JP4087697B2 - 倉庫における荷物管理システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、フォークリフトにより入出庫される荷物を管理する倉庫における荷物管理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、屋内外の倉庫は荷物の置場と荷物の入出庫作業を行うフォークリフトの通路とに区分されていて、このうち荷物の置場にのみ倉庫における荷物の位置を識別するための情報を有する識別体が設置され、荷物の在庫管理や入出庫管理が行われている。荷物の位置を識別するための識別体としては、後記の特許文献1に記載されているような、倉庫における荷物の置場(ここでは棚)の位置を識別するための情報を有するバーコードが採用されている。このバーコードは棚の桟に貼付されていて、フォークリフトのオペレータが棚に対して荷物の荷取り作業または荷置き作業を行うときに、手持式バーコード読取装置によって読み取られる。バーコード読取装置は、バーコードを読み取って得られた荷物の置場を表す情報を無線LAN等により記憶装置に送信する。バーコード読取装置から荷物の置場の情報を送信された記憶装置は、この情報を荷物の位置情報として棚に置かれる荷物の荷物番号(またはパレット番号)とともに記憶する。
【0003】
以上のシステムにおいて、荷物の入出庫作業を行う場合の手順を以下に説明する。まず、荷物の出庫作業を行う場合は、最初に、出庫する荷物の位置を表わす出庫指示情報が記憶装置からフォークリフトの表示装置に送信され、表示装置に表示される。これにより、オペレータは出庫指示情報に基づいてフォークリフトを走行させて指示された荷物の置場へ移動し、フォークリフトを出庫する荷物に対面させた状態で停止させる。そして、バーコード読取装置によって棚の桟に貼付されているバーコードを読み取り、荷物の位置情報をバーコード読取装置から記憶装置へ送信する。この後、オペレータはフォークによって荷物を荷取り、フォークリフトを走行させて倉庫の外へ出庫する。バーコード読取装置から荷物の位置情報を受信した記憶装置は、この情報を出庫した荷物の荷物番号とともに記憶して管理する。
【0004】
一方、入庫作業を行う場合には、最初に、入庫する荷物の置場を表わす入庫指示情報が記憶装置からフォークリフトの表示装置に送信され、表示装置に表示される。これにより、オペレータはフォークにより入庫する荷物を荷取った後、入庫指示情報に基づいてフォークリフトを走行させて指示された荷物の置場へ移動し、フォークリフトを荷物の置場に対面させた状態で停止させる。そして、バーコード読取装置によって棚の桟に貼付されているバーコードを読み取り、このバーコードが表わす荷物の位置情報をバーコード読取装置から記憶装置へ送信する。この後、オペレータはフォークによって荷物を荷置きする。バーコード読取装置から荷物の位置情報を受信した記憶装置は、この情報を入庫した荷物の荷物番号とともに記憶して管理する。
【0005】
【特許文献1】
特開平5−706号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のシステムにおいては、倉庫を荷物の置場とフォークリフトの通路とに区分し、荷物の置場(棚)にのみバーコードを貼付して荷物の位置を管理しているため、倉庫のレイアウト変更を行う場合には、変更後の荷物の置場を把握して、その位置情報を表わすバーコードを荷物の置場に貼付し直さなければならず、その作業には非常に手間がかかり、レイアウトを自由に変更するのが困難であるという問題がある。また、荷物の位置に対してフォークリフトの位置が管理されていないため、入出庫作業を行う場合には、フォークリフトが指示された荷物の置場に正確に移動しているか否かがわからず、荷物の置き違いや取り違いが発生するおそれがある。
【0007】
本発明は、上記問題点を解決するものであって、その課題とするところは、倉庫のレイアウト変更に容易に対応できるとともに、倉庫における荷物の位置とフォークリフトの位置とを正確に管理することができる荷物管理システムを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明にかかる倉庫における荷物管理システムは、倉庫の床面の略全面に、倉庫における位置を示す情報を有する複数の識別体を所定の間隔をおいて配置し、当該識別体は、荷物の置場に配置されて荷物の位置を識別するための第1の識別体と、フォークリフトの通路に配置されてフォークリフトの位置を識別するための第2の識別体とからなり、管理装置は、第1の識別体の有する情報に基づいて荷物の位置を管理するとともに、フォークリフトにより検出される第2の識別体の有する情報に基づいてフォークリフトの位置を管理する。ここで、「倉庫」は、屋内にあるものと屋外にあるものとの両方を含む。
【0009】
