JP4086377B2 - 情報検索装置及び方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、与えられた検索語に基づいて情報を検索する情報検索装置及びその方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、マルチメディア情報、例えば画像情報を検索する情報検索装置では、検索対象となる各画像に対する一人または複数の人による主観評価から導き出したデータ(キーワード)、または各画像から取り出した物理的な画像特徴等を用いて検索を行っていた。
【0003】
例えば、人間が画像を見て受けた印象や印象に結びつくキー情報を画像管理情報に付加し、検索に利用する手法がある。キー情報には、例えば、「暖かい感じ」「冷たい感じ」の様に、画像から受けた印象を表す言葉や、「子猫」「海」「山」の様に、画像に描かれているものを表す言葉をキーワードとして付加したものがある。また、画像に描かれている一部の画像特徴的な要素を主観的に評価し、キー情報として付加する場合もある。例えば、「赤い」「青い」等の色に関する情報や、「丸い」「三角」「尖った」等の形状に関する情報、「ざらざらした感じ」「つるつるした感じ」等のテクスチャに関する情報を、言葉やアイコンを使って表現し、キー情報として画像に付加し、検索に利用するものがある。
【0004】
一方、画像から物理的な画像特徴量を抽出し、画像検索に利用するシステムもある。画像特徴には、例えば画像に描かれている一部の色や全体の色調、画像に描かれているものの形状、構図、テクスチャ、等がある。画像特徴量は、例えば画像全体を色情報をもとに領域分割したり、一定面積毎のブロックに分割するなどして得られた分割領域・ブロックから抽出されたり、画像全体から抽出されたりする。物理的な画像特徴には、例えば、色情報、画像の濃淡分布、テクスチャ、エッジ、領域、面積、位置、周波数分布等がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来例では、入力した検索語に一致したキーワードを含む画像を検索した場合に、検索者の検索要求にそぐわない画像が得られてしまう場合があった。特に、「さわやかな」画像といった抽象的な検索語で画像検索を行なった場合、検索される画像が著しく限られてしまう。これを解決するために、この「さわやか」という検索語から連想されるキーワードへ展開して検索を行なうことも提案されているが、このような手法を用いれば、さわやかでない画像が検索結果に混入してしまう可能性がある。
【0006】
また、検索語の代わりに、検索画像を与え、その特徴量を用いて検索を行なうことも提案されているが、この場合には、検索者の意図を反映した検索画像を用意する必要があり、検索画像の選択が困難である等、操作性が悪い。
【0007】
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、与えられた検索語に対して、目的とする情報を精度良く取り出すことを可能とする情報検索方法及び装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明の一態様による情報検索装置は、たとえば以下の構成を備える。すなわち、
入力された検索語に基づいて画像を検索する情報検索装置であって、
画像及び該画像の内容を表す画像内容語とを対応付けて記憶する画像記憶手段と、
見出し語、該見出し語に関連する連想語及び該連想語の連想に関係する連想観点とを対応付けて登録した連想語辞書と、見出し語、該見出し語に関係する検索観点及び検索観点毎の、見出し語と反対の意味をもつ反意概念とを対応付けて登録した概念判別辞書と、見出し語と、画像の色彩的特徴量を表す複数の感性パターンを識別する感性パターンIDとを対応付けて登録した感性パターン辞書とを記憶する辞書記憶手段と、
入力された検索語及び検索観点を取得する取得手段と、
前記連想語辞書から、前記取得手段で取得した検索語と一致する見出し語に対応付けられた連想語を取得する連想語取得手段と、
前記概念判別辞書から、前記取得手段で取得した検索語と一致する見出し語に対応付けられた反意概念であって、前記取得手段で取得した検索観点と一致する検索観点が対応付けられた反意概念を取得する反意概念取得手段と、
前記連想語辞書から、前記反意概念取得手段で取得した反意概念と一致する見出し語に対応付けられた連想語を反意連想語として取得する反意連想語取得手段と、
前記取得手段で取得した検索語、前記連想語取得手段で取得した連想語及び前記反意連想語取得手段で取得した反意連想語と、前記画像記憶手段に記憶された画像内容語とを比較することで第1の検索適合度を算出する算出手段であって、前記画像内容語が前記検索語、前記連想語と一致した場合に該第1の検索適合度を増加させ、前記反意連想語と一致した場合には該第1の検索適合度を低減する第1の算出手段と、
前記感性パターン辞書から、前記取得手段で取得した検索語と一致する見出し語に対応付けられた感性パターンを取得する感性パターン取得手段と、
前記感性パターン取得手段で取得した感性パターンと、前記画像記憶手段に記憶された画像とを比較することで第2の検索適合度を算出する第2の算出手段と、
前記第1の検索適合度及び前記第2の検索適合度を統合する統合手段とを備えることを特徴とする情報検索装置。
【0009】
また、上記の目的を達成するための本発明の他の態様による情報検索方法は、たとえば以下の工程を備える。すなわち、
入力された検索語に基づいて画像を検索する情報検索装置を制御する情報検索方法であって、
取得手段が、入力された検索語及び検索観点を取得する取得工程と、
連想語取得手段が、見出し語、該見出し語に関連する連想語及び該連想語の連想に関係する連想観点とを対応付けて登録した連想語辞書から、前記取得工程で取得した検索語と一致する見出し語に対応付けられた連想語を取得する連想語取得工程と、
反意概念取得手段が、見出し語、該見出し語に関係する検索観点及び検索観点毎の、見出し語と反対の意味をもつ反意概念とを対応付けて登録した概念判別辞書から、前記取得工程で取得した検索語と一致する見出し語に対応付けられた反意概念であって、前記取得工程で取得した検索観点と一致する検索観点が対応付けられた反意概念を取得する反意概念取得工程と、
反意連想語取得手段が、前記連想語辞書から、前記反意概念取得工程で取得した反意概念と一致する見出し語に対応付けられた連想語を反意連想語として取得する反意連想語取得工程と、
第1の算出手段が、前記取得工程で取得した検索語、前記連想語取得工程で取得した連想語及び前記反意連想語取得工程で取得した反意連想語と、画像及び該画像の内容を表す画像内容語とを対応付けて記憶する画像記憶手段に記憶された画像内容語とを比較することで第1の検索適合度を算出する算出処理を実行し、前記算出処理において、前記画像内容語が前記検索語、前記連想語と一致した場合に該第1の検索適合度を増加させ、前記反意連想語と一致した場合には該第1の検索適合度を低減する第1の算出工程と、
感性パターン取得手段が、見出し語と、画像の色彩的特徴量を表す複数の感性パターンを識別する感性パターンIDとを対応付けて登録した感性パターン辞書から、前記取得工程で取得した検索語と一致する見出し語に対応付けられた感性パターンを取得する感性パターン取得工程と、
