする物品の搬送方法であることをその要旨としている。
【0020】
請求項9の発明は、請求項8に記載の物品の搬送方法において、前記第2プッシャー手段(41)は、前記第1プッシャー手段(29)が物品(B O )を押圧する前に該物品(B O )を押圧して後傾させることをその要旨としている。
【0021】
請求項10の発明は、請求項8に記載の物品の搬送方法において、前記第1プッシャー手段(29)は、前記第2プッシャー手段(41)による物品(B O )の押圧タイミングと同じタイミングで物品(B O )を押圧するものであることをその要旨としている。
【0022】
請求項11の発明は、請求項8に記載の物品の搬送方法において、前記第2プッシャー手段(41)は、前記第1プッシャー手段(29)が物品(B O )を押圧した後に該物品(B O )を押圧して後傾させるものであることをその要旨としている。
【0023】
(作用)
請求項1の発明では、ガイド手段にて吊下げ支持された物品は、搬出手段の第2プッシャー手段によって押圧される。該物品は、搬出手段の第1プッシャー手段によって、第2プッシャー手段の押圧位置よりも上方位置が押圧され、ガイド手段から外部へ送出される。即ち、物品は第1プッシャー手段と第2プッシャー手段とが協働することにより直立状態又は後傾した状態でガイド手段から外部へ送出されるため、該物品はスムーズに次工程(ガイド手段の外部)に高速搬送される。
【0024】
特に、物品が後傾した状態(物品とガイド手段との接触面積は、後傾していない場合よりも小さくなる)でガイド手段から外部へ送出されるときには、送出時における物品とガイド手段との摩擦抵抗は小さくなり、該物品はスムーズに次工程(ガイド手段の外部)に高速搬送される。
【0025】
また、ガイド手段にて列単位で吊下げ支持された物品は、列単位で第1プッシャー手段によって該ガイド手段から外部へ送出される。
【0027】
さらに、第2プッシャー手段によって後傾された物品は、その上部が第1プッシャー手段によって押圧されることにより、ガイド手段から外部へ送出される。
請求項2の発明では、第1プッシャー手段は押し出し片を備え、ガイド手段の把持板に把持される物品は、被把持部が押圧され搬送方向に沿って排出される。
【0028】
請求項3の発明では、物品に対して第2プッシャー手段にて流体が吹き付けられることにより、該物品は押圧される。
請求項4の発明では、物品に対してエア吹付装置にてエアが吹き付けられることにより、該物品は押圧される。
【0029】
請求項5及び請求項9に記載の発明によれば、ガイド手段にて吊下げ支持された物品は、第1プッシャー手段にて押圧する前に、第2プッシャー手段にて押圧して後傾され、直立状態で送出される。
【0030】
請求項6及び請求項10に記載の発明によれば、ガイド手段にて吊下げ支持された物品は、第2プッシャー手段による物品の押圧タイミングと同じタイミングで第1プッシャー手段によって押圧され、直立状態で送出される。
【0031】
請求項7及び請求項11に記載の発明によれば、ガイド手段にて吊下げ支持された物品は、第1プッシャー手段により物品を押圧された後に第2プッシャー手段により押圧されて後傾され、直立状態で送出される。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明をウーロン茶用プラスチックボトル(500ミリリットルサイズ)を列にして搬送する搬送装置に具体化した一実施形態を図面に従って説明する。搬送装置1は物品排出装置部2を備えている。物品排出装置部2は、前段に設けられた図示しない整列装置部から列状の物品としてのプラスチックボトル(以下、単にボトルという)BO を受け入れた後、1列に整列させた状態で次工程に搬出するための装置である。尚、本実施形態では、列方向とはX方向をいい、従って、列とはX方向に沿ったボトルBO の群をいう。
【0033】
図1は物品排出装置部2の平面図、図2は物品排出装置部2の側面図、図3は物品排出装置部2の背面図である。図1〜図3に示すように、機枠3の上部には物品排出装置部2が設けられている。物品排出装置部2は、整列ガイド装置4、整列ガイド移動機構5、物品排出機構6を備えている。
【0034】
(整列ガイド装置)