このようにすることで、倉庫のレイアウト変更を行う場合においては、床面の略全面に配置された識別体のうち、変更後の荷物の置場に配置されている識別体を第1の識別体とし、変更後のフォークリフトの通路に配置されている識別体を第2の識別体として、それぞれの有する位置情報を管理装置で管理することにより、レイアウト変更後の荷物の位置とフォークリフトの位置とを管理できるため、従来のように変更後の荷物の置場を把握して、その位置情報を表わすバーコードを荷物の置場に貼付し直す必要がなくなり、手間をかけずにレイアウト変更を容易に行うことが可能となる。また、入出庫作業を行う場合においては、フォークリフトが第2の識別体を検出することにより、倉庫を移動するフォークリフトの位置を把握できるので、フォークリフトが出庫または入庫を指示された荷物の置場に正確に移動しているか否かがわかり、荷物の置き違いや取り違いを防止することができる。
【0010】
また、本発明においては、複数の識別体は、所定のピッチXaで配列された列を複数列設けて構成され、かつ隣り合う列の識別体を配列方向に所定のピッチXbだけずらして千鳥状に配置される。
【0011】
このようにすることで、それぞれの列における識別体の配列ピッチXaを広くしても、荷物の置場とフォークリフトの通路とに必要な識別体を効率良く配置して、荷物の位置とフォークリフトの位置とを管理することができるため、識別体を格子状に配置した場合に比べて、倉庫の床面に配置する識別体の数を少なくし、識別体の設置コストを低減することが可能となる。
【0012】
また、本発明においては、上記のように複数の識別体を千鳥状に配置するとともに、フォークリフトに設けられた第2の識別体を検出するための検出装置の寸法を次のように設定する。すなわち、複数の識別体の配列方向を、フォークリフトが荷物を荷置きまたは荷取りするときの進行方向に直交させるとともに、この進行方向と直交する検出装置の幅寸法Dbを、ピッチXaより小さくかつピッチXbより大きく設定し(Xa>Db>Xb)、この進行方向と平行な検出装置の幅寸法Daを、識別体の隣り合う列の間隔のピッチXcより小さく設定する(Xc>Da)。
【0013】
このようにすることで、フォークリフトが荷物を荷置きまたは荷取りするときに、検出装置が同時に2つ以上の第2の識別体を検出することなく、確実に1つの第2の識別体を検出するため、フォークリフトの位置を正確に把握することができる。
【0014】
さらに、本発明においては、検出装置をフォークリフトの車体の底面に設置するのが好ましい。
【0015】
検出装置がフォークリフトの車体から側方に突出して設置されていると、狭い通路をフォークリフトが走行する場合に、検出装置が荷物や倉庫の壁等に衝突して、検出装置や荷物を破損するおそれがあるが、上記のように検出装置を車体の底面に設置することで、検出装置が荷物や倉庫の壁に衝突することなく第2の識別体を検出し、荷物や検出装置の破損を防止することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態につき図を参照しながら説明する。図1〜図11は、本発明にかかる倉庫における荷物管理システムを説明する図である。図1は倉庫の全体図、図2は図1におけるフォークリフトと荷物の平面図である。図3は荷物管理システムの電気的構成を示すブロック図である。図4はフォークリフトと荷物の側面図、図5はフォークリフトの要部正面図、図6は荷物の正面図である。図7および図8はフォークリフトによる荷取りを説明する図である。図9は出庫作業時における荷物の位置とフォークリフトの位置を示す情報の表示例であり、図10は入庫作業時の荷物の位置とフォークリフトの位置を示す情報の表示例である。図11は本発明の他の実施形態を示す倉庫の全体図である。
【0017】
図1において、Sは複数の荷物Wを荷物の種類やロット番号ごとに分けて格納するための倉庫であり、この倉庫Sは荷物Wが格納される荷物の置場SO(以下、荷物置場SOと示す。)と荷物Wの入出庫作業を行うフォークリフト100の通路STとに区分されている。ここで、倉庫Sは、屋内にあるものと屋外にあるものとの両方を含む。Pは荷物Wを積載するためのパレットである。本実施形態では、荷物Wを積載したパレットPは倉庫Sの床面Gに直置きされて格納されているが、倉庫Sに棚や荷受台を設置し、これらの上に載置されて格納されていてもよい。また、本実施形態では、フォークリフト100はオペレータが搭乗するカウンタバランス型のフォークリフト(図4参照)である。
【0018】
