JP4085531B2 - 熱煙複合感知器及びそれを備えた火災警報システム並びに受信機及びそれを備えた火災警報システム - Google Patents
熱煙複合感知器及びそれを備えた火災警報システム並びに受信機及びそれを備えた火災警報システム Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、火災現象に伴う熱及び煙の変化を検出して火災判断を行い、火災信号を出力する熱煙複合感知器及びそれを備えた火災警報システム並びに受信機及びそれを備えた火災警報システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の熱煙複合感知器X として図7に示すものが存在する。このものは、受信機Y と共に、火災警報システムZ をなすものであって、熱判断部A 、熱感知部B 、煙判断部C 、煙感知部D 、火災信号出力判断部E を備えている。
【0003】
熱判断部A は、予め設定された熱発報レベルLTと熱感知部B により感知されて出力された発熱レベルΔTとを比較し、熱感知部B により感知された発熱レベルΔTが、予め設定された熱発報レベルLTよりも高いときに、火災が発生していると判断する。煙判断部C は、予め設定された煙発報レベルLSと煙感知部D により感知された発煙レベルSとを比較し、煙感知部D により感知された発煙レベルSが、予め設定された煙発報レベルLSよりも高いときに、火災が発生していると判断する。火災信号出力判断部E は、熱判断部A 又は煙判断部C の少なくとも一方が、火災が発生していると判断すると、受信機Y に火災信号を出力する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記した従来の熱煙複合感知器X にあっては、実際に火災が発生していないために、図8に破線で示すように、煙感知部D により感知された発煙レベルSが低い場合でも、暖房がなされているために、同図に実線で示すように、熱感知部B により感知された発熱レベルΔTが、予め設定された熱発報レベルLTよりも高いときに、火災が発生していると誤って判断されて、同図に示した点P1 の時点で、受信機Y に火災信号を出力するという誤報が発生してしまう。
【0005】
また、実際に火災が発生していないために、図9に実線で示すように、熱感知部B により感知された発熱レベルΔTが低い場合でも、喫煙者がいるために、同図に破線で示すように、煙感知部D の感知した発煙レベルΔTが、予め設定された煙発報レベルLSよりも高いときに、火災が発生していると誤って判断されて、同図に示した点P2 の時点で、受信機Y に火災信号を出力するという誤報が発生してしまう。
【0006】
本発明は、上記の点に着目してなされたもので、その目的とするところは、誤報の発生し難い熱煙複合感知器及びそれを備えた火災警報システム並びに受信機及びそれを備えた火災警報システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために、請求項1記載の熱煙複合感知器は、発熱レベルを感知する熱感知部と、予め設定された通常発熱レベルと熱感知部により感知された発熱レベルとを比較して通常の熱環境状態であるか否かを判断する熱通常環境判断部と、発煙レベルを感知する煙感知部と、予め設定された通常発煙レベルと煙感知部により感知された発煙レベルとを比較して通常の煙環境状態であるか否かを判断する煙通常環境判断部と、予め設定された発報発熱レベルより高い発熱レベルを有した熱経過時間が所定の熱蓄積時間より長いか又は予め設定された発報発煙レベルより高い発煙レベルを有した煙経過時間が所定の煙蓄積時間より長いときに火災と判断して火災信号を出力する火災信号出力判断部と、熱通常環境判断部による判断に基づいて所定の煙蓄積時間を長く変換する煙蓄積時間変換部と、煙通常環境判断部による判断に基づいて所定の熱蓄積時間を長く変換する熱蓄積時間変換部と、を備えた構成にしている。
【0008】