まず、整列ガイド装置4について説明する。整列ガイド装置4は、本発明のガイド装置を構成する。
【0035】
図1〜図3に示すように、機枠3の上部には、一対のレール11がY方向に延設され、同レール11上に整列ガイド装置4のベース枠12がスライダ13を介して往復移動自在に配置されている。ベース枠12上には、X方向に延出された整列ガイド部14が複数列設けられている。整列ガイド部14は、図3に示すように、ベース枠12上にY方向の所定間隔毎に立設された複数の把持板支持部材15を備えている。
【0036】
整列ガイド部14はガイド手段を構成している。
図4に示すように同把持板支持部材15の互いに対向する側面には、同側面中央部から下部に亘ってガイド板16が取付固定されているとともに、側面上部には把持板17が固定されている。互いに対向する把持板17間は、所定間隔開けられており、互いに対向する両把持板17にてボトルBO の上部に設けられた、首部から突設された被把持部としてのフランジFの下面を係止(把持)可能とされている。又、同把持板17の上面は、係止されたボトルBO のフランジFをX方向へ滑走可能な平面とされている。
【0037】
前記ガイド板16は、物品排出装置部2のX方向側に位置する後記通路装置71迄延出されている。又、前記把持板17も同様に通路装置71迄延出されている。前記ガイド板16のボトルBO と対向する側面には、上下に複数個の突条18が設けられている。同突条18の上下間隔は、搬送されるボトルBO の高さが異なる場合でも対応できるように設定されている。同突条18はX方向に延出され、ボトルBO の側部に当接して、同ボトルBO のY、反Y方向の揺れを防止するとともに、X方向へガイド可能とされている。
【0038】
(物品排出機構)
次に物品排出機構6について説明する。物品排出機構6は搬出手段を構成する。
【0039】
図1〜図3に示すように機枠3の上部中央には、X方向に配置された枠21が立設されている。同枠21の下方には、前記レール11上の整列ガイド装置4が移動可能な空間が形成されている。枠21の上部両端間において、反Y方向側には、梁材22が連結固定されている。又、枠21上部のX方向側端部には、出力軸が減速ギヤボックス23の入力軸に連結された駆動モータ24が配置されている。
【0040】
前記梁材22には、X方向側及び反X方向側の両端部が開口した略ボックス状の箱体25が吊下げ支持されている。箱体25において、X方向側及び反X方向側端部内にはプーリ26、27が回動自在に支持されている。反X方向側端部のプーリ27は、整列ガイド部14の把持板17の反X方向側端部を直下に位置するように配置されている。又、X方向側端部のプーリ26は、整列ガイド部14の把持板17のX方向側端部よりもさらにX方向側寄りに位置するように配置されている。
【0041】
両プーリ26、27間には、無端状の作動タイミングベルト28が巻回されている。作動タイミングベルト28には、一対の押し出し片29が連結されている。同押し出し片29は、作動タイミングベルト28に対して外方へ直角に突出するように配置されている。前記両押し出し片29は、作動タイミングベルト28の全周長の1/2の間隔をおいて離間されている。前記押し出し片29の先端は、前記整列ガイド部14の両把持板17間のスペース(ボトルBO の首部が通過するスペース)を通過可能な幅を有し、図2に示す移動軌跡Kを描く。即ち、第1プッシャー手段としての押し出し片29の作動時に、整列ガイド部14の把持板17にて把持される反X方向側端部に位置するボトルBO のフランジFを押圧することにより、同ボトルBO をX方向側へ排出可能とされている。
【0042】
前記減速ギヤボックス23の出力軸には駆動プーリ30が固定されている。同駆動プーリ30と、プーリ26の回転軸26aに固定された被動プーリ31との間には、無端状の駆動タイミングベルト32が巻装されている。
【0043】
尚、前記両押し出し片29は、非作動時、すなわち待機時には、図2に示すように、整列ガイド部14内に位置するボトルBO 群に干渉しない位置である待機位置に位置している。
【0044】
従って、駆動モータ24が図2に示す矢印方向に回転すると、駆動プーリ30、駆動タイミングベルト32、被動プーリ31、回転軸26a、プーリ26、27を介して作動タイミングベルト28が回転され、作動タイミングベルト28の下行部に位置した押し出し片29がX方向側へ駆動されるようになっている。