倉庫Sの床面Gの略全面には複数のIDタグ12が埋設されている。この複数のIDタグ12は誘導起電力を発生するコイル(図示省略)と、それぞれのIDタグ12が埋設されている倉庫Sにおける位置を識別するための情報を記憶するIC回路(図示省略)とを内蔵している。また、複数のIDタグ12は、一定のピッチXaで配列された列Rを複数列設けて構成され、かつ図2に示すように、隣り合う列のIDタグ12が配列方向に一定のピッチXbだけずれて配置されることにより、床面Gに千鳥状に埋設されている。また、隣り合う列R同士はピッチXcの間隔で配置されている。各列におけるIDタグ12の配列方向は、図2に示すようにフォークリフト100が荷物W(図2では図示省略)とパレットPを荷置きまたは荷取りするときに、パレットPに向かって前進する進行方向F、Bに対して直交する方向であり、ピッチXaはF、B方向に対して直交する方向のパレット幅Pbと略同一の寸法である。そして、ピッチXbはピッチXaの半分のピッチであり、ピッチXcはF、B方向と平行な方向のパレット幅Pcと略同一の寸法である。これらの寸法は、たとえばパレット幅Pb、Pcは1000〜1200mm、ピッチXaとピッチXcは1000mm、ピッチXbは500mm等のように設定されている。なお、複数のIDタグ12は、本発明における複数の識別体を構成する。
【0019】
さらに、このような複数のIDタグ12は、荷物置場SOに配置されているものを、荷物Wの位置を識別するための荷物置場用IDタグ12aとし、フォークリフト100の通路STに配置されているものを、フォークリフト100の位置を識別するための通路用IDタグ12bとして、倉庫Sに隣接する管理室Mに設置された管理装置21で記憶されている。荷物置場用IDタグ12aは、本発明における第1の識別体を構成し、通路用IDタグ12bは、本発明における第2の識別体を構成する。
【0020】
管理装置21は荷物置場用IDタグ12aの有する位置情報を記憶するとともに、各IDタグ12aが配置されている荷物置場SOの荷物Wの荷物情報を記憶する。なお、荷物情報とは、たとえば、荷物の種類、品名、ロット番号、数量、入庫元や出庫先等に関する情報である。この荷物情報は、後述する荷物Wの側面に付設されたバーコード16をフォークリフト100に設置されたバーコードリーダ15によって読み取ることにより得られる。これにより、管理装置21はIDタグ12aの有する情報に基づいて荷物Wの位置を管理し、バーコード16の有する情報に基づいて荷物Wの荷物情報を管理する。
【0021】
また、管理装置21は通路用IDタグ12bの有する位置情報も記憶する。これにより、管理装置21はIDタグ12bの有する情報に基づいて通路STを走行するフォークリフト100の位置を管理する。なお、通路用IDタグ12bは、後述するようにフォークリフト100に備わる検出装置10(図3に図示)によって検出され、フォークリフト100の位置情報が読み取られる。
【0022】
さらに、管理装置21は、上記の荷物Wの位置とフォークリフト100の位置とを関連付けて管理する。たとえば、図2において、荷物置場SOに配置されているIDタグ120aから得られる荷物Wの位置と、荷物置場SOの前方(B方向側)の通路STに配置されているIDタグ120bから得られるフォークリフト100の位置とをリンクさせて管理する。このようにすると、後述するように検出装置10がIDタグ120bを検出することで、フォークリフト100の位置情報が得られ、このフォークリフト100の位置情報から、これとリンクするIDタグ120aが有する荷物Wの位置情報が自動的に得られる。
【0023】
次に、本発明にかかる荷物管理システムの電気的構成を説明する。図3において、荷物管理システムはフォークリフト100と管理装置21とから構成される。フォークリフト100において、10は本発明にかかる検出装置、15はバーコードリーダ、20は端末装置である。検出装置10は、IDタグ用アンテナ11と、IDタグ用中継器13と、CPUやメモリからなるIDタグ用コントローラ14とから構成されていて、前述のIDタグ12bを検出してフォークリフト100の位置情報を読み取り、コントローラ14から端末装置20に送信する。バーコードリーダ15は、光学的読取素子のほかにCPUやメモリを備えていて、荷物Wに付設されたバーコード16(たとえば、図6に図示)から荷物Wの荷物情報を読み取り、端末装置20へ送信する。端末装置20は、CPUからなる制御部20aと、ROMやRAMからなるメモリ20bと、スペクトル拡散通信方式等の無線装置からなる通信部20cと、LCD等の表示部20dとから構成されている。通信部20cは、管理装置21の通信部21cへフォークリフト100の位置情報や荷物Wの荷物情報を送信するとともに、管理装置21の通信部21cから、後述するフォークリフト100の位置情報とリンクする荷物Wの位置情報や、出庫位置情報と出庫荷物情報や、入庫位置情報を受信する。表示部20dは、上記の各情報を表示する。
【0024】
一方、管理装置21は、CPUからなる制御部21aと、ROMやRAMからなるメモリ21bと、スペクトル拡散通信方式等の無線装置からなる通信部21cと、LCD等の表示部21dとから構成されている。通信部21cは、端末装置20の通信部20cへ出庫位置情報と出庫荷物情報や、入庫位置情報などを送信するとともに、端末装置20の通信部20cからフォークリフト100の位置情報や荷物Wの荷物情報を受信する。表示部21dは、通信部21cが受信した上記の情報を表示するとともに、倉庫Sの在庫管理や入出庫管理に関する情報を表示する。
