JP4084379B2 - 化学分析装置及び分注方法 - Google Patents

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Description

本発明は、定量性・安全性に優れた化学分析装置及び分注方法に関する。
近年、μ−TAS(Micro Total Analysis System)と呼ばれる数cm角程度のガラスやシリコン等のチップ上に送液、混合、反応、分析等の機能部を集積化した化学・生化学分析統合システムが提案されている。図13はμ−TASの従来例の一つを示している。図13に示すように、μ−TASは、ガラスのチップ80内に試料流路51が形成され、試料流路51内で試料(試薬)の混合、反応、検出等を行うことにより、創薬や医療診断の予備実験等を行う。試料注入部62より試料を注入すると、試料は試料流路51を通り混合部61aで混合される。そして、反応部61bで試料の化学反応が起こり、分離部61cで反応後の試料の分離が行われる。反応後の試料は検出部61dで検出され、不要な試料は廃液部60で回収される。μ−TASは、これまでの分析統合システムに比べてサ
ンプルや試料の量を大幅に減らすことができるため、スループットの時間短縮や廃液の減少が期待される。
又、これらの装置機能をマイクロチップのような微小空間内に作りこみ、より複雑な複数の化学反応、創薬などを一度に行うことのできるマイクロリアクタが提案されている。これらマイクロリアクタでは、微小量の薬液の取り扱いが重要となる。例えば、チップ上の微小反応槽などへの薬液等の分注やスポッティングを行う場合には、シリンジやインクジェット機構、スポッターなどの手段が用いられている。
μ−TASチップでの薬液の取り扱いは液量が微量であるために難しく、蒸発や壁への付着などによって液量が減るため、定量性の確保が難しく、従来の方法では薬液の濃度管理等に支障をきたしていた。
例えば、複数個の反応槽(図13における試料注入部62等)に同じ薬液を分注をしていく際、薬液が蒸発していくことにより、最初に注入した反応槽の薬液量と最後に注入した反応槽の薬液量が異なる可能性がある。これにより、定量性に問題が出てくる可能性がある。又、複数の薬液を分注する際には、蒸発により複数の薬液の混合比が変わる可能性もある。
更に、マイクロPCR装置では、容器内への薬液分注後にカバーをして内部を加熱冷却するが、分注後に薬液が蒸発し、液量が反応槽容量に比べ小さくなることがある。このとき、そのままカバーをした場合には、空気層が反応槽内部に残るため、加熱した場合に空気が膨張し、破裂する危険がある。
そこで、本発明では、反応槽内に分注された試料が蒸発せず、かつ、気体を残さず反応槽を封止することができる定量性・安全性に優れた化学分析装置及び分注方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の第1の特徴は、(イ)試料を注入するための反応槽配置された載置用ブロックと、(ロ)高分子吸収体で構成された気体出入り用孔が設けられた、反応槽を覆う密閉蓋と、(ハ)密閉蓋を貫通し、反応槽に試料を注入するための注射針とを備え、(ニ)反応槽に試料が充填された場合に、高分子吸収体に試料が染みこむことによって、気体出入り用孔が閉じる化学分析装置であることを要旨とする。また本発明の第2の特徴は、(イ)試料を注入するための反応槽が配置された載置用ブロックと、(ロ)内部に栓が配置された気体出入り用孔が設けられた、反応槽を覆う密閉蓋と、(ハ)密閉蓋を貫通し、反応槽に試料を注入するための注射針とを備え、(ニ)反応槽に試料が充填された場合に、試料によって押し上げられた栓が気体出入り用孔の内壁に密着し、気体出入り用孔を閉じる化学分析装置であることを要旨とする。第1及び第2の特徴に係る化学分析装置の注射針は、(ホ)試料注入される複数のコネクタと、(へ)複数のコネクタと反応槽の間の試料の流れを導通/遮断する複数のバルブを備えていてもよい。ここで、「化学分析装置」とは、様々な化学分析に関する機能を集積化したマイクロリアクタを指す。この化学分析装置は、μ−TASや核酸増幅器の機能も有する。
