JP4087347B2 - 電気泳動表示装置およびその製造方法 - Google Patents

電気泳動表示装置およびその製造方法 Download PDF

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本発明は、電気泳動表示装置およびその製造方法に関する。
近年、情報携帯端末が急速に発展し、低消費電力、軽量、薄型の表示装置のニーズが高
まってきている。現状では、情報携帯端末のディスプレイとして反射型液晶表示装置が広
く用いられている。しかし、反射型液晶表示装置は偏光板を使用するため光の利用効率が
低く、使用環境によっては十分な明るさが得られず、表示の視認性が悪い場合がある。
偏光板を使用せずに明るい反射型ディスプレイが得られる方式として、電気泳動表示装
置が知られている。この装置は、透明電極を形成した一対の基板の間に、分散液を挟んだ
構造を持っている。分散液は、帯電した粒子(帯電粒子)と、色素を溶解することで着色
した絶縁性液体等からなる。透明電極を介して分散液に電圧を印加すると、電荷を有する
帯電粒子はその電荷とは逆の極性の電極へ移動する。観測者側の電極に帯電粒子が集まる
と、帯電粒子の色が表示される。一方、観測者側と反対の電極に帯電粒子が集まると、絶
縁性液体の色を観測者は視認することになる。すなわち、帯電粒子と絶縁性液体の色の差
によって表示が行われる。
電気泳動表示装置において、画素の周辺部などに隔壁を設けて分散液を小区域に分割す
ることは、画素間の粒子の移動防止に有効である。つまり、各々の画素(小区域)の周辺
部に隔壁を形成すれば、隣り合った画素間での分散液の対流による帯電粒子の移動がなく
なり、保持性に優れた表示装置を作ることができるのである。しかし、隔壁を設けると、
分散液の層を基板間に形成する際、液晶表示装置でよく行われているような注入法、すな
わち基板の端に注入口を設けてそこから毛細管現象を利用して分散液を注入する方法が困
難となる。隔壁を有する電気泳動表示装置に分散液を封入する方法としては、以下の方法
が提案されている。
1つは、各画素周辺部に隔壁(土手部)を設け、吐出装置を用いて種々の色の分散液を
各々の画素に入れることで、多色表示を可能にする方法である(例えば、特許文献1参照
)。この吐出装置とはインクジェット・プリンターに用いられるインクジェット装置と同
様のもので、分散液を隔壁で隔てられた各画素に入れることができる。しかしながら、こ
のインクジェット装置を用いる方法では、分散液の吐出工程に長時間を要するという問題
がある。例えば、100万画素の電気泳動表示装置に10本のノズルをもつインクジェッ
ト装置で分散液を吐出するには、所望の画素上へのノズルの位置を合わせ、分散液の吐出
、ノズルの移動という操作を10万回も繰り返す必要がある。したがって、量産性が低い
また、隔壁上に接着層を用いて流路を形成し、液体分散媒を注入する方法もある(例え
ば、特許文献2参照)。この方法では、比較的短時間で注入を行うことができると考えら
れる。しかしながら、この接着層は注入時には未硬化であるため、接着層の材料が絶縁性
液体(液体分散媒)に溶出したり、接着層に含まれるイオン性不純物が絶縁性液体中に溶
出したりする恐れがある。このような溶出が起こると、絶縁性液体の電気抵抗が低下し、
焼き付きやコントラスト低下などの表示不良を起こす。また、隔壁の幅は100μm程度
とかなり狭いため、高い精度で隔壁上に接着層を印刷する必要がある。そして、万一接着
層の印刷位置がずれると、隔壁の上面以外の部分に接着層が付いてしまい表示不良となる
ので、信頼性を確保するためには、隔壁の幅を100μmより狭くすることは困難と思わ
れる。
特開2001−235771公報(第3−4頁、第1図) 特開2002−148663公報(第3−7頁、第4図)
上述したように、従来は、優れた信頼性や表示特性を有する電気泳動表示装置を簡易に
製造することが出来なかった。
本発明は、この問題に鑑み、優れた信頼性や表示特性を有する電気泳動表示装置を簡易
に製造する方法と、その方法を用いて製造された電気泳動表示装置を提供することを目的
とする。
そこで、本発明は、互いに対向して配置される第1基板及び第2基板と、第1基板と第
2基板との間で各小区域を格子状に囲むよう設けられる隔壁と、第1基板と第2基板との
間に設けられる絶縁性液体と、絶縁性液体中に分散される複数の帯電粒子と、第1基板若
しくは第2基板上に、各画素に対応して設けられる第1電極と、第1基板若しくは第2基
板上に、各画素に対応して設けられる第2電極と、第1電極及び第2電極に電圧を印加す
る駆動手段とを具備し、隔壁は、対向する二辺夫々の少なくとも一部に設けられる孔を有
し各小区域を区分する第1構造体と、孔を塞ぐよう設けられる第2構造体とを有すること
を特徴とする電気泳動表示装置を提供する。
本発明においては、小区域は1つ若しくは複数の画素で構成されても良い。
また本発明においては、第1構造体は第1基板に接着され、第2構造体は第2基板に接
着されていても良い。
また本発明においては、第1構造体が小区域を囲むように形成され、孔は対向する二辺
夫々の一部に設けられても良い。
また本発明においては、孔は対向する二辺夫々の中央に設けられても良い。
また本発明においては、孔は対向する二辺夫々の中央以外に互い違いになるよう設けら
れても良い。
また本発明においては、第2基板上に設けられる、第1色を呈する第1フィルタと第1
色とは異なる第2色を呈する第2フィルタと第1色とも第2色とも異なる第3色を呈する
第3フィルタとを含むカラーフィルタをさらに具備し、第2構造体は第1フィルタと第2
フィルタと第3フィルタを積層した積層体を含んでも良い。
また本発明は、第1基板若しくは第2基板の一方の主面上に、各画素に対応して設けら
れる第1電極を形成する工程と、第1基板若しくは第2基板の前記一方の主面上に、各画
素に対応して設けられる第2電極を形成する工程と、第1基板の、一方の主面上に、格子
の対向する二辺夫々の少なくとも一部に設けられる孔を有し各小区域を区分する第1構造
体を形成する工程と、第2基板の、一方の主面上の孔に対応する領域に、孔以上の大きさ
の第2構造体を形成する工程と、第1構造体と第2構造体とで孔を塞がないよう、第1基
板及び第2基板の一方の主面同士を対向させて貼り合わせる工程と、絶縁性液体中に複数
の帯電粒子を分散させた分散液を、孔を通じて第1基板と第2基板との間に注入する工程
と、分散液を注入した第1基板と第2基板の少なくとも一方を基板面内で移動させ、第1
構造体と第2構造体とで孔を塞ぐ工程とを具備することを特徴とする電気泳動表示装置の
製造方法を提供する。
本発明においては、小区域は1つ若しくは複数の画素で構成されても良い。
また本発明においては、第1構造体が小区域を囲むように形成され、孔は対向する二辺
夫々の一部に設けられても良い。
また本発明においては、孔は対向する二辺夫々の中央に設けられても良い。
また本発明においては、孔は対向する二辺夫々の中央以外に互い違いになるよう設けら
れても良い。