【0045】
又、物品排出機構6はエア吹付装置41を備えている。エア吹付装置41は、機枠3の上部において、最もY方向側の整列ガイド部14と相対向する位置に配置されている。第2プッシャー手段としてのエア吹付装置41は、図5に示すように、空気圧を発生するコンプレッサ42、該コンプレッサ42にて発生したエアの風量を制御する電磁弁43、該電磁弁43にて制御されたエアをボトルBO に吹き付けるノズル44を備えている。
【0046】
前記エア吹付装置41は、昇降機構46を介して上下移動可能に支持されている。そして、ノズル44は、前記整列装置部から整列ガイド部14へボトルBO が送り出されるときには、予め該ボトルBO と干渉しない位置に下降移動されるとともに、ボトルBO が整列ガイド部14に搬出された後には、該ボトルBO の下部にエアを吹き付け可能な位置に上昇移動される。
【0047】
(整列ガイド移動機構)
次に整列ガイド移動機構5について説明する。
図2に示すように、前記一対のレール11の下方において、機枠3には、サーボモータからなる駆動モータ51が固定されている。同駆動モータ51の出力軸は減速ギヤボックス52の入力軸に連結され、減速ギヤボックス52の出力軸には、駆動プーリ53が固定されている。機枠3には、前記一対のレール11間において、前記駆動モータ51の上方及びY方向側に位置するように、一対のプーリ54、55が回動自在に支持されている。
【0048】
そして、両プーリ54、55間には、無端状のタイミングベルト56が巻装されている。前記タイミングベルト56の上行部には、連結部材57を介して前記ベース枠12が連結されている。又、前記プーリ54の回転軸54aの一端には、従動プーリ58が固定されている。前記駆動プーリ53と従動プーリ58との間には、駆動タイミングベルト59が巻装されている。
【0049】
又、図1に示すように、最もY方向側の整列ガイド部14を除いた残りの整列ガイド部14のX方向側の開口に相対して、ストッパ板60が機枠3に設けられている。同ストッパ板60により、前記整列装置部から整列ガイド部14に移動してきたボトルBO を停止可能としている。尚、最もY方向側の整列ガイド部14に移動してきたボトルBO は、前記物品排出機構6における、待機位置に位置する一方の押し出し片29に当接することにより、停止する。
【0050】
図示しない制御部は、前記駆動モータ51を往復回転制御及び停止制御して、上記ベース枠12上の整列ガイド部14を所定の位置に移動停止する。
又、制御部は、ボトルBO を前記整列装置部から各整列ガイド部14に受け入れた後、最初の整列ガイド部(最もY方向側の整列ガイド部)14が物品排出機構6に相対した状態から、駆動モータ51の駆動及び停止を順次所定回数繰り返して、最終的に最も反Y方向側の整列ガイド部14が物品排出機構6に相対する状態にベース枠12を位置させる。尚、図1においては、最もY方向側の整列ガイド部14が物品排出機構6に相対した状態を示している。
【0051】
(通路装置)
次に通路装置71を説明する。
通路装置71は、図1及び図2に示すように、機枠3において、前記搬送装置1の物品排出機構6のX方向側の延長線上に設けられている。
【0052】
通路装置71は、ボトルBO が通過可能な通路空間の両側に配置された一対のエアダクト72を備えている。同エアダクト72には、図示しないブロアから空気が供給されている。エアダクト72の上部には、前記整列ガイド部14の把持板17と同一高さを有する一対の係止板73がX方向に延設されている。一対の係止板73は、前記把持板17と同様に互いに対向して離間配置されており、両係止板73間をボトルBO の首部が通過可能とされるとともに、該係止板73の上面にてボトルBO のフランジFの下面を係止(把持)可能とされている。又、同係止板73の上面は、係止されたボトルBO のフランジFをX方向へ滑走可能な平面とされている。
【0053】
前記エアダクト72の内側面には、X方向に亘って所定間隔毎に長四角板状の整風板74が内方に斜状に切起し形成されており、同整風板74により、エアがエアダクト72内からX方向に向かって吹出すようにされている。そして、エアの風量は、係止板73に係止されたボトルBO をX方向に移動できる大きさに設定されている。