第1の特徴に係る化学分析装置によると、反応槽内に分注された試料が蒸発せず、かつ、気体を残さず反応槽を封止することができる。又、分析後の試料を容易に抜き出すことができる。
本発明の第の特徴は、(イ)試料を注入するための反応槽を、高分子吸収体で構成された気体出入り用孔が設けられた密閉蓋で覆うステップと、(ロ)密閉蓋を貫通し、反応槽に試料を注入するための注射針を配置するステップと、(ハ)反応槽を試料で充填し、高分子吸収体に試料を染みこませ、気体出入り用孔を閉じるステップとを含む分注方法であることを要旨とする。また本発明の第4の特徴は、(イ)試料を注入するための反応槽を、内部に栓が配置された気体出入り用孔が設けられた密閉蓋で覆うステップと、(ロ)密閉蓋を貫通し、反応槽に試料を注入するための注射針を配置するステップと、(ハ)反応槽を試料で充填し、試料によって栓を押し上げて気体出入り用孔の内壁に密着させ、気体出入り用孔を閉じるステップとを含む分注方法であることを要旨とする。
第2の特徴に係る分注方法によると、反応槽内に分注された試料が蒸発せず、かつ、気体を残さず反応槽を封止することができる。又、分析後の試料を容易に抜き出すことができる。
本発明によれば、反応槽内に分注された試料が蒸発せず、かつ、気体を残さず反応槽を封止することができる定量性・安全性に優れた化学分析装置及び分注方法を提供することができる。
次に、図面を参照して、本発明の第1〜第3の実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。但し、図面は模式的なものであることに留意すべきである。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態に係る化学分析装置は、図1(a)に示すように、試料を注入するための反応槽5aを配置した容器状部材8と、該容器状部材8の試料を注入する側の面を覆うカバー部材11と、反応槽5a内部の温度を試料の凝固点以下に保つ加熱冷却器7と、容器状部材8を加熱冷却器7を介して載置する載置用ブロック12aとを備える。ここで、分注する試料の体積は、凝固したときの試料の体積をV、反応槽5aの体積をV、試料の液体から固体へ凝固したときの膨張率をa(=固体体積/液体体積)とすると、V≦V≦a・Vである。凝固したときの体積VがVと等しくなるときは、凝固した試料の体積が反応槽5aの体積Vと等しくなるときである。凝固したときの体積Vがa・Vと等しくなるときは、融解した試料の体積が反応槽5aの体積Vと等しくなるときで
ある。
容器状部材8及びカバー部材11は、10〜50μm程度の厚さのポリプロピレン等の化学反応に強い、可曉性を持つ樹脂等の材質から作られる。例えば、ガラスエポキシ樹脂、ポリプロピレン(PP)やポリテトラフロロエチレン(PTFE)等のフッ素樹脂、石英等のガラス材料、シリコン等の半導体材料、金属等からなる。ここで金属は、例えば、熱伝導率の低いニクロム、ハステロイ、ニモニック、インコネル、ステンレス等が挙げられる。載置用ブロック12aは、加熱冷却器7を備えている。加熱冷却器7としては、ペルチェ素子やヒートパイプ等を熱電対等の温度検出素子を用いてフィードバックする構造が使用可能である。
図1(b)は、第1の実施の形態に係る化学分析装置をカバー部材11を外した状態で上から見た図である。化学分析装置の長さL1は、例えば10〜30mmであり、反応槽5aの直径dは1μm〜5mmが好ましい。5mm以上の直径としても良いが、集積密度が低下し、マイクロリアクタとしての機能が薄くなる。加工技術が許せば、1μm以下の直径dも可能であるが、混合、反応、分析を行う上での操作性や分析感度の点から現実的ではない。従って、マイクロリアクタとしての集積密度、分析感度や製造の容易性を考慮すれば20μm〜1mm程度にすれば良い。より好ましくは0.1〜1mm程度とすれば集積密度を高く保ち、かつ操作性も良い。
第1の実施の形態に係る化学分析装置によると、凝固している状態の試料にカバー部材11で反応槽5aを密閉するので、反応槽5a内に分注された試料が蒸発せず、かつ、気体を残さず反応槽5aを封止することができる。
次に、第1の実施の形態に係る化学分析装置を用いて、分注を行う方法について説明する。