本発明によれば、優れた信頼性や表示特性を有する電気泳動表示装置を簡易に製造する
方法と、その方法を用いて製造された電気泳動表示装置を提供することが出来る。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係る電気泳動表示装置について詳細に
説明する。
(第1の実施形態)
まず、本発明の第1の実施形態に係る電気泳動表示装置を図1及び図2を用いて説明す
る。図1(a)は本実施形態の製造過程での電気泳動表示装置を示す平面図、図1(b)
は本実施形態の電気泳動表示装置を示す平面図、図2(a)、(b)は夫々図1(a)a
−a´間の断面図、図1(b)b−b´間の断面図である。
図1では、便宜的に4つの画素を抽出して平面図としており、この図の中央の一点鎖線
は画素の境界部を示す。すなわち、1つの画素は図の端の点線から、この一点鎖線までと
なる。図2では、図中の中央の一点鎖線が画素の境界部を示し、1つの画素は図の端の点
線から、この一点鎖線までとなる。
図2(b)に示すように、本実施形態の電気泳動表示装置は、第1基板3と第2基板4
とが対向して配置され、第1基板3と第2基板4との間には、各画素(各小区域)を囲む
ように隔壁10が設けられる。隔壁10は、第1基板3上に形成された第1構造体1と、
第2基板4上に形成された第2構造体2からなり、第1構造体1と第2構造体2とで各画
素を格子状に囲んでいる。また、第1基板3上には隔壁10で囲まれた内部の領域、つま
り画素に対応する領域に設けられる画素電極(第1電極)5が形成され、第2基板4上に
は隔壁10に対応する領域に設けられる対向電極(第2電極)6が設けられる。画素電極
5は、第1基板3上に形成されたTFT素子23に接続されており、対向電極6は駆動(
電圧印加)回路(図示せず)に接続されている。これらの電極5、6表面には、表面コー
ト層9が形成されている。そして、これらの電極が形成された第1基板3、第2基板4、
及び隔壁10の間に、帯電粒子7を分散した絶縁性液体8からなる分散液11が配置され
る。
そして、図1(b)に示すように、第1構造体1と第2構造体2とは、夫々第1基板3
と第2基板4の双方に接触している。格子の4つの角を含むほぼ全体を形成する第1構造
体1の対向する二辺夫々の中央に孔31があり、孔31より大きい第2構造体2で、この
孔31を塞いでいる。そして、図1(a)に示すように、分散液11を注入する際にはこ
の孔31を塞がずに流路として用い、分散液11注入後にこの孔31を塞ぐものである。
次に、以下の特性の部材を使用した場合について本実施形態の電気泳動表示装置の表示
原理を説明する。帯電粒子7は黒色で、正に帯電している。帯電粒子7を分散させている
絶縁性液体8としては、透明の液体を使用している。第1基板3および第2基板4にはガ
ラスなどの透明基板を使用し、第1電極5および第2電極6にはITO(Indium
tin oxide)などの透明電極を用いている。第2基板4の外側には白色の板(図
示せず)を置いており、第1基板3側を観測面としている。隔壁1、2材料は透明のもの
を使用している。図2(b)では左の画素が白表示、右の画素が黒表示を行っている。
図2(b)の左側の画素に示すように、第2電極6を基準電位(ゼロボルト)とし、第
1電極5に正極性の電圧を印加すると、帯電粒子7は第2電極6近傍へ移動する。この電
気泳動表示装置を第1基板3側から見ると、第1電極5、第1基板3、第2基板4はいず
れも透明であるため、第2基板4の外側に置いた白色の板の色を視認することになり、白
表示となる。
図2(b)の右側の画素に示すように、第2電極6を基準電位(ゼロボルト)とし、第
1電極5に負極性の電圧を印加すると、帯電粒子7は第1電極5近傍へ移動する。この電
気泳動表示装置を第1基板3側から見ると、第1電極5と第1基板3は透明であり、帯電
粒子7の黒色を視認することになり、黒表示となる。
この例では帯電粒子7が黒色の場合を説明したが、帯電粒子7がシアン、マゼンダ、イ
エロー、紫、灰色などの着色をした光吸収性の粒子であってもよい。また、絶縁性液体8
を透明の液体の場合を説明したが、白濁あるいは着色した液体を用い、第2基板4の外側
に置いた白色の板を省いてもよい。これとは逆に、帯電粒子7が白など光散乱性の粒子で
、絶縁性液体8が黒色、シアン、マゼンダ、イエロー、紫、灰色などの着色をした光吸収
性であってもよい。
画素の周辺部に隔壁を設けないと、隣接する画素の電場の影響や対流の影響で、帯電粒
子7が隣の画素へ移動してしまうことがある。また、隔壁を設けずに電気泳動表示装置の
基板面を垂直にして置いておくと、帯電粒子7の比重が絶縁性液体8の比重より大きい場
合には、重力の影響で帯電粒子7が電気泳動表示装置の下側に沈降してしまう。本実施形
態の場合は、画素の周辺部に隔壁10を設けたため、この問題は生じない。すなわち、本
実施形態の電気泳動表示装置を長時間駆動しても、あるいは長時間立てて保管しても、各
画素は隔壁で囲まれていることから、それぞれの画素における帯電粒子7の濃度には変化
がなく、表示ムラは生じず、優れた表示特性を有する。
次に、本実施形態に係る電気泳動表示装置の製造方法を図1、図3及び図4を用いて説
明する。図3は、本実施形態の電気泳動表示装置の製造工程を示す断面図であり、2つの
画素を抽出して説明している。また、図4は、本実施形態に係る電気泳動表示装置を示す
平面図であり、(a)が第1基板側からみた図、(b)が第2基板側から見た図である。
まず、第1基板3上にTFT素子23、信号線21、ゲート線22、補助容量線(図示
せず)、第1電極5を常法により形成する。TFT素子23のゲート電極(図示せず)は
ゲート線22に、ソース電極(図示せず)は信号線21に、ドレイン電極(図示せず)は
第1電極5に接続し、第1電極5は、信号線21とゲート線22とで囲まれた画素領域に
形成する。第2基板4上には、信号線21やゲート線22に対応する領域に格子状となる
よう、第2電極6を常法により形成する。これらの電極上には、有機膜からなる表面コー
ト層9を形成する。この表面コート層9は、電極5、6表面に帯電粒子7が吸着すること
を防ぎ、電極5、6の凹凸を平坦化する機能を有する。なお、使用する分散液11によっ
ては、表面コート層9を省略しても本発明の効果を得ることができる。
図3(a)に示すように、第1基板3の主面上に第1構造体1を、図3(b)に示すよ
うに、第2基板4の主面上に第2構造体2をフォトリソグラフィー工程により形成する。
このとき、第1構造体1は、画素を囲む格子の4つの角を含む、ほぼ全体を形成しており
、格子の対向する二辺夫々の中央に孔31が開いた形状とする。そして、孔31は、対向
する二辺の一方の側で大きな開口を有する第1開口部32と、他方の側で第1開口部32
より小さい開口を有する第2開口部33の2段階となっている。また、第2構造体2は、
上述した対向する二辺に対応する領域に、第1開口部32より小さく第2開口部33より
も大きい幅を有する柱状の形状とする。
図3(c)に示すように、第1基板3の第1構造体1を形成した側の主面と第2基板4