【0054】
エアダクト72の内側面には、X方向に延びたガイド部材75が上下に複数個配置されており、該ガイド部材75にて通路装置71を通過するボトルBO の側部をガイドするようになっている。尚、ガイド部材75を上下に複数個配置したのは、ボトルBO の高さが異なった場合でも、該ボトルBO をガイド可能にするためである。
【0055】
又、同通路装置71はX方向に延出され、図示しない他の通路装置と連結されている。
尚、以上説明した各装置、機構等の作動は制御部45(図5参照)にて制御される。
【0056】
次に、上記のように構成した搬送装置1の作用について説明する。
整列装置部から受け入れた列状のボトルBO 群は、整列ガイド部14の一対の把持板17にて吊下げ支持される。整列装置部から整列ガイド部14へボトルBO 群が送り出されるときには、エア吹付装置41は昇降機構46を介して、予め該ボトルBO 群と干渉しない位置に下降移動される。
【0057】
ボトルBO 群が各整列ガイド部14に受け入れられると、エア吹付装置41は前記昇降機構46を介して上昇移動され、該エア吹付装置41のノズル44は、図6に示すように、該ボトルBO の下部にエアを吹き付け可能な位置に位置設定される。そして、ノズル44から列の最後尾ボトルBO の下部に向かって流体としてのエアが吹き付けられる。すると、図7に示すように、エアの噴出圧力によって該ボトルBO は押圧されて後傾する。即ち、ボトルBO のフランジFは、把持板17に対して、図7に示すS部にて支持される。
【0058】
そして、該ボトルBO が後傾した状態で、図示しない制御部は、駆動モータ24を制御して、該駆動モータ24を図2に示す矢印方向に回転させる。この結果、駆動プーリ30、駆動タイミングベルト32、被動プーリ31、回転軸26a、プーリ26、27を介して作動タイミングベルト28が回転され、作動タイミングベルト28の上行部から下行部に移動した押し出し片29がX方向へ駆動され、先ほどまで他の押し出し片29が待機していた位置まで移動する。
【0059】
即ち、列の最後尾ボトルBO が後傾した状態で、押し出し片29にて該ボトルBO の上部が押圧されることにより、その列のボトルBO 群は押し出されて、通路装置71へ排出される。本実施形態では、図8(a)に示すように、押し出し片29によってボトルBO の上部が押圧されるときのボトルBO の移動速度と、ボトルBO の下部が押圧されるときのボトルBO の移動速度とが同じとなるように、ノズル44からのエアの噴出圧力が設定されているとともに、ノズル44からのエアによるボトルBO の移動開始タイミングは、押し出し片29によるボトルBO の移動開始タイミングよりも0.1秒〜0.2秒前に設定されている。そして、押し出し片29がボトルBO の上部を押圧する前(0.1秒〜0.2秒前)に、ノズル44からのエアの噴出圧力によって該ボトルBO を後傾させるようになっている。
【0060】
通路装置71へ移動したボトルBO 群は、係止板73にてフランジFが係止されて吊下げられた状態で、整風板74にてX方向へ向かうエアにより下流の通路装置へと移送される。
【0061】
以下、1つの整列ガイド部14のボトルBO 群の排出が終了した後、前記制御部は、順次隣接する整列ガイド部14が物品排出機構6に相対するように駆動モータ51を駆動及び停止する毎に、以後、駆動モータ24を駆動して、各整列ガイド部14のボトルBO 群を順次通路装置71へと排出する。
【0062】
従って、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)本実施形態では、エア吹付装置41のノズル44から、整列ガイド部14にて列単位で吊下げ支持されたボトルBO の最後尾に位置するボトルBO の下部に向かって、エアを吹き付けて、該最後尾ボトルBO を後傾させた。そして、その状態で、該最後尾ボトルBO の上部を押し出し片29にて押圧して、その列のボトルBO を列単位で整列ガイド部14から通路装置71へ送出した。即ち、ボトルBO を押し出し片29とエア吹付装置41との協働によって整列ガイド部14から通路装置71へ送出したため、ボトルBO が両把持板17間にくい込むことがなくなって、ボトルBO を列単位でスムーズに次工程(通路装置71)に高速搬送できる。