(イ)まず、図2(a)に示すように、加熱冷却器7を備えた載置用ブロック12a上に容器状部材8を配置する。容器状部材8は、凹状の反応槽5aを有する。このとき、加熱冷却器7は、試料の凝固点以下の温度に温度制御されている。分注装置9の分注針6から液体試料10bを反応槽5aに注入すると、液体試料10bは凝固する。ここで、分注装置9は、その先端に注射針状の分注針6を有し、分注針6の内径は、例えば、約0.1mm、外径は約0.3mmである。
反応槽5aの直径が1μm程度であれば、走査型トンネル顕微鏡のプローブと同程度の微細構造のマイクロキャピラリーを用いれば良い。分注装置9は、容器状部材8の反応槽5aに合わせ、分注針6を複数本有し、一度の分注で複数の反応槽5aに試料を注入するような構造にしても構わない。
(ロ)液体試料10bを反応槽5内に注入していくと、図2(b)に示すように、試料は凝固し、固体試料10aとなる。薬液の注入速度は、凝固していく速度以下であることが必要である。注入速度と凝固速度が同じであると効率的に試料を注入できる。又、試料が凝固する際に結露する可能性があるので、雰囲気は乾燥していることが望ましい。従って、露点の低い窒素(N)ガス、水素(H)ガス、あるいはヘリウム(He)ガス等の希ガス中で行うのが好ましい。このとき、注入される試料の凝固したときの体積をV、反応槽5aの体積をV、試料の液体から固体へ凝固したときの膨張率をa(=固体体積/液体体積)とすると、V≦V≦a・Vとなる体積の試料を注入する。従って、固体試料10aの上面は、反応槽5a上面と同じかそれ以上の高さとなる。
(ハ)次に、図2(c)に示すように、固体試料10aの上部表面を覆うように、カバー部材11を被せる。カバー部材11は、固体試料10aの上面に沿って柔軟に形状を合わせることができる可曉性の物質である。このため、カバー部材11と容器状部材8を接着することにより、反応槽5a内への空気の混入を防ぐことができる。特に、グローブボックスやリモートコントロール系を用いて、Nガス、Hガス、希ガス中等でカバー部材8を被せれば、反応槽5a内の空気の混入は防げる。容器状部材8とカバー部材11の接着方法としては、接着剤を用いる他、熱、超音波振動などを用いても良い。
(ニ)次に、図2(d)に示すように、加熱冷却器7により、温度を試料の融点以上沸点以下に加熱し、試料を融解させ、液体試料10bに戻す。このとき、液体試料10bの体積は縮小されるが、カバー部材11及び容器状部材8は可曉性を持ち、試料の体積に合わせてその形を変えることができるため、封止された反応槽5内aは空気の混入は無い。
(ホ)その後、液体試料10bの分析を行う。例えば、液体試料10bを核酸(DNA)であるとして、核酸増幅を行う場合は、液体試料10bを加熱し、95℃前後でDNAを解離させ、55℃前後でアニーリングさせ、約70℃前後で複製を行い、増幅させる。
(へ)分析終了後は、液体試料10bの入った容器状部材8を載置用ブロック12aから取り外す。その後、試料に直接触れている容器状部材8やカバー部材11のみを廃棄し、載置用ブロック12aや加熱冷却器7等を、繰り返し使用してもよい。
第1の実施の形態に係る化学分析装置によると、凝固している状態の試料にカバー部材11で反応槽5aを密閉するので、反応槽5a内に分注された試料が蒸発せず、かつ、気体を残さず反応槽5aを封止することができる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態に係る化学分析装置は、図3に示すように、試料10を注入するための反応槽5b、5cを配置した載置用ブロック12bと、気体出入り用孔25を備え、反応槽5b、5cの試料10を注入する面を密閉する密閉蓋21aと、該密閉蓋21aに備えられた試料10の状態を検出するセンサ24と、密閉蓋21aを貫通し、反応槽5b、5cに試料10を注入する注射針20を備える。
載置用ブロック12bは、例えば、ガラスエポキシ樹脂、ポリプロピレン(PP)やポリテトラフロロエチレン(PTFE)等のフッ素樹脂、石英、シリコン、金属等からなる。ここで金属は、例えば、熱伝導率の低いニクロム、ハステロイ、ニモニック、インコネル、ステンレス等が挙げられる。載置用ブロック12bは、反応槽5b、5cを備えている。密閉蓋21aは、反応槽5b、5cを密閉し、注射針20と気体出入り用孔25を備える。