【0025】
次に、フォークリフト100に備わる各装置の構造を説明する。図4において、
フォークリフト100の車体1の底面には、IDタグ用アンテナ11が支持部材11aを介して設置されている。このアンテナ11はIDタグ12bを検知するために所定値の電流が通電され、床面Gに向けて磁界を発生している。このため、フォークリフト100が通路STを走行し、アンテナ11がIDタグ12bの上を通過すると、アンテナ11が発生する磁界によりIDタグ12bに内蔵されるコイルに誘導起電力が生じ、この誘導起電力によりIC回路が駆動されて、IC回路に記憶されている位置情報が電気信号としてアンテナ11に送信される。そして、アンテナ11に送信された信号は、車体1の運転席に設置されたIDタグ用中継器13で増幅され、車体1の上部に設置されたIDタグ用コントローラ14へ送信される。中継器13で増幅された信号を受信したコントローラ14はこの信号をデコードして、IDタグ12bの有する位置情報を読み取る。また、コントローラ14は車体1に設置した電源(図示省略)からアンテナ11に所定値の電流を通電させる。
【0026】
また、アンテナ11は、図2に示すように平板形のアンテナであり、前述したフォークリフト100の進行方向F、Bに対して直交する方向の幅寸法Dbは、IDタグ12のピッチXaより小さくかつピッチXbより大きな寸法である(Xa>Db>Xb)。この幅寸法Dbは、たとえば700mmに設定されている。これにより、フォークリフト100が荷物Wを荷置きまたは荷取りするためにF、B方向に前後進するとき、アンテナ11が同一列RにあるIDタグ12bを同時に2つ以上検知することなく、確実に1つだけ検知することができる。また、進行方向F、Bに対して平行な方向のアンテナ11の幅寸法Daは、IDタグ12の列間のピッチXcより小さな寸法である(Xc>Da)。この幅寸法Daは、たとえば400mmに設定されている。これにより、フォークリフト100が荷物Wを荷置きまたは荷取りするためにF、B方向に前後進するとき、アンテナ11が隣り合う列RにあるIDタグ12bを同時に2つ以上検知しないようにすることができる。
【0027】
上記のようなアンテナ11を設けることにより、倉庫Sに格納されている荷物Wを出庫する場合、出庫する荷物Wの荷物置場SOに向かってフォークリフト100が走行すると、図7に示すようにアンテナ11が荷物置場SOの前方(B方向側)に埋設されているIDタグ120bの上を必ず通過するため、この通過時にアンテナ11はIDタグ120bを検知し、このIDタグ120bが送信する信号を受信して中継器13へ送る。中継器13はこの信号を増幅してコントローラ14へ送信する。そして、コントローラ14が受信した信号からIDタグ120bの有する位置情報を読み取ることで、フォークリフト100の位置情報が得られる。また、上述したように、荷物置場SOにあるIDタグ120aから得られる荷物Wの位置と、荷物置場SOの前方(B方向側)にあるIDタグ120bから得られるフォークリフト100の位置とをリンクさせて管理装置21で管理しておくと、上記のようにIDタグ120bの有する位置情報を読み取ることで、フォークリフト100の位置情報が得られるとともに、このフォークリフト100の位置情報から、これとリンクするIDタグ120aが有する位置情報、すなわち出庫する荷物Wが置かれている荷物置場SOの位置情報が自動的に得られる。
【0028】
一方、外部から倉庫Sへ荷物Wを入庫する場合、外部から搬入してきた荷物WおよびパレットPを倉庫Sの所定の荷物置場SOへ格納するため、この荷物置場SOに向かってフォークリフト100が走行すると、上述した出庫の場合と同様に、荷物置場SOの前方に埋設されているIDタグ120bから位置情報を読み取ることで、フォークリフト100の位置情報が得られ、このフォークリフト100の位置情報から、IDタグ120aが有する入庫荷物の荷物置場SOの位置情報が自動的に得られる。また、アンテナ11によるIDタグ12bの検知からコントローラ14による位置情報の読み取りまでにかかる時間は、非常に短時間であるため、倉庫Sでフォークリフト100を走行させながら、アンテナ11が通過するIDタグ12bごとにそれぞれの有する位置情報を読み取ることができる。
【0029】