【0063】
特に、列の最後尾ボトルBO を後傾させた状態(フランジFと把持板17との接触面積は、後傾していない場合よりも小さくなる)で、押し出し片29にて該最後尾ボトルBO の上部を押圧したため、押圧時(送出時)におけるフランジFと把持板17との摩擦抵抗は小さくなる。その結果、ボトルBO が両把持板17間にくい込むことがなくなって、ボトルBO を列単位でスムーズに次工程(通路装置71)に高速搬送できる。
【0064】
(2)本実施形態では、ボトルBO を整列ガイド部14にて吊下げ支持した状態で通路装置71へ搬出したため、該ボトルBO を倒さずに搬出できる。
(3)本実施形態では、列の最後尾ボトルBO の下部に対してエア吹付装置41にてエアを吹き付けて、該ボトルBO を押圧して後傾させたため、ボトルBO を押圧して後傾させるときに該ボトルBO が傷つくことはない。
【0065】
(4)本実施形態では、ウーロン茶用ボトルBO (500ミリリットルサイズ)において、(1)〜(3)に記載の効果が得られる。
なお、本発明の実施形態は以下のように変更してもよい。
【0066】
・前記実施形態では、物品としてのボトルBO を搬送する搬送装置1に具体化したが、物品はプラスチックボトルに限定するものではなく、ガラス瓶、缶等の他の物品の搬送装置に具体化してもよい。このようにした場合には、前記実施形態における(1)〜(3)に記載の効果が得られる。
【0067】
・また、前記実施形態では、ボトルBO の首部に設けたフランジFを把持するようにしたが、被把持部とは、単に物品の上部に限定するものではなく、物品の重心から上方の部分を意味する。従って、重心位置が物品の底の方にある場合には、底よりも若干上方である物品の下部に被把持部があってもよい。このようにした場合には、前記実施形態における(1)〜(4)に記載の効果が得られる。
【0068】
・さらに、前記実施形態では、ウーロン茶用ボトルBO (500ミリリットルサイズ)を搬送する搬送装置1としたが、ウーロン茶用ボトルBO (500ミリリットルサイズ)の代わりに図11及び図12に示すなで肩ボトルBO を搬送してもよい。このようにした場合には、前記実施形態における(1)〜(3)に記載の効果が得られる。
【0069】
又、図13に示す背が高いボトルBO (1.5リットルサイズや2リットルサイズ)を搬送してもよい。このようにした場合には、前記実施形態における(1)〜(3)に記載の効果が得られる。
【0070】
・さらに又、前記実施形態では、図8(a)に示すように、押し出し片29によってボトルBO の上部が押圧されるときのボトルBO の移動速度と、ボトルBO の下部が押圧されるときのボトルBO の移動速度とが同じとなるように、ノズル44からのエアの噴出圧力を設定したとともに、ノズル44からのエアによるボトルBO の移動開始タイミングを、押し出し片29によるボトルBO の移動開始タイミングよりも0.1秒〜0.2秒前に設定した。そして、押し出し片29がボトルBO の上部を押圧する前(0.1秒〜0.2秒前)に、ノズル44からのエアの噴出圧力によって該ボトルBO を後傾させた。これを次のように変更してもよい。
【0071】
ノズル44からのエアの噴出圧力によってボトルBO の下部が押圧されるときのボトルBO の移動速度を、押し出し片29によってボトルBO の上部が押圧されるときのボトルBO の移動速度よりも小さくするとともに、ノズル44からのエアによるボトルBO の移動開始タイミングを、押し出し片29によるボトルBO の移動開始タイミングよりも0.1秒〜0.2秒前に設定してもよい。ただし、この場合、ノズル44からのエアの噴出圧力は、該ボトルBO を後傾させるために必要な大きさに設定する。
【0072】