請求項2記載の熱煙複合感知器は、請求項1記載の熱煙複合感知器において、前記熱蓄積時間変換部が前記所定の熱蓄積時間を多段階で長く変換するか若しくは前記煙蓄積時間変換部が前記所定の煙蓄積時間を多段階で長く変換するか又は前記熱蓄積時間変換部が前記所定の熱蓄積時間を多段階で長く変換するとともに前記煙蓄積時間変換部が前記所定の煙蓄積時間を多段階で長く変換する構成にしている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記した課題を解決するために、請求項1記載の熱煙複合感知器は、発熱レベルを感知する熱感知部と、予め設定された通常発熱レベルと熱感知部により感知された発熱レベルとを比較して通常の熱環境状態であるか否かを判断する熱通常環境判断部と、発煙レベルを感知する煙感知部と、予め設定された通常発煙レベルと煙感知部により感知された発煙レベルとを比較して通常の煙環境状態であるか否かを判断する煙通常環境判断部と、予め設定された発報発熱レベルより高い発熱レベルを有した熱経過時間が所定の熱蓄積時間より長いか又は予め設定された発報発煙レベルより高い発煙レベルを有した煙経過時間が所定の煙蓄積時間より長いときに火災と判断して火災信号を出力する火災信号出力判断部と、熱通常環境判断部によって通常の熱環境状態であると判断した場合に所定の煙蓄積時間を長く変換する煙蓄積時間変換部と、煙通常環境判断部によって通常の煙環境状態であると判断した場合に所定の熱蓄積時間を長く変換する熱蓄積時間変換部と、を備えた構成にしている。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態である熱煙複合感知器を図1乃至図5に基づいて以下に説明する。このものは、受信機と共に火災警報システムをなすものであって、熱感知部1、熱通常環境判断部2、熱発報判断部3、煙感知部4、煙通常環境判断部5、煙発報判断部6、熱蓄積時間変換部7、煙蓄積時間変換部8、火災信号出力判断部9を備えている。
【0014】
熱感知部1 は、周囲の温度変化を計測することにより、温度変化からなる発熱レベルΔTを感知して、感知した発熱レベルΔTを出力する。熱通常環境判断部2 は、予め設定された通常発熱レベルUTと熱感知部1 により感知された発熱レベルΔTとを比較して、通常の熱環境状態であるか否かを判断する。熱発報判断部3 は、予め設定された発報発熱レベルLTと熱感知部1 により感知された発熱レベルΔTとを比較する。
【0015】
煙感知部4 は、周囲の煙濃度変化を測定することにより、煙濃度変化からなる発煙レベルΔSを感知して、感知した発煙レベルΔSを出力する。煙通常環境判断部5 は、予め設定された通常発煙レベルUSと煙感知部4 により感知されて出力された発煙レベルΔSとを比較して、通常の煙環境状態であるか否かを判断する。煙発報判断部6 は、予め設定された発報発煙レベルLSと煙感知部4 により感知されて出力された発煙レベルΔSとを比較する。
【0016】
熱蓄積時間変換部7 は、煙通常環境判断部5 による判断に基づいて、所定の熱蓄積時間T1 を他の値に変換する。この所定の熱蓄積時間T1 は、変換後の値が0秒〜50秒程度になるようにしている。煙蓄積時間変換部8 は、熱通常環境判断部2 による判断に基づいて、所定の煙蓄積時間T2 を他の値に変換する。この所定の煙蓄積時間T2 、変換後の値が0秒〜50秒程度になるようにしている。火災信号出力判断部9 は、予め設定された発報発熱レベルLTより高い発熱レベルΔTを有した熱経過時間T3 が所定の熱蓄積時間T1 より長いか又は予め設定された発報発煙レベルLSより高い発煙レベルΔSを有した煙経過時間T4 が所定の煙蓄積時間T2 より長いときに火災と判断して火災信号を受信機30へ出力する。
【0017】
次に、図2及び図3に基づいて、発報発熱レベルLTより高い発熱レベルΔTを有した熱経過時間T3 が所定の熱蓄積時間T1 より長いことによる火災信号の出力について説明する。この説明に使用する図3では、実線により発熱レベルΔTを示し、破線により発煙レベルΔSを示している。
【0018】