注射針20は、図4に示すように、試料10を注入する複数のコネクタ27a、27cと、コネクタ27a、27cと反応槽の間の試料10の流れを導通/遮断する複数のバルブ26a、26b、26cを備える。又、第1バルブ26aによって導通/遮断される第1コネクタ27aから第1バルブ26aまでの試料10の流路を第1流路28a、第2バルブ26bによって導通/遮断される第2バルブ26bから反応槽に続く試料10の流路を第2流路28b、第3バルブ26cによって導通/遮断される第2コネクタ27cから第3バルブ26cまでの試料10の流路を第3流路28cとする。
第1バルブ26a、第2バルブ26b、第3バルブ26cは、注射針20内部の試料10の流れを導通/遮断する。このバルブの構造としては、例えば、注射針20内部に片梁構造の受動的な弁を設けて、試料10の流れを制御してもよい。あるいは、形状記憶合金や圧電素子を用いて、注射針20の内径を変化させることにより、試料10の流れを制御してもよい。更に、電磁石(ソレノイド)の力で開閉を行う電磁弁を用いてもよい。
気体出入り用孔25は、必要時に孔を閉じ、反応槽5b、5cを密閉構造にする。気体出入り用孔25の構造としては、例えば、任意のタイミングで電気的あるいは磁気的に駆動するシャッタを用いてもよい。あるいは、気体出入り用孔25を高分子吸収体で構成し、試料10がこの高分子吸収体に染み込むことにより気体出入り用孔25が塞がる仕組みにしてもよい。更に、図5に示すように、受動的な栓29を用いてもよい。図5(a)は、気体出入り用孔25を台形の形状に構成し、気体出入り用孔25の内部に栓29を配置した密閉蓋21aの断面図である。試料10が反応槽内部に満たされ、密閉蓋21aの高さにまで到達すると、栓29が試料10によって押し上げられる。栓29が気体出入り用孔25の内壁に密着することにより、反応槽を密閉することができる。この場合、栓29の材質は、試料10より比重が小さなものであればよい。又、図5(b)は、栓29を反応槽側から見た図であり、栓29が反応槽内部に落ちないように、気体出入り用孔25の下部には、十字型のストッパーが密閉蓋21aと続く形で備えつけられている。このストッパーは、栓29を反応槽内部に落とさない形状であれば十字型に限らないことは勿論である。
センサ24は、反応槽5b、5c内部の試料の高さ、温度、PH値等の状態を計測する。図3では、センサ24は、密閉蓋21aの上部に設置されているが、密閉蓋21a内部の気体出入り用孔25等に設置されても構わない。反応槽5b、5c内部の試料10が密閉蓋21aの高さまで到達しているか否かを自動検知するには、密閉蓋21aに電極を設置しておき、この電極間の電気抵抗値を監視すればよい。試料10が密閉蓋21aの高さまで到達した瞬間に、電気抵抗値は減少する。又、反応槽5b、5c内部の試料10の温度を計測するには、熱電対、測温抵抗体等を用いればよい。又、PH値は、ガラス電極法を用いて計測すればよい。
第2の実施の形態に係る化学分析装置によると、反応槽5b、5c内に分注された試料が蒸発せず、かつ、気体を残さず反応槽5b、5cを封止することができる。又、分析後の試料10を容易に抜き出すことができる。
次に、第2の実施の形態に係る化学分析装置を用いて、分注を行う方法について、図6を用いて説明する。以下の説明において、図3に示した化学分析装置を具体例として説明している箇所があるが、図3に示す注射針20はすべて、図4に詳細に示した構造を有しているとする。
(イ)まず、ステップS101において、バルブを開状態にする。このとき、図3の左側の反応槽Abのように、第1バルブ26a及び第2バルブ26bを開け、第3バルブ26cを閉めると、第1コネクタ27aから反応槽5bへつながる試料10の流路が形成される。右側の反応槽5cのように、第1バルブ26aを閉め、第2バルブ26b及び第3バルブ26cを開けると、第2コネクタ28cから反応槽5cへつながる試料10の流路が形成される。又、気体出入り用孔25を開状態にしておく。これにより、試料10が反応槽5b、5cに注がれたときに、反応槽5b、5c内部の気体が、気体出入り用孔25を通じて、反応槽5b、5cの外部へ逃れることができる。
