JP4084551B2 - Manufacturing method of optical disk - Google Patents
Manufacturing method of optical disk Download PDFInfo
- Publication number
- JP4084551B2 JP4084551B2 JP2001240913A JP2001240913A JP4084551B2 JP 4084551 B2 JP4084551 B2 JP 4084551B2 JP 2001240913 A JP2001240913 A JP 2001240913A JP 2001240913 A JP2001240913 A JP 2001240913A JP 4084551 B2 JP4084551 B2 JP 4084551B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cap
- manufacturing
- ultraviolet
- curable resin
- optical disk
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)
- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスクの製造方法に関し、さらに詳細には、スピンコート法により液状の物質を塗布する工程を含む光ディスクの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、大容量のデジタルデータを記録するための記録媒体として、CDやDVDに代表される光ディスクが広く用いられている。一般に、再生専用の光ディスクは記録面側から、光透過層、反射層、保護層の順に各層が積層され、書き込み可能な光ディスクは記録面側から、光透過層、記録層、反射層、保護層の順に各層が積層されてなり、いずれのタイプの光ディスクにおいても、データの読み出しに際しては、光透過層側からレーザが照射されてその反射光が検出される。
【0003】
図13は、最も一般的な再生専用の光ディスクであるCD−ROMの層構成を示す断面図である。
【0004】
図13に示されるように、CD−ROMは、厚さが約1.2mmの光透過層1と、厚さが約50nmの反射層2と、厚さが約5μmの保護層3によって構成され、一般に、光透過層1はあらかじめプレピットが形成されたポリカーボネートからなり、反射層2はアルミニウムからなり、保護層3は紫外線硬化性樹脂からなる。このような構成を有するCD−ROMの作製においては、まず、スタンパを用いて記録すべきデジタルデータに対応したプレピットを有する光透過層1を射出成形し、次に、光透過層1のうち、ピットが形成されている面の全面にスパッタリング法によりアルミニウムを成膜し、反射層2を形成する。そして、反射層2の表面に紫外線硬化性樹脂をスピンコート法により形成し、保護層3を形成する。これにより、光透過層1、反射層2及び保護層3からなるCD−ROMが作製される。
【0005】
ここで、保護層3を形成するためのスピンコート法は、液状の物質を塗布する方法として光ディスクの製造のみならず半導体デバイスの製造等においても広く用いられている方法である。しかしながら、スピンコート法により形成される膜の膜厚は、紫外線硬化性樹脂を滴下する部分(滴下点)から外側に離れた部分においてはほぼ均一となるものの、滴下点の近傍においては、滴下点に近づくにつれて急速に薄くなる傾向があるため、光ディスクの記録面のうちピットが形成されている領域(記録領域)に保護層3をできる限り均一に形成するためには、光ディスクの中心部を滴下点とすることが理想的である。ところが、光ディスクの中心部には、一般にドライブへのチャッキングのための孔が形成されているため、そのままでは光ディスクの中心部を滴下点とすることはできない。このため、特開平11−213459号公報においては、光ディスクの中心部の孔をキャップによって塞ぎ、キャップの中心部分に紫外線硬化性樹脂を滴下する手法が提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、同公報に記載された方法では、キャップ上面のほぼ全面が紫外線硬化性樹脂で覆われてしまうため、キャップのハンドリングにおいて種々の問題が生じる。例えば、同公報に記載された方法では、キャップをハンドリングするためのアームに紫外線硬化性樹脂が不可避的に付着することから、アームが紫外線硬化性樹脂によって汚染されるのみならず、製造装置の他の部分や他の製造装置にも紫外線硬化性樹脂が付着するおそれがあり、これが原因となって製造工程全体の信頼性を悪化させるおそれがある。アームに付着した紫外線硬化性樹脂は、アームの洗浄工程を設けることによって除去することが考えられるが、この場合、製造工程全体が複雑化してしまう。
【0007】
したがって、本発明の目的は、改良された光ディスクの製造方法を提供することである。
【0008】
また、本発明の他の目的は、スピンコート法により液状の物質を塗布する工程を含む改良された光ディスクの製造方法を提供することである。
【0009】
また、本発明のさらに他の目的は、キャップをハンドリングするためのアームの汚染が防止された光ディスクの製造方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明のかかる目的は、一方の面が凸面である円形の傘部及び前記傘部の前記凸面の中心から突出して設けられたハンドリング用突起を有するキャップの前記ハンドリング用突起をハンドリングして、前記キャップを成膜基板の略中心部に載置する載置工程と、前記キャップの前記傘部の前記凸面の前記中心から離間した位置に液状の物質を滴下する滴下工程と、前記成膜基板及び前記キャップを一体的に回転させることにより前記液状の物質を前記成膜基板の表面に塗布するスピンコート工程とを備える光ディスクの製造方法によって達成される。
【0011】