の第2構造体2を形成した側の主面とを対向して貼り合わせる。このとき、第1構造体1
と第2構造体2とが接触しないようにして、後の工程で注入する分散液11の流路を確保
する。基板3、4の周辺部には、注入口および排気口を除いて接着層(図示せず)を塗布
しておいてもよい。この場合、周辺部には注入口や排気口部分以外には孔31を設けない
ことにより隔壁10が壁となり、後の工程で画素内に接着剤が接触した分散液が注入され
ることを防ぐことが出来る。
図3(d)に示すように、第1基板3と第2基板4の間に、絶縁性液体8中に帯電粒子
7を分散させた分散液11を注入する。注入方向は、孔31の形成されない二辺に平行な
方向とする。図3(d)の矢印は、第1構造体1と第2構造体2の隙間を分散液11が浸
入していく様子を示している。基板3、4周辺部に設けた注入口に分散液11を接触させ
ることで、分散液11が毛細管現象により基板3、4間に注入される。分散液11が進入
する前に基板3、4間に存在した空気は、分散液11によって押し出され、自然に排気口
より排出される。不揮発性の絶縁性液体8を用いて注入を真空下で行う場合は、この排出
口は不要となる。
図3(e)に示すように、第1基板3と第2基板4の少なくとも一方を基板面内方向で
移動し、図1(b)に示すように、第1構造体1の孔31を第2構造体2で塞ぐように第
1構造体1と第2構造体2を接触させる。第2構造体2の幅は第1開口部32よりは小さ
いものの第2開口部33よりは大きいため、第1構造体1に接触して止まる。その後、基
板3、4の周辺部に塗布した接着層を硬化させる。また、注入口と排気口を接着剤で封じ
、分散液11を基板3、4間に密閉する。接着層を事前に塗布していない場合は、接着剤
を周辺部に塗布し、その後硬化させる。最後に電圧印加回路(不図示)を接続し、電気泳
動表示装置が完成する。
本実施形態の方法により電気泳動表示装置を製造すれば、画素周辺部に隔壁10を有す
る電気泳動表示装置であっても容易に分散液11を画素内に注入できる。また、基板3、
4周辺部に設けられた接着層と分散液11の間には隔壁10が存在するため、接着層と分
散液11はほとんど接しない。そのため、接着層の成分が分散液11に溶け出すことがな
く、高抵抗のまま分散液11を隔壁10内に封入することができる。その結果、焼き付き
不良のない信頼性の高い電気泳動表示装置を得ることができる。
また、第1構造体1と第2構造体2とを本実施形態で示したような形状とする場合、図
5の分散液11の注入時における、第1構造体1の第1開口部32側の端と第2構造体2
の第1開口部32側の面との距離をL1、同じく第1構造体1の第2開口部33側の端と
第2構造体2の第2開口部33側の面との距離をL2とすると、L1とL2の少なくとも
一方は、約5μm以上であることが好ましい。約5μm以上とすることにより、注入時に
気泡が混入し難いことから表示特性が向上可能であり、また注入時間を短くすることが出
来る。また、図5に示すように、分散液11の注入時における、第1構造体1の孔31の
形成されない二辺のうちの一方と第2構造体2との距離をd1、この二辺のうちの他方と
第2構造体2との距離をd2とすると、d1とd2少なくとも一方は、約5μm以上であ
ることが好ましい。約5μm以上とすることにより、注入時に気泡の混入し難いことから
表示特性が向上可能であり、また注入時間を短くすることが出来る。さらに、開口部を塞
ぐために、W1>W3>W2である必要がある。また、W2を約15μm以上とすること
により、注入時に気泡が混入し難いことから表示特性が向上可能である。
第1構造体1や第2構造体2を構成する材料として感光性材料を用いると、容易に隔壁
10を形成することができる。特に、化学増幅型感光性エポキシ樹脂は、高アスペクト比
の形状が得られるため、第1基板3と第2基板4の距離が広い場合でも、幅の狭い隔壁1
0を形成できる。
高さ数十μm以上の隔壁10を感光性樹脂で形成する場合、露光時には数十μm以上の
深さで光が樹脂の中に進入しなければならない。そのため、隔壁10に用いる感光性樹脂
は透明性(光透過性)の高い材料が好ましい。したがって、完成した隔壁10は透明ある
いは半透明のものとなる。この場合、隔壁10部分では、第1電極5と第2電極6との間
の電場強度にかかわらず常に光が透過状態となり、コントラストを低下させる。この隔壁
10部分での光抜けを防ぐには、隔壁10部分に光遮光層を設ければよい。この遮光層は
クロム薄膜をフォトリソグラフィープロセスでパターニングすることで形成してもよいし
、TFT(薄膜トランジスター)23などのスイッチング素子、あるいはスイッチング素
子に電気的に接続された配線、あるいは画素の補助容量を形成するための補助容量線を遮
光層として利用してもいい。こうすることによって、遮光層を形成する工程を省くことが
できる。
また、第1構造体1および第2構造体2が、それぞれ第1基板3および第2基板4と接
着されている部分の幅は1μm以上が好ましい。この幅が1μm未満だと、第1基板3と
第2基板4とを基板面内でずらして第1構造体1と第2構造体2とを押し当てたときに、
基板3、4から第1構造体1あるいは第2構造体2が取れてしまう(もげてしまう)こと
がある。
また、本実施形態では第2基板4上に格子状の対向電極6を設け、その上に第1構造体
1と第2構造体2とで格子状となる隔壁10を設けているが、これに限られるものではな
く、画素の中央部に対向電極6を設けるなど、隔壁10と対向電極6のパターンが同一で
なくてもよい。隔壁10と対向電極6のパターンが同一でない場合は、画素電極5と対向
電極6の面積の比を5:1から50:1程度とすることが好ましい。本実施形態のように
画素周辺部に対向電極6がある方が、画素の中央部に対向電極6を設ける場合より、帯電
粒子7の移動がより低電圧で行えるため好ましい。
帯電粒子7の平均粒径は、0.05μm以上かつ5μm以下程度であると、安定した分
散状態が得られるため好ましい。
隔壁10によって分割される小区域は、本実施形態では画素単位としたが、画素単位で
はなく9画素単位などより大きな単位であってもよい。
(第1の実施形態(第1の変形例))
次に、第1の実施形態に係る第1の変形例について説明する。本変形例では、第1の実
施形態と同様の部分については説明を省略する。
図6の断面図に示すように、本変形例の電気泳動表示装置は、透明電極からなる対向電
極41の形状を隔壁10の形状に合わせた格子状とはせずに一面に一様に形成し、絶縁性
液体8を透明とはせずに白色不透明として第1基板3側を観測面とする点が、第1の実施
形態とは異なる。
また、第1の実施形態と同様に駆動を行い、図面の下側を観測面とすると、左側の画素
は白表示となり、右側の画素は黒表示となる点は第1の実施形態と同様であるが、左側の
画素では白色不透明の絶縁性液体が視認されることにより白表示となる点が異なる。
本変形例においても、隔壁10は第1の実施形態と同様な構造とする。つまり、第1基
板3上の第1構造体1と、第2基板4上の第2構造体2からなり、分散液11注入後は第