図4において、フォークリフト100の車体1の前方(F方向側)にはリフトブラケット4を介してバーコードリーダ15が設置されている。このバーコードリーダ15は、荷物Wのフォークリフト100と対面する側面に付設されたバーコード16を読み取る。なお、リフトブラケット4はマスト3に昇降可能に連結され、荷物WおよびパレットPを荷取るための1対のフォーク5を備えている。バーコード16は、図6に示すようにパレットPの略中央に位置するように荷物Wの側面に貼着等により付設されていて、前述した荷物Wの荷物情報を示している。また、本実施形態では、バーコード16として2次元のバーコードを例示しているが、1次元のバーコードを用いてもよい。このバーコード16を読み取るため、バーコードリーダ15は、図5に示すようにフォークリフト100の1対のフォーク5の略中央に位置するとともに、フォーク5をパレットPの差込口Pa(図6)に差し込んだときに、レンズ部15aがバーコード16と略同一の高さに位置するようにリフトブラケット4に連結されている。
【0030】
上記のようなバーコードリーダ15およびバーコード16を設けることにより、倉庫Sに格納されている荷物Wを出庫する場合、図7に示すように、出庫する荷物Wをフォーク5によって荷取るためにフォークリフト100が荷物Wに向かって前進すると、図8に示すようにフォーク5がパレットPの差込口Paに差し込まれ、バーコードリーダ15とバーコード16とが所定距離まで近づいたときに、バーコードリーダ15がバーコード16を読み取り、出庫する荷物Wの荷物情報を得ることができる。
【0031】
一方、外部から倉庫Sへ荷物Wを入庫する場合、外部で入庫する荷物Wをフォーク5によって荷取るとき、上述した出庫の場合と同様に、バーコードリーダ15がバーコード16を読み取り、入庫する荷物Wの荷物情報を得ることができる。また、バーコードリーダ15によるバーコード16の読み取りにかかる時間は非常に短時間であるため、フォークリフト100を荷物Wに向かって前進させながら、バーコード16から荷物Wの荷物情報を読み取ることができる。
【0032】
図4において、フォークリフト100の車体1の運転席には端末装置20が設置されている。この端末装置20には、IDタグ12bから読み取ったフォークリフト100の位置情報がコントローラ14から送信されてくるとともに、バーコード16から読み取った荷物Wの荷物情報がバーコードリーダ15から送信されてくる。端末装置20は、受信したこれらの情報を表示部20d(図3)に表示するとともに、通信部20c(図3)から管理装置21へ送信する。そして、管理装置21へ送信されたこれらの情報は、管理装置21によって荷物Wごとに管理され、倉庫S全体の荷物Wの在庫管理や入出庫管理が行われる。また、前述したように、管理装置21で荷物置場SOにあるIDタグ120a(たとえば図2)から得られる荷物Wの位置と、荷物置場SOの前方にあるIDタグ120b(たとえば図2)から得られるフォークリフト100の位置とをリンクさせて管理しておくと、管理装置21は、端末装置20からIDタグ120bが有するフォークリフト100の位置情報を受信したときに、このフォークリフト100の位置情報とリンクするIDタグ120aが有する荷物Wの位置情報、すなわち荷物Wが置かれている荷物置場SOの位置情報を抽出し、この荷物Wの位置情報を通信部21c(図3)から端末装置20へ送信する。そして、管理装置21から荷物Wの位置情報を受信した端末装置20は、この情報を表示部20dに表示する。
【0033】
また、端末装置20には、荷物Wの出庫作業時に、出庫する荷物Wが倉庫Sのどの位置に格納されているかを示す出庫位置情報と、出庫する荷物Wがどのような荷物であるかを示す出庫荷物情報とが出庫指示として管理装置21から送信されてくる。そして、管理装置21から出庫指示を受信した端末装置20は、出庫位置情報と出庫荷物情報とを表示部20dに表示する。
【0034】
この出庫作業時における表示部20dの表示画面の例を図9を参照して説明する。図9において、管理装置21から送信されてくる出庫位置情報として出庫ロケーションOLが表示され、出庫荷物情報として出庫荷物OW1および格納数OW2が表示される。本実施形態では、出庫ロケーションOLは「A100201」と表示されているが、これはフォークリフト100の位置に関連付けて管理されている荷物Wの位置がAゾーンの10行目の2間口目の1段目であることを示している。なお、ゾーンとは、荷物置場SOを倉庫Sに格納する荷物Wの態様に応じて区分したものである。また、出庫荷物OW1は「ロットNo.31E26」とロット番号で表示され、格納数OW2は「10袋」と袋数で表示されている。なお、出庫荷物情報はこの2つの情報OW1、OW2以外の情報も有しているが、図9ではそれらの表示を省略してある。また、指示No.は管理装置21からの出庫指示の通し番号であり、荷物の梱包形態(ここでは紙袋)とともに表示される。これにより、この表示部20dに表示された荷物Wの出庫位置情報OLと出庫荷物情報OWをオペレータが目視可能となり、これらの情報に基づいて出庫作業が行われる。
【0035】