第2の算出手段が、前記感性パターン取得工程で取得した感性パターンと、前記画像記憶手段に記憶された画像とを比較することで第2の検索適合度を算出する第2の算出工程と、
統合手段が、前記第1の検索適合度及び前記第2の検索適合度を統合する統合工程とを備えることを特徴とする情報検索方法。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して本発明の好適な一実施形態を詳細に説明する。
【0011】
図1は、本実施形態の画像検索装置を構成するための情報処理装置の構成例を示す図である。
【0012】
図1において、11はマイクロプロセッサ(以下、CPU)であり、制御プログラムに従って画像情報検索のための演算、論理判断等を行なうと共に、アドレスバスAB、コントロールバスCB、データバスDBを介して、それらのバスに接続された各構成要素を制御する。アドレスバスABはCPU11の制御の対象とする構成要素を指示するアドレス信号を転送する。コントロールバスCBはCPU11の制御の対象とする各構成要素へのコントロール信号を転送する。データバスDBは各構成機器相互間のデータ転送を行なう。
【0013】
12は読出し専用の固定メモリ(以下、ROM)であり、当該装置の起動時にCPU11によって実行されるブート処理プログラム等を格納する。また、13は1ワード16ビットで構成される書込み可能なランダムアクセスメモリ(以下、RAM)であって、各構成要素からの各種データの一時記憶に用いられる。特に本実施形態では、RAM13は、図2において後述する検索語保持部202、検索観点保持部203、検索重み保持部204、決定重み保持部207、展開連想語保持部209、展開感性パターン保持部213、検索結果保持部216といった各種データ保持部を提供する。
【0014】
14は外部メモリ(DISK)であり、図2において後述する概念判別辞書205及び連想語辞書211を格納すると共に、イメージ語と感性パターンの対応保持部215、画像内容語保持部219、画像保持部218、感性パターン保持部220、画像特徴量保持部222、画像特徴量及び感性パターンの対応保持部223といったデータ保持部を提供する。なお、外部メモリ14の記録媒体としては、ROM、フロッピーディスク、CD−ROM、メモリカード、光磁気ディスクなどが用いられ得る。
【0015】
また、外部メモリ14は、図2等において後述する検索要求入力処理201、重み判定処理206、連想語展開処理208、連想語による画像内容語検索処理210、感性パターン展開処理212、感性パターン検索処理214、検索結果統合処理217、画像特徴抽出処理221、感性パターン判定処理224の各処理を実行するプログラムが格納される。
【0016】
15はキーボード(KB)であり、アルファベットキー、ひらがなキー、カタカナキー、句点等の文字記号入力キーの他に、検索を指示するための検索キー(一般的なキーボードのファンクションキーで代用しても良い)及びカーソル移動を指示するカーソル移動キー等のような各種の機能キーを備えている。また、図示していないが、マウス等のポインティングデバイスが接続されてもよい。
【0017】
16は表示用ビデオメモリ(以下、VRAM)であり、表示すべきデータのパターンを格納する。17はCRTコントローラ(以下、CRTC)であり、VRAM16に蓄えられた内容をCRT18に表示する役割を担う。18は陰極線管等を用いた表示装置(CRT)であり、CRT18におけるドット構成の表示パターンおよびカーソルの表示がCRTC17で制御される。なお、表示装置としては、液晶等、各種表示器を用いることができることはいうまでもない。19はネットワークインターフェースカード(NIC)であり、本画像検索装置をEthernetなどのネットワークに接続する役割を担う。
【0018】
以上の各構成要素からなる本実施形態の画像検索装置は、キーボード15からの各種入力、及びネットワークコントローラから供給されるネットワーク経由の各種入力に応じて動作する。キーボード15からの入力、或いはネットワークコントローラ19からの入力があると、インタラプト信号がCPU11に送られる。このインタラプト信号を受けたCPU11は、外部メモリ14内に記憶してある各種の制御データを読み出し、それら制御データに従って、各種の制御を実行する。なお、本実施形態において規定する処理を実現するための制御プログラムを格納した記録媒体をシステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが、当該記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、本発明は達成される。
【0019】
図2は本実施形態の画像検索装置における処理構成を図式化したブロック図である。
【0020】
図2において、201は検索要求入力処理であり、所望の検索対象に関する要求事項(ここでは、検索語、検索観点、検索重みであり、詳細は後述する)を入力する。202は検索語保持部であり、検索要求入力処理201によって入力された検索語を記憶する。203は検索観点保持部であり、検索要求入力処理201によって入力された検索観点を記憶する。204は検索重み保持部であり、検索要求入力処理201によって入力された検索重みを記憶する。
【0021】
205は概念判別辞書であり、図8に示すように、検索対象となる概念に関係する検索観点、検索対象となる概念とは反対の意味を持つ反意概念、概念を検索する際の重み判定のための2種類の係数(連想重みと感性パターン重み)を有する。なお、概念判別辞書205の詳細については、図8を参照して後述する。206は重み判定処理であり、検索語保持部202に記憶された検索語を検索する際に、連想語(連想語展開処理208によって得られる)と感性パターン(感性パターン展開処理212によって得られる)のいずれを重視して検索すべきかを示す重み(連想重み、感性パターン重み)を与える。207は決定重み保持部であり、重み判定処理206で決定された検索重みを記憶する。
【0022】
208は連想語展開処理であり、検索語保持部202に記憶された検索語を連想語辞書211を参照して連想語に展開するとともに、その検索語に対する反意概念を概念判別辞書205から獲得し、連想語辞書211を参照して、得られた反意概念を連想語に展開する。209は展開連想語保持部であり、連想語展開処理208によって展開された連想語(反意概念の連想語を含む)を格納する。210は連想語による画像内容語検索処理(以下、画像内容語検索処理210という)であり、展開連想語保持部209を参照し、画像内容語保持部219に格納された画像内容語のうち展開された連想語と合致するものを検索する。211は連想語辞書であり、見出しとなる概念ごとに連想される語を連想観点と対応させて格納してある(詳細は図9により後述する)。
【0023】
212は感性パターン展開処理であり、検索語保持部202に記憶された検索語をイメージ語−感性パターン対応保持部215を参照して感性パターンに展開すると共に、当該検索語の反意概念を概念判別辞書205から得て、得られた反意概念を、イメージ語−感性パターン対応保持部215を参照して、感性パターンに展開する。
【0024】