(ロ)次に、ステップS102において、分注したい試料をコネクタへ供給する。例えば、図3の左側の反応槽5bでは、試料10を第1コネクタ27aに供給する。このように1種類の試料を供給してもよいし、図4に示す第1バルブ26a、第2バルブ26b、第3バルブ26cすべてを開状態にし、第1コネクタ27a及び第2コネクタ27c両方に試料を供給し、多入力1出力の流路を結合して複数種類の試料10を供給してもよい。
図6においては、バルブ及び気体出入り用孔25を開状態にした後、試料をコネクタへ供給すると説明したが、試料をコネクタへ供給した後、バルブ及び気体出入り用孔25を開状態にしても構わない。
(ハ)次に、ステップS103において、試料を反応槽へ供給する。例えば、図3の左側の反応槽5bでは、試料10を第1コネクタ27aから反応槽5bへ供給する。このとき、反応槽5bの試料10の状態は、密閉蓋21aに設置されたセンサ24で常に監視されている。
(ニ)ステップS104において、センサ24が、試料10が密閉蓋21aの高さまで到達したかどうか検出する。検出した場合、ステップS105に進み、気体出入り用孔25を閉状態にする。そして、図3においては、少なくとも第2バルブ26bを閉状態にし、試料10の流路を遮断する。検出しない場合は、ステップS103へ戻り、試料を反応槽へ供給し続ける。
(ホ)次に、ステップS106において、試料10の分析を行う。例えば、試料10を核酸(DNA)であるとして、核酸増幅を行う場合は、試料10を加熱し、95℃前後でDNAを解離させ、55℃前後でアニーリングさせ、約70℃前後で複製を行い、増幅させる。
(へ)分析が終了した後、ステップS107において、バルブを開状態にする。必要があれば、気体出入り用孔25も開状態にする。例えば、図3の左側の反応槽5bでは、第1バルブ26a及び第2バルブ26bを開状態にする。
(ト)次に、ステップS108において、試料10をコネクタへ抜き出す。例えば、図3の左側の反応槽5bでは、試料10を第1コネクタ27aへ抜き出す。試料10を抜き出すコネクタは、試料を供給したコネクタでなくても構わない。例えば、図3の左側の反応槽5bの試料10を第1コネクタ27aから供給し、第2コネクタ27cへ抜き出しても構わない。この場合、第2バルブ26b及び第3バルブ26cを開状態にしておく。
ここで、第2の実施の形態に係る分注方法において、注射針20内部の試料10を反応槽5b、5c内部へ送り出す力について説明する。反応槽5b、5cに分注可能な注射針20、例えば、外径0.2mm、内径0.1mmの注射針20を考えると、試料10に加わる重力よりも、注射針20内部側面の表面張力の影響が大きいので、試料10をコネクタへ供給しただけでは、試料10は注射針20の内部を流れ落ちない。従って、注射針20内部の試料10に対して、送出力を加える必要がある。この方法として、例えば、注射針20の内径よりも若干小さな直径の棒で、直接注射針20内部の試料を送り出してもよい。又、コネクタの上部に、ポンプ(図示せず)、チューブ(図示せず)等を連結して、コネクタに正圧を加えることにより、試料の送出力を発生させてもよい。更に、気体出入
り用孔25が開状態の時に、気体出入り用孔25の上部にポンプ、チューブ等を連結して、気体出入り用孔25に負圧を加えることにより、試料の送出力を発生させてもよい。あるいは、注射針20がぜん動運動をすることにより、注射針20内部の溶液を送り出してもよい。
又、逆に、反応槽5b、5cの内部に存在する試料を第1コネクタ27aへ抜き出す場合には、第1バルブ26a、第2バルブ26bを開状態、かつ第3バルブ26cを閉状態にして、第1コネクタ27aの上部に、ポンプ、チューブ等を連結して、第1コネクタ27aに負圧を加えることにより、試料の送出力を発生させればよい。あるいは、気体出入り用孔25が開状態の時に、気体出入り用孔25の上部にポンプ、チューブ等を連結して、気体出入り用孔25に正圧を加えることにより、試料の送出力を発生させてもよい。更に、注射針20がぜん動運動をすることにより、注射針20内部の試料を送り出してもよい。