又、図8(b)に示すように、押し出し片29によってボトルBO の上部が押圧されるときのボトルBO の移動速度を、ノズル44からのエアの噴出圧力によってボトルBO の下部が押圧されるときのボトルBO の移動速度よりも小さくするとともに、ノズル44からのエアによるボトルBO の移動開始タイミングと、押し出し片29によるボトルBO の移動開始タイミングとを同時に設定してもよい。即ち、押し出し片29によるボトルBO の移動の開始と、ノズル44からのエアの噴出圧力によるボトルBO の移動の開始とが同時に行われても、ボトルBO の下部が押圧されるときのボトルBO の移動速度の方を大きくして、ノズル44からのエアの噴出圧力によって該ボトルBO を後傾させてもよい。尚、この場合、エアの噴出圧力は、X方向に行けば行くほどその圧力は漸減するため、最終的には押し出し片29によってボトルBO を押し出すものとする。
【0073】
さらに、図8(c)に示すように、押し出し片29によってボトルBO の上部が押圧されるときのボトルBO の移動速度を、ノズル44からのエアの噴出圧力によってボトルBO の下部が押圧されるときのボトルBO の移動速度よりも小さくするとともに、ノズル44からのエアによるボトルBO の移動開始タイミングを、押し出し片29によるボトルBO の移動開始タイミングよりも後に設定してもよい。即ち、押し出し片29によるボトルBO の移動の開始が、ノズル44からのエアの噴出圧力によるボトルBO の移動の開始よりも先に行われても、ボトルBO が両把持板17間にくい込む前に、ボトルBO の下部をエアの大きな噴出圧力によって押圧して、該ボトルBO を後傾させてもよい。この場合においても、上記図8(b)と同様に、エアの噴出圧力は、X方向に行けば行くほどその圧力は漸減するため、最終的には押し出し片29によってボトルBO を押し出すものとする。
【0074】
このようにした場合には、前記実施形態における(1)〜(4)に記載の効果が得られる。
・また、前記実施形態では、流体としてのエアをボトルBO の下部に吹き付ける搬送装置1に具体化したが、流体としての水等の液体をボトルBO の下部に吹き付ける搬送装置に具体化してもよい。このようにした場合には、前記実施形態における(1)〜(4)に記載の効果が得られる。
【0075】
又、第2プッシャー手段としてのエア吹付装置41にてボトルBO を押圧するようにしたが、エア吹付装置41の代わりに押し出し片29と同様のメカプッシャーを設けて、該メカプッシャーにてボトルBO を押圧するような構成にしてもよい。このようにした場合には、前記実施形態における(1)、(2)、(4)に記載の効果が得られる。
【0076】
さらに、第1プッシャー手段としての押し出し片29にてボトルBO を押圧するようにしたが、押し出し片29の代わりにエア吹付装置41と同様のエア吹付装置を設けて、該エア吹付装置にてボトルBO を押圧するような構成にしてもよい。この場合、第1プッシャー手段としてのエア吹付装置からのエアによってボトルBO の上部が押圧されるときのボトルBO の移動速度と、ノズル44からのエアによってボトルBO の下部が押圧されるときのボトルBO の移動速度とが同じとなるように、エア吹付装置からのエアの噴出圧力を設定する。又、エア吹付装置からのエアによるボトルBO 上部の移動開始タイミング(押圧タイミング)を、ノズル44からのエアによるボトルBO 下部の移動開始タイミング(押圧タイミング)と同じに設定する。
【0077】
そして、整列ガイド部14にて列単位で吊下げ支持されたボトルBO をエア吹付装置41とエア吹付装置との協働によって押圧し、該ボトルBO を直立状態で整列ガイド部14から通路装置71へ送出する。このようにした場合には、ボトルBO が両把持板17間にくい込むことがなくなって、該ボトルBO を列単位でスムーズに次工程(通路装置71)に高速搬送できる。
【0078】
次に、前記実施形態及び別例から把握できる請求項に記載した発明以外の技術的思想について、それらの効果と共に以下に記載する。
(1)請求項1乃至8のうちいずれかに記載の物品の搬送装置において、前記物品はプラスチックボトルであることを特徴とする。従って、この(1)に記載の発明によれば、プラスチックボトルにおいて、請求項1乃至8のうちいずれかに記載の発明の効果を奏する。
【0079】
(2)請求項9乃至11のうちいずれかに記載の物品の搬送方法において、前記物品はプラスチックボトルであることを特徴とする。従って、この(2)に記載の発明によれば、プラスチックボトルにおいて、請求項9乃至11のうちいずれかに記載の発明の効果が得られる。
【0080】
【発明の効果】