本発明によれば、ハンドリングするための突起がキャップに備えられ、さらに、塗布すべき液状の物質をキャップの傘部の凸面の中心から離間した位置に滴下しているので、キャップをハンドリングするためのアームに塗布すべき液状の物質が付着することがない。このため、製造装置等に塗布すべき液状の物質が付着し、汚染されるおそれが大幅に低くなることから、製造工程全体の信頼性を向上させることができるとともに、アームの洗浄工程を設ける必要がなくなる。
【0012】
本発明の好ましい実施態様においては、前記キャップが、前記傘部の前記凸面とは反対側の面に設けられた位置決め部をさらに有しており、前記載置工程における前記キャップの載置を、前記位置決め部を用いた位置決めによって行う。
【0013】
本発明の好ましい実施態様によれば、キャップに位置決め部が設けられていることから、載置工程を容易に行うことが可能となる。
【0014】
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記キャップの前記傘部が、外周部へ向かうほど肉厚が薄くなる形状を有しており、前記キャップの前記位置決め部が、前記傘部の前記反対側の面の中心から突出して設けられた位置決め用突起からなる。
【0015】
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記載置工程の後、前記キャップの前記位置決め用突起を吸引することによって、前記キャップの前記傘部の最外周部を前記成膜基板の表面に押し付ける吸引工程をさらに備える。
【0016】
本発明のさらに好ましい実施態様によれば、傘部の表面と成膜基板の表面との平坦性を高めることができることから、スピンコート工程において塗布される液状物質の膜厚をより均一とすることができる。
【0017】
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記液状の物質が紫外線硬化性樹脂である。
【0018】
本発明のさらに好ましい実施態様においては、第1の紫外線マスクによって前記成膜基板の中央部を覆いながら、前記成膜基板の表面に形成された前記紫外線硬化性樹脂に紫外線を照射し、これを硬化させる第1の紫外線照射工程をさらに備え、前記第1の紫外線マスクの径が前記キャップの前記傘部の径よりも大きい。
【0019】
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記キャップの前記ハンドリング用突起をハンドリングして、前記キャップを前記成膜基板の表面から除去する除去工程と、前記除去工程の後、前記成膜基板の表面に形成された前記紫外線硬化性樹脂に紫外線を照射し、これを硬化させる第2の紫外線照射工程をさらに備える。
【0020】
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記キャップがプラスチックからなる。
【0021】
本発明のさらに好ましい実施態様においては、前記キャップがポリオレフィンからなる。
【0022】
本発明のさらに好ましい実施態様によれば、キャップと紫外線硬化性樹脂との親和性が比較的低いことから、キャップの材質であるポリオレフィンと紫外線硬化性樹脂との分離を比較的容易に行うことができる。
【0023】
尚、本発明にかかる方法により製造可能な光ディスクの種類としては、特に制限されず、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−R、DVD−RWのように保護膜がスピンコート法によって成膜されるタイプの光ディスクのみならず、光透過層がスピンコート法によって成膜されるタイプの光ディスクを製造することも可能である。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施態様について詳細に説明する。
【0025】
図1は、本実施態様にかかる方法により製造される光ディスク10を概略的に示す断面図である。
【0026】
図1に示されるように、光ディスク10は、厚さが約1.1mmの基板11と、厚さが約70〜130nmの反射層12と、厚さが約100〜250nmの記録層13と、厚さが約50〜150μmの光透過層14によって構成される。また、光ディスク10の中央部分には孔15が設けられている。基板11はポリカーボネートからなり、反射層12は銀を主成分とする合金からなる。また、記録層13は、実際にデータが記録される相変化膜の上下を誘電体膜で挟んだ多層構造を有する。さらに、光透過層14は紫外線硬化性樹脂からなる。このような構造を有する光ディスク10からのデータの読み出しに際しては、光透過層14側から読み出し用レーザが照射されてその反射光量差が検出される。また、光ディスク10へのデータの書き込みに際しては、光透過層14側から書き込み用レーザが照射され、これにより記録層13の状態(相変化膜の結晶構造)を変化させる。
【0027】
本実施態様にかかる方法により製造される光ディスク10は、光透過層14がスピンコート法によって成膜されるタイプの光ディスクである。但し、上述の通り、本発明にかかる方法により製造可能な光ディスクの種類としては、これに限定されず、保護膜がスピンコート法によって成膜されるタイプの光ディスク(例えば、CD−ROM)も含まれる。
【0028】
図2(a)は、本実施態様にかかる方法を実現するための製造装置20の主要部分を概略的に示す斜視図であり、図2(b)は、その略断面図である。
【0029】
図2(a)及び(b)に示されるように、製造装置20は、径が光ディスク10の径とほぼ等しいステージ21と、ステージ21の中央部に設けられた第1の突出部22と、第1の突出部22の中央部に設けられた第2の突出部23とを備えている。これらステージ21、第1の突出部22及び第2の突出部23は、実質的に一体的であり、図示しない回転機構が作動すると、これらは一体となって回転する。
【0030】