第2の実施の形態に係る化学分析装置において、第1流路28aが、第2流路28bと第3流路28cに分岐した構造にしているが、第3流路28cを省いて流路が分岐しない構造にしても構わないし、流路の分岐数を増やし、複数の流路を持つ構造にしても構わないことは勿論である。
又、第2の実施の形態に係る化学分析装置は、注射針20が密閉蓋21aに固定されていると記述したが、注射針20は取り外し可能であり、試料10の注入を行う前に密閉蓋21aに差し込んでも構わない。この場合、注射針20を取り外すのは、試料10の分析が終了し、試料10を抜き取った後である。注射針20を取り外し可能にすることにより、注射針20の交換や洗浄が容易にできる。
第2の実施の形態に係る分注方法によると、反応槽5b、5c内に分注された試料が蒸発せず、かつ、気体を残さず反応槽5b、5cを封止することができる。又、分析後の試料10を容易に抜き出すことができる。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態に係る化学分析装置は、図7及び図8に示すように、試料の分析を行う複数の反応槽5dと、複数の反応槽5dを配置するウェル31を有する載置用ブロック12cと、複数の反応槽5dのそれぞれに試料10を注入する面を密閉する複数の密閉蓋21bとを備える。載置用ブロック12cは、例えば、ガラスエポキシ樹脂、ポリプロピレン(PP)やポリテトラフロロエチレン(PTFE)等のフッ素樹脂、石英、シリコン、金属等からなる。ここで金属は、例えば、熱伝導率の低いニクロム、ハステロイ、ニモニック、インコネル、ステンレス等が挙げられる。密閉蓋21bは、試料の入った反応槽5dを空気の混入を防ぐように密閉する蓋である。
図9は、反応槽5d及び密閉蓋21bの構造について、その詳細を示した断面図である。第3の実施の形態に係る化学分析装置は、第1の接着用部材38と第2の接着用部材37で、周囲を挟み込まれた容器状部材8からなり、試料10を注入するための反応槽5dと、反応槽5dを配置するためのウェルを有する載置用ブロック12cと、第2の接着用部材37と接する第3の接着用部材36と、第3の接着用部材36に対向する第4の接着用部材35で、周囲を挟み込まれたカバー部材11からなる反応槽5dの試料10を注入する面を密閉する密閉蓋21bとを備える。第3の接着用部材36は、反応槽5d内側の角を取り、空気溜まりの出来ない形状とする。容器状部材8とカバー部材11は、第1の実施の形態に係る化学分析装置と同様に、10〜50μm程度の厚さのポリプロピレン等の化学反応に強い、可曉性を持つ樹脂等の材質から作られる。容器状部材8及びカバー部材11は、接着することが比較的困難な材質である。これらを接着するためには、コロナ処理、酸処理、サンドブラスト処理、プライマー処理等の接着に適した表面を得るための化学的又は物理的な処理を行わなければならない。よって、容器状部材8及びカバー部材11の周囲を挟み込んでいる接着用部材35、36、37、38を接着することにより、容器状部材8とカバー部材11を接着する。接着用部材35、36、37、38の材質は、接着することが比較的容易な金属、ガラス、テフロン(登録商標)・ポリプロピレン以外の樹脂等である。又、任意の部材の表面に、金属や樹脂の薄膜を形成してものを接着用部材35、36、37、38として用いてもよい。薄膜の形成法としては、スパッタ、蒸着、ディッピングなど母材に応じて適当な方法を用いればよい。
図9では、第3の接着用部材36と第2の接着用部材37を接着剤39で結合することにより、反応槽5d内部を密閉蓋21bによって密閉する。反応槽5dに密閉蓋21bを嵌める際、カバー部材11の下面と反応槽5d内の試料が表面張力により密着し、反応槽5d内部の空気を排除することができる。反応槽5d内部の試料10が少ない場合は、可曉性を持つカバー部材11が下方に下がるため空気を排除することができ、試料10が多い場合は、余分な試料10を反応槽5dの外部に排除するため空気を排除することができる。又、接着剤39の代わりに、第3の接着用部材36と第2の接着用部材37の接着面をヒータにて加熱し、第3の接着用部材36と第2の接着用部材37を溶着し、結合することにより、反応槽5dを密閉蓋21bで密閉しても良い。更に、図10に示すように、反応槽5dに密閉蓋21bを嵌める際、第3の接着用部材36に凸部、第2の接着用部材37に凹部を設け、これらを嵌め合うように反応槽5dを密閉してもよい。