213は展開感性パターン保持部であり、感性パターン展開処理212で展開した感性パターンを一時的に保存する。展開感性パターン保持部213におけるデータの格納については図11を参照して後述する。214は感性パターン検索処理であり、展開感性パターン保持部213を参照して、感性パターン保持部220に格納されている感性パターンのうち展開された感性パターンと類似するものを検索する。
【0025】
215はイメージ語−感性パターン対応保持部であり、イメージ語とそのイメージ語に関連づけられた各連想語の組に対応する感性パターンIDを記憶することにより、イメージ語と感性パターンの対応を格納する。なお、イメージ語−感性パターン対応保持部215の詳細は図12を参照して後述する。
【0026】
216は検索結果保持部であり、画像内容語検索処理210と感性パターン検索処理214によって検索された画像IDを格納する。217は検索結果統合処理であり、検索結果保持部216に記憶された連想語による画像内容語の検索結果と感性パターンの検索結果とを、重み判定処理206によって得られ、決定重み保持部207内に格納された決定重みに基づいて統合する。
【0027】
218は画像保持部であり、検索対象となる画像情報を格納する。219は画像内容語保持部であり、画像保持部218に格納された画像の内容を描写すべく付与されている概念を言語で記述し格納したものである。220は感性パターン保持部であり、画像保持部218に格納された各画像の画像情報と感性パターンとの適合度を格納する。すなわち、感性パターン保持部220には、画像IDごとに各感性パターンとの適合度が記憶されている。感性パターン保持部220のデータ内容については、図13を参照して後述する。
【0028】
221は画像特徴抽出処理であり、画像保持部218に格納された各画像情報から物理的な画像特徴量を抽出する。物理的な画像特徴量は、色情報をもとに分割された領域や、一定面積で分けられたブロック、または画像全体から抽出される視覚的な特徴である。例えば、画像特徴は、画像の色分布やヒストグラム、画像の濃淡分布、テクスチャ、エッジ、周波数分布等の数値化された情報である。なお、画像特徴量の詳細は図14を参照して後述する。
【0029】
222は画像特徴量保持部であり、画像特徴抽出処理221によって得られた各画像の画像特徴量を格納する。また、223は画像特徴量−感性パターン対応保持部であり、画像特徴量と感性パターンの対応をとって記憶する。画像特徴量−感性パターン対応保持部223には、感性パターンIDと各IDに対応した画像特徴量データが記憶されている。なお、画像特徴量−感性パターン対応保持部223のデータ構成については図17を参照して後述する。
【0030】
224は感性パターン判定処理であり、画像特徴量保持部222と画像特徴量−感性パターン対応保持部223とを参照して、感性パターンから抽出した画像特徴量と画像情報から抽出した画像特徴量とを比較・照合して、その適合度を求め、上述の感性パターン保持部220にその結果を登録する。
【0031】
図3は検索要求入力処理201において入力された検索要求語について、関連する検索観点を表示した例を示す図である。検索語が例えばキーボード15を操作することにより入力されると、図8のごとき概念判別辞書205が検索され、検索語を見出し語として、対応する検索観点が抽出される。図3においては、検索要求語「渋い」に対して、「色調」「味」「雰囲気一般」の3つの検索観点が存在し、ここでは、網掛け表示されている「色調」が選択されていることを示している。この状態でOKボタンを押下(クリック)すると、検索観点「色調」が選択され、検索観点保持部203に保持される。
【0032】
なお、キーボード15上のカーソル移動キーを押下することにより、網掛け表示部は「色調」から「味」または「雰囲気一般」というように遷移するので、所望の検索観点を選択することができる。なお、検索要求語である「渋い」は検索語保持部202に、選択された検索観点は検索観点保持部203にそれぞれ保持されることになる。
【0033】
図4は検索要求入力処理201における、連想語による検索重みと、感性パターンによる検索重みを指示するための、重み指定操作パネルの表示例を示す図である。上述のように、本実施形態では、連想語による検索と、検索語に基づくイメージ(感性パターン)の特徴量による検索とを行ない、両検索結果を統合するが、この統合処理においては両検索結果に重み付けが行なわれる。重み指定操作パネルにおいて、これら、連想語による検索重みと、感性パターンによる検索重みを指定することができる。すなわち連想語による検索と感性パターンによる検索のどちらを重視して検索するかを指定することができる。
【0034】
図4において、スライダーボタン41を左方向にスライドさせると、連想語による検索を重視するような指示が行われ、右方向にスライドさせると感性パターンによる検索を重視する指示が行われる。スライダーボタン41で重みを指定した後、OKボタン43を押下することで、重みの設定指示が行われる。なお、ボタン42は重みを明示的に指定しない場合に押下する。ボタン42が選択された場合には、所定の重みの値(これは、概念判別辞書205の連想重み83と感性パターン重み84から得られる)が用いられる。こうして設定された重みは、検索重み保持部204に格納される。なお、重み指定操作パネルの各ボタン41〜43の押下は、不図示のポインティングデバイスによるクリック操作であっても良いことは明らかである。
【0035】
図5は、画像IDと画像ファイル格納パスを対応づけた画像保持部218のデータ構成を示す図である。図5において、51は画像IDを示し、当該画像データベースにおいて、1つの画像ファイルにつき一意に付与された識別番号である。52は画像IDに対応する画像ファイルの外部メモリ14における格納先を示すファイルパスであり、MS−DSのディレクトリとファイル名に相当する。
【0036】
図示は省略するが、各画像ファイルは、周知のように、ヘッダ部と画像データ部に分けられる。ヘッダ部にはその画像ファイルからデータを読み取るときに必要な情報や、画像の内容を説明する付帯的な情報が格納され、その画像フォーマット名を示す画像フォーマット識別子、ファイルサイズ、画像の幅・高さ・深さ、圧縮の有無、カラーパレットの情報、解像度、画像データの格納位置へのオフセットなどの情報が格納される。また、画像データ部は画像データを順次格納している部分である。本実施形態においては、このような画像フォーマットとしてMicrosoft社のBMPフォーマットを用いるものとするが、GIFフォーマットあるいはJPEG、Flash Pixといった、その他の圧縮フォーマットを用いても同様の構成をなすことができる。
【0037】
図6は、画像IDと画像内容語とを対応づけた画像内容語保持部219のデータ構成例を示す図である。図6において、61は画像IDであり、図5の画像ID51と対応する。62は画像内容語であり、画像ID61で表される各画像を描写するための語を格納する。画像内容語は画像に描写されている画像特徴を言葉にしたキーワードであり、文字コード(例えばunicode)で格納される。キーワードは1つの画像について複数個格納してもよく、画像内容語保持部219は画像ID61をキーとする画像内容語62のリストで構成される。
【0038】
図7は図6に示す画像内容語保持部のデータを、画像内容語をキーとして画像IDのリストで格納したテーブルを示す図である。図7において、画像内容語71の各語をキーワードとして含むすべての画像IDが画像ID72に格納される。なお、図6は画像IDによる分類を、図7は画像内容語による分類を示したものであり、図6と図7は内容的には同じものなので両方を保持しておく必要は無い。