1構造体1と第2構造体2とで各画素を格子状に囲んでいる。この格子は、格子の4つの
角を含むほぼ全体を形成する第1構造体1の対向する二辺夫々の中央に孔31があり、孔
31より大きい第2構造体2で、この孔31を塞いでいる。そして、分散液11を注入す
る際にはこの孔31を塞がずに流路として用い、分散液11注入後にこの孔31を塞ぐ。
このような構成とすることにより、第1の実施形態と同様に、表示ムラが生じ難いことか
ら優れた表示特性が得られ、焼き付き不良が生じ難いことから信頼性が高いという効果を
得ることが出来る。
(第1の実施形態(第2の変形例))
次に、第1の実施形態に係る第2の変形例について説明する。本変形例では、第1の実
施形態と同様の部分については説明を省略する。
図7の断面図に示すように、本変形例の電気泳動表示装置は、第1基板上に画素電極を
第2基板上に対向電極を形成した構成とはせずに、第1基板1上に画素電極として用いる
第1電極42と第1電極42よりも面積の小さい第2電極43とを形成した構成とする点
が第1の実施形態とは異なる。第2電極43は、画素の端部を横切って1行もしくは1列
の画素で共通とされたストライプ状とすれば良い。また、第1電極42は第2電極43以
外の部分で画素全体に広がった形状とし、TFT23に接続される。第2電極43をTF
Tに接続し、第1電極42を共通電極としても良い。また、第2電極43は、隣接する画
素で共通とされた格子状としても良い。
本変形例においても、隔壁10は第1の実施形態と同様な構造とする。つまり、第1基
板3上の第1構造体1と、第2基板4上の第2構造体2からなり、分散液11注入後は第
1構造体1と第2構造体2とで各画素を格子状に囲んでいる。この格子は、格子の4つの
角を含むほぼ全体を形成する第1構造体1の対向する二辺夫々の中央に孔31があり、孔
31より大きい第2構造体2で、この孔31を塞いでいる。そして、分散液11を注入す
る際にはこの孔31を塞がずに流路として用い、分散液11注入後にこの孔31を塞ぐ。
このような構成とすることにより、第1の実施形態と同様に、表示ムラが生じ難いことか
ら優れた表示特性が得られ、焼き付き不良が生じ難いことから信頼性が高いという効果を
得ることが出来る。
また、上述した第1の変形例及び第2の変形例は、次に示す第2の実施形態以降の実施
形態に適用することも可能である。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る電気泳動表示装置を図8を用いて説明する。本実
施形態については、第1の実施形態と異なる点についてのみ説明し、同様の部分について
は説明を省略する。
図8(a)は本実施形態の製造過程での電気泳動表示装置を示す平面図、図8(b)は
本実施形態の電気泳動表示装置を示す平面図である。図8では、便宜的に4つの画素を抽
出して平面図としており、この図の中央の一点鎖線は画素の境界部を示す。すなわち、1
つの画素は図の端の点線から、この一点鎖線までとなる。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、隔壁が第1基板上の第1構造体1と
第2基板上の第2構造体2とからなり、分散液注入後(図8(b))は第1構造体1と第
2構造体2とで各画素を格子状に囲んでいる。この格子は、格子の4つの角を含むほぼ全
体を形成する第1構造体1の対向する二辺夫々の中央に孔51があり、孔51より大きい
第2構造体2で、この孔51を塞いでいる。そして、分散液を注入する際(図8(a))
にはこの孔51を塞がずに流路として用い、分散液注入後にこの孔51を塞ぐ。
しかしながら本実施形態では、孔51の大きさを、第1の実施形態のように2段階にせ
ず、第2構造体2よりは小さい形状としている点が第1の実施形態と異なる。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、表示ムラが生じ難いことから優れた
表示特性が得られ、焼き付き不良が生じ難いことから信頼性が高いという効果を得ること
が出来る。また、本実施形態では、第2構造体2が出っ張っており、出っ張りのある格子
となっている。そのため、第2構造体2が出っ張っていない第1の実施形態は、画素電極
の面積を大きくすることができ、より好ましい。なお、W4を15μm以上とすることに
より、注入時に気泡の混入し難いことから表示特性が向上可能である。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係る電気泳動表示装置を図9を用いて説明する。本実
施形態については、第1の実施形態と異なる点についてのみ説明し、同様の部分について
は説明を省略する。
図9(a)は本実施形態の製造過程での電気泳動表示装置を示す平面図、図9(b)は
本実施形態の電気泳動表示装置を示す平面図である。図9では、便宜的に4つの画素を抽
出して平面図としており、この図の中央の一点鎖線は画素の境界部を示す。すなわち、1
つの画素は図の端の点線から、この一点鎖線までとなる。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、隔壁が第1基板上の第1構造体1と
第2基板上の第2構造体2とからなり、分散液注入後(図9(b))は第1構造体1と第
2構造体2とで各画素を格子状に囲んでいる。この格子は、格子の4つの角を含むほぼ全
体を形成する第1構造体1の対向する二辺夫々に第1の孔52、第2の孔53があり、孔
52、53より大きい第2構造体2で、この孔52、53を塞いでいる。そして、分散液
を注入する際(図9(a))にはこの孔52、53を塞がずに流路として用い、分散液注
入後にこの孔52、53を塞ぐ。
本実施形態では、孔52、53の位置を、第1構造体1の対向する二辺夫々の中央とす
るのではなく、中央以外に互い違いにしている点が第1、第2の実施形態とは異なる。こ
のとき、第1の孔52と第2の孔53とは、対向する二辺の中央から夫々等距離となるよ
う設けることが好ましい。等距離とすることにより、注入時の分散液の流れが偏ることな
く、気泡の発生を防止することができるという効果を得ることが出来る。また、第1の孔
52と第2の孔53とは、第2構造体2で塞ぐことが出来るよう、第2構造体2よりも小
さいことが必要であるが、これらは、同じ大きさであることが好ましい。同じ大きさとす
ることにより、注入時の分散液の流れが偏ることなく、気泡の発生を防止することができ
るという効果を得ることが出来る。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、表示ムラが生じ難いことから優れた
表示特性が得られ、焼き付き不良が生じ難いことから信頼性が高いという効果を得ること
が出来る。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態に係る電気泳動表示装置を図10を用いて説明する。本
実施形態については、第1の実施形態と異なる点についてのみ説明し、同様の部分につい
