JP4084012B2 - フロントドーザを備えた農作業機における操作レバーの配置構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、フロントドーザを備えた農作業機に係り、特に当該フロントドーザの操作レバーの配置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、クローラ走行装置を有する機体の前方にフロントドーザを備えた農作業機では、機体上に設けた運転席に着座したオペレータがその側方に配置した操作レバーを操作してフロントドーザのブレード高さを調節し、圃場面を均平するようになっている。
【0003】
しかしながら、上記運転席の側方には上記フロントドーザのブレード高さを調節するための操作レバーの他に、機体の走行速度を調節する主変速レバーやポジションコントロールレバーが集中して配置されており、これらのレバー群と当該操作レバーとの取り違えや誤操作を誘発し易い、という操作上の改善の余地を残すものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記の如き実状に鑑みフロントドーザを備えた農作業機の操作性向上を目指す研究、開発の過程で創案されたものであって、その目的とするところは、オペレータに視覚的かつ直感的なレバーの操作感覚を付与して、誤操作を誘発することなく機体に関わる操作とフロントドーザに対するレバー操作を正確かつスムーズに使い分けることができるフロントドーザを備えた農作業機における操作レバーの配置構造を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
課題を解決するため本発明が採用した技術的手段は、機体フレームの前方に、ブレード、ドーザアーム、ドーザシリンダ等からなるフロントドーザを装備し、当該フロントドーザの操作レバーを運転席の近傍に配置してなる農作業機において、上記運転席の一側方に主変速レバーとポジションコントロールレバーを左右方向に並設して集中配置すると共に、上記各レバーの前側最傾倒位置における左右方向の略中央位置の前方に位置する部位に、フロントドーザの操作レバーの把持部を、各レバーの前側最傾倒位置の把持部より高位に位置させて配設したことを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、図面に示した一実施例に基づいて説明する。
図1および図2において、1はクローラトラクタであって、該クローラトラクタ1は左右一対のクローラ走行装置2、2を装架した機体フレーム3上に、運転席4を備えたキャビン5を配設して構成されると共に、上記機体フレーム3の前部には、ブレード6、ドーザアーム7、ドーザシリンダ8からなるフロントドーザ9が装備されており、運転席4の近傍に配置した後述する操作レバー10の操作によりブレード6の高さ調節を行うようになっている。
【0007】
上記運転席4には、その前方に操向ハンドル11を備えたコンソール12が配設されており、また当該運転席4の一側方には、主変速レバー13とポジションコントロールレバー14が集中配置されていると共に、上記各レバー13、14の前側最傾倒位置の前方でかつ当該レバー間の略中央に位置する部位A(斜線部分)に、フロントドーザ9の操作レバー10を配設して、当該フロントドーザ9による圃場面の均平作業を行うように構成されている。
【0008】
また、上記操作レバー10の把持部10aは、図3に示すように、他のレバー13、14の把持部13a、14aより高位に位置しており、当該各レバー10、13、14が一側方の限られた空間部に集中配置されていても、操作レバー10の取り違え誤操作を未然に防止するようになっている。
なお、15は主変速レバー13とポジションコントロールレバー14の後方に位置して配設された昇降レバーであって、三点リンク機構16を介して装着される図示しない後部作業機を昇降駆動するために設けられている。
【0009】
本発明は叙上の如く構成されているから、圃場の作業走行において、運転席4に着座したオペレータは、クローラトラクタ1の機体本体に関わる操作、すなわち主変速レバー13の操作およびポジションコントロールレバー14の操作を行いながら、フロントドーザ9による圃場面の均平作業を行うことになるが、上記各レバー13、14の近傍にフロントドーザ9の操作レバー10が配置されているので、少ない挙動変化でレバーの持ち替えを行うことができ、オペレータの負担を軽減できる。
【0010】
また上記操作レバー10の把持部10aが、他のレバー13、14の各把持部13a、14aよりも高位に位置しているので、レバーの持ち替え時において、オペレータはいちいちレバー群を視覚で確認することなく、当該レバー群の中からフロントドーザ9の操作レバー10を直感的に探り当てることができ、操作レバーの取り違え誤操作を未然に防止してスムーズな圃場の作業走行を遂行することができる。
【0011】
更に、本実施例では、クローラトラクタ1の機体本体に関わる主変速レバー13とポジションコントロールレバー14の前方に、フロントドーザ9の操作レバー10を配設し、また同レバー13、14の後方に位置して後部作業機の昇降レバー15を配設したので、オペレータは機体本体を中心とした前後の作業、すなわちフロントドーザ9の操作および後部作業機の操作を、上記各レバーの配置関係で直感的に把握することができ、機体走行を行いながら正確なレバー操作を行うことができる。
【0012】
【発明の効果】
これを要するに本発明は、機体フレームの前方に、ブレード、ドーザアーム、ドーザシリンダ等からなるフロントドーザを装備し、当該フロントドーザの操作レバーを運転席の近傍に配置してなる農作業機において、上記運転席の一側方に主変速レバーとポジションコントロールレバーを左右方向に並設して集中配置すると共に、上記各レバーの前側最傾倒位置における左右方向の略中央位置の前方に位置する部位に、フロントドーザの操作レバーの把持部を、各レバーの前側最傾倒位置の把持部より高位に位置させて配設したから、運転席の一側方に各種のレバーを集中配置するものでありながら、機体本体の操作に関わるレバー群とフロントドーザの操作レバーとを、限られた空間部を利用して視覚的かつ直感的に認識し易い位置に配置することができる。
また、上記操作レバーの把持部を、他のレバー群の把持部より高位に位置させたから、フロントドーザの操作レバーのみが上方に突出しているので、各レバーが集中配置されていても、操作レバーの取り違え誤操作を誘発することなく機体に関わる操作とフロントドーザのレバー操作を正確かつスムーズに使い分けることができる、等という極めて有用な新規的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】クローラトラクタの全体側面図である。
【図2】運転席の周辺構成を示す要部平面図である。
【図3】主変速レバー、ポジションコントロールレバーおよびフロントドーザの操作レバーの配置構成を示す要部側面図である。
【符号の説明】
3 機体フレーム
4 運転席
6 ブレード
7 ドーザアーム
8 ドーザシリンダ
9 フロントドーザ
10 操作レバー
10a 把持部
13 主変速レバー
13a 把持部
14 ポジションコントロールレバー
14a 把持部
A 部位
Claims (1)
- 機体フレームの前方に、ブレード、ドーザアーム、ドーザシリンダ等からなるフロントドーザを装備し、当該フロントドーザの操作レバーを運転席の近傍に配置してなる農作業機において、
上記運転席の一側方に主変速レバーとポジションコントロールレバーを左右方向に並設して集中配置すると共に、
上記各レバーの前側最傾倒位置における左右方向の略中央位置の前方に位置する部位に、フロントドーザの操作レバーの把持部を、各レバーの前側最傾倒位置の把持部より高位に位置させて配設したことを特徴とするフロントドーザを備えた農作業機における操作レバーの配置構造。
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JP2001277672A JP4084012B2 (ja) | 2001-09-13 | 2001-09-13 | フロントドーザを備えた農作業機における操作レバーの配置構造 |
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- 2001-09-13 JP JP2001277672A patent/JP4084012B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2003079202A (ja) | 2003-03-18 |
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