【0039】
図8は概念判別辞書205のデータ構成例を示した図である。概念判別辞書205は、検索要求となる検索語に関する情報を提供するものであり、検率語に対応する見出し語80、見出し語に関係する検索観点81、検索観点毎の、見出し語と反対の意味をもつ反意概念82、見出し語を検索する際の連想語の重み83、見出し語を検索する際の感性パターンの重み84とを対応させて格納したテーブルである。
【0040】
図9は連想語辞書211のデータ構成例を示す図である。連想語辞書211は見出し語に対する連想語の一組を一意に番号付ける連想ID90と、連想の起点となる見出し語91、見出し語91から連想される連想語92、連想語92の連想に関係する連想観点93、見出し語91と連想語92との間の連想の強さを示す連想強度94とから構成される。
【0041】
なお、本例では、連想強度94は0〜10の絶対値をとり、符号が連想語の適用状態をあらわす。すなわち、連想強度が正数である場合は、連想強度数値が大きいほど連想関係による結びつきが強い(共起性が高い)ことを示し、逆に連想強度が負数である場合は、連想強度が大きいほど連想関係が成り立たないことを示す。例えば、図9において、連想ID=126533の連想データにおいて、見出し語「素朴」に対応する連想語「民芸品」は「6」の強さで連想が可能な言葉であるが、連想ID=126536の連想データ「シャンデリア」は連想強度が負数であるので「9」の強さで連想できない言葉である。
【0042】
図10は、検索結果保持部216におけるデータ保持形態を説明する図である。上述したように、検索結果保持部216は、連想語による画像内容語検索処理210と感性パターン検索処理214によって検索された画像IDを格納するものである。
【0043】
図10において、100は検索された画像IDを格納し、101は、画像内容語検索処理217で一致した、連想強度が正数である連想語の数を格納する。また、連想語IDリスト102は、一致した連想語の連想語辞書211における連想語ID90(図9)を最大20個まで格納する。連想語一致数101がゼロである場合は、連想語IDリスト102にはヌルコードが埋められる。103は、画像ID100に対する連想語による連想一致度を格納する。連想語一致数101がゼロである場合は、連想一致度103にもゼロが格納される。
【0044】
104は、感性パターン検索処理223で検索された類似度の最も高い感性パターンの数を格納する。105は感性パターンIDリストであり、一致した感性パターンの感性パターンIDを最大20個まで格納する。感性パターン一致数104がゼロである場合は、感性パターンIDリスト105にはヌルコードが埋められる。106は画像ID100に対する感性パターン検索による感性パターン一致度を格納する。感性パターン一致数104がゼロである場合は、感性パターン一致度106にはゼロが格納される。107には、連想一致度103と感性パターン一致度106とをパラメータとして求めた、検索要求に対する画像ID100の統合一致度(検索結果統合処理217による)が格納される。
【0045】
図11は図2の展開感性パターン保持部213のデータ構成例を説明する図である。図11において、110は、この感性パターンの展開元であるイメージ語で、検索語保持部202に格納されているのと同じイメージ語が格納されている。本例では、「さわやかな」という文字列が格納されており、文字列はNULLコードで終了する。111は、イメージ語110をイメージ語−感性パターン対応保持部215を参照して展開して得られた感性パターンの数である。たとえば、イメージ語−感性パターン対応保持部215の内容が図12のようであった場合、「さわやかな」というイメージ語から展開された感性パターンの数は7となる。112は、「さわやかな」というイメージ語を実際に展開したデータの格納先の領域を示すアドレスである。図11に示した例では、この格納先アドレス112は、同図の115で示されるデータにリンクしている。
【0046】
データ115においては、「さわやかな」から実際に展開された展開データ、すなわち連想語と感性パターンの組が、感性パターン数111に示される個数分格納されている。本例では、データ115として、連想語と感性パターンの組が7組格納されることになる。たとえば、114は、「さわやかな」というイメージ語の連想語で、本例では、「森林」という文字列が格納されており、文字列はNULLコードで終了する。そして、113は、イメージ語「さわやかな」と「さわやかな」の連想語「森林」に対応した感性パターンIDであり、本例では、5が格納されている。他の連想語と感性パターンの組についても同様である。
【0047】
図12は図2におけるイメージ語−感性パターン対応保持部215のデータ構成例を示す図である。図12において、120は、この感性パターンの展開元となるイメージ語である。図では、「さわやかな」「トロピカルな」等の文字列が格納されており、文字列はNULLコードで終了する。121は、120の各イメージ語から展開された連想語である。本例では、「さわやかな」に対して「森林」「高原」「青空」などの連想語が記憶されており、文字列はNULLコードで終了する。この121の部分に文字列が格納されていない場合、即ちNULLコードのみの場合は、この感性パターンが、「さわやかな」というイメージ語全てに適応でき、特に連想語が指定されていないことを表している。
【0048】
122は、120のイメージ語と121の連想語に対応した感性パターンIDである。本例では、イメージ語「さわやかな」とその連想語「森林」に対する感性パターンIDとして、005,006が格納されている。また、「さわやかな」に対する反意概念として「さわやかでない」に対する感性パターンも記憶されている。本例では、「さわやかでない」には、特に連想語はなく、感性パターンIDとして001と010が登録されている。
【0049】
図13は図2における感性パターン保持部220のデータ構成を示す図である。図13において、131は、登録する画像を識別するための画像IDである。画像ID131は、画像保持部218に記憶されている番号と同じものが使用され、このシステムにおいて画像を一意に定義付けている。132には、感性パターンIDが格納されている。本実施形態では、それぞれの画像について、画像特徴量−感性パターン対応保持部223に記憶されているすべての感性パターンに対する適合度が求められるため、全ての感性パターンID(1〜m)が格納されている。133は、各画像と各感性パターンとの適合度を示す数値である。適合度は0から1までの数で、0はこの画像が感性パターンにまったく適合しなかったことを示しており、1に近いほど適合性が高いことを示している。例えば、本実施形態では、画像ID001の画像に対して、感性パターン1との適合度は0.10、感性パターン2との適合度は0である。
【0050】
図14は画像特徴量抽出処理によって一枚の画像から画像特徴量を抽出した際に得られるデータ例を示す図である。図14において、画像特徴をX1,X2,X3,…,Xn、画像特徴量を抽出する領域・ブロックをB1,B2,…,Bm、各領域・ブロックから抽出された特徴量をx11〜xmnで表している。すなわち、各領域・ブロック毎に、X1〜Xnの物理的画像特徴に関する特徴量が得られる。