第1の突出部22は、製造されるべき光ディスク10の前駆体(本明細書においては、これを「成膜基板10’」と呼ぶことがある)の中心部近傍のチャッキング領域が載置される部分であり、その表面には、複数の第1の吸気口24が設けられている。これにより、図示しない第1の吸気機構が作動すると、第1の突出部22に載置された成膜基板10’は吸着状態となり、製造装置20に実質的に固定される。
【0031】
第2の突出部23は、径が光ディスク10の孔15の径に対応しており、第1の突出部22に成膜基板10’が載置されると、成膜基板10’の孔15には第2の突出部23が挿入された状態となる。また、第2の突出部23の中央部には、第2の吸気口25が設けられている。第2の吸気口25は、図示しない第2の吸気機構によって吸気される。
【0032】
次に、本実施態様にかかる光ディスクの製造方法について説明する。
【0033】
まず、スタンパを用いてプリグルーブが形成された基板11を射出成形法により作製する。次に、基板11のうち、プリグルーブが形成されている面の全面にスパッタリング法により反射層12を形成し、次いで、反射層12の全面にスパッタリング法により記録層13を形成する。
【0034】
次に、図3に示されるように、基板11上に反射層12及び記録層13が形成された成膜基板10’を、先端が柔軟性を有する吸着パッドからなる第1のアーム31を用いて搬送し、第1の突出部22に成膜基板10’を載置する。ここで、第1のアーム31は、製造装置20の一部である。図4は、このようにして第1の突出部22に成膜基板10’が載置された状態を示している。ここで、成膜基板10’は、記録層13が形成されている側が上面となるように載置される。また、第1のアーム31は、成膜基板10’を搬送するに際して、記録層13の表面のうちデータが記録されない領域(典型的には、成膜基板10’の中心から約21mm以内の領域)、すなわち孔15の近傍を吸着する。尚、基板11には、成形に用いる金型内の「スタンパおさえ」によって、上記データが記録されない領域の内側に円環状の溝16が形成されることがあり、このような円環状の溝16が形成されている場合には、その内側領域を吸着することにより成膜基板10’を搬送することが好ましい。図3及び図4には、第1のアーム31が円環状の溝16の内側領域を吸着することによって成膜基板10’が搬送される状態を示している。尚、かかる溝16は、図1においては省略されている。
【0035】
このようにして第1の突出部22に成膜基板10’が載置されると、図示しない第1の吸気機構が作動し、これにより第1の突出部22に載置された成膜基板10’は、第1の吸気口24による吸着によって、第2の突出部23が孔15に嵌合した状態で実質的に固定される。
【0036】
次に、第2のアーム32を用いてキャップ40を搬送し、固定された成膜基板10’の中心部にキャップ40を載置する。第2のアーム32は、製造装置20の一部である。図5は、このようにして成膜基板10’の中心部にキャップ40が載置された状態を示している。
【0037】
図6は、キャップ40の形状を示す略斜視図である。
【0038】
図6に示されるように、キャップ40は、凸面及び凹面を有し外周部へ向かうほど肉厚が薄くなる円形の傘部41と、傘部41の凹面の中心から一方に突出して設けられた第1の突起42と、傘部41の凸面の中心から他方に突出して設けられた第2の突起43とを備えている。特に限定されるものではないが、キャップ40の材質としては、ポリオレフィンが用いられる。
【0039】
傘部41の径は、製造すべき光ディスク10の孔15の径よりも大きく、且つ、製造すべき光ディスク10のデータ記録領域の最内周の径よりも小さく設定される。また、上記円環状の溝16が存在する場合には、円環状の溝16の径よりも大きく設定される。例えば、製造すべき光ディスク10の孔15の径が15mmであり、円環状の溝16の径が36mmであり、製造すべき光ディスク10のデータ記録領域の最内周の径が42mmである場合には、傘部41の径としては、36.5mm〜40mm程度に設定することが好ましい。また、傘部41のテーパー形状としては、成膜基板10’の中心部にキャップ40を載置した場合に、傘部41の最外周部(先端)が成膜基板10’の表面に接し、且つ、内周部が製造装置20の第2の突出部23に接しないような形状とされる。
【0040】
また、第1の突起42の径は、製造装置20の第2の吸気口25の径に対応しており、図5に示したように、成膜基板10’の中心部にキャップ40が載置されると、第2の吸気口25にはかかる第1の突起42が挿入された状態となる。つまり、第1の突起42は、キャップ40を載置する際の位置決め部材としての役割を果たす。尚、第1の突起42の長さは、特に限定されない。
【0041】
さらに、第2の突起43の径及び長さは、第2のアーム32によってハンドリング可能であれば、特に限定されない。
【0042】
このような形状を有するキャップ40が固定された成膜基板10’の中心部に載置されると、図示しない第2の吸気機構を作動させる。これによりキャップ40は、第2の吸気口25による吸着によって、第1の突起42が第2の吸気口25に嵌合した状態で実質的に固定される。この際、キャップ40の傘部41は、第2の吸気口25による吸着によって僅かに変形し、傘部41の最外周部(先端)が成膜基板10’の表面に接し、且つ、傘部41の凹面部が製造装置20の第2の突出部23に接するようにして、成膜基板10’の表面に押しつけられる。
【0043】
この状態において、図示しない回転機構を作動させ、ステージ21、第1の突出部22及び第2の突出部23を一体的に低速回転させ、さらに、図7に示されるように、キャップ40の傘部41の凸面に紫外線硬化性樹脂50を滴下する。この場合、成膜基板10’は第1の吸気口24による吸着によって第1の突出部22に固定され、キャップ40は第2の吸気口25による吸着によって第2の突出部23に固定されているので、これら成膜基板10’及びキャップ40も、ステージ21、第1の突出部22及び第2の突出部23と一体となってともに回転する。また、紫外線硬化性樹脂50の滴下点としては、できるだけ傘部41の凸面の中央部の近くに設定することが好ましい。以上により、キャップ40の傘部41の凸面には、紫外線硬化性樹脂50が滞留した状態となる。