ては説明を省略する。
図10(a)は本実施形態の製造過程での電気泳動表示装置を示す平面図、図10(b
)は本実施形態の電気泳動表示装置を示す平面図である。図10では、便宜的に4つの画
素を抽出して平面図としており、この図の中央の一点鎖線は画素の境界部を示す。すなわ
ち、1つの画素は図の端の点線から、この一点鎖線までとなる。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、隔壁が第1基板上の第1構造体1と
第2基板上の第2構造体61とからなり、分散液注入後(図10(b))は第1構造体1
と第2構造体61とで各画素を格子状に囲んでいる。この格子は、格子の4つの角を含む
ほぼ全体を形成する第1構造体1の対向する二辺夫々に孔51があり、第2構造体61で
、この孔51を塞いでいる。そして、分散液を注入する際(図10(a))にはこの孔5
1を塞がずに流路として用い、分散液注入後にこの孔51を塞ぐ。
また本実施形態では、孔51の大きさを、第1の実施形態のように2段階にしない点が
第2の実施形態と同様である。しかしながら、第2構造体61の大きさを孔51と全く同
じとして、分散液の注入後はこの孔51を塞いで完全な格子状としている点が、第1、第
2の実施形態とは異なる。つまり、上述の実施形態では、分散液の注入後、第2構造体が
孔の一方から孔とその周辺を覆うのに対し、本実施形態では、第2構造体61が孔51に
嵌め込まれている。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、表示ムラが生じ難いことから優れた
表示特性が得られ、焼き付き不良が生じ難いことから信頼性が高いという効果を得ること
が出来る。また、隔壁により規定される画素が完全な四角になるため、ON−OFF時の
帯電粒子の移動がスムーズとなり、第1の実施形態より応答時間が短くなるという効果を
得ることも出来る。ただし、本実施形態では、分散液の注入後、第1構造体1の孔51を
第2構造体61で塞ぐ際、両基板がずれていると孔51を塞ぐことが出来ない。したがっ
て、上述した第1、第2及び第3の実施形態の方が合せマージンを取る事ができるため、
製造が容易であるといえる。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態に係る電気泳動表示装置を図11を用いて説明する。本
実施形態については、第1の実施形態と異なる点についてのみ説明し、同様の部分につい
ては説明を省略する。
図11(a)は本実施形態の製造過程での電気泳動表示装置を示す平面図、図11(b
)は本実施形態の電気泳動表示装置を示す平面図である。図11では、便宜的に4つの画
素を抽出して平面図としており、この図の中央の一点鎖線は画素の境界部を示す。すなわ
ち、1つの画素は図の端の点線から、この一点鎖線までとなる。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、隔壁が第1基板上の第1構造体62
と第2基板上の第2構造体63とからなり、分散液注入後(図11(b))は第1構造体
62と第2構造体63とで各画素を格子状に囲んでいる。この格子は、第1構造体62の
対向する二辺夫々に孔54、55があり、第2構造体63で、この孔54、55を塞いで
いる。そして、分散液を注入する際(図11(a))にはこの孔54、55を塞がずに流
路として用い、分散液注入後にこの孔54、55を塞ぐ。
また本実施形態では、孔54、55の大きさを、第1の実施形態のように2段階にしな
い点が第2の実施形態と同様である。しかしながら、第1構造体62は格子の4つの角を
囲む形状としない点が第1、第2の実施形態とは異なる。つまり、第1構造体62は、格
子の対向する二辺と、もう一対の対向する二辺の中心部分を担い、第2構造体63が、も
う一対の対向する二辺の両端部を担うのである。従って、第1構造体62だけでは、対向
する二辺夫々の両端部に、第3の孔54、第4の孔55の2つの孔が形成され、この孔5
4、55より大きい2つの部材からなる第2構造体63でこれらの孔54、55を塞いで
いるのである。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、表示ムラが生じ難いことから優れた
表示特性が得られ、焼き付き不良が生じ難いことから信頼性が高いという効果を得ること
が出来る。ただし、本実施形態では、第1構造体62の形成された第1基板と、第2構造
体63の形成された第2基板とを貼り合わせる際、両基板がずれていると第1構造体62
と第2構造体63を組合せた孔54、55が形成できない。したがって、上述した第1、
第2及び第3の実施形態の方が合せマージンを取る事ができるため、製造が容易であると
いえる。
(第6の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態に係る電気泳動表示装置を図12、図13及び図14を
用いて説明する。本実施形態については、第1の実施形態と異なる点についてのみ説明し
、同様の部分については説明を省略する。
図12(a)は本実施形態の製造過程での電気泳動表示装置を示す平面図、図12(b
)は本実施形態の電気泳動表示装置を示す平面図、図13(a)、(b)は夫々図12(
a)c−c´間の断面図、図12(b)d−d´間の断面図である。また、図14は、図
12(b)を左側から見た断面図である。
図12では、便宜的に4つの画素を抽出して平面図としており、この図の中央の一点鎖
線は画素の境界部を示す。すなわち、1つの画素は図の端の点線から、この一点鎖線まで
となる。図13、図14では、図中の中央の一点鎖線が画素の境界部を示し、1つの画素
は図の端の点線から、この一点鎖線までとなる。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、隔壁が第1基板上の第1構造体71
と第2基板上の第2構造体72、73、74とからなり、分散液注入後(図12(b))
は第1構造体71と第2構造体72、73、74とで各画素を格子状に囲んでいる。この
格子は、格子の4つの角を含むほぼ全体を形成する第1構造体71の対向する二辺夫々に
孔31があり、孔31より大きい第2構造体72、73、74で、この孔31を塞いでい
る。そして、分散液を注入する際(図12(a))にはこの孔31を塞がずに流路として
用い、分散液注入後にこの孔31を塞ぐ。
また本実施形態では、孔31の大きさを、第1の実施形態のように2段階にせず、第2
構造体72、73、74よりは小さい形状としている点が第2の実施形態と同様である。
しかしながら、第2基板4に形成された第2構造体72、73、74が夫々、赤のカラー
フィルタ層72、緑のカラーフィルタ層73、青のカラーフィルタ層74を所定箇所に積
層して形成したものであり第1基板3に達しない構成である点、従って、第1基板3に形
成された第1構造体71の孔31が第1基板3にまで達する深い孔でない点が第1、第2
の実施形態とは異なる。
次に、本実施形態の電気泳動表示装置の製造方法を、第1の実施形態とは異なる点のみ