【0051】
図15は、特に色彩的画像特徴量を抽出した場合の例を示す図である。これは、画像の領域或いはブロックごとに代表的な色を抽出したものである。図15によれば、物理的画像特徴は「代表色」と「特徴量」で表され、領域或いはブロックB1,B2,…,Bnから抽出された代表色はC1(R1,G1,B1)、C2(R2,G2,B2),…,Cn(Rn,Gn,Bn)で、それぞれの特徴量はc1〜cnである。
【0052】
図16は図2における画像特徴量保持部222の記憶例を示す図である。図16において、161は、登録する画像を識別するための画像IDである。画像ID161は、画像保持部218に記憶されているID番号と同じものが使用されている。162は、画像特徴量を抽出したブロックまたは領域を示す番号で、本例では各領域或いはブロックの番号をB1,B2,…,Bmで表している。163は、162に示す各領域或いはブロック(B1,B2,…,Bm)から抽出された画像特徴を表す情報(本例では代表色を用いる)である。本例は、色彩的画像特徴を抽出した場合の例で、例えば、色彩を表す情報C11(R11,G11,B11),…,Cn1(Rn1,Gn1,Bn1)が格納されている。164は、各領域或いはブロックから抽出された画像特徴の特徴量を示している。本例では、C11(R11,G11,B11),…,Cn1(Rn1,Gn1,Bn1)の特徴量としてc11,…,Cn1が格納されている。
【0053】
図17は図2における画像特徴量−感性パターン対応保持部223のデータ格納例を示す図である。図17において、171は感性パターンIDで、感性パターンを一意に識別する番号である。172は、各感性パターンIDに対応付けられた画像特徴量データである。本実施形態では、感性パターンを色彩的特徴量で表現しており、各感性パターンIDに対する色成分(RGBやHVCなどの色空間における値)の組み合わせが記憶されている。本例では、色成分としてRGB色空間における値が登録されいてる。RGB値は、0〜255までの整数である。各パターンに対応付けられた色の数は、最大m個である。
【0054】
感性パターン判定処理224は、以上の画像特徴量保持部222と画像特徴量−感性パターン対応保持部223を用いて、画像保持部218に登録されている各画像データ毎に、各感性パターンとの適合度を求め、感性パターン保持部220に登録する(図22のステップS87で後述する)。
【0055】
以上のような構成を供えた本実施形態の画像検索装置における処理について以下に説明する。
【0056】
図18は本実施形態の画像検索処理の動作を説明したフローチャートである。図18において、ステップS1は、図2における検索要求処理201を実行する処理モジュールであり、検索要求の入力を行う。なお、処理の詳細は、図19を用いて後述する。
【0057】
ステップS2は、図2の重み判定処理206を実行する処理モジュールであり、ステップS1における検索要求入力処理によって検索重み保持部204に格納された検索重みを参照し、もし重みが指定されていれば、その値を決定重み保持部207に格納する。もし検索重み保持部204に重みが指定されていなければ、概念判別辞書205(図8)を参照し、検索語保持部202に格納された検索語を見出し語80から検索し、対応する連想重み83、感性パターン重み84を読み出し、決定重み保持部207に格納する。また、見出し語80に、検索語保持部202に一致する語が存在しない場合は、連想重み、感性パターン重みの既定値として(ともに5)を決定重み保持部207に格納するものとする。
【0058】
ステップS3は決定重み保持部207を参照し、連想重みが0であるかどうか判定する。もし連想重みが0であるならば、連想語による検索は不要であるので、ステップS5の処理へ分岐し、0でなければステップS4の処理を行う。ステップS4は図2における連想語展開処理208、連想語による画像内容語検索処理210を行う処理モジュールであり、その処理の詳細は図20を参照して後述する。
【0059】
ステップS5では、決定重み保持部207を参照し、感性パターン重みが0であるかどうかを判定する。もし、感性パターン重みが0であるならば、感性パターンによる検索は不要であるので、ステップS7の処理へ分岐し、そうでなければステップS6の処理を行う。ステップS6は図2における感性パターン展開処理212、感性パターン検索処理214を行う処理モジュールであり、図21により後述する。
【0060】
ステップS7は図2における検索結果統合処理217を行うための処理モジュールであり、その処理の詳細は、図22により後述する。
【0061】
ステップS8はステップS7によって得られた検索結果として検索結果保持部216に格納されている画像IDに対応する画像ファイルを画像保持部218より取り出して表示する。なお、ステップS8による検索結果の表示は、同種の検索装置において広く行われている公知の処理である。
【0062】
図19は、検索要求入力処理201(図18のステップS1)の詳細を示すフローチャートである。ステップS21において検索要求となる検索語を入力する。検索語入力はKB15から入力された文字コードをRAM13上の検索語保持部202に格納することにより行われる。
【0063】
次にステップS22において、検索語保持部202に格納された検索語を検索要求として、この検索要求に関連する検索観点を概念判別辞書205から取り出す。検索語保持部202の検索語と一致する見出し語80(図8)に対する検索観点81をすべて取り出す。例えば、検索語が「渋い」である場合、検索観点として「色調」,「味」,「雰囲気一般」の3つを得ることができる。
【0064】
次に、ステップS23において、上記ステップS22の検索観点抽出により検索観点が見つかったかどうか判定し、検索観点が見つかった場合はステップS24の処理へ、見つからなければステップS26の処理へ分岐する。
【0065】
ステップS22において検索観点が見つかったならば、ステップS24において図3に示すように検索観点を当該検索語とともに表示する。ステップS25では、表示された検索観点から、図3で説明したユーザインターフェースを用いて、所望の検索観点を選択する。こうして選択指示された検索観点は、検索観点保持部203に格納される。
【0066】
ステップS26は検索要求に対する検索処理方法に関し、連想語による検索と感性パターンによる検索のいずれを重視して検索を行うかを指示する検索重みを入力する。本実施形態では、図4に示すごときユーザインターフェースを用いて重みの設定を行なう。ユーザは、図4に示すスライダーバーを操作し、スライダーの左右のバーの長さ(ボタン41の位置)で連想語を重視する割合、感性パターンを重視する割合(所望の検索重み)を指定する。なお、重みを指定しない場合は、図4の重みの既定値の使用を指定する。
【0067】
ステップS27において、ステップS26で重みの指定があったかどうか判定する。そして、重みの既定値を使用する旨が指示された場合は本処理を終了する。一方、検索重みが指定されていればステップS28へ進み、ステップS26で指定された連想語による検索の重み、感性パターンによる検索の重みを検索重み保持部204に格納して、本処理を終了する。
【0068】
図20は、連想語展開処理208及び連想語による画像内容語検索処理210(図18のステップS4)の詳細を示すフローチャートである。