【0044】
次に、図示しない回転機構によって、ステージ21、第1の突出部22及び第2の突出部23を一体的に高速回転させ、図8に示されるように、キャップ40の傘部41の凸面に滞留している紫外線硬化性樹脂50を遠心力によって成膜基板10’の表面(記録層13の表面)にスピンコートする。これにより、成膜基板10’の表面(記録層13の表面)には、厚さが約100μmの紫外線硬化性樹脂50の薄膜が形成される。この場合、上記紫外線硬化性樹脂50の滴下工程における滴下点が傘部41の凸面の中央部に近いほど、紫外線硬化性樹脂50の薄膜の平坦性は良好となる。
【0045】
このようにして成膜基板10’の表面(記録層13の上面)に紫外線硬化性樹脂50の薄膜が形成されると、次に、図示しない回転機構によって、ステージ21、第1の突出部22及び第2の突出部23を一体的に中速回転させる。この状態で、図9に示されるように、第1の紫外線マスク60によって成膜基板10’の中央部を覆いながら、成膜基板10’の表面に形成された紫外線硬化性樹脂50の薄膜に紫外線を照射し、これを硬化させる。第1の紫外線マスク60は製造装置20の一部である。
【0046】
ここで、第1の紫外線マスク60の径は、キャップ40の傘部41の径よりも大きく、且つ、製造すべき光ディスク10のデータ記録領域の最内周の径よりも小さく設定される。このため、上記紫外線の照射工程においては、キャップ40の傘部41の表面に存在する紫外線硬化性樹脂50と、成膜基板10’の表面に形成された紫外線硬化性樹脂50のうちキャップ40の近傍に形成された部分とが未硬化の状態となり、その他の部分に形成された紫外線硬化性樹脂50は硬化状態となる。
【0047】
次に、図示しない回転機構の作動を停止させて回転を停止させた後、図示しない第2の吸気機構の作動を停止させる。このとき、図示しない第1の吸気機構については、作動状態を維持させる。この状態において、図10に示されるように、第2のアーム32を用いてキャップ40を除去する。この場合、キャップ40の傘部41の最外周部(先端)と成膜基板10’の表面との界面に形成されている紫外線硬化性樹脂50は未硬化の状態であることから、困難なくキャップ40の除去を行うことができる。除去されたキャップ40は、図示しない使用済みキャップ入れに集められ、その後、キャップ40の材料であるポリオレフィンと紫外線硬化性樹脂とに分離されて、それぞれリサイクルされる。
【0048】
このようにしてキャップ40を除去した後、図11に示されるように、円形の孔63を有する第2の紫外線マスク62によって成膜基板10’の中央部を除く部分を覆いながら、成膜基板10’の表面に形成された未硬化の紫外線硬化性樹脂50の薄膜に紫外線を照射し、これを硬化させる。第2の紫外線マスク62は、製造装置20の一部である。
【0049】
ここで、第2の紫外線マスク62の孔63の径は、第1の紫外線マスク60の径に対応している。このため、上記紫外線の照射工程においては、成膜基板10’の表面に形成された未硬化の紫外線硬化性樹脂50に紫外線が照射されてこれが硬化し、すでに硬化している紫外線硬化性樹脂50には実質的に照射されない。これにより、過度の紫外線照射による紫外線硬化性樹脂50の変質・変色が防止される。
【0050】
以上により、成膜基板10’の表面に形成された紫外線硬化性樹脂50の硬化が完了し、光透過層14の成膜が完了する。そして、図示しない第1の吸気機構の作動を停止させ、図12に示されるように、光透過層14の成膜が完了した光ディスク10を搬出する。
【0051】
以上説明したように、本実施態様にかかる光ディスクの製造方法においては、紫外線硬化性樹脂50が滴下される傘部41、第2の吸気口25に嵌合する第1の突起42及び第2のアーム32によってハンドリングするための第2の突起43を備えるキャップ40を用いて、紫外線硬化性樹脂50をスピンコートし、これにより光透過層14を形成しているので、キャップ40をハンドリングするための第2のアーム32に紫外線硬化性樹脂50が付着することがない。このため、製造装置20の他の部分や他の製造装置に紫外線硬化性樹脂50が付着し、汚染されるおそれが大幅に低くなることから、製造工程全体の信頼性を向上させることができるとともに、第2のアーム32の洗浄工程を設ける必要がなくなる。
【0052】
また、本実施態様にかかる光ディスクの製造方法において用いられるキャップ40の傘部41は、第2の吸気口25により吸着されることによって僅かに変形し、成膜基板10’の表面に押しつけられる状態となることから、傘部41の表面と成膜基板10’の表面との平坦性が高く、このため、スピンコート時において、紫外線硬化性樹脂50の薄膜の良好な均一性を担保することが可能となる。
【0053】
さらに、本実施態様にかかる光ディスクの製造方法において用いられるキャップ40はポリオレフィンからなり、紫外線硬化性樹脂に対する親和性が比較的低く、また、溶剤に対する耐性が高いことから、リサイクル時におけるポリオレフィンと紫外線硬化性樹脂との分離を比較的容易に行うことができる。
【0054】
本発明は、以上の実施態様に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
【0055】
例えば、上記実施態様においては、図11に示した紫外線照射工程によって光透過層14の成膜が完了した時点で光ディスク10を完成品としているが、その後、さらに光透過層14の表面にハードコート層を形成する工程を付加しても構わない。ハードコート層の形成方法としては特に制限されないが、ハードコート液をスピンコートした後、パネルヒータを用いてハードコート液に含まれる溶剤を蒸発させ、その後、紫外線を照射することによってこれを硬化させることが好ましい。このように、ハードコート層を付加する場合には、ハードコート液を硬化させるための紫外線照射工程が追加されることから、図9及び図11に示した工程における紫外線の照射量をその分だけ少なくすることが好ましい。つまり、図9及び図11に示した工程においては、紫外線硬化性樹脂50を半硬化状態とし、ハードコート液を硬化させるための紫外線照射によって、紫外線硬化性樹脂50を完全に硬化させることが好ましい。