また、コントローラ14から送信されてくるフォークリフト100の位置情報や、管理装置21から送信されてくるフォークリフト100の位置情報とリンクする荷物Wの位置情報としてロケーションPLが表示され、バーコードリーダ15から送信されてくる荷物Wの荷物情報として荷物PW1および格納数PW1が表示されている。本実施形態では、ロケーションPLは「A080201」と表示されているが、これは管理装置21から送信されてくる荷物Wの位置情報を示しており、出庫した荷物Wの位置がAゾーンの8行目の2間口目の1段目であることを示している。また、荷物PW1は「ロットNo.31D26」とロット番号で表示され、格納数PW2は「10袋」と袋数で表示されている。これにより、出庫作業中のフォークリフト100の位置と荷物Wの位置および荷物情報とが把握され、管理装置21から出庫指示された荷物Wの位置にフォークリフト100が正確に移動しているか否かがわかり、荷取った荷物Wが出庫指示された荷物であるか否かがわかる。図9の例では、ロケーションPLが出庫ロケーションOLと一致せず、荷物PW1が出庫荷物OW1と一致していないので、管理装置21から出庫指示された荷物Wの位置にフォークリフト100が正確に移動しておらず、また、荷取った荷物Wが出庫指示された荷物ではないことがわかる。
【0036】
一方、荷物Wの入庫作業時は、端末装置20には、入庫する荷物Wの荷物情報に応じて倉庫Sのどの位置に格納するかを示す入庫位置情報が入庫指示として管理装置21から送信される。そして、管理装置21から入庫指示を受信した端末装置20は、入庫位置情報を表示部20dに表示する。
【0037】
この入庫作業時における表示部20dの表示画面の例を図10を参照して説明する。図10において、管理装置21から送信されてくる入庫位置情報として入庫ロケーションILが表示されている。本実施形態では、入庫ロケーションILは「B050101」と表示されているが、これは入庫する荷物Wの位置がBゾーンの5行目の1間口目の1段目であることを示している。なお、入庫ロケーションILの上に表示されている品名コードは、入庫する荷物Wの品名のコード番号を示している。ロットNo.は荷物Wのロット番号である。また、指示No.は管理装置21からの入庫指示の通し番号であり、荷物の梱包形態(ここでは紙袋)とともに表示される。これにより、この表示部20dに表示された荷物Wの入庫位置情報ILをオペレータが目視可能となり、この情報に基づいて入庫作業が行われる。
【0038】
また、コントローラ14から送信されてくるフォークリフト100の位置情報や、管理装置21から送信されてくるフォークリフト100の位置情報とリンクする荷物Wの位置情報としてロケーションPLが表示され、バーコードリーダ15から送信されてくる荷物Wの荷物情報として荷物PW1および入庫数PW2が表示されている。本実施形態では、ロケーションPLは「B050101」と表示されているが、これは管理装置21から送信されてくる荷物Wの位置情報を示しており、荷物Wを入庫した位置がBゾーンの5行目の1間口目の1段目であることを示している。また、荷物PW1は「ロットNo.33G20」とロット番号で表示され、入庫数PW2は「10袋」と袋数で表示されている。なお、荷物情報はこの2つの情報PW1、PW2以外の情報も有しているが、図10ではそれらの表示を省略してある。これにより、入庫作業中のフォークリフト100の位置と荷物Wを入庫しようとしている荷物Wの位置とが把握され、管理装置21から入庫指示された荷物Wの位置にフォークリフト100が正確に移動しているか否かがわかる。図10の例では、ロケーションPLが入庫ロケーションILと一致しているので、管理装置21から入庫指示された荷物Wの位置にフォークリフト100が正確に移動していることがわかる。
【0039】
ところで、倉庫においては、レイアウト変更が必要となることがしばしばある。この場合においては、床面Gの略全面に配置されたIDタグ12のうち、変更後の荷物置場SOに配置されているIDタグ12を荷物置場用IDタグ12aとし、変更後のフォークリフト100の通路STに配置されているIDタグ12を通路用IDタグ12bとして、それぞれの有する位置情報を管理装置21で管理することにより、レイアウト変更後の荷物Wの位置とフォークリフト100の位置とを管理できるため、従来のように変更後の荷物置場SOを把握して、その位置情報を表わすバーコードを荷物置場SOに貼付し直す必要がなくなり、手間をかけずにレイアウト変更を容易に行うことが可能となる。また、入出庫作業を行う場合においては、検出装置10によって通路用IDタグ12bを検出することで、倉庫Sを移動するフォークリフト100の位置を把握できるので、フォークリフト100が出庫または入庫を指示された荷物置場SOに正確に移動しているか否かがわかり、荷物Wの置き違いや取り違いを防止することができる。さらに、荷物置場SOに配置されているIDタグ120aから得られる荷物Wの位置と、荷物置場SOの前方に配置されているIDタグ120bから得られるフォークリフト100の位置とをリンクさせて管理装置21で管理することにより、フォークリフト100が荷置きや荷取り作業を行う位置と、そのときの荷物Wの位置とをリンクさせることができるので、検出装置10によってIDタグ120bを検出することで、フォークリフト100の位置が得られ、このフォークリフト100の位置から、これとリンクするIDタグ120aの有する荷物Wの位置が自動的に得られる。このため、フォークリフト100の位置とともに荷物Wの位置も把握でき、一層確実に荷物Wの置き違いや取り違いを防止することができる。