【0069】
図20において、ステップS41は検索語保持部202に格納されている検索語で連想語辞書211を検索し連想語データを得る。すなわち、検索語と一致する連想語辞書211の見出し語91(図9)を検索し、登録されている連想語データを抽出する。見出し語91内に検索語に一致する語が存在すれば、その連想IDをすべて展開連想語保持部209に格納する。
【0070】
次にステップS42において、概念判別辞書205を検索し、検索語202と一致する見出し語が存在すれば、その見出し語に対応する検索観点81(図8)を取り出す。そして、取り出された検索観点と、上述のステップS25で検索観点保持部203に格納された検索観点とを比較し、両者が一致していれば、この見出し語に対応する反意概念82を取り出す。検索観点が一致しなければ、引き続き検索語と見出し語の一致するデータの検索を行う。こうして、抽出したすべての検索観点について上記のチェックを終えると、ステップS43へ進む。
【0071】
ステップS43では、ステップS42で見つかった反意概念と一致する見出し語を持つ連想語を連想語辞書211から検索する。反意概念に一致する見出し語が存在すれば、その連想IDを反意概念であることを示す状態符号を付与して、展開連想語保持部209に格納する。
【0072】
次に、ステップS44で展開連想語保持部209に格納された連想IDから連想語を取り出し、連想語と一致する画像内容語を画像内容語保持部219から検索し、結果を検索結果保持部216に格納する。
【0073】
ここでは、まず、展開連想語保持部209に格納されている連想IDを取り出し、連想語辞書211を参照して、対応する連想データを抽出する。そして、抽出した連想データの連想強度94を取り出し、RAM13上のワークメモリASCF(不図示)にセットする。ここで、もし、展開連想語保持部209より取り出した連想IDに反意概念の状態符号が付与されていたら、連想強度の符号を反転して負数となるようにする。ただし、連想強度がすでに負数であったら、その連想データは破棄して次の連想データをチェックする。
【0074】
次に連想IDに対応する連想観点を取り出し、検索観点保持部203に格納された検索観点と比較し、一致すれば所定値αをRAM13上に確保されたワークメモリVPF(不図示)にセットし、一致しなければα×0.1の値をワークメモリVPFにセットする。
【0075】
次に連想IDに対応する連想語と一致する画像内容語を画像内容語保持部219から検索し、見つかれば、その画像内容語に対応する画像IDを画像ID72(図7)より獲得し、検索結果保持部216の検索された画像ID100(図10)にセットする。そして、連想語一致数101に1をセットし、連想語ID102に検索対象となっている連想IDをセットする。そして、連想一致度103に、連想語一致によるスコアの所定値βにワークメモリASCFの値とVPFの値を乗じた値を連想一致度として格納する。すでに同じ画像IDが格納されている場合は、連想語一致数101の値を+1し、連想語ID102に新たな連想語IDを加え、格納済の連想一致度103の値に、求めた連想一致度を加えて新しい連想一致度として値を更新する。
【0076】
図21は、感性パターン展開処理212、感性パターン検索処理214及び検索結果統合処理217の詳細を示すフローチャートである。
【0077】
上述のように、検索要求入力処理201で、利用者から画像を検索するための検索要求が入力される。検索要求には、1つまたは複数の検索語、検索範囲、等が含まれる。本実施形態で入力される検索語は、「さわやかな」感じ、「あたたかい」感じ、等の画像の印象を表す抽象的なイメージ語である。入力された検索指示語は、検索語保持部202に格納される。ここでは、「さわやかな」というイメージ語が格納されているものとして説明する。
【0078】
ステップS61及びステップS62は、感性パターン展開処理212で実行される処理である。ステップS61では、イメージ語−感性パターン対応保持部215を参照して、検索語保持部202に保持されているイメージ語を感性パターンに展開する。本実施形態では、検索語保持部202にイメージ語「さわやかな」が、また展開連想語保持部209には「さわやかな」から展開された連想語「森林」「高原」「青空」、etcが保持されており、215を参照してそれぞれに対応する感性パターンIDに展開する。例えば、イメージ語「さわやかな」−連想語「森林」に対する感性パターンIDとして、005,006を、また、イメージ語「さわやかな」−連想語「高原」に対する感性パターンIDとして007を取得する。
【0079】
次にステップS62に進み、ステップS61で展開された感性パターンIDとイメージ語・連想語の組を展開感性パターン保持部213に格納する。展開感性パターン保持部213におけるデータの格納については、図11により上述したとおりである。
【0080】
次にステップS63に進む。ステップS63及びステップS64は、感性パターン検索処理214で実行される処理である。まず、ステップS63において、感性パターン保持部220を参照して、展開感性パターン保持部213に格納されている感性パターンIDに対する適合度が0より大きい画像の画像IDを全て取得する。この処理は、展開感性パターン保持部213に保持されているすべての感性パターンについて行う。なお、感性パターン検索処理214では、検索語及び反意概念の各々から展開された感性パターンIDに対する適合度が0より大きい画像IDを取得する。
【0081】
次にステップS64において、ステップS63で取得した感性パターンIDと、画像ID、及びその適合度の組を検索結果保持部216に格納する。
【0082】
次に、ステップS65に進む。ステップS65〜S69の処理は、検索結果統合処理217によって実行される処理を示している。すなわち、検索結果保持部216に保持されている、連想語による画像内容語検索結果と感性パターン検索結果とを参照し、決定重み保持部207に保持されている重みをもとに、両検索結果を一つの検索結果として統合する。なお、感性パターン検索結果に関し、検索語に対する反意概念に基づく感性パターンがある場合には、当該画像を統合結果から除外する。或いは、そのような反意概念の感性パターンを含む画像の感性パターン一致度を、統合処理時において低下させてもよい。
【0083】
統合処理は、各連想語毎に両検索結果の共通要素をとる(検索結果のアンドをとる)方法や、各検索に対する重みから統合適合度を求め、適合度が上位のものから適切な検索結果とする方法などがある。本実施形態では、統合適合度を求める方法を例に統合処理について説明する。
【0084】
検索結果保持部216に記憶されている、たとえば連想語「森林」と一致した画像の連想適合度をA、連想語「森林」に対応した感性パターンID005に適合した画像の感性適合度をB、決定重み保持部207に保持されたそれぞれの検索の重みをw1、w2(w1+w2=1)としたとき、統合適合度は、
統合適合度=w1×A+w2×B
または、統合適合度=(w1×A^2+w2×B^2)^1/2
で求めることができる。ただし、X^YはXのY乗を表す。統合適合度を全ての連想語の全感性パターンについて求める。一つの画像IDが複数の感性パターンIDに対して0より大きい適合度を持つ場合は、一つの画像に対して複数の統合適合度が得られるが、この場合は最も大きい適合度を検索結果として採用する(ステップS65)。