又、図11に示すように、複数の反応槽5dがそれぞれ遮断用部材40を備え、反応槽5dに密閉蓋21bを嵌め合う際に、反応槽5dの外部に排除された余分な試料10を受けるようにしてもよい。遮断用部材40は、隣接する反応槽5dとの試料10の仕切りとしても機能する。
第3の実施の形態に係る化学分析装置によると、反応槽5d内に分注された試料が蒸発せず、かつ、気体を残さず反応槽5dを封止することができる。又、接着することが困難な材質の反応槽5d及び密閉蓋21bであっても、接着用部材35、36、37、38により容易に接着することができる。
次に、第3の実施の形態に係る化学分析装置を用いて、分注を行う方法について、図12を用いて説明する。
(イ)まず、ステップS201において、反応槽5d内に試料10を分注装置により分注する。この分注装置は、第1の実施の形態に係る分注方法で説明した分注装置と同様のもので構わない。
(ロ)次に、ステップS202において、反応槽5dに密閉蓋21bを嵌める。そして、カバー部材11の下部の周囲を挟み込む第3の接着用部材36と容器状部材8の上部の周囲を挟み込む第2の接着用部材37を結合する。この結合方法としては、第3の接着用部材36と第2の接着用部材37を接着剤39を用いて結合する。あるいは、第3の接着用部材36に凸部、第2の接着用部材37に凹部を設け、これらを嵌め合うように結合してもよい。これにより、反応槽5dと密閉蓋21bが密閉される。
(ハ)次に、ステップS203において、密閉蓋21bで密閉された反応槽5dを載置用ブロック12cのウェル31に配置する。
(ニ)次に、ステップS204において、試料10の分析を行う。例えば、試料10を核酸(DNA)であるとして、核酸増幅を行う場合は、試料10を加熱し、95℃前後でDNAを解離させ、55℃前後でアニーリングさせ、約70℃前後で複製を行い、増幅させる。
(ホ)分析終了後は、試料10の入った容器状部材8を載置用ブロック12cから取り外す。その後、試料10に直接触れている容器状部材8やカバー部材11のみを廃棄し、載置用ブロック12c等を繰り返し使用してもよい。
上記の分注方法では、反応槽5d内に試料10を分注した後に載置用ブロック12cに設置したが、載置用ブロック12cに反応槽5dを設置した後に試料10を分注しても構わない。
第3の実施の形態に係る分注方法によると、反応槽5d内に分注された試料が蒸発せず、かつ、気体を残さず反応槽5dを封止することができる。又、接着することが困難な材質の反応槽5d及び密閉蓋21bであっても、接着用部材35、36、37、38により容易に接着することができる。
(その他の実施の形態)
本発明は上記の実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、本発明の第1の実施の形態において、載置用ブロック12aは加熱冷却器7を備えるが、第2及び第3の実施の形態にこの装置を適用しても構わない。即ち、第2及び第3の実施の形態において、載置用ブロック12b、12cに加熱冷却器を複数備え、反応槽5b、5c、5d毎に温度制御を行っても構わない。
又、本発明の第3の実施の形態に係る分注方法に、第1の実施の形態に係る分注方法を適用しても構わない。即ち、第3の実施の形態において、載置用ブロック12cに加熱冷却器7を備え、試料10を凝固しながら分注を行い、密閉蓋21bで密閉した後、試料10を融解をしても構わない。又、第3の実施の形態において説明した遮断用部材40を、第1及び第2の実施の形態に係る化学分析装置に使用しても構わない。このように、第1〜第3の実施の形態に係る化学分析装置及び分注方法を組み合わせて使用しても構わないことは勿論である。