以上詳述したように請求項1及び請求項8に記載の発明によれば、物品を第1プッシャー手段と第2プッシャー手段との協働によって直立状態又は後傾した状態でガイド手段から外部へ送出したため、物品がガイド手段にくい込むことがなくなって、該物品をスムーズに次工程(ガイド手段の外部)に高速搬送できる。
【0081】
特に、物品が後傾した状態(物品とガイド手段との接触面積は、後傾していない場合よりも小さくなる)でガイド手段から外部へ送出されるときには、送出時における物品とガイド手段との摩擦抵抗は小さくなり、物品がガイド手段にくい込むことがなくなって、該物品をスムーズに次工程(ガイド手段の外部)に高速搬送できる。
【0083】
また、ガイド手段にて列単位で吊下げ支持された物品を列単位で高速搬送できる。
【0084】
さらに、第2プッシャー手段にて後傾された物品の上部を第1プッシャー手段にて押圧することにより、該物品をスムーズに次工程(ガイド手段の外部)に高速搬送できる。
請求項2に記載の発明によれば、押し出し片を備えたため、第1プッシャー手段は、ガイド手段の把持板に把持される物品の被把持部を搬送方向に沿って排出することができる。
【0085】
請求項3に記載の発明によれば、物品に対して第2プッシャー手段にて流体を吹き付けて該物品を押圧することにより、請求項1に記載の発明の効果を奏する。
請求項4に記載の発明によれば、物品に対してエア吹付装置にてエアを吹き付けて該物品を押圧するため、物品を押圧するときに該物品が傷つくことはない。
請求項5及び請求項9に記載の発明によれば、物品を、第1プッシャー手段にて押圧する前に、第2プッシャー手段にて押圧して後傾させることで、請求項1、8に記載の発明の効果を奏する。
【0086】
請求項6及び請求項10に記載の発明によれば、ガイド手段にて吊下げ支持された物品を、第2プッシャー手段による物品の押圧タイミングと同じタイミングで第1プッシャー手段によって押圧し、直立状態でガイド手段から外部へ送出したため、物品がガイド手段にくい込むことがなくなって、該物品をスムーズに次工程(ガイド手段の外部)に高速搬送できる。
【0087】
請求項7及び請求項11に記載の発明によれば、第2プッシャー手段は、第1プッシャー手段が物品を押圧した後に該物品を押圧して後傾させることで、請求項1、8に記載の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態の物品排出装置部の平面図。
【図2】 同じく物品排出装置部の側面図。
【図3】 同じく物品排出装置部の背面図。
【図4】 同じく整列ガイド部の要部正面図。
【図5】 エア吹付装置及び昇降機構の概略構成を示すブロック図。
【図6】 エアをボトルに吹き付けた瞬間の要部側面図。
【図7】 エアの噴出圧力によってボトルが後傾したときの要部側面図。
【図8】 (a)〜(c)は押し出し片によるボトルの移動速度とノズルからのエアによるボトルの移動速度、及びノズルからのエアによるボトルの移動開始タイミングと押し出し片によるボトルの移動開始タイミングを説明するための模式図。
【図9】 本出願人が提案している搬送装置の要部正面図。
【図10】 同じく搬送装置の要部側面図。
【図11】 同じく搬送装置におけるボトルの搬送状態を示す要部側面図。
【図12】 同じく搬送装置におけるボトルの搬送状態を示す要部側面図。
【図13】 同じく搬送装置におけるボトルの搬送状態を示す要部側面図。
【符号の説明】
1…搬送装置、4…ガイド装置としての整列ガイド装置、6…搬出手段としての物品排出機構、14…ガイド手段としての整列ガイド部、29…第1プッシャー手段としての押し出し片、41…第2プッシャー手段としてのエア吹付装置、F…被把持部としてのフランジ、BO …物品としてのボトル。
Claims (11)
- 互いに対向する一対の把持板(17)を備え、首部から突設されたフランジ状の被把持部(F)を有する物品(BO )を、その被把持部(F)列状に並べて吊下げ支持し、前記物品(BO )を列状に並べて吊下げ支持した状態で搬出方向(X)にガイドするガイド手段(14)を備えたガイド装置(4)と、
前記ガイド手段(14)にて吊下げ支持された物品(BO )を搬出する搬出手段(6)と
を備えた物品の搬送装置において、