説明する。つまり、第1構造体71の形成方法および第2構造体とカラーフィルタとを兼
ねる赤のカラーフィルタ層72、緑のカラーフィルタ層73、青のカラーフィルタ層74
の形成方法を説明する。
第1構造体71は、第1基板3の主面上に2回のフォトリソグラフィー工程を行うこと
によって形成する。1回目は、第1構造体71の一部、つまり孔31の底辺を形成する高
さまでを一様に形成し、2回目で、孔31の部分以外に、孔31の側辺が出来るよう形成
し、第1構造体71が完成する。第2構造体10は、赤のカラーフィルタ層72、緑のカ
ラーフィルタ層73、青のカラーフィルタ層74をフォトリソグラフィー工程によって形
成する際、各々のカラーフィルタ層を所定の領域に積層させて形成した。
本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、表示ムラが生じ難いことから優れた
表示特性が得られ、焼き付き不良が生じ難いことから信頼性が高いという効果を得ること
が出来る。また、本実施形態ではカラーフィルタの形成工程と第2構造体の形成工程を兼
ねることから第2構造体形成のためのリソグラフィ工程を省略できるという効果を得るこ
とも出来る。さらに、本実施形態の第1構造体と第2構造体とは、基板面に垂直な方向で
もオーバーラップしていることから、分散液の膨張や収縮により両基板間の距離が変化し
ても、隔壁として機能することが出来る。
以下、各実施形態に関する実施例を説明する。
(実施例1)
図1、図2、図3、図4および図5に示すような第1の実施形態に関する実施例1の電
気泳動表示装置について説明する。なお、1画素毎の周りを隔壁で囲むものとし、1画素
のサイズは縦125μm、横125μmとし、L1=10μm、L2=100μm、d1
=45μm、d2=45μm、W1=30μm、W2=20μm、W3=25μmとした
まず、厚さ約0.7mmの無アルカリガラス基板からなる第1基板3上にTFT素子2
3、信号線21、ゲート線22、補助容量線(図示せず)を常法により形成した。次に、
ITOからなる第1電極5を形成した。なお、第1電極5とTFT素子23のドレイン電
極、信号線21とTFT素子23のソース電極、ゲート線22とTFT素子23のゲート
電極は夫々電気的に接続されている。次に、厚さ約0.7mmの無アルカリガラス基板か
らなる第2基板4上にITOからなる第2電極6を形成した。その後、この第1電極5お
よび第2電極6上にポリイミド溶液をスピンコートし、ホットプレート上で加熱すること
で厚さ50nmの表面コート層9を形成した。
この第1基板3および第2基板4上に、化学増幅型感光性エポキシ樹脂(ネガ型)をス
ピンナーを用いて30μmの厚さに塗布した。95℃のホットプレートでプリベークした
後、フォトマスクを介して露光した。これを95℃のホットプレートでベークした後、有
機溶媒中に浸漬することで現像し、高さ30μmの第1構造体1及び第2構造体2を夫々
形成した。その後、180℃のホットプレート上でポストベークし、十分に化学増幅型感
光性エポキシ樹脂を硬化させた。この工程によって、化学増幅型感光性エポキシ樹脂の硬
化物からなる隔壁10(第1構造体1および第2構造体2)を形成した。なお、図1(a
)に示すように、第1構造体1は、画素を囲む格子の4つの角を含む、ほぼ全体を形成し
て格子の対向する二辺夫々の中央に孔31が開いた形状であり、孔31は対向する二辺の
一方の側で大きな開口を有する第1開口部32と、他方の側で第1開口部32より小さい
開口を有する第2開口部33の2段階となっている。また、第2構造体2は、上述した対
向する二辺に対応する領域に、第1開口部32より小さく第2開口部33よりも大きい幅
を有する柱状の形状とする。
次に、第2基板4の周辺部に注入口および排気口を除いて、直径30μmの円筒形のガ
ラスロッドを混ぜた室温硬化型2液性エポキシ接着剤をディスペンサーを用いて塗布した
。その後、第1基板3の主面上と第2基板4の主面上が対向するように、第1基板3の上
に第2基板4をのせ、前記接着剤を介して貼り合わせた。このとき、図1(a)に示すよ
うに、第1構造体1と第2構造体2の間には空間があり、注入の際の流路が確保されてい
る。
この接着剤が硬化する前に、注入口に分散液11を滴下した。毛細管現象により基板間
に分散液11が注入され、すべての画素に分散液11を満たすことができた。その後、第
1基板3を固定したまま第2基板4を軽く押しながらずらし、図1(b)に示すように、
第1構造体1の孔31を第2構造体2で塞ぐように第1構造体1と第2構造体2を接触さ
せた。この状態で第1基板3と第2基板4を約30分間固定し、室温硬化型2液性エポキ
シ接着剤を硬化させた。次に、注入口と排気口を接着剤で封じ、分散液11を基板間に密
閉した。
分散液11には、絶縁性液体8としてシリコーンオイルを、帯電粒子7として表面にポ
リスチレンをコートしたカーボン粒子を使用した。この場合、絶縁性液体8は透明であり
、帯電粒子7は黒色であった。第2基板4の第2電極6を形成した面とは反対の面には、
光沢紙(不図示)を貼り付け、白色を呈する反射板とした。最後に電圧印加回路(不図示
)を接続し、電気泳動表示装置を完成させた。なお、第1構造体1と第2構造体2の高さ
をともに30μmとしたので、完成した電気泳動表示装置の基板間の距離も30μmとな
った。なお、第1構造体1と第2構造体2の高さを同じにすることで、基板間のGapを
高精度に制御することができた。
この電気泳動表示装置を駆動したところ、コントラスト8:1で、白表示時に反射率5
0%という優れた表示特性が得られた。また、焼き付き等の表示不良はなく、長時間駆動
してもコントラストの低下は見られなかった。また、本実施例では、約5分間で分散液1
1の注入を完了することができ、本実施例の注入方法が簡便で量産性に優れていることが
裏付けられた。
(実施例2)
図6に示すような、第1の実施形態の第1の変形例に関する実施例2について説明する
。本実施例では、実施例1と同様な部分については説明を省略する。
本実施例では、第2電極41を第2基板4上の一面に形成し、白色の帯電粒子7と、黒
色を呈する絶縁性液体8を用いた以外は、実施例1と同様にして電気泳動表示装置を作製
した。第2電極41としてはITOを用い、帯電粒子7としては白色の酸化チタン粒子(
平均粒径は0.3μm)を、絶縁性液体8としてはジメチルシリコンに黒色の色素(スー
ダンブラック)を溶かしたものを用いた。その結果、実施例1と同様の効果を得ることが
できた。
(実施例3)
図7に示すような、第1の実施形態の第2の変形例に関する実施例3について説明する
。本実施例では、実施例1と同様な部分については説明を省略する。
本実施例では、第1電極42と第2電極43の双方を第1基板3上に形成した以外は実
施例1と同様にして電気泳動表示装置を作製した。第1電極42、第2電極43はITO
で作製し、第1電極42と第2電極43の比は10:1とした。その結果、実施例1と同
様の効果を得ることができた。