【0085】
この処理を、どちらかの検索結果が0よりも大きい全ての画像について行い、統合適合度が閾値よりも高い画像を統合した検索結果とする(ステップS66、S67、S68)。
【0086】
ステップS69において画像IDとその適合度の組を検索結果保持部216に格納することにより検索処理を終了する。
【0087】
図22は、画像登録時に行われる検索の前処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、DISK14に格納されている処理プログラムに従って制御される。
【0088】
まず、ステップS81で、ユーザから登録する画像が指示される。登録する画像は、DISK14や図示外の外部記憶装置、画像入力装置、またはこの画像処理装置に接続された画像データベース・サーバ等に格納されている画像の中から指定される。本実施形態では、検索の対象となる画像があらかじめ記憶されており、この中から画像が選択されるものとする。
【0089】
次にステップS82に進む。ステップS82では、指定された画像ファイル名に対応した画像ID、および登録するために必要となる各種画像情報を取得し、画像特徴抽出処理221に与える。画像IDは、画像を管理するために、画像ファイル名に対応付けられて記憶されているIDで、画像ファイル名から画像保持部218のデータを検索して取得する。画像の各種情報とは、例えばこの画像のファイルフォーマットがビットマップ形式の場合は、画像の幅及び高さのピクセル値、1ピクセル当たりのビット数、画像のサイズ(バイト単位)、ビットマップイメージが実際に格納されている領域のアドレスなどである。これらの情報は、画像ファイルのヘッダ部分に格納されているので、ヘッダ部を参照することにより取得できる。画像のファイルフォーマットがビットマップ形式ではなく、JFIFやFlash Pixの場合も、同様にファイルのヘッダ部から必要な情報を得ることができる。また、画像保持部218にこれらの情報を格納しておき、登録時に参照することにより情報を取得してもよい。
【0090】
次に、ステップS83に進む。ステップS83は、画像特徴量抽出処理221で行う処理で、指定された画像IDに対する画像情報を解析し、物理的な画像特徴量を抽出するステップである。上述の図15は、本実施形態における画像特徴量の例で、画像の領域またはブロックごとに代表的な色を抽出したものである。代表色は、与えられた画像の各種情報を用いて、画像の実際のビットイメージを1ピクセルずつ解析し、各領域或いはブロックで使用されている色成分(RGBやHVCなどの色空間における値)の平均値や最も出現頻度の高い色成分を求め、代表色とする手法などが用いられる。
【0091】
次に、ステップS84に進む。このステップS84では、ステップS83で抽出された画像特徴量c1〜cnとこの画像の画像IDとを対応づけて、画像特徴量保持部222に記憶する。この場合のデータの格納形態は、図16で上述したとおりである。
【0092】
次に、ステップS85に進み、画像特徴量−感性パターン対応保持部223を参照して、画像特徴量−感性パターン対応保持部223に記憶されているすべての感性パターンIDとその感性パターンに対応づけられた画像特徴量を取得する。本実施形態では、図17で説明した様に各感性パターンに色彩的特徴量が対応付けられている。
【0093】
次に、ステップS86に進み、ステップS85で取得した感性パターンと、この画像に対する画像特徴量との適合度を求める。これは、感性パターン判定処理224で行われる処理で、ステップS85で取得した感性パターンそれぞれについて、感性パターンに対応付けられた色彩的特徴量とステップS83で抽出された画像特徴量とを比較・照合し、その適合度を求める。適合度は、画像特徴量−感性パターン対応保持部223に記憶されているすべての感性パターンについて求める。適合度を算出するには、余弦測度を用いたベクトル演算や統計処理などの手法が用いられる。
【0094】
次に、ステップS87に進む。ステップS87では、ステップS86で求められたすべての感性パターンと画像の適合度を、この画像の画像IDに対応づけて感性パターン保持部220に記憶する。感性パターン保持部220における画像の記憶例は図13で上述したとおりである。
【0095】
以上の処理を、登録するすべての画像に対して行う。
【0096】
以上説明したように、本実施形態によれば、検索語に関連づけられた連想語に基づいて、マルチメディア情報そのものの特徴量データを用いた検索と、マルチメディア情報に付与された内容語を用いた検索を行ない、両検索の結果から最終的な検索結果を得ることが可能となる。このため、目的とする所望の画像情報を精度良く取り出すことが可能になる。
【0097】
例えば、従来は、「さわやかな」という検索語に対して関連する語として「海」が得られると、「荒れた海」が検索される可能性があったが、本願では、「さわやか」−「海」という組み合わせから得られる感性パターンによる検索結果と統合する際に排除される。
【0098】
以上の実施形態において、検索対象となる蓄積情報として画像情報を用いて説明したが、画像情報以外のマルチメディア情報(たとえば、オーディオ情報)についても、情報特徴量抽出を行い、特徴量と感性パターンとを対応づけることによって、同様に扱うことができる。
【0099】
また、以上の説明において、検索対象となる画像保持部218、画像内容語保持部219、感性パターン保持部220は単一の装置を構成するDISK14に配置するものとして説明したが、これらの構成要件を異なる装置に分散配置し、NIC19を介してネットワーク上で検索処理を行うようにすることも可能である。
【0100】
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0101】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
【0102】
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0103】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディスク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMなどを用いることができる。
【0104】
また、コンピュータが読出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0105】
さらに、記憶媒体から読出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0106】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、検索語に基づいて、検索対象の情報の特徴量データを用いた検索と、検索対象の情報に付与された内容語を用いた検索を行なって検索結果を得るので、与えられた検索語に対して、目的とする情報を精度良く取り出すことが可能となる。
【0107】
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の画像検索装置を構成するための情報処理装置の構成例を示す図である。