初めに、熱感知部1 が周囲環境の発熱レベルΔTを感知するとともに、煙感知部4 が周囲環境の発煙レベルΔSを感知する。ここで、発煙レベルΔSが通常発煙レベルUSより小さいために、煙通常環境判断部5 により、通常起こり得る環境であると判断されたときは、所定の熱蓄積時間T1 がより大きな値に変換され、発煙レベルΔSが通常発煙レベルUS以上であるために、通常起こり得ない環境であると判断されたときは、所定の熱蓄積時間T1 がより小さな値に変換される。
【0019】
この所定の熱蓄積時間T1 は、発煙レベルΔSが低いほど変換後の値が大きくなるよう、多段階に変換され、発煙レベルΔSが高いほど変換後の値が小さくなるよう、多段階に変換される。
【0020】
次に、熱発報判断部3 により、予め設定された発報発熱レベルLTと熱感知部1 により感知された発熱レベルΔTとが比較され、さらに、発報発熱レベルLTよりも高い発熱レベルΔTを有した熱経過時間T3 と所定の熱蓄積時間T1 とが比較される。その結果、発報発熱レベルLTよりも高い発熱レベルΔTを有した熱経過時間T3 が所定の熱蓄積時間T1 よりも長いときに、火災信号出力判断部9 は、火災と判断して、火災信号を受信機30へ出力する。
【0021】
次に、図4及び図5に基づいて、発報発煙レベルLSより高い発煙レベルΔSを有した煙経過時間T4 が所定の煙蓄積時間T2 より長いことによる火災信号の出力について説明する。この説明に使用する図5では、実線により発熱レベルΔTを示し、破線により発煙レベルΔSを示している。
【0022】
初めに、煙感知部4 が周囲環境の発煙レベルΔSを感知するとともに、熱感知部1 が周囲環境の発熱レベルΔTを感知する。ここで、発熱レベルΔTが通常発熱レベルUTより小さいために、熱通常環境判断部2 により、通常起こり得る環境であると判断されたときは、所定の煙蓄積時間T2 がより大きな値に変換される。
【0023】
この所定の煙蓄積時間T2 は、発熱レベルΔTが低いほど、変換後の値が大きくなるよう、多段階に変換され、発熱レベルΔTが高いほど、変換後の値が小さくなるよう、多段階に変換される。
【0024】
次に、煙発報判断部6 により、予め設定された発報発煙レベルLSと煙感知部4 により感知された発煙レベルΔSとが比較され、さらに、火災信号出力判断部9 により、発報発煙レベルLSよりも高い発煙レベルΔSを有した煙経過時間T4 を計測されるとともに、その計測された煙経過時間T4 と所定の煙蓄積時間T2 とが比較される。その結果、発報発煙レベルLSよりも高い発煙レベルΔSを有した煙経過時間T4 が所定の煙蓄積時間T2 よりも長いときに、火災信号出力判断部9 は、火災と判断して、火災信号を受信機30へ出力する。
【0025】
かかる熱煙複合感知器20にあっては、予め設定された発報発煙レベルLSより高い発煙レベルΔSを有した煙経過時間T4 と比較される所定の煙蓄積時間T2 は、熱通常環境判断部2 により通常起こり得る熱環境であると判断されたときは、煙蓄積時間変換部8 により所定の煙蓄積時間T2 を長く変換して、火災信号を出力し難くすることにより、誤報が発生し難くなり、火災警報システム40としても、誤報が発生し難くなる。
【0026】
また、予め設定された発報発熱レベルLTより高い発熱レベルΔTを有した熱経過時間T3 と比較される所定の熱蓄積時間T1 は、煙通常環境判断部5 により通常起こり得る煙環境であると判断されたときは、熱蓄積時間変換部7 により所定の熱蓄積時間T1 を長く変換して、火災信号を出力し難くすることにより、誤報が発生し難くなる。
【0027】
また、所定の煙蓄積時間T2 は、熱通常環境判断部2 により通常起こり得ない熱環境であると判断されたときは、煙蓄積時間変換部8 により所定の煙蓄積時間T2 を短く変換して、火災信号を出力し易くすることにより、速やかに火災信号を出力することができる。
【0028】
また、所定の熱蓄積時間T1 は、煙通常環境判断部5 により通常起こり得ない煙環境であると判断されたときは、熱蓄積時間変換部7 により所定の熱蓄積時間T1 を短く変換して、火災信号を出力し易くすることにより、速やかに火災信号を出力することができる。
【0029】
また、熱蓄積時間変換部7 が所定の熱蓄積時間T1 を多段階で変換するとともに、煙蓄積時間変換部8 が所定の煙蓄積時間T2 を多段階で変換するのであるから、種々の環境状態に対応するよう、所定の熱蓄積時間T1 及び所定の煙蓄積時間T2 を適切に設定することができる。