(実施例4)
図8に示すような、第2の実施形態に関する実施例4について説明する。本実施例では
、実施例1と同様な部分については説明を省略する。
本実施例では、孔51の大きさを、実施例1のように2段階にせず、第2構造体2より
は小さい形状とした以外は実施例1と同様にして電気泳動表示装置を作製した。1画素の
サイズは縦125μm、横125μmとし、L1=15μm、L2=100μm、d1=
45μm、d2=45μm、W4=20μm、W3=25μmとした。その結果、実施例
1と同様の効果を得ることができた。
(実施例5)
図9に示すような、第3の実施形態に関する実施例5について説明する。本実施例では
、実施例4と同様な部分については説明を省略する。
本実施例では、孔52、53の位置を、第1構造体1の対向する二辺夫々の中央とする
のではなく、中央以外に互い違いにした以外は実施例4と同様にして電気泳動表示装置を
作製した。1画素のサイズは縦125μm、横125μmとし、L1=15μm、L2=
100μm、d1=80μm、d2=10μm、W4=20μm、W3=25μmとした
。その結果、実施例4と同様の効果を得ることができた。
(実施例6)
図10に示すような、第4の実施形態に関する実施例6について説明する。本実施例で
は、実施例4と同様な部分については説明を省略する。
本実施例では、第2構造体61の大きさを孔51と全く同じとして、分散液の注入後は
この孔51を塞いで完全な格子状とした以外は実施例4と同様にして電気泳動表示装置を
作製した。1画素のサイズは縦125μm、横125μmとし、L1=15μm、L2=
70μm、d1=42.5μm、d2=42.5μm、W4=W3=20μmとした。そ
の結果、実施例4と同様の効果を得ることができた。ただし、この実施例では、孔51の
幅と第2構造体61の幅が等しくなるように、精度よく第1構造体1および第2構造体6
1を作製する必要がある。
(実施例7)
図11に示すような、第5の実施形態に関する実施例7について説明する。本実施例で
は、実施例4と同様な部分については説明を省略する。
本実施例では、第1構造体62は、格子の対向する二辺と、もう一対の対向する二辺の
中心部分を担い、第2構造体63が、もう一対の対向する二辺の両端部を担うよう形成し
た以外は実施例4と同様にして電気泳動表示装置を作製した。1画素のサイズは縦125
μm、横125μmとし、d3=45μm、L3=30μm、L4=80μm、W5=W
6=40μmとした。その結果、実施例4と同様の効果を得ることができた。ただし、こ
の実施例では、図11の上下方向にずれがある、若しくは第1構造体62と第2構造体6
3とが精度良く作製されないと、第1構造体62と第2構造体63とを貼り合わせること
が出来ないため、精度が要求される。
(実施例8)
図12、図13及び図14に示すような、第6の実施形態に関する実施例8について説
明する。本実施例では、実施例4と同様な部分については説明を省略する。
本実施例では、第2基板4に形成された第2構造体72、73、74が夫々、赤のカラ
ーフィルタ層72、緑のカラーフィルタ層73、青のカラーフィルタ層74を所定箇所に
積層して形成したものであり第1基板3に達しない構成である点、従って、第1基板3に
形成された第1構造体71の孔31が第1基板3にまで達する深い孔でない点以外は実施
例4と同様にして電気泳動表示装置を作製した。1画素のサイズは縦125μm、横12
5μmとし、L1=20μm、L2=90μm、d1=45μm、d2=45μm、W4
=20μm、W3=25μmとした。また、第1構造体71の第1基板3(表面コート層
9)表面からの高さをT1、第2構造体72、73、74の第2基板4(表面コート層9
)表面からの高さをT2として、T1=27μm、T2=4.5μmとした。
本実施例の電気泳動表示装置の製造方法を、実施例4とは異なる点のみ説明する。つま
り、第1構造体71の形成方法および第2構造体とカラーフィルタとを兼ねる赤のカラー
フィルタ層72、緑のカラーフィルタ層73、青のカラーフィルタ層74の形成方法を説
明する。
第1電極5を形成した第1基板3の上に、化学増幅型感光性エポキシ樹脂(ネガ型)を
スピンナーを用いて27μmの厚さに塗布した。95℃のホットプレートでプリベークし
た後、フォトマスクを介して露光した。これを95℃のホットプレートでベークした後、
有機溶媒中に浸漬することで現像し、高さ27μmの第1構造体1の開口部より下の部分
(T1の高さまで)を形成した。この上に、化学増幅型感光性エポキシ樹脂(ネガ型)を
スピンナーを用いて3μmの厚さに塗布した。95℃のホットプレートでプリベークした
後、フォトマスクを介して露光した。これを95℃のホットプレートでベークした後、有
機溶媒中に浸漬することで現像し、先程形成した高さ27μmの構造体上に、開口部を除
いて高さ3μmの構造体を積層した。その後、180℃のホットプレート上でポストベー
クし、十分に化学増幅型感光性エポキシ樹脂を硬化させた。これにより、開口部を有する
第1構造体71を形成した。
第2基板4の上に赤色の顔料を含む感光性アクリル樹脂をスピンナーを用いて2μmの
厚さに塗布した。80℃のホットプレートでプリベークした後、フォトマスクを介して露
光した。これを有機アルカリ水溶液中に浸漬することで現像し、厚さ2μmの赤のカラー
フィルタ層72と、第2構造体の一部を形成した。この上に、緑色の顔料を含む感光性ア
クリル樹脂をスピンナーを用いて2μmの厚さに塗布した。80℃のホットプレートでプ
リベークした後、フォトマスクを介して露光した。これを有機アルカリ水溶液中に浸漬す
ることで現像し、厚さ2μmの緑のカラーフィルタ層73と、第2構造体の一部を形成し
た。この第2構造体の一部は、赤のカラーフィルタ材料で形成した第2構造体の一部の上
に形成されている。この上に青色の顔料を含む感光性アクリル樹脂をスピンナーを用いて
2μmの厚さに塗布した。80℃のホットプレートでプリベークした後、フォトマスクを
介して露光した。これを有機アルカリ水溶液中に浸漬することで現像し、厚さ2μmの青
のカラーフィルタ層73と、第2構造体の一部を形成した。この第2構造体の一部は、赤
及び緑のカラーフィルタ材料で形成した第2構造体の一部の上に形成されており、これら
3色のカラーフィルタ材料で第2構造体が構成されている。なお、赤、緑、青のカラーフ
ィルタ層を重ねることによって、第2構造体の高さは4.5μmとなった。
この電気泳動表示装置を駆動したところ、コントラスト8:1で、白表示時に反射率5
0%という優れた表示特性が得られた。また、焼き付き等の表示不良はなく、長時間駆動
してもコントラストの低下は起こらなかった。また、本実施例では、約10分間で分散液
の注入を完了することができ、本実施例の注入方法が簡便で量産性に優れていることが裏
付けられた。
また、本実施例ではカラーフィルタ部材を積層させることで第2構造体を作製したため
、第2構造体形成のためのフォトリソグラフィー工程を省略できた。また、本実施例の第