【0040】
一方、図1のように複数のIDタグ12を倉庫Sの床面Gの略全面に千鳥状に配置することにより、それぞれの列RにおけるIDタグ12のピッチXaを広くしても、荷物置場SOとフォークリフト100の通路STとに必要なIDタグ12を効率良く配置して、荷物Wの位置とフォークリフト100の位置とを管理することができるため、IDタグ12を格子状に配置した場合に比べて、床面Gに配置するIDタグ12の数を少なくし、IDタグ12の設置コストを低減することが可能となる。また、IDタグ12の配列方向を、フォークリフト100が荷物Wを荷置きまたは荷物Wを荷取りするときの進行方向F、Bに直交させるとともに、この進行方向F、Bと直交するアンテナ11の幅寸法Dbを、ピッチXaより小さくかつピッチXbより大きく設定し(Xa>Db>Xb)、進行方向F、Bと平行なアンテナ11の幅寸法Daを、IDタグ12の隣り合う列Rの間隔のピッチXcより小さく設定する(Xc>Da)ことにより、フォークリフト100が荷物Wを荷置きまたは荷取りするときに、アンテナ11が同時に2つ以上のIDタグ12bを検知することなく、確実に1つのIDタグ12bを検知するため、そのIDタグ12bが有する位置情報をコントローラ14により読み取り、フォークリフト100の位置を正確に把握することができる。さらに、アンテナ11をフォークリフト100の車体1から側方に突出させずに、車体1の底面に設置することにより、狭い通路STをフォークリフト100が走行する場合に、アンテナ11を荷物Wや倉庫Sの壁等に衝突させることなくIDタグ12bを検知でき、アンテナ11や荷物Wの破損を防止することができる。
【0041】
以上述べた実施形態においては、倉庫Sの位置情報を有する複数の識別体としてIDタグ12を用い、検出装置としてアンテナ11と中継器13とコントローラ14とから構成される検出装置10を用いた場合を例に挙げているが、本発明はこれのみに限定するものではない。識別体と検出装置としては、これ以外にも、バーコードとバーコードリーダや、カラーマークとこのマークを画像として検出するCCD等のカメラ、ミラー等の反射体と反射型の光電センサ、磁石等の磁性体と磁気センサ等を用いてもよい。つまり、識別体としては倉庫Sの床面Gの略全面に複数配置され、それぞれが倉庫における位置を示す固有の識別情報を有していればよく、検出装置としてはそれぞれの識別体が有する固有の識別情報を読み取ることができればよい。
【0042】
また、上記実施形態では、IDタグ12を検知するIDタグ用アンテナ11をフォークリフト100の車体1の底面に取り付けた場合を例に挙げているが、本発明はこれに限定するものではない。これ以外にも、IDタグ用アンテナ11を車体1の前方や後方や側方から突出するような位置に取り付けてもよい。つまり、床面Gに埋設されているIDタグ12を検知し、IDタグ12が発信する信号を受信することができるような位置であればよい。なお、この場合、アンテナ11が荷物Wや倉庫Sの壁に衝突して、荷物Wやアンテナ11が破損するのを防止するために、フォークリフト100の通路STは広くするのが好ましい。
【0043】
また、上記実施形態では、複数のIDタグ12は、所定のピッチXaで配列された列RをピッチXcの間隔で複数列設けて構成され、かつ隣り合う列RのIDタグ12が配列方向(ピッチXaの方向)にピッチXbだけずらして配置されることにより、IDタグ12が床面Gに千鳥状に埋設される場合を例に挙げているが、本発明はこれのみに限定されるものではない。これ以外にも、図11に示すように、IDタグ12を一定のピッチXaで配列した列Rが、ピッチXbの間隔で複数列設けて構成され、かつ隣り合う列RのIDタグ12が配列方向(ピッチXaの方向)にピッチXbだけずれて配置されることにより、IDタグ12が床面Gに千鳥状に埋設されるようにしてもよい。この場合、アンテナ11の幅寸法Da(図2)をピッチXbより小さく設定すればよい(Xb>Da)。このようにすることにより、IDタグ12が倉庫Sの床面Gに倉庫Sの縦方向と横方向へ同ピッチXbで千鳥状に配列されるので、フォークリフト100が荷物Wを荷取るまたは荷置きする方向を、破線で示すフォークリフト100のように倉庫Sの縦方向としたときにも、横方向の場合と同様に、フォークリフト100が荷物W1に向かって前進すると、アンテナ11が同時に2つ以上のIDタグ12bを検知することなく、確実に1つのIDタグ12bを検知するため、フォークリフト100が縦方向と横方向のいずれの方向へ走行する場合でも、フォークリフト100の位置を正確に把握することができるようになる。