【0030】
次に、参考形態である受信機を図6に基づいて以下に説明する。このものは、熱感知器50及び煙感知器60と共に、火災警報システム40をなすものであって、熱通常環境判断部2、熱発報判断部3、煙通常環境判断部5、煙発報判断部6、熱蓄積時間変換部7、煙蓄積時間変換部8、火災信号出力判断部9、火災信号処理部10を備えている。なお、上記実施形態の熱煙複合感知器20と実質的に同一の機能を有する部分には同一の符号を付し、上記実施形態と異なるところのみ記す。この受信機30と共に火災警報システム40をなす熱感知器50は、周囲の温度変化を計測することにより、温度変化からなる発熱レベルΔTを感知して、感知した発熱レベルΔTを出力する。また、煙感知器60は、周囲の煙濃度変化を計測することにより、煙濃度変化からなる発煙レベルΔSを感知して、感知した発煙レベルΔSを出力する。
【0031】
熱通常環境判断部2 は、予め設定された通常発熱レベルUTと熱感知器50から入力された発熱レベルΔTとを比較して、通常の熱環境状態であるか否かを判断する。煙通常環境判断部5 は、予め設定された通常発煙レベルUSと煙感知器60から入力された発煙レベルΔSとを比較して、通常の煙環境状態であるか否かを判断する。
【0032】
火災信号処理部10は、火災信号に基づいて、火災警報を出力したり、火災による被害が発生しないよう、散水や防火扉の開閉動作をするための外部出力を行う。
【0033】
かかる受信機30にあっては、上記実施形態の熱熱煙複合感知器20と同様に、誤報が発生し難くなり、火災警報システム40としても、誤報が発生し難くなる。
【0034】
また、上記実施形態の熱煙複合感知器20と同様に、速やかに火災信号を出力することができる。
【0035】
また、上記実施形態の熱煙複合感知器20と同様に、所定の熱蓄積時間T1及び所定の煙蓄積時間T2を適切に設定することができる。
【0036】
なお、上記実施形態の熱煙複合感知器20及び参考形態の受信機30はいずれも、通常起こり得ない煙環境であると判断されたときは、熱蓄積時間変換部7により所定の熱蓄積時間T1を短く変換するとともに、煙蓄積時間変換部8により所定の煙蓄積時間T2を短く変換する構成にしているが、所定の熱蓄積時間T1及び所定の煙蓄積時間T2を短くする構成にしなくても、誤報が発生し難くなるという効果を奏することができる。
【0037】
また、上記実施形態の熱煙複合感知器20及び参考形態の受信機30はいずれも、熱蓄積時間変換部7が所定の熱蓄積時間T1を多段階で変換するとともに、煙蓄積時間変換部8が所定の煙蓄積時間T2を多段階で変換する構成にしているが、所定の熱蓄積時間T1若しくは所定の煙蓄積時間T2のいずれか一方を多段階で変換するか又は所定の熱蓄積時間T1及び所定の煙蓄積時間T2のいずれも一段階で変換する構成にしても、誤報が発生し難くなるという効果を奏することができる。
【0038】
【発明の効果】
請求項1記載の熱煙複合感知器は、予め設定された発報発煙レベルより高い発煙レベルを有した煙経過時間と比較される所定の煙蓄積時間は、熱通常環境判断部による判断に基づいて、煙蓄積時間変換部により長く変換されるから、通常起こり得る環境の下では所定の煙蓄積時間を長く変換して、火災信号を出力し難くすることにより、誤報が発生し難くなる。また、予め設定された発報発熱レベルより高い発熱レベルを有した熱経過時間と比較される所定の熱蓄積時間は、煙通常環境判断部による判断に基づいて、熱蓄積時間変換部により長く変換されるから、通常起こり得る環境の下では所定の熱蓄積時間を長く変換して、火災信号を出力し難くすることにより、誤報が発生し難くなる。
【0039】
請求項2記載の熱煙複合感知器は、請求項1記載の熱煙複合感知器の効果に加えて、熱蓄積時間変換部が所定の熱蓄積時間を多段階で長く変換するか若しくは煙蓄積時間変換部が所定の煙蓄積時間を多段階で長く変換するか又は熱蓄積時間変換部が所定の熱蓄積時間を多段階で長く変換するとともに煙蓄積時間変換部が所定の煙蓄積時間を多段階で長く変換するのであるから、種々の環境状態に対応するよう、所定の熱蓄積時間又は所定の煙蓄積時間の少なくとも一方を設定することができる。