1構造体および第2構造体は基板面と垂直方向でオーバーラップしているため、分散液の
膨張や収縮により基板間の距離が変化しても、隔壁として機能することができる。
本発明の第1の実施形態に係る電気泳動表示装置の平面図であり、(a)は分散液を注入する前、(b)は分散液を注入した後を示す。 本発明の第1の実施形態に係る電気泳動表示装置の断面図であり、(a)は図1(a)のa−a´間の断面図、(b)は図1(b)のb−b´間の断面図である。 (a)、(b)、(c)、(d)、(e)とも、本発明の第1の実施形態に係る電気泳動表示装置の製造工程を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る電気泳動表示装置を示す平面図であり、(a)が第1基板側からみた図、(b)が第2基板側から見た図である。 分散液を注入する際の第1構造体と第2構造体との間の距離を説明する平面図である。 本発明の第1の実施形態の第1の変形例に係る電気泳動表示装置を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態の第2の変形例に係る電気泳動表示装置を示す断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る電気泳動表示装置の平面図であり、(a)は分散液を注入する前、(b)は分散液を注入した後を示す。 本発明の第3の実施形態に係る電気泳動表示装置の平面図であり、(a)は分散液を注入する前、(b)は分散液を注入した後を示す。 本発明の第4の実施形態に係る電気泳動表示装置の平面図であり、(a)は分散液を注入する前、(b)は分散液を注入した後を示す。 本発明の第5の実施形態に係る電気泳動表示装置の平面図であり、(a)は分散液を注入する前、(b)は分散液を注入した後を示す。 本発明の第6の実施形態に係る電気泳動表示装置の平面図であり、(a)は分散液を注入する前、(b)は分散液を注入した後を示す。 本発明の第6の実施形態に係る電気泳動表示装置の断面図であり、(a)は図12(a)のc−c´間の断面図、(d)は図12(b)のd−d´間の断面図である。 本発明の第6の実施形態に係る電気泳動表示装置の断面図であり、図12(b)の左側から見た断面図である。
符号の説明
1,62,71…第1構造体
2,61,63…第2構造体
3…第1基板
4…第2基板
5,42…第1電極
6,41,43…第2電極
7…帯電粒子
8…絶縁性液体
9…表面コート層
10…隔壁
11…分散液
21…信号線
22…ゲート線
23…TFT素子
31,51…孔
32…第1開口部
33…第2開口部
52…第1の孔
53…第2の孔
54…第3の孔
55…第4の孔
72…赤のカラーフィルタ層
73…緑のカラーフィルタ層
74…青のカラーフィルタ層

Claims (12)

  1. 互いに対向して配置される第1基板及び第2基板と、
    前記第1基板と前記第2基板との間で各小区域を格子状に囲むよう設けられる隔壁と、
    前記第1基板と前記第2基板との間に設けられる絶縁性液体と、
    前記絶縁性液体中に分散される複数の帯電粒子と、
    前記第1基板若しくは前記第2基板上に、各画素に対応して設けられる第1電極と、
    前記第1基板若しくは前記第2基板上に、前記各画素に対応して設けられる第2電極と

    前記第1電極及び前記第2電極に電圧を印加する駆動手段とを具備し、
    前記隔壁は、対向する二辺夫々の少なくとも一部に設けられる孔を有し前記各小区域を
    区分する第1構造体と、前記孔を塞ぐよう設けられる第2構造体とを有する
    ことを特徴とする電気泳動表示装置。
  2. 前記小区域は1つ若しくは複数の前記画素で構成されることを特徴とする請求項1記載の
    電気泳動表示装置。
  3. 前記第1構造体は前記第1基板に接着され、前記第2構造体は前記第2基板に接着されて
    いることを特徴とする請求項1記載の電気泳動表示装置。
  4. 前記第1構造体が前記小区域を囲むように形成され、前記孔は前記対向する二辺夫々の一
    部に設けられることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電気泳動表示装
    置。
  5. 前記孔は前記対向する二辺夫々の中央に設けられることを特徴とする請求項4記載の電気
    泳動表示装置。
  6. 前記孔は前記対向する二辺夫々の中央以外に互い違いになるよう設けられることを特徴と
    する請求項4記載の電気泳動表示装置。
  7. 前記第2基板上に設けられる、第1色を呈する第1フィルタと前記第1色とは異なる第2
    色を呈する第2フィルタと前記第1色とも前記第2色とも異なる第3色を呈する第3フィ
    ルタとを含むカラーフィルタをさらに具備し、
    前記第2構造体は前記第1フィルタと前記第2フィルタと前記第3フィルタを積層した
    積層体を含む
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電気泳動表示装置。
  8. 第1基板若しくは第2基板の一方の主面上に、各画素に対応して設けられる第1電極を形
    成する工程と、
    前記第1基板若しくは前記第2基板の前記一方の主面上に、前記各画素に対応して設け
    られる第2電極を形成する工程と、
    前記第1基板の、前記一方の主面上に、格子の対向する二辺夫々の少なくとも一部に設
    けられる孔を有し各小区域を区分する第1構造体を形成する工程と、
    前記第2基板の、前記一方の主面上の前記孔に対応する領域に、前記孔以上の大きさの
    第2構造体を形成する工程と、
    前記第1構造体と前記第2構造体とで前記孔を塞がないよう、前記第1基板及び前記第
    2基板の前記一方の主面同士を対向させて貼り合わせる工程と、
    絶縁性液体中に複数の帯電粒子を分散させた分散液を、前記孔を通じて前記第1基板と
    前記第2基板との間に注入する工程と、
    前記分散液を注入した前記第1基板と前記第2基板の少なくとも一方を基板面内で移動
    させ、前記第1構造体と前記第2構造体とで前記孔を塞ぐ工程と
    を具備することを特徴とする電気泳動表示装置の製造方法。
  9. 前記小区域は1つ若しくは複数の前記画素で構成されることを特徴とする請求項8記載の
    電気泳動表示装置の製造方法。
  10. 前記第1構造体が前記小区域を囲むように形成され、前記孔は前記対向する二辺夫々の一
    部に設けられることを特徴とする請求項8若しくは9に記載の電気泳動表示装置の製造方
    法。
  11. 前記孔は前記対向する二辺夫々の中央に設けられることを特徴とする請求項10記載の電気泳動表示装置の製造方法。
  12. 前記孔は前記対向する二辺夫々の中央以外に互い違いになるよう設けられることを特徴と
    する請求項10記載の電気泳動表示装置の製造方法。

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