前記搬出手段(6)は、前記ガイド手段(14)にて吊下げ支持された物品(BO )を押圧する第2プッシャー手段(41)と、
前記第2プッシャー手段(41)の押圧位置よりも上方位置にて該物品(BO )を押圧し、該物品(BO )を前記ガイド手段(14)から外部へ送出する第1プッシャー手段(29)とを備え、
前記第1プッシャー手段(29)と前記第2プッシャー手段(41)とが協働して、前記第2プッシャー手段(41)により物品(BO )を搬出方向(X)に対して後傾した状態で前記第1プッシャー手段(29)により送出することを特徴とする物品の搬送装置。 - 請求項1に記載の物品の搬送装置において、
前記第1プッシャー手段(29)は、前記ガイド手段(14)の把持板(17)に把持される物品(B 0 )の被把持部(F)を搬送方向(X)に沿って排出可能な押し出し片を備えたものである物品の搬送装置。 - 請求項1又は2に記載の物品の搬送装置において、
前記第2プッシャー手段(41)は、流体を物品(B O )に吹き付けることにより、該物品(B O )を押圧するものである物品の搬送装置。 - 請求項3に記載の物品の搬送装置において、
前記第2プッシャー手段(41)は、エアを物品(B O )に吹き付けることにより、該物品(B O )を押圧するエア吹付装置(41)である物品の搬送装置。 - 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の物品の搬送装置において、
前記第2プッシャー手段(41)は、前記第1プッシャー手段(29)が物品(B O )を押圧する前に該物品(B O )を押圧して後傾させるものである物品の搬送装置。 - 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の物品の搬送装置において、
前記第1プッシャー手段(29)は、前記第2プッシャー手段(41)による物品(B O )の押圧タイミングと同じタイミングで物品(B O )を押圧するものである物品の搬送装置。 - 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の物品の搬送装置において、
前記第2プッシャー手段(41)は、前記第1プッシャー手段(29)が物品(B O )を押圧した後に該物品(B O )を押圧して後傾させるものである物品の搬送装置。 - 互いに対向する一対の把持板(17)により首部から突設されたフランジ状の被把持部(F)を有する物品(B O )を、その被把持部(F)列状に並べて吊下げ支持し、ガイド手段(14)を備えたガイド装置(4)により前記物品(B O )を列状に並べて吊下げ支持した状態で搬出方向(X)にガイドするとともに、
搬出手段(6)前記ガイド手段(14)にて吊下げ支持された物品(B O )を搬出する
物品の搬送方法において、
前記搬出手段(6)は、前記ガイド手段(14)にて吊下げ支持された物品(B O )を押圧する第2プッシャー手段(41)と、
前記第2プッシャー手段(41)の押圧位置よりも上方位置にて該物品(B O )を押圧し、該物品(B O )を前記ガイド手段(14)から外部へ送出する第1プッシャー手段(29)とを備え、
前記第1プッシャー手段(29)と前記第2プッシャー手段(41)とが協働して、前記第2プッシャー手段(41)により物品(B O )を搬出方向(X)に対して後傾した状態で前記第1プッシャー手段(29)により送出することを特徴とする物品の搬送方法。 - 請求項8に記載の物品の搬送方法において、
前記第2プッシャー手段(41)は、前記第1プッシャー手段(29)が物品(B O )を押圧する前に該物品(B O )を押圧して後傾させる物品の搬送方法。 - 請求項8に記載の物品の搬送方法において、
前記第1プッシャー手段(29)は、前記第2プッシャー手段(41)による物品(B O )の押圧タイミングと同じタイミングで物品(B O )を押圧する物品の搬送方法。 - 請求項8に記載の物品の搬送方法において、
前記第2プッシャー手段(41)は、前記第1プッシャー手段(29)が物品(B O )を押圧した後に該物品(B O )を押圧して後傾させる物品の搬送方法。
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