【0056】
また、上記実施態様においては、図9に示した紫外線照射工程によって、第1の紫外線マスク60によって覆われていない部分の紫外線硬化性樹脂50を硬化させ、図11に示した紫外線照射工程によって、第2の紫外線マスク62によって覆われていない部分の紫外線硬化性樹脂50を硬化させているが、図9に示した紫外線照射工程において、第1の紫外線マスク60によって覆われていない部分の紫外線硬化性樹脂50を完全な硬化状態とせず、且つ、図11に示した紫外線照射工程において、第2の紫外線マスク62を用いることなく全面に紫外線を照射することによって、紫外線硬化性樹脂50を硬化させても構わない。これによれば、2種類の紫外線マスクを使用する必要がなくなるので、製造コストを低減することができる。
【0057】
さらに、上記実施態様においては、ポリオレフィンからなるキャップ40を用いているが、キャップ40の材料としてはこれに限定されず、その他の材料、例えば、ポリカーボネート等の他のプラスチック類や、金属等を用いることができる。プラスチック類を用いた場合、キャップ40自体に適切な弾力性が与えられることから、成膜基板10’との密着性に優れるという利点がある。
【0058】
また、本実施態様において用いられるキャップ40の傘部41は、外周部へ向かうほどその肉厚が薄くなる形状を有しているが、傘部41が外周部へ向かうほど肉厚が薄くなる形状であることは必須でなく、少なくとも一部において肉厚が一定若しくは増大する領域を有していても構わない。
【0059】
さらに、本実施態様において用いられるキャップ40の傘部41は、凸面及び凹面を有しているが、凸面の裏面が凹面であることは必須でなく、これが平坦面であっても構わない。
【0060】
また、本実施態様において用いられるキャップ40には第1の突起42が設けられ、かかる第1の突起42が第2の吸気口25に嵌合することによって位置決めがされているが、キャップ40の位置決めが可能である限り、このような第1の突起42を備えることは必須でない。したがって、第1の突起42の代わりに、傘部41の中央に凹部を設け、これによってキャップ40の位置決めを行っても構わない。
【0061】
また、本発明にかかる方法により製造される光ディスクの層構成及び各層の材料は特に限定されず、スピンコート法により液状の物質を塗布する工程を含む方法により製造される光ディスクであれば、いかなる光ディスクの製造に対しても適用可能である。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、キャップをハンドリングするためのアームに紫外線硬化性樹脂が付着することがないので、製造装置の他の部分や他の製造装置に紫外線硬化性樹脂が付着し、汚染されるおそれが大幅に低くなる。これにより、製造工程全体の信頼性を向上させることができるとともに、アームの洗浄工程を設ける必要がなくなるので、工程の複雑化を避けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい実施態様にかかる方法により製造される光ディスク10を概略的に示す断面図である。
【図2】(a)は、本発明の好ましい実施態様にかかる方法を実現するための製造装置20の主要部分を概略的に示す斜視図であり、(b)は、その略断面図である。
【図3】本発明の好ましい実施態様にかかる光ディスクの製造方法の一工程(搬入工程)を示す図である。
【図4】本発明の好ましい実施態様にかかる光ディスクの製造方法の一工程(成膜基板10’の載置工程)を示す図である。
【図5】本発明の好ましい実施態様にかかる光ディスクの製造方法の一工程(キャップ40の載置工程)を示す図である。
【図6】キャップ40の形状を示す略斜視図である。
【図7】本発明の好ましい実施態様にかかる光ディスクの製造方法の一工程(紫外線硬化性樹脂50の滴下工程)を示す図である。
【図8】本発明の好ましい実施態様にかかる光ディスクの製造方法の一工程(スピンコート工程)を示す図である。
【図9】本発明の好ましい実施態様にかかる光ディスクの製造方法の一工程(第1の紫外線照射工程)を示す図である。
【図10】本発明の好ましい実施態様にかかる光ディスクの製造方法の一工程(キャップ40の除去工程)を示す図である。
【図11】本発明の好ましい実施態様にかかる光ディスクの製造方法の一工程(第2の紫外線照射工程)を示す図である。
【図12】本発明の好ましい実施態様にかかる光ディスクの製造方法の一工程(搬出工程)を示す図である。
【図13】CD−ROMの層構成を示す断面図である。
【符号の説明】
1 光透過層
2 記録層
3 保護層
10 光ディスク
10’ 成膜基板
11 基板
12 反射層
13 記録層
14 光透過層
15 孔
16 円環状の溝
20 製造装置
21 ステージ
22 第1の突出部
23 第2の突出部
24 第1の吸気口
25 第2の吸気口
31 第1のアーム
32 第2のアーム
40 キャップ
41 傘部
42 第1の突起
43 第2の突起
50 紫外線硬化性樹脂
60 第1の紫外線マスク
62 第2の紫外線マスク
63 孔[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an optical disc manufacturing method, and more particularly to an optical disc manufacturing method including a step of applying a liquid substance by a spin coating method.