【0040】
請求項3記載の火災警報システムは、請求項1又は請求項2のいずれかに記載の熱煙複合感知器を備えているから、誤報が発生し難くなる。
【0041】
また、参考形態で示した受信機は、予め設定された発報発煙レベルより高い発煙レベルを有した煙経過時間と比較される所定の煙蓄積時間は、熱通常環境判断部による判断に基づいて、煙蓄積時間変換部により変換されるから、通常起こり得る環境のもとでは所定の煙蓄積時間を長く変換して、火災信号を出力し難くすることにより、誤報が発生し難くなる。また、予め設定された発報発熱レベルより高い発熱レベルを有した熱経過時間と比較される所定の熱蓄積時間は、煙通常環境判断部による判断に基づいて、熱蓄積時間変換部により変換されるから、通常起こり得る環境の下では所定の熱蓄積時間を長く変換して、火災信号を出力し難くすることにより、誤報が発生し難くなる。
【0042】
また、受信機は、上記の効果に加えて、熱蓄積時間変換部が所定の熱蓄積時間を多段階で変換するか若しくは煙蓄積時間変換部が所定の煙蓄積時間を多段階で変換するか又は熱蓄積時間変換部が所定の熱蓄積時間を多段階で変換するとともに煙蓄積時間変換部が所定の煙蓄積時間を多段階で変換するのであるから、種々の環境状態に対応するよう、所定の熱蓄積時間又は所定の煙蓄積時間の少なくとも一方を設定することができる。
【0043】
また、参考形態で示した火災警報システムは、上記の受信機を備えているから、誤報が発生し難くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の火災警報システムの構成図である。
【図2】同上の熱煙複合感知器の所定の熱蓄積時間を変換するステップを含む動作を示すフローチャートである。
【図3】同上の熱煙複合感知器の所定の熱蓄積時間を変換するステップを含む動作を示す説明図である。
【図4】同上の熱煙複合感知器の所定の煙蓄積時間を変換するステップを含む動作を示すフローチャートである。
【図5】同上の熱煙複合感知器の所定の煙蓄積時間を変換するステップを含む動作を示す説明図である。
【図6】本発明の参考形態の火災警報システムの構成図である。
【図7】従来例の構成図である。
【図8】同上のものの発煙レベルが低い場合の誤報出力の説明図である。
【図9】同上のものの発熱レベルが低い場合の誤報出力の説明図である。
Claims (3)
- 発熱レベルを感知する熱感知部と、予め設定された通常発熱レベルと熱感知部により感知された発熱レベルとを比較して通常の熱環境状態であるか否かを判断する熱通常環境判断部と、発煙レベルを感知する煙感知部と、予め設定された通常発煙レベルと煙感知部により感知された発煙レベルとを比較して通常の煙環境状態であるか否かを判断する煙通常環境判断部と、予め設定された発報発熱レベルより高い発熱レベルを有した熱経過時間が所定の熱蓄積時間より長いか又は予め設定された発報発煙レベルより高い発煙レベルを有した煙経過時間が所定の煙蓄積時間より長いときに火災と判断して火災信号を出力する火災信号出力判断部と、熱通常環境判断部によって通常の熱環境状態であると判断した場合に所定の煙蓄積時間を長く変換する煙蓄積時間変換部と、煙通常環境判断部によって通常の煙環境状態であると判断した場合に所定の熱蓄積時間を長く変換する熱蓄積時間変換部と、を備えたことを特徴とする熱煙複合感知器。
- 前記熱蓄積時間変換部が前記所定の熱蓄積時間を多段階で長く変換するか若しくは前記煙蓄積時間変換部が前記所定の煙蓄積時間を多段階で長く変換するか又は前記熱蓄積時間変換部が前記所定の熱蓄積時間を多段階で長く変換するとともに前記煙蓄積時間変換部が前記所定の煙蓄積時間を多段階で長く変換するよう成したことを特徴とする請求項1記載の熱煙複合感知器。
- 請求項1又は請求項2のいずれかに記載の熱煙複合感知器と、その熱煙複合感知器の前記火災信号出力判断部から出力された火災信号を受信する受信機と、を備えたことを特徴とする火災警報システム。
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