【図2】本実施形態の画像検索装置における処理構成を図式化したブロック図である。
【図3】検索要求入力処理201において入力された検索要求語について、関連する検索観点を表示した例を示す図である。
【図4】検索要求入力処理201における、連想語による検索重みと、感性パターンによる検索重みを指示するための、重み指定操作パネルの表示例を示す図である。
【図5】画像IDと画像ファイル格納パスを対応づけた画像保持部218のデータ構成を示す図である。
【図6】画像IDと画像内容語とを対応づけた画像内容語保持部219のデータ構成例を示す図である。
【図7】図6に示す画像内容語保持部のデータを、画像内容語をキーとして画像IDのリストで格納したテーブルを示す図である。
【図8】概念判別辞書205のデータ構成例を示した図である。
【図9】連想語辞書211のデータ構成例を示す図である。
【図10】検索結果保持部216におけるデータ保持形態を説明する図である。
【図11】図2の展開感性パターン保持部213のデータ構成例を説明する図である。
【図12】図2におけるイメージ語−感性パターン対応保持部215のデータ構成例を示す図である。
【図13】図2における感性パターン保持部220のデータ構成を示す図である。
【図14】画像特徴量抽出処理によって一枚の画像から画像特徴量を抽出した際に得られるデータ例を示す図である。
【図15】本実施形態における画像特徴量の例で、画像の領域またはブロックごとに代表的な色を抽出したものである。
【図16】図2における画像特徴量保持部222の記憶例を示す図である。
【図17】図2における画像特徴量−感性パターンの対応保持部223のデータ格納例を示す図である。
【図18】本発明の動作を説明したフローチャートである。
【図19】検索要求入力処理201(図18のステップS1)の詳細を示すフローチャートである。
【図20】連想語展開処理208及び連想語による画像内容語検索処理210(図18のステップS4)の詳細を示すフローチャートである。
【図21】感性パターン展開処理212、感性パターン検索処理214及び検索結果統合処理217の詳細を示すフローチャートである。
【図22】画像登録時に行われる検索の前処理の一例を示すフローチャートである。
Claims (5)
- 入力された検索語に基づいて画像を検索する情報検索装置であって、
画像及び該画像の内容を表す画像内容語とを対応付けて記憶する画像記憶手段と、
見出し語、該見出し語に関連する連想語及び該連想語の連想に関係する連想観点とを対応付けて登録した連想語辞書と、見出し語、該見出し語に関係する検索観点及び検索観点毎の、見出し語と反対の意味をもつ反意概念とを対応付けて登録した概念判別辞書と、見出し語と、画像の色彩的特徴量を表す複数の感性パターンを識別する感性パターンIDとを対応付けて登録した感性パターン辞書とを記憶する辞書記憶手段と、
入力された検索語及び検索観点を取得する取得手段と、
前記連想語辞書から、前記取得手段で取得した検索語と一致する見出し語に対応付けられた連想語を取得する連想語取得手段と、
前記概念判別辞書から、前記取得手段で取得した検索語と一致する見出し語に対応付けられた反意概念であって、前記取得手段で取得した検索観点と一致する検索観点が対応付けられた反意概念を取得する反意概念取得手段と、
前記連想語辞書から、前記反意概念取得手段で取得した反意概念と一致する見出し語に対応付けられた連想語を反意連想語として取得する反意連想語取得手段と、
前記取得手段で取得した検索語、前記連想語取得手段で取得した連想語及び前記反意連想語取得手段で取得した反意連想語と、前記画像記憶手段に記憶された画像内容語とを比較することで第1の検索適合度を算出する算出手段であって、前記画像内容語が前記検索語、前記連想語と一致した場合に該第1の検索適合度を増加させ、前記反意連想語と一致した場合には該第1の検索適合度を低減する第1の算出手段と、
前記感性パターン辞書から、前記取得手段で取得した検索語と一致する見出し語に対応付けられた感性パターンを取得する感性パターン取得手段と、
前記感性パターン取得手段で取得した感性パターンと、前記画像記憶手段に記憶された画像とを比較することで第2の検索適合度を算出する第2の算出手段と、
前記第1の検索適合度及び前記第2の検索適合度を統合する統合手段とを備えることを特徴とする情報検索装置。 - 前記連想語辞書には、各連想語と見出し語との間に連想関係の強さを示す連想強度が登録されており、
前記第1の算出手段は、各連想語の連想強度に基づいて、各検索された情報の検索適合度を算出することを特徴とする請求項1に記載の情報検索装置。 - 入力された検索語に基づいて画像を検索する情報検索装置を制御する情報検索方法であって、
取得手段が、入力された検索語及び検索観点を取得する取得工程と、
連想語取得手段が、見出し語、該見出し語に関連する連想語及び該連想語の連想に関係する連想観点とを対応付けて登録した連想語辞書から、前記取得工程で取得した検索語と一致する見出し語に対応付けられた連想語を取得する連想語取得工程と、
反意概念取得手段が、見出し語、該見出し語に関係する検索観点及び検索観点毎の、見出し語と反対の意味をもつ反意概念とを対応付けて登録した概念判別辞書から、前記取得工程で取得した検索語と一致する見出し語に対応付けられた反意概念であって、前記取得工程で取得した検索観点と一致する検索観点が対応付けられた反意概念を取得する反意概念取得工程と、
反意連想語取得手段が、前記連想語辞書から、前記反意概念取得工程で取得した反意概念と一致する見出し語に対応付けられた連想語を反意連想語として取得する反意連想語取得工程と、
第1の算出手段が、前記取得工程で取得した検索語、前記連想語取得工程で取得した連想語及び前記反意連想語取得工程で取得した反意連想語と、画像及び該画像の内容を表す画像内容語とを対応付けて記憶する画像記憶手段に記憶された画像内容語とを比較することで第1の検索適合度を算出する算出処理を実行し、前記算出処理において、前記画像内容語が前記検索語、前記連想語と一致した場合に該第1の検索適合度を増加させ、前記反 意連想語と一致した場合には該第1の検索適合度を低減する第1の算出工程と、
感性パターン取得手段が、見出し語と、画像の色彩的特徴量を表す複数の感性パターンを識別する感性パターンIDとを対応付けて登録した感性パターン辞書から、前記取得工程で取得した検索語と一致する見出し語に対応付けられた感性パターンを取得する感性パターン取得工程と、
第2の算出手段が、前記感性パターン取得工程で取得した感性パターンと、前記画像記憶手段に記憶された画像とを比較することで第2の検索適合度を算出する第2の算出工程と、
統合手段が、前記第1の検索適合度及び前記第2の検索適合度を統合する統合工程とを備えることを特徴とする情報検索方法。 - 前記連想語辞書には、各連想語と見出し語との間に連想関係の強さを示す連想強度が登録されており、
前記第1の算出工程は、各連想語の連想強度に基づいて、各検索された情報の検索適合度を算出することを特徴とする請求項3に記載の情報検索方法。 - 請求項3又は4に記載の情報検索方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを格納したコンピュータ読取可能な記憶媒体。
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