【0044】
また、上記実施形態では、1台のフォークリフト100により倉庫Sで荷物Wの出庫作業や入庫作業を行う場合を例に挙げているが、本発明はこれに限定するものではなく、複数台のフォークリフト100により倉庫Sで荷物Wの出庫作業や入庫作業を行うようにしてもよい。この場合、それぞれのフォークリフト100は、IDタグ12bを検出するための検出装置10を備えていればよい。さらに、それぞれのフォークリフト100を管理装置21が識別できるように、各フォークリフト100に固有のIDを割り当て、このIDを管理装置21で管理すればよい。このようにすることで、複数台のフォークリフト100の位置を管理装置21で正確に管理することができる。
【0045】
さらに、上記実施形態では、フォークリフトとしてオペレータが搭乗するカウンタバランス型のフォークリフト100を例に挙げているが、本発明はこれのみに限定するものではなく、無人式のフォークリフトやリーチ型のフォークリフトにも適用することができる。
【0046】
【発明の効果】
本発明によれば、倉庫の床面の略全面に複数の識別体を配置したので、倉庫のレイアウト変更を行う場合において、それらの識別体のうち、変更後の荷物の置場に配置されている識別体を第1の識別体とし、フォークリフトの通路に配置されている識別体を第2の識別体として、それぞれの有する位置情報を管理装置によって管理することで、手間をかけずにレイアウト変更を容易に行うことが可能となる。また、入出庫作業を行う場合においては、フォークリフトが第2の識別体を検出することにより、倉庫を移動するフォークリフトの位置を把握できるので、フォークリフトが指示された荷物の置場に正確に移動しているか否かがわかり、荷物の置き違いや取り違いを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる荷物管理システムを適用した倉庫の全体図である。
【図2】図1におけるフォークリフトと荷物の平面図である。
【図3】本発明にかかる荷物管理システムの電気的構成を示すブロック図である。
【図4】フォークリフトと荷物の側面図である。
【図5】フォークリフトの要部正面図である。
【図6】荷物の正面図である。
【図7】フォークリフトによる荷取りを説明する図である。
【図8】フォークリフトによる荷取りを説明する図である。
【図9】出庫作業時における位置情報の表示例である。
【図10】入庫作業時における位置情報の表示例である。
【図11】本発明の他の実施形態を示す倉庫の全体図である。
【符号の説明】
1 車体
10 検出装置
11 IDタグ用アンテナ
12 IDタグ
12a 荷物置場用IDタグ
120a 荷物置場用IDタグ
12b 通路用IDタグ
120b 通路用IDタグ
13 IDタグ用中継器
14 IDタグ用コントローラ
21 管理装置
100 フォークリフト
Da アンテナ幅寸法
Db アンテナ幅寸法
F、B 進行方向
G 床面
R 列
S 倉庫
Xa ピッチ
Xb ピッチ
Xc ピッチ
W 荷物
W1 荷物
Claims (2)
- 倉庫に格納されフォークリフトにより入出庫される荷物の位置と、フォークリフトの位置とを管理装置で管理する荷物管理システムであって、
倉庫の床面の略全面に、倉庫における位置を示す情報を有する複数の識別体を所定の間隔をおいて配置し、
前記識別体は、荷物の置場に配置されて荷物の位置を識別するための第1の識別体と、フォークリフトの通路に配置されてフォークリフトの位置を識別するための第2の識別体とからなり、
前記管理装置は、前記第1の識別体の有する情報に基づいて荷物の位置を管理するとともに、フォークリフトにより検出される前記第2の識別体の有する情報に基づいてフォークリフトの位置を管理し、
前記複数の識別体は、所定のピッチXaで配列された列を複数列設けて構成され、かつ隣り合う列の識別体を配列方向に所定のピッチXbだけずらして千鳥状に配置されており、
前記フォークリフトは、前記第2の識別体を検出するための検出装置を備え、
前記複数の識別体の配列方向を、フォークリフトが荷物を荷置きまたは荷取りするときの進行方向に直交させるとともに、前記進行方向と直交する前記検出装置の幅寸法Dbを、前記ピッチXaより小さくかつ前記ピッチXbより大きく設定し、前記進行方向と平行な前記検出装置の幅寸法Daを、隣り合う列の間隔のピッチXcより小さく設定したことを特徴とする倉庫における荷物管理システム。 - 請求項1に記載の荷物管理システムにおいて、
前記検出装置をフォークリフトの車体の底面に設置したことを特徴とする倉庫における荷物管理システム。
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