このように、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。従って、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
(a)は、第1の実施に形態に係る化学分析装置の断面図である。(b)は、第1の実施に形態に係る化学分析装置を上から見た図である。 第1の実施に形態に係る化学分析装置に試料を分注する方法である。 第2の実施の形態に係る化学分析装置の断面図である。 第2の実施の形態に係る化学分析装置の注射針の断面図である。 (a)は、第2の実施の形態に係る化学分析装置の密閉蓋の断面図である。(b)は、栓を備えた密閉蓋を反応槽側から見た図である。 第2の実施の形態に係る分注方法のフローチャートである。 第3の実施の形態に係る化学分析装置の斜視図である。 第3の実施の形態に係る化学分析装置の断面図である。 第3の実施の形態に係る化学分析装置の詳細な断面図である。 第3の実施の形態に係る化学分析装置の別の詳細な断面図である。 第3の実施の形態に係る化学分析装置に遮断用部材を装着した斜視図である。 第3の実施の形態に係る分注方法のフローチャートである。 従来のμ−TASの斜視図である。
符号の説明
5a、5b、5c、5d 反応槽
6 分注針
7 加熱冷却器
8 容器状部材
9 分注装置
10 試料
10a 固体試料
10b 液体試料
11 カバー部材
12a、12b、12c 載置用ブロック
20 注射針
21a、21b 密閉蓋
24 センサ
25 気体出入り用孔
26a 第1バルブ
26b 第2バルブ
26c 第3バルブ
27 コネクタ
27a 第1コネクタ
27c 第2コネクタ
28a 第1流路
28b 第2流路
28c 第3流路
29 栓
31 ウェル
35 第4の接着用部材
36 第3の接着用部材
37 第2の接着用部材
38 第1の接着用部材
39 接着剤
40 遮断用部材

Claims (5)

  1. 試料を注入するための反応槽配置された載置用ブロックと、
    高分子吸収体で構成された気体出入り用孔が設けられた、前記反応槽を覆う密閉蓋と、
    前記密閉蓋を貫通し、前記反応槽に前記試料を注入するための注射針
    とを備え
    前記反応槽に前記試料が充填された場合に、前記高分子吸収体に前記試料が染みこむことによって、前記気体出入り用孔が閉じることを特徴とする化学分析装置。
  2. 試料を注入するための反応槽が配置された載置用ブロックと、
    内部に栓が配置された気体出入り用孔が設けられた、前記反応槽を覆う密閉蓋と、
    前記密閉蓋を貫通し、前記反応槽に前記試料を注入するための注射針
    とを備え、
    前記反応槽に前記試料が充填された場合に、前記試料によって押し上げられた前記栓が前記気体出入り用孔の内壁に密着し、前記気体出入り用孔を閉じることを特徴とする化学分析装置。
  3. 前記注射針
    前記試料注入される複数のコネクタと、
    複数のコネクタと前記反応槽の間の前記試料の流れを導通/遮断する複数のバルブ
    とを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の化学分析装置。
  4. 試料を注入するための反応槽を、高分子吸収体で構成された気体出入り用孔が設けられた密閉蓋で覆うステップと、
    前記密閉蓋を貫通し、前記反応槽に前記試料を注入するための注射針を配置するステップと、
    前記反応槽を前記試料で充填し、前記高分子吸収体に前記試料を染みこませ、前記気体出入り用孔を閉じるステップ
    とを含むことを特徴とする分注方法。
  5. 試料を注入するための反応槽を、内部に栓が配置された気体出入り用孔が設けられた密閉蓋で覆うステップと、
    前記密閉蓋を貫通し、前記反応槽に前記試料を注入するための注射針を配置するステップと、
    前記反応槽を前記試料で充填し、前記試料によって前記栓を押し上げて前記気体出入り用孔の内壁に密着させ、前記気体出入り用孔を閉じるステップ
    とを含むことを特徴とする分注方法。
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