[0002]
[Prior art]
In recent years, optical discs typified by CDs and DVDs have been widely used as recording media for recording large volumes of digital data. In general, a read-only optical disc is laminated in the order of a light transmission layer, a reflection layer, and a protection layer from the recording surface side, and a writable optical disc is a light transmission layer, recording layer, reflection layer, and protection layer from the recording surface side. In any type of optical disc, when reading data, a laser is irradiated from the light transmission layer side to detect the reflected light.
[0003]
FIG. 13 is a cross-sectional view showing the layer structure of a CD-ROM, which is the most common read-only optical disc.
[0004]
As shown in FIG. 13, the CD-ROM is composed of a
[0005]
Here, the spin coat method for forming the
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the method described in the publication, since almost the entire upper surface of the cap is covered with the ultraviolet curable resin, various problems arise in handling the cap. For example, in the method described in the publication, since the ultraviolet curable resin inevitably adheres to the arm for handling the cap, the arm is not only contaminated by the ultraviolet curable resin, but also the manufacturing apparatus. There is a possibility that the ultraviolet curable resin may adhere to this part and other manufacturing apparatuses, and this may cause the reliability of the entire manufacturing process to deteriorate. The UV curable resin adhering to the arm may be removed by providing an arm cleaning process, but in this case, the entire manufacturing process becomes complicated.
[0007]
Accordingly, an object of the present invention is to provide an improved method of manufacturing an optical disc.
[0008]
Another object of the present invention is to provide an improved method of manufacturing an optical disc including a step of applying a liquid substance by a spin coating method.
[0009]
Still another object of the present invention is to provide a method of manufacturing an optical disc in which contamination of an arm for handling a cap is prevented.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
The object of the present invention is to handle the handling projection of a cap having a circular umbrella portion having one convex surface and a handling projection provided so as to project from the center of the convex surface of the umbrella portion, A placing step of placing a cap on a substantially central portion of the film formation substrate; and the convex surface of the umbrella portion of the cap. Position away from the center of A method of manufacturing an optical disc, comprising: a dropping step of dropping a liquid substance on the substrate; and a spin coating step of applying the liquid substance to the surface of the film forming substrate by integrally rotating the film forming substrate and the cap. Achieved by:
[0011]
According to the present invention, the cap is provided with a protrusion for handling, and further, a liquid substance to be applied Is dropped at a position away from the center of the convex surface of the cap umbrella The liquid substance to be applied does not adhere to the arm for handling the cap. For this reason, the liquid substance to be applied to the manufacturing apparatus or the like is attached, and the possibility of contamination is greatly reduced. Therefore, it is possible to improve the reliability of the entire manufacturing process and to provide an arm cleaning process. Disappears.
[0012]
In a preferred embodiment of the present invention, the cap further includes a positioning portion provided on a surface opposite to the convex surface of the umbrella portion, and placing the cap in the above-described placing step, This is performed by positioning using the positioning unit.
[0013]
According to the preferred embodiment of the present invention, since the positioning portion is provided on the cap, the placing step can be easily performed.
[0014]
In a further preferred aspect of the present invention, the umbrella portion of the cap has a shape that becomes thinner toward the outer peripheral portion, and the positioning portion of the cap is on the opposite side of the umbrella portion. It consists of a positioning projection that protrudes from the center of the surface.
[0015]
In a further preferred embodiment of the present invention, after the placing step, suction is performed to press the outermost peripheral portion of the umbrella portion of the cap against the surface of the film forming substrate by sucking the positioning protrusion of the cap. The method further includes a step.
[0016]
According to a further preferred embodiment of the present invention, since the flatness between the surface of the umbrella part and the surface of the film formation substrate can be improved, the film thickness of the liquid material applied in the spin coating process can be made more uniform. Can do.
[0017]
In a further preferred embodiment of the present invention, the liquid substance is an ultraviolet curable resin.
[0018]
In a further preferred embodiment of the present invention, the ultraviolet curable resin formed on the surface of the film-forming substrate is irradiated with ultraviolet light while covering the central portion of the film-forming substrate with a first ultraviolet mask. A first ultraviolet irradiation step for curing is further provided, and the diameter of the first ultraviolet mask is larger than the diameter of the umbrella portion of the cap.
[0019]
In a further preferred embodiment of the present invention, a removal step of handling the handling protrusion of the cap to remove the cap from the surface of the film formation substrate, and a surface of the film formation substrate after the removal step The method further includes a second ultraviolet irradiation step of irradiating the ultraviolet curable resin formed on the substrate with ultraviolet rays and curing the resin.
[0020]
In a further preferred embodiment of the present invention, the cap is made of plastic.
[0021]
In a further preferred embodiment of the present invention, the cap is made of polyolefin.
[0022]
According to a further preferred embodiment of the present invention, since the affinity between the cap and the ultraviolet curable resin is relatively low, it is possible to relatively easily separate the polyolefin that is the material of the cap from the ultraviolet curable resin. it can.
[0023]
The type of the optical disk that can be manufactured by the method according to the present invention is not particularly limited, and a protective film such as CD-ROM, CD-R, CD-RW, DVD-ROM, DVD-R, DVD-RW. It is possible to manufacture not only an optical disc of a type that is formed by spin coating, but also an optical disc of a type in which a light transmission layer is formed by spin coating.
[0024]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
[0025]
FIG. 1 is a cross-sectional view schematically showing an
[0026]
As shown in FIG. 1, an
[0027]
The
[0028]
FIG. 2A is a perspective view schematically showing a main part of the
[0029]
As shown in FIGS. 2A and 2B, the
[0030]
The
[0031]
The diameter of the
[0032]
Next, a method for manufacturing an optical disc according to this embodiment will be described.
[0033]
First, the
[0034]
Next, as shown in FIG. 3, a
[0035]
When the
[0036]
Next, the
[0037]
FIG. 6 is a schematic perspective view showing the shape of the
[0038]
As shown in FIG. 6, the
[0039]
The diameter of the umbrella portion 41 is set to be larger than the diameter of the
[0040]
Further, the diameter of the first protrusion 42 corresponds to the diameter of the
[0041]
Further, the diameter and length of the second protrusion 43 are not particularly limited as long as the
[0042]
When the
[0043]
In this state, a rotation mechanism (not shown) is operated to rotate the
[0044]
Next, the
[0045]
When a thin film of the ultraviolet
[0046]
Here, the diameter of the first
[0047]
Next, after the operation of the rotation mechanism (not shown) is stopped to stop the rotation, the operation of the second intake mechanism (not shown) is stopped. At this time, the operating state of the first intake mechanism (not shown) is maintained. In this state, as shown in FIG. 10, the
[0048]
After removing the
[0049]
Here, the diameter of the hole 63 of the second
[0050]
Thus, the curing of the ultraviolet
[0051]
As described above, in the method of manufacturing an optical disc according to the present embodiment, the umbrella portion 41 into which the ultraviolet
[0052]
Further, the umbrella portion 41 of the
[0053]
Furthermore, the
[0054]
The present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications are possible within the scope of the invention described in the claims, and these are also included in the scope of the present invention. Needless to say.
[0055]
For example, in the above embodiment, the
[0056]
Moreover, in the said embodiment, the ultraviolet
[0057]
Furthermore, in the said embodiment, although the
[0058]
Moreover, although the umbrella part 41 of the
[0059]
Furthermore, although the umbrella part 41 of the
[0060]
Further, the
[0061]
Further, the layer structure of the optical disk manufactured by the method according to the present invention and the material of each layer are not particularly limited, and any optical disk can be used as long as it is a method including a step of applying a liquid substance by spin coating. It can also be applied to the manufacture of
[0062]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, since the ultraviolet curable resin does not adhere to the arm for handling the cap, the ultraviolet curable resin adheres to other parts of the manufacturing apparatus or other manufacturing apparatus. And the risk of contamination is greatly reduced. As a result, the reliability of the entire manufacturing process can be improved, and since it is not necessary to provide an arm cleaning process, it is possible to avoid complication of the process.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view schematically showing an
2A is a perspective view schematically showing a main part of a
FIG. 3 is a diagram showing a step (carrying-in step) of a method for manufacturing an optical disc according to a preferred embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a diagram showing one step of the optical disc manufacturing method according to a preferred embodiment of the present invention (placement step of the
FIG. 5 is a diagram showing one step of the optical disc manufacturing method (
6 is a schematic perspective view showing the shape of a
FIG. 7 is a diagram showing one step of the optical disc manufacturing method (dropping step of the ultraviolet curable resin 50) according to a preferred embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a diagram showing one step (spin coating step) of a method of manufacturing an optical disc according to a preferred embodiment of the present invention.
FIG. 9 is a diagram showing one step (first ultraviolet irradiation step) of the method of manufacturing an optical disc according to a preferred embodiment of the present invention.
FIG. 10 is a diagram showing one step of the optical disc manufacturing method (
FIG. 11 is a diagram showing one step (second ultraviolet irradiation step) of the method of manufacturing an optical disc according to a preferred embodiment of the present invention.
FIG. 12 is a diagram showing one step (unloading step) of the method of manufacturing an optical disc according to a preferred embodiment of the present invention.
FIG. 13 is a cross-sectional view showing a layer structure of a CD-ROM.
[Explanation of symbols]
1 Light transmission layer
2 Recording layer
3 Protective layer
10 Optical disc
10 'Deposition substrate
11 Substrate
12 Reflective layer
13 Recording layer
14 Light transmission layer
15 holes
16 Annular groove
20 Production equipment
21 stages
22 First protrusion
23 Second protrusion
24 First inlet
25 Second inlet
31 First arm
32 Second arm
40 cap
41 Umbrella
42 1st protrusion
43 Second protrusion
50 UV curable resin
60 first UV mask
62 Second UV Mask
63 holes
Claims (9)
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001240913A JP4084551B2 (en) | 2001-08-08 | 2001-08-08 | Manufacturing method of optical disk |
TW91117686A TWI239526B (en) | 2001-08-08 | 2002-08-06 | Manufacturing method and device of optical disk |
CN 02147209 CN1241191C (en) | 2001-08-08 | 2002-08-08 | Optic disk mfg. method and device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001240913A JP4084551B2 (en) | 2001-08-08 | 2001-08-08 | Manufacturing method of optical disk |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003059127A JP2003059127A (en) | 2003-02-28 |
JP4084551B2 true JP4084551B2 (en) | 2008-04-30 |
Family
ID=19071455
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001240913A Expired - Fee Related JP4084551B2 (en) | 2001-08-08 | 2001-08-08 | Manufacturing method of optical disk |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4084551B2 (en) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004095108A (en) * | 2002-09-03 | 2004-03-25 | Global Mach Kk | Manufacturing method of optical recording medium |
KR100922428B1 (en) * | 2004-06-18 | 2009-10-16 | (주)엘지하우시스 | Apparatus for attaching and detaching cap for optical disc spin-coating, apparatus for optical disc spin-coating using the same and method for preparing an optical disc using the same |
JP4531645B2 (en) * | 2005-07-01 | 2010-08-25 | グローバルマシーナリー株式会社 | Manufacturing method of optical recording medium |
JP4640255B2 (en) * | 2005-10-20 | 2011-03-02 | Tdk株式会社 | Optical recording medium manufacturing method and manufacturing apparatus |
JP4965200B2 (en) * | 2006-09-05 | 2012-07-04 | 株式会社ソニーDadc | Optical disc manufacturing method, spin coating method |
-
2001
- 2001-08-08 JP JP2001240913A patent/JP4084551B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003059127A (en) | 2003-02-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3763763B2 (en) | Manufacturing method of optical information recording medium | |
US8454863B2 (en) | Method of and apparatus for manufacturing multi-layer optical information recording medium | |
JP4084551B2 (en) | Manufacturing method of optical disk | |
JP2003203402A (en) | Method of manufacturing optical information recording medium and optical information recording medium | |
JPH11213459A (en) | Manufacturing method and device for optical recording medium | |
WO2008059676A1 (en) | Multilayer information recording medium and method for manufacturing the same | |
JPH09115191A (en) | Optical information recording medium and its production | |
JP4795339B2 (en) | Multilayer information recording medium and manufacturing method thereof | |
JPH10275362A (en) | Optical stuck disk and molding die therefor | |
JP2003022586A (en) | Manufacturing method for optical information medium | |
JP4516414B2 (en) | Optical disc manufacturing method and optical disc | |
WO2008041526A1 (en) | Method and apparatus for manufacturing optical recording medium | |
JP4087158B2 (en) | Recording medium manufacturing apparatus and recording medium manufacturing method | |
JP2002184037A (en) | Optical disk, manufacturing method therefor and manufacturing device thereof | |
JP4433632B2 (en) | Manufacturing method of optical recording medium | |
JP4112423B2 (en) | Method for producing multilayer optical information recording medium | |
JP2004039050A (en) | Optical recording medium, and method and device for manufacturing the same | |
JP2002288895A (en) | Method of manufacturing optical recording medium | |
WO2009123353A2 (en) | Optical information recording medium and manufacturing method therefor | |
US20060278334A1 (en) | Method for manufacturing an optical storage medium | |
JP2004134050A (en) | Method for forming cover layer of optical disk | |
JP2003317334A (en) | Optical disk and method of manufacturing the same | |
JPH10112081A (en) | Method for sticking optical disk and sticking device and optical disk formed by this method | |
JP2007157309A (en) | Optical disk manufacturing method, spin coat device and optical disk manufacturing apparatus | |
JP2004164727A (en) | Method for manufacturing optical recording medium |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050928 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20070117 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070626 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070801 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20080212 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20080215 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 4084551 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110222 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110222 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120222 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120222 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130222 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140222 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |